秋田2025の最近の記事

県内に37もの日本酒の酒蔵があり、雪国ならではの低温発酵技術と質の高い酒米を活かした日本酒の名産地
『美酒王国秋田』
2年前にも秋田を訪れ4軒ほどばかり酒蔵をめぐりその魅力に憑りつかれていましたし
それに合わせるかのような秋田の郷土料理の魅力も感じていました
今回はそんな秋田を再訪し、また美酒王国の片りんを確かめる旅となります
 

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そんなわけで札幌の空の玄関口札幌丘珠空港にやってきました
ここを訪れるのは仕事で伺う以外は4年ほど前に札幌丘珠空港ビル開業30周年記念!FDAの機材による遊覧飛行に参加して以来となります
 

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札幌の玄関口とは言うものの現在定期便については「ジェット機は千歳、プロペラ機は札幌」という棲み分けがなされています
夏ダイヤ期間中はフジドリームエアラインズが静岡空港便を開設し初のジェット機による定期旅客便が運用されています
それに北海道新幹線の札幌延伸に合わせて、2030年までの滑走路延伸を目指しているそうです
札幌丘珠空港は札幌市中心部に近く、そんな滑走路延伸が実現できればジェット機の乗り入れが可能となり、どこへ行くにも便利な空港ができることとなります
LCCの台頭で台北松山空港や韓国の金浦国際空港のように都市中心部へのアクセスが良く空港自体がコンパクトな空港は見直されていることから
ここ丘珠空港も同様に今後目が離せないそんな空港になりそうです
  

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今回向かう先は美酒王国秋田
2023年10月からHACによる「札幌丘珠↔秋田線」が運航していることに加え
JALのセールで格安(片道6,160円)だったので、今回秋田行きを決めました


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搭乗する機材はダーポプロップ機
ATR42-600(JA12HC)
エアバスグループの一つが製作しているリージョナルジェットです
  

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このATR42は前方からではなく、後方のに内蔵された扉の階段から乗降するといったもの
ボーディングブリッジがないここ丘珠空港には最適な機材かもしれません
  

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標準座席数は48席、全席シート黒い革張りのシートといったスタイリッシュな機内
特徴として最前席には進行方向に対し反対側を向く、いわゆるお見合い席があることでしょう
ここに座ると乗客の皆さん見つめているような気になりなんだか気恥ずかしい気がします
 

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もう一つのATR42-600の特徴として巡航高度が低いことが挙げられます
巡航高度は20,000ft (約6,100m)で、一般的なジェット旅客機と比べると3分の2ぐらいの高度
ということで雲が低く垂れ込まねば車窓ならぬ航空機窓が楽しめます
特に札幌⇔秋田便では海に出ることが稀なため
今回も眼下に羊蹄山や・・・
 

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洞爺湖そして噴火湾
 

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駒ヶ岳や大沼
 

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函館山や函館湾に出入りする船
 

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岩木山を望むといった豪華な遊覧飛行となりました
 

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こんな遊覧飛行を1時間少々楽しんだところで秋田空港に到着
このあとリムジンバスに乗り秋田市を目指します
 

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もう40年近くは通っているススキノの老舗焼き鳥屋福鳥
焼鳥に一番合うお酒は日本酒ってのを思い知らされたのがそんな福鳥で提供される高清水でした
特にヤカンに入れられ炭火のそばに置かれ遠火で燗される熱燗の魅力ははかり知れません
 

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そんな高清水を醸す秋田酒類製造に直接伺いたいと以前から思っていましたが、ようやくそのチャンスが訪れることになりました
秋田空港からはリムジンバスで秋田市に向かいますが、途中の卸センター前で下車
少し歩いたところに「高清水」の看板が高々と掲げられた秋田酒類製造がありました
 

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まずは酒蔵見学の施設である本社に隣接する「倉//蔵(KURA KURA)」に赴きます
秋田酒類製造の酒蔵見学は酒造りが行われていない夏季は1日2回で予約制
あらかじめ予約しての訪問となりました
ちなみに2年前に訪れた際は社員旅行により休館しており、今回がリベンジの訪問となります
 

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古い倉庫をリノベーションした蔵見学受付兼直営ショップの「倉//蔵」


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奥には杜氏がこだわりぬき醸したお酒は無論
「高清水」の名入れのグラスや徳利、前掛け、Tシャツなどのグッズ類が売られ
私もそんな高清水の名の入ったTシャツが速乾性ポリエステル製だったこともあり即買いしてしまいました
 

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秋田酒類製造本社蔵の敷地には、千秋蔵、仙人蔵の2つの蔵がありますが
今回見学するのは伝統の酒造りを継承する仙人蔵
蔵には「酒造道場」というキャッチコピーがつけられていましたが
仙人蔵が伝統的な造りを追求する小仕込み専用の蔵だからなんだそうで
今でも手造りとなる吟醸酒などがこの蔵で醸されるんだそうです
 

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蔵へと向かう通路には
昔ながらの酒造りに使われてきた道具が展示されています
手前から酒米を蒸すときに使われる大きな「湯釜」
隣にあるのは、「スピード酒燗器」
説明書きには5秒で50℃程度までお酒を温めることができる優れものです
ただの骨董品ではないことを、この後伺った秋田市の居酒屋「からす森」でも目にし現役で使われていることを知りました
「八千代槽」という名の壺というか甕
今の時代も使われる麹造りに使われる台
上槽に使われてきた佐瀬式の搾り機と昔ながらの槽
出雲辺りではこれじゃなきゃ日本酒は搾れないなんて話す酒蔵もありました
 

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高清水のCMで有名な岡江久美子さんのポスターなどの宣材
なんと岡江久美子さんはここ秋田酒類製造「清酒・高清水」のCMキャラクターを19歳から大凡20年間務められていたそうです
  

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そんな仙人蔵はもともと普通酒の製造蔵だった第一工場の一部を改築
1953年に建てられたとあって古い柱や梁が当時そのまま残されていました
 

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ここ仙人蔵は別段ミュージアムだけではなく、仕込み時期には全国新酒鑑評会への出品酒をはじめ
数あるラインナップの中でも高級酒に位置付けられる「瑞兆」や「和兆」などここ仙人蔵において、ほぼ手作業で造られているそうです
 

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蔵を改装した日本酒バーのような洒落た空間がありましたが
 

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そんなバーに使われているテーブルはなんと
その昔上槽に使われていた「槽」をリノベートしたものでした


