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Taipei Free「台北無料公衆無線LAN」

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まだお盆休みに行ったマレーシア・タイの客船クルーズの話の途中ですが、ここでちょっと一休み
次の旅行の話にスキップさせていただきます

今回は海外での携帯電話の利用
特にデータ通信に関しては日本国内と海外ではその料金体系が全く違い注意が必要です
私の使用するiPhoneのキャリアであるauでも、そのホームページで
「グローバルパスポートGSMをご利用の際は、必ず、渡航先にて手動で対象事業者を選択 (固定) してください。
自動選択にしていると、海外ダブル定額対象外の事業者に接続され、パケット通信料が高額になる恐れがあります。」と断りを入れているくらいです

iPhoneの場合auはデフォルトの設定が、自動で一番強いキャリアを選んでしまうため
予想外のキャリアに接続されてしまい、その料金が法外な金額になってしまう可能性が高いのが悩みの種です
blogなどでよく、そのパケ代20~30万円なんて話を見ることができます
いわゆる「パケ死」ってやつですね

先般のマレーシア・タイの客船クルーズの旅では海外ダブル定額対象のキャリアを選択出るよう、アプリを入れてキャリアの選択を間違えないように気を配りました
けれどそんな苦労もあった海外ダブル定額でしたが
「1日の料金が最大2,980円」とこれが結構高かった

そこで次に控える訪台にむけ、ある準備を始めました
そう次の訪問地は台湾を予定しています
近場を考えましたが、ソウル、上海、香港あたりは反日・抗日のデモがまたいつ始まるか判りません
そこで東アジアでもその名の高い親日国「台湾」を外すわけにはいかず、今回の訪台となりました
 

 
  

タイトルのTaipei Free「台北無料公衆無線LAN」
基本的に台北市民のための公衆無線LANですが、海外からの旅行者にもその門徒を開いております
 
以下「臺北公眾區免費無線上網客服中心」ホームページより拝借

『国際携帯電話アカウント申請

これより、台北公衆スペースにおける無料ワイヤレスネットワーク(Taipei Free)の「国際携帯電話アカウント申請」サービスを試験的に実施致します。本サービスの現行での開放の対象は「実名認証制度」〈複数の身分証明書による認証、実名制等〉に基づき申請された携帯電話番号で、下記の国(地域)の旅行客を含みます〈詳細は下記表をご参照下さい〉。現行の当市トラベルサービスセンター及び主要ホテルのカウンターを通じて申請する方法以外に、現在ではさらに本サービスのホームページ、台湾国民は携帯電話のショートメッセージを通じての認証方式もございます。事前のTaipei Freeのアカウント申請により、台北市に到着した後すぐにご使用頂けます。・・・以下省略』 

申込してみましたが携帯電話のショートメッセージが送られてきません
私のiPhoneのSMSの設定が悪かったのでしょうか?

調べても埒があきそうもなく、「臺北公眾區免費無線上網客服中心」へメールを送ることにしました
4日ほどして下記のメールが送られてきました
 


 

このコードで無事アクティベーションに成功
あとは台北の松山空港に降り立った時に試してみるばかりです
上手くいけばiPhoneでWi-Fiが使えるのですが、はたしてどうなることでしょう
 

さて台湾の観光にかける意気込みはこれだけではありません
今年もやっていました
台湾観光協会による「2012ウエルカムプレゼントキャンペーン

申し込ませていただいたのは、台北の地下鉄(MRT)やバス、台湾鉄道、コンビニやスーパーマーケット、スターバックス、タクシーで使える「台北悠悠カード(EasyCard)」
FAXで申し込んで、すぐに送られてきました

台湾観光局・・謝謝

 


 

これはいわゆるsuicaのようなICカードです
前回の台湾旅行でも大活躍しました
悠遊カード「イージーカード」de台北観光
今回の旅でも活躍が期待されます

さて、だんだんと次の訪台が楽しみになってきました

ここ数年、お盆休みやGWなどの休みの長く取れるときは海外に渡航することが多くなってきました
(おかげで趣味であるキャンプに行く機会は随分と減ってしまいましたが)
そんな海外旅行に行く機会を増やしてくれた要因の一つが、下記の写真にある2010年10月にオープンした新羽田空港国際線旅客ターミナルです

何故、羽田空港だと海外への渡航の機会が増えるのか
それは羽田だと私の住む札幌からの便が多く便利なのと、夜に海外へ発着する便が豊富で時間的に使いやすいことに有ります

それに羽田空港からの便は観光とは無縁なビジネス客が多いのか、渡航先の空港がハブ化される一昔前の主要空港だったりします
たとえばソウルでは金浦空港、上海では虹橋空港、台北だと松山空港だったりと、施設は古いのですがそれぞれの都市との距離が近く、アクセスの良い空港へ向かってくれるのも魅力の一つです
こういった羽田ならではの利便性が私のいつもの旅のスタイルにピッタリだったりします  
 


 

そんな夕暮れ時の羽田空港国際線旅客ターミナル
このあと深夜にかけ出発便を多く抱えて賑やかになるのでしょうが、午後5時の空港構内はまだ閑散としていました

そうこの空港の特色として、日本では数少ない24時間運用の空港であることから、夜から深夜にかけての発着が可能です
これは仕事を終えた人がその日の夜に海外へ渡航できることを意味しています
私も今回の「体育の日」を絡めた3連休に台湾への渡航を目論みましたが、予約した羽田空港から夕方6時半に出発する便(JL039便)は、ここではまだ早い時間帯の便となるようでした

ちなみにこの便だと金曜の夜9時(台湾時間)に台北市街にほど近い松山空港に到着しますから、空港からタクシーでわずか10分ほどで台北市内のホテルへチェックインでき、その日のうちに台北の屋台に繰り出すことが可能です
しかも土曜・日曜と台湾で丸々2日間使えるのが嬉しいですね



 

さて金曜の夜に羽田を発つために、その日仕事をちょっと早退させてもらい夕方3時の便で千歳空港から羽田空港へ向かったのですが、会社から空港に向かうためにはどうしてもスーツケースが邪魔になります
特に私の乗る通勤列車は朝はギュウギュウ詰め
スーツケースを運ぶなど到底不可能です
そこで今回も宅配屋さんに自宅までスーツケースを取りに来てもらうことにしました
頼んだのはその名も「JAL手ぶらサービス」というものです

以下、JALのホームページより
『JAL手ぶらサービスをご利用になると、ご自宅でお預けになった手荷物を日本を出発する空港で取り出すことなく到着空港の手荷物ターンテーブルで受け取ることが可能す。
従来「JAL空港宅配サービス」に500円の追加料金が必要でしたが、2011年8月1日ご出発分より無料となりました。』
ちなみに私の地元の千歳空港までの宅配料は残念ながら現在有料となってしまいました
(JALの経営が悪化するまではフライトキャディサービスの無料枠で運んでもらえたんですけどね)

前日に宅配業者に預けたスーツケースが乗り継ぎ通り、千歳空港から羽田空港を経由し到着地の台北の松山空港で受け取れるのは本当に便利です
おかげでフットワークも軽快に海外まで出掛けられます
 


(JALHPより拝借)
 

自宅に取りに来たスーツケースを海外の空港で直接受け取るのは便利ですが、ひとつやっておかなければならない事があります
チェックインの際に手荷物を預ける替わりに「宅配伝票」を確認してもらう必要があります
そうですよねこれが無ければ当初予約した便を変えた時やキャンセルしたときに困ります
それに保安検査もまかせっきりですからテロに使われる危険性も考えられますもね

もっともこれはチェックインカウンターだけではなく自動チェックイン機でも確認してくれます
自動チェックイン機に宅配伝票とパスポートを翳すことにより
手荷物用のクレームタグ「手ぶら手荷物控え証発行」を発行してくれるというものです

今回実際に羽田空港でやってみました
ところが・・・・・・
自動チェックイン機の画面には
『係員にご確認ください』と表示されます

なにか間違えたか思う反面、もしかしてこれって・・・アップグレード?
もしかしてビジネスクラスに乗れると期待してしまいます
 


 

さっそく期待に胸を膨らませて自動チェックイン機、向かいのJALグローバルカウンターへ
 


 

ここで手続きしましたが、単にこの宅配伝票かパスポートの読みとりか何かが悪かっただけのことでした
期待して損しちゃいました



 

こうして荷物は無事、台北の松山空港のターンテーブルから出てきました
ここまでの間、一度もスーツケースに触る事無く渡航先の空港で受け取れるのって
初めてってわけではありませんが、なかなか感動モノですね
 


 

こうしたフットワークの軽快なサービスがあってこそ
私の普段のスタイルである弾丸旅行が可能となります

JALスカイシャトルからの車窓

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羽田空港の国内線旅客ターミナルから国際線旅客ターミナルまでの交通手段には幾通りか方法があります
主に
・空港内の無料循環バス利用
・東京モノレール利用
・京浜急行利用

があげられます
新たに建てなおされた空港だけあってこれらの交通機関は空港のランドサイドを走ったり、地下を貫いていたりして便利に利用できるようにはなっています
けれどリニューアルされてからこれらの交通機関は一度も使用した事がありません
 

pic_bus_station.gif
(JAL_HPより拝借)
 

何故かというと、それらに加え空港の制限区画内を走ってくれる便利なシャトルがあるからです
その一つが今回のエントリーのタイトにある「JALスカイシャトル」
その名の通りJAL専用のシャトルですが、今回も羽田空港の国内線旅客ターミナル制限区画から出ることなく国際線旅客ターミナルへ移動するために使いました
 


 

このシャトルの良さの一つに空港内を走ってくれることにあります
空港内で出発を待つ航空機などをシャトルの車窓に眺めることが可能ですから
航空機が好きな人にとっては、たまらない風景で10分ほどの行程が短く感じるほどです
 


 

今回もチャイナエアーが荷物をおろしている姿や
スカイマークの尾翼を並べた姿
 


 

全日空に新たに導入されたボーイング787などを眺めつつ
シャトルは羽田空港国際線旅客ターミナルに向かいました


 

さてこの辺でお腹もすいてきたことですし
国際線旅客ターミナルのJALサクララウンジを目指します
カレー食べられるかな

羽田空港国際線旅客ターミナルへとやってきました
イミグレを潜ったあとはDFSなどは見向きもせずに素通りして「JALサクララウンジ」へ
 


 

サクララウンジに入ったのは午後5時半くらいでしたが、ご覧のようにガラガラでした
ワンワールド加盟の航空会社のほか、大韓航空・マレーシア航空などのラウンジに指定されているにもかかわらずです
羽田空港の国際線はもう少し夜が更けてから、賑やかになるところ

やはりここは仕事帰りに訪れることのできる空港のようです
 


 

ラウンジではまずはシャワーを浴びることにします
そうちょっと早めに会社をあがらせてもらいましたが、仕事帰りに直接ここにやってきたことにかわりありません
ここでシャワーを浴びて、旅行モードに切り替えることにします
空いているとあってすぐにシャワールームに入れました
 


 

