2020年10月アーカイブ

特等席で高千穂神社夜神楽を見学

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『鎮守社から神様をお迎えし、夜を徹して三十三番を奉納する、高千穂の夜神楽』
国の重要無形民俗文化財に指定されています
ただその夜神楽を見たくても開催される期間は限られますし、夜を徹し舞う夜神楽を観光のついでに見るのは少し無理があります
そんな観光客用に夜神楽の一部を抜粋した「高千穂神楽」を高千穂神社の神楽殿では365日毎晩、奉納しているとのことでした
 

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ただしいつもとは違い、今年は新型コロナウイルスが猛威をふるっていたため
ソーシャルディスタンスを保つ意味で新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、入場者は普段より抑えた80名
しかも先着順とのことでしたので早めに高千穂神社の神楽殿に伺っていました
 

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おかげでなんと一番に入場でき
舞台正面の目の前の席で神楽の奉納を楽しむことに
 

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まず始まったのが
「手力雄の舞」
天の岩戸伝説の中に登場する怪力の手力雄命が、天照大神が身を隠して引きこもった天の岩屋の場所を見つけ出すために、耳を澄ませて手掛かりになる音に耳を傾けたり、思案しながら、鈴と御幣を手にして天岩屋を探し当てる姿を表した舞
 

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続いて
「鈿女の舞」
鈿女命が天の岩戸に身を隠して引きこもった天照大神を外へ誘い出そうとする姿を表した舞
 

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そしてメインイベントとも思える
「戸取の舞」
天の岩戸伝説で、天照大神が神々の誘いに乗ってついに岩戸を少し開けて身を乗り出してきた隙に、怪力の手力雄命が渾身の力を込めて岩戸を取り外す、力強く豪快な舞


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こいつは動画でも撮ってみました
 


 

最後に
「御神体の舞」
イザナギノミコトとイザナミノミコトの夫婦神が、その年に穫れた穀物を使って仲睦まじくお酒を作って神前に奉納する姿を表した舞
を見て終了
 

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終わって外に出るときには、2回目の夜神楽を見るための客が大勢並んでおり
早めに来てよかったと胸をなでおろすことに
ただ2回目の夜神楽は夜の9時過ぎに始まり、終わるのは夜の10時過ぎ
高千穂に宿泊する観光客は良いとしても、私のような宮崎県の隣である大分県湯布院に舞い戻る方は多分まれでしょう
もっともそのために早めに高千穂神社に来ていたのですが・・・・
 

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高千穂からの帰り道、ナビとこの手力雄とウズメに騙され、迷い込んだ祖母山を超える県道8号線
車一台がやっとの九十九折の道路
しかも木や草が道路に覆い被さるうえ、所々舗装が切れる悪路をやっとの思いで抜けてきました
ただし悪いことばかりではなく、あちらこちらで祖母山の野生動物たちとも出会いました
もしかしてこれはナビのお導き?
 

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たどり着いた湯布院らんぷの宿に着いたのは、深夜の11時
露天風呂につかり今日の疲れを癒し
 

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コンビニ飯と姫泉酒造「無濾過御幣」ワンカップで湯布院の2日目を締めくくります
 

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昨日は高千穂から深夜にらんぷの宿に帰宅、就寝は遅くなりましたが
いつもの癖で朝早くに起きてしまったことから、また朝から活動開始
レンタカーに乗り込み日本百名道のひとつ「やまなみハイウェイ」を走り湯布院から車で10分足らず
阿蘇くじょう国立公園の狭霧台駐車場へやってきました
ここには湯布院の絶景を一望できる展望台があり、ここでコンビニで買ったパンで朝食にします
 

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その後向かったのが
本日のお目当であるは大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
 

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ほぼ開園と同時の9時過ぎに入園します
玄関先には大分マリーンパレスうみたまごの看板娘ミナミアメリカオットセイが呼び込みをしていました
 


 

入園してすぐ迎えてくれたのが
アロハを着てマスクをしたアザラシ
 
 
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そして目の前に広がる豊後水道に生息する魚介類
関サバに関アジの水槽
そう今回ここを訪れたのが7月下旬でしたが、冬季間であれば必ず食べただろう
マアジとマサバが食べられずに泳いでいました
 

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さて私自身ここ大分マリーンパレス水族館「うみたまご」は
いつかは訪れたい水族館NO1
そのわけはここの目玉たるメイン水槽「大回遊水槽」マーメイドホール
1850tの容量を誇るこの日プラ株式会社製のアクリルの水槽にはなんと90種類、1500尾の魚たちが泳いでいます
えっ日プラ株式会社製のアクリルの水槽ってジンベイザメが泳ぐ沖縄の美ら海水族館「黒潮の海」や大阪・海遊館や旭山動物園の白クマ舎にもあるんじゃないのと思われますが
実は今から50年以上昔に世界で初めてこの形を作ったのが「うみたまご」で前述の水槽はここのパクリだったりもします
元祖ともいえるこの水槽が以前から気になっていましたが、ようやく今回訪れることが出来ました
 

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水深は8mもあるアクリル水槽は、2フロアを突き抜くようにそびえ立っていますが
その中には・・・・


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成長すると体重が200kgとなるタマカイ
その後ろにはこっそりとアカシュモクザメが泳いでいたり
 

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テンジクザメ目科のオオセが寝ていたりします
 

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海のギャングともいわれている
巨大なニセゴイシウツボが見られたりしました
 

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熱帯エリアでは人気の魚がカクレクマノミ
 

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そしてサンゴ水槽の主役
ナポレオンフィッシュ
 

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他には水族館にはかならず居るアマゾン川の巨大魚ピラルク
私自身は開高健の小説「オーパ」の初の獲物と言ったイメージが強くあります
 

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ここうみたまごで見たレアなシーンがコレ
アザラシの健康診断
採血はこんなにも大変だというのを見せてもらいました
 

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暑くて遠慮したかったのですが、屋外のプールに行ったところ
イルカのパフォーマンスが始まる少し前
 

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同じく屋外には
別府湾と一体となったインフニティプールのような美しい水槽に、ボラやマアジが泳いでいて
触ることも可能なんだとか
 

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海獣であるセイウチは上から見るとこんな感じですが
 


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水槽から見ると・・・
 

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優雅に泳ぐセイウチに癒されたりもしましたが
 


 

ゆっくり見る時間もないほど予定が詰まっていたりもしましたので
残念ながら40分ほどの滞在で水族館を堪能し、次の目的地を目指します

由布院鶏の炭火やき「高天原」

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大分マリーンパレス水族館「うみたまご」での鑑賞を早めに切り上げやって来たのは
由布岳の登山口近くの長閑な山の中にポツンとある由布院鶏の炭火やき「高天原」
キャンプ仲間で地元のYさんお勧めということでやってきました
ただしこのお店、もともとの任意に加え昨年TBS系のテレビ番組「櫻井・有吉 THE夜会」で紹介されたこともあり混雑必死のお店でもありました

