京都2020の最近の記事

かなり前の話ですが2020年12月
職場から直接向かった新千歳空港からちょっくら出かけることに
出かけた先は世界文化遺産 古都京都
そう今回コロナ禍で中国人観光客から解放された京都を訪れようというものです
 

2020kyoto12.JPG
 

まず新千歳空港に着いたらJALファーストクラスチェックインカウンターから専用保安検査場を通ってラウンジへ
ちなみにラウンジレセプションは、サクララウンジと共通
左が「サクララウンジ」そして右側が今回お邪魔する「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」となります
 

2020kyoto01.JPG
 
 
今回お邪魔したのはダイヤモンド・プレミアラウンジ(D・Pラウンジ)
2019年はANA修行の年だったこともあり久しぶりのD・Pラウンジ訪問です
(もっとも2020年はJALが多かったので何度か紹介していますが、2019年のお話はコロナ禍で封印してきたことから話が少々ややこしくなっています)

エントランスには特徴的なオブジェが迎えてくれますが
イメージしているのは桜吹雪かはたまた鶴の乱舞?でしょうか
 

2020kyoto02.JPG
 


 

思いのほか空いていたので窓側にあるカウンター席に陣取ります
 

2020kyoto03.JPG
 

さてサクララウンジとは違うダイヤモンドプレミアラウンジ一番の特徴は、なんといっても軽食の提供
まずはおにぎりは
この日は「ごま塩鮭」と「ほっけほぐしみおにぎり」の2種
 

2020kyoto04.JPG
 

そしてDPラウンジの名物「焼きカレーパン」
こいつはもちろんいただきます
 

2020kyoto05.JPG
 

そして千歳に本社を置く
北海道を代表するお菓子屋・パン屋である「もりもと」が提供する
「3種のチーズパン」「かぼちゃもっち」
 

2020kyoto06.JPG
 

樽生ビールは日本4大ビールメーカー自慢のプレミアムビールである
・一番搾りプレミアム(キリン)
・ザ・プレミアム・モルツ(サントリー)
・ドライプレミアム豊穣(アサヒ)
・サッポロクラシック(サッポロ)の4種類
もちろん全制覇となりました
 

2020kyoto07.JPG
 

コロナ禍のなか大きく変わっていたのが、味噌汁とスープの提供
以前はダイニングのテーブルの中に収納された、寸胴にオニオンスープと味噌汁があり
特に出汁の効いた味噌汁はここのお楽しみメニューでしたが
鍋から掬っていただかなければならない事もあり
残念ながらコロナの感染防止のため提供を停止していました
それがスープサーバーに替わり提供再開
まぁお味の方は以前とは比べ物になりませんが、とりあえず復活に感謝
ちなみにスープは枝豆のクリームスープでした
 

2020kyoto08.JPG
 

この日は京都に着いたら居酒屋に行く予定なので、こころなしいつもより少な目で
ただしビールは窓の外の航空機を眺めつつ全制覇
旅の初めとなるラウンジで過ごす時間は、その高揚感もあり至福の時となりますが
ほどなく搭乗となりました
 

2020kyoto09.jpg
 

ということでたどり着いた大阪伊丹空港
着陸時のこ夜景が好きで、好んでこの時間帯のフライトにしたりもします
 

2020kyoto10.JPG



鳥せい京都タワーサンド店

| コメント(0)



京都タワー下のビルにある「京都タワーサンド(KYOTO TOWER SANDO)」
2017年にリニューアルされた京都駅の新名所
地下一階には京都を味わう食べ歩きが楽しいフードコートが出来ました
 

2020kyoto21.JPG
 

ホテルでチェックインを済ませたら一目散にやってきたのが
そんな京都タワーサンドのフードコートにある「鳥せい京都タワーサンド店」
大正時代から続く京都伏見「神聖」の蔵元 山本本家の直営店「居酒屋鳥せい」が京都タワー下に出店しているとのことで伺いました
 

2020kyoto22.JPG


ちなみにその京都伏見「鳥せい本店」
コロナなど無縁な4年ほど前の昼食時に伺いましたが、まさに人気店のようで1時間待ちでようやく席にありつけるようなありさまでした
そんなその鳥せい本店、「神聖」の蔵元 山本本家の先代が、美味しいお酒を伝えるには、飲んでもらうのが一番とばかりに
ヨーロッパのワイン蔵のように蔵の横で試飲できる場所を作ろうと
酒蔵を改装した「鳥せい本店」を昭和51年に開業(これは日本で初めての試みだったそうです)
これが大成功、前述のように並ばないと入れないそんなお店になりました
あまりにも有名になったため、当初は「神聖酒場 鳥せい」ではじめたものの、いつの間にか「鳥せい本店」になり
しまいには「え!鳥せいってお酒造ってたの?」とい言われるほどになったのだとか
 

kyouto78.jpg


そんな鳥せい京都タワーサンド店
伺った時間が良かったのか、たまたま席が空きスムーズに座ることが出来ました
 

2020kyoto23.JPG


鳥せい京都タワーサンド店では京都伏見の老舗、神聖酒造の直送の蔵出し原酒がステンレスサーバー入れられ
サーバーから注がれるのを今か今かと待っていました
この冷えた感が伝わってくるタンクから注がれる蔵出し原酒をまずはいただきましたが、こいつは言わずものがな五臓六腑に染み渡ります
いや~無理して来て良かった


2020kyoto24.JPG
 

ついでに頼んだ季節限定の「たれ口」が美味い
並々とグラスに注がれたたれ口は1杯で180mlはあるでしょう
アルコール度数18~20度ですので、飲み過ぎには注意
そんな意味もありスタッフはお水を一緒に添えてくれました
 

2020kyoto25.JPG
 

日本酒に合わせる肴はとメニューに目を通します
 

2020kyoto26.JPG
 

まず頼んだのが看板メニューの「焼き鳥 5串盛合せ」
これはタレの焼き鳥、ネギま、すきみ、塩の砂肝、皮の五本セット

 

2020kyoto28.JPG
 

鶏の柚子胡椒
 

2020kyoto29.JPG
 

親鳥のたたき
 

2020kyoto27.JPG
  

肝のしぐれ煮
 

2020kyoto31.JPG
 

続いて神聖大吟醸 十一代源兵衛謹製「神聖生貯蔵原酒」
やはり焼き鳥には日本酒が一番と言うのが証明されました
 

2020kyoto30.JPG


御飯メニューも鳥せいならでは


2020kyoto32.JPG
 

締めはミニ鶏めし
 

2020kyoto33.JPG
 

それと親子丼と名物かす汁(冬季限定)
これが絶品でした
 

2020kyoto34.JPG





今宵の宿は京都九条駅直結のサクラテラス京都
大阪伊丹空港からは京都行のリムジンバスに乗りましたが、18:00に伊丹空港着だったのに関わらず、それから荷物を受け取り10分後に発車するリムジンバスに乗れるなど思いのほか乗り換えがスムーズに行きました
これもそれもJALのプライオリティバッゲージサービスで迅速にスーツケースを受け取れたに他なりません
しかも伊丹空港はバス乗り場までの動線が短かったのが幸いでした
ところで京都と言えばいつもなら東横インあたりに宿泊するはずが、この日は本来ならもう少し遅い深夜時間にチェックインになると考え、リムジンバスの終着地である京都駅近くのホテルを予約してありました
急遽GoToトラベルが使えなくなってしまいましたが、この時は2人で5,200円(京都宿泊税込)っていう宿泊料金も物凄く嬉しい
 

2020kyoto13.JPG
 

予約したのはダブルルーム、まぁ寝るだけの宿なのでそんなこだわりが無かったのですが、わりと良い宿だったのでこのエントリーで私の覚書といたします
部屋には一人掛けの椅子とテーブル、テーブルの下にオットマンとしても使える椅子
TV、エアコン、ドライヤー、ポット、冷蔵庫、空気清浄機等といったビジネスホテル仕様
 

