旅籠寺田屋から竜馬通り商店街から納屋町商店街へ
実は昨晩伺った京都四条烏丸 角うち「松川酒店」で地元の常連客から聞いた情報をたどってとあるところへ
途中で竜馬通り商店街シャッターアートプロジェクトなるものに出会いました
それが「鳥羽伏見之戦空想図」
戊辰戦争において伏見街道を封鎖している薩摩・長州藩兵に対し旧幕府軍であった会津藩兵に加わった土方歳三率いる新選組が斬り込みをかけるシーン
封鎖しているといえど暇だったのか薩摩・長州藩兵ともに伏見のお酒を飲んでいる姿が描かれていました
きっと薩摩・長州の藩兵が田舎者でここ京都伏見のお酒が美味しく珍しかったため酒におぼれていた
私にはそうなふうに書かれているように思えました
さてやって来たのは京都伏見ならではの日本酒のテーマパーク「伏見酒蔵小路」
外観は一軒町家風の外観ですが、さすがにそこは京の町屋
中に入ると屋台風の店が軒を連ねる小路のような空間となっていました
「うまいもん専門店」と銘打った屋台は和食店やラーメン店など、お酒と一緒に楽しんだり
飲んだ後に食べたい料理が揃う店が7軒が連なっています
まずは今回出前した炭火焼が味わえる「伏水89丁目食堂」
ちょっと興味があったのは
「肉吸い・もつ鍋 むかし屋」
日本酒のみならずグラスワインも置く「BAR BANA」
「鮨大立喰い部 大ちゃん」
「酒処 京町茶屋 伏見桃山店」
「らーめん 門扇 伏水酒蔵店」
けれど私の目的の店は壁に蔵元別の酒が並ぶ
酒蔵よりの100種を嗜(たしな)む酒蔵カウンター「酒蔵」
カウンターには正月飾りに加え(伺ったのはまだ正月の開けない1月7日)酒器が飾られています
そうそうここには立ち飲みのカウンターもありました
さてここに来たからには「十七蔵の利き酒セット粋酔(KISSUI)」は外せません
グラスに入った17種の全て京都伏見の酒蔵の酒
1杯約20cc入っていて、全て合わせても2合くらいなんだとか
17種のお酒はこのラミネートされたメニューにある通り
酒の香りの開き方により飲む順番も考えて並べられているのだとか
【増田徳兵衛商店】 抱腹絶倒
【月桂冠】 月桂冠 にごり酒
【京姫酒造】 匠 純米吟醸
【キンシ正宗】 純米吟醸 金鵄正宗
【齊藤酒造】 英勲 純米吟醸 古都千年 京都産祝米100%使用
【東山酒造】 特別純米原酒 魯山人
【松本酒造】 純米吟醸酒 桃の滴
【豊澤本店】 豊祝 生原酒 1年熟成
【山本本家】 純米大吟醸限定品 松の翠
【宝酒造】 松竹梅特選 山田錦 特別純米辛口
【城陽酒造】 純米酒65 五百万石100%使用
【都鶴酒造】 都鶴 山田錦純米極辛
【北川本家】 富翁 本醸造上撰 寒造り辛口
【山本勘蔵商店】 特撰本醸造 鷹取
【招徳酒造】 生酛造り純米酒 花洛
【玉乃光酒造】 伝承山廃仕込 純米吟醸 玉乃光
【黄桜】 吟醸秘蔵酒12年貯蔵
特に最後に飲んだ黄桜の吟醸秘蔵酒12年貯蔵は見事
日本酒の古酒も素晴らしいですね
グラスの裏に白い紙を置いて撮ってみましたが、淡く色ずいているのが見て取れるかと
さてこの十七蔵の利き酒セット粋酔
人気メニューのようで、周りの方々も同様にこれを頼んでいました
私の見る限り17種の酒を一升瓶からそれぞれ注ぐのはかなり大変なようでした
肴は酒蔵カウンターで卓上コンロで炙ったエイヒレ
「伏水89丁目食堂」からの出前です
熱々のエイヒレをかじりつつ、ちびりちびり17種の伏見の酒をいただきます
ちなみにこのお店を教えてくれた松川酒店の常連さん
実はここに来たことは無いんだとか
京都伏見に来たらまた寄らせていただきます
その時まで十七蔵の利き酒セット粋酔続けてくださいね
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