昨晩伺った十勝乃長屋に近くにある、細い小道たる恵小路内の路地裏
非常にわかりずらい場所にそのお店「炙旬肴 元」はありました
旬の海鮮と日本酒が楽しめる、場所柄と言いまさに隠れ家的な一軒で
オーナーは釧路出身の佐藤元氏
ホテルの和食店で10年間修業の後、札幌の炭焼き居酒屋「炙屋」で店長を務め、さらに帯広の串焼き店「たたら」で5年間勤務すいたという経歴の持ち主
厨房での作業を見ると無駄のない職人といった感じでした
そんなこともありわかりずらい場所にありながらかなりの人気店
事前に予約して伺いましたが、その後来店した方が満席で入店できない方もいらっしゃいました
店内は満席のようで、2階では結構な数の宴会
1階のボックス席も予約でいっぱいでした
私どもは予約時からカウンター席ならということで予約してありましたが
このカウンター席がなかなか良く
手前にあるネタケースには各産地から仕入れた旬の食材がずらりと並んでいて何を頼もうか悩みますし
カウンター席の前には、炭火で焼くスペースがあり
大将が炙り物を調理しているのが間近に見えて臨場感たっぷりだったりします
さてまずはお通しですが、「蛸の柔らか煮」
合わせるのはこの日寒かったこともあり澤の鶴を熱燗でいただきます
次に名物の「活たこ石焼き」これは数量限定
カセットコンロと鉄板が運ばれてきて、その鉄板の上でタコを焼くのが炙旬肴 元流のようです
焼くはずのタコですが凄く新鮮
肉厚に切られていて、生でも食べられそうです
ということで表面だけ炙ってみましたが
『活たこ石焼』は歯ごたえが抜群
こりこりの食感と甘みが楽しめ
ピーマンやキノコも一緒に焼き、生レモンの塩だれかポン酢をかけていただきました
炙旬肴 元は
日本酒のラインナップもなかなかのようで
道産の日本酒は無論、日本各地の著名な酒蔵の酒がメニューに並んでおり
特に東広島西條の「西條鶴」や高知の司牡丹酒造「船中八策」、灘五郷西郷「沢の鶴」
といった、ここ数年酒蔵に伺い現地で杜氏などから色々な話を聞いた酒蔵の日本酒があり、ちょっと嬉しかったりもしました
けれどここは帯広の居酒屋って事なのでしょう
昨日訪れた帯広畜産大学敷地内にある上川大雪碧雲蔵の本醸造がメニューにあることからそいつを頼みました
次の肴はというと
十勝といえば長芋ってことで
JA帯広かわにしの特産物『十勝川西長いも』を使ったと思われる
「長芋フライ」
合わせるのは、道東は釧路の福司酒造 特別純米
ふっくら食感のレバー串も絶品
畜産王国十勝を味わいますが
最後に「中札内白樺ポークの黒胡椒焼き 辛味噌添」
これらを日本酒に合わせて満足な晩餐となりました
ちなみに知人に教わりやってきたお店でしたが、再訪間違いないお店となりました
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