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続いて伺ったミュージアムには古い看板が残って展示されていましたが、実はこれ
「菊水」1655年か1956年創業
「里能井」1902年創業した酒蔵の銘柄の看板
そのほか
「國粋」1837年創業
「程よし」1860年創業
「親玉」1871年創業
「松舞鶴」「若殿」1895年創業
「末廣」1900年創業
「戸島川」1905年創業
「八龍」1915年創業
「金的」1918年創業
「飯田川」1921年創業
などといった銘柄を醸していた24もの造り酒屋が戦時下の企業統合により合併
1944年に秋田酒類製造株式会社を設立したのだそうです
戦後の1947年には離脱する酒造家もありましたが、半数の12の酒造家が秋田酒類製造に残り
1950年には本社と新工場を建設し秋田酒類製造は企業合同体として本格的に始動したといった歴史があったようです


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ここで日本酒好きのスタッフによる解説で古くから使われてきた酒道具についてなど
酒造道場仙人蔵で広く家庭や飲食店で愛飲される「いつもの酒」の一端を覗かせていただきました
 

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そうそうこうした「試桶」(キツネ)や
 

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「泡とり」に使われる木製の道具などは
仕込み時期には仕事が少ない大工さんもいて
そんな大工さんが作ってきたことも多いかったのだそうです
 

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仕込み時期にはそんな大工さんや、農業に従事してきた方々が出稼ぎに来られていますが
酒造りは住み込みとなるためか、こんな寮「清酒高清水 清和寮」も完備されていました
 

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最後にお楽しみの試飲
このためにレンタカーでは来ず、公共交通機関でやってきたというわけです
試飲は
①大吟醸「嘉兆」
②「純米大吟醸 蔵付酵母仕込み 磨き35」
③「秋田県限定 秀麗無比 特別純米酒」
④「今だけ 夏の純米」といったところ
今回は車の運転もないことからたっぷり試飲させていただきました
秋田酒類製造仙人蔵見学は終了
丁寧に解説していただいたスタッフに感謝です
そういや私が前述の「ススキノの老舗焼き鳥屋福鳥」で愛飲していた旨話をしたところ
私もそのお店に行きたいと思っていました・・・なんて話も聞きました
ぜひとも伺ってみていただきたいものです
 

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秋田市旧松倉家住宅見学

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秋田酒類製造での酒蔵見学を終えたのち秋田市中心部へ向かう市内循環バスに乗ろうとバス停に向かっていると
乗るはずだったバスが通り過ぎてしまいました
時計を見ると確かにそのバス停からの発車時間、とろとろ歩いていて間に合わなかったようです
次のバスが来るまでまだ1時間ほどあることから、ポツポツ歩いて次の目的地に向かうことに
そうして歩いていたところ見かけた観光施設が「旧松倉家住宅」でした


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松倉家内部にはいるとそこは天井の高い土間など当時を偲ばせる造りですが
もとは江戸時代は油を扱う商家、明治時代は大地主として隆盛したそうで
松倉家自体が県内最大級の大型町家で、秋田県の有形文化財に指定されています
 

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今では珍しい「通り庭」と呼ばれる通路
造りが町家なため敷地の幅が狭く奥行きが長いため
こうした通り庭を設けることで通路の役割を果たしているのだそうです
 

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通り庭から見えるこの「オエ」と呼ばれている部屋からは
「居間」や「中の間」が見て取れますが、これらは貸室としての利用も可能なんだとか


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明治の頃からの植生が保たれていると考えられる中庭も趣がありました
 

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近くにある新政酒造の吟醸蔵は
現在使用される酵母の中で最古品種の「協会六号酵母」発祥の由緒をもつ仕込蔵ですが
こちらも国指定の登録有形文化財(建造物)に登録されています
こんな景色に出会えたのもバスに乗り遅れたおかげですが
これもまた旅の醍醐味だったりします
 

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その後はこの「純米酒 新政酒造」の看板の下をくぐり川反へ
向かう先まではもう後わずかです
 

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秋田の夏の一大イベントであり、国指定重要無形民俗文化財にも登録されている「竿燈祭り」
270年もの歴史があり
青森のねぶた祭、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされています
 


(Youtube:ABS秋田放送より)
 

そんな秋田の竿頭祭りに興味深々な私ども
秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)を訪れ、将来の訪問に向けて調査を開始
 

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ねぶり流し館に展示されている竿燈は長さは5mから12mで
最大で46個の提灯を吊り下げた竿燈は50kgもの重さがあるそうです
 

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祭りのメインはそんな長い竹竿にたくさんの提灯を吊るした「竿燈」を掲げるシーンで
差し手に扮した人形たちが「手」「額」「肩」「腰」に絶妙なバランスで竿燈を載せています
実際の竿灯まつりには「昼竿燈(妙技大会)」という妙技を次々と披露する場が設けられますが
代々受け継がれてきたその技はまさに名人芸なんだそうです
 

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ねぶり流し館にはそんな竿灯まつりに実際に使われる「竿灯」が展示されており
  

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私も「ミニ竿灯体験コーナー」にある竿灯を掲げてみました
もう実際に竿灯まつりに参加した気分になりましたが
いつの日か実際にお祭りをこの目で見てみたいものです
 

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さてねぶり流し館の隣にある「商家・金子家」も訪問
母屋は明治20年(1887)頃の建築
江戸時代後期~明治期の秋田型伝統的町家の雰囲気や建築様式を今に伝えていて
秋田市の指定有形文化財として保存され、見学も可能でした
ふと屋根の上に目をやると二個の甕が載っていますが
これが防火用の天水甕で、秋田の町家の特徴のひとつです
  

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室内の竈の隣には
実際に使用され保存されていた甕が展示されていました
 

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金子家は江戸時代後期に質屋・古着商として創業し、明治初期から呉服や綿織物・麻織物の卸商を営んだ商家で、昭和57(1982)年までこの建物で商売を営んでいたそうです


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幕末に建てられた土蔵(内蔵)は明治19年の「俵屋火事」でも大火を耐え抜き現存
金子家の守り神として長い歴史を刻んできたのだそうです
 

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秋田の竿頭祭りに興味から訪れた秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)で次回の秋田再訪を誓いつつ
次に向かったのが、歩いて10分ほどの「秋田県立美術館」でした
 

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お目当ては藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」
JR東日本『大人の休日倶楽部』のCMで吉永小百合がこの絵を訪ねるというものがあり一度見てみたいという気持ちが有りました
これは昭和12年当時の秋田の文化と風俗を俯瞰できる大作壁画
縦3.65m、横20.5mの大作は藤田の手により15日間という超人的なスピードで書き上げたんだそうです
実物を見てただひたすら圧倒されました
 

