十勝まんぷくの旅2023の最近の記事

さて先週末十勝を訪れ、美味しいものを食べ歩く旅をしてまいりました
名付けて「十勝まんぷくの旅」
ちなみに帯広を訪れるのは「2008年に勝毎花火」を見に行って以来、15年ぶりとなります

赴任先の滝川から古い軽自動車を駆って帯広を目指しますが
狩勝峠を越え清水町御影の国道38号線沿いに、まず最初に目指すお店がありました
それが1969年創業の歴史をもつ「とんかつのみしな」
玄関前でとんちゃんが出迎えてくれ、開店と同時に入店です
 

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このとんかつのみしな
新得町にて開業、その後帯広などにも店舗を構えていて結構な人気店だったよですが、その後惜しまれながらも廃業
再建を願う客からの要望に応え、2008年にこの清水町御影に復活させておりましたが
その後の商売はうまくいったのか、昨年4月この新店舗を開店させたようです
 

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真新しい店舗の店内は天井も高く、そんな高い天井には天井扇があったりもします
席はカウンター席やテーブル席のほか小上がりの席がありました
開店と同時に案内されたこともあり、席は選べましたが
今回大きな窓ガラスのあるテーブル席を選びました
これは料理の写真を撮る際には極力明るいテーブルが良いというのがその理由です
(まぁいつも料理の写真を撮るのがヘタクソと言われているんです)
  

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店内を見渡すと家族連れが多いようですが、ここは本格的なとんかつ屋と言うよりはファミレス感覚の店のようで
とんかつ以外にも様々なメニューがあり、そんなメニューの中でも釧路のソウルフード「カツスパ」や「カツカレー」に人気が集中、SNSでもそんな映像をよく見たりもしていました
 

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でも、今回私が頼んだのが「盛り合わせ定食」
定食なので、もちろんご飯、味噌汁、漬物、副菜、キャベツもついています
  

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卓上には、創業から50年以上受け継がれた秘伝の自家製とんかつソースと自家製焙煎 胡麻ドレッシングが設置
ミルで挽く塩と胡椒?それに水がポットに入れられ置かれていましたがなんとサーモスのポットでした
  

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串カツ、ヒレカツ、海老フライ、ナスフライ(ナス揚げではなくさっと衣を付け揚げられていました)、それに大きなチキンカツが大きな皿に盛られております
ボリューム満点の上、もちろん揚げたて
美味しく頂かせてもらいました
 

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メニューにありませんでしたが、ご飯はおかわり無料
卓上に用意されたタブレットにはご飯200円とありますが、精算の際は無料となるようです
もっともおかわりしなくてもお腹いっぱいになりそうな量ですが、ごれだけのカツの量をご飯茶碗一杯で食べるのはなかなか難しくやはりおかわりしてしまいました
おかげでこの日の夜まで、満腹感は消えませんでした
   

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我が家の奥さんは「はさみカツ定食」
ヒレ肉の中にチーズ、ベーコン、えびの3種が巻いてあるボリュームたっぷりの定食
これも美味しそうでしたが、なにやら女性の人気NO1なんだとか
 

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さて次回はやはり人気のカツスパやカツカレーにでもしてみようかと思います

3連休となった先週末
思いのほか車をスムーズに走らせることとなり、目的地の帯広にはかなり早くに到着することとなりました
そんな合間にどこに行こうか考え、そうだ紅葉を見ようと「岩内仙境」を訪ねることに
岩内仙境は岩内川をさかのぼった日高山麓にある渓谷で、昭和47年に国民休養地の指定を受けた景勝地です
ただここを訪れる時期が遅かったようで、紅葉の見どころはとうに過ぎ去った後でした
 

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本来ならこの渓谷の随所に紅葉が見れるとのことでしたが・・・残念
 

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帰り道、近くにあるポロシリ自然公園オートキャンプ場も訪れましたが
こちらも紅葉の時期には少し遅かったようです
そういや今は「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」と名前が変わったんでしたね
この日もイベント「Snow Peak Way Premium」が行われるようでした
   

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こうして予約していた時間まで紅葉を求め捜し歩きましたが、空振りに終わり
目的地である帯広畜産大学へ向かいます
おっとその前に帯広畜産大学といえば、「畜大牛乳」
製造60周年を迎えた歴史ある牛乳で美味しいと評判
私も一度飲んでみたいと思ったのですが残念ながら祝日という事でこの大学生協はやっていなく飲み損ねることに
どうやらこの日は空振りばかりの一日になりそうな予感

かわりと言ったらなんですが、学食棟の並びにあるカフェ「ファームデザインズ帯広畜産大学店」を訪れます
  

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さてこのファームデザインズ
北海道浜中町に本店がありますが、他には星野リゾートトマムやタイのバンコクにも出店
「牧場からあなたの街へ」をかかげ、創業者の海野さんの母校、帯広畜産大学内に2014年カフェをオープンしたそうです
ちなみに帯広畜産大学卒の我が家の奥さんも今回が初訪問となりました
 

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てなわけで畜大牛乳は飲めませんでしたが
ファームデザインズ帯広畜産大学店の牛乳は、浜中町の海野牧場産だそうで
そんなミルク頂くことに
 

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そういや道中、十勝平野のど真ん中にある山中牧場でホルシュタイン牛を見たのも
牛乳が飲みたくなった理由でした
 

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上川大雪酒造碧雲蔵の酒蔵見学

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今回の旅の目的は十勝まんぷくの旅ですが、そのほかに帯広にある上川大雪酒造碧雲蔵も目的地の一つでした
そんな碧雲蔵は東京ドーム40個分と言う広大な敷地を持つ帯広畜産大学の構内に創設されていますが
大学構内で日本一の清流に輝いた札内川水系の中硬水と、北海道産酒造好適米を原料に「飲まさる酒(=ついつい飲んでしまう酒)」を醸している蔵です
ちなみに帯広畜産大学は日本唯一の国立農業系単科大学で、日本酒蔵の杜氏も輩出してきた大学でもあります
 

