2022年2月アーカイブ



西表最初の夜は長旅&弾丸旅行で疲れが有ることから
居酒屋に出かけるのはやめ部屋食ですませることに
もっとも部屋食と言っても、今回の宿イルマーレウナリザキには海に面したバルコニーがありそのでの晩餐です
 

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とは言え西表色は残した晩餐としたい
ということでまず向かったのが、上原小学校近くにある西表の刺身屋さん「和鮮魚店」
午後4時開店と聞いていたが、やっている時間が短いとのことで
仲間川マングローブクルーズの後にレンタカーを借りすぐに向かいました
 

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ちょうどと言うか4時の開店の少し前に到着
お店には「営業中」の看板が出ていました

さてここでのお目当ては新鮮なさしみ
「西表島近海で獲れた自慢の魚も有ります」と謳われていましたが、なるほど新鮮そう
並んでいたもずく酢ももちろん購入いたします
 

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写真は店内の様子ですが
この時は私が注文した天ぷらを店の奥で揚げているところ
 

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店内ではこうした刺身や天ぷらに加えて、アルコールなどの飲物を注文できるようです
まぁ刺身を肴に一杯やりたいところですが、レンタカーで来ているのでここは我慢我慢
 
 

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刺身は3種
高級魚『オジサン』(写真左)ヒメジ科の魚の1種ですが
この魚は顔の前面にヒゲがあり、正面からみると髭を生やした人間のおじさんに見えることから「おじさん」と呼ばれているそうです
ちなみにヒゲを巧みに使い、獲物を探す魚はオジサン以外にもたくさんあるのですが、こちらではみなオジサンと呼ばれたりもするそうです

『だるまー(ヨコシマクロダイ)』(写真右下)
名前の由来のだるまーはその通りの顔つきだからに他になりません

そして『タマン(ハマフエフキダイ)』(写真右上)
脂がのっていて甘味があってとても美味しかった
よく北海道に住んでいると魚介類が美味しいでしょうと言われますが
私はこうした南国の魚もかなり美味しいと思っています
 


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和鮮魚店の店内で揚げていただいた天ぷらは、もずくにイカと魚
ちなみに魚の天ぷらは何の魚かは分かりません
まぁこれだけではさすがに物足りないので、西表上原のスーパー川満で購入してきたmeimeiの中華惣菜と共にビールて乾杯
豪華な晩酌となりました
 

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2日目もレストランで食事後に石垣島伝統の味 金城かまぼこの「タコボール」と石垣島に蔵がある請福酒造の「請福」と八重泉酒造の「八重泉」をスーパーで購入してあったものをバルコニーでタコボールを肴に炭酸割でいただきます
ちなみに氷はレストランでアイスペールに氷をいれていただき毎夜提供してもらいましたが、こうしたきめ細やかなサービスが嬉しいですね
 

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そうそうこれは蛇足ですが西表のスーパー川満で「アサヒスーパードライ生ジョッキ缶」がたくさん売っていたのでついつい購入
アクティビティの後、居酒屋に向かう前にバルコニーでいただいてしまいました
 

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西表島はマリンレジャーが盛んな島ですから、アクティビティも海がメインなものばかり
もっとも西表島自体も日本最後の秘境といわれる事前の宝庫
そんな西表島内陸部を歩いてみようと、今回の西表島では海ではなく内陸部のトレッキング・カヌーを目的に渡航いたしました
まぁいくら西表と言えど1月は寒くて海に入る気がしなかったというのが理由なのですが
ということで大晦日となったこの日は朝から裏内川ジャングルクルーズ
裏内川を船で遡ったあと、けもの道とは言わないけれど険しい山道を2時間あまりのトレッキングし
日本の滝100選に選ばれたマリュドゥの滝とさらにその先に有るカンビレーの滝、2滝を見て歩くことといたしました
 

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河口近くの道路から浦内川を眺めてみましたが、まさにジャングル
人を寄せ付けない自然の厳しさがここからも見て取れます


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朝一の午前9時の便が便利そうなので、朝一で浦内川観光の券売所へ
ここには売店が有り、カップラーメンなどの食品の他に土産物も販売していました
 

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ちなみに遊覧券は大人一人2,200円、これでここからトレッキングの上陸地点までの往復の遊覧が出来ます
 

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トレッキングルートは沢を渡ったりぬかるみを歩くことから
待合室に備えられた長靴を借りて
遊覧船に乗り込むことに
 

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遊覧船はこんな感じの船
普段は浦内川河口にある船着き場に停留されています
 

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遊覧船で片道8kmを所要時間30分ほどの遊覧
乗務員はガイドを兼ねていて、マングローブをはじめとした西表島の希少な動植物や生態系について、うんちくを交えて紹介してくれます
まぁ昨日の仲間川マングローブクルーズでの爆弾トークほどではないにせよ
詳しく説明してくれました
 

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出港してすぐに宇多良炭鉱跡へと続く支流あたりを航行
この辺りはマングローブ林が連なっておりカヌーを漕ぐには楽しそうなところでした
 

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川岸には「ヤエヤマヒルギ」と樹の名前の書かれた看板が掲げられていました
昨日、仲間川でガイドさんから詳しくマングローブの木の特徴を聞いていたので
今日はその復習です
 

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ガイドさんが説明で私の心をつかんだのが遊覧の途中で船足を緩めて説明頂いた話
そこはその昔浦内川中流域の沿岸に稲葉という小さな集落(最盛期で15戸ほど)が有ったのだそうです
船でしか行き来ができない(道は有ったようですが)集落で電気や水道などのインフラはなく、子供が学校に通うのも容易ではない村ですが、その村の名の通り水田稲作と林業を営んでいたそうです
1968年この地方を襲った台風五号(ナディン)の豪雨は、稲葉に壊滅的な被害をもたらし、1970年ころ稲葉集落は廃村となったそうです
水田が有ったはずの稲葉集落ですが、たかだか50年あまりで集落の跡はジャングルに飲み込まれたんですね
 

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そんなマングローブ林を眺めつつ船に揺られ30分ほど
上流の軍艦岩、上陸地点に到着
ここで帰りの遊覧船の時間を申告いたします
船は引き返しますが、私どもは2つの滝を目指し往復1時間半程度のトレッキング開始です
予約した帰りの船は2時間後としていますので、滝での滞在時間を鑑み足早に進むことに
 

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トレッキング初めてまもなく「西表国立公園 浦内川自然研究路」と言う看板に出逢いました
上陸地点の軍艦岩からマリゥドゥの滝を経てカンピレーの滝まで約3.6km、通常の人の足で片道75分程の道のりだそうです
研究路入口には「国立公園実態絶賛調査中」と表示の有る、利用者数を把握するカウンターが設置されていました
 

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往復で1時間半、歩く道は整備されているとはいえ結構なけものみち
結構なガケもある事から注意して進みます
 

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歩いている最中、根っこが板状になりグネグネと曲がりくねっている
立派な「サキシマスオウノキ」にも出会いましたし
 

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鳴き声が聞こえると頭上を覗くと、全身が黒い「イシガキシジュウカラ」の姿を見ることが出来ました
 

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出発してちょうど1時間
ようやくマリユドゥの滝が見える展望台に到着
マリゥドゥの滝は、落差16m、幅20m、3段になって落ちる美しい滝で、日本の滝100選にも数えられる美しい滝です
遠目に見るとジャングルの中で映える、滝の景観が望めました
 

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ここでようやくカンピレーの滝への看板がありました
ここからあと15分で最終目的地のカンピレーの滝にたどり着きます

 

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が、その前にマリユドゥの滝をまじかに見るため、ちょっと寄り道
少し下に降りていきます
 

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たどり着いたマリユドゥの滝ですが、滑落事故が続いたため、現在では間近に見ることは叶わず
このまでしか入ることが出来ませんでした
ちなみにマリユドゥのマリは「丸い」、ユドゥは「淀み」と言う意味だそうです
 

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そうそうカンピレーの滝に向かう途中、こんな標識を見かけました
標識には「禁漁区 琉球政府」と書かれています
そうここ西表島はアメリカ統治時代から沖縄返還までの期間、琉球列島米国軍政府下の琉球政であったことから
こんな標識が設置されていました
というかアメリカの統治時代もきちんと行政は機能していたんですね
 

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マリゥドゥの滝の展望台から約15分
やっとのことでカンビレーの滝にたどり着きました
 

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「神の座」を意味するカンビレーの滝
落差20mを全長約200mとこちらもまた見事な滝です
 

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という事で私も岩に腰掛けてみました
 

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川原では、岩が削られて水溜りのようになったポットホールをあちこちに見かけました


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遊覧船の帰り道では
カヌーで楽しむ人々や
 

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木に大きなコブのような塊を発見!タカサゴシロアリのアリ塚


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魚を好んで食べることから別名ウオタカとも呼ばれる「ミサゴ」などを観察しつつ
遊覧船乗り場へと戻ることに
 

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日本最南西端に位置する八重山諸島に属する西表島
沖縄本島から南西約440キロにある島ですが、それよりは台湾からわずか190kmと言ったほうが地理的に判りやすいのかもしれません
そんなこともあり今回のエントリーのテーマとなるここ西表島や八重山諸島の水牛は台湾の日本統治時代に台湾人が持ち込み、それが定着したものなんだそうです
ということで西表島お約束の由布島観光
西表島から水牛車にのって渡るのが定番の観光コースです
 

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まずは「旅人の駅 由布島」で由布島の入園料込みの水牛車のチケット(1,760円)を購入
 

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海辺の浅瀬を
水牛車で海を渡る、西表島から由布島へのゆるりとしたひととき
 

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水牛車にゆられつつ聞く三線が、実に心地よく
南国気分を味わいました
 


 

そんな水牛に揺られやってきた「亜熱帯植物楽園」
1969年の台風により大きな被害を受けてほとんどの由布島の住民は西表島に移住しましたが
西表ご夫妻だけ由布島に残り、「南国の楽園を作ろう」と夢見て、ヤシの木を植え続けたのだそうです
今では4万本以上の熱帯の植物が島全体に生えているそんな島
いわゆる島全体が西表ご夫妻の庭と化していたんですね

ちなみに由布島に住民がいた証拠として
島には「由布島小中学校跡地」が残されていました
 

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そんな亜熱帯植物楽園
「東日本大震災から9年かけて西表島に流れ着いた杭です」との標識がかけられた白い杭
2020年の10月頃、亜熱帯植物楽園のスタッフが西表島に流れ着いた杭をマンタの浜と呼ばれる浜のガジュマルの木の前に立てられていて
ツイッターなどで話題となっていた杭です
宮城県気仙沼市から西表島までは直線距離で約2300キロ離れていますが、これはそんな簡単な話ではなく
東北から北米西海岸そして赤道付近に南下したあと、西進し沖縄の西表島へと、北太平洋を一周して日本へ戻ってきたと考えると思い深いものが有りますね
 