2020kyoto14.JPG
 

風呂はトイレ(もちろんウオシュレット付き)共用のユニットバスですが
 

2020kyoto15.JPG
 

前述の通りこのホテルには大浴場が有り
 

2020kyoto16.JPG
 

ゆったり足を延ばして湯船につかれます
これもポイント高いですね
入浴時間も16:00~1:00と6:00~10:00
朝ぶろ派の私には嬉しい入浴時間
 

pic_man01.jpg
(サクラテラスHPより拝借)
 

それに加えてサクラテラス京都の魅力の1つが、優雅なテラス席
朝は朝食会場になるようですが、夜はバーラウンジに早変わり
 

2020kyoto17.JPG
 

しかもそのテラスでは、宿泊者全員にウェルカムドリンクが提供されます
ビールは無論、カクテルだってOK
 

2020kyoto18.JPG
 

ということで京都到着を祝い、樽生ビールで乾杯
 

2020kyoto19.JPG
 

朝はコーヒーサーバーから、こだわりの自家焙煎コヒーを抽出できるなど
コスパも良かったけれど、その内容もかなり良い宿でした
そうそうチェックインは無人のチェックイン機
なるほどこうしたところで削減したコストを回しているのですね
 

2020kyoto20.JPG

今回の旅のテーマの一つ、それが
京の米料亭 八代目儀兵衛 祇園本店で昼飯を食べる事でした
というのも今から4年前の1月にも京都を訪れましたが、知恩院総本山を訪れた後
見かけたのが写真の光景、いったい何が目当てで並んでいるのだろうと看板を見て
そうかこれがあの京都で大人気のお米料理のお店というのを悟り
次回来た時にはと狙っていました
 

2020kyoto55.jpg
 

朝早くに8時半にはお店の前に到着
3時間前から並ぶつもりでしたが、この日は予約で満席
残念ながら当日客は受け付けない旨の張り紙がなされていました
 

2020kyoto46.JPG
 

気を取り直して、道路を挟んで向かいにある八坂神社へ伺いましたが
こちらも時間がまだはやく御朱印は貰えません
まぁ予定が崩れだすと、こんなものですね


2020kyoto36.JPG
 

仕方がないので少しばかり京都東山を散策することに
そうここ京都東山には古都を感じさせる石畳の小路が多数あります
ここから清水寺までそんな小路を散策しながら向かうことに
まずは京都東山随一の人気散策スポットである高台寺通り、通称「ねねの道」
美しい石畳が見て取れますが、まだ時間が早い為、人の姿なしで撮影できました
 

2020kyoto37.JPG
 


まずはねねの道から細い路地に入り込む石塀小路
 

2020kyoto38.JPG
 

そして路地に町家の情緒をたたえて静かに佇んでいる「松葉亭」
 

2020kyoto39.JPG
 

そんな京都の小路にもどことなく馴染んでいる
日本の酒 月桂冠の自販機
売っているのは「月桂冠 上撰(ワンカップ)」と「月桂冠 上撰 キャップエース (ワンカップ) 」の二種
 

2020kyoto40.JPG
 

そして祇園のシンボル「八坂の塔」
 

2020kyoto41.JPG
 

瓦屋根に焼き杉板の外壁を持つ家が軒を並べる「二寧坂」
 

2020kyoto42.JPG
 

茶わん坂にはその名の由来の清水焼のお店が多く並びますが、時間が早くどこもまだやっていません
 

2020kyoto43.JPG
 

この階段で転ぶと三年以内に死ぬと言う、三寧坂
 

2020kyoto44.JPG
 

気をつけて登ることに
 

2020kyoto45.JPG
 

と、こんな感じで
八代目儀兵衛で食べそこなったおかげもあり
思わず京都東山の小路を散策、閑静な「京都らしさ」を堪能しました

2020年12月3日に改修工事を終えたばかりの
ユネスコ世界遺産「清水寺」にやってきました
まずは清水寺の正門「仁王門」
一対の狛犬がその仁王門前に建立されていますが、双方共に口を開いた珍しい阿形像です
これは元々金属製の阿吽(開口の阿形像と、口を結んだ吽形像)が有ったのですが、戦争軍事用の金属供出のため徴発されたものを悲しんだ信者団体が寄進したものだそうです
この双方開かれた口に何か寄進者の思いがあるのでしょうか
そして「西門」「三重塔」といった重要文化財を眺めつつ中へ
 

2020kyoto47.JPG
 

参道を登っていき、まっすぐ進むと随求堂が見えてきました
胎内めぐりを体験できるそうですが、混雑する前に本堂に伺いたいので足早に進みます
 

2020kyoto48.JPG
 

ということでやってきた、音羽山の断崖に建つ清水寺の本堂
寄せ棟造り、檜皮葺、寝殿造り風の優美な建築
この撮影スポットから見るとその壮言さが伝わってきます
1994年にはユネスコ世界文化遺産「古都京都の文化財」のひとつとして登録されました
 


2020kyoto49.JPG
 

もう一つの撮影スポットで記念撮影
小さく私が映っています
そうこの清水寺本堂はバカでかいんです
さてその清水寺は延鎮上人を開山、坂上田村麻呂を本願としています
ここであのアテルイを討伐した征夷代将軍 坂上田村麻呂の名が出てきますが
ある意味この清水寺にはそのアテルイ・モレに深くかかわるお寺との話があります
アテルイとモレは蝦夷地の首領と副将であったとされ、征夷大将軍坂上田村麻呂の蝦夷討伐の時に朝廷の侵攻を防いだ名将として知られています
そんなアテルイですが、胆沢(岩手県奥州市)の一部を制圧し城を立て始めると部下500人と副官のモレを引き連れ投降しました
これはこれ以上の交戦は朝廷、蝦夷どちらも少なくない被害を出すとの判断からと言われていわれていて、田村麻呂もアテルイの英断に関心し一目置くようになったのだとか
ところが朝廷の下へ連れていかれたアテルイ・モレは、斬首刑に処されます
そんなアテルイ・モレ等の魂を供養するための石碑もあるのだとか
 

2020kyoto50.JPG


さて今回大改修を終えた舞台がこれ
舞台の床面積は約190平方メートルで、およそ100畳に相当する広さ
410枚あまりの桧(ヒノキ)板が張られているそうです
古くから雅楽や能、狂言、歌舞伎といった日本の伝統技能が演じら奉納れてきました
 

2020kyoto51.JPG
 

舞台は約12メートルの長い樹齢400年以上の欅の大木の束柱を貫で組み合わせて支えられ、断崖上に架かっています
そうこの清水の舞台から地上までの高さはおよそ12メートル
ビルで言うところの4階程度の高さと言ったところでしょうか
 

2020kyoto52.JPG
 

よく「清水の舞台から飛び降りる」と比喩されることが有りますが
これは必死の覚悟で実行するという意味や思い切った決断を意味するものと理解していましたが
こまったことにこの舞台から飛び降りると所願成就のときに怪我をせずに済み、もしくは死んで成仏できるといわれ、実際に身を投げる者が絶えなかったそうです
(清水寺の記録「清水寺成就院日記」には現在までに234人が飛び降りたのだそうです)
 

2020kyoto53.JPG
 

さてここで参拝を済ませたら、もちろんいつものようにスタンプラリー
いやもとい御朱印を賜りますが
その御朱印には筆字で「大悲閣(観音様(仏像)を安置する建物)」と書かれてれていました
 

2020kyoto54.JPG
 

そう今回の京都観光は御朱印集めの旅でもあります

さて今回の旅のテーマたる御朱印集め
清水寺から京都の町を南下、奈良線に乗りJR宇治駅へやってきました
ちなみにこのまま普通列車で奈良まで行けちゃうことにちょっと驚き
次回京都に来たら奈良にも足を延ばしてみたいものです
そんなJR宇治駅から少し歩いた宇治川にかかる宇治橋の近くに「紫式部像」がありました
そう宇治は「源氏物語」のゆかりの地だったんですね
 

