2024釧路・弟子屈の最近の記事

愛車である軽自動車e-Kワゴンを駆り、赴任先の滝川から350kmを6時間で走破
別海のドライブインロマンにポークチャップ(700g)を食べにやって来ました
わざわざそんな遠くまで行く値打ちが有るのか?
そこで思いだしたのが昔読んだマンガ「ケンタウロスの伝説」(原作:オサム・作画:御厨さと美)の有名なワンシーン
横浜から神戸まで片道500km(往復1,000km)の道のりをバイクを飛ばしてやってきて、
「ここまで走ってくる値うちがある」コーヒーを飲んで、また横浜まで帰るというもの
話の中でそのコーヒーは600マイルブレンドと名付けられていました


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(AmazonのHPより拝借)

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今回はそんなのとは程遠い440マイル(往復約700km)でしたが、以前からどうしても食べたくて遠路はるばるやってきたわけです

 

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伺ったのが3連休の初日しかもちょうど12時という事もあり、満席かとも思いましたが
思いのほか空いていました
私が座ったとに数組来られたようですが
  

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テレビなどマスコミに度々登場していたようで
そんなマスコミ関係の方が書かれた色紙が店内に掲げられています
なかにはアンジェ佐藤さんの色紙には、なんと「4皿完食」3回で34分32秒完食そして1皿追加(笑)とありました
  

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メニューの最初のページには
当店の看板メニューとして紹介され
★ポークチャップ 700g 3,000円(ライスなし)とちょっとお高め
私が現在赴任している滝川の隣町である砂川では「砂川ポークチャップ」を看板メニューにしている店があり
インスタ映えすると有名な「cake&cafe笑飛巣」では600gで2,750円(ライス・サラダ・スープ付き)というものがあるので、まぁそのくらいの価格なんでしょう
  

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そんな人気のポークチャップですが
肉の塊が大きく焼き時間の目安が(おそらくはオーブン)700gなら50分~と時間がかかることから、予め店に伺う時間を伝えておくと、店で待たなくても済むと聞いて
到着1時間ほど前に弟子屈辺りで電話で予約してありました


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ということでオーダーして(もう電話ではしてありましたが)ほどなく出てきたのがこの巨大なポークチャップ
まさに肉の塊ですね
 

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ライスは別とのことでしたが、ここロマンはカレーライスも美味しいと聞いて
ライス代わりに一つ頼みました
 

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そんなポークチャップを切ってみたのがこれ
食べ方を間違えて最後に脂が多い部分を食べましたが
これは最初のうちに片づけないとというのが反省点です
あと価格はともかくわざわざやってくる価値はあったかと
 

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2人でシェアしたので無理なく完食できましたが
一人ならちょっと厳しい量
ちなみにお隣さんはポークチャップ700gにサラダを加え、一人で平らげたようでした
それにしてもやはりアンジェラ佐藤さんは化け物のようです
 

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ちなみに冒頭に出てくる「600マイルブレンド」
マンガでは「路地」という名前の架空のコーヒーショップですが
実際には「茜屋珈琲店神戸」という、神戸で今も営業している現実のお店であった本当のお話のようです

別海のドライブインロマンでポークチャップを食べたあとは
今宵の宿泊地である釧路にあるフィシャマンズワーフMOOを訪れることに
 

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ここを訪れるのはもう20年ぶりでしょうか
全国二位の水揚げを誇る一大漁業基地として栄える釧路港を有していている釧路
そんな漁港からの海産物を中心に販売するご当地施設です
20年ほど前ははテナント入居率が100%に達するなど繁盛していたようですが
今回オフシーズンに訪れた事もありますが、訪れる観光客はまばらです
コロナの影響はやはり大きかったようで
鮮魚などを扱う市場には閑古鳥が鳴いていました
隆盛を極める時代を覚えているだけに、寂しいかぎりです
 

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ここに来たお目当ては、釧路名物の「さんまんま」
フィシャマンズワーフMOOの魚政で販売しているのですが
そのさんまんま、秋刀魚と炊き込みご飯を焼いたもので
しょうゆベースのたれで味付けした炊き込みご飯に炭火で焼いたサンマをのせたもの
最近の釧路で話題になっている名物です
 

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まずはこの券売機で食券を購入
券売機にはイクラ丼や鮭イクラ丼なども有りました
 

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もとは釧路市内で焼き鳥店を創業した代表の遠藤正任氏が「地元の祭りで、釧路の魚を使ったごはんものを出したい」と、約2年前に考案したのがこのさんまんま
炭火でこんがりと焼かれ、香ばしい匂いを漂わせる皮に焦げ目がつくまでパリッと焼かれたサンマに、道産のうるち米ともち米を混ぜたもちもちとしたご飯、間に大葉が挟んであり、さっぱりとした風味が味われる逸品
夜食にホテルで温めなおして頂きましたがまさに癖になる味でした
また釧路に来たら購入することにします