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最後に蝶々園を訪れ
これまた噂の黄金のサナギを持つチョウを見てきました
 

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この蝶は7cmほどになる、日本最大級の蝶「オオゴマダラ」でアクリルシートの温室内で優雅に舞っていました
 

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そうそう帰りの水牛車の中で聞いたのですが、ここ亜熱帯植物楽園にはバードハウスが有り
珍しいカモのノバリケン、台湾アヒルやクジャクなどがいましたが、以前そのバードハウスに
「イリオモテヤマネコ」が入り込み捕獲に大変苦労したのだとか
なにせ2mは跳びますからそりゃ捕まえるのは大変だったでしょうね
捕獲したイリオモテヤマネコは保護センターに引き取られたのだとか
いや~是非ともその様子は見たかったな~
ちなみにこれは
 

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今回の西表島では夜の居酒屋巡りも楽しみの一つとなっていました
今宵の、晩酌は西表の「一鷹」
移住者の多いここ西表島にあって、地元の方が経営されてる数少ないお店の一つです
そう西表島は移住者が多く、中には私の住む北海道出身の方がやっている「巴里のごはんや」なんてお店も有ったりします(もっとも西表まで行って北海道色の居酒屋ってのも考え物で行きませんでしたけどね)
 

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この日は大晦日という事もありますが、店内は満席
飛び込みでやってきてその日は無論、翌日も満席と断られたお客さんもいらっしゃいました
もっとも普段から人気のお店で予約していかないと入れないと事前に情報を入手し
私どもも予約の上でこの日は伺いました
 

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まずはオリオンビールで乾杯
お通しはまさかまさかの「カマイ(琉球イノシシ)」の味噌煮、しかも骨付きでした
そのカマイの狩猟期間は、毎年11月15日~2月15日の3か月間のみ
丁度旬を迎えるとあってカマイは食べたいと思っていた料理でした
そしてこのカマイ、基本野生の肉なのですが・・・ジビエらしくなく臭みがなく本当に美味しい
まぁこのカマイ、野生とは言え普段山のドングリやシイの実を食べているので
スペインのイベリコ豚と同じ飼料を食べているうえ、運動量は飼育されているものとはけた違い
まさか西表で肉料理とは考えていませんでしたが、味付けも良くこいつが美味しかった
しかもお通しの量では有りませんでした
 

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私はビールから始めましたが、我が家の奥さんが頼んだのが「パイナップルの生搾りサワー」
パイナップルが半玉を自分で搾り機で搾ってサワーにするというもの
牛角やはなの舞などのチェーン店でも女性に人気のサワーのようですが、さすがはパイナップルの本場
いかにも地元のカクテルとなりました
 

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さてここ一鷹での目玉は厨房の奥にある、店の「売り」でもあるピザ窯
西表らしからぬ薪窯は、耐火煉瓦や耐火石材で作られています
というか、今西表島ではこうしたピザが大流行
どこの居酒屋でも頼めるようです
 

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とは言え、出てきた「タランティーナ」がコレ
どうですか美味しそうでしょう
パリッパリに焼かれたピザは絶品でした
 

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さて他に頼むものですが、カウンター上の黒板に書かれた
「OKINAWAN FOOD」から頼みますが
一番上の琉球イノシシのたたきはお通しでイノシシを食べたのでそれ以外のもので頼むことに
 

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まずは「アダンのサクサク揚げ」
アダンはパイナップルに似た実をつけますが、今回食べたのは実ではなく新芽のほう
若い筍の穂先を食べるような触感の天ぷらですが
こいつは塩とタルタルソースでいただきます
 

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このあたりで飲物は石垣島高嶺酒造の泡盛にチェンジ
於茂登のボトル(500ml)を入れさせていただきました
割るのは水ではなく炭酸(ラベルが無い割に、これは明らかな観光地価格でしたが)
アイスペールに氷と琉球ガラス?のグラスでいただきます
そうそう「於茂登」は石垣島最高峰の於茂登連山の天然水で仕込んだアルコール度数30度の泡盛
ちなみにここ西表の地名の由来は於茂登(おもと)の西にあるからなのだとか
 

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続いて「ヒラヤーチー」
これは沖縄でおやつとしてよく食べられる家庭料理で「平焼き」の沖縄方言なんだそうです
お好み焼きや韓国のチヂミと言ったほうが分かりやすい料理です
 

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カウンターから厨房が見ててれますが、そんな厨房で気になったのが炒飯の鍋捌き
次々と頼む人がいるようで、たえず中華鍋を振っていたのが気になり頼んだのが


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「ラフテー焼飯」これがまたまさに絶品
〆の料理にはぴったりの一品でした
 

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そうそう気になった料理と言えば
お隣のテーブルで食べていた、同じ料理が3皿ほど出していましたが
なにやらそれは持ち込みの魚だったようで
それはきっと西表近海で釣ったものだったんでしょうね
次回はこんな魚を釣って料理してもらいたいものです
 

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てな感じで、色々あった一年でしたが、美味しく一年を締めくくることが出来ました







西表島の朝は遅い
私の住む札幌あたりと比べると、日の出はおよそ30分あまりの違いが有ります
そんなわけで朝の7時過ぎの西表島イルマーレ・ウナリザキ、窓の外はまだ真っ暗でした
 

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もっとも30分もすれば朝日も昇り
7時半には写真の景色となりウナリザキ湾が展望できる窓際の席で、滞在中は毎朝ゆったり朝食をいただきました
 

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そんなイルマーレ・ウナリザキの朝食はビュッフェ
 

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飽きないように毎朝少しずつメニューが替わっておりました
しかも八重山色のあるスパムやポーク焼売、ポーク卵などの、ポーク缶料理や
ホキフライ(マクドナルドのフィレオフィッシュにも使われている深海魚で、現在絶滅の危機となっているのだとか)
身の厚いイカフライは食用イカ界最大級の『ソデイカ』あたりのフライでしょうか
お祝い事に出される切り昆布の炒め煮(クーブイリチー)なども出されていました
 

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メニューの中で嬉しかったのが
飲物にコーヒーや牛乳、オレンジジュースの他に「シークワーサージュース」が有ったことや
 

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カットされたパインなど
南国色の強いメニューがあったり
 

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元旦には石垣島でしか手に入らない「八重山カマボコ」も出ていました


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そうそう元旦の朝食ですが、八重山カマボコの他に
お雑煮や筑前煮、黒豆
そしてみかんが正月らしく並んでいました
 

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毎朝こうした朝食でお腹を満たし、カヌーやトレッキングなどの西表島でのアウトドアを満喫することに






沖縄県で最も大きい55mの落差を誇るピナイサーラの滝
元旦はその滝の滝上まで登る
ブルーシーズン西表催行のピナイサーラの滝1日コースに参加して来ました
 

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ピナイサーラの滝へ無理をすればトレッキングでも行けるそうですが、ここはカヌーで楽をして向かうことに
そう西表島の道路は海岸沿いにしか通っていないため島中心部に行くにはジャングルを進むかカヌーで遡るしかないのです
ちなみにピナイサーラの滝をはじめとした西表島のトレッキングコースは険しく
ガイドなしで単独で行くのはかなり危険を伴います
youtubeなどにそんなツアーではない単独行の様子もUPされていたりもしますが、ガイドさんに聞くと、まれにですが遭難事故も発生しているようです
先般もピナイサーラの滝上で転倒事故を起こし、骨折して歩けなくなった方をガイドさんたち数名の寄合が、4~5時間ほどかけ救助したのだとか
 

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カヌー係留場からカヤックを引っ張り出し
こいつでマーレ川を川上の行けるところまでさかのぼります
 

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年末年始でしたが、朝はやかったためマングローブ林のカヌーは密にならなくてすこぶる快調
周りはマングローブの林がどこまでも続いています
ちなみにここはピナイサーラの滝が見える絶好の撮影スポットだったりします
 

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さてカヌーで行けるところまで川を遡りますが、上陸地点にはこんな苔が見事な川の景色も見てとれました
苔がこれほど生えているというのは、もうここは汽水域ではない証拠ですね
ちなみにここも人気の撮影スポットなんだそうです
 

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浦内川にもあった、「国立公園実態絶賛調査中」と表示の有る、利用者数を把握するカウンターがここにも設置されていました


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そうそうトレッキングの前にミネラルウオーターも保温袋付きで支給してくれました
そんなミネラルウオーターを対比物に写したのは、なんとこんなサイズですがじつはしじみ
「ヤエヤマヒルギシジミ」日本最大のシジミなんだそうです
 

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写真はガイドさんに結構な枚数を撮ってもらい後程転送してもらいました
そんな一枚が大層立派な「サキシマスオウノキ」での記念撮影です
この樹がここ西表で見た中で一番大きかったのではないでしょうか
 

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そして裏内川ジャングルクルーズでも遊覧船から見た
タカサゴシロアリのアリ塚
身近に見ると迫力ありますね
まれにアカショウビンが巣穴を掘って営巣したりもするそうです
 

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ハチの巣の残骸もみつけました
そうそう土産の少ないここ西表にあって人気なのが
「西表島産の天然ハチミツ(サンシャインハニー イリオモテ)」なんだそうです
ジャングルの花々の蜜を集めて作ったハチミツ食べてみたかったかも


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そんなジャングルのトレッキング
ピナイサーラの滝に行くコースは岩や急傾斜が多いうえ、特に滝上までの山道は険しい
 

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途中ロープを伝って登るなどハードな道のりもありましたが
これぞジャングルトレッキング
 

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その分たどり着いたピナイサーラの滝上からの景色は絶景そのものでした
もっとも滝の下を覗くにはかなり勇気がいります
 


 

とここでも記念撮影
手前を流れる川が先ほどカヌーで遡った「ヒナイ川」
そして何回か車で走った『海中道路』と遠くに鳩間島が見て取れます
いや~苦労してきましたが、ここまで来れてよかった
感動の景色です
 

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滝上でコーヒーを楽しんだ後、滝の下に下ります
下りは当初もっと苦労するかと思いましたがそれほどでもありませんでした
 

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昼食はピナイサーラ滝下でいただきます
ガイドさんがプリムスを使い手慣れた様子でさっと八重山そばを茹でてくれます
ちなみにここ西表島はトイレは簡易トイレを持ち歩くくらい厳しいのですが
こうした火器は使えるのだそうです
ソーキと八重山カマボコが入った八重山そばは滝の水しぶきとともにマイナスイオンを浴びながら、もちろんコーレグースをかけ頂きます
 