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今回はラッキーなことに上川大雪酒造碧雲蔵を特別に酒蔵見学をさせていただくことになりました
実は上川大雪酒造の蔵を見学させていただくのは『2017年に緑丘蔵』を訪ねて以来となります

さてそんな酒蔵見学ですが、蔵には入る前に靴を2回ほど履き替えたり
丁寧に洗剤で手を洗った後、除菌洗浄剤ベンザル10で再度手を除菌するなど衛生管理はしっかりなされていました
蔵に入って入ってすぐのところではアントンパールの飲料分析装置が設置され分析が行われているところでした


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酒米を蒸すのは手前にある大きな吟醸コシキ(むす蔵くん) でもっともポピュラーなタイプ
奥では女性スタッフが、あちこちの酒蔵で使われているウッドソンのバッチ式洗米機を使い
タイマーを見ながら次々と素早く酒米を洗米していました
 

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蒸米の放冷機はコンパクトなものが使われているようです
奥に上川大雪酒造のロゴの入った貯水槽らしき黒いタンクが見て取れますが、仕事柄こうしたタンクはよく見ますが
こんなおしゃれな奴は初めて見ました
  

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ちなみに蒸された蒸米は、こうした電動リフトで2階に上げられ
酒母室やもろみを仕込む部屋に運ばれるようです
一昔前なら人力で担いで上げるなど大変な作業だったかと思いますが、現代の蔵は進化してるようです
  

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麹室も覗かせていただきました
床もみ前の蒸米とその後にひとまとめにして積み上げた「もみ上げ」が見て取れますが
もみ上げには何かセンサーが置かれています
麴室の温度は結構熱いのですが、なにかわけがあるのでしょう
そんな空調の他、電気ヒーターまで駆使しておりました
 

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ここはそんな蒸米の熱を放散させる部屋
冷房機器の下になぜか紅の豚のポルコがチャオっと指を上げています
 

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小さなもと桶タンクで酒母が造られています
温度管理の難しい酒母造りって事なのでしょうタンクに垂木で吊った暖気樽と呼ばれる道具も見て取れました
 

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そんな暖気樽やステンレスやポリ製の試桶はこうして干され出番を待っています
  

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今回伺った上川大雪酒造碧雲蔵は大きなタンクは使わずに
手造りの伝統的な手法で一本一本のもろみを丁寧に仕込む、小仕込み・高品質の酒造りが行われているとのことで、そんな部屋には醪(もろみ)を仕込む部屋にさほど大きくはないタンクが並んでいました
よく見るとこの仕込みに使われている黒いタンクは、新しい酒蔵でよく見るステンレスタンクではなさそう
もしかして琺瑯製でしょうか?(聞き損ねました)
そういや昨年訪れた福島県喜多方の酒蔵では、杜氏さんがステンレスといってもしょせん鉄でしょう!とひたすら琺瑯製のタンクにこだわっていた蔵もありました

そんなタンクのメモには酒米の種類や精米歩合、仕込み日や量が記載されており
仕込みには結構な日数を充てるようでした
  

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醪(もろみ)のタンクのカバーを外して覗かせていただきました
まだ早い醪なのか香りはそれほど感じませんでしたが、
アルコール発酵中で「醪は生きている!」と感じとることが出来ました
  

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大吟醸を仕込んでいるようで温度管理に優れているサーマルタンクも設置
品評会にでも出品するのかな
  

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そして最後は上槽
酒蔵の定番「薮田式自動醪搾機」がでんと備えられています
 

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なにやらこれは日本酒火入れを行い、その後の急冷する装置
瓶詰もこの機械が行うようです
一体全体この蔵の設備機器っていくらするのと思える設備の数々でした
 

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出来上がった上川大雪酒造の日本酒はここで検査を受け完成
日本酒の顔とも言えるレッテルは丁寧に一本一本手で貼られていました
  

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そんな蔵の片隅に大きな木桶を見つけました
これは「木桶職人復活プロジェクト」の職人から指導を受け、網走刑務所の受刑者が作った木桶だそうです
 
 
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網走刑務所の焼き印がその証ですが
木桶製作には香川県小豆島で製作技術を受け継ぐ活動をしている「木桶職人復活プロジェクト」の職人が携わって作られたのだそうです
 

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そんな木桶で醸した日本酒「網走 木桶仕込み
樽酒も木の香りがしますが、こいつは最初から木の樽で醸された日本酒
飲んでみたいけど残念ながら一般販売はしていないのだとか
 

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こんな感じで安藤副杜氏から丁寧な説明を受け酒蔵見学を堪能させていただきました
今回もまたありがとうございました
帰りに「碧雲蔵 Shop」で土産の日本酒を買い蔵を後にします
  

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おびひろ動物園で童心にかえる

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おびひろ動物園にやってきました
この動物園を訪れるのは実に15ぶりです
ちなみにここおびひろ動物園は1963年に開園した北海道で2番目に古い動物園ですが
帯広市民に長年愛される動物園で、入場料が大人420円、しかも駐車場無料と大変コスパの良い動物園だったりします
 

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南門から入ってすぐのところにキリン・シマウマ舎があり
キリンにチャップマンシマウマの「リオ」がじゃれているところでした
 

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続いて地上最大の肉食動物「シロクマ」
 

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このシロクマは確か札幌の円山動物園からやってきた「アイラ」かと思います
  

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なかなか迫力ある「アムールトラ」凛々しくてかっこいい
 

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ライオンも同様で
二重の柵なんですが距離があまりにも近く、子供が近づくと心配になるほどでした
 

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マンドリルの「キーボー」
ラッキーなことに伺った時がちょうど餌やりの最中、キーボーはバナナなどの果物やサツマイモあたりが好物のようです
  

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ペットとして人気が高い「コモンリスザル」
人懐っこくなかなか愛らしい顔をしてますね
 

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サル山ではニホンザル同士のコミュニケーションであるノミ取りの最中
 

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ペリカン舎にモモイロペリカンの「カンちゃん」が佇んでいます
 

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「エゾフクロウ」
自宅から近くの野幌森林公園あたりでもよく見かけるフクロウなんだそうです
 

