高山祭屋台会館で飛騨の匠を堪能した後は附設する「桜山日光館」にも立ち寄ることに
こちらには大正時代、飛騨高山で15年の歳月をかけて左甚五郎の再来といわれた飛騨の匠たちが力を合わせ作った日光東照宮の超精巧模型(実物の1/10サイズ)が展示されています
そんな桜山日光館では、まずは日光東照宮五重塔のミニチュアが迎えてくれました
さてその話に出てくる「左甚五郎」
いわゆる木工の神様なのですが、そんな左甚五郎は江戸時代に存在していた?といわれている彫刻職人で300年生きたなどの都市伝説も多く
とりわけ飛騨人がこの人物をこよなく愛するようで、ここ飛騨高山には「飛騨の甚五郎」なる日本酒を醸す蔵が有ったりもします
そういや「左甚五郎(ひだりじんごろう)」って不思議な名前ですが、飛騨(ひだ)に通じるところもあるように思えたりもします
館内に掲げられたポスターには『名工、左甚五郎は飛騨に生まれたとされる伝えられる。木工ですぐれた技があると「左甚五郎作」と呼ばれるように、名工伝統と左甚五郎伝説は常にオーバーラップしている。・・・・』と書かれていました
ちなみに左甚五郎作の彫刻で恐らく最も有名なのが、日光東照宮に設置されている「眠り猫」
桜山日光館にあるのはこの眠り猫に限りミニチュアではなく同じ大きさの彫刻が展示されていました
徳川家や日光東照宮とここ飛騨との深い縁は高山城城主の金森氏が将軍秀忠に重用されていたことにあるようで
将軍が日光東照宮参拝に供奉したさいに納めた石灯籠と同じサイズの石灯籠がここに展示されていました
左甚五郎の再来と言われる匠たちが作った
日本一美しい門「陽明門」のミニチュア
彫刻も精巧で実物の東照宮の陽明門を彷彿させます
そして彫刻が見事な「唐門」
中国の神話などを表現しているため人物の彫刻も数多く見られます
この人物像の彫刻が見事
これが左甚五郎の再来と言われる匠たちの技なのでしょうね
ちなみに8年前に「はとバス」のツアー「初公開の日光東照宮「松に巣ごもりの鶴」壁画と奥日光湯元温泉」で見に行ったのが、こちらが本物の唐門です
ちなみにこの日光東照宮超精巧模型は、戦後アメリカに渡り、長い間アメリカ全土を巡回公開などしていたそうです
日本に里帰りしたあとここ桜山日光館に匠の技の共通テーマとして、高山祭屋台会館の附設館として展示されるようになったそうです
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