花蓮・アミ族の民族舞踊

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お立ち台での「サンキューで~す!」が決め台詞となった
「陽岱鋼」選手
我が日本ハムファイターズの誇るリードオフマンです
台湾国籍でしたが、高校に3年在籍していたため日本人同等の資格を持つ者としてドラフトにかかり日本ハムに入団
いまちょうど日本シリーズで活躍している人気選手です
 


 

その人気の要因に堀の深い独特の顔立ちがありますが、それには彼が台湾の少数民族・アミ族出身だということにも起因しているのではないでしょうか
勿論兄である「陽耀勲」選手もアミ族ですが、他にも元中日ドラゴンズの郭源治選手がアミ族だったりと少数民族の割に幅を利かせています
こうして私が彼らのことを知っているのもそのことを彼らが恥ずることなく「公」にしているからです
民族への拘りやほこりがそうさせるのでしょう、台湾の人々は民族性をとても大事にしているようです

そのアミ族、祭儀文化を重要視するようで、豊年祭、播種祭、捕魚祭、海祭などの数多くの祭典が毎年繰り返されています
そういった祭典は芸術性があるうえ、歌い踊るのが日常化していていることから「原住民の歌舞といえばアミ族の歌舞」といわれるほどなんだとか
スポーツ選手は皆リズミカルで音感も良いとも言われていますが、アミ族ってそういった民族なのかもしれません
 


 

そんな民族舞踊を観ないかと今回の観光バスのガイドに誘われ
陽岱鋼選手のルーツを探るべく言われるまま1人200元払いのこのこ連れてかれたのが
花蓮市郊外にある大理石 工場の一角にある「南島文化劇場」でした
当初はなぜこれがツアーの中に組み込まれていないのか不思議でしたが、ショーが始まると同時に氷解いたしました
 


 

伝統的な民族舞踊だったのはいつの日までか知りませんが、はっきりといってお粗末なショーに思えました
 


 

女性よりも男性の露出度が少し高めだったかな~とも思わせましたが、案の定写真にある一番前に席を構えていたのは某お隣の国の少しお年を召した女性客の団体でした
なぜ某お隣の国と言い切れるのは、その方たちの乗ってこられた観光バスのサインボードに例の文字が書かれていたからになりません
そしてなぜそんなバスのサインボードに注目したかというと
彼女らの行動にちょっと変と思わせる部分があったからです
それは間違いなくこの大理石の中に入った写真のせいでしょう
(ちなみに400元日本円で1,100円ほど)
 

 

この写真はショーの最後に私ども観覧者を舞台に出して、アミ族の方々と一緒になったところを写真に撮ったものです
撮ったところで帰りに買わされると思いましたが、こういったものはある程度観光地にはつきものなのでしかたないな~とも思っていました
(彼らにも生活がありますからね)
半強制的というところが気に入らないようで、この最後のショーが始まるや否や、私らの前に座っていた某お隣の国のツアー客はガイドに即され会場を出ていきました
半強制的に写真を買わされることがないようガイドのサービスとして途中退場させたようにも思えますが、ちょっと私にはそれがあまりにも強引だったようにも感じました
 


 

もっともショーの内容が良ければ皆、もっとお金を出すのではとも私には思えて仕方ありません
「原住民の歌舞といえばアミ族の歌舞」とまで言わしめた本来のアミ族の伝統舞踊に戻ってほしいものです
と今にも朽ち果てそうなカヌーの看板をみて感じました

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このページは、r-ohtaniが2012年10月30日 19:40に書いた記事です。

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