そんなわけで開店時間の1時間近く前にやって来たのですが
高天原構内の入口に鎖がかかっていて中には入れません
けれど連休と言うこともありすでに3台の車が並んでいました
 

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古民家を改修したような高天原ですが、既に40年以上も営業を続けられており、創業者である「お母さん」が現役で息子さんとともに2人で切り盛りされています

 

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店内も昭和初期を思わせますが
こんな所にもソーシャルディスタンス
席となるテーブルを減らして営業しているので、外にはたくさんのお客様が待たれています
いや~早めに来ていて良かった
 

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もとは床の間と思わせる場所には、古物商に並ぶようなものがずらり並びます
 
 
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さてテーブルに置かれているメニューを見ると
「鶏」「砂ズリ」「レバー」この3品のみ
あとは飲み物とご飯と味噌汁が有るだけです
 

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何を食べようか悩んでいると
年季の入った七輪には真っ赤に熾きた炭が運ばれてきました
そうここは炭火焼きの鶏を食すのがデフォルトのお店です
もっともここ湯布院のある大分は「チキン南蛮」で有名な隣の宮崎となら日本で一番鶏の消費が多い県なんです


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頼んだのは当然のように
秘伝タレ漬けした大ぶりの地鶏(2人前)
 

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それに砂ズリ(1人前)とレバー(1人前)
人気の地鷄は無論、生姜味が引き立つ砂ズリ
そして鮮度がいいのか、しっかりとした弾力のレバーを炭で炙ると、まさにそれはレバーペースト
バケットに載せて食べたら美味しいだろいな〜と思わせる炭火焼きを堪能
付け合わせの大ぶりの青南蛮は、今朝がた市場で目について仕入れたもので歯ごたえが良く美味しかった
 

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一緒に頼んだご飯は雑穀米
お味噌汁はお豆腐やワカメで具沢山
 

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これであとビールが飲めれば最高な焼き鳥を存分に堪能してまいりました
 

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お店のお母さんと会計の際、お話しさせていただきましたが、まだまだお元気な様子
また機会が有ればお邪魔いたします

タイトルにある「天領」とは江戸時代における江戸幕府の直轄地の俗称
江戸時代幕府直轄の城下町として栄えたのが「天領」で、今なお往時を偲ばせる古い建物や町並みが数多く残っているエリアになっていて
日田は「九州の小京都」とも呼ばれていて重要伝統的建築物群保存地区に指定されています
ところが新型コロナの影響でしょう、観光客は御覧の通りまばらでした
 

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特にここ日田豆田町の街並みは石レンガの道沿いに土塀白壁の建物が残り
由布院観光の定番「湯の坪街道」より重みがあるように感じますが、そのあたりは認知度の違いのように感んじました
 

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日田と言って我が家が立ち寄る定番となるのが、「日田醤油」
天皇献上の栄誉を賜った高級味噌醤油で、本物の醤油がここで購入できます
 

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「これ一本」を土産にすることに
 

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他にも大分県の最高峰!!皇室と首相が乗る政府専用機搭載中 ANAビジネスクラス採用10年目
の大分県 ぶんご銘醸の麦焼酎「むぎ 杜谷」が売られていたり
 

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日田はイチョウのまな板の名産地
とのことでまな板屋が有ったりもします
 

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専門店天然銘木楓ではイチョウのまな板も有りましたが、ここは端材が500円で販売されていたので檜の端材をキャンプのさいのまな板兼盛皿用に購入

 


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昨今のキャンプでは紙皿は論外としても、プラスチック皿でさえ駆逐され
こうした木の食器が流行っていたりするからです
たぶん店に方はこうした需要が有るのが気づいていないのでしょうね
 


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日田杉の名産物杉下駄屋さんにも立ち寄り
下駄を買っていくことに


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観光客が減少しているのか
そんな下駄が激安の100円で販売されていました
 

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ちなみに最近の下駄は底がラバー張りと言うことを知りました
 

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阿蘇くじゅう山系の北に位置し周囲を山々に囲まれる大分県日田市
「水郷日田」と呼ばれるほど豊富な水資源に恵まれていて水がおいしいことから、たくさんの酒蔵が集中しています
例えば大分の麦焼酎の代名詞「いいちこ日田醸造所」や寛政元年(1789年)創業の蔵元「老松酒造」
そして私の住む札幌を冠としたビール会社「サッポロビール九州日田工場」
もちろん日本酒の蔵もあります
それが豆田町の一角、花月川の一新橋近くにある高い煙突が目印の白壁瓦葺きの蔵が今回の目的地「薫長酒造」
江戸時代の元禄15年(1702年)に建てられた一番古い蔵をはじめ、
5棟の蔵がすべて建築当時のままで残っている全国的にも大変珍しい酒蔵群が見て取れます
 

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蔵元ショップの奥には杉玉がつるされていて、酒造の一部には酒造りの工程や昔の酒造りの様子をしることができる、「お酒の学習室」がありますが、新型コロナの影響かやってはいませんでした
 

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けれどここはすでに蔵の一部
大釜の上に甑を乗せ、これで米を蒸す
「こしき」による蒸しの器具(もしかしたら今は使われていないかもしれません)
 

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というのもその隣にはいかにも現役で使わているであろう
連続蒸米機と呼ばれるお米を蒸すベルトコンベア式の機械が鎮座していたからです
 

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ここに来た理由が「酒蔵資料館」
この斜度の高い階段を昇りますが、手前に松尾を祀る神棚が・・・
 

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ここ薫長酒造では
築190年の酒蔵の2階を酒蔵資料館として開放し
昭和30年頃まで実際に使われていた酒造りの道具などが展示されています
 

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まずはずらりと並ぶ、今でこそもっともポピュラーとなったホーロータンク
 

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ホーロータンクが普及されるまで当たり前のようにあった木桶
双その昔、酒蔵の桶はすべて木製でした
いまなおその木の香りが好きな酒好きのため木樽が重宝されるのだとか
手前に置かれる大きな下駄は
蒸米の中に足が埋もれないようにするための昔の人の知恵なんだそうです
 

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今、日本酒を絞る機器と言えば薮田のフネですが
この時代、酒袋を槽にたくさん積み重ねて圧をかけてしぼったのが一般的でした

そのほか、丸い桶はたぬきの顔の形に似ているため「たぬき」、口の一部がとがった桶はきつねの顔の形に似ていることから「きつね」と呼んでいた器具も展示されています
 

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他にも麹蓋にかきまぜ棒などの酒造り道具
タンクの温度を操作するパンプなどが並んでいて
日本酒の歴史を合間見てきました