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iPhoneだと金網を消しづらいのでこの辺からデジイチに持ち替え撮影
で、金網をぼかし撮った「シロフクロウ」
全身がほぼ白いのがオスで
 

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白地に濃褐色の斑紋があるのがメスなんだそうです
 

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そういや映画ハリー・ポッターの主人公ハリー・ポッターの大切な仲間であるシロフクロウの「ヘドウィグ」は女の子って設定でしたね
 

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イグルーを形どった半円形のドームは植村直己記念館「氷雪の家」
ここにはマッキンリーで消息を絶った登山家故植村直己氏の冒険暦と彼のゆかりの品々が展示されています
 

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ここおびひろ動物園と植村直己さんとの関係は、犬ぞりでの北極圏12,000キロ単独走破を達成した後、犬ぞりを引いたエスキモー犬2頭を動物園に寄贈したことがはじまりなんだそうです
 

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エベレスト登頂時の写真が展示されていましたが、これは日本人として初めて世界最高峰エベレストの登頂に成功した松浦輝夫と一緒に登頂したときの写真
この時、植村直己はエベレストの頂上に達する直前で、先輩である松浦に道を譲り
「先輩お先にどうぞ」と言って松浦を先に頂上に立たせようとしたそうですが、結局、松浦と植村は肩を並べるようにして頂上に立ったそうです
1970年5月11日の出来事ですが、この登頂は世界で6番目の快挙だったそうです
  

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こんな感じで1時間余りおびひろ動物園を童心にかえり、420円の入場料で楽しんでまいりました

十勝まんぷくでの宿は「ホテル十勝イン」
まぁシティホテルっぽい名前ですが、私が泊まった感想ではビジネスホテルといったところ
帯広北の屋台や十勝乃長屋などの歓楽街からほど近く、駐車場もあることから今回の帯広での宿といたしました
もちろん北海道の全国旅行支援「HOKKAIDO LOVE!割」を使っての予約で2泊2人で18,400円(素泊まり)と格安な宿でした
もちろんクーポンも2泊2名4,000円分いただきました
  

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さていつものようにこれは私の覚書となります
チェックインしたあと、このウエルカムコーヒーと名乗る
エスプレッソマシンで淹れたコーヒーを手に部屋に上がります
ちなみに利用できる時間はチェックインの15時から21時まで
朝食(800円)を頼まないと朝は使えないようです
  

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今回当てがわれた部屋は5階
窓の外にはメインの通りの一つ西3条通りに面する帯広のシティビューが望めるうえ、真下に停めた車も確認できます
 

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部屋はシングルルームを2人で使う仕様、セミダブルのベットが置かれています
ちょっと狭いが、まあ夜寝るだけなんでこんなもんでいいでしょう
浮いた宿代で十勝まんぷくの旅を楽しむことにします
  

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他の設備はデスクに大型テレビ
その下には何も入っていない冷蔵庫
なんだか懐かしい感のある湯沸かしポット(日本茶のティーバック)
ドライヤーなどが置かれています
もちろんWi-Fiも完備されていました
 

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風呂はユニットバスといたって普通のビジネスホテルでした
電子レンジがホテルのフロントに置かれていたり
ホシザキの製氷機があるうえり、アイスベールが置かれていたりと
部屋飲みする客が多いのかとも思えてしまいました
すぐ近くに繁華街が控えているのですが
 

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ということで少し休んだら帯広の歓楽街に出かけるとします

さて少し脱線しましたが、また今月初めに伺った十勝まんぷくの話にもどります
居酒屋で定番の「とりあえずビール」
日本ではキリン・アサヒ・サッポロ・サントリーといった、いわゆる4大ビールが国内の飲食店のシェアのほとんどを握っており、お店で扱われるメジャーなビールをまず頼み、グイグイとやるのが日本の良きも悪きも伝統だったりします
ところが最近そんなビールを取り巻く環境はクラフトビールの席捲により大きく変わりつつあります
ワインや日本酒などの醸造酒を楽しみように、味わうようクラフトビールを楽しむのもまたお酒の楽しみ方の一つです
ということで帯広の夜は、まずはそんなクラフトビールを飲もうと「CAFE&BAR NUPKA」にやってきました


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ホテルヌプカの一階部分がカフェスペースになっていますが、CAFE&BAR NUPKAはホテルのゲストだけでなく誰でもご利用できるとのこと
ただこの日は大陸系の観光客でテーブルはすべて埋まっておりました(そのわけはまた後で)
ということでカウンター席に陣取ります
 

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そんなカフェスペースの棚に並んでいたのが
ホテル&カフェヌプカを訪れるゲストのために作られた「旅のはじまりのビール」
日本人好みのピルスナータイプで
道産大麦の100%麦芽を用いた「シングルオリジン」大麦のクラフトビールです
グラスを片手に、旅の計画を立てたり、ローカルな会話を楽しんだりと夢の膨らむビールだったりして
今回私はこのビールを飲むために、来たようなものですが
  

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まずカウンターに座ると真正面に据えられた
壁に有るビールのタップの数に圧倒されます
 

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次にメニューが多い
なんと11種類
銘柄はすべてオーナーの気分次第とのこと
 

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そうクラフトビールは種類が多彩で、様々なビールがありますが
メニューの下のほうにはそんなビールを飲み比べができるテイスティングセット「ビアフライト 4種飲み比べセット」といったものがありました

そういや昔ビールの本場ドイツでもやはりクラフトビールが流行っているようで
フランクフルトのビアバー「Naiv(ナイーブ)」でビールテイスティングセット(I ♡ BEER TASTING TRAY)なるものを頼んで楽しんだことがありました

