世界で唯一の馬文化「ばんえい競馬」&「馬の博物館」を観に帯広競馬場へ

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タウシュベツ川橋梁を展望台から眺めあと、牛を眺めつつコーヒーでも飲もうとナイタイ高原ナイタイテラスに向かいましたが
残念ながら閉門されていました
ナイタイ高原は私の伺う前の週で営業は終了、11月からの冬期間は閉鎖するようです
ということで次の目的地、ばんえい十勝帯広競馬場へ
ばんえい競馬は競走馬がそりをひきながら力や速さなどを争う世界唯一となる形態の競馬で
体重1トンを超えるばん馬が重りをのせた鉄ソリを引いて、直線コースにある山(障害)を力とスピードを乗り越え競う迫力あるレース


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この日は連休という事もあるのでしょう帯広競馬場の駐車場は満車
警備員から近くにある病院の駐車場に誘導されるほどの来場者でした
まぁこの日はこの帯広競馬場が入場料無料ということもその一因だったかもしれません
 

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寒いのでまずは施設に入りましたが、そこには思いのほか若い来場者が多いのに感動
一時は存続困難と判断されたことが有っただけに嬉しいですし
なによりも賭け事はやはり風俗営業であるパチンコとかではなく、こうした公営ギャンブルを利用してもらいたいものです
ちなみに私自身は賭け事は全くしません

さて目の前にレトロな立ち食いの食堂「Kichenばんえい」がありました
北海道名物の『ザンギ』や、『くろえだ豆コロッケ』などのご当地グルメに加え生ビールが500円
そしてここの看板メニューは「元祖カレーラーメン」しかも昭和49年に登場したロングセラーなんだそうですが、このあと飲みに出かけるのでここは我慢、それに車で来ているのでビールもお預け
 

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さて私が伺った時はすでに第1レースが終わった後
ほどなく始まった第2レースは最前列で堪能しました
 


 


第2障害前で立ち止まり息を整えるばん馬の様子が見て取れますが
なかなか頭脳的な手綱さばきが必要な難しいレースのようです
 

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写真の第2レースに出場した9番のホクセイキタヒメの騎手は
ばんえい史上4人目の女性騎手となる旭川市出身の今井千尋さん
もともとは厩務員として今井厩舎で働いていながら騎手を目指した根っからのばん馬好き
この日もなかなか勇猛な手綱さばきを見せてくれましたが、この翌々日に100勝目を挙げることになったそうです
 

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障害を乗り越えるレースという事もありトラブルもあるようで
第2障害の登り頂上付近で、7番アアモンドハヤテ号が転倒
ここには今井騎手の手綱さばきも映っていました
 


 

レースが終わった後もなかなか立ち上がれずにいましたが
5分後くらいにようやく立ち上がり観客の喝さいを浴びていました
こんな感じでばんえい競馬堪能してきました
 

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ばん馬を堪能した後は隣接する「馬の博物館」へ
農耕馬として、北海道でその歴史をスタートさせた、ばん馬による馬耕の様子がレプリカとして展示されておりますが
農業機械が導入されるまで、ばん馬は十勝のみならず日本各地の農業を根底から支えていたんですね
 

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装蹄所の様子もレプリカで紹介
馬が物資運搬や農耕の主役であった時代にはどこの町や村にもみられたのがこの装蹄所ですね
 

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「馬文化を伝える資料の部屋」
馬耕の道具、馬具、馬籍、血統書など、数多くの貴重な資料が展示されていますが、これは数多くの人達から寄せられた資料なんだそうです
 

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ということで土壌を耕起する農具「プラウ」なども、実際に使われていたものが展示されていました
 

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映画「硫黄島からの手紙」の登場したバロン西(西竹一)のコーナーもありました
ロサンゼルスオリンピックの馬術競技で、金メダルを取っている英雄ですが
軍人でもあった西は、騎兵隊に所属、十勝本別にあった軍馬補充部十勝支部に転属
転属先の十勝支部では慌てふためき
あの英雄が来るとのころで急遽、西専用の宿舎の建設・乗馬練習場を特設したのだそうです
そんなバロン西は十勝の農家に農閑期の馬の管理(ひづめの管理と栄養の大事)の重要性を語るなど、十勝とのつながりが多くあったようです
 

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このページは、r-ohtaniが2023年11月22日 06:27に書いた記事です。

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