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ちなみにこの「薫長酒造」
国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズにコラボしたことがあり
そちらでも有名だったかもしれません
 

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「下町のナポレオン」のキャッチフレーズで有名な、麦焼酎「いいちこ」
遠く離れた私の住む札幌でも麦焼酎の代表でもあるかのように酒屋の棚や居酒屋のドリンクメニューで見られる焼酎です
そういいちこは2003年から7年連続で日本国内での焼酎売上高では首位
その後、霧島酒造にその座を譲りましたが、今なお2位の座を死守している焼酎メーカーの一大ブランドです
そんないいちこ日田醸造所の工場見学が再開したと聞いてやってきました
工場に着くと、仮設の検問のようなところがあり守衛さんが駐車場の場所を案内してくれます
まずはここで受付しますが電話で予約をしていたので受付も丁寧でスムーズにすみました
 

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ガイドさんなしでの工場の見学ですが、案内ルートもしっかりしており分かりやすく設定されていました
そんな見学ルート冒頭には「玄麦」と「精麦」の現物が置かれ、大麦麹の説明書きがありました
芋焼酎に比べると、クセが少なくてすっきりと飲みやすい麦焼酎の原点がここにあるようです
 

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二次仕込み、大麦麹のみを使って醸す「全麹造り」
一次仕込みで完成した醪に蒸した大麦麹と水を加えてさらに発酵を促すのがこの部屋
 

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2次仕込みでできた醪を大きな蒸留機(ポットスチル)で蒸留しますが
ここでは「減圧法」と「常圧法」の二種類の蒸留方法で蒸留すのだとか
 


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ゆったりとした時間が流れる貯蔵庫
まずは樽貯蔵
 

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続いてホーロータンクによる貯蔵
3万7千リットルものホーロータンクがずらりと並んでいますが、ここで徹底的に管理され熟成された「長期貯蔵酒」も造られています
ちなみにこの貯蔵庫の床をはじめとした工場の清潔さ、セミプロの私から見ても流石といった感じです
このあたりの清潔さを保つ精神も、三和酒類さんの醸すいいちこの美味しさにつながっているのでしょうね
 

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そんな熟成酒もここで試飲できるようですが
新型コロナの影響でここはやっていませんでした
ちなみにここいいちこ日田蒸留所の工場見学で一番気になったのが、職業柄この工場の清潔さ
床のワックスのかかり具合などは惚れ惚れするほどでした
 

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工場建設時に発掘された葛原遺跡の復元された竪穴式住居が何故か展示
 

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さて工場見学が終わったら
お楽しみの試飲
 

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されど車で来ているので私は試飲できませんでした


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けれど気になったのはこの一本
「iichiko 40」
ラグビーボール型ボトル
 

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実際に買ったのは日田蒸留所で造られ限定販売されている
全麹常圧蒸留原酒 (44度)
全麹減圧蒸留原酒(44度)
長期熟成貯蔵酒(40度)
の3本セット
どこかのキャンプ場で試したいと思います
 

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ちなみにこのいいちこ日田蒸留所
ニッカウヰスキーの工場だった跡地に建てられたのだとか

おおいた豊後牛をBBQにして食す

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大正10年(1921年)大分県で育てられた種雄牛「千代山」号が全国畜産博覧会で1等賞を受賞
「牛は豊後が日本一」を掲げて銀座をパレードしたそうです
なかでも、大分県内で最も長く肥育された36ヵ月齢未満の黒毛和種のうち肉質等級2等級以上のものだけが「おおいた豊後牛」と呼ばれます
 

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(JA玖珠九重直販部)
 

そんな備後牛を購入しようとやってきたのは
スーパー種雄牛「糸福」の等身大の像が恭しく建てられている、玖珠町塚脇のAコープくす店

関西や九州各県で育てられるブランド牛
実はその素牛の生産地は玖珠町ということもあり
ここ玖珠町では備後牛の中でもさらにブランドの豊後玖珠牛が売られているからでした
 

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ということで購入したのは
豊後牛ランプステーキ
それに備後牛カルビ(半額シール付き)
宮崎県産のアユとブラックタイガー
 

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店舗で保存用の氷を分けてもらい、宿まで搬送
湯布院での宿「らんぷの宿」に舞い戻ったら・・・
 

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予めスタッフにBBQがしたい旨伝えておいたこともあり
宿に戻った時にはBBQセットを内庭に展開していただいていました
 

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そんなBBQコンロをよく見ると
なんとBBQ界の巨人と言われる「weber® ( ウェーバー)のオリジナルケトル」
「BBQを語るなら、ウエーバー抜きで語るなかれとも言われる」アメリカで60%ものシェアを誇るメーカーのスタンダードモデルです
このウェーバーのBBQグリルで炭をたっぷりと熾したら
まずはブラックタイガーに串をさし塩をたっぷり眩して試し焼き
 

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こうして旅先でBBQが出来るのもおつなものですね
 

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もちろん最初はビールでスタート
おそらくは先ほど行った日田のサッポロビールの工場で作られたもんなのでしょう
びっくりしたのはこのビールはランプの宿で一本150円で売られていたものです
トウキビを皮ごと炭火で焼いたものをつまみにいただくことに
 

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続いて宮崎県産のアユ
私の住む北海道にもアユは居ないこともないのですが、めったにお目に係れないことから
今回購入して塩焼きにしてみました
 

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するとどこからか匂いにつられたようで
ここの人気者の招き猫がそろそろと近づいてまいりました
 

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アユは多分養殖物と思い、はらわたを出して焼きましたが
鮮度は抜群、そんなことをしないで焼いたほうがよかったと思える一品でした
 

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このあたりでビールから焼酎に移行
合わせる酒は姫泉酒造の芋焼酎「御幣無濾過 夏茜」
姫泉酒造の真骨頂である無濾過仕上げが生きた
その名の通り、夏にあうさっぱりとした味の芋焼酎でした
 

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このあたりで備後牛に突入
まずは備後牛カルビ
炭火で焼いたら、天領日田で購入したヒノキの盛り皿に載せてみます


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続いて本日のメインディシュ
豊後牛ランプステーキ
アメリカンスタイルで蓋をして蒸し焼きにします
 

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レアでいただきましたが、とろけるような味わいのステーキを炭火焼で楽しむことが出来ました
これもすべて準備してくれた湯布院らんぷの宿のスタッフのおかげ
感謝感謝です
 

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さて居心地のよかった、湯布院らんぷの宿をチェックアウト
レンタカーで福岡空港を目指しますが、往路とは違い復路は立ち寄りたい場所があるので高速道路を使わず下道を進みます
そんな帰路の立ち寄りたい場所、甘木朝倉で見かけた看板がこれ
朝倉市健康福祉館「卑弥呼ロマンの湯」
えっ、なぜ甘木朝倉で卑弥呼なのでしょうか?
 