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これを書いたのが日本が誇る画家「藤田嗣治」
6年ほど前に藤田嗣治の半生を描いた映画「FOUJITA」として公開されていたので映画館で鑑賞
秋田に来たのなら観に行かねばならないと心に誓っていました
 


 

秋田県立美術館にて藤田嗣治の大壁画「秋田の行事」や他の藤田作品を鑑賞したのち
今回の秋田での宿にチェックインします
宿泊したのは「リッチモンドホテル秋田」
前回宿とした東横INN秋田駅東口よりリーズナブルなことに加えて
リッチモンドホテル秋田は今回の旅の目的てある「永楽食堂」や秋田の歓楽街「川反」にほど近いことが決め手になりました
そう昨今の物価上昇や人材不足のためか、コロナ禍以降はホテルの宿泊費が急上昇
東横インのようなビジネスホテルにまでその影響が出てきているようで
コスパ重視の旅を重視している私どもにとって重大な懸念となってきました
 

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まぁ今回宿泊したのはビジネスホテルというよりは、シティホテルと言った面持ちのホテルで
エントランスは広々としており、ちょっと優雅な滞在が楽しめそう
1階にはレストラン和食神楽があり朝食もとれますが
朝食べ過ぎると、その土地々々でいただく昼食の楽しみが半減することから
今回は朝食なしプランといたしました
もっともそんな朝食が1,700円と割高だったこともあげられます


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部屋はセミクィーンサイズの大き目のダブルベッドが置かれたダブルベッドルーム
テレビに空の冷蔵庫(ただし入室してから電源を自分で入れるタイプです)
湯沸かしポットにコーヒカップ、グラスが常備
充電器(スマートフォン、全携帯会社対応)
他には7階に電子レンジ・製氷機・自動販売機(市場価格)
宿泊した5階にはコインランドリー(有料)がありました
アメニティはここ受付で好きなものを持っていくようで
コーヒーはインスタントではなくリッチモンドオリジナルブレンドのドリップコーヒーもおかれていました

 
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風呂とトイレはユニットタイプ
シティホテルのプライドか
浴槽はゆったり疲れる大型の浴槽
湾曲したシャワーカーテンレールのおかげでシャワールームが思いのほか広く感じました
と・・・いつものようにこの辺りは私の覚書となります
 

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秋田の大衆酒場『からす森』

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秋田に来たのなら避けては通れない
大衆酒場「からす森」
半世紀以上の歴史を持つ老舗酒場で、行列必死のお店
今回は開店前から並んで入店することに
ほどなく開店、藍の暖簾をくぐるといかにも昭和の大衆酒場の雰囲気が眼に飛び込んできます
 

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コの字のカウンターテーブルの中で「KARASUMORI」のTシャツを着用しテキパキと働く姿が見ていて気持ちが良い
注文をとったり提供したりするのは、「秋(しゅう)大生」と呼ぶ秋田大学の学生さんのアルバイト
大学の先輩から後輩に受け継がれるバイトなのでしょう
先輩バイトが新人に事細かく教えている姿についつい頑張れとエールを送りたくなりあます
 

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奥の壁の棚には名前が書かれた焼酎の酒瓶がズラリと並んでいる
これは常連さんのためのサービスでしょうか
 

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まずお品書きに目を通すと
「煮物」ホルモン煮込、ミニホルモン煮込、肉じゃがなど
「串物」かしら、なんこつ、ハツ、レバー、ひも、こぶくろ、玉子、ガツなど
 

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一品料理のメニューを覗くと
残念ながら人気のしょっつる鍋は冬季限定で頼めませんでした
 

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ということでオーダーしたのは、人気の得々セット1,500円
ビール大ジョッキ、ホルモン煮込み、かしら・タン・はつ串
お一人様1回限りと書かれていて
さらっと周りを見渡すとみなこれを頼んでいます
 

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すぐに大ジョッキとホルモン煮込みが提供されます
このホルモン煮込みのモツが臭みも硬さも無く美味しい
  

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かしら・タン・はつ串もなかなかなもの
肉の旨みが口いっぱいに広がります
 

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そういや入口の横の炭焼きの焼き場があり、排気口から美味しそうな香りがしていましたが
この焼き方ももしかしたら先輩格の秋大生なのかもしれません
  

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得々せっとの焼き鳥が美味しかったことから追加オーダー
「かしら(ほほ肉)」
「たん(した)」も塩でいただきまし
  

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さて先日高清水を醸す秋田酒類製造の仙人蔵で酒蔵見学をいたしましたが
その際、酒蔵道場で見かけた「スピード酒燗器」が現役で使われていました
大将愛用のスピード酒燗器は上の注ぎ口にお酒を入れ、一度お酒を通せばぬる燗になり、二度通せば熱燗という優れもの
燗をつけた県産米でつくる両関銀紋(普通酒)と焼き鳥の組み合わせは最高でしょうが、このあと日本酒を飲むため永楽食堂を予約していることからここは涙を呑んで諦めます
それにしても雰囲気のよい大衆酒場からす森
ごちそうさま、美味しかったんでまた秋田に来たら立ち寄らせていただきます
 

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今回の秋田行きを決めた理由の一つがお食事処 永楽食堂
2年前にも訪れていましたが、もうその時から再訪を決めていたお店でした
 

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店内に入ると壁一面に日本酒の銘柄が書かれた短冊が貼り出されていますが
噂にたがわない銘酒と呼ばれる日本酒の揃えの数々
1社ではこれだけの日本酒はそろえきれず数社と契約しているとの事
これを目当てに日本酒好きのマニアが押し寄せる店として知られており
いつも混んでいるのが難点
もちろん予約の上伺いました
 

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カウンター前にはそんな短冊メニュー
そして大皿料理が並んでいます
 

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短冊メニューの中心に境界線があるが、左側が「あだえ」、右側が「おらえ」と書かれています
秋田弁で『あだえ』が「外」、『おらえ』が「私の家」ですから、県外酒(あだえ)と秋田県内酒(おらえ)という意味なのでしょう
その真下に地元秋田の新政酒造の日本酒の銘柄が並びます
 

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そうここに来た理由に新政酒造のNo.6を飲むというのがありました
てなわけでまず頼んだのは「No.6 S-type 2024」
お通しに出てきたのが
「ツブ煮」と「冷ややっこのシラス載せ」
 