シャワールームにあったのは海外のホテルで見かける壁面の高い位置に固定させて取付けられているシャワー
手持ちのシャワーも併設されています
この固定式のシャワーは当初使いづらくて困ったものだと思っていましたが、慣れてくるとこの大量に噴出してくるこのシャワーも快適で、最近では自宅にも一つ欲しいものだと思わせるまでになってきました

そうそう保安の関係で置いていないのでしょう「カミソリ」もここではスタッフに頼めば出してくれます
 


 

シャワーを浴びてすっきりしたら
「さくらバー」で一杯やる事にします

日本酒が入った桶には、なんと私の地元の酒蔵
「男山酒造」のお酒も置いてありました
シャンパンはファーストクラスラウンジで無いためここサクララウンジでは飲めません
かわりに置いてあるのはスパークリングワインの「カバ」です
 


 

さてビュッフェです
 


 

点心やらショートブレッドが並びますが、これらはパスして
私はとあるものを待っていました
 


 

そう待っていたのは今回も勿論カレーです
成田空港サクララウンジのカレーもそうですが、JALのラウンジのカレーは評判通り美味しいんです

羽田空港国際線旅客ターミナル・サクララウンジの特製ビーフカレーは出発便の多くなる午後8時過ぎのこのビュッフェに並ぶと謳われていますが
午後6時くらいには出されるとのうわさを聞いて待っていました
ちなみに搭乗が始まるのは6時10分
ギリギリでしたが待ったかいがありました

スタッフに楽しみにしていたと告げて生ビールとともに頂きます

JALのラウンジのカレーはやっぱり旨いです 
 



 

さて夜も更けてきて夜景が映えてきました
羽田空港国際線のエプロンも賑やかになりつつあります



 

さて、私もそろそろ台北の松山空港に向かう飛行機に搭乗するとしますか

今回の台湾渡航は残念ながらアップグレードもなく往路復路ともにエコノミークラスでの旅となりました
なんだか久々のエコノミークラスの座席ですが、今回の旅の一番の目的が今年の私のFRY_ONポイントを5万オーバーにする、いわゆる修行にありましたから、本来の趣旨に則っていることになります
とはいえ往路が3時間半、復路に至っては2時間半とビジネスクラスではちょっともったいない距離であったんですけどね
 


 

シートの写真は往路復路ともにJALのステータスで優先搭乗させていただいたので撮れた写真です
(ドアクローズまで電子機器はOKになってくれたおかげでもあります)
双方の路線ともに機内は満席でした
そうです例の竹島や尖閣諸島の問題もあり韓国、中国への渡航が心配される中
この台湾が近場の海外旅行として先週の連休は人気急上昇だったようです

混雑しているときはこの優先搭乗ほんと助かります
特に海外からの帰りだと機内に持ち込む荷物が多くなることが多く、席についたら上のラゲッジスペースがビッチリだったりもしますがそんな心配もなく、なによりスムーズに乗れます
 


 

さてタイトルの通り
エコノミークラスの食事のご紹介
 

まずは羽田空港~台北松山空港へのJL039便

「遊食楽園」和みの彩り空膳

海老と枝豆のしんじょ、小海老
小松菜ナムル、グリルチキン、萩月
柚子春雨
マーボー豆腐
肉団子、旬菜焼
五色漬け
切り干し大根、椎茸煮
秋鮭塩焼きと野沢菜ご飯
ハーゲンダッツ アイスクリーム
 


 

味噌汁が美味かった
まあこれくらいと言ってなんですが、台北の松山空港についたら屋台に繰り出しますので
量的にこれくらいがうれしいですね

次に復路の台北松山空港~羽田 JL030便

豚肉とザーサイの中華風炒め ご飯添え
うどん
フレッシュサラダ
フレッシュフルーツ
アイスクリーム
 


 

アジアっぽい感じのするご飯に惣菜といった機内食でした


さて久々の海外渡航でのエコノミークラスでしたが、新たな発見もありました
今回乗った機材であるボーイング767-300ERのエコノミーのシートにはなんと100Vのコンセントが付いていました
もっとも座席奥の使いづらいところにありましたので、延長コードなしではちょっと辛かった
 


 

いつもの通り目的地に着くまでが長いのですが、いよいよ次回から台湾現地での話題となります

台湾のホテルはアジアの中では高い部類に入るようで、日本とそう相場は変わりません
そこで今回の台湾旅行では高級ホテルに安く泊まるのはあきらめコストパフォーマンスのよいホテルを予約しておきました
それがタイトルにある「ホテルサンルート台北(燦路都飯店)」

もっともこれは今回の旅行では移動が多く、部屋にほとんどいないからってことでもありました
 


名前の通り日系のビジネスホテルで、日本人かと思わせるほど日本語が流暢なスタッフが揃っているホテルです
宿泊者のほとんどが日本人という外国にあってちょっと異質なホテルでもあります

そんなわけか商用で台北に来られている方々に人気のようで、エレベーターではよく日本人の男性の団体の方と一緒になりました
商用と思えたのはそんなエレベーターでは、観光ではなく仕事の話ばかりされいたからです

もっとも仕事ばかりではなく観光にも便利なホテルで
ホテルのある「雙城街エリア」には
晴光市場、雙城街夜市があり、朝食や夜食に事欠くことはありません
おかげでホテルにあるカフェや結構有名な日本食のお店「大戸屋」には一度も寄ることはありませんでした
 


 

それにMRTの駅である「民権西路駅」と「中山國小駅」の2駅が歩いて5分くらいのところにあり
どこに行くにも便利なエリアです
今回4回利用した松山空港にも近く、タクシーで10分、料金は400円弱とリーズナブル
翌日花蓮には松山空港から飛び立ちましたがこの近さはやはり魅力です

さて肝心のお部屋は今回はダブルベットの部屋となりました
 


 

8階の部屋からの眺めはこんな感じ
目の前に「中山富御」と書かれているのはこの辺りに建てられる新築マンションの宣伝のための看板のようで、立地条件の良いこの辺りはマンションも高級なのか富御と記されていました
 


 

さて台湾にあれどここはサンルートホテル
日本のビジネスホテルを継承しているらしく、コンパクトで機能的に作られています
まずは風呂とトイレが一体化したユニットバス
 



 

風呂はお世辞にも大きいとは言えませんが、欧米のバスと比べると深さもあり日本人にはなじみやすいお風呂です
トイレにウォシュレットがついているのも嬉しいですね
そう海外でウォシュレットが付いたホテルってまだまだ少ないんです
日本の住宅機器メーカーさん、ぜひとも海外で売りまくってくれないかな~
きっと売れると思いますよ
 
次にデスク周り
台湾の電源の電圧は100~110V、コンセントも日本と同じ形態なので日本の家電製品はほとんど使えます
電話は今回リコンファームで一度使用しましたが、一回の通話(2~3分くらい)で料金は3元でした
日本円で5円くらいですから、わざわざ高い日本から持ってきた携帯電話を使う必要はないようです

ちなみに有線LANはADSL
これに旅行用に使用している無線LANアダプターを差してiPhoneを利用していましたが、速度が遅いためかホテルの人に外すよう頼まれました
 


 

冷蔵庫は中が空の状態のものが置かれています 
近くのコンビニで買ってきた台湾ビールとホテルでサービスしてくれる水を冷やすのに重宝しました
TVでは日本のNHKなど3局を放映しています、これで今回ヤンキースの黒田の活躍を見ることに
 


 

最後にお湯を沸かすポット
コーヒーは日本から持参しました
ちなみに隣にスタバがあったんで、これは必要なかったかも
 


 

といいとこばかりのこのホテルでしたが、ビジネスホテルにつきものとも云える
部屋にセーフティボックスが無かったのが、一つ残念でした

さて落ち着いてばかりはいられませんので歩いて5分の雙城街夜市に繰り出すことにします

雙城街夜市「黄記(魯肉飯)」

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サンルート台北から歩いて5分とかからない台湾の屋台街「雙城街夜市」へとやってきました
この雙城街(シュアンチャンジェ)は晴光市場に隣接する屋台街です
夜市で有名なここ雙城街ですが屋台は24時間やっていて、朝・晩と屋台のお店は入れ替わったりするようですが、いつ行っても屋台料理が楽しめる場所となっています
ちなみに今回宿泊しているサンルート台北からもほど近く朝飯を食べに来るにはピッタリの場所でした
 
 
 

 

さて夜市(屋台街)に向かう前に一つ儀式があります
ファミリーマート(全家)に寄ってビールを買っていくという儀式です
そうこういった屋台では冷えたビールなど置いてあるお店は皆無でコンビニでビールを買って持ち込みするのが、地元のルールのようです
私も当初は戸惑いましたが、屋台や小さなお店でビールはあるかと尋ねるとたいていは「近くのお店で買って持ってきなさい」てなことを言われます
ということで「台湾ビール(プレミアム)金牌」をぶら下げ夜市に突入です
 


まずは屋台街の手前にある黄記(魯肉飯)というお店に立ち寄ります
 


 

ここは魯肉飯(ルーロー飯)のおいしいお店として有名なんだそうです
ちなみにここは屋台ではなく普通のお店です、店内には30席ほどの人が入れる椅子とスペースがありました
オーダーは店に入ったところで注文票を渡されこれに記入するだけなので、漢字の読める日本人にはありがたいシステムですね
さっそく人気メニューの魯肉飯(大と小)をオーダーします
ちなみに料金は大が90円くらいです
 

その魯肉飯、豚のばら肉と油葱酥を醤油と砂糖でじっくり煮込みそぼろ状にしたものを
ただご飯にかけただけのもの
それぞれの店に秘伝のタレがあるようで、ここ黄記の魯肉飯には八角の香りがするアジアンテイストたっぷりの丼飯でした
 


 

今回は地元の方がそうするように
トッピングとして頼んだ煮卵を解しつつ一緒に頂きました
 


 

お腹がくちたところで雙城街夜市をブラブラ
美味しそうな手羽や串焼きが並んだ屋台がありますが、なにやら得体のしれない食材も並びます
 


 
 

台湾は南国だと思わせるような果物のカット売りやそれを絞ってジュースにしたものなど
多種多様な屋台が50軒ほど並んでいました
 
 
 


帰り際、美味しそうな餃子を売っている店を見かけたのでちょっと買っていきます
本日最後の客だったらしく、残った数個もおまけしてもらいました
ホテルでビールのツマミとしましたが、肉厚の餃子の皮は日本で食べるものとは違いこれが美味かった
 


 

そんな台湾の屋台めぐりですが、これが毎晩続くことになります

早朝の台北・松山空港です
昨晩乗ってきた日本の翼がターミナルで羽を休めていました

空港の奥に見えるのは今や台北の顔となった「台北101」
松山空港からこんなに近いとは知りませんでした
そういえば昨晩、分厚い雲を突き抜けJL039便はこの空港に着陸したのですが
着陸の少し前、窓から機外を眺めると雲にぽっかり空いた隙間から、この台北101が飛行機に向けて突き刺すように高く聳える姿を垣間見せてくれた時にはちょっと感動いたしました
(残念ながら着陸寸前でデジカメは使えず写真は撮れませんでしたが)
 

taipei77.JPG
 

早朝にこの松山空港にやって来たわけは
これから花蓮空港へひとっ飛びするためです

朝飯抜きでやってきたので、早朝からやっているファミリーマートで弁当を買い
待合室で頂くことにします
で食べたのが「池上招牌」という弁当、いわゆる台湾の空弁です
台湾東部の米どころ、池上産の有機米で台湾のコシヒカリと呼ばれる「池上米」を弁当箱にぎっしり詰めた弁当でした
サイズは日本の駅弁っぽかったのですがご飯詰め具合のおかげで、これ一つでお腹いっぱいになってしまいました
 