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そうそう昨晩の大晦日は年越しそば喰い損ねたなと思いつつ
ピナイサーラの滝の下で食べた八重山そばは、一日遅れの年越し蕎麦となりました
 

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帰りのカヌーも好調、往路とは違いカヌーにも慣れたのかボラらしき魚の群れも見ることが出来ました
 

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そんなこんなで5時間余りのツアーは終了
無事スタート地点に戻ることが出来ました
写真もたくさんいただいたりと至れり尽くせり、ガイドさんありがとうございました
 

 



ピナイサーラの滝1日コースが思いのほか早く終わったので、この日はまだ少し観光して歩けると向かったのが「星砂の浜(星砂海岸)」
星の形をした砂が沢山あることからその名が付けられたのだとか
そんな星砂の浜の海中にはサンゴが豊富にあり、熱帯魚もたくさん泳いでいて
シュノーケリングのメッカなのですが、いくら南国の西表と言えどさすがにこの季節に海に入るには海水温が低すぎ
今回の西表島でのマリンレジャーな無となりました
 

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そんな星砂の浜であるものを見かけました
それが軽石、8月中旬に沖縄本島から東に約1400キロ離れた小笠原諸島・硫黄島近海の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火により大量の軽石が噴出し、沖縄では港が軽石で埋め尽くされるなどの影響がありましたが
ここ西表島においてもそんな軽石が12月初旬に到達、話題の軽石は星砂の浜にも漂着していました
 

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次は翌日の朝、離島ターミナルに向かう途中に立ち寄った
「大見謝ロードパーク」
ここにはヨシケラ川河口にあるマングローブの中を進む遊歩道
 

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前日に伺った際は干潮で見られなかったため
 

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翌々日に再挑戦
遊歩道下にまで満ちてきた満潮時の海水と密集したマングローブ林の木漏れ日が心地いよかったです
 

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大見謝ロードパークのは展望台があり、そこから西表島の海を一望
ここからも鳩間島を望むことが出来ました
 

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もう一つの観光地「古見サキシマスオウノキ群落」にも足を運びました
サキシマスオウノキとは、平たく突き出た不思議な根である板根(バンコン)が特徴的なマングローブ林の湿地内に生育する常緑性高木
ただしこれは浦内川ジャングルクルーズや先ほど行ったピナイサーラの滝でみたほうが迫力ありました
 

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まぁ逆に古見サキシマスオウノキ群落は「ヤエヤマヒルギ」の群落の方が見事だったように感じました

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さてそんなこんなで時間をつぶし次は西表で一番人気のある居酒屋「里主」へ






 

西表最後の夜は西表NO1居酒屋の誉れ高い里主へ
宿泊するイルマーレ・ウナリザキのダイビング・チーム・ウナリザキのクラブハウスを借りて現在は営業している模様
おかげで歩いて3分、と言うかレンタカーの駐車場に隣接してその居酒屋は有りました
 

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店内はこれが居酒屋と思えるほど、お洒落な雰囲気が漂う空間
 

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もちろん人気店なので、予約のうえ伺ったところ
2人なのでカウンター席かと思いきや、こんな席を用意してくれました
 

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お酒はこうした冷蔵庫にワインや日本酒
日本酒には獺祭や久保田などが出番を待っていました
 

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もちろん地酒となる泡盛もずらりと並んでいます
 

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ということで酒は石垣の泡盛・請福を頼みましたが
正月は日本酒でしょうと持参したのですが、ついつい飲み損ねていた日本酒を無理を言って持ち込みさせていただきました
持ち込みさせていただいたのは亀齢酒造の吉田屋
この日本酒と泡盛で西表最後の夜を飾ります
お通しに出てきたのは島豆腐
こいつを肴にまずはカンパイ
 

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続いてメニューですが、気になったページが
『Iriomote Island Ryukyu wild boar 琉球猪』
 

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そして『okinawa』と『tenshin』


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まず頼んだのが、ここに来たらまずはこれを食べろと言ったメニュー『ゴーヤそばの彩り野菜サラダ』
(彩り野菜の千切りとゴーヤ麵を使った冷し中華風のサラダになります small 800円)

 

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続いて今日のメインたる
『西表産 琉球猪(カマイ)の刺身」
西表島のイノシシは、どんぐりを食べて生活していたりするので、脂身も甘く、臭いも少ないのが特徴、この辺りはあのスペインのイベリコ豚とおんなじですね
ということもありジビエと言えど肉には臭みが無く、皮がコリコリしているうえ
味が濃厚で脂身が美味い
皿の盛り付けが美しくインスタ映えする料理でもありました
しかも沖縄では豚肉は皮付きで売られているものも多いのが特徴、猪なので同様に皮付きで出されていました
こいつはにんにく醤油でいただくことに
 

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調味料入れには「島とうがらし」に「ハバネロソース」
 

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そしてコーレグースが有りましたので
『自家製 島焼餃子』
(西表島の島ネギと沖縄産豚肉を手作りのもちもちの皮で包み込み、焼き上げました
6ヶ 600円)
こいつにかけていただきます


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なぜかこの日は中華がメイン
『やんばる若鶏の鶏ガラ醤油ラーメン』
(沖縄産県産のやんばる若鶏をじっくり煮込んだ旨みたっぷりのスープです
780円)
 


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『炒飯』
(昔ながらの大衆炒飯になります
700円)
こいつで〆
 

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こうしたまさに和洋中華と言った多種の料理のオンパレード
東京から移住したらしきオーナーの洗練された料理を堪能させていただきました




 

西表島の隣には人口がわずか15人と言った「新城島(パナリ島)」なる島が有ります
ちなみにピナイサーラの滝ツアーでガイドさんから聞いたのですが、この島では命の危険すらもあると囁かれた謎の秘祭『豊年祭』が例年執り行われるそうです
謎の秘祭と言われるのには訳があり、島出身者とその関係者だけが参加でき
祭りの最中、島の出身者以外が新城島に上陸することは許されないそんな厳しい掟のある祭りです
現に1968年に部外者が禁制の場所に入り込んだときは、島民により暴行を受けるといった事件があったくらい
祭りをカメラに収めでもしたら、命の保証はないとの事でした
 

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さてそんな怖い話の前に西表島観光もいよいよ終わり
レンタカーを返しますが、まずはその前に大原で給油
エネオスのスタンドが有ったので、ここで給油しますが
まずはそのガソリン単価に驚かされます
標示されていたのは1リットルが193円(沖縄県はガソリン税が他県と比べると7円も軽減されているにも関わらずです)
さすがは離島価格と言ったところでしょうか
 

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レンタカーを給油した後、大原港なかまりんターミナルでレンタカーを返却するのですが
この返却方法がなにか異質なものでした
防犯上の理由から詳しくは述べられませんが、これで本当にいいのと思えるほど簡単な返却方法でした


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大原港からはフェリーで石垣離島ターミナルを目指しますが、大原港からは「安栄観光」と「八重山観光フェリー」の2社のフェリーが出ています
今回は予め行きに帰りの分の乗船券を安栄観光で購入していたためその安栄観光のフェリーに乗らねばなりませんでしたが、一昨年前に西表島に来た際はこの2社の共同運航便となっており、どちらかの乗船券を持っていればその2社の船に乗船できましたが、今回の渡航では購入した船会社のフェリーにしか乗れないとの事でした
調べてみると2020年10月より安栄観光フェリーと八重山観光フェリーの船会社が決別していたのだとか
ツアーのガイドさんも話していましたが、どうや喧嘩別れしたようです
当初西表島に渡る際にはまぁどちらでもいいかな~なんて思っていましたが
実際に石垣離島ターミナルから発着するフェリーは私が乗り込んだ安栄観光フェリーは八重山観光フェリーの大型船と比較するとかなりショボい小型船でした
まぁ渡る事が出来ればどちらでも良いでしょうと考えそうですが、人一倍酔いやすい体質の私は船の大きさが結構重要でした
帰りのフェリーはどうかなと思いまっていたところ、最初にやってきたフェリーは結構な大型船です
これならいいな~と思っていたところ船体のロゴは「YKF」
残念ながらこれは私の持つ乗船券では乗れない八重山観光フェリーでした
しかも乗船口で待っている乗客のほとんど(99%)はこの船に乗るようです
これは貧乏くじを引いたかと思いきや・・・・・・・これがこのあと一気に逆転することに
 

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やがてやってきた安栄観光フェリー
これは行きに乗ってきた船とは違う大型船
いや~良かった
しかも乗り込むのは数人と言った感じ
 

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船内はかなりの豪華版
ここに乗り込むのは数人ですから
長椅子にゆったり寝ころびながら帰れそうです
 

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安栄観光のフェリーに乗ってラッキーだったのが、30分ほどの航海の後
何故か途中の島に着岸するとのアナウンス
前述で紹介した謎の秘祭が執り行われ、定期航路の無い新城島へ立ち寄るという事
どうやら滅多に寄る事のない新城島に上陸する観光ツアーが有ったようで
ここで乗り込んできた数人がほとんど新城島で降りていくことに
奥に広がる砂浜などは人っ子一人おりません
まさに秘境の島と言った感じの島です
こんな島に立ち寄れるなんて安栄観光のフェリーを選択して正解でした
 

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それにしてもこんなツアーが有ったんだとちょっとびっくり
羨ましさを感じつつ
次回は是非とも新城島にも上陸したいものです
 

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そんなこんなで帰ってきた南ぬ島石垣空港
この空港はチェックインカウンターの数が少ないことや、保安検査場が少ないことから
こうした年末年始などの繁忙期はかなり待たされたりもします
ただ今回予約したのは行きのJAL(正確には日本トランスオーシャン航空)とは違いANA
もっともこれは特典航空券などの無償で乗りたかったための技なんですけど
おかげでJALのカウンターにはない、ANAの優先チェックインカウンターが使えることに
さすがにバカンス路線の空港ですから、さほどステータス(上級会員)保持者が訪れるわけではないようで
すぐにチェックイン
私の後からもぽつぽつステータスがやってきて、カウンターはステータスオンリーの状態となっていました
一般客は後からやってくるステータス保持者が優先されるため、まったくチェックインが進まない模様
1ヶ所くらい一般客に当てたらと思うほど並ばされていました
 

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さて残念ながらここ南ぬ島石垣空港にはラウンジの類は全くありません
早めにセキョリティを通ってもベンチで航空機を眺め搭乗時間を待つのみと言ったところです
 