 
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続いて赤いボトルが鮮やかな 
「No.6 A-type 2024」
 

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女将である菅原エイ子さんから挨拶されて、北海道からこれを飲みに来ましたと伝えると
出してくれたのが
「No.6 X-type 2024」
「No.6 S-type 2024」
「No.6 R-type 2024」
ボトルをよく見るとロット数と製造番号が書かれています
なんだか嬉しいNo.6祭り発動となりました
やはりここは女将がいてこそのお店のよう
 

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利き酒三種(1,000円)として頼んだのが
「+あべ」阿部酒造(新潟)
「大平山 天功 純米大吟醸」小玉醸造(秋田)
あえて手間暇のかかる生もとや吟醸を主力としたこだわりの酒造りを続ける蔵元の逸品
「農醸」福禄寿酒造(秋田)
農家とつくる日本酒プロジェクトによる日本酒です
 

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にごり飲み比べは
「仙禽 雪だるま しぼりたて活性にごり酒」せんきん(栃木)
「白瀑 "ど" 純米にごり」山本酒造店(秋田)
 

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先ほど酒蔵見学に赴いた「高清水(秋田酒類製造)」がお燗器に載せられ
「日本の大人は楽しく賢く日本酒を呑む。」と記され勧められています


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そんな日本酒に合わせる料理ですが
1964年創業の永楽食堂は
「食堂」を名乗るだけあって料理だってなかなかのもの
 

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黒板にチョークで書かれた日替わりメニューも魅惑的
 

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頼んだのは看板メニューのイワシポテトフライを頼むのは無論
(ポテトサラダが入った鰯のフライ)
 

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今回頼んだフグの白子天が口の中でとろけ最高でした
いや~美味しかった
御馳走さま、また機会を見つけ秋田に来た時には必ず寄らせていただきます
 

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日本3大うどんの一つとして数えられている稲庭うどん
その名は初めて作った稲庭(佐藤)吉左エ門さんに由来し
もとは佐藤家にのみ伝わる一子相伝の技術で、江戸時代から秋田藩主の佐竹侯への献上品だったそうです
二代目佐藤養助さんが受け継いでからは技術を途絶えさせないために作り方が公開されたそうですが、それまで一般人は食べられなかった逸品でした
呑んだあとの〆はそんな稲庭うどんを食べようと
足早に西武地下にある本家たる「佐藤養助秋田店」に向かうことに

 
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閉店間際だったこともあり店内は閑散としていましたが
スタッフは暖かく向かい入れてくれました
 

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メニューには「せいろ醤油」「せいろ胡麻味噌」「二味せいろ」「二味天せいろ」などがありましたが
 

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二味せいろ(1,000円)を夫婦で二つ頼もうとも思いましたが
醤油(850円)と胡麻味噌(900円)を頼んで、ちょっとい節約しつつお互い食べ比べましたが


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もとは一子相伝の技術が受け継がれてきた本家たる佐藤養助秋田店の稲庭うどん
ツルツル食感がたまりませんでした
 

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日本三大ビリヤーニの一つ「ジョニーのビリヤニ」
石川県野々市に本店を構えるビリヤニ専門店
東京の神田や富山にも出店しているそうです
そんなジョニーのビリヤニですが佐藤養助商店が入居する西武の地下の催事「東京カレーカルチャー in 秋田」に出店していたことから、夜食に買ってホテルでいただくことにしました


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ビリヤニは、インドやパキスタン発祥のスパイス香る炊き込みご飯
私も大好きでシンガポールに行くたびにリトルインディアのテッカーセンターに立ち寄り
本場のビリヤニを食べてくるのを常としております
合わせるのは湖畔の杜ビールの「秋田犬ビール」「秋田美桜酵母ビール」
ジョニーのビリヤニは、本場の調理法を忠実に再現するために、パキスタンから直輸入した重厚なアルミ鍋を使用
カレー好きな私としては石川県の野々市本店に行って再度食べたくなるスパイシーなマトン・ビリヤーニでした

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美酒王国と呼ばれる秋田には37もの日本酒の酒蔵があり
雪国ならではの低温発酵技術と質の高い酒米を活かした日本酒の名産地
秋田2日目はレンタカーを駆りそんな酒蔵をめぐります
そんな秋田にあって最古参の酒蔵の一つ、千代緑を醸す大仙市の奥田酒造店に伺いました
まずは杉玉の飾られた蔵の玄関から、三百有余年の歴史を誇るこの蔵は、白井晟一氏の設計になる建築物で国の登録有形文化財にも指定されています
  

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奥田酒造店のメインブランドは「千代緑」
初代蔵元が、この街から望める初夏の緑美しい山々を詠った、「若葉映ゆる 四方の山々 千代緑」という俳句から名づけたのだそうです
  

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そんな奥田酒造店は秋田で一番小さな蔵
蔵内では洗米から瓶詰めまですべての工程において原料と真摯に向き合いながら
蔵人4名と杜氏兼社長の奥田重徳氏が「全量箱麹法、全量瓶燗火入れ」を徹底したまさに手作りの酒造りを行っていて
そんな杜氏兼社長の奥田さんから丁寧に説明を受け蔵を見学させていただきました
 

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仕込蔵にあるブレーカむき出しの配電盤が九十年余の歴史を伝えています
 

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奥田酒造店での酒造りは伝統的な寒造り
伺った初夏にはすでに甑倒しを終え
酒造りの道具たちはこうして整理整頓され
また次のシーズンでの出番を待っているようでした
  

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造りはすでに終えていましたが、奥田社長より順を追って奥田酒造店での酒造りについて説明を受けました
まずは「洗米」
「洗米機 スパイラル吟洗号」が見て取れますが
 

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受けた説明では麹米に使われる酒米にはかなり気を使っているようで
酒米は洗米ののち、この洗濯機を使用し脱水
重量を測り吸水率を正確に把握するとのことで限定給水
ここ奥田酒造店では通常より吸水率を低めの28%台にとどめているといったこだわりがありました
  

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次の蒸米はこの古い和釜を用いた伝統的な蒸きょう


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蒸された酒米は麹室の前にゴザなどをひいて、その上に広げられ放冷されます
すべてが人の手による手作業
かなりの重労働ですね
 

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そしてこちらが奥田酒造店の麹室
入口ドアには昭和29年11月
私の生まれる前からここで活躍してきたようです
 