2020kyoto55.JPG
 

まだ朝の10時前という事もありお茶の香りが漂う、平等院表参道はひっそりとしていました
 

2020kyoto56.JPG


ということでやってきたのはユネスコ世界遺産「平等院」
その平等院1052年、藤原頼通によって開かれましたが
元は貴族の別荘の地として使われ、先ほど見てきた紫式部の『源氏物語』の掉尾を飾る『宇治十帖』の舞台としても名高いのだそうです
そう今から1000年前、紫式部が眺めた原風景がここにあるのですね
道長の死後は息子の藤原頼通が平等院を極楽浄土を現世に再現しようと試み、壮麗な寺院に改築し、これが平等院の始まりとなるのだそうです
ちなみに特にこの阿字池の中島に建つ鳳凰堂は十円玉硬貨のモデルとしてあまりにも有名ですね
 

2020kyoto57.JPG
 

けれど一万円札の意匠として使われる
国宝・鳳凰堂の大屋根で飾金箔を纏う鳳凰像はそれほど知られていないのかもしれません
そうそう2024年の1万円札の刷新(渋沢栄一)とともにこの鳳凰像は見られなくなります
 

2020kyoto61.JPG
 

さて足早にここ平等院鳳凰堂へやってきたわけは
「平等院鳳凰堂内部拝観」のため
この内部拝観、20名ずつがガイドの説明を受けながら拝観できるというもの
受付を済ませたところで拝観まで1時間ほど時間が有りましたので
時間つぶしの意味合いもあり、ミュージアム鳳翔館を見て歩きましたが、残念ながら建物内は撮影禁止でした

 

2020kyoto58.JPG
 

この拝観の魅力は何といっても
平安時代の有名な仏師である定朝作の阿弥陀如来坐像
職員の解説も判りやすく興味をそそりましたが、こちらも残念ながら内部は撮影禁止
阿弥陀如来坐像もそうですが、像の周囲には九品来迎図、極楽浄土図とともに、優美な52躯の雲中供養菩薩像が懸けられています
雲中供養菩薩像は雲の上に乗りながら生き生きとした表情で音楽を奏したりしていますが、躍動感にあふれ、私が子供のころに見たアニメの孫悟空を彷彿させました
 

2020kyoto59.JPG
 

さて拝観をすませたら
いつものように御朱印、いやここ平等院では御集印と言うそうですが
「鳳凰堂」と「阿弥陀如来」の2種類の御集印を賜ってまいりました
 


2020kyoto60.JPG

2020年の年越し蕎麦の話ですが、京都といえばにしん蕎麦と言う事で、にしん蕎麦の元祖「総本家にしんそば松葉」て蕎麦を頂く事に
とは言え京都名物「にしんそば」の発祥店という、老舗中の老舗店
しかも年末の昼時ですから、本店や北店はかなり混雑が予想されます
そこで今回は宇治からJRで京都駅までやってきたこともあり
新幹線駅構内にある松葉京都駅店にやってきました
ここは新幹線を利用する方でないと入れ無いことからさほど混雑していないだろうと思い、入場券を買って入店しました
 

2020kyoto62.JPG
 

12時半くらいに伺いましたが
狙い通りにすぐに入店
店内も思いのほか空いています
 

2020kyoto63.JPG
 

さてテーブルにあるメニューを見ましたが、やはりかなりの観光地価格
「にしんそば」が1杯1,430円(税込)と言うもの
 

2020kyoto64.JPG
 

メニューを捲ると、花道弁当なるものが有りますが
この弁当には京都のおばんざいがたくさん入って、しかも小さな蕎麦も付いていて
にしん蕎麦とたいして変わらない値段である1,650円(税込)
それになりよりも豪華
 

2020kyoto65.JPG
 

という事で我が家の奥さんが頼み頂いたにしん蕎麦がこれ
まさに伝統の味です
 

2020kyoto66.JPG
 

ちなみに私が花道弁当を頼みました
花道弁当は三重のお重で提供されます
 

2020kyoto67.JPG
 

三重のお重を展開したのがコレ
一の重には、ふわふわの出汁巻きに、焼き豚、ちりめん山椒
二の重というと、ニシンの甘辛煮、昆布巻き、ふわふわのお麩と高野豆腐
三の重のご飯には柴漬けと大根が添えられています
お吸い物も今日らしく出汁の効いたもの
まぁ今回これを頼んだのはインスタ映えと言う意味も有りましたが
思いのほか美味かった
 

2020kyoto68.JPG
 

ニシンの甘辛煮はそばに載せて、にしんそばにしていただくことに
 

2020kyoto69.JPG

京都嵐山渡月橋

| コメント(0)

京都の南は宇治から、今度は北のはずれ嵐山にやってきました
私が小学校の歴史で習った「鳴くよ(794)ウグイス平安京」
そう西暦794年に北の玄武(船岡山)、東の青龍(鴨川)、南の朱雀(巨椋池)、西の白虎(山陽道)が守護する四神相応の地に桓武天皇は平安京を築きました
ちなみに嵐山はそんな京都の結界がほつれている部分と言われて
『今昔物語』には嵐山に出没する「のっぺらぼう」の話や嵐山でキツネに騙される話などが怪異な話が多くあり、史上最強の鬼とされる「酒呑童子」も嵐山のある保津川地区が発祥とされるなど
京都人は嵐山に近づきたがらないといった都市伝説があったりまします
 

2020kyoto70.JPG
 

と言うことで、都市伝説では京都人が居ない観光客ばかりの嵐山へやって来ました
ここ嵐山では東山あたりではあまり見られなかった、いかにも観光客向けの土産店やちょっと洒落た茶店などが軒を並べていますが
私もそんな観光客に倣い、嵐山のシンボル的存在「渡月橋」を一目見ようとやってきたわけです
 

2020kyoto71.JPG
 

観光名所として有名な嵐山渡月橋ですが、渡ってみた感想はただ欄干と橋脚が木材といったごくごく普通の橋
ちょっとしょぼいな~と、感じてしまいました


2020kyoto72.JPG
 

嵯峨野の風情「嵐山竹林」の小路も同様ですが
何でこんなにたくさん観光客が来てるのでしょか?
 

2020kyoto73.JPG
 

嵐山竹林では皇室ゆかりの野宮神社にも赴きましたが
肝心の御朱印を賜る場所がわからずもらえ損ねてしまいました
 

2020kyoto74.JPG

JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅に隣接した、レンガ調の駅舎
「嵐山トロッコ嵯峨駅」
嵐山でアトラクション系観光として人気のトロッコ列車の始発駅です
そんなトロッコ嵯峨駅内には「19世紀ホール」なるものがあり
常時5両の蒸気機関車が保存されていて
しかも無料で見学が可能です
 

2020kyoto75.JPG
 

何やら古い形式の蒸気機関車が有りましたが、これは元はドイツ製でそれを鷹取工場の教習用に使用するため改造したのがこの機関車「若鷹号」です
ちなみにその改造の設計者は「デゴイチ」の愛称で知られる貨物用蒸気機関車D51形の設計に関与し、さらに新幹線の生みの親とも言われる「島秀雄」
日本のお宝がここに有りました
 

2020kyoto76.JPG
 

ボイラーの部分がむき出しになった状態で展示されているのがこれ「D51 603」
なぜこんな形で展示されているのかと言うと
追分機関区で火災に遭遇、ボイラーより後部を消失してしまったD51でしたが
焼け残った部分を見せることで実在価値を高めたものでした
 

2020kyoto77.JPG
 

実はここに来たのは本音はトイレを借りるため
思いがけなく良いものを見る事が出来ました
「テツ」の聖地のひとつが、こんなところにある事から次回はトロッコの時期にも訪れ屋外展示も含めて見て回りたいと思います



1994年に古都京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録された京都世界遺産鹿苑寺
私が中学生のころに見たアニメ「一休さん」の中で
「将軍さま」こと、室町幕府3代将軍 足利義満が1398年に建てた別荘だったものを義満の死後に寺にしたそうなのですが
鹿苑寺の名として呼ばれることは少なく
建物の内外に貼られた舎利殿の金箔の見事さから、「金閣寺」の愛称で親しまれています
 