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そのわけは・・・・
甘木鉄道の終点甘木駅の改札を出た正面に建つ「日本発祥の地 卑弥呼の里 あまぎ」と刻まれた石碑とその説明書きに書かれていました
 

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石碑の説明書きにはここ甘木朝倉こそが邪馬台国があった場所であり
しかもあの魏志倭人伝に残る卑弥呼こそ、高天原を統べる主宰神で、皇祖神とされる「天照大神」であると仮説を立てられています
 

『邪馬台国論争は、古くは江戸時代からあるが、産能大教授安本美典先生他多くの学者は、高天原は邪馬台国で、それは甘木朝倉地方であり、邪馬台国の女王卑弥呼は天照大神であるとしている。この地方は、いたる所に貴重な遺跡が発見され「遺跡の宝庫」といわれている。特に福田台地とその周辺は国指定史跡小田茶臼塚古墳や、平成4年12月に発掘された平塚川添遺跡は邪馬台国時代の多重の環濠をもつ集落として、又、その当時の「クニ」の様子がうかがえると注目され、平成5年11月19日に国指定史跡となった。これらの遺跡からの出土品の数々は甘木歴史資料館に展示されており、古代の中国大陸や朝鮮半島との文化交流や、我が国における原始的国家形成の跡を無言のうちに象徴している。日本古代史研究者の中で注目を集めている邪馬台国東遷説は、大和朝廷の前身が九州にあった邪馬台国であろうとするものである。

甘木地方には三笠山・平群・三輪雲堤など、大和地方と共通の地名が、よく似た盆地状の地形の中に同じ位置関係で残されていることから、ここが大和の故地であると考えるのである。甘木朝倉地方には卑弥呼や神功皇后にかかわる伝承が数多く残されている。斉明天皇が朝倉に宮を置いたことも併せて、注目すべきことである。また、この地域を流れる安川(甘木川)は、高天原の川といわれる「天の安川」とも考えられており、その清流は今なお往古の「ロマン」をとどめている。

この地の豊かな歴史的遺産を顧み、「夢とロマンの邪馬台国」のシンボルとして、ここに「卑弥呼の里、あまぎ・あさくら」の碑を建立する。

寄贈
甘木商工会議所青年部』
 


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ちょっと長くはなりますが、その「卑弥呼の里 あまぎ・あさくら」の根拠となるのは
長い年月を経てその昔、甘木朝倉周辺にいた人々が大和地方に移住し昔棲んでいた愛着のある地名を付けたからこそ、その地名が一致しているという仮説は神武天皇の東遷に合わせるかのような民族の移動があり、大和朝廷となった
そう大和朝廷の元となったのが邪馬台国であり
その邪馬台国こそがここに有ったのだというこの仮説

卑弥呼の墓がこれだといった話はマスコミ受けはしますが、実際には1700年も前の遺跡がそのまま残っていることはそうそうありません
それよりはこの地名の合致のほうが、形に残らない遺跡として、この仮説の信ぴょう性につながるように思えます


そういった安本美典氏の仮説がこれ
『邪馬台国は今の福岡県甘木市・朝倉郡地方にあった。この地方は北九州の中でも考古学上遺跡遺物の豊富な所であり、九州大学考古学の教授であった鏡山猛氏も「朝倉は筑紫の宝庫」である、と述べている。又、甘木・朝倉地方の地名は、奈良盆地の地名と一致しており、名前だけでなくその方位まで驚くほど一致している。またこの地方には、記紀の神話に出現する固有名詞と同じ地名が多く残っている。天の安の河(安川)、高木の神(高木)、奈良原(楢原)、美奈誼(三奈木)等。これは、この地方の勢力が大和へ東遷し、やがて大和朝廷を樹立した事を示している。そのため、この地方の地名と大和の地名が一致しているのである。(安本美典)』
 

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(魏誌倭人伝の検証に基づく邪馬台国の位置比定より拝借)
 

そして邪馬台国論争の最重要となる比定地のひとつここ甘木朝倉の遺跡「平塚川添遺跡」があります
平成4年12月に発掘された平塚川添遺跡は邪馬台国時代の多重の環濠をもつ集落として、又、その当時の「クニ」の様子がうかがえると注目され、平成5年11月19日に国指定史跡となりました
 

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もしも魏志倭人伝に記される国が、あるとしたらそれは
平塚川添遺跡のような強固な防護施設を有しているうえ
たくさんの人が住み、農業生産高が高くなければなりません
水耕栽培などの農耕に適した肥沃な大地、筑紫平野(加え熊本平野)がそれにあたり
しかも弥生時代末期の鉄・銅・絹・装飾品などの、多彩な出土品もこの地域から多く発見されていることから
ここ甘木朝倉は邪馬台国の最有力候補と思えるのです
 

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ということで1700年の昔、ここに魏志倭人伝で書かれた邪馬台国があったのだと思いをはせつつ甘木朝倉に立ち寄ることが出来ました
※長文しかも参照文が多く失礼いたしました

福岡でのグルメと言えば、もつ鍋、豚骨ラーメン、辛子明太子などなどガイドブックに並びますが、地元の人に愛されるよりローカルな名店にも伺いたい
そんなこともあり福岡空港に向かう前、昼飯はこれまた地元出身のYさんお勧めのお店
焼肉の殿堂昭和38年「びっくり亭本家」を訪れることに
 
 

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そんなびっくり亭本家、開店直後に伺いましたが、直ぐに満席
中に入るともう煙がモウモウと立ち込めしかもニンニクの匂いが漂っていました
 

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それもそのはず、厨房にはこんなに使うの?と思わせるニンニクのトレーがドンと置かれていたからです
 

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さて地元の方々に愛される、メインとなるメニューはというと
1人前から3人前まで量のみの違いはあるものの「焼肉」ただこれだけ
他にメニューにあるのはご飯やみそ汁、キムチ
そして飲物もシンプルな品揃えとなります
 

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頼んで出てきた「一人前」はあつあつ
立ち込める水蒸気がハンパありません
ちなみに焼肉は先ほど、厨房に置いてあったにんにくの効いた豚肉のサガリ
シンプルながらも昭和38年創業以来、改良に改良を重ねてきた「焼肉」の味です
日本人らしくお新香付きご飯と味噌汁も付けて頼みました
 

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秘伝の激辛味噌がこれ
それに加えこのびっくり亭では「ある儀式」に使われる木の棒が置かれています
 

