秋田の夏の一大イベントであり、国指定重要無形民俗文化財にも登録されている「竿燈祭り」
270年もの歴史があり
青森のねぶた祭、仙台の七夕まつりと並んで東北三大祭りの1つとされています
(Youtube:ABS秋田放送より)
そんな秋田の竿頭祭りに興味深々な私ども
秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)を訪れ、将来の訪問に向けて調査を開始
ねぶり流し館に展示されている竿燈は長さは5mから12mで
最大で46個の提灯を吊り下げた竿燈は50kgもの重さがあるそうです
祭りのメインはそんな長い竹竿にたくさんの提灯を吊るした「竿燈」を掲げるシーンで
差し手に扮した人形たちが「手」「額」「肩」「腰」に絶妙なバランスで竿燈を載せています
実際の竿灯まつりには「昼竿燈(妙技大会)」という妙技を次々と披露する場が設けられますが
代々受け継がれてきたその技はまさに名人芸なんだそうです
ねぶり流し館にはそんな竿灯まつりに実際に使われる「竿灯」が展示されており
私も「ミニ竿灯体験コーナー」にある竿灯を掲げてみました
もう実際に竿灯まつりに参加した気分になりましたが
いつの日か実際にお祭りをこの目で見てみたいものです
さてねぶり流し館の隣にある「商家・金子家」も訪問
母屋は明治20年(1887)頃の建築
江戸時代後期~明治期の秋田型伝統的町家の雰囲気や建築様式を今に伝えていて
秋田市の指定有形文化財として保存され、見学も可能でした
ふと屋根の上に目をやると二個の甕が載っていますが
これが防火用の天水甕で、秋田の町家の特徴のひとつです
室内の竈の隣には
実際に使用され保存されていた甕が展示されていました
金子家は江戸時代後期に質屋・古着商として創業し、明治初期から呉服や綿織物・麻織物の卸商を営んだ商家で、昭和57(1982)年までこの建物で商売を営んでいたそうです
幕末に建てられた土蔵(内蔵)は明治19年の「俵屋火事」でも大火を耐え抜き現存
金子家の守り神として長い歴史を刻んできたのだそうです
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