 

花蓮空港まではトランスアジア航空( 復興航空)に搭乗します
このトランスアジア航空、最近の私の住む北海道の各地(新千歳、函館 、旭川、帯広、釧路 )にも日台間のオープンスカイが合意を受けて路線開設の申請をしているそうで将来楽しみな航空キャリアとなっています
ちなみにトランスアジア航空のカウンターにはCAの人型看板がありましたが、ここのCAは台湾美人が多いのでも有名なんだとか
 

taipei68-2.jpg
 

搭乗するのはGE0007便、7時15分搭乗と朝一番に花蓮に向け飛び立つ機材です
そんな機材はターボプロポのATR 72-500
あまり仲の良いとは言えないフランスとイタリアの合作です
小型機の製作にはどこの国でも苦労しているようですが、開発費を分担できるのはやはりメリットが大きいんでしょうね
ちなみに、この機体は何と言っても機体価格の安さがセールスポイントなんだそうです
 


 

搭乗はボーディング・ブリッジではなくバスで空港をひと回りしターミナルと滑走路を挟み反対側へとやってきました
おかげでエプロンに駐機してある機材を見ることが出来ます
たとえば「旺仔ミルク」のラッピングをされたこんな小型機
台湾系の大手製菓・飲料メーカー、中国旺旺の所有の航空機なんでしょうか
真っ赤な機体がいかにも中華系です
これも機材の奥には煌びやかな瓦屋根の「台北圓山大飯店(グランドホテル)」を見ることが出来ます
エバー航空のキティジェットも見ることが出来ました
松山空港にも飛んでくるのですね
 


 

ちなみに機内はこんな感じ
2+2の4列シートです
花蓮観光は人気のようでこの日は満席でした
 
 


 

さて松山空港から花蓮空港までは40分ほどで到着
プロペラ機なんで少し低いところを飛ぶんだろうから、高いところから台湾の東海岸を眺められるかとも思いましたが、分厚い雲のおかげで残念ながらそれは出来ませんでした
 


 

降り立った花蓮空港の建物の構内は大理石・御影石がこれでもかと使われた重厚な造り
そうここは周辺に大理石の山が多い太魯閣渓谷がすぐそばに控えているんです
 


 

さてこの後はバスのツアーで太魯閣渓谷へと向かいます

太魯閣(タロコ)峡谷観光

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台湾の交通部観光局が2005年に新たに定めた台湾八景
『台北101』『台北故宮』『日月潭』『阿里山』『玉山』『高雄愛河』『墾丁』『太魯閣』があげられています
そのうち台北故宮博物院は過去2回、日月潭は2006年に訪れ、台北101には昨年登りましたので、今回の太魯閣峡谷と合わせ台湾八景のうち半分を訪れたことになります
この台湾八景いつの日かすべて踏破してみたいものです
 


今回はこの太魯閣峡谷を観光するに当たり日帰りのツアーを申し込んでありました
自力で花蓮までやってきてタクシーでもチャーターしようかと思いましたが、行きの航空券の手配、帰りの列車の手配など結構大変だとWebで情報を仕入れておりました
この太魯閣峡谷は結構人気の観光地のようで、特に土曜と言う事もあり復路の列車の切符が取りずらいとも聞いてましたし
花蓮ではたしてどんなタクシーの運転手に出会えるのか?バクチになるような気がしていました
まあそんなわけでほとんどの方が選択すように今回は私も手軽な日帰りのツアーを選択いたしました
 
 



 

そんなツアーのバスは花蓮空港から30分ほどで太魯閣渓谷の入り口に設けられた「東西横貫公路」と書かれた、いかにも中華風の派手な模様の門へとやってきました
これより先、太魯閣渓谷の切り立った断崖や渓谷美の壮言な景色が続きます
 


このツアーで楽しみにしていたのが「砂卡礑歩道(ウォーキングツアー)」
大理石をくりぬいた素堀りのトンネルを歩くツアーです
手彫りだろうこのトンネルの天井は低くハイデッカーのバスがギリギリで通過できる程度の高さです
場所によっては人が頭をぶつけそうな高さの所もありますので、こうしてヘルメットを被っていないと参加できないようです
 


 

そんなツアーで歩いたのは
「燕子口」と呼ばれたところ
断崖の岩肌にはいかにもツバメの巣ぽいものが見られます
中華の食材として有名なツバメの巣を想像してしまいますが、これはポットホールというもので残念ながらツバメの巣ではないそうです
ちなみにこのポットホール、長い年月をかけ大理石から湧き出る水によって浸食された穴なんだとか

春や夏に多くのツバメが渓谷を舞い、このポットホールにツバメが巣を作ると言い伝えられてきたため、燕子口という名前がついたんだそうです
 


 

峡谷を流れるターコイズブルーの水流は私の住む北海道は美瑛町の「白ひげの滝」を思い起こします
 
 


 
 


太魯閣渓谷をさらに奥に進むと、曲がりくねったトンネルが続く「九曲洞」に到達しました
 


 

それにしてもよくぞこんなところに車が通れる道路を造ったものだと考えると
その景観も見事ですが、これを人の手で掘ったと考えると
人間ってすごいな~
人の可能性は無限大なんだとそんなことを思わせる景観でした



 

なんだか長くなりそうなのでこの辺でこのエントリーは終了
太魯閣(タロコ)峡谷観光まだまだ続きます

太魯閣国立公園のキャンプ場

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さて太魯閣観光のバスツアーはまだまだ続きます
峡谷を歩いた後、訪れたのは「慈母橋」という橋
本来ここまでが、この「砂卡礑歩道」でのトレッキングルートになっているのだとか
橋のたもとに自転車が停まっていますが、このルートを自転車で回る方もいるようです
しかもそれはどうやらツアーか何かのようでした
というのも、ここの駐車場にはキャンプ道具を積んでそんなツアー客が来るのを待っているだろうデリカのワゴン車がありました
キャンプ道具を積んでどこに行くのかと思いましたが、その話はまた後で・・・

この「慈母橋」、蒋介石の息子「蒋経国」が母を記念して作った大理石の橋です
ちなみに蒋介石の息子の母と言うと、例の宋家の三姉妹「宋美齢」を思い浮かべますが、実は違います
 


 

頑丈な石橋の次はちょっと不安定な橋
そう吊り橋です

「岳王亭」と書かれた石碑の先に結構立派な吊り橋が掛っていました
太魯閣峡谷には何本か吊り橋があるそうですが、申請なしに渡れるのはこの橋だけではなんだそうです
ガイドの方がツアーのコースには無いそうですが、特別にサービスで連れてきてくれたとのこと(もっとも無風で天候の穏やかな時は必ずそう言って連れてきてるとは思いますが)

川の上から見る太魯閣渓谷は壮言な景色なのでしょうが、中央くらいまで歩いて自分が高所恐怖症なのに気付きました、しかも立派な橋とはいえ吊り橋ですから結構揺れます・・・ツアー客と一緒でそんなそぶりは出来ませんでしたが、渡り終えるまで怖かった
 


 

朝からバスに乗り弾丸で観光していましたが、ここでちょっと休憩
渓谷を見下ろす「緑水」というところにあるアミ族の方が経営する喫茶店へやってきました
ここでコーヒータイムです
そう中国茶ではなく、最近アジアを席巻するコーヒーです

私は中国茶を飲みたかったのですけどね
 


 

さて話をキャンプの話に戻しましょう
キャンプ道具を満載したデリカのワゴン車はどこに向かったのか、ちょっとした謎でしたがすぐに氷解いたしました
それはこの緑水の喫茶店近くの駐車場にある看板を見ればなるほどそうだっただと気づかされます

そう太魯閣国立公園の真っただ中にキャンプ場があったんです
ちなみにこの緑水合流のキャンプサイトは有料なんだそうです
(テント床1サイト200元)
 


 

日本で流行るものは数年後、こういったアジア地域で流行り始めます
キャンプをはじめとしたアウトドアも同様のようです
その昔J・F・Kことケネディ大統領は「人は豊かになると自然に還ってゆく」と言ったそうですが、豊かになりつつあるアジア地域が将来そうなってゆくのでしょうね

緑水合流のキャンプサイトはきちんとお金をかけて作られたテント床とキャンピングテーブル付のキャンプサイトで構成されていました
そんなにサイト数は多くありませんでしたが、支笏湖のモーラップあたりで見られるようなキャンプ場でした
景色も台湾のグランドキャニオンと呼ばれる壮言な眺め、朝方の靄が晴れる断崖絶壁の山々を
コーヒーでも飲みつつ眺めてみたいものです
もしかしたら仙人の気分が味わえるかもしれません

台湾では以前「日月譚」でこれとは違うタイプのキャンプ場を見かけましたが
間違いなく台湾にもキャンプブームは押し寄せて来るでしょう
(もっとも登山はすでにブームのようです)

いつの日かテントを担いで海外でキャンプがしたいと思っていました
治安の関係もありそれは欧米でなければ無理だろうとも思ってましたが、こんな手近なところにその候補があったのだと今回気づかされました
 


 

台湾は気候は違えど山々に囲まれた風景は日本とよく似ています
探せば快適なキャンプ場もあるかもしれませんね

そんなキャンプ場で小鳥を見かけました
私のコンデジで簡単に撮れたのですから、こういった鳥がいかに人間を警戒していないか判りますね
 


 

飽きてきたかもしrませんが、太魯閣観光はまだ続きます

観光バスは太魯閣渓谷の中心「天祥」へとやってきました
ここは台湾を東西に断崖絶壁の岩肌の中を縫うように貫く東西横断公路の中にあって最も広い河階段丘になっているところです
そんな場所ですから、ホテルなどの施設やお寺などの施設があります
ホテルは後程、食事に行くことになってますが、その前に腹を空かせるためにお寺を散策
写真にある橋は「祥徳寺」という仏教寺院に行くためのものです
 


 

その祥徳寺への参道前に今回の台湾旅行を予見するような門を発見いたしました

今回の台湾旅行、というか海外渡航
実はどこでもよかったんです
国内でもよかったのですが、それだと2~3回の渡航が必要ですが、海外なら1回の渡航ですむというものでした

とはいえ体育の日をまじえた3連休を使った旅行ですから、遠くには行けません
それに例の竹島や尖閣諸島の問題もあり韓国や中国は避けた方がよさそう
おのずとここ台湾に矛先が向きました
 
 


 