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釧路と言えば炉端焼きそして海鮮
炉端焼きは今晩伺いますが、海鮮と言えば釧路の台所「和商市場」
釧路駅から徒歩圏ってこともあり「駅チカ海鮮グルメ」の名所として知られています
 

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特に釧路グルメの定番「和商市場の勝手丼」
これは丼にご飯を盛り付け、その上に自分好みの具材を「好き勝手」にトッピングしてつくるオリジナル海鮮丼が有名で多くの観光客がそんな勝手丼目当てに訪れる市場のようです
というのも私が魚介類を物色していただけなんですが、店員さんは勘違いしているのか勝手丼のご飯はあそこで貰ってと誘導しようとします
まぁそれだけ勝手丼を頼む観光客が多いのかもしれませんが、この勝手丼はちょっと頼むとすぐ2千円くらいになそうなので、地元の方など頼むことはないような観光地価格だそうです
そんなことも一因なのか、コロナの影響が甚大だったのか
こちらもフィッシャーマンズワーフMOO同様に閑古鳥が鳴いていました
流星を極めていた20年くらい前に訪れていますがそのころは大勢の客が訪れていたのを見ていただけに、今回との差にちょっと寂しく残念に思えました
 

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そんな反面、観光客は日本人にとどまらず海外の方も買っていかれるようで
ここ和商市場でも人気の高いカニの売り場には英語や中国語の看板が掲げられています
冷蔵または冷凍で発送が可能のようで土産する外国の方もいるんですね
税関はともかく検疫の心配はありますが
魚製品は肉製品とは違い土産の範囲内で、動物検疫所の検疫対象から外れるようです
そう海は世界とつながっているのがその理由の一つですね
 

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そして昨年の夏に新規オープンした
「クシローのさきいか」のコーナー
焼きたてが食べられるそうで、とても良い香りが漂っていました


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もっても今日帰るのなら欲しい物もあったのですが、さすがにこの後に2泊宿泊するのでそれは無理
けれど和商市場を利用すると駐車料金が30分無料ということもあり
わずかですが晩酌のお供に焼きたらこ購入していくことに
 

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世界三大夕陽の一つに数えられる、釧路幣舞橋からの夕陽
ちなみにその世界三大夕日、1965年に制定されたもので
あと2つは「赤道直下独特のギラギラとしたバリ島の夕日」と「フィリピンの首都マニラに沈む真っ赤な夕日」だそうです
釧路は戦後の復興を果たし、海外からの船も寄港するようになったころ
釧路の夕日は美しいと船乗り達の間で話題になったのが、制定のきっかけだそうで
多少曇り気味で見ることが出来るか危ぶまれましたが、水平線間際の雲がちょうど途切れてくれて綺麗な夕日を拝むことが出来ました
 

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惜しむらくはデジイチを無くしたのが悔やまれます
やはりフルサイズ欲しくなってきました

釧路の繁華街を歩くとあちこちに「炉端焼き」の看板が見ることが出来ます
そんな釧路炉ばた発祥の店「炉ばた」
70年続く歴史あるお店ですが、2022年にもらい火による火災でお店は全壊し営業休止に追い込まれました
廃業の可能性もあったところを、焼き手のお婆ちゃんを救いたいとのクラウドファウンディングで再起したとのこと
お店の外観は真新しく復帰したばかりのようだ
 

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そんな再起した釧路炉ばた発祥の店「炉ばた」を予約の上訪れました
店内に入ると名物おばあちゃん「しずこさん」は健在
おばあちゃんを囲うように観客席のようにカウンター席がコの字型に配置されていて
ここを訪れたお客さんは観客はおばあちゃんの一挙手一投足を見守ることになります今回炉端の前のドセンターに座っている、おばあちゃんの真正面の席があてがわれました
ということで名物ばあちゃんの熟練の技のワンマンショーを見ながら今宵、炉端を楽しみます



 

さてカウンターの上に置かれたメニューを見ると
焼き物、刺身、野菜、肉、ご飯、一品、飲み物と記されていますが
全て価格は記載なしです
 

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写真付きのメニューには
「さば」「きんき」「ほっけ」など炉端で楽しみたい魚料理の写真が載せられていますが、これにも価格表示がありません
ちなみに家族連れで来られたのでしょう4人組のお隣さんはそのきんきを4人前頼んでいましたが
スタッフがそんなに食べられないかもしれないでしょうし、ここで焼くきんきは最高級品で1匹7,000円するんですと話していました
お客さんはと言うとそんなの全然かまわないといった口調でしたが
スタッフの話を聞いて最終的に2匹にしていたようです
 

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我が家は言うと
お通しとビールが提供され、グイッと飲みながら何を焼いてもらおうか悩みます
  