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奥田社長はそんな麹室の中も見学させてくれました
麹室は秋田杉を使った麹室で奥にはオゾン発生器が置かれ、除菌に役立てているのだとか
 

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麹室にはステンレス製の床用製麹機もありました
 

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こうして造られた生麹の一部は冷凍庫で保存し
解凍して使われるケースもあると聞いてびっくり
 

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続いて酒母(酛)造り
奥田酒造店の奥にはこうしたカーテンで仕切られ小さなタンクが並んだ
吟醸酒などを仕込む仕込部屋もありました
 

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そしてこちらが通常の仕込み部屋
 

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奥田社長の説明を聞くと仕込みタンクの下で白熱電球を点灯させタンクを保温させているのだとか
たかがこんな電球でどれほどの保温効果があるのと聞くと、このくらいの熱量が一番だと話をしています
もちろん現代のLED電球にそんな効果もなく、白熱電球の生産中止に備え電球を購入してあるとのこと
ちなみに奥田社長曰く、サーマルタンクだと醪との会話が希薄で酒造りが楽しめないとのことでした


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上槽はこの「薮田式自動圧搾機」を使用
かなり古くからこの薮田を使用していたとのことです


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蔵の奥には「佐瀬式」のフネも2槽ありました
 

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奥田酒造店の酒造りの特徴が、加水(割見ず)をしない原酒
一般的に日本酒の原酒は20%前後で、加水することで15%前後になるよう調整しますが
奥田酒造店の日本酒は醪の段階でアルコール度を16%台に抑えたうえで、加水しない日本酒造りがおこなわれているのだとか
  

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この瓶詰機で瓶に詰められた日本酒は
 

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全てのお酒を火入れの時の急激な温度変化でお酒の風味を壊さないよう、お酒を詰めたビンを水を張った釜に並べて熱を加え、徐々に65度まで水温を上げていく『瓶燗火入れ』が行われます
しかも一回のみといった話を聞きました
こんな拘りを含め1時間あまりの説明を聞きながらの酒蔵見学となりました
 

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帰りに安倍晋三元総理の「國酒」の色紙が掲げられた店先で
「千代緑 蔵付分離酵母・七番 純米吟醸」を購入
(某やんごとなきお方が国民文化祭でご来県遊ばされたさいに持ち帰られたとの噂の逸品)
自宅に戻ったら楽しませていただきます
この度は奥田社長みずからの説明による酒蔵見学誠にありがとうございました
これでまた秋田にお気に入りの酒蔵が一つ加わりました
 

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今回の秋田旅行では前回伺えなかった角館を散策
角館には桃山時代に「角館城」が築かれていましたが
一国一城令により廃城とはなりましたが、佐竹氏の分家である佐竹北家の城下町として栄え、みちのくの小京都とも呼ばれています
黒い板の塀と、鮮やかな緑の木が立ち並ぶ角館武家屋敷通りは
現在も藩政時代の地割が踏襲され、武家屋敷が沢山残っております
  

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そんな角館武家屋敷通りでまず伺ったのが、敷地面積が9,900㎡(3千坪)と一番大きい名家青柳家
母屋、武器庫、解体新書記念館、秋田郷土館、武家道具館、ハイカラ館、幕末写真館、時代体験庵などがあり
秘蔵品5万点を公開しているとのこと
 

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二代目当主・藤右衛門がこの地に移り住んでから16代続いた青柳家は四百年の歴史が有ります
佐竹氏の忠実な家臣として仕え、主君の繁栄を支え続けたその歴史を垣間見てきました
 

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表玄関ではなく脇から入りすぐに見れるのが水屋(台所)
角館の伝統工芸品展の角館春慶塗が並び
奥には釜が見えます
 

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武家屋敷らしく、刀や鎧が展示されています
 

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青柳家の鎧兜「六十二間小星兜」
陣羽織「五輪塔旗印」
秋田郷土刀
 

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恭しく展示されているのは『銘・天野河内助藤原高真作』
 

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続いて「解体新書記念館」


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解体新書というと杉田玄白を思い出しますが
その絵を書いたのが小田野直武で、青柳家とは姻戚関係にある人で
蘭学に精通した平賀源内の手ほどきで解体新書の解剖図を描いたそうです


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そんな小田野直武の唐美人図も展示されていました
 

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次は秋田郷土館
2階の歴史資料の明治〜昭和初期のコーナーには蓄音機やレコードなど、音響系の展示
 

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熊の毛皮の展示
 

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田んぼの草取りを行う道具「ハッタンオロガシ」
そう米作りの歴史は、雑草との戦いの歴史
マンガ「夏子の酒」尾瀬あきら著にも登場していました
 

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時代体験庵には
兜と籠の無料体験ができるようで外人さんに大人気でした
 

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ハイカラ館にあるのはやはり蓄音機
明治から大正にかけての物のようですが
蓄音機はこの時代の裕福さの象徴なのでしょうか
そしてカメラも多数


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そんな中に「ライカDⅡ」もありましたが
このカメラを見るとドイツに渡ってライカで報道写真を中心に仕事をするようになった
日本初の報道写真家、名取洋之助を思い起こします
 

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最後に角館祭りのやま行事に使われる「山車」をみて青柳家見学終了
せっかくなのでもう一軒くらい見学しようかと思います


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新緑の角館武家屋敷通り巡りはまだまだ続きますが
途中見かけたレトロな赤い丸ポストが情緒を醸し出しています
 

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てなわけで2軒目に訪れたのは仙北市指定史跡の河原田家
薬医門をくぐり入館いたします
 

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河原田家は会津時代からの芦名家の譜代の家臣で
芦名氏が断絶後は佐竹北家の組下となる中級武士の館です
 

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河原田家というと書院造りの座敷から眺める角館随一の庭園
緑の苔に覆われる庭は地表を覆う苔を水流に見立てて、庭全体が山水画として楽しめるように造られています
 

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現在の主屋はは明治中期に建てられてもの
古い間仕切り扉の窓ガラスは近くから見ると多少ゆがんでおり時代を感じさせます
そんな窓ガラス越しに眺める庭は、時間を忘れてしまいまいそうになります
 

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冬場も自由に出入りできた内蔵造りの米蔵
 

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そんな米蔵は河原田家の歴史資料を展示するギャラリーにもなっており
奥に甲冑が飾ってありました
 

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第16代当主 河原田次重は私財で水力発電事業を手掛けるなど地域の発展に貢献したといった説明書きが有ったり
河原田次繁が盛岡高等農林学校で宮沢賢治と同級生だったなど
そうそう庭にはそんな宮沢賢治が送ったユリノキもあるそうです
 

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さてこれは井戸の跡でしょうか?