2020kyoto78.JPG
 

私が伺った2020年9月から、その金閣寺はこけら葺ぶき屋根の葺き替え工事が行われたとともに、縦横約10センチの金箔きんぱく約1万枚を使って補修されたのだとか
改修工事中参拝できなかったことから、この日がたまたま公開初日
それに加えコロナ禍のなか中国人観光客などが居なかったことから
鏡湖池越しに金閣寺を眺めましたが、いつもなら観光客が絶えない場所でも完全に独占状態でじっくり見ることが出来ました
 

2020kyoto79.JPG
 

それにしても改修工事が終わって、金閣寺の豪華絢爛な楼閣の黄金の外観は輝きを増しています
豪華なのを美徳とは思いませんが、ここまでくると別格
まさに雅な世界でした
 

2020kyoto80.JPG
 

屋根の上の鳳凰もお色直し
 

2020kyoto81.JPG
 

裏側から見た金閣寺
1階となる一層目には金箔が張られていません
1層目に金箔が使われていないのは、無駄に国力を浪費する貴族や公家はこれからの世の中には不必要なものだ、という義満自身の考えの現れだそうです
まぁそんなこと言っても、と思うのは私だけではないはず


2020kyoto82.JPG
 

金閣寺裏側には「足利義満」手植えの松として伝えられる、「陸舟の松」がありました
この松何だか貧弱に思えますが「京都三松」の1つに数えられている松です
 

2020kyoto84.jpg
 

その後、金閣寺内のパワースポット「白蛇の塚」にも立ち寄り
エナジーチャージ
 

2020kyoto83.JPG
 

最後に御朱印を賜り金閣寺を後にします
金閣寺で賜る御朱印は2種類
「舎利殿の御朱印」「石不動尊の御朱印」
コロナ禍という事もあり、残念ながら書置きでした
 

2020kyoto85.jpg




公開初日の金閣寺を訪れた後は京都市バスを使い、京都御苑へ
794年の平安京遷都から明治維新まで、天皇が住まいとした京都御所
ちなみに京都の方々は天皇は、まあちょっといってくるという名目で東京へ行ったのだからいつかこの京都御所のある京都御苑へ戻ってくると信じている、なんて話があるくらいです
さてせっかく京都御苑までやってきたわけですが、通年公開を実施しているはずの京都御苑も年末年始(12月28日から1月4日)については行事等の実施のため公開を停止しています
ということで京都御所までは見ることはかないませんが京都御苑の中は歩けるとのことでしばし散策
バスから降りて少し歩いたところに「清和院御門」がありここから中に入ります
 

2020kyoto86.JPG
 

京都御所の内講を固める6つの門の一つで、東正面の門を守る「建春門」
 

2020kyoto87.JPG
 

御苑内にある「宗像神社」を参拝しましたが
残念ながら社務所に人がいなかったため御朱印は賜れませんでした
まぁこれはまた別の機会に
 

2020kyoto88.JPG
 

さてこの日のラストをここにしたわけは、今宵の宿が京都御苑から歩いて数分の距離にある「京都ガーデンパレス」を予約していたからでした
ちなみに我が家の奥さんが、永年勤続30周年で頂いた褒賞で泊まらせて頂いたんです
いつもビジネスホテルばかりの我が家ということもあり
京都でこんなまともなホテルに泊まるのは初めてでないでしょうか
 

2020kyoto89.JPG
 

部屋はダブルルーム
 

2020kyoto91.JPG
 

応接セットが置かれていますが、部屋の広さは21㎡と余裕の広さ
 

2020kyoto92.JPG
 

しかも1泊2食付きという事で部屋でまったりしたら
1階の洋食レストラン「ブリランテ」へ向かいます
 

2020kyoto90.JPG



京都での宿「京都ガーデンパレス」の今回の宿泊プランには晩飯と朝食が付いていました
まずは晩飯ですが、レストラン・ブリランテと言うフレンチレストランで頂きます
本来なら花ごよみと言う日本食レストラン「花ごよみ」で京懐石料理を食べるはずが、コロナの影響で夜はやっていないのだとか
洋食レストランといえど、いただくのは「四季彩京会席」
料理人は花ごよみの和食の職人による懐石料理をいただくことに
ちなみにこのお店の調理長は京都府が独自に選定する「現代の名工」に選ばれております
 

2020kyoto94.JPG
 

宿泊者という事もありビップ対応
落ち着いたシオンルームの一番奥の窓際の席があてがわれました
 
 

2020kyoto95.JPG
 

席から窓の外には池のある落ち着いた雰囲気の庭が眺められます
当初は雨でしたが、しまいには雪が降ってくるといった京都の風情が味わえました
 

2020kyoto96.JPG


ちなみにホテルのレストランだけあって飲み物
特にアルコール価格はホテル料金
樽生ビールは有りませんし、瓶ビール880円は呑んべいの我が家にはちょっとつらいかも
 

2020kyoto97.JPG
 

さて食事ですがまずは先付
「海老の小茶碗」
「揚げ麩と菊菜の白和え」


2020kyoto98.JPG


煮物椀は
「岩ダケの真蒸」


2020kyoto99.JPG


次に出てきたお造りに合わせ京都伏見の酒蔵の日本酒「松竹梅 豪快 生酒」をオーダー


2020kyoto100.JPG
 

写真の口取りにも日本酒はよく合います
 

2020kyoto101.JPG
 

炊合せは
「大根含め煮」
九条ネギの香りが鮮烈です
 

2020kyoto102.JPG
 

「京芋らしき芋唐揚げの煮もの」
これが美味い
 

2020kyoto103.JPG
 

ご飯ものは「京風のちらし寿司(海老・穴子・錦糸卵・菜飯の酢飯)」と汁物は「赤だしの味噌汁」
 


2020kyoto104.JPG
 

デザートはグレープフルーツのジュレ
懐石らしくコーヒーではなく抹茶で〆ることに
料理は1つ1つ丁寧な作り、それに加えボリューミーで満足満足
ごちそうさまでした


2020kyoto105.JPG
 

ちょっと飲み足りないこともあり
部屋に戻ったら寝酒をいただくことに
これは予めこの事態(レストランで思い切り飲めない)を想定し京都河原町のショッピングモール「グッドネイチャーステーション」で京都醸造のクラフトビールを買っておきました
ちなみに頂いたのは4本
「ブラックイズビューティフル」
「太陽の恵み」
「一期一会」
「一意専心」
陶器のグラスは部屋に置かれたもの
そうそう私どもの旅に栓抜きは欠かせません
 

2020kyoto106.JPG
 

翌朝の朝食はいかにも日本を代表するかのような京都朝定食
こいつを食べたらまた今日も京都市内の伏見を中心に歩き回ることに
 

2020kyoto107.JPG





学問の神様として有名な菅原道真の邸宅「菅原院」があった場所に建立された神社「菅原院天満宮神社」
道真公が太宰府へ左遷されると、京都では様々な異変が起こりました。その菩提を弔うために、菅原院の跡地に歓喜光寺が建立されたのだそうで、地元の人々からは「烏丸の天神さん」と呼ばれ親しまれています
宿泊する京都ガーデンパレスからほど近いこともあり、早朝ではありますが拝観時間は、7時からとのことで、ホテルをチェツクアウトし早々に伺いました
 

2020kyoto109.JPG


目的は御朱印ですが、その前に参拝
霊験は学業成就、受験合格、諸芸上達というまことに有り難い神社
 

2020kyoto110.JPG
 

さてそうこうしている間に雪がちらついてまいりました
雪の京都もまたおつなものですが、この日は屋根に雪を被った金閣寺を一目見ようと
金閣寺には大勢の参拝者で溢れたのだとか
 


(SANKEI NEWSのyoutubeより拝借)
 

菅原院天満宮神社では御朱印はコロナ禍ではありましたが、書置きではなく御朱印帳に直接書いて頂きました
「菅公御初湯之井」の印には菅公聖蹟二十五拝の第1番札所との記載が有ります
これは、京都から九州(太宰府)まで菅原道真を祀る天満宮の中から、由緒深い25社を選んで順拝する風習があり、ここ菅原院天満宮神社は最初に訪れるべき神社だったようです
もちろん太宰府天満宮もその一つですが、そうした他に奈良や大阪、広島、山口にも菅原道真を祀る天満宮が存在するそうなので、そうした天満宮を巡り御朱印を賜わる旅もまた楽しそうです
 