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まぁ炉端と言えばやはりホッケでしょうと
まずは真ホッケを焼いてもらいます
 

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その昔、山育ちだった私は魚を食べるのが苦手で
魚の美味しいところはほど残すような食べ方で、斜里に住んでいた義理の父によく笑われていましたが
そな甲斐あっていまやホッケの開きなどは骨を残すくらいでほぼ完食できます
皿を見たスタッフにはおばあちゃんが喜びますと話していました
 

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そしてイカのルイベ
ゴロがたっぷり入った状態で凍っています
ここでビールから日本酒にチェンジ
福司の本醸造辛口を冷でいただくことに
 

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そうそう炉端の脇で炭の遠赤で温められた日本酒の燗が人気のようでした
ちなみに使っている炭は道東・鶴居村産のナラ材の炭
お客さんの前で爆ぜないよう、炉端の火の周りに並べて水分を飛ばしているようでした
 

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大きなナスは炉端の火の中に入れて焼いたものを取り出し
熱々のナスの皮を丁寧に剥いて提供してくれました
  

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最後になぜか皆さん頼んでいる「しいたけ」も追加し焼いてもらいましたが
これはその際、ググってみたら
釧路近隣の中標津町から仕入れているしいたけで酒蒸しが最高と書かれていましたが、まさにその通りでした
こんな感じで名物ばあちゃんの熟練の技を見ながらビーールにチュウハイ、冷酒(2合)と料理を楽しみましたが
会計は9千円ほど、ちょっと心配しましたが明朗会計のようでした
(そうそうこうした店には珍しくクレジットカードも使えました)
ということでごちそうさまでした
おばあちゃんまだまだ元気で焼き続けてください
 

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釧路名物の炉端を楽しんだあとは、釧路では珍しいクラフトビール専門店「ダニエル2」へ
路地裏でちょっとわかりづらいところにあり、ひっそりと佇む隠れ家的なお店です
 

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店内はこじんまりとした感じで
カウンター席とテーブル席が数席
 

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奥にはビールのタップが9個並びます
クラフトビール好きには頼もしく見える風景です
 

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とうことでこの日のメニューも9品
まずは道東鶴居のブラッセリー・ノットのクラフトビールが3種
「DOTO」
「KEARASHI」
「MOON」
そして一昨年前に伺った三重の伊勢角屋麦酒
「二羽の鳥」
奈良醸造
「ROSEBUT」
静岡は反射炉ビヤが2種
「オランジェットスタウト」
「SAISON DE LUMINOSA」
私の自宅近くにあるブリューワリー、江別ノースアイランドビール
「コリアンダーブラック」
静岡のWEST COAST BREWING
「ヘイジーペールエールNEVER ENOUGE BASS」
といったところ
メニューの最初にはビア・フライトという3種飲み比べというのがありました
 

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ここのメインの鶴居のブラッセリー・ノットのクラフトビールはこの翌日ブリューワリーに伺うつもりなので
ノースアイランドの看板メニュー「コリアンダーブラック」と静岡ウエストコーストブリューイングの「ヘイジーペールエールNEVER ENOUGE BASS」ラフトビール好きの店長と楽しい会話を交え、美味しくいただきました
ちなみに写真は飲みかけです
また釧路に来たら伺います
 

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写真に写っている一升瓶は釧路の地酒「福司 本醸造」
全量「寒仕込み(10月下旬から4月下旬)」低温長期発酵で手造りにより造られるお酒で
全国新酒鑑評会では常連蔵と言われるほどの品質を維持し続けてきた酒蔵の日本酒です
  

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そんな福司などのお酒が並んでいるのは
スーパーホテル釧路天然温泉のウエルカムバー
これはホテルのウェルカムラウンジ(ようは朝食会場)を開放し、いくつもの種類のお飲み物を無料で提供しているというもの
ただしその営業時間は通常18:00~21:00なんですが、何故かここ釧路天然温泉は15:00からと言った気前の良さで行われていました
そう今回も釧路での宿はここ数年お気に入りのスーパーホテル釧路天然温泉にしました
 

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お気に入りとしているのは
ホテルの名になっているように
「丹頂の湯」と名付けられた大浴場があるというもの
やはり手足を伸ばして入れる風呂は旅の疲れを癒してくれます
特にこの日は400kmを超えるドライブ
ホテルでチェックインを済ませるや否やまずは入浴
その後、このウエルカムバーで福司をいただきます
 

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(スーパーホテル釧路天然温泉HPより拝借)
 

あとこのホテルが良いのは朝食が充実している事
自慢のパンの棚にはオーガニック原料のオリジナルパン「BIO ロール」もありました
この有機農法による原材料で製造された無添加のロールパンなんだとか
 