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隣接する小田野家へも入館
画家で解体新書に携わったことでも有名な小田野直武を輩出した家で眼科の名医としても知られ
もとは佐竹氏の重臣である今宮家に仕えていたそうですが、後に佐竹氏の配下になりました
 

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現在のこの建物は明治33年の大火で焼失後に武家住宅の佇まいを残しつつ簡素化して再建されたものなんだそうです
角館武家屋敷通りのお館訪問はこのくらいにして
次は醸造業を営む安藤醸造へ
 

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角館でちょうど昼飯時を迎え
やって来たのが角館武家屋敷通り巡りに店を構える「お食事処 桜の里」
 

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お目当ては角館で一番に始めた「究極の比内地鶏親子丼」
そう秋田県の地鶏と言えば、比内地鶏が有名ですからね
ちなみにその比内地鶏の元となった比内鶏は鹿児島の薩摩鶏や愛知の名古屋コーチンと並ぶ日本三大美味鶏のひとつとして知られています
そんな比内鶏は国の天然記念物に指定されたおかげで、自由に食べることができなくなり
かわりに開発されたのが「比内地鶏」
昔ながらの『放し飼い』で育て生産されているそうです
 

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料理が提供されるまでの間、店内を見渡すと壁いっぱいに貼られた著名人たちの色紙が見て取れますが
どうやらこのお店や親子丼が、朝だ!生です旅サラダの『コレうまの旅』や充電させてもらえませんか?等色々なメディアに紹介されているようです
 

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メニューはこのタッチパネルでオーダーするようで
「究極の比内地鶏 親子丼」が1,890円
「(冷)比内地鶏 親子丼と稲庭うどんセット」が1,980円でした
 

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私が頼んだのはもちろん「比内地鶏 究極の親子丼」
肉・卵、全て比内地鶏を使用したトロトロの親子丼で、使われているお米は地元仙北市産のあきたこまち
比内地鶏の卵3個を使用したという半熟トロトロの親子丼でした
いぶりがっこ、切り干し大根の煮物、稲庭うどんのお吸い物、デザートはグレープフルーツ
 

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我が家の奥さんが頼んだのが
比内地鶏親子丼と稲庭うどんセット
この稲庭うどんには「佐藤養悦本舗の稲庭うどん」が使われている豪華セット
 

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ちなみにセットメニューという事で
親子丼、稲庭うどんともミニサイズ
究極の比内地鶏親子丼と比べると差は歴然でした
 

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ちなみに炭火が香る比内地鶏はなるほど絶品
日本酒が飲みたくなりますが
冷蔵庫を覗くと、なんとここにも新政酒造のNO.6が・・・
車で来なきゃ良かった


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創業は幕末の嘉永6年(1853年)という老舗の味噌・醤油の醸造元「安藤醸造」
無添加・天然醸造にこだわり抜いた蔵で
 

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角館武家屋敷通り伝承館前にはそんな安藤醸造の販売店「花上庵」があり、ちょっと立ち寄ることに
ここで「みそマカロン」をいただきました
   

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下新町には安藤醸造本店があるとのことでそちらにも足を運びました
蔵は明治時代中期に建てられたイギリス積みの見事な煉瓦造り
安藤味噌・醤油醸造元の看板が風情を醸し出していました
 

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鏝絵が見事な蔵の前に商品が陳列されています
ここでは建物内を見学しながら買い物ができるようです
 

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往時の姿を今に残す広間
実際につい最近までここで生活していたそうです


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壁に秋田出身の佐々木希の色紙が掲げられていますが
同様に秋田出身の男鹿和雄氏の色紙もありました
ちなみにその男鹿和雄氏、「ガンバの冒険」「元祖天才バカボン」など東京ムービーにおいて多くのアニメーション作品の背景を手がけ、その後スタジオジブリでは「となりのトトロ」の美術監督をされています
まぁトトロの森を描いていた方と言ったほうが判りやすいかもしれませんね
  

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続いてやって来た新潮社の記念文学館
本好きにはたまらない記念館で
新潮社を創設した佐藤義亮の顕彰を目的に設けられ平成12年4月にオープンしたのだそう
正面玄関前にはそんな佐藤義亮の胸像がありました
  

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新潮社の記念文学館外壁には本を開いた形のオブジェがありました
そこには川端康成の代表作「雪國」の「國境の長いトンネルを抜けると雪國であった」の一文が刻まれていました
とこんな感じで角館観光は終了
次は大仙市に舞い戻り鈴木酒造店を訪ねます
 

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角館からの帰り道
「秀よし」を醸す鈴木酒造を2年ぶりに訪問
1655年創業と長い歴史を持つ酒蔵で
かつて秋田藩主佐竹公が蔵の酒を「秀でて良し」と称えたことから「秀よし」の名を拝命されたそうですが


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そんな拝命された「秀よし」は、天下人・豊臣秀吉とは関係ないといえばそうなのですが
そこは商魂たくましく、こんな秀吉の馬印である「ひょうたん」を模した瓶に詰められ関西圏にも出荷されるのだとか
 

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木造一部2階建ての事務所兼主屋から見える庭には
池と見紛う川がありますが、澄んだ水は奥羽山脈の伏流水のようで
昔はこの川の水を酒作りに使用していたそうです
 

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てなわけで酒蔵見学開始
まず案内された窯場と重厚な扉でしめ縄のかかった内蔵から
創業336年といった趣と威厳さを感じさせます
 

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酒蔵の中には歴史を感じる巨大な和釜がでんと置かれていました
 

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内蔵の扉には「火要鎮」と書かれた札に加え
お酒の神様を祀る「松尾大社」のお札もありました
 

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内蔵の中に足を踏み入れると、大きなタンクが連ねていて
なんだか日本酒好きには壮言な景色に見えます
 

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今回は前回とは違い、蔵の奥深く麹室まで案内してもらいました
 

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鈴木酒造は寒造りなので6月のこの時期、麹室は使われてはいません
床もみなど麹造りに使われる床や
 

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床用製麹機らしき機材も見て取れました
 

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醪の香りが残る仕込み蔵にも足を踏み入れさせていただきました
 

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酒蔵を一通り見た後は
19代続く、鈴木家所蔵品を納めた文庫蔵も見学
 

