角館武家屋敷通りを散策、続いて河原田家・小田野家へ

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新緑の角館武家屋敷通り巡りはまだまだ続きますが
途中見かけたレトロな赤い丸ポストが情緒を醸し出しています
 

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てなわけで2軒目に訪れたのは仙北市指定史跡の河原田家
薬医門をくぐり入館いたします
 

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河原田家は会津時代からの芦名家の譜代の家臣で
芦名氏が断絶後は佐竹北家の組下となる中級武士の館です
 

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河原田家というと書院造りの座敷から眺める角館随一の庭園
緑の苔に覆われる庭は地表を覆う苔を水流に見立てて、庭全体が山水画として楽しめるように造られています
 

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現在の主屋はは明治中期に建てられてもの
古い間仕切り扉の窓ガラスは近くから見ると多少ゆがんでおり時代を感じさせます
そんな窓ガラス越しに眺める庭は、時間を忘れてしまいまいそうになります
 

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冬場も自由に出入りできた内蔵造りの米蔵
 

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そんな米蔵は河原田家の歴史資料を展示するギャラリーにもなっており
奥に甲冑が飾ってありました
 

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第16代当主 河原田次重は私財で水力発電事業を手掛けるなど地域の発展に貢献したといった説明書きが有ったり
河原田次繁が盛岡高等農林学校で宮沢賢治と同級生だったなど
そうそう庭にはそんな宮沢賢治が送ったユリノキもあるそうです
 

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さてこれは井戸の跡でしょうか?


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隣接する小田野家へも入館
画家で解体新書に携わったことでも有名な小田野直武を輩出した家で眼科の名医としても知られ
もとは佐竹氏の重臣である今宮家に仕えていたそうですが、後に佐竹氏の配下になりました
 

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現在のこの建物は明治33年の大火で焼失後に武家住宅の佇まいを残しつつ簡素化して再建されたものなんだそうです
角館武家屋敷通りのお館訪問はこのくらいにして
次は醸造業を営む安藤醸造へ
 

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このページは、r-ohtaniが2025年6月30日 06:26に書いた記事です。

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