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ほどなくして搭乗時間
離陸した飛行機は石垣島北部東海岸のサンゴ礁上空を通過
美しい海ともこれでしばしの別れとなりました
 

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西表島は遠い、私の住む札幌からだと丸一日かかる距離です
今年の正月休みは1月3日まで4日には必ず出勤しなければならないため、少し余裕を見て1月2日に福岡入りすることにしました
福岡なら新千歳空港まで1本で飛んでいけるので、ここまでくればよほどのことが無ければ帰宅できないことは無いでしょう
そんなフライトは天候と相まって、まさに遊覧飛行状態
特に九州に入ったところからは様々な景色を眼下に見せてくれました
先ずは島原半島の中心にそびえる「雲仙岳」
奥に有明海も見てとれました
 

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長崎に入るとJリーグのV・ファーレン長崎のホームスタジアム
「トランスコスモススタジアム長崎」も眼下に見て取れます
 
 

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高度を下げる航空機のからは
開閉式屋根を持つ「福岡 PayPayドーム」の姿を見ることが出来ました
 

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さてたどり着いた博多で一泊
宿泊するホテルはANAクラウンプラザホテル福岡
IHGホテルグループのポイントが有ったのだけど
しばらくは海外には行けそうもなく、ポイントは国内で消化するしかないので
このホテルといたしました
隣接するJR博多駅から福岡空港まで地下鉄で「2駅6分」という好アクセス
交通の便の良いことから「ANAクラウンプラザホテル福岡」を予約してありました
 

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吹き抜けのロビーには新春祝う正月花は大型の活け込み
最近はビジネスホテルばかりだったので、こうした華やかさは旅の気分を盛り上げます
 

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それに加えホテルのチェックインカウンターには
お餅の上にみかんを載せ、串柿、するめ、昆布などと一緒に飾られている本格的な鏡餅が飾られていました
こんな鏡餅を見たのは久しぶり
 

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アサインされた部屋はスタンダードダブルルーム
クイーンサイズのベッドはシモンズ製ベッド
我が家ではベッドの買い替えを考えているので、こうした高級感のあるベッドを試す良い機会となりました

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このホテルは再訪する可能性が高いので、ここからは私の覚書
ラウンジチェアにテーブル
デスクにはTVと中に冷蔵庫(中はカラでした、しかも電源が入っておりすぐに飲物を冷やせます)
電気ポットやアイスペール、グラスにマグカップ
アイスペールはこの日使わせていただきましたが、氷はエレベーターホール横に製氷機があり自由に使えました
そのほかクローゼットにはセイフティボックスにバスローブ、アイロンとアイロン台


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ユニットバスはビジネスホテルより少し大きめのバスタブや高級感のある造り
トイレは当然ウオシュレット付き、そうそうシティホテルらしく電話も備えられています
 

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さてホテルのインプレッションはこれくらいにして
次はもつ鍋を食べるため街に繰り出すことに
 



 

博多駅再開発の際に博多郵便局の局舎を移転のうえ、空き地を再開発して誕生した「KITTE博多」
なるほど元郵便局の再開発だから「KITTE(切手)」なんですね
KITTEブランドとしては、東京駅前のJPタワーに入居する「KITTE」に次ぐ2号店です
博多の駅前で飲食店が多数入居していることから、ここを訪れた1月2日の夜、地下1階の飲食店街「レストラン&カフェ うまいと」は多くの若者で溢れていました
 

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そんな「KITTE博多」を訪れたわけは、この日はたまたま帰省していた友人と博多で居合わせたことから博多で新年会を執り行う事にしたからでした
お目当ては・・・博多と言えば「もつ鍋」でしょうとばかりに、地元出身の友人に店をセレクトいただきましたが
もつ鍋の有名店「もつ鍋屋越後屋」などは正月は休むようで営業していなく、代わりに予約していただいたのが
「モツ酒場楽天地 KITTE博多店 」
タイトルの通りもつ鍋のシメのチャンポン発祥の店の支店であるKITTE博多店が近くてよいとのことで伺いました
 

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まずは再会を祝して
強炭酸 こだわり酒場のレモンサワーのメガジョッキで乾杯


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創業44年、博多もつ鍋専門店「元祖もつ鍋楽天地」の支店
頼んだのはもちろん「もつ鍋」
博多もつ鍋は1人前が1,200円、ちなみにこの鍋は2人前です
出てきたもつ鍋はニラもキャベツも山盛りでした
ちなみに熱源はIHコンロ、サッポロビール園のジンギスカン鍋もIHコンロ、ちょっと風情が・・・とも思いましたが、こうした地下街は火源の制約もあるし仕方ないのかもしれません
 

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もっともIHコンロを馬鹿にしてはいけません、コンロの熱量はガスのそれよりも高いので
このくらいの鍋だとすぐに煮えてしまいます
程よいところで店自慢の8種の薬味のうち柚子胡椒と豆板醤を添えていただくことに
 

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そうそう店の前に「博多新名物 ぷりぷり もつ鍋王カレー」なる看板が有ったのでこいつも頼むことにします
 

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で、出てきたもつ鍋王カレーがこれっ
まぁごくごく普通のカレーでした
 

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之だけ食べて結構お腹いっぱいですが、地元の友人曰く
もつ鍋を食べたら、締めのちゃんぽんは必衰
ちなみに「元祖もつ鍋楽天地」もつ鍋のシメのチャンポン発祥の店なんだそうです
ホームページに謳っていましたが、『たまたま楽天地の1階がちゃんぽん屋さんだったので、その麺を拝借して食べて見ると、美味い!美味い!これがはじまりです』なんだそうです
ということでチャンポンを頼んだらところ、スープが足りないとのことでスープも足してくれた・・・が、
このスープ、ニンニクが程よく効いてものすごく美味い
おそらくこのスープは創業44年、博多もつ鍋専門店「元祖もつ鍋楽天地」で仕込まれたものなんでしょうね
 

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ということで博多での新年会はこのもつ鍋の締めのちゃんぽん麵で終了
お付き合いありがとうございました
札幌にももつ鍋専門店「ぶあいそ」が、あるので今度また行きましょう(・・・と、個人連絡になってしまいました)
 

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福岡の伝統工芸品「博多人形」に出迎えられたのは福岡空港のANAスイートラウンジ
世界が認める繊細で豊かな美しさ、なめらかな曲線美と凛とした佇まいと言うのが実感できる人形が備えられていました
ってか、この博多人形きっと高いんだろうな~


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さて旅もいよいよ最終日
混雑を避けるため朝早くに空港に到着、さっさとステータス専用のANAプレミアムチェックインカウンターでチェックインを済ませてしまいます
 

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ラウンジのカウンターで受付を済ませ
 

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そのまま、ANAスィートラウンジへ
 

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入り口付近にあるコンシェルジュカウンターには
正月らしく門松と本格仕様の布製鏡餅が置かれていました
 

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さて今回、福岡空港ANAスィートラウンジ初潜入
ここもまた他の国内空港同様に東京オリンピック2020に合わせて2019年にリニューアルされた、プレミアムラウンジ
面積はなんと約500平方メートルあるのだとか
 

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さて今朝は朝飯を食べずにホテルを出てきているので、このANAスイートラウンジで朝食です
 

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おにぎりはたらことかしわのおにぎり
パンも数種類あります
ただこのラウンジ名物の「梅ケ枝餅」は時間が早かったため有りませんでした
 


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アルコール類は
九州と言えば焼酎でしょうとばかりに『蔓無源氏』なる焼酎
これはのちほど炭酸で割っていただくことに
 

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ワインクーラーで冷やされているのは、フランス産の白ワイン「ドメーヌ・デュ・タリケ
赤ワインはオーストラリア産「バッチ 84」
バーボンウイスキーは「Maker's Mark」と「碧Ao」
 

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ビールはANAスイートラウンジという事もありプレミアムビールがずらり
奥から「アサヒドライプレミアム豊醸」
「サッポロ ヱビス」
「キリン一番搾りプレミアム」
「サントリー・ザ・プレミアムモルツ」
 

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席に着いたら早速ビール
まずは昨年行った天領日田で醸された「ヱビス」の樽生いただいてます
 

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遅延で時間があることから何故かANAラウンジにも顔を出します


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さすがにこちらは朝早くでもそこそこの方が利用していました
 

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ANAラウンジも福岡の伝統工芸品「博多人形」は有りました
 

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こちらでは『いも吉兆宝山』いただくことに
 

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ANAラウンジの樽生ビールは
「サントリー モルツ」
「キリン 一番搾り」
「サッポロ 黒ラベル」
「アサヒ スーパドライ」
とANAスイートラウンジとは違う銘柄でした
 

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朝早くに来て2時間あまり、ラウンジでビールや焼酎を飲み過ぎてもうへろへろ
このあとプレミアムクラスに乗るので自重しなければならなかったのですが





ANAラウンジから見て取れる、福岡空港から新千歳へ向かうANA289便はなんと国際線機材であるボーイング787-8でした
まぁ国際線が減便しているのでこれも有りですね
 

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元々はANAポイントつまり無償で購入していた航空券ですが
今回の福岡~新千歳と2時間10分のフライトとなることから
アップグレードポイントを使用して「ANAプレミアムクラス」へ無料アップグレードしていました
 

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座席はフラットに近い状態まで倒すことが出来ますし
足元は足がまったく届かないくらいの間隔が有り、かなりゆったり
 

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トイレはご存知の通りウオシュレット付き
 

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トイレの話のあとで何ですが
プレミアムクラスは食事付きと酒付き(これ重要)
朝便だったので通常なら機内食は軽食だったのですが
この日は1月3日まだ正月期間だったらしくこの日はなんと「おせち」が機内食のメニューになっていました・・・
タオルも紙ではなく布製
 

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そのおせちはこんな感じでした
メニューには
・松前数の子、海老煮
・儀介煮、菜の花お浸し
・厚焼き玉子、鰤照り焼き
・松笠烏賊炙り、黒豆、長老喜
・ローストビーフ ポン酢ジュレ添え
・蟹とイクラのちらし寿司
・がめ煮風煮しめ(肉団子、人参、牛蒡、蓮根、蒟蒻、絹さや)
・稲荷寿司

・かつお菜と椎茸のお吸い物
 

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ラウンジでさんざん樽生ビールを飲んできたことの加え
正月とあってここは日本酒
越の誉 純米吟醸 清吟 原酒造 新潟
 

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お吸い物には餅が入っていて
お雑煮仕立てになっていました
 

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この辺で2本目
鳥海山 純米大吟醸 天寿酒造 秋田
 

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朝便だったことから食事はパスする方がいたので
CAさんに頼んでみたところ快く、お替りすることが出来ました
 