ビアフライト 4種飲み比べセットは自分で選べることでしたので、今回私は
当然のように①旅のはじまりビール
  当店(NUPKA)のオリジナルクラフトビール。100%十勝産大麦麦芽を使用。
  麦芽とホップと水を使い、飲み口は軽いが大麦本来の旨味を堪能できます。
②なまらクロウト
  ドイツスタイルの黒ビール。濃厚な麦芽の風味が特徴。
  「What's Goling On」を聴かせながら醸造しました。
③DOTO(道東限定)
  ベルジャンイーストのフルーティさと、欧州ホップのハーバル感、
  アメリカンホップのシトラス感が調和され
  複雑さを感じさせながらもドリンカブルな味わい。
⑦Philharmony
  奈良産の柑橘である大和橋
  レモングラスとコリアンダーシードをスパイスとして使用。
  甘み・酸味・スパイスが上手に調和しています。
の4種類をチョイス
 

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我が家の奥さんは
⑥SMaSH IPA センテニアル
  シングルモルト、シングルホップで作られるSMaSH IPA。
  今回のホップはセンテニアルです。
⑨宮崎フレッシュホップエール2023
  みやざきモルト100%、宮崎県産ホップ100%。
  宮崎県産原料100%のフレッシュホップエール。
⑩よいやさ
  軽やかで爽快な飲み心地と同時に
  多彩なフレーバーの重なりも楽しめるペールエール。
⑪Solar Phanton
  オレンジ風味でありながらどこかミルキー、
  最後にキュッと苦みが来てフィニッシュを迎えます。
 

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さて前述のホテルヌプカのカフェスペースが満席になっていた理由が
下の写真の「馬車BAR」
ばんえい十勝で活躍した輓馬ムサシコマが「パッカパッカ」とリズミカルな音で馬車を曳きつつ夜の帯広の街を巡る馬車ツアー
ホテルヌプカが発着点ということで、
この馬車に乗り組むためにホテルの待合たるこのカフェスペースにいたというわけです
そう外国人観光客にこの馬車BARはずいぶん人気のようで
台湾の旅行代理店がこの馬車BARを貸し切りで10日間利用しているそうです
  

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宮内庁の馬車修復も手がける家具工房のミネルバ社と、十勝の職人集団のコラボレーションで作り上げた馬車のキャビン
1階席のツアー料金は3,300円
ワンドリンク(旅の始まりのビール、ワイン、ソフトドリンクから1品)とおつまみがセットになっているとのことでした
 

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ちなみにこの晩飲んだ、なまらクロウトが口当たりよく飲みやすいとオーナー?に話したところ
帯広唯一のビール醸造家・十河文英さんのブリューワリー「ソゴウ ブルーイング」は小さな蔵で一般には出回らないが、道の駅おとふけにたまに置いてあるよ、とのこと
 

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ということで翌朝、道の駅を訪れたところ、たしかに道の駅の農畜産物等販売所なつぞら市場に並んでいて
「なまらクロウト(シュバルツ ドッペボック)」「小麦(ヴァイツェン)」を土産に購入いたしました
 

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十勝乃長屋大安酒場で焼き鳥三昧

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帯広の最初の夜は十勝乃長屋にやってきました
屋台ブームの先駆けとなった北の屋台から道路を1本挟んですぐ向かいにある
いわゆる二番煎じを狙った屋台街です
どこか懐かしくて新しい京都の祇園を彷彿させる和み小路
長屋風の建物に、和食や洋食、カフェ&バーなどの20軒のお店が集まっていて
緑の大地十勝の豊富な食材と個性豊かな人々とのふれあいが楽しめるんだそうです
そうここは「心も通う和み小路 十勝乃長屋」がキャッチフレーズの屋台だったりします
 

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今回はそんな20店の中から備長炭焼 大安酒場をチョイス予約の上伺いました
予約しておいてよかったのが、伺った時は満席のように思えましたが
お客さんが席を詰めてくれ、何とか座ることが出来ました
 

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カウンターに座りまず目についたのが炭火台の上で干されている鮭
きっとこれはトバを作っていると思われます
カウンター席の片隅に「つりしん」こと週刊釣り新聞ほっかいどうが置かれていましたが
この後の会話で店主が釣りが好きとのことが判明
それに加え常連客として釣り好きが集う屋台のようです
この日も先週新聞記事やニュースになっていた網走港にサンマが迷い込んだ話で盛り上がっていました
  

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さてこのお店、口コミなど見ると焼くのに時間がかかりなるべくいっぺんにオーダーしてほしい旨の話がありましたが
それもそのはず、オーダーされるごとに寡黙な店主が丁寧に食材を串に刺し
こだわりの岩塩を丁寧にふりかけ、これまたこだわりの備長炭でじっくり炙っていました
しかも冷凍肉を一切使用せず新鮮生肉のみを使用
また、鶏など食材はすべて十勝産・北海道産の肉を使用
なるほど食べるごとではなく、なるべく早めにオーダーしてほしいわけですね
 

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まずはメガサワーと柚子サワーで乾杯
写真は撮り損ねましたが、お通しに出された「枝豆」がものすごく甘くておいしかった
 

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さてこの日はやり取り三昧
まずは「鶏レバ串」
 

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続いて「十勝音更産 鶏ささみわさび串」
山わさびが山盛りで、これが効きました
 

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一番人気の「地鶏串」
 

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最後は「チーズタレつくね」
帯広の夜はまだまだ満喫したいのでこの辺で切り上げ
次の目的地に向かいます
 

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帯広市のソウルフード『インデアンカレー』
札幌進出のウワサが出たりもしましたが、函館のラッキーピエロ同様に地元民に愛されこの地から出て行ってほしくない思いがあるのか、帯広まで出向かないと食べられないそんな名物グルメです
ちなみにカレーのチェーン店ココ壱番屋は帯広や音更に出店したそうですが、インデアンに対抗することが叶わず立ち退いたそうです
まぁカレー好きな私が帯広くんだりまで出てきてインデアンに立ち寄らずに帰るわけもなく
十勝乃長屋大安酒場で焼きとりで一杯やった後、インデアン まちなか店に伺いました
最初からそのつもり焼きとりは軽めにしておいたんですけどね
 

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インデアン まちなか店に伺ったのが、午後8時前だったこともあり
店内は満席、少し待ちましたが客の回転がよいのかそれほど待たずに席に案内されます
席はカウンター席
奥の厨房に大型のガス炊飯器が2台(その下には予備の炊飯器なのかさらに2台)見て取れます
さすがにここインデアンではかなりの量のご飯を炊くようです
 