 
2020kyoto116.JPG
 

そうそう菅原院天満宮神社で面白いものを見かけました
それが境内にあった天保八年製の内裏図というもの
再刻とありますから何かの写しなのでしょうが
菊の御門に加え「御摂家方」や「御華族方」などが〇△で示されているうえ
「有栖川宮」や「伏見宮」なる名も見られました
 

2020kyoto108.JPG



コメダ珈琲稲荷店で第二の朝食

| コメント(0)

「菅原院天満宮神社」で御朱印を賜ったあと、地下鉄とJRを使いJR稲荷駅へとやってきました
本日は「知ってるつもりの伏見稲荷大社入門編」というガイドツアーに参加なのですが、思のほか早く着いてしみました
 

2020kyoto111.JPG
 

そこでJR稲荷駅前にあるコメダ珈琲稲荷店でコーヒーでも飲みながら時間つぶし
けれどコメダ珈琲と言えば、名古屋の文化ともいえるモーニング
開店から午前11時までは
お好きなドリンクを注文すると、さくふわトーストA~Cが無料となるサービスがあります
A「定番ゆで玉子」
B「手作りたまごペースト」
C「名古屋名物おぐらあん」
ホテルで朝食を食べてきたので、コーヒーだけでも良いのですが
ここはさくふわトーストもいただくことに
 

2020kyoto112.JPG
 

頼んだのは「定番ゆで玉子」と「名古屋名物小倉あん」
トーストに小倉あんを乗せるという発想が理解できませんが
これまた名古屋の王道という事で
 

2020kyoto113.JPG
 

飲物は京都らしく限定メニュー「抹茶小町」なるものが有りました
これは下から小豆、ミルク、抹茶、ホイップクリームが層になったモノ
夫婦で別々にアイスとホットの双方頼むことに
 

2020kyoto114.JPG
 

というわけで本日2回目の朝食となりましたが
まぁドイツの食文化である、第二の朝食と言うことで

2020kyoto115.JPG

京都での大晦日、電車を乗り継ぎ「お稲荷さん」の愛称で親しまれている神社の総本宮「伏見稲荷大社」へやってまいりました
伏見稲荷と言えば京都で最大のともいえる壮観な「千本鳥居」がありそれを見るためもありますが、今回はもう一つ目的が有りました

それが「知ってるつもりの伏見稲荷大社入門編」と言う名のガイドツアー
『お稲荷さんの正式な参拝方法って知ってる!?
正式なお参り方法で参拝すると気持ちもスッキリ!身もスッキリ!
千本鳥居の真実から重かる石の比べ方、新池で迷い人を探し熊鷹社でパワーをもらう♪』
とのうたい文句のツアーがあり
3時間弱の間にガイドさんの解説を聞きながら、稲荷神社について学ぶというものでした

 

2020kyoto127.JPG
 

ツアーの最初にまずは伏見稲荷大社の「楼門」(重要文化財指定)の説明から
神社の楼門としては最大級を誇る楼門ですが、この桜門は大公秀吉が、生母・大政所の病気平癒を祈願して造営したのだそうです
この日は朝から降った雪を被った珍しい楼門を見ることが出来ました
 

2020kyoto117.JPG

お稲荷さんには欠かせない狐
それぞれ玉と鍵をくわえていますが
なんでも、花火の時に掛け声としてあがる「たまや~」「かぎや~」という言葉は、玉屋・鍵屋という花火屋の屋号なのですが、もともとは伏見稲荷大社の狐がくわえている玉と鍵に由来してつけられた屋号なのだそうです
そんなガイドさんの解説を交えながら見て回るのもまたおつなものですね
 

2020kyoto118.JPG


外拝殿は江戸時代末期に建て直され
これまた国の重要文化財に指定されています
ここを訪れたのが大晦日という事もありたくさんの「こも樽」が献酒されていました
銘柄を見ると「月桂冠」ここからほど近い京都伏見の酒蔵の日本酒です
 

2020kyoto119.JPG
 

ガイドさんが足を止め解説してくれたのが
本殿裏手にある神馬舎
その昔は本物の馬が奉納されたそうですが、馬を奉納できない者は次第に木や紙、土で作った馬の像で代用するようになり、これが今の神社で見られる「絵馬」に続いていったのだとか
 

2020kyoto120.JPG
 

稲荷山にはたくさんのきつね像が飾られていますが
その中でも珍しいのが、「白狐社」の前にある小さな社の中に入っている木製のきつね像
ほとんどの方がここは通り過ぎてしまい注目されていないとか
 

2020kyoto121.JPG
 

さて話を千本鳥居に戻しますが、稲荷大社内にある朱色の鳥居は、すべて奉納されたもの
朱色の鳥居を見ると奉納した方の名前や社名が入っているのが分かります


2020kyoto125.JPG


鳥居には社名や名前だけではなく
建てられた日付も記載されていました
 

2020kyoto126.JPG
 

ちなみに鳥居の奉納は一般人でもできるようで
初穂料は一番小さい5号175,000円からあるのだとか
二列に並んでいるこの「千本鳥居」が5号とのこと
 

2020kyoto123.JPG
 

遠くから見ると鳥居と鳥居との間は10センチもない短い間隔で建てられております
 

2020kyoto124.JPG
 


鳥居は木で作られているので、自然に劣化していき最終的には朽ち果ててしまいます
こうした鳥居は建て替えるか、もしくは次の方にその場所は譲られていくのだとか
  

2020kyoto128.JPG
 

話が長くなってしまったので
次のエントリーに続きます



「知ってるつもりの伏見稲荷大社入門編」の続き
千本鳥居を通り過ぎ稲荷山を登り続けたところ
熊鷹社手前のお塚へたどり着きました
ここには小さな個人の神様に小さな鳥居が備えられていますが
その様子は乱雑であなにやら混とんとした雰囲気を醸し出していました
 

2020kyoto130.JPG
 

続いて伏見稲荷大社の奥にあるパワースポット「熊鷹社」
ここは勝負の神様「熊鷹大神」が祀られている所
向かいにある茶屋の「竹屋」さんでロウソクを買って奉納すると、ご利益があるそうで
たくさんのローソクがともされていますが
 

2020kyoto122.JPG
 

そしてこれまた伏見稲荷大社でご利益のある石「おもかる石」
持ち上げた時に感じる重さで願いが叶うかどうかが分かるのだそうです
私も試しましたが、思っていたよりは重く感じました
願いはなかなか叶わなそうです
 

2020kyoto129.JPG
 

ガイドさんに聞かなければ気づきませんでしたが
伏見稲荷大社にはご利益のある石「おもかる石」がもう一つあるとの事
それが「三宝のおもかる石」
「わが思う吉兆をこの三宝のお石に真心で三度ご祈念しもちあげて下さい 軽く持ちあがれば吉です。」
との事でしたが、やはりこれも重たかった
 

2020kyoto131.JPG
 

個人と言うよりこれは企業の祠
「毎日稲荷社」
毎年ここで毎日新聞関係者の御払いが行われるのだとか
 

2020kyoto132.JPG
 

伏見稲荷大社境内で見られる鬼が彫られた石柱
ガイドさんの話ではこれは結界なのだとか
 

2020kyoto133.JPG
 

末廣大神の鳥居前に鎮座する蛙
なかなか迫力ありますね
 

2020kyoto134.JPG
 

ここには麻雀の神様で「麻雀放浪記」の著者
雀聖と呼ばれた阿佐田哲也が祀られた「阿佐田哲也大神」のお塚があり
参拝者が絶えないのだそうです
 

2020kyoto135.JPG
 

そうそう竹で出来た鳥居もここで見ることが出来ました
 

2020kyoto136.JPG
 

天照大御神の食事を司る穀物と食物の神様「豊受大神」も祀られていますが
そもそものお稲荷さまは、この豊受大神を祀っていたはずが
何故かいつの間にか狐を祀る神社になりました
 