ちなみにどこでもよかった今回の旅行、その旅の目的は
私のJALのFRY-ONポイントを稼ぐというものでした
いわゆる「マイル修行」だったんです

私の場合JALのマイル修行
到達目標はサファイヤの基準となる5万マイル
今年1年修行僧だったわけですが、今回の台湾渡航のおかげで無事到達いたしました

僧ですから修行が終われば「解脱」とつながります
そんなときにこの門に出会いました
将来においてJGCグローバルのカードを使うたび、この太魯閣の天祥にあった「祥徳寺」の解脱門を思い起こすのではと思って記念に今回のこのエントリーとなりました
 

そうそう門ばかりではなく寺院内も散策いたしました
赤い七重の塔「天峯塔」
 


 

塔の最上階からは「シルクプレイス タロコ」が見て取れます
屋上にプールがありますが、なるほど高級リゾートホテルっぽいですね
 


 

観音様に手を合わせお参り終了
これから先、JGCグローバルカードを携えての旅の無事を祈りました 
 


 

さてそろそろお腹がくちてきたころなので、昼食を取る予定のシルクプレイス・タロコホテルへ
ホテルへ向かう橋にも大理石がふんだんに使われていました
 


 

あっそういえば祥徳寺の本堂へ行き忘れた
それもこれも「解脱門」に感激しすぎたせいかもしれません

ホテル「シルクスプレイス・タロコ(太魯閣晶英酒店)」
「かつての総統専用の宿」が、幾多の変遷を経て現在は太魯閣における高級リゾートホテルとなっているそうです

そういわれてみれば花蓮から進んできたこの東西横断公路はこのまま台湾の西側へ進むと台中郊外の景勝地、 日月譚にたどり着きます
たしかあそこも蒋介石の愛した湖として別荘がありましたね
台湾の景勝地には蒋介石と縁の深いところが多いようです
 
 


さてそんなホテル シルクスプレイス・タロコへやってきたわけは、ここで昼食をとるためです
向かったのはレストラン梅園です
ホテルには西洋料理「ウエズリー」と中華料理「梅園」の2つがあり今回は中華ということになります
 
 


 

まずは前菜
そうそうビールも忘れません
銘柄は「台湾啤酒(金牌)」です
これが中華によく合うビールで何度か日本にお土産で持って帰ったほどのお気に入りのビールです
 


「清蒸魚片」です
この魚は海のものでしょうけど、日月譚で食べた川魚の「清蒸総統魚」も美味かったなと清蒸魚を食べるたびに思い出してしまいまいます

「帆立のあんかけ(何故か春雨の上に貝ごと載ってました)」
花蓮の街では釣り具屋さんを多く見かけましたが、この辺りは海産物が美味しいようです
 


 

甘酸っぱいソースに絡めた骨付き豚肉
ご飯に載せて排骨飯(パイグーファン) 風にしていただきました
 


 

とこんな具合(他にも何品か出てきました)でツアーの食事としては満足の食事となりました
この時はすでに2時は回っていたかと思いますが、今晩は基隆の屋台街で屋台も廻らねばなりません
腹八分目が旅の基本ですね

そうそうここのレストラン、ちょっと弱いのですがホテルのWi-Fiが使えます

太魯閣「長春祠」で合掌

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さて話をまた台湾旅行へ戻します
私どもを乗せた観光バスは太魯閣渓谷の中心「天祥」で折り返し花蓮へと来た道を戻ります
断崖絶壁でつづら折りの道、しかも凹凸の多い道をスピードを上げ走って戻りますのが、途中から気分が悪くなってきました、そう私は乗り物酔いしやすいんです
そろそろ止まってほしいな~トイレタイムはまだかなと思っているとガイドさんから、次の目的地「長春祠」につきましたとアナウンスされました(良かった)

渓谷美の美しいここ長春祠はその昔「仙寰峽」と呼ばれていたところで、仙人の伝説が残る地なんだそうです

 


 
 

 
 
さて観光バスは岩山を切り開いたまさに手作りの道「中部横貫公路」を見せつけるかののように往復してきたわけですが、こんな断崖絶壁の道路を半世紀も前に切り開いたのですから当然のように数多くの犠牲者を出しました

ちょうど時を同じくしたころ日本でも多大の犠牲者を出した工事が進行中でした
石原裕次郎主演の映画「黒部の太陽」に描かれた黒四ダムの工事がその工事ですが、この工事も171名の殉職者を出しております
ダムえん堤東側の一角には世紀の大工事と言われる黒部ダム建設の殉職者慰霊碑が建設され、犠牲となった殉職者171名の名前が刻まれていますが
台湾の中部横貫公路の建設工事で殉職した労働者の霊を祭って建て られたのが、この長春祠なんだだそうです
同じような大工事における犠牲者ですが、なんだか日本よりも台湾のほうが厚遇されているような気がしました
まあこういったところにも台湾国民の信心深さを垣間みたような気もします
 


 
 
 
 
さて乗り物酔いで少し気分も悪かったことから、空気の良いこの渓谷を「長春祠」までハイキングとしゃれ込みます
その長春祠までつづくトンネルの入り口には、大理石か何かで作られた仏像があり、これまた大理石に掘り込まれた212名の霊が祀られていました
 


 
 
さてここでの休憩時間は30分弱
その短い間にこのトンネルをくぐって長春祠まで行くにはギリギリの時間だったので早足で向かいます
先ほど昼食をたらふく食べたばかりでしたのでいい腹ごらしとなりました



 
 
そんな長春祠本殿にも大理石に掘り込まれた212名の霊が祀られていました
今日1日中部横貫公路の工事の偉大さを見せつけられましたが、ここでその工事で殉職した方々に「合掌」
(こんなエントリーを綴っていると世紀の大工事と言われる黒部ダム建設の殉職者慰霊碑にも行って合掌してみたくなってきました)


 
 
この長春祠のはるか上のほうにも殉職禅光寺というお寺がありますが
「Z」型の階段になった歩道を1.4kmはさすがに時間が足りず断念いたしました
  
 


 
 
さて次はアミ族の伝統舞踊?を観に行きます

花蓮・アミ族の民族舞踊

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お立ち台での「サンキューで~す!」が決め台詞となった
「陽岱鋼」選手
我が日本ハムファイターズの誇るリードオフマンです
台湾国籍でしたが、高校に3年在籍していたため日本人同等の資格を持つ者としてドラフトにかかり日本ハムに入団
いまちょうど日本シリーズで活躍している人気選手です
 


 

その人気の要因に堀の深い独特の顔立ちがありますが、それには彼が台湾の少数民族・アミ族出身だということにも起因しているのではないでしょうか
勿論兄である「陽耀勲」選手もアミ族ですが、他にも元中日ドラゴンズの郭源治選手がアミ族だったりと少数民族の割に幅を利かせています
こうして私が彼らのことを知っているのもそのことを彼らが恥ずることなく「公」にしているからです
民族への拘りやほこりがそうさせるのでしょう、台湾の人々は民族性をとても大事にしているようです

そのアミ族、祭儀文化を重要視するようで、豊年祭、播種祭、捕魚祭、海祭などの数多くの祭典が毎年繰り返されています
そういった祭典は芸術性があるうえ、歌い踊るのが日常化していていることから「原住民の歌舞といえばアミ族の歌舞」といわれるほどなんだとか
スポーツ選手は皆リズミカルで音感も良いとも言われていますが、アミ族ってそういった民族なのかもしれません
 


 

そんな民族舞踊を観ないかと今回の観光バスのガイドに誘われ
陽岱鋼選手のルーツを探るべく言われるまま1人200元払いのこのこ連れてかれたのが
花蓮市郊外にある大理石 工場の一角にある「南島文化劇場」でした
当初はなぜこれがツアーの中に組み込まれていないのか不思議でしたが、ショーが始まると同時に氷解いたしました
 


 

伝統的な民族舞踊だったのはいつの日までか知りませんが、はっきりといってお粗末なショーに思えました
 


 

女性よりも男性の露出度が少し高めだったかな~とも思わせましたが、案の定写真にある一番前に席を構えていたのは某お隣の国の少しお年を召した女性客の団体でした
なぜ某お隣の国と言い切れるのは、その方たちの乗ってこられた観光バスのサインボードに例の文字が書かれていたからになりません
そしてなぜそんなバスのサインボードに注目したかというと
彼女らの行動にちょっと変と思わせる部分があったからです
それは間違いなくこの大理石の中に入った写真のせいでしょう
(ちなみに400元日本円で1,100円ほど)
 

 

この写真はショーの最後に私ども観覧者を舞台に出して、アミ族の方々と一緒になったところを写真に撮ったものです
撮ったところで帰りに買わされると思いましたが、こういったものはある程度観光地にはつきものなのでしかたないな~とも思っていました
(彼らにも生活がありますからね)
半強制的というところが気に入らないようで、この最後のショーが始まるや否や、私らの前に座っていた某お隣の国のツアー客はガイドに即され会場を出ていきました
半強制的に写真を買わされることがないようガイドのサービスとして途中退場させたようにも思えますが、ちょっと私にはそれがあまりにも強引だったようにも感じました
 


 

もっともショーの内容が良ければ皆、もっとお金を出すのではとも私には思えて仕方ありません
「原住民の歌舞といえばアミ族の歌舞」とまで言わしめた本来のアミ族の伝統舞踊に戻ってほしいものです
と今にも朽ち果てそうなカヌーの看板をみて感じました

花蓮・七星潭の海岸

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観光バスは最後の目的地、花蓮・七星潭の海岸へとやってきました
ここは台湾の東側に当たり太平洋が望め
天気だと海がエメラルドグリーンに輝くそうですが、この日は残念ながら曇り
青い海に黒い石が透き通って見えることはありませんでした
 


 

海岸へと続く小道には屋台が並んでいましたが、こんな日本語の看板も多く見かけました
ここにも日本人は随分と来ているんでしょうね

ひとつ買っていこうとも思いましたが、このあと基隆の屋台をめぐるつもりですので
ここは我慢
 


 

ところでこの七星潭 の海岸の向かいには花蓮空港がありますが
この空港は今朝方、台北の松山空港からトランスアジア航空でひとっ跳びで、たどり着いた空港でした
軍民共用の空港ということもあり台湾空軍の基地となっていて、この海岸からは軍用機がちらほら望めました
 


 

軍用機はF16AかもしくはF16Bなのでしょうか、掩蔽豪に格納されていました
この掩蔽豪、空港のあちらこちらに見ることができました
一か所に固めておくと攻撃されたとき一網打尽にやられてしまうからなんでしょうね
ここにあるF16A/Bも来年には米国が売却を決めた新型F16に変わっていくのかもしれません

こういった風景に台湾が中華人民共和国と、いつ一触即発の状態になるかわからないということを知らしめてくれます

さてあちこち寄道してなかなか進みませんが「台湾」に話を戻します
体育の日を絡めた連休に行った話でしたが
なかなか先に進まずちょっと寄道のつもりが、あっという間に半月が過ぎてしまいました

前回の台湾の話は太魯子渓谷観光が終わったところまでだったので
その後の花蓮車站から話を続けさせていただきます
 


 

花蓮車站からは自強号で台北へと戻る手筈になっています
人気の太魯子号には流石に乗れず、残念がって自強号の写真を撮っていると隣のホームにピンクにラッピングされた車両が目に入ってきました
 


