伊勢神宮のお膝元にあるクラフトビールメーカー
「伊勢角屋麦酒」
昨年のゴールデンウイークも同様に伊勢神宮を訪れた際にも、「おはらい町」を散策
伊勢角屋麦酒内宮前店に寄らせていただき、クラフトビールを朝から堪能いたしました
今回は伊勢角屋麦酒 神久工場に併設する店舗を訪問
ここを訪れたのには訳が有ります
そんな伊勢角屋麦酒ではなんと酒蔵見学が可能という事で
一人600円の試食試飲付き有料の酒蔵見学をあらかじめ予約したうえ、今回伺うことに
酒蔵見学はまずは伊勢の味「角屋」の歴史から
伊勢角屋麦酒 神久工場に併設する店舗の前には
創業1575年の二軒茶屋餅があります・・・がここは後で立ち寄る事に
その二軒茶屋餅
伊勢神宮参拝のために、伊勢湾から勢田川をさかのぼる海路の乗降場に「角屋」の商号で、きな粉餅を販売する茶店を創業したのが始まりなんだそうです
川沿いの旧砂糖蔵だったところを改装した角屋444年の歴史の品々が保管されている資料館
伊勢まちかど博物館「かどや民具館」
餅屋なので当然あるのが、餅つき機
私の母方の実家もお菓子屋だったので、何だか懐かしく感じる機械です
昔の商家にあるこの格子状の家具「結界」
時代劇では番頭さんがここに座って算盤をはじいているのをよく見るかと思います
ここ二軒茶屋餅の商売はかなり上手くいっていたのでしょう
その頃はかなりの贅沢品だった「電話機」が有りました
これにはハンドルが付いていますが、その昔電話は直接相手を呼び出すのではなく
まずはこのハンドルを回し電話交換手を呼び出し、交換手に電話番号を告げ繋いでもらう
そんな時代の電話機です
隣にあるラベルが、このあと訪問する蔵で造られた醤油の瓶に貼られたラベルのようです
今でもこの商標は伊勢角屋麦酒で使われています
続いて連れられてきたのが、伊勢で444年続く茶店の名物餅「二軒茶屋餅」
こしあんをお餅で包み、きな粉をまぶしたシンプルな味
伊勢茶と合わせ美味しくいただきました
続いて「角屋味噌溜まり蔵」へ
ここは大正12年創業
杉樽を使い(もっとも昔はこれしかなかった)天然熟成で豆味噌、醤油を製造していた
いやもとい今でも製造は続けています
ということでもともとは醤油蔵だっただけだけあり、麹の発酵についてはプロ集団
地ビールの時代から現在のクラフトビール流行りまで生き残った理由が、そこに有るのかも知れません
蔵には大豆蒸しの工程で使う、大きな鉄製の釜
これもまた現役だそうです
諸味を圧力をかけ絞って醤油(生揚)にする機械
日本酒ていうところの「ふね」ですね
続いて地ビール工房「伊勢角屋麦酒 神久工場」
ガラス越しに醸造設備を見学いたしました
最後に伊勢角屋麦酒店内で試飲
試飲するビールは販売の為、冷蔵庫で冷やされたもの
世界大会金賞を受賞するなどしているクラフトビールが冷蔵庫で出番を待っています
ということで蔵見学後の試飲には、『NEKO NIKO(ねこにひき)』と『90s.Scotch Ale』
三重の銘酒を醸す清水清三郎商店の『作』の酒粕と、酒米「神の穂」を使用した濁りのあるIPA『ZAKU』
それとあのブルーボトルコーヒーとのコラボ商品「ブルーボトルコーヒーペールエール」を追加を美味しくいただきました
特に気にったのが『NEKO NIKO(ねこにひき)』
アメリカのカルミネーションブルーイングとのコラボレーション醸造によって誕生したビール
ポスターまで作られているようです
ちなみに昨年はここ伊勢角屋麦酒も新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け、窮地に立たされたようです
非常事態宣言が出た都市部の飲食店さんを中心の販売がゼロになったうえ
伊勢神宮周辺・伊勢志摩全域や熊野古道周辺で販売していましたが観光地であるため全く注文がなくなってしまったのだそうです
店頭では賞味期限の近い、神都麦酒(瓶)と熊野古道麦酒(瓶)が売られていましたが
本来なら 24本入り1箱が10,032円のところなんと4,000円で販売されていました、北海道まではさすがに無料とはいきませんがそれぞれ300円で配送してくれるとのことで、2箱48本を大人買いし
帰宅した後たっぷり楽しませてもらいました
そうそうここ二軒茶屋餅では醤油も売っているので、帰ったら伊勢うどんを再現しようと伊勢うどん用のタレも購入しました
まぁそのくらい伊勢うどんが気に入ったと言うのが本音なんですけどね
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