2020kyoto137.JPG
 

そんな豊受大神を祀る境内には
何故か宙に浮いた鳥居を見ることが出来ました
宙に浮いた状態で奉納されているのか
それとも鳥居のお色直しか・・・と言ったところでしょうか
 

2020kyoto138.JPG
 

最後に「知ってるつもりの伏見稲荷大社入門編」ツアーでは
「産場大神」安産や子宝のご利益がある伏見稲荷大社の末社を訪れますが・・・
最初にサンバと聞いて頭に浮かんだのが「産場」ではなく「産婆」
ちなみに私をとりあげてくれたのは、まがいもない「お産婆」さんでした
その後、しばしの間を空け弟が生まれるのですが、その弟は病院で生まれています
そう私の生まれたその時代は「お産婆さん」と「産婦人科」との端境期にあったかと思います
なぜ、そう言えるのか
こうしたWebで語るには気が引けますが、私が過ごした小中学生時代
同学年に身障者を見かけることは稀でした
それがもしかしたら「お産婆さん」と「産婦人科」の違いではなかったのかと思うことが有ります
そう・・・・私の生まれた時代に存在した「お産婆さん」こそ
まさに「神さま」だったのではないのではと私自身は思っています
まぁここの「産場」は単純な安産の神様でした
 

2020kyoto139.JPG


そんな「産場大神」の賽銭箱の横をよく見てみると石積みの一部に穴があいています
全部で12個の狐きつね穴が有りますが、子どもの出産予定月の狐穴に向かってお祈りをすると、安産になると言われていわれているんだそうです
産婆の神さまと聞いててっきり、暗い話を思い起こしましたが
違って幸いな話でした
 

2020kyoto140.JPG
 

そうそうもちろん御朱印も賜りました
一つは無論「伏見稲荷大社」
もう一つは「腰神不動神社」の御朱印
年を取るにつれて腰痛に悩まされる私ですが
少しでも長く足腰は丈夫でいてこうした旅を続けたい
そんな思いで参拝し御朱印を賜ってきました

2020kyoto141.JPG



京都伏見の路地散策

| コメント(0)

伏見稲荷大社を参拝した後は電車で伏見桃山駅へ
竜馬通り商店街をしばし散策
途中、南條紙店のシャッターに描かれたシャッターアート「鳥羽伏見之戦空想図 」を見かけました
その想像図には旧幕府軍と新政府軍が斬り合いつつも、伏見の名酒に酔いしれるシーンが描かれていますが
軍旗には「伏見の銘酒」「酒は飲んでも飲まれるな」「酒は百薬の長」など酒にまつわる文言ばかりが書かれていました
そうここ京都伏見は日本三大酒処として名声を極めている地域で月桂冠・黄桜・山本本家(神聖)などの有名日本酒メーカーが軒を並べる一角でもあります
残念ながら今回伺った大晦日はさすがにどこの酒蔵もやっていなく、ただ酒蔵の多い街を散策するだけでした
 

2020kyoto143.JPG
 

古い茶舗をリノベーションした
京町家クラフトビール醸造所「家守堂」へはクラフトビールを一杯やりに立ち寄りたかったのですが
残念ながらこちらも年末という事で店は閉めていました
 

2020kyoto145.JPG


伏見大手筋商店街にある「吟醸酒房 油長」へ
この店は伏見の全酒蔵の酒が飲めて買える店というキャッチフレーズで
店内には1人でも気楽に試飲(有料)できるカウンターがあり
さらにホームページによると
『当店は皆様に伏見の酒の素晴らしさを
楽しんで知って頂く為、
伏見の全蔵元十九社のお酒を
吟醸酒・大吟醸酒を中心に
八十~九十種試して頂ける様、
ご用意致しております。』
と京都伏見の酒を試飲(ここでは試呑)できるとありましたが、残念ながらコロナ禍のなか試飲は中止
しかたなく一昨日京都伏見「神聖」の蔵元 山本本家の直営店「居酒屋鳥せい」京都タワーサンド店で飲んで美味しかった季節限定の「神聖の生酒 たれ口」が有ったので、こいつを今晩ホテルの部屋で飲もうと買っていくことに
 

2020kyoto144.JPG

今回の旅の目的地
「京都伏見酒蔵小路」
今から4年前、京都四条烏丸 角うち「松川酒店」で飲んでいた際
地元の常連客から聞いた情報をたどってやってきたのが、とても気に入っての再訪問です
元々はパチンコ店だったものを伏見の繁栄を支えた江戸時代の船宿を思わせる魅力的な日本風建物にリニューアル
京都伏見で17蔵の日本酒を愉しめるという日本酒好きにはたまらない屋台村です
 

2020kyoto161.JPG
 

屋台村というだけあって、魅惑的な屋台が揃っています
まずはかつおと昆布の出汁がよくしみたおでんと串カツがウリの
「京町茶屋」
 

2020kyoto146.JPG
 

九州のさまざまなB級グルメを取りそろえている
博多料理の「伏水 焼鉄」
 

2020kyoto147.JPG
 

炭火焼の「伏水 89丁目食堂」
京都伏見酒蔵小路には十店くらいの屋台が入ってて、どの屋台からもそれぞれ出前できるうえ、支払いも一緒に済ませられるといったシステムも確立されていて
大変便利に利用できる屋台街です
 

2020kyoto148.JPG
 

でも今回は京都に来たのなら必ず寄ることを決めていたことから
【零】酒蔵 のカウンター席をかなり前に予約を済ませたうえでの来店です
(それくらい気にいっていたんです)
 

2020kyoto149.JPG
 

ちなみに【零】酒蔵 はカウンター席ばかりではなく、テーブル席もあります
 

2020kyoto150.JPG


ここで頼むのは7割のお客が注文するという「伏見十八蔵のきき酒セット」
専属唎酒師の厳選した京都伏見の地酒が、20mlずつの小さなグラスで提供されますが合計で計二合半にもなるそうです
 

2020kyoto151.JPG
 

とはいえ一杯ずつ一升瓶から小さなグラスに注ぐという
提供する側からすると大変なメニューでもあります
 

2020kyoto152.JPG
 

今回伺った時は下記の銘柄
【北川本家】    富翁 プレミアエール 純米酒
【増田徳兵衛商店】 大極上中汲 にごり酒 本醸造
【月桂冠】     大吟醸
【京姫酒造】    京姫 匠 純米吟醸
【齊藤酒造】    英勲 古都千年 純米吟醸
【玉乃光酒造】   玉乃光 備前雄町 純米大吟醸
【鶴正酒造】    古都の雫 純米大吟醸
【平和酒造】    慶長小判 純米吟醸
【都鶴酒造】    都鶴 純米吟醸
【松本酒造】    桃の滴 愛山 純米酒
【東山酒造】    魯山人 特別純米原酒
【宝酒造】     特選松竹梅 山田錦 特別純米辛口
【招徳酒造】    花洛 生酛 特別純米酒
【キンシ正宗】   上撰 銀閣 荒武者 普通酒
【豊澤本店】    豊祝 生原酒 普通酒
【山本本家】    神聖 濃酔 普通酒
【城陽酒造】    たれくち 無濾過生原酒 普通酒
【黄桜】      華祥風 大吟醸
 

2020kyoto165.JPG


そんな京都伏見の日本酒に合わせる肴を頼もうと
メニューを見ますが
 

2020kyoto154.JPG
 


頼んだのは、お試し海鮮炙り 8種盛り 1480円
エイヒレやトバなどの焼き物セットには炭火の七輪が付いて来ますが
醤油マヨに七味がかけられており
いかにもと言ったところ
 

2020kyoto155.JPG
 

お試し海鮮は
・イカ丸干し
・干し甘えび
・エイヒレ
・味付焼貝ひも
 

2020kyoto156.JPG
 

こいつを七輪の直火で炙りながらの日本酒
もう堪りません
 

2020kyoto157.JPG


十八蔵、試した後は
ステンレスタンクの日本酒が気になり
頼みましたが、これは自分で注いでも構わないとのころで
早速グラスをいただき、タンクから直汲みします
銘柄は北川本家 富翁 純米吟醸 全量京都産米 原酒 特別限定品
 