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カウンターに囲まれたオープンキッチンには準備され出番を待つカレーの寸胴鍋も見て取れました
 

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で、頼んだのは
シンプルにインデアンカレー(店内 528円)
メニューには牛肉をふんだんに使い、数十種類のスパイスで熟成させたカレーです。
まろやかな味わいでお子様から大人の方まで美味しく召し上がれる十勝の定番カレーです。
とありました
 

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カウンターに用意された薬味は三種類
「福神漬け」、「シソの実の醤油漬け」、「ガリ」
それにカレの辛さの調整用にホットオイルも置かれていました
 

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てなわけで久しぶりに頂くインデアンカレー
創業50年もの変わらぬ味の歴史を感じつつ
三種の薬味を添えて美味しく頂かせてもらいました
 

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今回の十勝まんぷくの旅で使ったホテルは朝食無しの安いプランだったため
朝食を食べるため早朝ホテルを出発し、とかち帯広地方卸売市場に向かいました
お目当ては市場飯
とかち帯広地方卸売市場の2階には「市場食堂 ふじ膳」があり、朝6時半からやっているとのことで朝早くにやってきました
 

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ちなみにこの帯広場外市場1Fにあるとかち卸売市場一鱗はスーパーマーケットほどの広い店内で
市場から仕入れた新鮮な水産物や青果物などが売られておりますが
もちろん私ども一般客も購入可能
 

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特段ここで土産を買おうとかの目的はありませんが、とりあえず市場をぶらぶら
私自身こうした市場を見て回るのが好きですが、特に鮮魚店などはその地方ならでわの食材があったりして楽しめます
 

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冷蔵ショーケースにはオホーツク産のタコ刺身や道産だろうホタテ
愛媛産シマアジ、長崎県産の本鮪やあじなどの刺身などが並んでいます
  

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真だちや生筋子、花咲ガニやカキ貝、生サンマなどが発泡スチロール容器に入れられ売られていて
北海道の旬を感じさせます
  

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旬といえば秋鮭やハタハタなどもそうですね
 

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2,300円の値札が付いているのはウニ
こちら十勝地方のウニの旬は7月から10月と日本海側と比べ少し遅いのですが
ここに来る少し前、十勝沿岸などで赤潮が原因とみられる甚大な漁業被害が確認され、十勝管内のすし店やスーパーでもウニが品薄となっていたそうです
 

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そろそろ開店時間になることから市場食堂ふじ膳へ
この時すでに10人ほどの行列ができていました
 

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壁に貼られていたメニューには
限定10食の「朝の握りずし」1,000円(税込)や「ねぎトロ三食丼」900円(税込)などコスパの良いメニューが目白押し
  

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何を頼もうか考えていたところ開店
入口を入ってすぐのところにある食券機で食券を購入し、番号を呼ばれたら自分で取りに行く
セルフサービスの食堂形式
  

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市場飯ですから当然、市場関係者も使われるのでしょう
4人掛けのテーブルが20テーブル程
かなりの人数が利用できるようです
 

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さて開店前から並んでいた方のお目当てが、この700円の朝の海鮮丼
最初に番号を呼ばれるかたはほとんどの方がこの丼を取りに来てました
まぁこれも限定20食、開店前から用意していたようです
たしかにネタも多くコスパはよさそうです
私もこれにしようか最後まで迷いました
 

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出番を待つ「特大えび天丼」(900円)
これも頼む方が多いのでしょうね、オーダーされたらみそ汁をよそってすぐに提供できるよう用意されていました
そう市場飯ですから、スピードが命と言ったところなんでしょう
 

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私が最後まで迷い、券売機の前で決めたのが
この限定10食の「刺身定食」
大ぶりの本鮪、鰤、甘エビ、サーモン、ホタテ、ホッキ貝に白身魚
それに先ほど見たウニが添えられていました
小皿にはイクラまで
なるほど豪華、悩んで決断した甲斐がありました
 

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ウニとイクラはご飯に載せて2色丼に
これだけの刺身をお酒なしで食べるにはちょっとご飯が足りなかったかな~
まぁこの日は昼飯抜き(時間の都合で)ですが、晩飯はしっかりいただくので
これくらいにしておきましょう
 

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我が家の奥さんは日替海鮮三色丼
ウニに縁側、サーモン
特に縁側は醤油皿に付けたとたん脂が皿一面に広がるほどだそうで
二人で美味しく頂かせてもらいました
  

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十勝平野が一望できる小高い丘に建つ建物
正式名称は「池田町ブドウ・ブドウ酒研究所」なんですが、中世のヨーロッパのお城を思わせるところから「ワイン城」と呼ばれています
これが人口約7,000人の小さな町、池田町が運営している町営のワイン工房というから驚きですね


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さて時は1952年、十勝沖地震で多大な被害を受けた池田町
それに加え翌年から2年連続冷害に見舞われ町は凶作
そんな町の財政危機を救うため、当時の丸谷金保町長の発案で「ブドウ栽培」と「ワイン製造」がスタートすることとなりました
ブドウ栽培に適した土地ではない池田町で苦難を乗り越え誕生した十勝ワイン
その後、国内外から高い評価を得る、北海道・十勝産ワインのブランド化に成功
訪れたワイン城ショッピングエリアにはワインがびっしりと陳列されていました
そしてこの成功がその後、富良野市が経営する自治体ワイナリー「ふらのワイン」や
七飯町で1973年に設立されたはこだてワインにも影響を与えたようです
 

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2022年現在北海道には53ヶ所のワイナリーがありますが
今後もそんなワイナリーも増加の傾向です
それもこれもやはりここ十勝ワイナリーの成功が、きっかけになったのでしょうね
 

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さてこの日は有料(@2,000)の「いけだワイン城 体験ガイドツアー」なるものに参加 
豊富な知識を持つスタッフからためになるお話を色々聞かせて頂きました
 