 

もしかしてあれは・・・・・
と地下道からホームをまたぎ思い近寄ってみると
 


 

そうまさしくこれは「観光列車・東方美人号」でした
(環島之星の誤りだそうです、似ていたのですが車体にもそう書いてありますね)
オリエンタルビューティの名をつけた観光列車ですね
どこ行きなのかわかりませんが、牽引車の方向からおそらくは台北へ戻る列車なのでしょう
いや~乗りたかった
 


 

5年ほど前に台北から台中に向かう際、「総裁1號」という観光列車を利用したことがありますが
民族衣装をアレンジしたユニフォームを着たスタッフがいたり、ビュッフェ車両があったりとなかなかの観光列車でした
 


 

とはいえ乗り込むのは高雄行きの自強号
座席は指定席を取ってもらっていますので
台北へはこいつに乗って帰ります

車内にビュッフェはありませんでしたが、お茶の国らしくお湯のサーバーが設置されていました
中国や台湾の方って出かける際はお茶っ葉とポットを持参するのが一般的なようです



 

ツアーはこのあと台北車站からバスでホテルに送ってくれる予定ですが、私は途中下車しますので送迎はあらかじめ断っています
途中「七堵」で自強号に別れを告げ
日本統治時代には台湾最大の港に発展した港町「基隆」へと」向かいます
 

基隆廟口夜市を散策

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『到基隆可以不帶錢包、但不能忘記帶雨傘』
基隆に行くなら、財布は忘れても傘は忘れるな
この言葉で表されたように雨になる日が多い「基隆」
しかもその日の天気予報は雨
今にも降り出しそうな曇り空でしたが、この晩は雨が降る事はなく折角用意した傘も使う事はありませんでした
 


 

太魯子渓谷観光のあと、花蓮から台北に向かう自強号から七堵という駅で違う列車に乗り換えやってきたのは
台湾の北に位置する港町「基隆」
 


 

わざわざ途中下車してまで基隆へやって来たわけですが、その理由は基隆名物に廟口夜市があり、その夜市で屋台を冷やかしつつ散策しようというものです
黄色い提灯に囲まれている夜市はここ基隆の象徴ですが
なにやら美味しそうなものがありそうな雰囲気が漂っています
 


 

ここを訪れたのが週末ということもあり、どこの店も座る場所がないほど・・・・・どころか、歩く隙間もないほどの混雑ぶりでした
特に泡泡冰の屋台周辺ではまったく動けなくなるほどの人出でした

大きな豚肉を焼く屋台やら、なにやら美味しそうなものを串に刺している屋台などさまざまな屋台が並びます
 
 


 

ここ基隆は港町ということもあり、海産物が豊富なうえ新鮮です
台北あたりの屋台とちがい、ここ基隆廟口夜市では海鮮の屋台が幅をきかせておりました
 


 

これも海鮮の部類になるのでしょう
「日本の寿司」もありました
といっても海外でよく見かけるアジア系の方(日本人ではない)がやっている寿司屋ではなさそう
しかもなんと野外の屋台での営業です
こうして写真を撮る間にも随分と売れていきます、それは職人さんの握るのが追いつかないほどでした
そういえば今台湾で回転ずしが流行っていると聞いた事があります
 


 

とある屋台で私の足が停まりました
それがこの『蚵蛋包』の屋台です 
「鮮肉蛋包(ポーク)」「蝦仁蛋包(エビ)」「旗魚蛋包(カジキ)」「蚵蛋包(カキ)」の4種類があり
頼むとすぐに揚げてくれるのですが、3つの温度が違うのでしょう油の入った鍋で、それぞれじっくり時間をかけて揚げてくれます
丁寧に作られたこの蚵蛋包、1個が35元(日本円で100円弱)
これだから屋台料理はやめられません

最後に味付けはどうするのか聞かれ、「スパイシー」と答えたところ
チリソースに加えマスタードを包に穴をあけ注入してくれました
 


 

ちなみにお気に入りは「鮮肉蛋包」
これにはニラと豚肉が入っていて、台湾ビールによく合うんです
基隆の港にウォーターフロントの公園があり港を眺めつついただいたり
土産にホテル持って帰り夜食にいただきました
もちろんカキやエビも美味しかった
 


 

けれど廟口夜市に来たならやっぱり海鮮が食べたいものです
そこで「奠済宮」のすぐ近くにあった、奶油螃蟹のお店でカニを頂くことにしました
 


 

看板メニューの「奶油螃蟹」というのは蟹のバタースープのアルミホイル蒸しのようですが
今回は他の客が頼んでいた台湾風のチリクラブを頼むことに
これが大正解
カニも身がびっしりと詰まっているうえに辛さが混じり合っていて、これが絶品でした
チリクラブといえばシンガポールのものが有名ですが、一皿3~5千円はするでしょう
ちなみにこれ一皿は240元(日本円で700円くらい)です
こういった価格の安さも台湾の屋台(正確にはこのお店は屋台ではありませんが)の魅力の一つです
 


 

お店は混雑してましたが、へたくそな英語で日本人だとバレバレだったようで
帰りかけた客に席を譲ってもらったり、カニを食べた後、手をふくのはここだとか身振り手振りで教えてくれたりと
ちょっとした優しさが、カニの美味しさと一緒に身に染みました 
 


 

こうして美味しいものを食べ歩いたわけですが、実は今回の「鮮肉蛋包」の屋台で見た
「絶不使用・回鍋油」の看板がものすごく気になってしまいました
 


 

この回鍋油、本来はせっけんや洗剤、バイオディーゼル燃料に再利用するために回収される使い古しの食用油からにおいや不純物を取り除き、植物性食用油として商品化されたものなんだそうです
法律上どうなっているのかわかりませんので断言できませんが、中国で問題になっている地溝油(下水油)ほどではないにせよこんなものが使われているとあってはちょっと幻滅してしまいます
ただ屋台の正面にわざわざ「絶不使用・回鍋油」なんて看板が掲げてある事自体、台湾においてかなり流通している事を指しているのかもしれません

台北の朝市「雙連朝市」

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私が海外に出掛ける時はたいてい3泊~4泊の短い日程の弾丸旅行ですから、時差があってもなかなかそれに体を合わせることは出来ずにいます
それなら時差なんて考えないようにしようと3時間くらいまでなら日本時間で過ごすことにしています
(これは日本に帰って来た時の時差ぼけ防止にもなります)
今回の台湾旅行も時差が1時間ということもあり予約などの時間を勘案しつつ、日本時間ですごしました
もっとも日本は日付変更線に近いところにあるため、こうすると当然ですが朝が早くなってしまいます
ちなみに前日の太魯子渓谷観光はツアーの送迎車が朝の7時にホテルに迎えに来くるというハードスケジュールでしたが、時差も有ったことから特段目ざまし時計をセットするわけでなく普段のペースで起きれたくらいです

それとは別ですが南国の人々は夜が遅い分、朝起きるのが遅くなる傾向があるようです
ここ台湾も例外ではなく、昨晩のように夜が更けても夜市に人が絶えることは無い半面
たとえ日は昇っていようとも朝道を行き交う人はまばらで、台北の街はまだ眠っているように感じました
そんなわけで、台湾2日目の朝は早くに起きてしまったうえ
どこに行くこともできず手持無沙汰となってしまいました
日曜の朝、すがすがしい空気の中どこか散歩しようと思っていても残念ながら行くところがありません
 


 

と思っていたところ、ホテル近くにちょうど良いところがありました
それが今回のタイトルにある「雙連朝市」です
場所は今回宿泊している、サンルート台北から歩いて5分くらいにあるMRTの雙連駅から錦西街へ続く道路沿いにありました
 


 

前述に説明した通り朝8時過ぎにゆっくりと開店するのんびりとした朝市ですが
観光と言うよりはいかにも庶民の市場なのでしょう、すぐに食べられるものではなく調理前の食材を売る店舗を多く見かけました
 


 

特に圧巻なのはお肉屋さん
いかにもどこの部位と判る食材だったりします
 


 

南国特有の魚の並ぶ魚屋さん
マナガツオにアマダイでしょうか、刺身で食べてみたいほど生きがよさそうです
 


 

なにやら見たことも無いようなお菓子を売っている店など様々なお店が歩道沿いに開かれていました
 


 

ちなみにここは通常の道路らしく
狭い道の両翼にお店を所狭しと広げる中、スクーターが絶えず行きかうかと思いきや
何と車も入ってきました
ちょっとこれは無理でしょうとも思えましたが、周りを人が囲む中、何度か切り返して曲がっていく様子を見ることが出来ました
 


 

さてこうして歩いてお腹もすいてきたことですし、どこかで朝食をいただくことにします

台湾式朝食を洪記豆奨大王で

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台北の朝市「雙連朝市」を散策したにも関わらず、そこで朝食をとらなかったわけは
雙連朝市同様に今回宿泊したサンルート台北からほど近い農安街にある
写真の「洪記豆奨大王」で台湾式朝食を食べるためでした
 

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この洪記豆奨大王は朝食屋というよりは、365日24時間やっているお店で
日本でいうところの「吉野家」みたいなイメージのある食堂です
ちなみに農安街にあった台湾の吉野家はこんな感じでした
なにやらメニューが豊富で入りたい気持ちもありますが、それを押し切り洪記豆奨大王へ入ります
 

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その洪記豆奨大王
店はセルフ形式で食べたいものをトレーに載せ
レジで精算してからテーブル席で食べるというもの

中にはサンドイッチやエッグタルトなんてものもありました
 

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ここへ来たわけは看板メニューの「鹹豆漿(シェンドゥジャン)」を食べるため
一杯が25元、日本円で70円くらいの台湾ではわりとポピュラーな朝食です
これには油条という揚げパンも入ってました


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折角なのでサイドメニューにと頼んだのが
水煎包(鮮肉包)
 
ただここでおなか一杯にしてしまうと、今日一日食べまくる予定なのでちょっと辛い
この辺にしておきます
 

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実はもう一つ頼みたいものがありました
これはオーダーを受ける前の「蛋餅」でしょうか
節制したというよりは語学力に乏しく残念ながら頼むことはできなかったというのが正解です
 

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ところで「鹹豆漿」
温かくて、起きたての胃に優しい感じの一杯でした
こいつを食べたらお寺詣りに出かけることにします

アニメ「新世紀ヱヴァンゲリオン」の新作が劇場公開されている
放映当初TVを見ていたわけではないし、多分映画館に足を運ぶことはないでしょう
けれどこの映画を製作したガイナックスという会社が出来たきっかけとなった、DAIKON_FILMの映像、そう今から30年以上前大阪で行われた日本SF大会でのオープニングアニメは私自身オンタイムで見ていたためか、当初からガイナックスの製作するTVアニメを注目していました
そうこのころの私は毎日SF小説を読むような、今でいうところの(SF)オタクでした