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よせばいいのにこいつもついつい残さずに食べきってしまい
お腹いっぱい
この日の晩飯はつまみだけでパスすることに
 

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食後はコーヒーならぬビール
オリオンビールの「オリオン ザ・ドラフト」
西表島観光はこのオリオンで〆ることに
 

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ということで無事、新千歳空港に到着
南国から一気に北国に舞い戻ることに
 

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プレミアムクラスにアップグレードしたおかげで
空を眺めながら、正月気分を味和うことが出来ました
 


江戸時代、天領地となった「飛騨高山」
古い建物がならび、小京都とも呼ばれる城下町の風情が色濃く残る街ですが
日本酒の蔵が高山市内にだけでも7蔵、飛騨地方すべてでは12蔵あるという日本酒好きにはたまらない街・地方であったりします
それを知ったのは、一昨年前の年末にBSテレ東にて放送されたドラマ「ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり」
ドラマの中では主人公のワカコが飛騨地方に多くの日本酒の蔵元があると聞き、思い立って酒蔵をめぐる旅がなされました
放送当時は京都に行っていて知りませんでしたが、このコロナ禍のなか、何もすることもなく何となく見ていた動画配信「Paravi」で視聴いたしました
内容はと言うと、う~ん原作とは違うドラマ仕立てのTVと言うところに不満は感じましたが、あの「ローマの休日」を思わせる観光地PRドラマにまんまとはまってしまい
これは行かねばなるまいとロケ地を巡る聖地巡礼の旅を、年末年始に西表島に行ったばかりではありますが
翌週末の連休を利用して行ってまいりました
 


 

ということでいつものように旅の始まりは新千歳空港へ、この日は午後から休みを取り勤務先から直接向かうことに
JALファーストクラスカウンターにてチェックイン
 

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チェックインを済ませたら
そのままJALダイヤモンド・プレミアラウンジへ
ここで少し遅めの昼食といたします
 

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ただしこの日はたどり着いた後、レンタカーの運転が有るので
ビールは飲めません
プレミアムビールが並ぶ中、なんだかお預けを食らった気分です
 

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まぁ着いたら飛騨高山でたらふく日本酒をいただくこととして
ここでは航空機を眺めつつ、おにぎりと味噌汁で昼飯とします
 

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おにぎりは「ごま塩鮭」「赤飯おにぎり甘納豆」
それに「JAL特製焼きカレーパン」
ちなみに「甘納豆のお赤飯」は私の住む北海道のソウルフード
山梨でも同じように食べられているそうですから、もしかしたら山梨から開拓時代の北海道に伝えられたものなのかもしれませんが
 

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ほどなく搭乗しテイクオフ
この日は天候も良く、常時遊覧飛行状態でした
まずは半円形のエプロンを持つ新千歳空港ターミナルビルの雪景色から
 

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続いて信州を代表する諏訪湖と霊宝富士
 

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手前から飛騨山脈、南アルプス、奥には富士山と遊覧飛行としては
素晴らしい景色に出会えました
ちなみにこれから向かう中部国際空港セントレアからはレンタカーでこの飛騨山脈のふもとまで高速道路を駆ることになります
 

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中部国際空港セントレアまで到着した後は
レンタカーで飛騨高山を目指しますが、ここで大きなミスをしていることに気づきました
それが借りる予定のレンタカーが夏タイヤだったということ
カウンターで確認してもらわなければ、気づきませんでしたが
下手をすれば夏タイヤのまま雪国である飛騨高山へ向かう所でした
というのも北海道人である私としてはこの時期に貸し出すレンタカーが冬タイヤに替えていないなど考えられなかったからです
結局追加料金6千円を支払い冬タイヤを履いた車にチェンジ
その後は高速道をひた走り3時間弱で飛騨高山までたどり着きましたが、中部縦貫自動車道はまさに雪国でした
まぁオリックスレンタカーのスタッフに感謝感謝です

さて今回の飛騨高山での宿は予約サイトAGODAで予約した「飛騨花里の湯高山桜庵」
連休でしたが何と2名3泊で27千円とまるでビジネスホテル並みの価格で泊まれました
 

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そんな料金の宿でしたが、エントランスは趣の有る和風高級温泉ホテルの風情が漂っています
 

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チェインインカウンター兼となっている土産売り場
温泉ホテル感が満載です
しかも靴はここでロッカーに預けるスタイル
畳敷きの通路等が有るからこそのスタイルですが
ビルメンテナンス業に就く私としては
なるほどと思わせるこのアイディアに舌を巻きました
 

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ウエルカムドリンクはコーヒー
この豆から挽くコーヒーサーバーには毎朝お世話になりました
 

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畳敷きの和室ですがダブルベットとソファーが備えられています
まぁここは共立リゾートのホテル
今流行りの和室のベット部屋と言ったところ
ベッドの幅も2m有りますのでゆったりと寝ることが出来そうです
 

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部屋は温泉宿らしい和室には
浴衣代わりの作務衣
エアコンにTVは無論、セイフティボックスが備えられております


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トイレにはウオッシュレット
 

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ただし部屋には風呂桶は有りません
シャワーが有るのみ
まぁこれは温泉が有るので部屋には要らないということなのでしょう
 

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キッチンとまでいきませんが
シンクに湯沸かしポット
冷蔵庫
 

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特筆すべきは
「湯かご」
これを抱えて最上階の温泉に入りに行くことになります
 

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と言うことでやって来たのは
高山市街と周囲の山々が見渡せる最上階に「大浴場」
高山市街の夜景を見ながら温泉に浸かりましたが、なかなか風情が有りますね
 

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そんな大浴場の他に貸切風呂が3ヶ所あり、宿泊者は無料で利用できます
到着したのが金曜の夜という事で空いており、3ヶ所の貸切風呂を梯子
まずは貸切風呂「東錦」
 

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そして
貸切風呂「白雪」
 

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ちなみこれが 貸切風呂「白雪」の脱衣所
そこそこのスペースが有りました
 

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最後にこれは一人用?と思われる
貸切風呂「枝垂」
 

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温泉の休憩所には
木桶に入った乳酸菌飲料が提供されており

 

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ここでいつも「クロレア乳酸菌」と「クロレアりんご」冷凍庫に入っラ「アイスキャンディ」とともに湯上がりを満喫
 

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そうそう最上階には洗濯室もあり
洗濯機が使い放題(しかも洗剤も提供されていました)
 

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なるほどこのあたりは流石は共立リゾートと言ったところでしょうか
 




一昨年前の正月に放映した『ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり』で舞台となった飛騨高山の「かる食堂」
ドラマを見た時に一番気になっていたお店ですが、予約しようにも「ぐるナビ」などにも載っていないだけではなく、予約するはずの電話番号も公開していない(私が知らないだけでお店に電話は有りました)ような大人の隠れ家的なお店
けれど店頭には誇らしげに『ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり』のポスターが貼られていました
 

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そんなこともあり店内は地元常連ばかり
かる食堂ではドラマでワカコが座った座敷席もありましたが
そちらは常連客で埋まっておりましたが
ここは指定されたカウンター席へ
 

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まずはお酒をオーダーしますが
メニューには様々なお酒が並びます
合わせる酒はもちろんお目当ての飛騨の銘酒といたします
 

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まずは寒いので最初は山車のお燗
そうそう後で聞いたのですが、私どもが訪ねる少し前に山車を醸す原田酒造の蔵元が訪れていたようです
なにやら毎日のように来られているのだとか
 

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それに合わせる料理はと言うと、座敷の壁には手書きの短冊メニューが掲げられており
おばんざいを中心にしたメニューが並んでいます


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そのまえに先ずはお通し
ポリポリした触感の軟骨の梅和え
 

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そして短冊メニューから頼んだのが、ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐりにも出てきた
「こも豆腐」
このこも豆腐、出来たてほかほかのお豆腐をこも(簀の子)で一本づつ丁寧に巻き茹で上げ、熱湯で茹で上げた逸品
茹で上げる際に出来た無数の気泡により、味をつけると中までしっかり味がしみこんだ独特の豆腐になるのだそうです
 

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そしてドラマでも来れず飛騨料理とばかりに取り上げられた「漬物ステーキ」
ちなみにその漬物ステーキ、飛騨地方の郷土料理で、凍りついてしまった漬物を解かすために囲炉裏で朴葉などに載せて焼いた料理が始まりなんだそうです
卵でとじるところがこの料理の味噌ですね
こいつに組長一味「キャロ地獄」をふりかけいただくことに
ちなみにこのキャロ地獄は気にってしまい、買おうと思っても買えませんでしたが、北海道から『ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり』を見てここに来たことがバレた事もあり
それでしたらと帰りに土産にいただいてしまいました
 

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合わせる日本酒はこのあたりで特別本醸造久寿玉の生酒にチェンジ
 

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しかもこれをドラマで実際に女優(武道家)の武田梨奈さんが使用したと言うガラスのお猪口をお借りしいただきました
 

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飛騨のあげつけ
これも飛騨名物で醤油だれを染み込ませた味付きの油揚げ
 

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合わせるのは生貯蔵庫酒 山車 寒造なま酒


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そして皮から手作自家製水餃子


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この日のスペシャルメニュー「豆餅」で〆
炙りたてを海苔でくるんでいただきました


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こんな感じで飛騨料理を飛騨のお酒とともにいただきましたが
周りを見回すと常連ばかりのお店でしたが、アットホームでなかなか居心地の良いお店でした
 





宿泊する飛騨高山のホテルからひとっ走り
GoogleMapを頼りに走ったことからとんでもない田舎の道を走る羽目になりましたが
冷え込みの厳しい早朝だったこともあり「毛嵐」のある風景にも出会うことが出来ました
 

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そんな田舎道を走りやって来たのは飛騨市神岡町
まずやって来たのは神通川
公害第1号として認定(昭和43年(1968年))された「イタイイタイ病」の発生地として知られる川です
今でこそサクラマスなどが生息し、多くの釣り人に愛される河川となりましたが、奈良時代から採掘がはじまったとされる歴史の古い鉱山は大量のカドミュームを流し
日本で初めて公害裁判で企業が敗訴した裁判となりました
この事実は小学校か何かの教科書で習った記憶があり、そんな舞台を今回見ることとなりました
 

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その後は時間の都合で昭和45年に神岡町のシンボルとして建てられた神岡城天守閣に立ち寄りチラ見したあと
 

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やって来たのは道の駅宙(スカイ)ドーム神岡
ここにある、ひだ宇宙科学館「カミオカラボ」見学が目的でしたが
はまだやっていなかったため、隣接する売店を散策
 

