京都での大晦日、電車を乗り継ぎ「お稲荷さん」の愛称で親しまれている神社の総本宮「伏見稲荷大社」へやってまいりました
伏見稲荷と言えば京都で最大のともいえる壮観な「千本鳥居」がありそれを見るためもありますが、今回はもう一つ目的が有りました
それが「知ってるつもりの伏見稲荷大社入門編」と言う名のガイドツアー
『お稲荷さんの正式な参拝方法って知ってる!?
正式なお参り方法で参拝すると気持ちもスッキリ!身もスッキリ!
千本鳥居の真実から重かる石の比べ方、新池で迷い人を探し熊鷹社でパワーをもらう♪』
とのうたい文句のツアーがあり
3時間弱の間にガイドさんの解説を聞きながら、稲荷神社について学ぶというものでした
ツアーの最初にまずは伏見稲荷大社の「楼門」(重要文化財指定)の説明から
神社の楼門としては最大級を誇る楼門ですが、この桜門は大公秀吉が、生母・大政所の病気平癒を祈願して造営したのだそうです
この日は朝から降った雪を被った珍しい楼門を見ることが出来ました
お稲荷さんには欠かせない狐
それぞれ玉と鍵をくわえていますが
なんでも、花火の時に掛け声としてあがる「たまや~」「かぎや~」という言葉は、玉屋・鍵屋という花火屋の屋号なのですが、もともとは伏見稲荷大社の狐がくわえている玉と鍵に由来してつけられた屋号なのだそうです
そんなガイドさんの解説を交えながら見て回るのもまたおつなものですね
外拝殿は江戸時代末期に建て直され
これまた国の重要文化財に指定されています
ここを訪れたのが大晦日という事もありたくさんの「こも樽」が献酒されていました
銘柄を見ると「月桂冠」ここからほど近い京都伏見の酒蔵の日本酒です
ガイドさんが足を止め解説してくれたのが
本殿裏手にある神馬舎
その昔は本物の馬が奉納されたそうですが、馬を奉納できない者は次第に木や紙、土で作った馬の像で代用するようになり、これが今の神社で見られる「絵馬」に続いていったのだとか
稲荷山にはたくさんのきつね像が飾られていますが
その中でも珍しいのが、「白狐社」の前にある小さな社の中に入っている木製のきつね像
ほとんどの方がここは通り過ぎてしまい注目されていないとか
さて話を千本鳥居に戻しますが、稲荷大社内にある朱色の鳥居は、すべて奉納されたもの
朱色の鳥居を見ると奉納した方の名前や社名が入っているのが分かります
鳥居には社名や名前だけではなく
建てられた日付も記載されていました
ちなみに鳥居の奉納は一般人でもできるようで
初穂料は一番小さい5号175,000円からあるのだとか
二列に並んでいるこの「千本鳥居」が5号とのこと
遠くから見ると鳥居と鳥居との間は10センチもない短い間隔で建てられております
鳥居は木で作られているので、自然に劣化していき最終的には朽ち果ててしまいます
こうした鳥居は建て替えるか、もしくは次の方にその場所は譲られていくのだとか
話が長くなってしまったので
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