その原点を顧みるべく先週末から、そのガイナックスが制作したTVアニメ「トップをねらえ!」「トップをねらえ2!」2作のDVDを通して観ております

そんなアニメに印象に残ったシーンがありました
双方のラストシーンに使われた下記の有名な画像です
話の設定では1万2千年後の時を隔て戻ってくる英雄の帰還を向かい入れる際、使われた言葉(文字)ですが、よく見ると間違っていますね
(最初これを見たときは「ヤ行のイ」が180度回転したものとうる覚えで覚えていたので、きっとそうなのだと思っていましたが間違いでした)
そりゃそうでしょう、1万2千年も経てばすでに古代の文字でしょうから
これでも精いっぱいの歓迎の証、そんな感じで話は締めくくられていました 
 

okaerinasai02.jpg
「トップをねらえ!」より拝借
 

話は台湾旅行に戻します
ここ台北の街中でも日本語であるカタカナの看板を見ることが出来ました
ところでそのカタカナの看板
日本人目当ての商売かとは思いますが、これがよく見ると結構カタカナの使い方が間違っていたりします
 

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間違いの多いのが「シ」と「ツ」そして「ヅ」と「ジ」
「ツ」に濁音が付いたものなどなど
おそらくはアイウエオなどを覚えないうちに、何かの手本を見て作ったのでしょう
なかにはほほえましい間違いのものも、散見されました
 

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こうしたアンダーバーくらいの使い方なら許してもよさそうですが
 

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ここまで来るとわけけ判らなくなるものまで、数多く見てとれました
 

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吉備真備が片仮名を創作したという伝承が残るほど古い歴史をもつカタカナ文字
本来は文字を簡略表示させる目的で考案されましたものですが、これが結構奥が深く日本語を理解していないと難しいものになるということを知りました
冒頭の「新世紀ヱヴァンゲリオン」のカタカナの使い方自体みても難しいですしね

次回の旅行はイタリアを考えています
本場のパスタを食べてみたいのですが
そこでもしも・・・もしもカタカナで「ナポリタン」などと書かれた看板を見かけたら飛び込んでみようかと思っています
日本人目当てのお店であるのは間違いありませんが、それがたとえ「ナポソタン」と書かれていても構いません

農安街の「洪記豆奨大王」から歩いて10分くらいのところに
三国志で有名な「関羽雲張」を祭る「行天宮」があります
台湾でそのお寺の人気は高く、まだ朝も早いというのに大勢の方がお参りに訪れていました
入り口前にはそんな参拝客を目当てにお供物などを売る元気なオバサマ方も控えています
 

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屋根や扉、壁などが色鮮やかな赤でまとわれたお寺でしたが
これって真っ赤な顔がトレードマークの「関羽雲張」を意識されたものなのでしょうか
 

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ちなみに関羽雲張は商売繁盛の神様でもあります
参拝者の中にはやはり商売繁盛を願って、もしくは願いがかなってやってきた方も多いのではないでしょうか
その真摯な参拝ぶりは、こちらがなんだか恥じるものがあるかのような気持ちにさせるほどでした


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背中に「行天宮志工」と書かれた青いチョッキを着た方も見受けられましたが
これらの人々はボランティアでしょうか、せっせと仕事をしていらっしゃいました
 

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さてここ行天宮の名物は「おみくじによる占い」
台湾の人は本当に占い好きなようです
こうした半月状の木片を投げ表裏が出たら、籤を引くんだそうです
 

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占いと言えば
『大使閣下の料理人』というマンガで私が大好きな話があります
それが「呉越同舟」という話で龍山寺の地下歩行道にある占い横丁で主人公の大沢公が占ってもらう話がありました
 

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場所は違えど、その話の通り行天宮商場と呼ばれる地下道には日本語で占ってくれるという便利な占い師さんがいっぱいいるスポットがあります
ここも親日というか、単に日本人がいいお客様というか・・・・
 

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さすが商売上手の関羽のおひざ元、といったところでしょうか

アジアン・スクーターKYMCO

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アジアの街といえば、まず思いつくのがスクーター
これぞアジア庶民の足といったところでしょうか
ここ台湾も高所得者が増え車がもてはやされてはいますが、スクーターが庶民の足であることに変わりはありません
大きな通りは無論、狭い路地でも自由に走れる
交通規制の緩さもあいまって便利な乗り物とされているようです
 

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そんなアジアを闊歩するアジアンスクーターブームの火付け役のひとりであるオートバイメーカーに台湾のKYMCO「光陽機車(キムコ)」があります
今ではアジアのみならずヨーロッパのスクーター市場でホンダ、ヤマハに次ぐ3番目のシェアを誇る一大メーカーです
台北の路地裏にはこれでもかと並べられたスクーターがつきものですが、KYMCOのスクーターを見つけることはそんなに難しいことではありません
下の写真の右のスクーターもそのKYMCOです
 

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このKYMCOに技術供与したのが日本の本田技研工業
KYMCOは当初、本田技研工業との合弁会社として設立されました
ブランド名は「光陽ホンダ」
けどそれを台湾の人々は「タイワンホンダ」と親しみを込め呼んでいたそうです
こんな逸話が残されています

『ホンダから技術供与を受けた台湾のオートバイメーカー(KYMCO社)は、本田宗一郎に「日本と同じものがつくれる様になりました! 是非見にきて下さい!」と送ったことで有名。現在も「世界のHONDAの技術が今も我が社の製品に生きている」と喧伝している。』(chakuwikiより拝借)

一通りできるようになったら『株を全部買いますから帰ってくれ』と言われた、どこぞの国とは随分と違いますね
 

交通規制の緩さも、台湾(アジア)ならでは
2人乗り3人乗りはあたりまえ、写真には取れませんでしたが何度か4人乗りを見かけました
最近は日本でも車に4人乗ってることを見かけなくなってきているので、これは新鮮でした

こうしてジャンパーの胸と背中を反対に羽織り、風や雨の流入を防ぐのも台湾流です
 

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街角にはリヤカーを牽くスクーターやバイクも見られました
 

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なかにはこんな屋台を牽くホンダのカブのようなバイクも
でもこれってもしかして三輪車
 

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こうした数多くのスーター、私にはいつかは車に乗ってやろうとする人々の伸びしろ
今後の台湾の高度成長の証にも感じました

もっとも自転車から車に乗り換える、そんな国が隣にはありますが・・・・

台湾の地下鉄MRTでの乗車マナー

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また脱線してしまいましたが、再度台湾旅行に話を戻します
(いや~これ年内に終わるんだろうか)

台湾のタクシーは筆談で会話が成り立つうえ、料金も安くそのうえぼられる心配もほとんど無いのでついつい使ってしまいがちですが、台湾には世界に誇る交通システムMRTがあります
台湾に来るたびお世話になっている便利な乗りものです
 
ただ実際乗車には切符(トークン)を乗車ごとに買わねばならず面倒だったりもします
そこで登場するのがsuicaのようなICカード「台北悠悠カード(EasyCard)」(これまた台北悠遊カードでした)
こいつを使えば、まるで台北っ子のように使うMRTなどの公共交通機関を倒す事が可能となります

この台北悠遊カード
台湾観光協会による2012ウエルカムプレゼントキャンペーンであらかじめ頂いてありました
 


 

さて一年半ぶりにこの台北悠悠カードを使うわけですが、ICカードのチャージの方法が判りません
というかこのとき私の頭の中で韓国の「Tマネー」、香港の「オクトパスカード」、上海の「公共交通カード」、シンガポールの「EZリンクカード」、サンフランシスコの「クリッパーカード」がごっちゃになっていました
 


 


そういや~前回は駅の窓口で直接チャージしてもらったんだっけ
チャージする機械の前でもたついていると地元なのでしょう見ず知らずの若者が機械を指差し「ホールズ・アップ・ヒヤ」「マネー・プットイン」と親切に使い方を教えてくれました
日本人だとバレバレですね

台湾は年配の方は流暢な日本語を話す方がいたりしてびっくりさせられることもありますし、屋台などでも日本語が飛び交っているので、台湾にいてもまるで日本にいるかのような錯覚を覚えることが有ります
こうした若者と流石に日本語での会話は難しいのですが、台湾では最近小さいうちからの英語教育が行われていることもあり何とか会話が成り立つようです
礼を言うとすぐさま「ユアウエルカム」と言ってカッコよく立ち去って行きました
(謝々) 


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MRTの駅は大体はこんな感じで改札機に台北悠遊カードをかざして入場します
 

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台北市内は数分おきにMRTは運行されているのでさほどホームで待つことなく乗車できます
乗り換え駅などの混雑する駅でも乗車マナーが良いせいか
わりあいスムーズに乗り降りできました
 

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MRTの列車はと言うとなんと「川崎重工」1992製のエンブレムが誇らしげに掲げてありました
聞くところによると台北は無論、今後は台中にもかなりの数の車両やシステムが納入されるようです

ちなみに車内はこんな感じ
立ち席を主体としているのか、座席は少なめとなっています
 

taipe200.jpg taipe202.jpg
 

この日は台北市内をはじめ、「猫空」や「淡水」までこのMRTを駆使して回ってきました
全部で3時間超の行程です
その3時間のMRTの旅でちょっと感動したことがありました

それは乗車マナー
台湾の若者をはじめとして、老人や子供連れが乗車すると
必ずといって良いほど席を譲るというものです
譲ってもらった年配の方も、遠慮する気配もなくそうかそうかと威厳を持ってどっしり席に腰をおろす
見ていて気持ち良いくらいでした
これが乗車客の乗り降りが多い駅ごとにみられた風景でした

儒教の教えも有ろうかと思いますが、これは間違いなく教育もしくはしつけがそうさせているのでしょう
次の話の龍山寺で子供に拝礼を教える時にもそんなしつけをしている場面にも出くわしたくらいです
 

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きっと日本も昔はこうだったんだろうな~と思いつつ
羨ましくも、この日MRTでの観光を楽しみました

台北の「龍山寺」参拝

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台北駅からMRTで2駅の龍山寺駅から歩いてすぐの所に台湾で一番古い廟「龍山寺」があります
茶芸館にでも行こうと思いましたが、まだやっている時間ではないのでその前にここを参拝しようと訪れることにしました
 

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さてここ台北にある龍山寺(ロンシャンスー)
本尊は観世音菩薩とのことですが、道教や儒教など様々な宗教と習合しており、台湾の人々のルーツたる福建省、潮州など中国南部の沿岸地方で特に信仰を集めていた海の神様で媽祖こと天上聖母をはじめ
 

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商売繁盛の神様こと関帝、そして孔子など同じ廟の中に祀られている神々は大小合わせて100以上
一つの建物を参拝することによって複数の神々や仏を拝める事ができる、神様の安売り
いえ失礼しました、スーパーマーケットのようなお寺です
 

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なんだか、良いものはなんでもOKといった台湾の懐の広さを感じます
参拝客のなかにはこんなスカーフをまとったムスリムらしき人の姿まで見られました
最近海外に行くとこうしたムスリムの姿を本当によく見かけます
特に多いのが東南アジアのムスリム達
経済発展の証かと東南アジアを旅することが多いだけに身近に感じます
 