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ビュッフェには釧路名物の「ザンギ」ももちろんあります
そう鶏の唐揚げの事を道産子はザンギと呼んでいます
その発祥は釧路にある小さな焼鳥屋「鳥松」なんです
そう地元ならではの料理が並ぶのもスーパーホテルの良いところ
 

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北海道のソウルドリンク「カツゲン」もビュッフェには並んでいました
このカツゲン、北海道以外では販売されていないため 「北海道に来ないと飲めない」という、レアな飲み物なんです
 

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そのほか、だし茶漬けにヨーグルトや
スープカレーなどが並んでいました
 

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ということでこの日もあちこち回って昼飯の時間がないため
朝飯をしっかりととらせていただきました
 

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道東2日目
朝一で魚屋さん(釧乃助)がやっている水族館「くしろ水族館ぷくぷく」を訪ね
美味しそうな魚を眺めて来ました
 

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入ってすぐのホールにはこの施設の2階を貫いた非常に大きな水槽が備えられています
ちなみにこれは水族館の外にある水槽です
 

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そんな水槽を覗くと
ナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)が泳いでいました
 

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そうここは水族館にしては珍しく
道東で最大級の水産加工会社「笹谷商店」が経営している、「釧之助」の複合ビルに同居した水族館
1階は地元の鮮魚を扱う直売店になっていました
 

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「くしろ水族館ぷくぷく」の入り口は2階に上がったところにあります
 

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魚屋さん(釧乃助)がやっている水族館ってこともあるのでしょう
大きな円型の水槽の中を釧路の海の魚たちが回遊しています
 


 

もちろん水族館らしいものも展示されています
例えばこの「ラインドシーホース」
まぁタツノオトシゴと言ったほうがわかりやすいですね
このタツノオトシゴ、オスが子どもを産むという珍しい生物です
この辺りは2年ほど前にタツノオトシゴ飼育種日本一の「伊勢シーパラダイス」で勉強してきました
 

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そしてこの水族館の主「ウツボ」
開館当時からいるそうです
このウツボは四国辺りではよく食べるのだそうで、私も高知のひろめ市場で「うつぼ唐揚」をいただきましたが、その見た目とは裏腹に美味しかった記憶があります
同じ水槽にエレガントなハナミノカサゴやフグの姿もありました
 

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続いて「ピラニアナッテリー」
展示物に動物の頭蓋骨がそれらしく展示に加えられていますが
そんな獰猛なイメージとは真逆の、とっても臆病な性格の魚なんだとか
そして現地ではよく食べられる白身魚で刺身にすると淡白な味で美味しいのだとか
私も南米に行く機会があればぜひ食べてみたい魚です
 

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「アカマツカサ」
沖縄の水産市場などで多く流通している魚で
赤くて松ぼっくりのようなうろこを持った魚ということで名付けられています
 

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赤く茹でたものを見る機会が多い「ホッカイシマエビ」、正式名称はホッカイエビというそうです
尾岱沼での打瀬舟北海シマエビ漁が有名です
 

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水槽で優雅に舞っている「タコクラゲ」 
 


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世界最大のタコ
「ミズダコ」
食べるのは好きですが、海でこんな大きなものには出会いたくはないものです
 


 

最後にドクターフィッシュに手の角質を食べていただき
水族館を後にします
 

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鶴居村鶴見台を舞うタンチョウ

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今年度北海道が行ったタンチョウ越冬分布調査で確認された1329羽(前年同期比24羽増)という数のタンチョウ
そのうち釧路管内には9割が集中しているとの話ですが
その通りのようで、この日伺った鶴居村にある二大給餌場の一つ「鶴見台」にはタンチョウが烏のようにうじゃうじゃおりました
さすがは「鶴が居る村」、転じて鶴居村となったと言われているだけあります
 

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鶴見台は昭和30年代初期、「鶴のおばあちゃん」として親しまれた故・渡部トメさんによる給餌活動が草分けとなり、当時20数羽ほどだったタンチョウが現在では200羽を超えるまでに拡大した一大飛来地です
私が伺った2月下旬には千羽鶴までとはいきませんが、タンチョウがうじゃうじゃおりました
 

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さて真っ白な羽のタンチョウに交じり灰一点のツルが1羽いますが
これは別段幼鳥というわけではなく、日本ではめったに見られない渡り鳥「カナダヅル」というツルだそうで
その名の通り主にカナダなど北米やシベリアで繁殖するツルで、鶴居での確認は2010年9月以来13年ぶりなんだとか
 

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タンチョウの幼鳥も数羽おりました
頭の毛がまだ灰色なのですぐに見分けがつきました
そうそうタンチョウの特徴である頭の赤い部分は実は羽毛ではなく皮膚が裸出し、細かな肉瘤の血の色が見えているからなんだとか
ちなみに頭がつるつるにはげていることを「つるっ禿」といったりしますが、これはツルの頭がその語源だそうです
 