2020kyoto158.JPG
 

このあたりでつまみを追加
寄せ湯葉豆腐
レモンを絞り山葵とともにいただきます
 

2020kyoto159.JPG
 

日本酒も追加
京都限定販売 純米吟醸 京舞
 

2020kyoto160.JPG
 

七輪の炭がまだ残っているので
烏賊の丸干しを追加で頼みましたが
これが絶品


2020kyoto162.JPG
 

烏賊の中にゴロが入った状態で丸干しされているので
こいつを七輪で炙ると、これが日本酒の肴に合う
こうしたものとの出会いが、旅の醍醐味ではないかと私自身は思います
 

2020kyoto163.JPG


こんな感じで日本酒のテーマパーク京都伏見酒蔵小路を堪能
路地を進んだ奥には鳥居にまた来ますねと
挨拶して店を後にしました
 

2020kyoto164.JPG

京都伏見を堪能した後は京都四条近辺をぶらつきます
まずは京都の名物路地裏グルメスポット先斗町
提灯が灯ったこの小路は魅惑的ですが、さすがに大晦日
ほとんどのお店は閉まっていて人通りもわずかなものでした
 

2020kyoto166.JPG
 

とは言え、大晦日と言えどにぎわう場所が近くに有りました
それが、京都の台所錦市場
年末の買い出しでにぎわっていますが、市場に行く前にまずは錦天満宮で参拝
これで菅原道真を祀る天満宮の中から、由緒深い25社を順拝する菅公聖蹟二十五拝の第2番札所を訪れることになりました
 

2020kyoto167.JPG
 

錦天満宮で参拝したあとは年末の買い出しで賑わう錦市場へ
大晦日は『満員電車の中を進むほど』と言われる錦市場ですが
この年(2020年年末)の市場はコロナ禍のためか
観光客が少なかったのか、多少混雑は解消されていました
 

2020kyoto168.JPG
 

この錦市場で一際目を引いたのが
大正8年から続く焼魚の専門店「錦 魚力」の店先にこれでもかと並ぶ祝い鯛
年中注文を受けているそうですが、年末年始にはなんと8千尾も焼くのだそうです
 

2020kyoto169.JPG
 

土産にしたかったのが「京つけもの・打田漬物」の漬物
ここ京都錦市場でも一番人気なのだとか
 

2020kyoto170.JPG
 

私どもがお目当てだったのが昭和3年創業の「三木鶏卵」の京風だし巻き
いま海外でジャパニーズ・オムレツと呼ばれ人気の逸品でしたが・・・・残念ながら売り切れでした
替わりにと言うには失礼になるでしょう
創業100年を超える錦市場のお惣菜屋さん錦平野で、だし巻き「百年の手焼」と「身欠きにしん」を購入
今晩の晩飯といたします
 

2020kyoto171.JPG

大晦日京都の夜
本来なら日本三大梵鐘の1つ、知恩院で鳴らされる除夜の鐘を聴きに行こうと思っていましたが、コロナ禍のため入場禁止
知恩院は我が家の宗派が、浄土宗でありその総本山がその知恩院であることから一度見てみたいと思っていただけに残念
ついでに八坂神社などについても年末年始の二年参りも自粛となっていました
 

それに加え著名な店はやっていない事もあり、しかたなくホテルでの部屋食とします
実はその状況は予め承知していたため、メインの料理は予約してあり
宿泊する東横イン四条烏丸に届けておいてもらっていました
しかもそれは大阪ではおそらくNO.1ホテルのリーガロイヤルホテルのおせち料理、和洋中一段重(16,200円税込み)です
2020年にやっていたGoToトラベルキャンペーンの地域クーポン券を利用して予約してありました

内容はと言うと
・殻付煮あわび
・ローストビーフ
・蟹爪の甘酢漬
・味付焼海老
・黒豆煮 金粉飾り
・栗きんとん
・ごまめ
・味付数の子
・蛸の照焼
・紅白なます
・黒豚の昆布巻
・若桃のシラップ漬
・牛タンやわらか煮 ピンクペッパーがけ
・オレンジのシラップ漬
・魚卵とドライフルーツのサラダ
・紅鮭スモークサーモンと野菜のテリーヌ
・本しめじのアヒージョ風
・生ハムのチーズ巻
・二色のオリーブピック
・合鴨肉のスモーク
・海老のチリソース和え
・豚の角煮
・胡瓜のゆずマリネ
と言ったかなりの豪華版(ちなみにこれは私の覚書です)

2020kyoto172.JPG


それと先程錦市場で買ってきた、だし巻き玉子とにしんの甘露煮(4時過ぎだった事もあり半額でした)
合わせるお酒は先程、京都伏見に行ったさいに伺った「油長」で購入した京都伏見の酒蔵、神聖酒造の「神聖の生酒 たれ口」
これが飲みやすいのに実に美味い
生と言う事もあり、多少微発酵しているかのよう
地元京都でしか味わえない酒のようです

2020kyoto173.JPG
 

そんなわけでころな禍のなか
一風変わった京都での年末年始をむかえることに

2021年は東横インの朝食で始まりました
朝食ビュッフェは和食オンリーでしたが、なんだかおせちっぽい内容
そんなわけで昨日伏見の油長で買った一瓶「神聖の生酒 たれ口」を持ち込み
無病息災を願って飲む日本の風習に従い、お屠蘇といたします
 

2020kyoto175.JPG
 

ところで東横インとは言えどさすがは京都
日本三大酒処である京都伏見が近いと言う事でエントランスには月桂冠のこも樽が飾られていました
 

2020kyoto174.JPG

大阪伊丹空港ANA側のターミナルとなる南ターミナルには、手塚治虫キャラクターの集合した看板「宝塚市立手塚治虫記念館」が設置されています
これを見たのは2020年の夏、四万十川を拠点にアウトドアを満喫しようと向かう途中、乗り継ぎでやって来た伊丹空港でした
それまでJALを使う事の多い我が家でしたが、たまたまこの年はANA修行真っ只中、マイルがたまっていたこともありそのマイルを使った旅をしていたことでこの看板に出会ったというわけです
 

2020kyoto193.JPG
 

そんなことを思い出したこともあり
京都からの帰り道、少し早めに伊丹空港へ戻ってきて
伊丹空港JALファーストクラスカウンターにてチェックイン
スーツケースを預けたあと、宝塚市立手塚治虫記念館へ向かうことといたしました
 

2020kyoto194.JPG
 

手塚治虫記念館へは電車で向かうことにします
大阪モノレールから蛍池駅で阪急宝塚線に乗り換えるところで
TVで見たことのある方々を見かけました
それが昨年日本TVの「沸騰ワード10」と言う番組で見た、宝塚養成学校の受験で見事合格したお二人
 

2020kyoto195.JPG
 

ちなみにスポーツの有名な戦いなどがない限り、めったにTVを見ない我が家ですが、一つ我が家にはお気に入りのTV番組がそんな番組「沸騰ワード10」
このblogでもたびたび消化している航空会社のステータスにまつわる話がまさかTVで紹介されようとは私自身思ってもいませんでしたが
そんな航空会社のステータスにこだわる歌手(タレント)の風間俊介氏や航空会社のラウンジをわかりやすく解説してくれるラウンジの鬼・高橋真麻の話などは録画までして悔いるように見ています
まぁ時代は変わったかと言うか、まさかこんなニッチな趣味がTVで堂々と紹介されるとは20年くらい前は考えもしませんでした
そんなTV番組の沸騰ワード10で最近よく登場する、宝塚養成学校の受験にまつわるお話
どちらかと言うと合格・不合格をお茶の間で喜び悲しむといった私自身はあまり好きなテーマでは有りませんが、宝塚に来るまで電車で「沸騰ワード10」の宝塚音楽学校密着取材で見ただろうお二人がいらっしゃいました
目的地である宝塚市立手塚治虫記念館に向かう途中にあった宝塚大劇場は初日と言う事もあり大劇場前には入り待ちをしている方々がカメラを抱えて待っていました
 

