瑞泉酒造に続き次は
糸満市にある泡盛の蔵元「まさひろ酒造」にやってきました
那覇空港からほど近いところにあるのですが、交通機関ではなかなか来づらい場所にあるため、今回はレンタカーでやってきました
まぁそのあたりは考慮されているようで、大きな見学者専用駐車場が備えられていました
玄関にはここを訪れた2020年の前年に
「琉球料理、泡盛、芸能」が日本遺産に認定されたことの祝いの展示がなされていました
これら壺の展示物と思いきや、90ℓ奥のコック付きの壺などは109,200円の値札が張られ売られていました
一体全体誰が買うのだろう
店内に入るとさすがにコロナ禍ということで閑散としていました
実はここを訪れるのは2018年に次いで2回目
一回目の「泡盛まさひろギャラリー」訪問時にはガイドさんの解説を交え案内してもらいましたが
その際は見学のあと中国人観光客の団体が大挙押し寄せ買い物もできないくらいに騒いでいた記憶が有ります
これは古酒蔵を表現したものなのでしょうか
夫婦甕などの古酒甕が納められ、杉玉や神棚が展示されています
ちなみに札はもちろん松尾大社のもの
店内から2階に上がるとそこは「泡盛まさひろギャラリー」
明治16年創業の老舗蔵元・比嘉酒造が100周年を機にオープンさせた泡盛の製造工程や歴史などに触れることができる工場を兼ねた観光施設でガラス越しに製造工程を見ることが出来ます(ただし撮影禁止)
その他パネルなどで泡盛の製造過程を詳しく解説していました
泡盛の原料となるのは「タイ米」
泡盛のルーツは琉球王国が海外交易を盛んに行っていた15~16世紀に、シャム(タイ)より蒸留酒としてもたらされたものですが
タイを起源とした黒麹菌はやはり「タイ米」が合うのでしょうね
いまでもほとんどの泡盛がタイ米を主原料としています
「泡盛焼酎を猪口につぎて泡を盛するの図」なるものがありますが
その昔、泡立ちでアルコール度数を計ったから泡盛と呼んでいたのだそうです
2階は泡盛博物館にもなっており
まさひろ酒造の作ってきた数々の泡盛
干支ボトルの泡盛や泡盛を使ったジンやリキュールなども展示されています
年代物の道具類や500年前の酒ガメなど、老舗蔵元ならではの貴重な品々も見て取れます
特筆すべきが沖縄有数の泡盛コレクションも展示
これは泡盛愛好家・座間味宋徳さんが30年以上かけ集めたコレクションなんだそうです
特に足元にある大きな甕(南蛮甕)
当時タイの蒸留酒とともにもたらされたシャム(タイ)の甕を起源に作られた南蛮甕は泡盛の保管を始め、古酒つくりには欠かせない容器として使用されたのだそうです
さて泡盛まさひろギャラリー見学の後はショップでお買い物
一番目をひいたのが、十年古酒 五頭馬 43度でしたが
4合瓶で5,500円と言った価格や、他でも泡盛をたんまり買っておりスーツケースに入りきらないこともありあきらめ
まさひろ酒造の名の入ったカラカラを購入(昨日「いちぎん食堂」で飲んだ泡盛セットがカラカラに入れられて出てきたのでその影響です)
その後、我が家の泡盛を嗜う際の定番酒器となりました
そうそうこちらにも蒸留酒を消毒用アルコールの代替とした
高濃度エタノール製品「MASAHIRO 66%」が売られていました
瑞泉酒造のものと同様にこれ一本航空機に積むことが出来ないため土産にはできませんでした
最後に「國酒プロジェクト」
歴代内閣総理大臣の國酒の色紙をみてまさひろ酒造の泡盛博物館「泡盛まさひろギャラリー」見学は終了
見学土産にもろみ酢をいただいて帰ります
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