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ここには鈴木家がお嫁さんを迎える道具として大切に継承されてきた簪が展示されていますが
これは鈴木家に嫁入りする際に引き継がれていく髪飾り
現社長の奥様の嫁入りの写真も飾られていました
ちなみにこの簪、近々使われる予定もあるようです
 

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「黒塗角頭兜」
織田信長公から豊臣秀吉公が戦功により賜り、秀吉公から角館の殿様である佐竹家が拝領になったものだそうです
 

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見学後は試飲(私はレンタカーの運転があり飲めませんが)
右から
「秀よし 十九代目 松右衛門」
「純米大吟醸 一穂積」
「秀よし 純米吟醸 松声」
「秀よし 純米酒」
純米酒といえど吟醸酒並みの60%まで「めんこいな」を磨き醸した特別純米酒
左端の発泡清酒「ラシャンテ」は、あきたこまちで造った低アルコールの日本酒で
しゅわしゅわと立ち上る泡はまるでシャンパンのようでした
 

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てなわけで直売所で
この日試飲した我が家の奥さんが気に入った
「秀よし 純米吟醸 松声」
発泡清酒「ラシャンテ」を購入
帰ったら楽しみたいと思います
 

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ちなみに前回ガイドいただいた社長の娘さんにはその際、数年後杜氏になって醸す秀よしを楽しみにして下さいと話しておりましたが、その夢は実現していたようで
ここ数年少量ながら「袋吊り純米吟醸 Hideyoshi HIDEKO」なる日本酒を醸していたようです
残念ながら少量生産で今回は手には入れられませんでした
今後は蔵元として頑張るそうなので、陰ながら応援させて頂きます
 

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秋田2日目の夜は秋田の繁華街「川反」まで足を延ばし
「産地直送 郷土料理 秋田杉」で、オーナー店主の今野政樹氏による秋田郷土料理三昧を秋田の地酒に合わせようとやってきました
  

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伺ったときはまだ開店前の時間でしたが
『居酒屋 秋田杉 新政』と書かれた縄暖簾がかかっていたので迷わず店内へ
 

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店に入ってすぐカウンターの上を覗くと
今が旬の山菜も並んでいます
さすがは産地直送 郷土料理を名乗るだけのことはあります
 

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店内はカウンター席が数席に2人もしくは4人掛けのテーブルが6テーブルほど
テーブルには予約席らしく、すでに料理が並べられていました
 

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そんな予約席共通の料理は「元祖 秋田まるごとセット」(税抜3,500円)だったようで
・エゴとイカの酢味噌
ちなみに「エゴ」は春先に海岸で採れるエゴ草を使った男鹿の伝統料理
・ツブ
・いぶりがっこ(店主厳選)
このイブリガッコのニンジンが日本酒のつまみにピッタリで帰りに土産にするほどでした

左上から
・ギバサ(磯の香りと独特のネバネバ食感が特徴の海藻)
・じゅんさい
・トンブリの山かけ
こんな感じで秋田の郷土料理が並びます


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メインは
・比内地鶏のきりたんぽ鍋
 

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続いて
・比内地鶏の炭火焼き
昼に角館の桜の里にて親子丼としていただいたばかりでしたが
これもまた美味しい
 

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・牧場直送生馬刺し
 

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薬味として大葉に載せられ提供されましたが
馬刺しはそんな大葉に巻いていただきました
 

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合わせるのは無論、秋田の地酒
まずは「杜氏小番 特別本醸造」
杜氏自身の名を冠する佐藤酒造店の日本酒で
本醸造を謡っていますが、秋田県産の美山錦を精米歩合55%に磨いて醸した逸品
日本酒はお勧めでいただきましたが、さすがは唎酒師(店主)が拘る豊富な銘柄の日本酒のラインナップです
 

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続いていただいたのが珍しい銘柄
「バイク正宗 生原酒 BIKE MASAMUNE 2024」(山本酒造店)
ボトルには「飲んだら乗るな!」といったラベルがこれ見よがしに貼られています
 

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裏のラベルを見ると
この商品はバイク乗りの山本が自ら栽培した酒米で仕込んだ限定酒です。
米の等級検査を受けていないので純米酒を名乗れませんが純米酒と同じ製法です
No Bike No Lifeバイクに乗って自由になるんだ!
と謳われた、まさにバオク乗りがバイクの乗らない日に楽しむ日本酒
土産にしたかったけれど残念ながらどこにいっても見当たりませんでした


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最後にいただいたのが「高清水」の熱燗
昨日高清水の蔵元にお邪魔したこともありついつい頼んでしまいました
やはり高清水の熱燗は美味しい
ただこの後伺った「江戸中」の熱燗があまりにも魅力的でこことどうしても比べてしまいがちでした
 

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秋田川反の宴はまだ続きます
秋田杉に続いて訪れたのは、1931年(昭和6年)から続く名物おでんの店「江戸中」
ここ川反飲食店街では最古参にあたるそうです
鮮やかな赤い看板をみると「清酒 高清水」名が高らかに謳われています
 

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店内はL字カウンターだけのつくり
昭和歌謡のBGMが流れていましたが、何もかもが渋い雰囲気
その中央には丁寧な物腰の5代目店主がいて
1世紀近く変わらぬ酒場の空気を醸し出しています


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創業時から続く看板料理のおでん
 

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お任せおでんをいただきましたが、ヤリイカがおでん種になっていたのでそれも追加でいただきました
もっともここのお勧めは何といっても深みのある味が染みた豆腐
魚粉や青海苔がトッピングされ提供されましたが
聞けば味を染み込ませるために3日ほど煮込むとか


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合わせたのはお銚子に入れれた燗酒
年代物の緑青で覆われ、炭火で炙られた熱燗鍋でお燗された高清水が絶品
それもそのはず5代目が何度も熱燗鍋からお銚子を取り出し、手で温度を確認しながらこれでどうだとばかりに提供されました
このお銚子の燗の塩梅が素晴らしく
どんな高級な日本酒よりも、贅沢に感じた高清水でした


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秋田最後の夜の〆は
「焼酎屋」と言う名ですが、日本酒の銘柄がずらりと並ぶお店に伺いました
 

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店内は丸い(八角形)の広いカウンターとテーブル席が少々
お客さんにとても気さくなママさんがその中央に陣取ります


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コスパもさる事ながら雰囲気が良い店ってことで
この日も20:30からは予約者で、いっぱい
そういや向かいの席には京都辺りからゴルフに来られた方たちの常連の団体のうようで
ママが不在でしたが、帰ってきて顔を見たらすぐに帰られておりました
あらかじめ予約しておいてよかった
 

