今回の旅で最初に訪れたのが、日本三大酒処の一つ兵庫の灘五郷
まずは三ノ宮の東横インを宿として酒蔵を巡りますが、その前に腹ごしらえ
ついて早々に向かったのが「元祖鉄板焼ステーキみその神戸本店」
予約の上で伺ったこともあり、窓の外には三ノ宮の繁華街の景色が見て取れる
鉄板を前にした席をあてがっていただきました
もっともこのステーキ味噌の、奥にある席もそうでしたが、対面で肉などを焼き提供する形態のお店のようです
さてその「鉄板焼き」
ニューヨークにオープンした、Benihana(紅花)やSHOGUN(将軍)といった日本料理チェーン店をはじめ、海外では『TEPANYAKI』と言う名で、日本独特のステーキの提供方法として知られています
そう「鉄板焼き」はまごうことなき日本料理の一種です
と言ってもその始まりはそんなお洒落なものでもなんでもなく、鉄板を使った調理が一般化するのは、戦後の闇市や屋台等で廃品の鉄板の上で調理した料理を販売したのが始まりと言われています
聞いたところによると、その鉄板はまさに廃品、その昔は防空壕の鉄のドアとかが使われたのだとか
今回伺った元祖鉄板焼ステーキみその神戸本店もまた
戦後の1945(昭和20)年からの歴史を持つ、鉄板焼ステーキを世界で初めて提供した老舗としてホームページにも謳われるお店です
まずは飲み物を頼みますが、我が家の奥さんはハウスワイン
私はと言うと先ほどJALのダイヤモンド・プレミアラウンジでプレミアムビールをたっぷり頂いたばかりだったので、ここは酒処灘五郷という事もあり
灘の銘酒「福寿」をいただきます
ちなみにこの福寿
1751年に創業した神戸酒心館の福寿蔵で醸す日本酒
ストックホルムで開催されたノーベル賞晩餐会に酌まれた日本酒としても有名で
翌日に尋ねることとなりました
さて今回頼んだのは期間限定ペアランチコース(サラダ/焼き野菜/国産牛フィレステーキ240g/御飯・味噌汁・香の物/コーヒー)2人で6千円というもの
コロナ禍という事なのでしょう期間限定でリーズナブルなランチメニューを提供していました
まずはサラダから、緊張していたのか写真はブレブレです
野菜は淡路島の玉ねぎに九州のナス
厚く切って焼いた「たまねぎステーキ」は、みかん同様の糖度があるとPRされている淡路島産のたまねぎ
野菜と言うよりは果物の甘さがしました
さてメインである最高級国産黒毛和牛フィレステーキ
240gを2人で分けていただきます
ニンニクは無論、青森産だそうです
目の前で職人さんが丁寧に焼いてくれるその技もまた味の一部
かといってBenihana(紅花)やSHOGUN(将軍)といった日本料理チェーン店のようなパフォーマンス重視の調理ではなく
シンプルでいて無駄のない動作で丁寧に肉を焼くさまは職人技そのもの
私はパフォーマンスより、こちらの方がはるかに好みです
そんな職人技で焼かれたフィレステーキはとても柔らかくジューシー
醤油ベースのタレで美味しく頂きました
(そういや昔読んだマンガの「美味しんぼ」で、牛肉に一番合うソースは醤油だ!なんて話が有りましたがまさにその通りでした)
〆は「ガーリックライス」
通常のライスからチェンジいたします
というのもこのステーキみそのが、ガーリックライス元祖を名乗っているからです
味噌汁と香の物が添えられ、
ご飯とニンニクだけで作られた「ガーリックライス」をいただきましたが
これがまさに絶品でした
コーヒーをいただいてランチは終了
ごちそうさまでした
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