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実はここ神岡町にやって来た本当の理由は
地元民に愛される昔ながらの酒造りを行ってきた大坪酒造を訪ねる事だったのですが
残念ながら酒蔵はお休みでしたが、ここで「神代」は販売されていました
 

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ここに来たもう一つの理由が理系の我が家の奥さんが訪れたい
「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」
本来なら東京大学の宇宙線研究所である世界最大の地下ニュートリノ観測装置「スーパーカミオカンデ」
2002年、前身施設「カミオカンデ」での小柴昌俊さんがノーベル物理学賞
2015年にはそのスーパーカミオカンデを使った、ニュートリノ振動を実証した功績で梶田隆章さんノーベル物理学賞と2回のノーベル賞につながる成果を上げた施設です
これだけ聞くと「ノーベル症」を患う某国が一番欲しい施設なのかもしれません
こいつを一目見てみたい気持ちはありますが、スーパーカミオカンデを一般の方が見学できるのは、年にごく数回と限られているうえ応募が殺到するそう
都合よく伺えないことから今回はいつでもその研究内容に触れたり、体験できる施設「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」を訪れたというわけです
ちなみに「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」は内容は豊富
ノーベル賞受賞者2名を排出したカミオカンデの全貌の一端をを見ることが出来る施設でもありながら、なんと無料といった太っ腹な施設であったりします
 

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施設の内容はと言うと、スーパーカミオカンデの中に潜入したかのような、大型スクリーンを使った壮大な映像を3D映像で見られるのですが
たまたまこの日訪問者が少なかったことからかスタッフと言うか、以前研究者だったらしき方から親切に説明をうけじっくり宇宙の神秘にふれてきました
 

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スーパーカミオカンデは地下1,000mに直径39.3メートル、高さ41.4メートルの5万tの超純水を蓄えた円筒形のステンレス製水タンクの観測装置
そのタンク内には内向きに光電子増倍管と呼ばれる光センサーが、11,129本取り付けられています
スタッフに聞いたところ光電子増倍管から伸びているケーブルは上下でかなり長さが違うはずですが、精度を求められるためすべて同じ長さ
上のほうに付く光電子増倍管から伸びるケーブルはほどんどが束ねられ蜷局を巻いているのだとか
このひだ宇宙科学館「カミオカラボ」にもレプリカでは有りますが、ずらーと並ぶ光倍子増倍管の模型が展示されています

 

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それがこの光電子増倍管の本物
 

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その光電子増倍管、静岡県浜松市の光関連電子機器メーカー「浜松ホトニクス」の作成されました
これは工業高校出身の30歳前後の若い技術者たちが、苦労して製造に成功した実験装置で日本の匠がここに有りました
ここでは一つずつ手作りで作る「吹きガラス」の作成の様子も動画で紹介されていました

ちなみに2002年に小柴昌俊氏がノーベル物理学賞を受賞したその同年、島津製作所の田中耕一さんもノーベル化学賞を受賞したが、その分析器にも浜松ホトニクスが供給した部品が使用されていたのだそうです
こうした技術いやもとい「匠」は国外に流出してほしくない日本の宝
2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏も最終講義で「浜ホトの技術があるので負けません」と同社を称えたのだそうです
 

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最後に色紙にあった小柴昌俊先生の言葉
『やればできる』
こころに刻んでおきます
 

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一昨年前から始めた御朱印集め
今回は飛騨古川の気多若宮神社の御朱印を賜ることとなりましたが、この神社は新海誠監督のアニメ「君の名は。」のモデルとなった神社として知られる神社
人によっては聖地巡礼の旅でした
(ちなみに写真のポスターは飛騨古川町の商店街の一角に貼られていたものです)


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しかもこの気多若宮神社はユネスコ無形文化遺産に登録された
「日本三大裸祭り」のひとつとして知られる勇壮なけんか祭り「飛騨古川祭(毎年4月19・20日に開催)」はこの神社の例祭で
祭当日には起し太鼓がここに奉納されるといった由緒正しい神社だったりします
そんな神社の中腹にある鳥居からは飛騨古川の市街地の雪景色が見て取れました
 

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ちなみに気多若宮神社の創建は平安時代というとんでもない古社
手水社には龍が鎮座していました
 

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この神社は別名「杉本様」と呼ばれているそうですが
境内には大杉が社殿を護るかのように立ち並んでいました
 

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ちなみに気多若宮神社の祭神は大国主命だそうです
 

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ここを訪れた目的である御朱印はこの社務所で賜ります
 

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映画「君の名は。」に出てきた鳥居とうり二つの鳥居
神社の拝殿へと続く長い石段の参道はまさに「君の名は」に登場する巫女宮水三葉の住む糸守町にある宮水神社そのもの
 


 

主人公の瀧がもう1人の主人公である三葉を探し求めてこの神社(をモデルとする神社)に立ち寄るシーンをここで思い起こしました
 

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この神社を訪れたことにより飛騨古川祭に大きな関心が沸き上がってまいりました
ということで次は飛騨古川まつり会館を訪れることに






 

今日飛騨古川の街を巡り、再度この地を訪れたいと思わせたのが
天下の奇祭と言われる「古川祭り」
400年来続く岐阜県を代表する祭りで、大きな太鼓を鳴らして練り歩く「起こし太鼓」に加え
動く陽明門とも言われる10台の絢爛豪華な「屋台曳行」が、ユネスコ無形文化遺産に指定されています
例年春の訪れとともに、毎年4月19.20日の2日間にわたって行われるそうで
19日深夜には櫓の大太鼓をめぐる裸姿の男たちの攻防戦が催され
絢爛豪華な屋台が町を巡行し、からくり人形や子供歌舞伎が披露されるのだそうです
 


 

そんな古川まつりをいつでも実感できるよう、使われる屋台などを展示されているのが「飛騨古川まつり会館」
ごくごく普通の町の博物館と思いきやその展示物の内容に圧倒されました


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ちなみに入場料は大人700円の所
JAF会員優待を使用し630円で入館


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まずは飛騨の匠
平成15年に作られた屋台『瑞鳳台』
制作に4年の歳月を費やし3,000万円かけて作られたそうです
今の時代に、装飾を施した完璧な屋台を作ろうとすると5億かかるといわれているそうです
 

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しかもその瑞鳳台
この屋台はなんと中に入ることもできるんです
もちろん中に入ってその匠を実感してきました
 

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ここの目玉はなんといっても古川まつりで使われる屋台の実物が3つ展示(定期的に入れ替えされているようです)されていること
この古川の屋台、なんと江戸時代からもたらされた屋台が、飛騨の匠の技量によって高められ、京都のからくり人形が加わることで独自の形となっているのだそうです

まずは「青龍台」
黒塗りに金箔模様の優雅で美しい外御所車、樹齢千年のけやき材の獅子牡丹が特徴
 

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続いて「鳳凰台」
立派な鳳凰の棟飾りが輝く屋台
下段の竜の彫刻には高度な技術により制作された防護用の金網が取り付けてありました
 

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そして「三光台」
元々は見送り枠の上部に巻き付いた竜の彫刻と見送りの「虎図」と対で「竜虎」を表現していたことから「竜門台」と呼ばれていたそうですが、江戸時代末期に屋台を新築、「日」「月」「星」の三つの光に因んでこの名が付いたのだとか
 


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祭礼のとき、御神霊を安置して運ぶ実物の御神輿
中央には「天照皇大神宮」の札
右が古川まつりを例祭「気多若宮神社」、左に「御蔵稲荷神社」の札が並べられていました
 

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最後にハイビジョン4Kで毎年2日間で5万人が訪れる飛騨古川祭の様子を迫力の映像で見ることが出来
飛騨古川まつり会館で古川まつりの気分を味わうことが出来ました・・・・
がこれは是非とも再訪して古川まつり自体を見なければならなくなってしまいました
 





天正年間、増島城の城下町として整備された飛騨古川
高山の奥座敷と称され、碁盤のような町割りが飛騨に残るもう一つの古い町並みとして知られています


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そんな古い町並みには約500m続く白壁土蔵街があり
町歩きとセットになった酒蔵めぐり「飛騨地酒ツーリズム」が行われていたりもします
そうここ飛騨古川は冬は氷点下15℃まで落ち込む豪雪地帯で、一定の低い温度で保つことが出来るうえ、アルプスの伏流水といった清らかな水が流れる酒作りに適した場所、当然のように古くからの酒蔵が存在します
そんなことを考えつつ歩いていると薦樽を看板に添えた「後藤酒店」なるお店を見つけました
ここには飛騨古川の地酒が揃っていて試飲もできるのだとか
 

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ただし今回の旅の目的は
BSテレ東にて放送されたドラマ「ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり」の聖地巡礼
ワカコが東京の行きつけの店「逢楽」の大将と飛騨高山の宮川市で偶然出会い、飛騨古川の蔵元をめぐるワカコに大将も同行し、一緒に酒蔵めぐりを楽しむなんて話があり
大将とともに試飲を行った蓬莱の蔵元「渡辺酒造店」がその後藤酒店の向かいにあることから、まずはこちらを訪ねることといたします
 

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さてその蓬莱の蔵元 渡辺酒造店
創業が明治のはじめという老舗造り酒屋
歴史ある建物は国の登録有形文化財に指定されています
 

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ドラマでワカコと大将が試飲したのは「色おとこ」でした
ロマネコンティを凌駕するお酒を造ってほしいとの要望で作った日本酒の話が有りましたが、今回我が家の奥さん(私はレンタカーの運転が有り飲めません)が試飲したのは
「しぼりたて新酒」
「大晦日生搾り(吟醸生酒)」
「純米大吟醸ギャラクシー」
「冬季限定にごり酒」
「蔵元の甘酒」
の五種
ネーミングとして大晦日生搾りというのが面白いのですが
実際に12月31日の大晦日にしぼったお酒を即日発送し、元旦にお届けするのだそうです
正月明けでしたが元旦専用酒が残っていてラッキー(棚にも結構並んでいました)
というか日本酒業界の長期低迷もその背景にあるのかもしれません
 

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そうそう「大晦日生搾り」だけではなく渡辺酒造店はユニークなネーミングやラベルが多いのですが
今回土産に買ったのも「純米大吟醸45ギャラクシー」2,480円
なにやらインターネットや通販、パンフレットにも載っていない店頭限定のお酒
もうこれだけで買わない理由はないのですが、我が家の奥さんが試飲した中でこれが美味しかったという事で帰ってから飲もうとこいつに決めました
 