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そんな幼鳥を親鳥は幼鳥を突っついて大空に促そうとする・・・なんて話を
私の隣にいた観光客と一緒にいたガイドさんらしき方が話していました
(もちろん聞き耳はたてていましたが)
 


標識(足環)をつけた若いタンチョウの姿も目にしました
生まれて2ヶ月ほどの飛べない雛を調査者が取り囲んで捕まえ,標識を付けるのだそうです
鳥類標識調査(バンディング)のためとはいえ大変な作業ですね
タンチョウも見ていて少し物悲しく感じます
けれど鳥インフルなどの脅威もあることですし、絶滅危惧種に指定されている限り仕方のないことですね
 

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最後に鶴の一声を聴き鶴居村鶴見台を後にします
 

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鶴居村のノーザンビレッジホテルTAITOにやってきました
ここに来たわけは鶴居村の名物であるナチュラルチーズの取扱店だったためです
 

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そんな鶴居村の名物ナチュラルチーズ
人口2,600人と小さくそして酪農の村である自然豊かな鶴居村には
乳牛約1000頭を飼養するメガファーム「伊藤デイリー」をはじめ、法人化され大規模経営により近代化されたホルスタイン飼育を行っている牧場が多々あります
鶴居ナチュラルチーズはそんな鶴居の牛たちから搾られた良質の生乳を贅沢に使ううえ
鶴居村(行政)が主導して作られたチーズ工房「酪楽館」でヨーロッパの酪農王国・デンマークに渡りチーズの理論と技術を学んできた技師・片山晶さんが造るナチュラルチーズ
美味しくないはずが有りません
ホテルのレストラン前にある物販コーナーでは
そんな鶴居名産のナチュラルチーズが売られていました
 

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購入したのは「鶴居シルバーラベル」
熟成期間は80日以上といった
柔らかな食感が絶妙なバランスのセミハードタイプのナチュラルチーズ
しかも村民還元「鶴居チーズ」といった安価なもの
今宵泊まるホテルでもう一つの鶴居名産のクラフトビールとともにいただくため一つ買っていくことに
  

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ナチュラルチーズと並ぶ鶴居村の名産品クラフトビール
 

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そう鶴居村には2022年9月、新しいブルワリー「Brasserie Knot(ブラッスリー・ノット)」が誕生
出来てまだ2年も経っていませんが、今やふるさと納税の返礼品にもなっているようです
そんな鶴居のブラッセリー・ノットを今回訪問してきました
  

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ブラッセリー・ノットは
廃校となった鶴居の茂雪裡小学校を利用
教室などは授業をやっていたそのままに残されています
 

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ビールの醸造所は小学校の体育館を再利用
 

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4000リットルの真新しい貯酒タンクが10本並んでいるのが自由見学通路から見て取れます
ビール好きにはなかなか壮観な眺めです
ちなみに代表である植竹大海氏は醸造アドバイザーとしてブルワリー開業のコンサルティングも手掛けているそうです
 

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通路の奥には直売所が有り
ここで今晩呑むビールを購入させていただきます
 

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そんな直売所の奥にはビールのタップがずらりと並んでいます
しかもタップのレバーはエゾシカの角

 

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メニューを見るとオリジナルグラウラーで樽出しビールを持ち帰ることもできるようです
もちろん試飲もできるとのことで、山幸を使ったクラフトビールを試飲
 

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ということで今日の宿での晩酌用に
そんな「山幸」 フルーツ IPAと
道東地域限定販売「DOTO」ベルジャンIPAを数本買っていくことに
 

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ちなみに直売所は階段で少し上がったところに有りましたが
それは体育館の舞台が有ったところを改装したからで
直売所の外には体育館の舞台が有ったころのPA装置がそのまま残されていました
 

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冬の湿原カヌーを予定していた塘路湖の最寄り駅である塘路駅にやってきました
たまたまですが、北海道の冬の風物詩SL冬の湿原号がその塘路駅にやってくるとのことで急遽撮り鉄することに
ただし現在とある事情により一世代前のデジイチ(NIKONのD50)しか所有していません
まぁ撮れないことはないだろうと塘路駅の少し離れた高台から撮影
とこんな具合に撮影しましたが、やはり素人
折角のSL冬の湿原号にしっかりと電線が絡んでしまいました
   

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ただスマホで撮影した動画は我ながら迫力ある映像が撮影できました
これからは「スマホ撮り鉄」を名乗ろうかと思います
 


 

ちなみにそのSL冬の湿原号ですが、SLの機関車だけではなくノロッコ号塗装のディーゼル車(DE10-1661)とセットでプッシュプル運転で営業していました
これは動力的に足りないのか、終着駅における機回し作業の手間が省くためなのか
この時はわかりませんでした
  