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まずはその激辛味噌をたっぷり
鉄板焼きの鉄板へ
 

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つづいて「ある儀式」を執り行います
それが先ほど紹介した木の棒をまずは鉄板焼きの片方の底面に差し込みます
すると鉄板焼きのスープが片側に寄ってきますが、そのスープを激辛味噌を混ぜて
びっくり亭激辛味噌味のタレの出来上がり、このタレに肉やキャベツを絡めつついただきます
これがここびっくり亭での焼肉の食べ方となるんです

けれど調子に乗って秘伝の激辛味噌を入れ過ぎて、まさに激辛の状態になってしまいました
されどもともと辛いのは大好きな私
食べたあとは外の暑さも気にならなくなるほどサッパリ
旨辛を堪能してまいりました
 

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森伊蔵と言えばJAL
期間限定ではありますが、JAL国際線ビジネスクラス以上に搭乗したさいに機内販売で購入することができます
冬期間に販売されますが、チャンスがあるたびに購入していて少しばかり在庫が有ります
もっとも現在海外渡航はできませんので、これからしばらくは消費するだけとなりますが
 

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焼酎の本場九州の旅もそろそろ終了
その九州の中でも発着数NO1である「福岡空港」を最後としますが、
その福岡空港には通称「森伊蔵バー」と呼ばれる場所があります

それが制限区画内にあるJAL BLUE SKY
用はJALの売店なんですが、レジの上には「さつま名産本格焼酎森伊蔵」の看板が誇らしげに掲げられています
しかもなんといまだけ増量中
普段なら60mlの提供のところ、100mlとのポップがあり
これは飲んでいかねばなりません


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さっそく「森伊蔵」をロックで頼みますが
ソーシャルディスタンスなレジの奥を覗くと
森伊蔵の一升瓶がずらりと(7本くらい)無造作に置かれています
焼酎ファンが見たら垂涎ものの景色ですね
 

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そんな森伊蔵はまさか立ち飲みとはいかず
ラウンジに持ち込みそこで頂くことにします
JALのラウンジのカウンターには新たに導入された
A350のミニュチュアが飾られていますが、そこでパチリと一枚
 

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さてそんな福岡空港
空港内のリニューアル工事もひと段落
新しくなったJALのファーストクラス・チェックインカウンター&ファーストクラス保安検査場を通過し制限区画へ
 

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国内の主要空港5箇所に設置されているダイヤモンド・プレミアラウンジ
私の住む北海道「新千歳空港」にもありますが、他には「羽田空港」「伊丹空港」「那覇空港」
そしてここ福岡空港にも国内線最上級ラウンジ「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」が2017年3月に開設
思わせぶりな長い通路を通り・・・・
 

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リニューアルオープン後、初となるラウンジ訪問となりました
 

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ダイニング・ビバレッジエリアは新千歳空港同様の作り
配置も同様なので同線も慣れたものとなります
 

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奥の部屋にはマッサージチェア
「ファミリーメディカルチェア 3S匠」( ファミリーイナダ製)が置かれていました
 

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ビールサーバーは、DPラウンジらしく日本の4大メーカーのプレミアムビール4銘柄
サッポロ「ヱビス」
キリン「一番搾りプレミアム」
サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」
アサヒ「ドライプレミアム 豊穣」
 

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アサヒのドライプレミアム 豊穣はなかなかお目にかかれないので、アサヒのスーパドライ嫌いな私でしたが、こいつを頂くことに
JAL特製焼きカレーパンと野菜スープは残念ながら新型コロナの影響で一時提供を中止していた最中
森伊蔵と生ビールのつまみは
おにぎりは高菜と鶏めしといたしました
 

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これでGoToキャンペーンを利用して(ホテルを申し込んだときはそんなキャンペーンは知りませんでしたが)伺った、日本有数の温泉街「湯布院」の旅も終了
地元の方が見たらハードな旅と判っていただけるだろう福岡・大分・宮崎を巡る3泊4日の旅
地元のYさんのおかげで美味しいレストランも体験できましたし
日本神話の故郷探求や九州の酒蔵巡りも堪能
まだまだ行きたいところもありましたが、まずまずの旅となりました

我が家からおよそ1時間ほどの距離にある
「古山貯水池自然公園キャンプ場」
ただの野っ原よりは自然の林(植樹ではない)で森林浴が出来るキャンプ場が好きな私は毎年必ず訪れるキャンプ場です

今回はキャンプシーズンの真っただ中、8月下旬に伺った時の話
この日は天気が良いうえ翌朝早くに帰宅することもあり
翌朝のかたずけを楽にするため、タープ等は建てずにイスとテーブルのみを出し
ビールのつまみとなる、燻製を作成することに
 

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ここで普段なら、即ビール
・・・と行きたいところですが、酔っぱらう前にやっておくことがあります
それがここのキャンプ場の魅力の一つ「薪割り体験」
自分で薪を割れば、このキャンプ場で焚火し放題といった太っ腹なサービスがこのキャンプ場で行われていて
毎回のように薪割りをして焚火を楽しんでいます
 

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労働(薪割り)が終わったら、次はビールタイム
今回は京都醸造所の「一意専心」「黒潮の如く」
箕面ビール「桃ヴァイツェン(清水白桃ヴァージョン)」
といったクラフトビールとヒューガルデンホワイト
つまみは6Pチーズとウインナーソーセージを燻製にしていただきます
 

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さてこの古山貯水池自然公園オートキャンプ場、札幌圏から近いこともあり
昨今のキャンプブームのおかげでなかなか予約できないそんなキャンプ場でもあります
いつもなら「5番」「6番」のサイトを予約しますが、1か月以上前に頼んだにもかかわらず
そのサイトは空いておらず、替りに今回初めてのサイトとなる「15番」サイトでキャンプすることに
そう我が家はキャンピングカーでのキャンプとなるためサイトにはある程度の余裕が必要です
特にキャンピングカーは高さもあるので、枝が生い茂ったサイトだと入れなくなることがあるのでそのあたりもキャンプサイト選択の重要なポイントとなります
たまたま開いていたサイトでしたが、車の上に枝が伸びていることもないうえ
右エントランスにはちょうど良い配置で次回以降も使いたいサイトとなりました
 

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この辺りは私の覚え書きですが、
他にも「13番」「14番」は知人とともに借りると
ホテルのコネクテングルームのような使い方が出来そうですし
「11番」「12番」も私のキャンピングカーでも大丈夫なようです
 

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さてキャンプ飯はというと
前日にコストコに行った時に買ってきた
コストコの超人気商品ロティサリーチキン(699円)の残りを持参
ルクレーゼもどきで温めなおすといった完全なる手抜き料理
 