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そうそう誇らしげにポップに書かれたお酒で「ANA国際線ファーストクラス採用」されたという『純米吟醸 蓬莱 家伝手造り』
飛騨の米「飛騨ほまれ」を使った純米吟醸
これが価格も1,450円と手ごろな価格で販売されていました
そうこの渡辺酒造店は純米酒なら千円以下からのラインナップもあるといった
普段のみにピッタリな価格帯での販売がなされているようで、地元から愛される酒蔵を感じてきました
 

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そうそうコロナ禍の中、酒蔵見学はできませんでしたが
渡辺酒造店の蓬莱Sakeチャンネル
「岐阜県飛騨市古川町の蓬莱蔵元渡辺酒造店会社ムービー」なるものを見つけたので紹介します



 

さて次はここ飛騨古川にもう一軒ある酒蔵「蒲酒造場」を訪ねることに





ドラマ「ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり」の聖地巡礼
2軒目の蔵は飛騨古川の蒲酒造場へ
その蒲酒造場、創業はなんと江戸時代中期の宝永元年(1704)
飛騨市で最古の酒蔵で三百年の歴史を誇り、13代にわたって酒造りを続け、妥協を許さない杜氏が厳冬の中丹精込めて仕上げた本物の酒を醸す酒蔵です
 

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店先にはアルコール手指消毒器とともに
全国燗酒コンテスト2021でプレミアム燗酒部門で金賞を受賞の「白真弓 特別純米」 
岐阜県知事賞 本醸造酒の部で受賞の「やんちゃ酒」の賞状が誇らしげに飾られていました
 


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ここは寒暖差の大きい飛騨の気候に育まれた、飛騨古川生まれの酒米ひだほまれを100%使用していますが
このひだほまれ、大粒でタンパク質が少ないため、純米吟醸などの特定名称酒に向いているのだそうです
 

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そんな酒米と北アルプスの伏流水で醸した日本酒は
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2021 」金賞したり
「白真弓 特別純米 ひだほまれ」など数々のコンクールで入賞する日本酒を次々に繰り出す酒蔵のようです
 

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ただしそんな日本酒を試したくても今回はコロナ禍という事もあり
残念ながら試飲は出来ませんでした
 

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かわりに雪のように白く、クリームのようにとろりと滑らかなにごりの新酒原酒
「白真弓 とろ~りにごり原酒 初物」を土産に買っていき、帰ってから楽しむこととします
 

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そろそろお昼時、飛騨古川でのランチはここ古川でも生産されている飛騨牛を狙っていました
おっとその前にJR高山本線「飛騨古川駅」の駅舎へ
ここは新海誠監督によるアニメ映画「君の名は。」で使われた駅舎としても有名で、多くの方が聖地巡礼に訪れているようです
 

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そんな飛騨古川駅から歩いて数分の所に
本日のお目当てのお店「西洋膳処まえだ」は有りました
飛騨牛をリーズナブルに食べるならこことの前評判を聞いていたので、予約の上やってきたわけです
 

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カウンターの奥では予約の際に電話に出ただろう奥さんが忙しそうに切り盛りをしていました
どうやら家族でやっているような感じのお店のようです
 

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予約のうえ伺ったのですが、席は小上がりの広いお座敷にテーブルと椅子
 

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メニューは多種にわたってありますが
ここに来たお目当てである飛騨牛をお値打ちに味わえるランチメニュー
「大好評!大碗膳ランチ」
小鉢・御飯・汁物・香の物付き
飛騨牛をチョイスしても2千円を切ると言ったリーズナブルな価格が魅力です
 

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給仕された大碗膳は御覧の大きさ
迫力充分です
 

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私が頼んだのが「飛騨牛ステーキ大碗膳(80gもも肉)」
さすがは飛騨牛!
お肉はとっても柔らかく柔らかくジューシー
ステーキソースは醤油ベース
そういや昔マンガ「美味しんぼ」の中で、主人公が牛肉に一番合うソースは醤油だと言い切っていましたね
他にも大碗膳いっぱいに盛られた、天ぷらもかりっかりに揚がっていて美味しい
 

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我が家の奥さんは「飛騨牛ギョウザと飛騨牛ステーキ大碗膳(60gもも肉)」
こちらも大きなお椀に色々な料理が入った豪華版
 

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ボリュームがあり、味もまずまず
もちろん飛騨牛は美味しいし、満足の大碗膳でした



飛騨牛でお腹を満たしたあとは古川を後にし宿泊するホテルの有る飛騨高山へ舞い戻っていました
まずは御朱印集め(スタンプラリーとも言うらしい)の為、神社を巡ります
ちなみに飛騨高山には高山祭に関連する神社が2社あります
と言うのも高山祭は4月14~15日の日枝神社例祭「春の山王祭」と、10月9~10日の櫻山八幡宮例祭「秋の八幡祭」の2回執り行われ、それぞれの祭りに例祭する神社があるからです
今回2社とも回る事として、まず訪れたのは「櫻山八幡宮」
私が訪れた1月初旬には拝殿前に鋼管柵で作られた仮設屋根が掛かっておりました
 

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さて櫻山八幡宮といえば「両面宿儺」を思い起こす方も多いのではないでしょうか
最近ではアニメ・漫画『呪術廻戦』でも最近人気急上昇中の「両面宿儺」
まぁ私の場合は星野之宣氏のマンガ「宗像教授伝記考」で、ヒンズー教の火の神「アグニ」とされる両面宿儺の話が記憶に残っていますが
 

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両面宿儺は1600年ほど前ここ飛騨地方の豪族で中央集権の圧制から飛騨を守り抜いた英雄だったようですが
日本書紀では逆に天皇に抗う賊として扱われ、1つの胴体に2つの顔を持ち、4四すつの手と足をのある怪物として恐れらる存在にされてしまいます
4世紀の仁徳天皇の時代に両面宿儺を討つため、征討将軍の勅命を受けた難波根子武振熊命が、官軍を率いて征伐する際に戦勝祈願をこの桜山の神域で行ったのが、櫻山八幡宮の創祀とされています

まぁ悪者なんで得てしてこんなものだったりしますね
そんな櫻山八幡宮を参拝したあとは、お目当ての御朱印を賜りに社務所へ
何だか社務所自体もとても荘厳な建物だったりします
 

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ちなみに御朱印はここ
①本社 櫻山八幡宮の御朱印、の他
②末社 秋葉神社(防火の神様)
③末社 琴平神社(病気平癒の疱瘡神を一緒に祀る)
④末社 稲荷神社(五穀豊饒・商売繁盛・養蚕・各種産業の神)
⑤末社 照崎神社(武勇の神・歯の神をご祭神とする両面宿儺討伐の神)
とすべて頼むと5社の御朱印が授かれるようですが・・


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ここはシンプルに櫻山八幡宮の御朱印のみを授かります
ちなみに感染予防による安全確保のため、書置きのみの対応でした
 

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さて御朱印を頂いたら
次は櫻山八幡宮に隣接する高山祭屋台会館へ

高山祭屋台会館で見る飛騨の匠

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飛騨高山で毎年10月9日~10日に開催される秋の高山祭り「秋の八幡祭」
先ほど参拝した櫻山八幡宮の例祭です
高山祭の屋台行事は、春の高山祭りと合わせ日本三大美祭と言われており
2016年12月 ユネスコ無形文化遺産に登録されました
 


さて今回の旅のテーマであるドラマ「ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり」の聖地巡礼
櫻山八幡宮で御朱印を賜ったあとは、ドラマの中でワカコも訪れた高山祭屋台会館を訪れることに
ちなみに高山祭屋台会館は櫻山八幡宮の境内に有りました
 

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さてその高山祭屋台会館
私のような観光客にもレプリカなんかではなく実物の屋台を目にできるよう、高山祭屋台全11台のうち4台ずつ交代で公開しているのだそうです
 

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まずは曳き回しの時に担がれる神輿から
この神輿は日本一の大神輿と言われ、重さはなんと2トン半もありますが、祭りでは80人で担ぎあげるぼだそうです
精巧さにおいても日本一で皇族の菊紋「十六葉八重表菊紋」が金色に輝いていました
 

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続いて豪華絢爛な屋台
現在23台現存しているうちの4台がここに展示されていますが、いま同じような屋台を作ろうとしても制作費に4~5億はかかるのだとか

「鳩峯車」
天保8年(1837)に作られた屋台で幕には「つづれ織」という伝統的な美術工芸で作成されています
龍や虎の彫刻も「飛騨の名工」と呼ばれる谷口与鹿など、多くの飛騨の匠が屋台彫刻に携わっているそうです
 

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続いて「宝珠台」
台輪は、ケヤキ材の一枚板で高山の屋台の内で―番美しいのだそうです
 


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「布袋台」は秋祭りで唯一からくりが現存する屋台
その名の布袋が見て取れます
祭りでは9人がかりで36本もの操り糸で動かすのだそうです
 

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最後は「鳳凰台」
高山祭屋台の中では最大の大きさを持つ屋台で、その名の通り上段屋根部分には大型の金の鳳凰が配置され
下段には名工谷口与鹿と浅井一之の手によるケヤキ板の一枚彫刻が見て取れます
 

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展示されている「回し車」と呼ばれる方向転換のための車輪の仕組みもまた素晴らしいのですが
こうした飛騨の匠は昔から素晴らしい技術を持っていましたので、大和朝廷の時代にはなんと税の代わりに、毎年100~300人もの匠を働きに出していたそうです
そうした匠達は奈良の宮殿やお寺を建築した今でいうところの「宮大工」
そんな『飛騨の匠』の片鱗を目に刻んできました
 

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ただし飛騨の匠は、次に行く高山祭屋台会館に附設する「桜山日光館」でも
なるほどと私をうならせてくれました






高山祭屋台会館で飛騨の匠を堪能した後は附設する「桜山日光館」にも立ち寄ることに
こちらには大正時代、飛騨高山で15年の歳月をかけて左甚五郎の再来といわれた飛騨の匠たちが力を合わせ作った日光東照宮の超精巧模型(実物の1/10サイズ)が展示されています
そんな桜山日光館では、まずは日光東照宮五重塔のミニチュアが迎えてくれました
 

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さてその話に出てくる「左甚五郎」
いわゆる木工の神様なのですが、そんな左甚五郎は江戸時代に存在していた?といわれている彫刻職人で300年生きたなどの都市伝説も多く
とりわけ飛騨人がこの人物をこよなく愛するようで、ここ飛騨高山には「飛騨の甚五郎」なる日本酒を醸す蔵が有ったりもします
そういや「左甚五郎(ひだりじんごろう)」って不思議な名前ですが、飛騨(ひだ)に通じるところもあるように思えたりもします
館内に掲げられたポスターには『名工、左甚五郎は飛騨に生まれたとされる伝えられる。木工ですぐれた技があると「左甚五郎作」と呼ばれるように、名工伝統と左甚五郎伝説は常にオーバーラップしている。・・・・』と書かれていました