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塘路駅から発車するSL冬の湿原号を牽く蒸気機関車C11形171号機の牽引も迫力満点
機関士のサービスなのいか黒煙を黙々と上げて出発してくれました
いい絵が撮れて満足満足
 


 

それにしても最近過激なマナー違反が何かと問題となる「撮り鉄」ですが、写真の質よりもマナーを守って、安全に撮影していきたいものです
にしてもいくら20年近く前のカメラ機材ではいくらなんでも古すぎた
やはりフルサイズが欲しくなってきました
  

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たまたま古いカヌーをオークションで売った縁で知ったレイクサイドとうろの土佐武社長
今回せっかく釧路まで来ていることから、そんな社長が主催する冬の釧路湿原のカヌーツアーに参加することにしました
 

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このレイクサイドとうろは1991年に釧路湿原の東端にある塘路湖を拠点にカヌーツアーをはじめとした各種アウトドア体験ツアーを企画・実施している老舗のアウトドアツアー会社で
NHKの「プロジェクトX~挑戦者たち」や「ブラタモリ~釧路湿原世界に誇る釧路湿原の凄さとは?~」で撮影協力したそうで
特に昔懐かしい番組プロジェクトX~挑戦者たち~では
2003年6月17日放送の「釧路湿原 カムイの鳥舞え」の回で撮影協力したようで、
記念写真には膳場貴子さんや国井雅比古さんが写っていました
私自身もアウトドア雑誌「BE-PAL」で紹介されていて読んだ記憶があります
 

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ちなみに「レイクサイドとうろ」では
釧路川カヌーツーリングにみならず、4代にわたりここ塘路湖でワカサギ漁師をしていることからか
ワカサギ釣りのプログラムなどのアウトドアプログラムがあったりもしました
 

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お店に掲げられている著名人の中には
あのマンガ「ウッシーとの日々」の著者、はた万次郎も来られていましたが
私が好きな北海道出身の漫画家だけにビックリでした
ちなみに、はた万次郎氏はまだ執筆しているのでしょうか?
  

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カヌーは塘路湖冬の釧路湿原のカヌーツアーの岸辺のファミリーカヌー発着所から出発して
釧路川支流のアレキナイ川を釧路川合流地点まで片道3キロを往復する川下り&川のぼり
ちなみに「塘路湖」は釧路湿原にある湖の中で最も大きい湖
当日も冬の風物詩、氷上わかさぎ釣りのテントの多く見られました
 

 
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さて乗り込むカヌーは安定性の高い大型カヌーで冬のカヌーでしたが安心です
ちなみにレイクサイドとうろには
北海道認定アウトドアガイド(カヌー)資格保持者が在籍しているようですが
今回は社長自らのパドル捌きと、湿原の丁寧な解説をいただき
さらに安心感が増し、その上興味ある話を色々聞かせてもらいました
 

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アレキナイ川は塘路湖から釧路川本流に合流する川で
緩やかな流れということで凍り付いた川面も見せてくれました
ただ川を取り巻く釧路湿原で野生の動物達との出会いが有るのを期待しましたが
岸辺に立ち寄っただろう野生動物たちの痕跡を見つけるだけに終わりました
 

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それでも冬の釧路湿原のカヌーツアーでは様々な鳥たちと出逢いました
例えば塘路湖付近一帯に立っているのは杭ではなくアオサギ
 

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私ども同様に釧路湿原の野生動物を狙うトンビ
 

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そうそうびっくりしたのが、オオワシとカラス2匹と空中戦
やはりカラスは賢い、あの空の王者たるオオワシを複数のカラスでやり込める様子を目撃しました
 

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巣作りの最中なのか、小枝を抱えて飛ぶオオワシを2羽のカラスが連携して狙う姿が印象的でした
ちなみに地元の方にはお馴染みの風景のようでカラスは1匹でかなわなければ2羽、それでもかなわなければ3羽で攻撃する様をいつも眺めているそうです
  

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そしてカヌーツアー途中、釧路川の合流地点で
何か列車の音を聴いたのか、ここで立ち止まりしばし待っていると
普段ならJR花咲線(釧路〜根室間)で運行している「ルパン三世ラッピングトレイン」
これは花咲線の沿線に所在する浜中町出身のモンキー・パンチ氏の代表作「ルパン三世」をモチーフとした列車なのですが
丁度通過と言うよりも土佐社長が汽笛を聞いてもうすぐ通りかかるとのことで少し待っていたところ
ここでも撮り鉄を行うことが出来ました
 

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てなわけで大型カヌーと土佐社長のカヌーイングで
冬の釧路湿原のカヌーツアーを体験でき感謝です

釧路湿原の冬のカヌーを楽しんだ後は
タンチョウの来る駅「かやぬま」にやってきました
 

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タンチョウの来る駅の名の通りこのかやぬま駅にはタンチョウがいて
線路周辺を我が物顔で闊歩しておりました
 

