「超し太鼓と屋台行事」に使われる屋台などを展示した飛騨古川まつり会館を見学

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今日飛騨古川の街を巡り、再度この地を訪れたいと思わせたのが
天下の奇祭と言われる「古川祭り」
400年来続く岐阜県を代表する祭りで、大きな太鼓を鳴らして練り歩く「起こし太鼓」に加え
動く陽明門とも言われる10台の絢爛豪華な「屋台曳行」が、ユネスコ無形文化遺産に指定されています
例年春の訪れとともに、毎年4月19.20日の2日間にわたって行われるそうで
19日深夜には櫓の大太鼓をめぐる裸姿の男たちの攻防戦が催され
絢爛豪華な屋台が町を巡行し、からくり人形や子供歌舞伎が披露されるのだそうです
 


 

そんな古川まつりをいつでも実感できるよう、使われる屋台などを展示されているのが「飛騨古川まつり会館」
ごくごく普通の町の博物館と思いきやその展示物の内容に圧倒されました


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ちなみに入場料は大人700円の所
JAF会員優待を使用し630円で入館


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まずは飛騨の匠
平成15年に作られた屋台『瑞鳳台』
制作に4年の歳月を費やし3,000万円かけて作られたそうです
今の時代に、装飾を施した完璧な屋台を作ろうとすると5億かかるといわれているそうです
 

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しかもその瑞鳳台
この屋台はなんと中に入ることもできるんです
もちろん中に入ってその匠を実感してきました
 

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ここの目玉はなんといっても古川まつりで使われる屋台の実物が3つ展示(定期的に入れ替えされているようです)されていること
この古川の屋台、なんと江戸時代からもたらされた屋台が、飛騨の匠の技量によって高められ、京都のからくり人形が加わることで独自の形となっているのだそうです

まずは「青龍台」
黒塗りに金箔模様の優雅で美しい外御所車、樹齢千年のけやき材の獅子牡丹が特徴
 

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続いて「鳳凰台」
立派な鳳凰の棟飾りが輝く屋台
下段の竜の彫刻には高度な技術により制作された防護用の金網が取り付けてありました
 

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そして「三光台」
元々は見送り枠の上部に巻き付いた竜の彫刻と見送りの「虎図」と対で「竜虎」を表現していたことから「竜門台」と呼ばれていたそうですが、江戸時代末期に屋台を新築、「日」「月」「星」の三つの光に因んでこの名が付いたのだとか
 


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祭礼のとき、御神霊を安置して運ぶ実物の御神輿
中央には「天照皇大神宮」の札
右が古川まつりを例祭「気多若宮神社」、左に「御蔵稲荷神社」の札が並べられていました
 

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最後にハイビジョン4Kで毎年2日間で5万人が訪れる飛騨古川祭の様子を迫力の映像で見ることが出来
飛騨古川まつり会館で古川まつりの気分を味わうことが出来ました・・・・
がこれは是非とも再訪して古川まつり自体を見なければならなくなってしまいました
 



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この記事について

このページは、r-ohtaniが2022年2月19日 06:19に書いた記事です。

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