 

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ちなみに左甚五郎作の彫刻で恐らく最も有名なのが、日光東照宮に設置されている「眠り猫」
桜山日光館にあるのはこの眠り猫に限りミニチュアではなく同じ大きさの彫刻が展示されていました
 

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徳川家や日光東照宮とここ飛騨との深い縁は高山城城主の金森氏が将軍秀忠に重用されていたことにあるようで
将軍が日光東照宮参拝に供奉したさいに納めた石灯籠と同じサイズの石灯籠がここに展示されていました
 

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左甚五郎の再来と言われる匠たちが作った
日本一美しい門「陽明門」のミニチュア
彫刻も精巧で実物の東照宮の陽明門を彷彿させます
 

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そして彫刻が見事な「唐門」
中国の神話などを表現しているため人物の彫刻も数多く見られます
この人物像の彫刻が見事
これが左甚五郎の再来と言われる匠たちの技なのでしょうね
 

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ちなみに8年前に「はとバス」のツアー「初公開の日光東照宮「松に巣ごもりの鶴」壁画と奥日光湯元温泉」で見に行ったのが、こちらが本物の唐門です
 

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ちなみにこの日光東照宮超精巧模型は、戦後アメリカに渡り、長い間アメリカ全土を巡回公開などしていたそうです
日本に里帰りしたあとここ桜山日光館に匠の技の共通テーマとして、高山祭屋台会館の附設館として展示されるようになったそうです






櫻山八幡宮と境内にある施設を見て歩いたあとは、レンタカーを走らせ『日枝神社』へ
この神社は『飛騨山王宮 日枝神社』と言う別名もある高山市の結構由緒ある神社で、
高山市で一番大きなお祭りの一つ春の高山祭『山王祭』はこの日枝神社の例祭となっています


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それに加えてこの日枝神社
2016年にヒットしたアニメ映画『君の名は。』の舞台となるのは岐阜と東京でしたが
ヒロインである宮水三葉は、岐阜の実在しない『宮水神社』という神社の娘でした
冒頭のシーンで、田舎町の伝統やしがらみに嫌気がさしたヒロインの三葉が、涙ながらに「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!」と叫ぶシーンがありましたが
その叫んだシーンの参道へと続く鳥居がここ日枝神社の朱の大鳥居と言われています


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木々が生い茂る境内にあって
神々しいのがこの樹齢推定1000年の大杉
幹周約7m・樹高は40mほどで岐阜県の指定天然記念物となっています
まっすぐに伸びるさまは何だか神々しさを感じます
何やら過去に何度か落雷にあいながらも樹勢はすこぶる盛んなのだとか
 

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一度参拝した後、社務所まで降りてきて
ここで御朱印を賜ります
昭和62年に建て替えられたという社務所はなかなか立派な趣でした
 

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これが飛騨山王宮日枝神社の御朱印
副印のお猿さんが何だかかわいいですね
 

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それにしても日枝神社の例祭「山王祭」
毎年4月14日、15日に執り行われ豪華絢爛な祭屋台12台が曳き回されるのだとか
近い将来、また飛騨高山に泊まり見てみたいものです
 




この日は朝からレンタカーを駆り神岡町で「ひだ宇宙科学館カミオカラボ」に立ち寄ったあと、今回の旅のテーマである「ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり」の聖地巡礼に一環として古川町で酒蔵巡り
ついでにアニメ「君の名は。」のモデルとなった神社で御朱印を賜ったりしましたが
予想したよりもスムーズに回ったおかげで、午後3時には飛騨高山の宿泊するホテルに舞い戻ってきました
 

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という事で時間もあることですし、飛騨高山を街歩き
次は国史跡「高山陣屋」を訪れることに
この高山陣屋、幕末には全国60数ヶ所あったといわれる郡代・代官所のなかで、現存する天領の陣屋としてはこの高山陣屋が唯一無二の存在となる陣屋です
 

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ちなみに高山は「天領」と呼ばれる徳川幕府の直轄領
もともと飛騨高山藩と呼ばれ飛騨3万3千石の領主となった金森氏が6代107年間統治していましたが
6代藩主の金森頼時の時代に突然藩主の金森家は転封(出羽国上山藩へ)され、幕府の直轄領となってしまことに
ということで飛騨高山藩・金森家(第6代藩主・金森頼時がの下屋敷だったものを天領となって陣屋にしたもの
 

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ということで徳川幕府が派遣した代官や郡代が政務を行った陣屋
葵紋が描かれた玄関幕をくぐり中へ
高山陣屋内は土足厳禁、靴を脱いで入ります
 

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さて日本列島のほぼ中央に位置する飛騨
年貢米俵は陣屋に隣接する御蔵に保管されていますが
もともと高山城の三の丸に建てられていた米蔵を1695年に移築したそうで
全国最古、最大規模の米蔵といわれています
とはいえたかが3万3千石しかないこの飛騨高山
なぜ天領地となっったのか?
そのわけは、飛騨の豊富な木材と鉱物資源(金・銀・銅・鉛)と言われていますが、実際には天領地となった幕領時代には、さほど金や銀は採れなかったそうです
私が思うにそのわけは別なところにもありそうです
その話はまた後で
 

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広間の濡縁(ぬれえん)からは役宅の庭園が見て取れます
玄関など正面から見ると小さく見えましたが、奥行きがかなり深い
こうしてみるとかなりの大きさの屋敷のようです
 

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ということで陣屋の案内図
順路も設定されていました
 


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「御用場」
ここは地役人が勤務する事務所です
 

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「湯呑所」
真向き兎の釘隠しの説明書きがここに有りました

 

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その「真向き兎の釘隠し」
奥に見えるのが役所の中枢部「御役所」
ここは幕府から派遣されてきた代官直属の役人(現代でいうキャリア組)が仕事をする部屋とのこと
 

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「勝手」
お茶を入れるための台所です
 

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「座敷」
代官・郡代が客を接待したとされる部屋
 

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「下台所」
畳に縁が有りませんが、これは身分ごとに仕様が決められて
畳や縁の種類により、部屋の格式を表現しているとのこと
 

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台所には部屋のほぼ中央に釜土があり、その周辺で調理ができる様になっています
郡代などの高級役人のとその家族の食事を作った場所のようで、今でいうところの公務員宿舎も兼ねるこの台所では結構な人数の食事を作っていたようです
天井を見上げると板が張っていなく、縦横の柱や梁が丸見えです
 

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「御囲い」
ここは茶室となっていました
 

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「雪隠」と言う名のトイレ
 

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「使者之間」
幕府から派遣された巡見使などが利用したとされる部屋
「寺僧駕籠」というかなり高級な駕籠も展示されていました
 

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時代劇ではよく見る
「御白州」
ここは取り調べを行う場所です
囚人駕籠・責台と抱石が展示されていましたが
江戸時代の取り調べは、自白が重視されていたため自白が得られない場合には厳しい拷問が課される場合もあったようです
 

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御蔵への通路
 

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通路を覆う屋根は特徴的な板葺き屋根
木を薄く剥いで作る榑板を重ねて屋根にしていて板表面の溝が水はけを助ける
材料には、油分を多く含み水をはじく利点を生かしてヒノキ科のネズコが利用されていたのだそう
釘を使わずに板を木の棒と石で押さえる「石置長榑葺」という葺き方が採用され
「板返し」の手法により、5年ごとに上下、裏表と入れ替えることで長持ちさせるのだそうです
 

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蔵の中には
代々金森藩の家臣であった地役人、土屋與四郎高信の鎧が展示されていたり
 

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美濃の銘刀『濃州兼広』
 

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そして江戸時代の鉄砲が展示されています
ただしこれは猟銃のようでした
 

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そして冒頭の話にあった、なぜここが幕府の直轄地となったのかという謎
私が思うにそれが、この黒色火薬の原料となった塩硝(硝酸カリウム)にあるのではないかと思っています
江戸時代に白川郷を中心に生産された塩硝
話が長くなってしまったので、この話はまたあとに続きます
 

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こんな感じで30分あまり
「国史跡高山陣屋」で飛騨の歴史を垣間見てまいりました



飛騨高山の「さんまち通り」
この周辺は「飛騨の小京都」とも呼ばれ、江戸から明治時代にかけての面影を感じる古い町並みが見られますが
そんなさんまち通り、コロナ禍の中ではありますが、結構な観光客で溢れていました
 

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さてこのあたりで、今回の旅のテーマに舞い戻ります
そう「酒呑みの舌」を持って生まれたOL・村崎ワカコ(26歳)が様々な酒場をさすらう『ワカコ酒』私の愛読書の一つです
そのその人気コミックの実写版ドラマシリーズ初のスペシャルドラマ「ワカコ酒スペシャル 飛騨酒蔵めぐり」が一昨年前にあり
今回の旅のテーマはワカコ酒SPの聖地巡礼
 
 
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ということでこの「さんまち通り」をはじめ、徒歩圏に飛騨高山の酒蔵が7軒あるという酒蔵の街を探求することに
まずは昨日伺ったかる食堂に毎晩通うと言う蔵元の酒蔵、山車を醸す原田酒造場を訪問
店頭には大きな酒ばやし(杉玉)がぶら下がっていました
 

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安政二年(1855年)創業
祭り行列が壮麗な高山祭
その絢爛豪華な祭り屋台である山車の名を冠した日本酒を醸す酒蔵です
店内にも大きな酒ばやしがありました
 

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大吟醸や季節限定の日本酒(しぼりたて生酒など)、にごり酒や焼酎など、幅広いお酒が並んでいます
 

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さてここに来た一番の理由がドラマの中でワカコも試飲した
原田酒造場のお酒の試飲
一風変わった試飲の方法で
まず御承り処で三車のロゴの入った専用のお猪口(350円)を購入


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すると、棚に並ぶ10種類以上のお酒を一杯ずつ
好きな数だけ試飲できるという太っ腹企画
当然のようにその企画に乗りすべて制覇しようとしたのですが
いくらお猪口が小さくとも日本酒12銘柄と焼酎2銘酒すべてを飲むのは厳しく
今回は日本酒のみで終了いたしました
そうそう飲みやすかったのが「山車 純米吟醸 花酵母造り」
アベリア花酵母使用しフルーティな日本酒に仕上がっていました
 

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ちなみにこのお猪口は土産に持ち帰れるそうです
 

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さて飛騨高山の酒蔵巡りはまだまだ続きます




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