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加えて、のちほど乱入してくれた
Nさんが、先日釣ったカラフトマスでマスのちゃんちゃん焼きを作ってくれ
ルイベとともに、ビールから移行した日本酒でいただくことに
 

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夜はプロパンガスにポールを立てたランタンのみといった
シンプル装備で過ごしますが
 

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主役はもちろん
先ほど割ったばかりの薪で焚火タイム


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翌朝木漏れ日の中で目覚め
 

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モーニングコーヒーはMAKITAに純正カフェポッドをセットし
コーヒータイム
こうした電源なしのキャンプ場でもコーヒーメーカーが使えるのはうれしい
他の方々が起きてくるまで、マンガ「わかこ酒」を読み返します
 

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朝食は前日に燻製した
サバ・茹でたまご・カマンベールチーズ、それに葉物野菜を挟み
豪華版のサバサンド
こいつをいただいたら、ゴルフのレッスンがあるので早々に帰宅することに
 

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新型コロナ感染症の影響にくわえ、昨今のキャンプブームによりキャンプ場の予約が難しくなったことから、なかなかキャンプに出掛けられない2020年
ようやく5回目となったのが8月の最終週の週末、場所はいつもの日高沙流川オートキャンプ場となりました
この日は南から「台風8号由来の、暖かく湿った空気」が流れ込む予想で大雨の予報
雨除けとなるデカゴンを張り、準備万端で臨みます
 

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着いたら早速、ビール
銘柄はクラフトビール
最近樽生ビールよりはこうした味のあるビールを楽しむことが増えてきました
銘柄はポートランドにあるカルミネーションブリューイングのクラフトビール
箕面の桃ヴァイツェン
ヒューガルデンホワイトといった具合

合わせるのは蕎麦コストコの「霧しな 鴨だしせいろ蕎麦」を茹でます
蕎麦には日本酒でしょう、と言う方の意見も多いかと思いますが、これがクラフトビールにもよく合うんです
ぜひお試しを
 

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焼き物はコストコで仕入れた殻付き冷凍牡蠣
なんと2kg入りで1,000円を切るうえ
宮城県産「株式会社 海幸」の大ぶりの牡蠣
蓋つきのプロパンBBQコンロで焼き牡蠣とします
 

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夜はもちろん焚火
焚火に「マキネッタ」を載せてエスプレッソは我が家の定番
 

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そんな食後のコーヒーを飲んでいたら
ランタンの明かりに誘われテントに飛び込んできたのが
このカブトムシ
 

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カブトムシは、北海道にもともと生息していない国内の外来種
もともと北海道には生息していなかったカブトムシが、飼われていたものが逃げたりして自然に増えたようで30年ほど前から増殖しているそうです


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翌朝は会社から呼び出され、慌てて舞い戻ることとなりましたが
思わぬ訪問者でほっこりとした週末となりました

国道274号線(石勝樹海ロード)沿いの道の駅にあるマオイの丘公園 農産物直売所
全部で8店舗が並んで営業しており、収穫時期には近隣の農家からその日採れたての新鮮な野菜が直接持ち込まれています
それが目当てでこの道の駅を訪れる方も多く週末はいつもにぎわっています
おかげで駐車場はいつもびっちり、キャンピングカーで訪れる私としてはついつい立ち寄るのを遠慮してしまっています
 

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まぁそんなわけでキャンプに行く際も、この道の駅をかすめていくことが多いのですが、見た目空いていたのと、今回うかがうキャンプ場のチェックインまでまだしばらく余裕があることもあり、立ち寄ってみました
というのも9月初旬、まだ夏野菜が並んでおり
スーパーなどではお目にかかることのない、真っ白なトウモロコシの「ロイシーコーン」がずらりと並んでいますが
もちろんこのロイシーコーンはお買い上げ
 

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さて今回うかがったのは穂別キャンプ場
我が家からは1時間半くらいの距離にあるキャンプ場で、日高町沙流川キャンプ場に行く道すがら気にはしていたキャンプ場です
とはいえ昔のオートサイトを知る私としては、ちょっと立ち寄りずらいキャンプ場でありました
ただ昨今の状況を聞くと、かなりリニューアルされオートサイトも魅力的になったと聞いていたので
今回、予約の上伺うことに
ただし初めてうかがうキャンプ場だとキャンプのオートサイトでの心配事が色々あります
まずはキャンピングカーがサイトに収まるか?
傾斜が付いていないか?(傾いていると寝ずらいのもありますが冷蔵庫が冷えないといったデメリットがあります)
サイドオーニングを出してキャンプを楽しめるか?
などなどサイトが限定されるのもキャンピングカーでの旅
 

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ちなみに林間オートサイトに収めた際、キャンピングカーの先端であるバンクベッドは、キャンプサイトを仕切る樹木に押し込まないとサイトに収まりません
逆にいうと私のキャンピングカーにとってはこれ以上ないほどぴったりのサイズ
昨今、女性の整理好きの方々に「シンデレラフィット」なる文言が流行っているそうですが、この状態はまさにシンデレラフィット
ちなみにシンデレラフィットとは、本来は別の用途だったものが、両者のサイズが偶然ぴったりだったために収納に最適に使えたり、組み合わせると最適に利用できたりする様子のこと
童話「シンデレラ」において「ガラスの靴」がシンデレラにぴったり合うことから使われているようです
 

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キャンピングカーの収まり具合はまさにギリギリでしたが
樹木で仕切られたサイトは広々としています
しかも目の前を川が流れる景観の良さもポイントが高いですね
 

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ということで今回も箕輪ブリューワリーの桃ヴァイツェンとヒューガルデンホワイトやってます
つまみは先ほど道の駅マオイの丘公園で買った四釜農場の枝豆
その名も「湯上がり娘」
それとミュンヘン土産のインスタントソースの元(マギー)で作ったカリーブリスト
芋は我が家の家庭菜園でつくったインカのめざめを揚げています
 

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さて小腹を満たしたら
次はキャンプ場を見て回ります
ここ穂別キャンプ場はフリーサイトがメイン
キャンパーは車を横付けするわけではなく、こうした橋をリヤカー等でキャンプ道具を運ぶのがデフォルト
確かに面倒ではありますが、キャンプサイトで不要な車の音を聞くことが無くなるといったメリットがあります
 

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おかげでフリーのキャンプサイトには車が無く
しかも個性的なテントが並ぶまさにインスタ映えしそうなキャンプの風景がありました
まぁこれも雨の天気予報なのでにわかキャンパーの姿が無かったからかもしれません
 

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「できるだけ自然のままで」という思いのもとに作られたこのキャンプ場
バンガロー周辺にはこうして鹿が遊びにくるといった自然度の高さでした
ちなみに鹿って蕗の葉も食べるんですね
 