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安産と子供の成長を守る神様『註生娘娘』付近では
子供に廟の参拝作法をしつける親の姿も・・・
台中のお寺を参拝した時も見られましたが、ここ台湾では皆さん同様に手慣れた参拝作法でお参りされた様子を見ることが見て取れます
これは子供のころからしっかりと躾られているからなんでしょうね
 

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次回来るとまでにはしっかり参拝の作法をマスターしてから来る事にしよう

今台湾の食を表す言葉に「QQ」という言葉があります
このQQ「もちもちとした食感」という意味なのですが
世界一とも思える漢字文化圏でなんでまた英語(いやもとい美語)なんぞを使わないといけないの?とも思いましたが
キューキューといった発音がその食感を表すのに適しているのでしょう

そしてこのQQな食感の代表格が
「珍珠奶茶(タピオカミルクティー)」
ブラックタピオカの噛みごたえに加えもちもちした食感が楽しめるドリンクです

今回の台湾訪問で一度は体験したいと思い
どうせならってことでやってきたのは春水堂

ここはその珍珠奶茶(タピオカミルクティー)の生みの親こと劉漢介氏のお店とのことです

 

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春水堂は松山空港出発ゲート近くにあり
帰国時にそこで飲めば体験できるのですが、まあ松山空港では空港ラウンジも楽しみたいことから
この日、春水堂南京店までわざわざ足を運びました

シックな店内で居心地良さそうですが
台湾っ子がそうするように外帯(テイクアウト)でぶらぶら歩きながらいただくことにします
テイクアウトですが作り置きではなくきちんと注文を受けてから淹れてくれました
 

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お茶の国、ここ台湾で新たなお茶文化「QQ」を体験です

台北の茶芸館「徳也茶喫」

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台湾と言えばお茶
台湾に来たのなら茶芸館のひとつも行ってみたくなります
ところがここ台北には星の数ほどたくさんの茶芸館があり、どこに行こうか迷ってしまいます

そこで今回も「菊さんの食い倒れ漫遊記!」を参考にさせていただき、とある茶芸館に足を運びました
 

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訪れたのはMRT善導寺駅から近くの
「徳也茶喫(ドゥーイエチャーチー)」
シックな店内でしたが、どことなく日本の喫茶店風の雰囲気
中国風カフェといったところでしょうか
 

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訪れる日本人が多いのか、メニューを見るとこんな日本語表記が
店員さんも日本語が通じました
日本人に人気のシェラトンホテルの真裏にある茶芸館ってこともあるのかな
 

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朝から寺や朝市をまわり少し歩き疲れていたので、このちょっとくつろげる雰囲気に浸ることにします
いただいたのは「高山烏龍茶」
九分の阿妹茶酒館 もそうでしたが、まず火鉢に載った薬缶に一杯のお湯
そしてセンスのよい茶器に入れられたお茶が出てきました

砂糖が入っているわけではありませんが、甘くて美味しい

 
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「坪林茶葉博物館」の初代館長がはじめられた店とあって
店内にはオーナーの鐘が厳選した茶葉が売られていました

お茶セットなどの茶器も豊富です
 

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ところでここは宮廷菓子が有名なんだそうですが、このあとフカヒレを食べに行く予定なので
ここは我慢、我慢

けどちょっと心残りな茶芸館となりました

台湾に来て以来、太魯閣峡谷のツアーで昼食をとった以外は屋台料理ばかり食べ歩いています
せっかくなんでちょっと高級料理が食べようとやって来たのは
台北松江路地区にあるフカヒレの専門店
「龍鮑翅魚翅専売店」
 

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店の前のショケースにはモニュメントとして飾られる、フカヒレ
映画「ジョーズ」に出てきたようなサメのヒレって思えるほどの大きなフカヒレでした
 

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ランチタイムの時間ですが割合お店は空いていました
テーブルにひかれた紙製のランチョンマットには
「龍蝦(伊勢海老)」「鮑魚(アワビ)」「魚翅(フカヒレ)「燕窩(ツバメの巣)」と書かれています
 

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行ったのはちょうど昼時
お得なランチセットが目当てでしたが、残念ながらランチセットは平日のみ
そうこの日はついていないことに土曜日だったのです
他のセットメニューは品数が多く量が多すぎるって感じです
朝から食べ歩きさほどおなかは空いていないことから、ここは単品で頼むことにします

頼んだのは鮑魚(アワビ)・魚翅(フカヒレ)それと台湾ビール
まずはフカヒレ「小排翅(890元)」
 

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そしてアワビ「智利鮑魚(390元)」
 

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これが台湾ビールとよく合います
美味しくて、ついつい2本目をオーダー
 

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単品と言えど、こんな前菜をいただきました
日本でいうところのお通しみたいなもののあれこれ
写真撮り損ねましたがピーナッツも旨かった
 

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それとチャーハンもつけてくれました
そこでさっそくフカヒレをチャーハンに載せ「魚翅チャーハン」
どうです美味しそうでしょう

オーナーの童さんは台湾にフカヒレの加工工場を持つほどの方だとか
あちこちのレストランにフカヒレを卸しているようですが、ここでも購入は可能なんだとか
まあ買ったところでどうにかなる代物ではありませんが
 

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さて最後はデザート
『どうして私どもの店を知ったの?』
と席に着くなり聞かれ、「台北ナビ」を見てきたといっておいたおかげか
デザートに珈琲布丁とコーヒーを出してくれました
 

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これで2人合わせて全部で1,782元、もちろん2本飲んだビールも入っての値段です
(日本円にすると5千円弱)
日本でこういった高級料理を食べた事が無いので比較出来ませんが、台湾に来たのなら高級料理は外せないと言ったところでしょうか

台北からMRT木柵線で終点の動物園駅までやってきました
別段これは動物園にいこうというものではありません
 

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目指すは台北の奥座敷「猫空」(マオコン)
夜景の観れる一大スポットですがここはもともと鉄観音茶の産地として有名
そしてその茶畑を経営する方々のやっている茶芸館が狭い山間の路地に並ぶところでもあります
 

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山麓である動物園駅から猫空駅までは全長で4kmの猫空ゴンドラが開通していて
約30分程の行程で茶畑などの風景が楽しめます
料金は片道50元、悠遊カードで乗ることもかのうですが、切符が欲しくて券売機で購入いたしました
(ちなみに残念ながら頂上の猫空駅で切符は回収されてしまいましたが)
 

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さてこの日は天気はさほど良くない中でありますが、土曜日とあって猫空ゴンドラに乗る人の列は写真のように長く、長~く続いています
けれど私どもはこの列に並ぶことはありませんでした

というのもたまたまですが、整理券をとっているのを見かけ私も並びましたが
その整理券には「歓迎搭乗猫空纜車水晶車廂進站時段」
と書かれています
どうやらこれは水晶車(クリスタルゴンドラ)専用の整理券だったようです
動物園駅で時間までブラブラと待ちましたが、おかげでさきほどの列に並ぶことなく搭乗することができました

 

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さてこの猫空ゴンドラですが普通の他に水晶(クリスタル)ゴンドラがあります
水晶ゴンドラは床部分が強化ガラスで作られているのでキャビンは迫力満点
たまたまこのクリスタルゴンドラの整理券を手にしてしまったわけです
 

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しばらくして私が高所恐怖症だった事に気づかされます
 

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30分間なんとか耐え頂上の猫空駅へ
手違えで、このクリスタルキャビンのゴンドラに乗ることとなりましたが
存分に楽しむことができました
ラッキーですね
 

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さてお茶でも飲みに行きますか

台北は猫カフェの発祥の地とされています
ところでその「猫カフェ」
飲食店の一種であるが、猫と同じ空間でくつろげ、猫に癒されることを主な目的とする。殺処分される予定の猫を保護し、里親を見つける活動を行う場合もある。一般的には、通常のカフェに数匹の猫が放し飼いにされており、利用者はそこで飲食したり猫とふれあって時間を過ごす。猫との接触が可能な場所と飲食スペースが分離されている店舗もある。
台湾・台北市で1998年に開店した「猫花園(貓花園)」が世界初の猫カフェとされ、日本では2004年に開店した大阪市北区の「猫の時間」が国内初であるとされる。
(ウィキペディアより)

ところで台湾で猫といえば「猫空」(マオコン)
その猫空には狭い路地を挟んで
あちらこちらに茶芸館と呼ばれるお店があります

そんな茶芸館の一軒になんだか変わったカフェを見つけ入ってみました
その名は「猫空間Cafe」
 

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目を引く店舗は
トラックを屋台風にアレンジしたもの
荷台はキッチン&カウンターになっていました
 

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このパラソルの下でお茶しても良いのですが、道路の向かいに
もう一つ「猫空間Cafe」の看板を見つけることができました
道路向こうの階段を昇ったところにもう一つ別館のような居心地のよさそうな場所があります
 

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そしてその看板をよく見ると
「Cat's got nothing to do Caf'e」の文言が書かれています
猫カフェではないと謳われているわけですね
なるほどこんな文言をしたためねばならぬほど「猫カフェ」が浸透しているということなのかも知れません
 

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ただ眺めのよいカフェ『猫空間』であることは間違いなさそうです
そこはパラソルの並ぶオープンテラスカフェ
遠くに台北101や台北市内を望むことができます
ここで見る夜景は綺麗なんだろうな
 

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さてここ猫空間Cafeは茶芸館ではナク」カフェですから、お茶ではなく紅茶かコーヒーを頼むことになります
 

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もちろんここで頼むのは台湾紅茶
そうここ台湾は台湾茶飲みならず
「紅玉」「森林紅茶」などの高級紅茶の一大産地でもあります

MRT木柵線の動物園駅から台北に舞いもどり、そのまま淡水線と
1時間ほどMRTを乗りついでやってきたのは淡水
かつての中国との貿易の拠点であり「台湾のベニス」と呼ばれる美しい町なんだそうです
お目当ての一つに夕日がありましたが、残念ながらこの日は曇っていて見ることができませんでした
夕日は見れませんでしたが代わりに帰り際に見た夜景はなかなかのものでした
なるほどここは台北近郊のデートスポットなんだそうだ
 

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さてそんな淡水ですが、私どもの主目的はやはり夜市
今回は「淡水老街」を散策です
ここでも夜市に集う台湾の人々のパワーはものすごいものでした
狭い路地には大勢の人が溢れ、自由に歩くことすらできません
 

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河岸近くまできてようやく、屋台を見て歩ける余裕が出てきました
港が近いだけあって海鮮の屋台を数多く見かけます
 

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そんな夜市の屋台で台湾(淡水)名物の蝦捲の屋台を発見
早速揚げたてのアツアツでいただきます
これって串に刺した揚げ春巻?
 

