秋田酒類製造での酒蔵見学を終えたのち秋田市中心部へ向かう市内循環バスに乗ろうとバス停に向かっていると
乗るはずだったバスが通り過ぎてしまいました
時計を見ると確かにそのバス停からの発車時間、とろとろ歩いていて間に合わなかったようです
次のバスが来るまでまだ1時間ほどあることから、ポツポツ歩いて次の目的地に向かうことに
そうして歩いていたところ見かけた観光施設が「旧松倉家住宅」でした
松倉家内部にはいるとそこは天井の高い土間など当時を偲ばせる造りですが
もとは江戸時代は油を扱う商家、明治時代は大地主として隆盛したそうで
松倉家自体が県内最大級の大型町家で、秋田県の有形文化財に指定されています
今では珍しい「通り庭」と呼ばれる通路
造りが町家なため敷地の幅が狭く奥行きが長いため
こうした通り庭を設けることで通路の役割を果たしているのだそうです
通り庭から見えるこの「オエ」と呼ばれている部屋からは
「居間」や「中の間」が見て取れますが、これらは貸室としての利用も可能なんだとか
明治の頃からの植生が保たれていると考えられる中庭も趣がありました
近くにある新政酒造の吟醸蔵は
現在使用される酵母の中で最古品種の「協会六号酵母」発祥の由緒をもつ仕込蔵ですが
こちらも国指定の登録有形文化財(建造物)に登録されています
こんな景色に出会えたのもバスに乗り遅れたおかげですが
これもまた旅の醍醐味だったりします
その後はこの「純米酒 新政酒造」の看板の下をくぐり川反へ
向かう先まではもう後わずかです
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