2020kyoto189.JPG
 

話が横道にそれましたが、目的地は宝塚歌劇団ではなくあくまで「宝塚市立手塚治虫記念館」
この記念館は宝塚市で手塚治虫氏が5歳から24歳まで約20年間過ごしたことを称え宝塚市が1994年に建設し設立されたミュージアムです
 

2020kyoto176.JPG
 

入場券を購入し入館、まずは常設展示室を見て回りますが
ずらりと並んでいるのは40本の展示カプセル
火の鳥[未来編]に出てくる生命維持装置(カプセル)を模したオブジェがそこに有りました
 

2020kyoto177.JPG
 

オブジェの中には
手塚治虫氏がここ宝塚で過ごした時代や少年時代にスケッチした昆虫やそんな少年時代の記録
 

2020kyoto178.JPG
 

それに加え手塚治虫氏は医学博士の学位を取得していたこともあり、ここにはその「医師免許証」や奈良県立医科大学の学位記なども展示
隣にはリボンの騎士のサファイヤのフィギュア
宝塚少女歌劇団と親しく接することで『リボンの騎士』に代表されるような王様や妖精やお姫様や盗賊といったファンタジーを自分の中に育んでいたということを表現したかったのでしょうか
ちなみにガラスの中にいる「サファイヤ」は宝塚市民なんだそうです
えっその住民登録は男性それとも女性?
ここ宝塚では無粋な質問でした
 

2020kyoto179.JPG
 

オブジェの中にお宝発見
1947年1月30日発行の初版本「新寳島」
オークションならおそらく高級車が買えるほどの価格が付くような一冊
ちなみに「新寳島」手塚治虫と酒井との合作単行本、当時40万部を超えるベストセラーとなったので数はあったはずなんですが
 

2020kyoto180.JPG


 

他にもお宝が一杯
「LOSTWORLD(前世紀)」「METROPOLIS(大都会)」「来るべき世界」など
 

2020kyoto181.JPG
 

そんな初期の作品が掲載された雑誌がガラスの中で眠っていました
 

2020kyoto182.JPG
 

私が伺った時、2階ではこのとき「カプコン」と手塚作品のコラボレーション展示『CAPCOM vs. 手塚治虫CHARACTERS』が開催されていました
まぁゲームはあまり興味がないので素通りですが
 

2020kyoto183.JPG
 

そんな2階には手塚治虫氏の貴重な原画もあり、くいるように眺めてきました
まずは「鉄腕アトム」
 

2020kyoto186.JPG
 

ちなみに手塚治虫氏の「鉄腕アトム」を漫画で読んだことは有りません
これがアニメ以外の「鉄腕アトム」ファーストコンタクトです
 

2020kyoto187.JPG


 

私にとって手塚治虫氏と言えば、何といってもこの「ブラックジャック」
週刊少年チャンピンオンで掲載されていましたが、私の好きな漫画である望月三起也氏の「ワイルドセンブン」なども連載され毎週欠かさず読んでいたことから、ブラックジャックもリアルタイムで読んでいました
 

2020kyoto185.JPG


 

そんな手塚治虫氏のなかでも思いいれのある、ブラックジャックですが、
1973年に虫プロ商事と虫プロダクションが倒産し、どん底にいた手塚治虫氏
しかも当時は劇画ブームや少年ジャンプの人気漫画家に押され古い漫画家というレッテルが貼られていました
そこを週刊少年チャンピオンが手塚治虫氏を漫画家としての再生に尽力し、そしてこれが手塚治虫氏の代表作の一つとなりました
先ほど説明した医師免許を持つ手塚治虫氏でなければ描けないだろう名作の一つです
 

2020kyoto184.JPG
 

最後に地下階
モチーフとなるのはは「鉄腕アトム」の主人公アトムの作られたラボ
ここにはアニメ制作の初歩等を体験することができる「アニメ工房」があり
実際に自分で絵を描いてアニメーションを制作することができる体験コーナーが有りますが、他に行くところもあるのでそろそろ手塚治虫記念館をあとにします
 

2020kyoto188.JPG

宝塚市立手塚治虫記念館を堪能した後、大阪伊丹空港へ戻り
そこから伊丹市営バスに乗り替え伊丹空港が見渡せる丘が有る、伊丹スカイパークにやってきました
 

2020kyoto190.JPG
 

その「伊丹スカイパーク」は大阪国際空港(伊丹空港)のB滑走路の真横にあり、伊丹空港に離着陸する飛行機を眺められる公園です
数十分の間に小さな機材から、今年あまり出番の無い大型機材であるB777-200の飛び立つ姿などが拝めました
 

2020kyoto191.JPG

これはiPhoneで撮影した動画ですが、このくらい近くを離発着する航空機を眺められる絶好スポットです
そうそうここでいい動画が撮れた影響で、どうせならと動画が取れるデジイチが欲しくなり
不要なキャンプ道具などをヤフオクで販売し資金を稼いで、新しいデジイチとズームレンズを購入
GWには「「下地島空港17エンド」」へ赴き、新しいデジイチの初撮影となりました
 


 

そして今度は機内から
離陸する際に伊丹空港スカイパークが視界にはいりましたが、まさにすぐ横という感じでした
 

2020kyoto192.JPG

大坂伊丹空港JALダイヤモンドプレミアラウンジ
日本国内に5箇所しかないJALのプレミアムラウンジの一つです
今回が2回目の訪問となります
ラウンジ内はほぼ私の良く利用する新千歳空港のJALダイヤモンドプレミアラウンジと差はほとんど有りません
中に入ると窓に沿った横長の配置のラウンジ
もちろん窓側の席から滑走路が望め、エプロンに駐機する機材も見て取れます
 

2020kyoto204.JPG


コロナ対策のアクリルのパーティションで区切られた席は、個人仕様
それぞれの席にはサイドテーブルとコンセントが設置されています


2020kyoto205.JPG
 

さてダイニングエリアのビュッフェコーナーはというと
 

2020kyoto206.JPG
 

軽食として置かれているのは
おにぎりは「鮭青菜おむすび」「鶏ごぼうおむすび」
パンは「JAL特製焼きカレーパン」「イエローロール」
 

2020kyoto196.JPG
 

スープバーはお味噌汁とクリームチャウダー
 

2020kyoto197.JPG
 

ビールのつまみになりそうなのが特製スパイスをピリッと効かせたカレーせんべい
亀田製菓の「カレーせんミニ」

 

2020kyoto198.JPG
 

樽生ビールは「エビス」「一番搾りプレミアム」「ドライプレミアム豊穣」「プレミアムモルツ」の4種類
 

2020kyoto199.JPG
 

という事で昼間っから、エプロンを眺めつつ
樽生ビールとJAL特製焼きカレーパンをいただきます
 

2020kyoto200.JPG
 

搭乗まで少し時間が有りましたので
マッサージチェアで一揉みしてもらいました
 

2020kyoto201.JPG
 

この日は元旦だったこともあり
伊丹空港をベースに国内線を運航するJALグループエアライン「J-AIR」のイベントが有ったようで
帰りの機材から見えた景色に、横断幕を抱えたJ-AIR E190の姿が見て取れました
 

2020kyoto202.JPG
 

新千歳空港に戻ってきたら、そこはまさしく雪国でした
 

2020kyoto203.JPG
 

まぁこんな感じで2020年の年末から翌年元旦までの3泊3日の旅で
世界文化遺産 古都京都を訪れさせていただきました
コロナ禍ということで中国人観光客から解放された京都、しかもリニューアルした金閣寺や清水寺ということでかなり見ごたえが有りましたが
次回はコロナから解放された古都京都を訪れたいと思います
まだまだ御朱印を賜りに訪れたい神社仏閣も多いことですしね
 

2020kyoto54.jpg

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれた記事のうち京都2020カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは熊野古道・伊勢です。

次のカテゴリは京都2018です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。