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ツアーはまず
ワイン製造棟(C倉庫)にあるスパークリングワイン製造施設から
十勝ワインでは瓶詰めされたワインに、糖分と酵母を加えて瓶の中で再び発酵させて炭酸ガスを生じさせる、いわゆる「シャンパーニュ方式」の伝統的なシャンパンが造られていました
その証にルミュアージュ(動瓶)に使われていたピュピートルと呼ばれる木製の台がここには展示されています
動瓶されたあと、瓶のネックに溜まったオリの部分を凍らせて抜栓しオリが除去する「オリ抜き」の機器もここにはありました
 

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さてここC倉庫では醸造用のタンクを拝見したほか
十勝ワインに使われるブドウのお話が有りました
当初は町内に自生する山ブドウに着目して翌年からブドウの栽培を試みますが
そんな山ブドウが、ロシアのアムール川流域に自生し、ワイン醸造用に適している「アムレンシス亜系」であることが明らかになり、そんな山ブドウで造った「十勝アイヌ葡萄酒」がいきなり1964年の国際ワインコンペティションでみごと銅賞を獲得してしまいます
そんな山ぶどうを交配させ、ワイン城があるこの丘の名を付けた赤ワイン品種「清見(きよみ)」が誕生
ただこの品種は冬に土をかぶせ寝かせる培土と春にそれを元に戻す排土の必要があり、労力軽減のためその後、「清舞(きよまい)」と「山幸(やまさち)」の交配に成功させているのだとか
  

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十勝産ミズナラで作った大樽
いまやこんな大きな木樽を造る職人がいなくなりつつあるので貴重なものですね
  

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いけだワイン城の周りのぶどう畑では盛んに作業が行われていました
これは「清舞」それとも「山幸」でしょうか
 

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次にツアーは「ワイン城地下熟成室」へ
地下2階の空間で約1年間、ワインは木樽で熟成されるのですが
その間に約1割ほどが減るのだそうです
いわゆる「天使のわけまえ」
減った分はしょっちゅう継ぎ足しているので、口の周りが赤く滲んでいました


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2020年の改装時、新たに8,000ℓの大樽を割いた屋根をしつらえた「バースペース」が造られたそうですが
独創性のある重厚な空間ですがまだ一度も使用されていないんだとか、なんだかもったいないですよね
特に奥の壁が黒いカビで覆われているのなんか、いかにも古いワイン醸造所って感じで趣があるのですが
  

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こちらは「ビン熟成」
オールドビンテージとなる年代物のワイン(1991年なんてのもありました)に埃がたんまり溜まっていますが
このワインは、販売することは目的とせず、試験研究のためだけに保存されているのだとか
なんだかもったいない話です
 

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その後ツアーは1階奥の「ブランデー蒸留室」
蒸留室に入室しブランデーを造るための蒸留器と実際にブランデーを熟成している樽を見せていただきました
 

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とくにこのポットスチルという蒸留器
ここではワインを蒸留して造られる、いわゆるコニャック方式によるブランデー造りを
なんと1964年からやっているのだとか
ここでスタッフから聞いた話ですが
平成の米騒動と呼ばれる事態に陥った1993年、「清見」などのブドウの収量が例年の4分の1程度にまで落ち込んだうえ、糖度が低く、酸度が高いためワインの製造はあきらめたそうです
ところがそんな清見をブランデーとして仕込んだところ、
繊細で洗練された他にはないブランデーとなり、大冷害がもたらした僥倖といえる、洋酒ファン垂涎の逸品に仕上がったそうです
なんだかそんあ話を聞くと無性にその十勝ブランデー1993飲んでみたくなりました
   

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これはツヤーではありませんが、廊ミュージアムには
アランビックという銅製の蒸留器が展示されていました
ワインを蒸留してコニャックを作る為の蒸留器ですが、100年以上も前のもので、全て銅製
1950年代まで実際に使われていたそうです
  

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最後はワインテイスティング(30分間)
専門スタッフの説明を聞きながら以下の酒類の試飲を行います。
本格シャンパン方式で造られた『スパークリングワイン』
樽熟成を行った赤ワイン『山幸』
一切の加水を行っていない『ブランデー原酒』
 

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ちなみにこの日のスパークリングワインは
「ブルーム 白 ※限定醸造」
先ほど見た瓶内二次発酵法でつくられたスパークリングワインでした
 

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ブランデー原酒 1991年
ラベルに樽番号が記載されています
30年以上も樽で長期熟成されたブランデー
こいつがものすごく美味しかったのだとか
ただ試飲はいつもの通り車で来ているので呑めません
JR池田駅は近くにあるので、次回は汽車で伺うことにします
ということでいけだワイン城 体験ガイドツアー堪能させていただきました
今回は丁寧な解説ありがとうございました
 

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いけだワイン城の体験ガイドツアーが終了した後
天気が良かったこともあり、この日は池田町から約90分の道のりを快適にドライブ
タウシュベツ川橋梁を眺めようとタウシュベツ展望台に向かう事に
そのタウシュベツ川橋梁はタウシュベツ川に架かる旧国鉄士幌線(廃線)のコンクリート製アーチ橋ですが
ダム建設における線路の新設によって糠平ぬかびら湖(ダム)の最高貯水位の中に含まれるようになり、水量によって見えたり隠れたりするアーチ橋です
本来ならここに伺った11月初めは湖の底になるはずが、今年は水位が低くまだその姿がはっきりと見えるとのことで一目見ようとやってきました


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コンクリートアーチ橋はタウシュベツ川橋梁だけが残っているのではなく、タウシュベツ川橋梁を含め他にも14ヶ所残っているそうです
タウシュベツ川橋梁へ向かう途中、32mの大アーチを持つ「第三音更川橋梁」を見ることもできました
 

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国道273号沿いにある展望台駐車場に車を停めそこから歩いて展望台へ
途中、やはりというか「熊出没注意」の看板を見ることとなります
ただこの日は文化の日の祝日を交えた3連休という事で他にも展望台に向かう観光客がいることもあり
割と安心して遊歩道を歩いて向かいます
 

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向かってすぐに旧国鉄士幌線(廃線)跡があり、すでにレールも撤去されていましたが
ここを蒸気機関車が走ったんだな~とそんな気分で眺めてきました
 