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続いてこれまた名物の
巨無覇霜淇淋(ジャンボソフトクリーム)
奇しくもアツアツの次は冷たいものになってしまいました

頼んだのはこれでも「小」サイズ
15元(日本円で42円くらい)
マンゴー(芒果)味を試してみましたが、低脂低糖と謳われているだけあって
飽きのこないあっさりとしたソフトクリーム、ちょっと昔懐かしい味がしました
 

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お土産用に鉄蛋も購入
この「鉄蛋」読んで字のごとく固くなるまで煮詰めた煮卵で
これがビールによく合うんです
【阿婆鐵蛋】という鐵蛋を発明した陽さんのお店を探すのに苦労しましたが、ようやく見つけ
真空パックと今晩ホテルに戻ってからの晩酌のつまみ用に詰め売りも買うことにしました
 

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さてこのあと淡水の夜はまだまだ続きますが、今回のエントリーはこの辺で
それにしてもどこにいっても台湾はスクーターだらけ
こういったところでは駐輪場はあっという間に埋まってしまうようです
 

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淡水「金太陽炭烤」の孔雀蛤

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淡水老街の河岸沿いを歩いていると一軒のレストランの前で足が止まりました
手書きの看板に書かれた文字とその下に並べられた、貝に興味がそそられたからです
看板には「名産名醤」とか「台湾野生当店採用(活)」の文字に囲われ
でかでかと『孔雀蛤』という文字が書かれています
(この辺が漢字文化圏の素晴らしいところ、文字を見れば大体のところが判ります)
 

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上を見ると「孔雀蛤 180元」なんてネオンもあります
どうやらこの店の名物料理のようです
店の前には魚介類の生簀、そして厨房
その奥で食べることができるようになっているよう

こういったところで悩んでいても始まりません、意を決っして飛び込んでみました
 

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中は結構広く、そして大勢の方が食事を楽しんでいました
席に着いたらまずは台湾ビール(金牌)を頼みます
 

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そして頼んだのは「孔雀蛤」
180元ですから日本円で500円くらい、ちなみにビールは80元ですから220円くらい
700円の食事となりますから、ここ台湾ではちょっと高級かな

活気のある厨房では若いスタッフが次々に出されるオーダーをさばいていきます
 

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出てきた孔雀蛤は唐辛子とニンニクそれに八角?でたっぷり味付けされた
スパイシーな料理でした
これが台湾ビールによく合います
すぐに2本目をオーダーすることに
 

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ところでこの孔雀蛤、ムール貝だとばかり思っていましたが
どうやらカラス貝の仲間のようです
20~30個くらい盛り付けられていますが、貝の殻はこちらのトレーに捨てるようです
やはり人気メニューだったようで、このトレー店中のテーブルに置かれていました
 

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調べもせずに入った店なので覚書のため、住所も記しておきます
住所:新北市淡水區中正路
店名:金太陽炭烤って店に掲げられていました

ちなみに店の前に置かれた水槽にはなにやら美味しそうな魚とともにこんなものまでありました
 

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さすが台湾は中華文化圏

「担仔麺」
天秤棒で食材と器具一式を担いで売り歩いたことからこの名がついたそうだ
台南いやもとい、いまでは台湾を代表する麺料理といえますね
豚骨と鰹節といった日本のラーメンの元祖ともいえるスープに、エビの頭の煮汁を加え作られています
日本人好みの、あっさりしてて、とっても食べやすい麺料理です
ここ淡水にも「台南小調擔仔麵」と台南の名の入ったお店が淡水老街にあったので、ちょっと立ち寄ることにします
ちなみに閉店間際に入ったようで、出るときには店の看板の照明は落とされていました
 

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店内はさほど広くはありません
厨房もオーナーの奥さんらしき方が一人で切り盛りしているくらいのお店でした
 

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メニューから我が家の奥さんが頼んだのは担仔麺に煮卵をトッピングしたもの
 

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私は同じく担仔麺に、ここ淡水名物の魚のすり身団子をトッピング
 

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双方ともに60元(日本円で170円くらい)ですが、エビの頭の出汁が効いていていて旨い
日本人好みの味でした
飛び込みで入りましたが、これまた正解でした

孔雀蛤など食したということもあり、さほど大きくないどんぶりで出されているのもうれしいですね
まさに「食巧不食飽」
飽きずに美味しく食べれるサイズでした

「金太陽炭烤」同様気に入りましたが、日本向けのWebで見たことのないお店なのでこれまた住所を記しておきますね

「台南小調擔仔麵」」
住所:新北市淡水區中正路

さてそろそろ淡水を後にし、台北へ戻るとしますか

台北「鬍鬚張(ヒゲ張)」魯肉飯

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MRT淡水線に揺られ台北へ戻ってきました
「民権西路」駅で降りて、すぐのところに大きな目立った看板のお店がありました
それが「鬍鬚張(ヒゲ張)」魯肉飯のお店です
 

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その「鬍鬚張」
チェーン店で日本にも出店しているようですが、まさに魯肉飯の老舗といったお店
日本のHPから拝借させてもらうとこんなことが書かれています

WHAT'S魯肉飯?
台湾伝統の庶民料理で、豚肉のかけご飯のこと。1960年ヒゲの張さん(当店のマークのモデル)が、コラーゲンたっぷりの豚のほほ肉と秘伝のタレを使い「ひげ張魯肉飯」として売り出すや一度食べたら癖になる味だと大人気に。今では屋台街やお弁当には欠かせないメニューです。

ちょっと興味もあり、試しに入ってみることに
 

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メニューを見ると
持ち帰りもできるようです
ということで今晩の晩酌の肴に買っていくことにしました
 

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買ったのはもちろん「魯肉飯」
小サイズ33元ですから日本円で90円といったところでしょうか
実はこの店でこの日ちょうど10軒目の訪問
フカヒレなど結構な高級料理も食べましたが、2人で1万円くらいだったのではないでしょうか
やはり台湾の物価は安いですね
それに美味しい
 

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淡水の「阿婆鐵蛋」で買った鐵蛋をトッピング、台湾ビールとともに台湾最後の食事を堪能いたしました
 

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そういよいよ帰国
明日は早くに起きて、台北松山空港へと向かうことになります

さて10月の体育の日の3連休を利用し行ってきた台湾旅行もいよいよ帰国の日を迎えます
ということで、まだ朝の6時ではありますが台北松山空港へと戻ってきました
それにしてもこの松山空港、今回宿泊した台北のサンルートホテルからタクシーで僅か10分、魯太峡観光の際も利用しましたが、台北市街から近く大変便利な空港でした
 

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朝早くにやって来たわけは、今回初めて訪れることとなった
台北松山空港の共同ラウンジ「航空公司貴賓室」に立ち寄るためでした
ただチェックインの時間は朝の6時半から、早く着すぎてしまったようです
そこでいつものように「悠遊カード」の使いきれなかった残額を空港内のローソン・セブンイレブンで土産を買うことにより消費する事にしました
といってもこんな「関東炊」なんかは買っても持って帰れませんが・・・
 

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そうこうしている間にチェックイン
連休ということもあり、結構混雑していました
そこでJALのステータス会員の特典でエコノミー席なのにも関わらず、エグゼクティブクラスのカウンターでチェックインすることに

と・・・そこで、同じように考えたのか
エコノミークラスの列からこちらに並び替える方が
どこかで会ったような・・・・・・そう依然上海でご一緒したKさんでした
やはり考えることは一緒のようです
カウンターでこれまたステータスの特典で空港VIPラウンジのクーポンをいただきホクホクしてセキュリティを抜けます
 

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共同のラウンジは出国審査後の制限区域内にあり
そのp出国審査を抜けてすぐのところにありました
小さな空港ということもあり各航空キャリアの指定ラウンジとなっていました
なかにJALの名も覗かせています
 

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ラウンジの入ったらまずはビール
そう朝ビーです
冷蔵庫にはこれでもかとばかりに台湾ビールが詰められていました
 

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さて次に食べ物はというと
中華圏のラウンジだけあって饅頭やら焼売などの点心が入った蒸篭が数種並んでいます
 

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朝早くに来たこともあり「粥」も並んでいました
これが旨かった
トッピングをこれでもかってほどたくさん載せていただきます
 

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サンドイッチにデザートとフードは朝一だというのに豊富に並べられています
さすがは食の国「台湾」といったところでしょうか

台北の松山空港から羽田空港までは風向きが良かったのか2時間あまりで到着、予定より早く着いたため千歳空港までの便を一つ早めようとも思いましたが、やめることにしました
というのも以前から狙っていた、出入国の自動化ゲート通過のための登録をこの羽田空港で済ませておこうといもの
国内線乗り継ぎの手続きが終わったら、3F出国エリアにある自動化ゲート登録カウンターへ
 

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ここで書類に記入し、パスポートを提出
写真と指紋を登録して自動化ゲート登録終了

次回から自動化ゲートが使える事となりました
 

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我が家の海外旅行の日程は基本的に、年末年始・ゴールデンウイーク・お盆休みとなります
サラリーマンが長く休めるのはこの期間だけなので、致し方ありません
(もっともこの期間休むための努力も忘れることはできませんが・・・)

今回の台湾ように近場だと3連休を使えば行けますが、どこか遠くへ行くためにはやはり4日程度の休みは必要です
そんな時期の空港は大変混雑したりもしていますが、この自動化ゲートはいつも空いているイメージがあるので
そんなときに活躍するかと思い今回の登録となりました

ちなみに香港国際空港にも「フリークエンドビジターeチャンネル」なんてシステムがありますが、選択肢は広ければ広いほど良い
そんな思いで登録です
 

次回は羽田か成田はたまた関空かわかりませんが、次回は試しに使ってみようかと今から楽しみにしています
 

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この「自動化ゲート」で世界との扉が開かれたのか・・・
まあ使い方次第といったところでしょうか

羽田空港国際線ターミナル
新たに作られたターミナルなだけに、以前と一味違った便利なサービス「羽田活用術!」が数多くあります

そんな羽田活用術!の一つが海外から帰国後、国内線に乗り換える際のチェックインカウンター
羽田は国際線と国内線はターミナルが離れていますので、国際線ターミナルで受け取った荷物は人間と一緒にシャトルバスなどで運んだうえ国内線のチェックインカウンターで預けるわけですが、これが結構大変でした
そんな不便を解消するため作られた
羽田空港国際線ターミナル内につくられた「国内線乗り継ぎチェックイン」
ここで荷物を預けチェックインを済ませて身ひとつで国内線ターミナルに向かうことが可能です
 

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しかもこのすぐ脇に「国内線乗り継ぎ」と書かれた看板があり
その先を進むとセキュリティがあり
抜けた先が制限区画となっています

そうです国内線から国際線の乗り継ぎの際、制限区画を出ることなく
国内線ターミナルから国際線ターミナルに来たときの、逆ルートで国内線に乗ることのできるサービスです
 

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来たとき同様、制限区画内を走るJALスカイシャトルに乗り
航空機を眺めつつ国内線ターミナルへ


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しかも国内線ターミナルのJALサクララウンジのすぐそばまで
JALスカイシャトルは着けてくれます
 

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早速JALサクララウンジに入り
シャワーを浴びて生ビール
 

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さて、これで今回の台湾修行の旅は終了
何度訪れても台湾は新しい発見がいっぱい、しかも普段着で楽しめる海外といった趣のある国でした

それにしてもポツポツ寄り道してしまったため全38のエントリーに2か月費やしてしまいました
お付き合いくださいました方々には感謝です
さて次のエントリーからは途中で話が止まってしまった、「客船クルーズ」に話を戻します

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