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さてこれも私の覚書ですが
オートサイトの広さを確認
Aサイトも覗いてきましたが、こちらはちょっと整然としすぎた感もあります
 

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良さげだったのが奥の「A-9番サイト」
元々あった林に隣接するサイトです

 

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ちなみに「A-5番サイト」も川が望めよさそうですし
「A-7番サイト」と「A-8番サイト」もコネクティングさせて使うによさげですね

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今回予約した林間オートサイトの親水性も抜群
お気に入りのキャンプ場となりました
 

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さて今回のキャンプ飯
道の駅マオイの丘公園で買った源泉手揚げ
天領日田で買ってきた百七十年の老舗日田醤油「これ一本」
それに薬味にしょうがと葱をのせていただきますが
外はカチカチに揚げてありますが中はフワフワ
合わせるのは高知の酔鯨酒造「純米酒 香魚」
天然の鮎が多く遡上する清流「野根川」の水を使い高知県産の米で醸した酒です
鮎料理に合わせてほしいとの思いで酒のラベルにイラストが描かれていますが
道産子がみたらこれは鮎ではなく鮭にしか見えないと思えます
もちろん源泉手揚げにあうさわやかな純米酒でした
 

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メインディッシュは分厚いステーキ
プロパンガスのBBQコンロで豪快に焼きます
 

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夜は明朝の雨に備え、キャンプ道具をある程度かたずけ
焚き火タイムとなりました
 

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初めて訪れたむかわ町穂別キャンプ場
ここの魅力の一つに売店の商品が充実しているというのが有ります
キャンプ道具も売っていますが、食品にはもちろんキャンプ飯の定番カレーヌードルも
薪もふんだんに置かれ
キャンプ場の売店はこうあってほしいといった品揃いでした


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それに地元で採れた野菜に冷凍肉
そうそうむかわ町らしく本物のシシャモ(1500円)もありました
次回はこいつを買って酒の肴といたします
 

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翌朝は雨が降り出す前に朝食
今年の定番「MAKITAのコーヒー」
それとホットドックで手早く済ませ
ゴルフのレッスンがあるため早めに帰宅します
 

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「ひやおろし」とは、江戸の昔、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ(加熱殺菌)した上で大桶に貯蔵し、ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
そんなひやおろしを愉しむ会が催されるとのことで、ゴルフコンペが終わったその日
しかも翌日も同様で早朝に起きねばなりませんが、出かけていくことに
 

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こんなタイトな日程でしたが、決行したわけは
この方からこんな会があると誘われていたからでした
それがその会のゲスト 上川大雪酒造(株)川端慎治杜氏
 

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そしてその会の名前は「道産酒と全国のひやおろしを愉しむ夕べ」なるもの
当日渡されたお品書きにはこう書かれています
『酒遊会とはジャスマックプラザ「日本料理 花遊膳」において
全国の選りすぐった日本酒と料理を楽しむ会です。
毎回テーマを設け、日本酒を楽しく飲みながら
勉強する要素もあります。』
 

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会場となるのはジャスマックプラザ・ホテル
その地下にある「日本料理 花遊膳 はなゆうぜん」
上の階にある温泉には何度かお邪魔しましたが花遊膳は初めての訪問となりました


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さて道産酒と謳われていますが、この日は当然、上川大雪酒造のもの
「上川大雪」特別純米 緑丘蔵 彗星 【北海道】 
「上川大雪」特別純米 碧雲蔵 彗星 【北海道】 
「上川大雪」山廃特別純米 吟風 【北海道】 

川端杜氏自ら注いでいただきます


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そして前述の「全国のひやおろし」は
「出雲富士」秋雲 AKIMO 純米 【島根県】
「酉与右衛門」」秋桜 純米吟醸 【岩手県】 こいつはお燗でいただきます
「龍勢」ひやおろし 山田純米原酒 【広島県】 こいつも燗


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いよいよ宴の時間となり乾杯酒となるのは
「上川大雪」特別純米 彗星 斗瓶取り 【北海道】
めったに出荷されない貴重なお酒
川端杜氏の掛け声で乾杯となります
 

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まずテーブルに運ばれてきたのが
「ちえびじん」純米吟醸 生熟 八反錦 【大分県】
「大信州」秋の純吟 【長野県】
「天寳一」八反錦 純米吟醸 秋上がり 【広島県】
ソーシャルディスタンスといった事なのでしょう、おちょこでの提供となりました


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食事は日本料理 花遊膳の自慢の料理
まずは先付け
「イカの紅葉和え」


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続いてお造り
「サンマ木の葉造り」
 

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焼物はというと
「道産牛のほうば味噌焼き」
 

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揚物
「海老みの揚げ」
 

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酢の物
「きのこ菊花みぞれ酢和え 天イクラのせ」
 

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最後に食事
「鮭と栗炊き込みご飯・味噌汁 香の物」となりました
どれも日本酒にはよく合う料理ばかり
3時間近く日本酒とともに堪能いたしました
 

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そんなこんなでかなりのハードスケジュールでしたが
今年初となるお酒の会に参加することが出来ました
今後はどうなるかまだ分かりませんが
飲食店にお客が入らず、日本酒をはじめとしたお酒が余剰気味とも聞きます
またこんな機会があれば参加してみたいものです
 

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秋鮭釣りの聖地知床斜里
例年大挙して太公望が訪れるこの地
ウトロから網走に及ぶまで鮭釣りの竿が並ぶそんな景色が見られる
2020年の秋、とある異変が有りました
それが、

「許さない!! サケ釣り『場所取り杭』を撤去(斜里町編)」
(株式会社 伝書鳩・経済の伝書鳩さんのyoutubeより)
『知床』で有名な北海道斜里町の砂浜でも問題化している、秋サケ釣りのための場所取り用の杭。隣まちの網走市よりもひどい状況で、事態を重く見た北海道庁オホーツク総合振興局や斜里警察署、斜里町役場、地元漁協が撤去に乗り出しました。撤去作業を取材した動画です

そう官民合体で鮭釣りの場所取りを排除するといったもんでした
 


 

私も例年
斜里のこの浜を訪れ鮭釣りを行っています
ただこの写真の浜は地元の方から教えていただいた場所
普段から朝早くに訪れれば、釣竿を垂れることのできる場所の一つでした
 

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早朝そんな場所を訪れ釣竿を準備した私ですが
海別岳から昇る朝日がそんな私を迎えてくれました
ちなみに私はこの海別岳を望むこの景色が大好きで訪れる場所でもありました
 