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店の壁にはラーメンのメニューが掲げられているが
そういえば食べログなどの情報をみても、このお店はラーメンの話題でいっぱいでした
メニューには札幌西山製麺直送と書かれていました
 

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頼んだのは上から2番目の写真にある
「大好評 焼酎屋の晩酌セット2,000円」
お料理三品とお飲み物二杯付というもの
まぁ俗にいう「2千円ベロ」といったところですが
飲み物こそ2杯ですが、提供される料理3品がすごいんです
何はともあれ生ビールとサワーで乾杯
 

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まずは洒落たお皿に盛られた本格的なお造り


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ぬかにしんの焼き物
 

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そしてボリューミーなシチューと
お腹いっぱいで、満足な宴となりました
残念だったのは、予定していたサッポロサーメンが食べられなかったことでしょうか
 

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そんな料理に合うようにと気さくなママさんが勧めてくれた日本酒が
涼しげな日本酒「純吟 夏酒 荒責混和 しろくまラベル」
「角右衛門」で知られている木村酒造(秋田県)荒責混和は荒走りと責めの部分をブレンドで
『夏』に味わうべき一杯でした
「純米大吟醸 無濾過原酒 芽吹 秋田酒こまち」大納川(秋田県)
 

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「雪の芽舎 純米吟醸 山田穂 生酒」齋彌酒造店(秋田県)
酒米の王様「山田錦」の親にあたる酒米「山田穂」を醸した日本酒
夏季限定品だそうで白ワインのようにするっと飲める日本酒でした
 

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最後に「刈穂 選抜 純米大吟醸」刈穂酒造(秋田県)
秋田県内限られた酒販店のみの限定販売だそうです

こうしておなか一杯のうえ
心地よくべろんべろんになり気分よくホテルに帰ることに
ごちそうさまでした、また秋田に来たら必ず再訪させていただきます
 

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昨夜、焼酎屋で定番である〆のラーメンが食べられなかった事から
朝一で「麺屋 朋」を訪問

 
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ここは秋田市民市場の道路を挟んで直ぐ向かいにありますが
まぁ市場にラーメン屋はつきものかもしれません
朝早く(午前7時)からやっているのもそのせいでしょう
ちなみに今回宿泊した「リッチモンドホテル秋田」から歩いて5分ほどのところにありました
  

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カウンターの奥の厨房はラーメン屋にあるにかかわらず、とても清潔そうでなんだか好感が持てます
店内はカウンター席のほかにテーブル席が一つ
2人で来ているのでテーブル席に陣取ります
 

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朝ラーメンをやっているのは、午前7時から9時までの間
ラーメンの麺は半分ですが(味は醤油、味噌、塩、しょっつる、の4種類)
半ライスがついてなんと税込500円
今回はせっかくの秋田訪問ってことでしょっつる味をオーダー
ちなみにそのしょっつるは秋田にあっては「ハタハタのしょっつる」になります
これは日本三大魚醤のひとつで、他の2つは石川の「いしる」や香川の「いかなご醤油」となります


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スープは無色透明な塩味ラーメン、化学調味料は使用していないとの事
淡麗な旨味と塩気が効いて、それに前述のしょっつるが加わって、秋田の郷土料理とも言える逸品となっていました


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麺は縮れ細麺タイプで、しこしこ食感でスープによく絡みます
もちろんスープを飲み干すほど美味しかった
ごちそうさま
ここもまた再訪間違いなしのラーメン屋となりました
次回は「炙りチャーシュー」かな
 

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さて楽しく美味しかった秋田の旅も終了
秋田空港に戻ってまいりました
空港2階ロビーに上がると「釣りキチ三平・山魚女群泳」の陶板レリーフが迎えてくれます
釣りキチ三平は私の小中学校時代に週刊少年マガジンで読んでいたファンなのでこれはうれしい
 

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さてここ秋田空港にはJAL・ANAともに航空会社のラウンジはありません
代わりと言っては何ですが、制限区画外(保安検査場の手前)にカードラウンジ「ロイヤルスカイラウンジ・があり
今回利用させていただくことに
ちなみに入室にはクレジットカードのゴールド会員以上が必要となります
   

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入室してすぐに大きなカウンターテーブル席
 

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そしてここロイヤルスカイラウンジではカードラウンジにかかわらず
なんと日本酒の試飲が楽しめます(日本酒の試飲は午前11時から)
このあたりはさすが美酒王国秋田といったところでしょうか
提供されていたのは「坑道熟成 大吟醸 地底の神秘」千歳盛(秋田県)
旧尾去沢鉱山の地底坑道奥深くで1年間じっくり熟成させた日本酒
佐渡鉱山にもありましたが、最近こうして熟成させた日本酒をあちらこちらで見かけます
味は残念ながら札幌に戻ったら車の運転があるので試飲は出来ずにおわりました
 

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かわりに糀でつくられた発酵飲料「KOJI CLEAR」がノンアルコールだったこともありいただくことに


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搭乗時間が迫ってきたので保安検査を抜け搭乗口へ
そこでみた面白い設備「おなごりホン」
保安検査を通って搭乗ロビーにいる客が待合エリアにいる見送りの人と、互いの姿を見ながら直接会話できるすぐれもの
この日も日曜ということもあり赴任先に旅立つサラリーマン風の男の方とその家族らしき方々がこれを使って会話しておりました
 

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搭乗する機材は往路同様ATR42-600
残念ながらこの日は雲が張り詰め、雲海の風景しか楽しむことはできませんでした
 

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たどり着いた丘珠空港ですが、ちょうどこの日
「北部方面航空隊創隊・丘珠駐屯地 創立72周年記念行事」が行われていたようで
空港の一部では航空機や装備品展示がなされておりました
 

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こうして2回目となる美酒王国秋田を巡る旅は終了
日本酒は無論ですが、秋田は郷土料理も美味しくまた秋田を訪ねたい欲求にかられます
とりあえずは秋田酒類製造(高清水)の「DessertJungin」
ついでに高清水のTシャツ
奥田酒造店の「千代緑 蔵付分離酵母・七番 純米吟醸」
鈴木酒造店の「秀よし 純米吟醸 松声」
発泡清酒「ラシャンテ」や
直送品の某ブランド日本酒で、しばらくは秋田を満喫したいと思います

それにしても今年は春先から新潟・山形そして秋田と酒どころを回っていますが
どこに行っても新しい発見や美味しい日本酒に出会るといったうれしい旅が続いています
 

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