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750m離れた遠目からの展望ですが、水位が低く11連アーチがつながっている橋梁がすべて見ることが出来ました
このタウシュベツ川橋梁は立地や予算の問題
そして修復するよりも自然に朽ちていく姿のを見るのもひとつの醍醐味ではないかという意見から、 積極的に修復はされない方向のようです
ということで崩れ落ちる前にツアーか何かで、次回は間近で見てみたいもと思います
 

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タウシュベツ川橋梁を展望台から眺めあと、牛を眺めつつコーヒーでも飲もうとナイタイ高原ナイタイテラスに向かいましたが
残念ながら閉門されていました
ナイタイ高原は私の伺う前の週で営業は終了、11月からの冬期間は閉鎖するようです
ということで次の目的地、ばんえい十勝帯広競馬場へ
ばんえい競馬は競走馬がそりをひきながら力や速さなどを争う世界唯一となる形態の競馬で
体重1トンを超えるばん馬が重りをのせた鉄ソリを引いて、直線コースにある山(障害)を力とスピードを乗り越え競う迫力あるレース


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この日は連休という事もあるのでしょう帯広競馬場の駐車場は満車
警備員から近くにある病院の駐車場に誘導されるほどの来場者でした
まぁこの日はこの帯広競馬場が入場料無料ということもその一因だったかもしれません
 

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寒いのでまずは施設に入りましたが、そこには思いのほか若い来場者が多いのに感動
一時は存続困難と判断されたことが有っただけに嬉しいですし
なによりも賭け事はやはり風俗営業であるパチンコとかではなく、こうした公営ギャンブルを利用してもらいたいものです
ちなみに私自身は賭け事は全くしません

さて目の前にレトロな立ち食いの食堂「Kichenばんえい」がありました
北海道名物の『ザンギ』や、『くろえだ豆コロッケ』などのご当地グルメに加え生ビールが500円
そしてここの看板メニューは「元祖カレーラーメン」しかも昭和49年に登場したロングセラーなんだそうですが、このあと飲みに出かけるのでここは我慢、それに車で来ているのでビールもお預け
 

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さて私が伺った時はすでに第1レースが終わった後
ほどなく始まった第2レースは最前列で堪能しました
 


 


第2障害前で立ち止まり息を整えるばん馬の様子が見て取れますが
なかなか頭脳的な手綱さばきが必要な難しいレースのようです
 

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写真の第2レースに出場した9番のホクセイキタヒメの騎手は
ばんえい史上4人目の女性騎手となる旭川市出身の今井千尋さん
もともとは厩務員として今井厩舎で働いていながら騎手を目指した根っからのばん馬好き
この日もなかなか勇猛な手綱さばきを見せてくれましたが、この翌々日に100勝目を挙げることになったそうです
 

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障害を乗り越えるレースという事もありトラブルもあるようで
第2障害の登り頂上付近で、7番アアモンドハヤテ号が転倒
ここには今井騎手の手綱さばきも映っていました
 


 

レースが終わった後もなかなか立ち上がれずにいましたが
5分後くらいにようやく立ち上がり観客の喝さいを浴びていました
こんな感じでばんえい競馬堪能してきました
 

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ばん馬を堪能した後は隣接する「馬の博物館」へ
農耕馬として、北海道でその歴史をスタートさせた、ばん馬による馬耕の様子がレプリカとして展示されておりますが
農業機械が導入されるまで、ばん馬は十勝のみならず日本各地の農業を根底から支えていたんですね
 

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装蹄所の様子もレプリカで紹介
馬が物資運搬や農耕の主役であった時代にはどこの町や村にもみられたのがこの装蹄所ですね
 

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「馬文化を伝える資料の部屋」
馬耕の道具、馬具、馬籍、血統書など、数多くの貴重な資料が展示されていますが、これは数多くの人達から寄せられた資料なんだそうです
 

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ということで土壌を耕起する農具「プラウ」なども、実際に使われていたものが展示されていました
 

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映画「硫黄島からの手紙」の登場したバロン西(西竹一)のコーナーもありました
ロサンゼルスオリンピックの馬術競技で、金メダルを取っている英雄ですが
軍人でもあった西は、騎兵隊に所属、十勝本別にあった軍馬補充部十勝支部に転属
転属先の十勝支部では慌てふためき
あの英雄が来るとのころで急遽、西専用の宿舎の建設・乗馬練習場を特設したのだそうです
そんなバロン西は十勝の農家に農閑期の馬の管理(ひづめの管理と栄養の大事)の重要性を語るなど、十勝とのつながりが多くあったようです
 

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昨晩伺った十勝乃長屋に近くにある、細い小道たる恵小路内の路地裏
非常にわかりずらい場所にそのお店「炙旬肴 元」はありました
旬の海鮮と日本酒が楽しめる、場所柄と言いまさに隠れ家的な一軒で
オーナーは釧路出身の佐藤元氏
ホテルの和食店で10年間修業の後、札幌の炭焼き居酒屋「炙屋」で店長を務め、さらに帯広の串焼き店「たたら」で5年間勤務すいたという経歴の持ち主
厨房での作業を見ると無駄のない職人といった感じでした
そんなこともありわかりずらい場所にありながらかなりの人気店
事前に予約して伺いましたが、その後来店した方が満席で入店できない方もいらっしゃいました
 

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店内は満席のようで、2階では結構な数の宴会
1階のボックス席も予約でいっぱいでした
 

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私どもは予約時からカウンター席ならということで予約してありましたが
このカウンター席がなかなか良く
手前にあるネタケースには各産地から仕入れた旬の食材がずらりと並んでいて何を頼もうか悩みますし
  

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カウンター席の前には、炭火で焼くスペースがあり
大将が炙り物を調理しているのが間近に見えて臨場感たっぷりだったりします
 

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さてまずはお通しですが、「蛸の柔らか煮」
合わせるのはこの日寒かったこともあり澤の鶴を熱燗でいただきます
 