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そんなかやぬま駅にやってきたわけは
塘路湖から釧路湿原の中を流れるアレキナイ川のカヌーツアーに行く前に
釧路からやってきたSL冬の湿原号を塘路駅で激写
撮り鉄を楽しんだのですが
ちょうどカヌーのあと標茶から折り返してきたSL冬の湿原号がやってくるということで
かやぬま駅で待っていました
SL冬の湿原号は予定通りかやぬま駅に到着
ここでも撮り鉄いたしますが、なんだか塘路駅に来た時と印象が違うようです
そう標茶で折り返した際に蒸気機関車であるC11は転車台(ターンテーブル)がないため
俗にいうところの「逆機」の状態での運航のようでした
 

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ということで冬の湿原号を写すのには下りが良いです
何故なら上りは蒸気機関車が後ろ向き
バックしながらの運行となるからです
まぁレアな映像と言えばレアなんですけどね
 


そう標茶から釧路へののぼりは蒸気機関車C11形171号機とノロッコ号塗装のディーゼル車(DE10-1661)の重連による牽引で釧路駅~標茶駅間を釧路湿原を背景に走り抜けるようです
SL冬の湿原号が運行される釧網線はわりと平坦なんですが客車が多いためか
信頼性なのかやはりこうした重連での運行が必要なようです


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今年で23年目を迎える
北海道の冬の風物詩「SL湿原号」
今回は残念ながら乗り鉄はできませんでしたが、たっぷりと撮り鉄を楽しみました
惜しむらくはまともなデジイチが必要でした
今年は海外を含め色々伺う事ですし
なにか手に入れねばならないようです
  

インターネットが普及する前にあったサービス
「パソコン通信」
1980年代後半から1990年代後半まで
そうOSのWindows95によりインターネットが普及するまでの間、全国のユーザーが情報交換の場として使われていました
私が参加していたのはそんなパソコン通信の一つニフティサーブのフォーラムの一つ
「F-CAMP」
キャンプを中心とした話題で年中盛り上がっていましたし、のちに「オフミ」と呼ばれる集まりで多くのキャンプ仲間を作ることが出来ました
そんな時代からパソコンで情報交換していた人々ですから、パソコンに精通している方が多く
パソコン通信が終了したあとも、嬉しいことに一部の人々とはインターネットでつながり続けています
 

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当時パソコン通信ではFacebookのような本名での参加ではなくハンドルと呼ばれるニックネームでの参加でした
そんなパソコン通信時代に「タケ」さんのハンドルで参加していた方が、ペンション「きらの宿すばる」を経営しているとの事で、今回結婚35周年を迎えるにあたって記念に宿泊することとしました(ちなみに私はと言うとシンプルに「おおたに」でした)
 

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摩周湖と屈斜路湖の間の弟子屈の美留和の森の中
Wi-Fiは有っても電波が弱く、スマホの利用は難しいうえ
テレビも無いので、どちらかというと不便な地にロケーションされていますが
 

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リビングの薪ストーブは暖かくゆったりとした時間が流れ
普段とは違った時を忘れる一夜が堪能できました
 

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確かにテレビはないのですが代わりにリビングからは
美留和の森の木々を住処野鳥たちは、しばしば訪れてくれ
 

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私が見た訪問者はアカゲラだったり
  

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エゾリス等が、結構至近距離でこのリビングから見ることが出来ました
 

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宿泊する部屋はシンプル
今回、ベッドが2つのツインルームがあてがわれ
 

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天窓のあるソファーからは星空が見て取れました
 

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お風呂は貸し切り可能な天然温泉かけ流しの湯
 

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露天風呂も24時間かけ流し
そのうえ朝には露天風呂にダイヤモンドダストが降ったりもしました
 

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天然温泉でひとっ風呂浴びた後は
リビングに置かれた漫画を読みつつ
 

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先程鶴居のブラッセリー・ノットで購入したクラフトビールと晩餐用の日本酒を持ち込み料を払って冷蔵庫で冷やしてもらっていましたが
ここで風呂上がりの贅沢なクラフトビールを頂きました
 

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そうそうリビングにはオーナーであるタケさんが
SSTR サンライズ・サンセット・ツーリングラリーに参加しゴールした時の写真が誇らしげに掲げられていました
タケさんもバイク好きで、この宿を訪れるバイカーも多いとの事
バイクの車庫も用意してるとの事で
次回は是非バイク訪れたい宿です


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宿泊施設を備えたレストラン「オーベルジュ」
お酒ととも料理を味わえるオーベルジュは、食事を楽しんだ後はすぐに客室へ戻り
そのまま休むことができるという気楽さが魅力の宿です
今回宿泊した弟子屈美留和にある「きらの宿すばる」はそんなオーベルジュといってもよい、食事が魅力の宿でした
 

