2019年に大規模な火災で全焼した首里城でしたが、その様子は一回目のANA・SFC修行の際に訪れ「前年に焼失した首里城跡へ」で確認してきました
まぁ何というか悲しい事件でした
写真はそんな首里城の東にある「美福門」です
火災による残存物の処理はこちら側から行われているようで、「首里城公園工事中」の看板が掲げられ警備員がこちらから入らないように警備していました
そんな首里城のお膝元に目的の「瑞泉酒造」が有りました
1887年に創業した老舗の蔵元「瑞泉酒造」
首里城瑞泉門のほとりに、沸きいづる清冽な泉「瑞泉」の名にあやかり名付けられた酒造所は、琉球王朝時代に酒造りが許されていた首里三箇の一つで
奇跡的に発見された戦前の黒麹菌を用いた泡盛を醸す蔵元です
蔵の玄関を潜るとそこはショップになっており
古酒(クース)をメインにした商品が並びます
なにやら古酒貯蔵量は県内随一なのだとか
普段なら酒蔵見学や写真の試飲所で古酒の試飲が楽しめるようですが
残念ながらコロナ禍の中、酒蔵見学や試飲は中止されておりました
酒蔵見学はかないませんでしたが、甕に詰められ寝かされている古酒がガラス越しに見ることが出来ました
ここを訪れた2020年は消毒用の高濃度のアルコールが極度に不足する事態となっておりましたが
そんなおり瑞泉酒造は厚生労働省より「70度~83度の蒸留酒を消毒用アルコールの代替品として認める」との通知を受け、また沖縄県と那覇市より消毒エタノールの代替品として製造依頼があり、製造販売したのだそうです
それがこの『瑞泉78度360㎖』
お店の方に聞いた話だと、厚生労働省が代替品として認めても
それを輸送する手段として航空機での輸送は認められず、海上輸送のみ
そうたとえこれ一本、私が自分用に消毒液として買ってもこれを帰りの飛行機には乗せられないという事になるのだそうです
それに加えこの「瑞泉78度」は消防法でいうところの「第四類・アルコール類」に分類され、貯蔵・取扱いする数量に応じて許可申請または届出が必要になるのだそうで
作っても県外で必要とされる方に渡せないっといったもどかしさが有ったそうです
やはりそんな緊急事態であっても行政の壁は厚いといった話も聞くことが出来ました
そんなショップでやちむん焼きのシーサーに詰められた琉球泡盛を目にしました
沖縄ではシーサーを「魔除け」、「福を呼ぶ縁起物」として、屋根や門柱、玄関に据え付ける習慣があるそうで
我が家も家の守り神として「じんむち」「ふーむち」の2個を土産に購入していくことといます
コメントする