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次に名物の「活たこ石焼き」これは数量限定
カセットコンロと鉄板が運ばれてきて、その鉄板の上でタコを焼くのが炙旬肴 元流のようです
 

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焼くはずのタコですが凄く新鮮
肉厚に切られていて、生でも食べられそうです
 

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ということで表面だけ炙ってみましたが
『活たこ石焼』は歯ごたえが抜群
こりこりの食感と甘みが楽しめ
ピーマンやキノコも一緒に焼き、生レモンの塩だれかポン酢をかけていただきました
 

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炙旬肴 元は
日本酒のラインナップもなかなかのようで
道産の日本酒は無論、日本各地の著名な酒蔵の酒がメニューに並んでおり
特に東広島西條の「西條鶴」高知の司牡丹酒造「船中八策」灘五郷西郷「沢の鶴」
といった、ここ数年酒蔵に伺い現地で杜氏などから色々な話を聞いた酒蔵の日本酒があり、ちょっと嬉しかったりもしました
  

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けれどここは帯広の居酒屋って事なのでしょう
昨日訪れた帯広畜産大学敷地内にある上川大雪碧雲蔵の本醸造がメニューにあることからそいつを頼みました
 

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次の肴はというと
十勝といえば長芋ってことで
JA帯広かわにしの特産物『十勝川西長いも』を使ったと思われる
「長芋フライ」
 

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合わせるのは、道東は釧路の福司酒造 特別純米
 

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ふっくら食感のレバー串も絶品
畜産王国十勝を味わいますが


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最後に「中札内白樺ポークの黒胡椒焼き 辛味噌添」
これらを日本酒に合わせて満足な晩餐となりました
ちなみに知人に教わりやってきたお店でしたが、再訪間違いないお店となりました
 

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炙旬肴 元で美味しい料理と日本酒をいただいた後
〆は、帯広名物の豚丼を元祖豚丼のぱんちょうでいただくことに
そんなぱんちょう、連日多くの客で賑わっているお店ですが
閉店間際ギリギリで入店した(最終入店者でした)おかげでなんと並ばずにずに入店できました
 

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さてその創業84年、三代続く豚丼発祥の店「ぱんちょう」
十勝の名物料理となった豚丼の「発祥の店」として全国に知られています
折角帯広くんだりまで来たのですから、その十勝名物の豚丼を食べずに帰るわけにはいきません
とはいえ実際に十勝の豚丼を食べたのは今から15年前の豚丼ぱんちょうその時はちょうど昼食時ということで、このように入店待ちの方が長蛇の列を作っておりました(下記の写真はその時の様子)
 

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さてこのぱんちょうの特徴はそのメニュー
見ると値段が松竹梅ではなく、逆にした梅竹松の順にランク付けされています
そうランク最上位とされているのは「梅」(華は別として)
これは創業者の阿部秀司さん奥さんの名前が「うめ」さんだったことによるそうです
戦時中、夫である阿部秀司さんの留守の間、7人の子どもたちを一人で育て、家を守った妻をねぎらって、一番のメニューを「梅」としたのが、今も引き継がれているのだとか
 

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頼むのは無論、創業者の奥さんに敬意を評したメニューである「梅」
料理以外の人が映るような写真は撮影禁止とのことで、テーブルの上だけの撮影ですが
丼に載せられた蓋から炭で炙られ味付けされた豚肉がはみ出していました
 

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ちなみにメニューの
メニューは豚丼の松・竹・梅・華
丼に載せられた肉は同じもので、枚数が変わってきます
私が頼んだ「梅」の豚肉の枚数が6枚に対し、我が家の奥さんが頼んだ「竹」が5枚
とそんな違いなんだそうです
 

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畜産王国十勝の極上ロース豚肉を炭火焼きの香ばしい風味に焼き上げ
鰻丼のような少し甘みのある醤油ベースのタレに絡めていただきますが
まさに「鰻丼よりうまい自慢の豚丼」との看板通りの豚丼を堪能させていただきました
 

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十勝まんぷくの旅、最後を飾るのは「ますやのパン」
創業1950年、十勝で生まれ、十勝で育ち、十勝で愛され続ける心和むパン屋「満寿屋商店」
そんな満寿屋には朝早くからやっているイートインがあるとのことで
焼きたてのパンをその場で朝食として食べるようと
満寿屋 麦音に6時55分の開店に合わせやってきました
・・・・・が、そんな時間にもかかわらず駐車場には結構な数の車が停まっていました
 

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開店と同時に入店
麦音正面玄関に飾られるパンでできた大きなリースに出迎えられました
 

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店内はパンの焼ける、良い香りが漂っています
 

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クロワッサンやサンドイッチなど焼きたて、作り立てのパンが並びますが
 

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さすがにまだ朝の7時ということで、棚もところどころ空いています
もっともレジで支払いするころには棚は一杯になりましたが
そんな棚にカレーパンを見つけトレーにのせます
そのカレーパン、カレーパングランプリ2020で東日本揚げカレーパン部門で金賞を受賞した逸品
十勝・芽室産「めむろみらい牛」がふんだんに使用された、とっておきのカレーパンなんだそうです
その下の棚には、ますや一番人気のネジリドーナツ・シナモンもありました
 

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なかには帯広ならではの「十勝あんバター」なんてパンも目にしました
まぁアンパンの一種なのでしょう
コロッケパンとチキチキ南蛮もあったのでこいつもトレーに載せます


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なかにはビニール袋一杯のパンの耳なんかも売られていました
 

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もう一つの私のお目当てが、「十勝産牛乳を応援しよう!」と題してイチオシしているクラムチャウダー
熱々のクラムチャウダーが紙コップに入れられ
パンとともにイートインでいただくことにします
 

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さてここ満寿屋 麦音の総面積は約11,000㎡
敷地面積は日本一という帯広のベーカリー
 

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庭にも席が設けられており、屋外で飲食も可能
温かいクラムチャウダーと共に頂いてますが、外のベンチは寒いので室内でいただくことに
 

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屋外にはピザを焼く石窯も見えるので
次はもう少し温かい時期に伺い、野外のベンチでピザなんか食べたいものです
 

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