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温かみのある火を暖炉の見ながらの晩餐は
地元道東の食材をふんだんに使った本格的なフルコース料理でした
 

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もちろんそれらはお酒によく合う料理ばかり
ちなみに合わせるのはワインではなく、持ち込み料を支払い持ち込ませていただいた
「飲まさるお酒」たる
上川大雪酒造緑丘蔵の純米大吟醸
今回は35%精米と40%精米の飲み比べを行いました
 

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メニューにも道産の食材がずらり並びます
 

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まずは北海道を代表する2つの食材で作った
「じゃが芋と帆立貝のサラダ」
特に帆立貝は、中国の輸入停止で一気に危機的状況となっているだけに
生産者のためにも皆で消費したい食材です
 

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「オニオンスープ」
降水量が少なく、季節により1日の寒暖差が大きい気候である道東は玉ねぎの一大産地
特に近郊の北見はたまねぎの生産量が日本一だったりします
 

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「釧路産白身魚の洋風煮込バスク風」
 

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「厚岸産牡蠣の酒蒸し」
 

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厚岸産牡蠣は
山や湿原の養分を含んだ淡水の川と太平洋の海水が混ざる厚岸湖で養殖されますが
厚岸湖は低水温のため、成長が遅く一年中食べることが出来ると言う産地です
しかも大ぶりな牡蠣が多く、プリップリでコクがあるのに加え甘くてまろやか
これが日本酒に合わないわけが有りません


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メインは 「摩周ポークのグリル ナッツとともに」
摩周ポーク弟子屈町が誇るブランド豚
 

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添えられているご飯は女将生家のななつぼし
(北海道鷹栖町産米)
美味しいんでついついお替りしちゃいました


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女将手製シフォンケーキで〆
みな素晴らしく美味しかった
ごちそうさまでした
 

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食事の後は宿のオーナーのタケさん(パソコン通信時代のハンドル)と上川大雪酒造の純米大吟醸を飲みながらしばし歓談
 

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合わせたのはおそらくは白糠酪恵舎のカマンベール
これも美味しくいただかせて貰いました

 

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「きらの宿すばる」での2日目の朝は
日の出と共に宿から、オーナーのタケさんの案内のもと
美留和の森をスノーシューでトレッキング
 

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雪原のトレッキングに使うのは使うのは
スノーシュー業界のパイオニア「タブス(tubbs)」のスノーシュー
思えばスノーシューは2007年に
「山形蔵王樹氷ハイク」使って以来17年ぶりです
 

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スノートレッキングでは
水分を含んだ霧が、木々に着氷した樹氷を見たり
 

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絶えず湧き出る湧き水のため
冬でも凍らない小川で霧氷が見たりしました
 

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氷の結晶とも思える様な見事な霧氷があちこちに咲いています
ガイドさんがいなければこうした風景って見逃しがちです


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他には、まるで森のオブジェのような、スズメバチの巣や


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蝦夷鹿の糞
特徴的な丸い糞は草食動物のため腸も長く
便に含まれる水分量が少なくなるためと言われています
ちなみに草食動物は糞をしているときでも肉食動物に襲われる可能性があります
逃げるとき豆状の糞だとて、途切れるので逃げ易くなることから丸くなったという説があり
私はこの説を信じております


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蝦夷鹿のキャンプ地跡を眺めたりするなど、こんな感じでガイドを交えスノーシューで美留和の森を1時間ほど彷徨いました
 

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早朝に美留和の森をスノーシューでトレッキングしたあとは
かけ流しの天然露天風呂で冷え切った身体を温めます
さすがにこの日の朝は寒かったようで、露天風呂の蒸気が氷ったのか?ダイヤモンドダストが舞っていました


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朝風呂で人心地着いたら
次は朝飯
この日は和を感じる朝定食でした
ご飯はもちろん、女将生家のななつぼし(北海道鷹栖町産米)
あまりに美味しいんでついついお替りしちゃいます
  

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ちなみに、朝食をとっているのは私どもだけではなく
窓の外を見るとちょうどエゾリスがひまわりの種を食べているところでした
 

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朝食の大皿には9品もの料理が並んでいました
朝からの御馳走ありがとうございます
私どもが森を彷徨う間に女将が用意してくれたようです

朝飯を食べたら帰路も長旅なんで早々にチェックアウトさせてもらいましたが
テレビのない宿で露天風呂も良かったですし
料理もみな美味しかった
感謝感謝です
今度はバイクを駆ってまた伺いたいものです
 

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とこんな感じで結婚35周年をパソコン通信仲間の宿で過ごした後は
滝川のマンションに舞い戻り
土産に買った鶴居のブラッセリー・ノットでクラフトビールと
「酪楽館」の鶴居ナチュラルチーズで釧路・弟子屈の旅を締めくくりました
 

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