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ただし、釣れない・・・・
周りを見ても竿がしなるシーンは見られません
そんななか何故か私のセットした竿の一つが大きく撓りました
いやもとい撓ったはずです
と言うのも、引いた瞬間は見ておらず、竿を刺した竿置きが浜に向かって倒れそうになって居たからです
相変わらずの向こう合わせですが、大きそうです
 

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そんな事もあり
鮭とファイトすること数分
私には結構な時間に感じました
釣れたのは5〜6kgクラスとあってかなり手こずりました
残念ながら銀鮭とはいかず、ブナですがようやく一匹釣り上げることに
周りに釣れている人もなくなぜ私にといったところでしたが釣り上げることが出来ました
 

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釣れたのは雌
釣れたとたんイクラが飛び散るほど孕んでいました
 

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ちなみに今年の鮭漁は不漁のようでイクラは高騰
けれど我が家では毎日のようにイクラ丼を楽しむことに

 

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イクラ丼のみならず
我が家の家庭菜園で作ったトマトとともに
酒の肴となりました
こんな感じで今年も秋の恵みを堪能させていただきました
知床の海に感謝です
 

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木のうろに密集して生えるキノコたち
これは「ならたけ」でしょうか?
ただし不明なキノコは採らないのがキノコ採りの鉄則です
 

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さて今回の知床訪問
目的は鮭釣りだけではありません
というかわざわざ車で6時間もかけやってきたのは、キノコ採りの為でした
しかもそのお目当ては「舞茸」
見つけたら舞うほどに嬉しいというキノコ
毎年のように採っていたので、間違う事のないキノコの一つです
ただし今年は時期が遅かったのか
こうした枯れた後の舞茸だっただろうものしか拝むことはできませんでした
 

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そんな知床の山ではアナグマらしき巣穴を見つけたりもしました
こうした景色をみるのも
山歩きの楽しい一コマだったりします
 

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まぁ旬が合わなかったと舞茸はあきらめ、清里の温泉で一っ風呂浴びることに
さて秀峰斜里岳のふもと中斜里と清里に挟まれた地域に「来運」という地名が有ります
運が来ると言ったお目出たい名ですが、それが風呂上りに昼を食べようとやって来た「そば処らいうん」
火曜・木曜・土曜・日曜限定のそば屋です

そういや月曜・水曜・金曜限定のそば屋「秀峰庵」という、大名商売を謡うお店が有りますが、そのそば屋とぶつからないような配慮とも思えます
 

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さて開店と同時に入店しましたが
すでに店内にはお客さんが、蕎麦が茹で上がるのを待っていました
ちなみに店内は4人がけテーブルが3卓とカウンター席があります
人気店と言うこともあり休日はすぐに満席となりますが
それ以降に来た客は車で待つのもこのらいうんのルールです
 

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さてメニューは下記の通り
しかしここに来る前から頼むものは決めていました
 

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それが1日5食限定の「斜里岳もり」
斜里産キタワセソバの新そばがこの時期は愉しめます
薬味とするのは大根の辛味おろし
らいうんの店主の本業は農家とあってこの辛味大根が絶妙な辛さで蕎麦を引き立てます
 

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ちなみにこの斜里岳もり
通常のもりの5人前はあるそうで、食べても食べても、なかなか減りませんでした
ようやく斜里岳盛りを完食
晩飯はもういらないかも
 

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端野そば切り更來の北見かきあげ

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斜里から自宅のある札幌への帰り道の道中
どうしても寄りたい場所がありました
それが端野町にある蕎麦屋
「そば切り更來」
北海道ミシュランガイドにも掲載されている有名なお店です
今回の知床行ではそば処らいうんに続いて、こちらでの新蕎麦を味わおうとやってきました

ちなみに料理に使われる水はそば処らいうん同様に来運神社の湧水
2週間に1回約80km先の来運神社まで取りに行って使っているとのこと
 

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かなりわかりづらい場所にこのそば切り更來はありましたが
GoogleMapで導かれ無事到着

人気店とあって昼少し前に到着しましたが、すでに満席でした
スタッフの方が呼びに伺うので車で待って居ての事でしたが、そこは蕎麦屋
10分ほど待っていたところ店内に案内されました

暖簾をくぐったところ店内はカウンター6席
テーブル席2つと小上がりが4つ
カウンター席に案内されます
 

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さてメニューに目を通しますが、
更來の冷たいそばは3種類
美:美幌産そば粉と北海道産小麦2割の二八
黒:甘皮の入った太打ちの十割
更:そばの中心部 蕎麦の大吟醸
そしてつゆは、羅臼産の昆布と2種の鰹で出汁をとって熟成させた辛汁とのこと
 

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北見端野町産のたまねぎとオホーツク北見市常呂町産帆立のかきあげが別盛の「北見かきあげ」をいただきますが
3種の蕎麦を楽しもうとしたところ、更科蕎麦はこの時点ですでに品切れでした
しかたなく「美」の二八蕎麦と「黒」の田舎蕎麦をセットにします
 

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一味唐辛子は津別町河本農場産あかのひとふり「朱乃一振」
タレに振るのではなく直接蕎麦にかけて香りを楽しんでほしいとのことなのでやってみました
羅帝という品種の唐辛子を使っているとのことですが、これがピリッとした刺激と奥深いうま味がクセになりそうです

 

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我が家の奥さんは「小海老の天ざる」
この小海老も一口いただきましたがプリッとして絶品でした
 

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最後に蕎麦茶
さくっと香ばしい美幌産そば粉&蕎麦の実入りの自家製クッキーもついて
満足の昼食となりました
ただここの看板蕎麦である更科蕎麦が食べれなかったことから
また次回来年にでも伺おうかと思います
 

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室蘭地方ではかつ丼は別盛り形式で提供される
いわゆる「カツとじ定食」をかつ丼としてメニューに載せているお店が多くあります
工場が並ぶ工業地帯である室蘭
肉体労働でお腹の空いた労働者にも満足して貰うため、大きなかつを大きくしようとしたところ、かつが大き過ぎて丼に入りきらなかった事から、別皿に載せて出したのが室蘭かつ丼らしい
日本製鉄 室蘭製鉄所が近い「そばの小がね 輪西店」が始めたと言われるこの室蘭かつ丼
蕎麦屋さんのお出汁のきいたツユがしみこんだ上ボリューミーということで訪れた人の6割が頼む人気メニューとなったそうです
そんなかつ丼を食べようとチカ釣りの際に、立ち寄ったのが苫小牧埠頭近くの
小がね双葉店
それと毎年仕事で伺う室蘭の「小がね海岸町店
どちらもそば屋ですが、名物のかつ丼を楽しませていただきました
 

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さて今回もそんな室蘭名物を食べようとやって来たのは牛鍋乃ざ喜
何度かハイコスパの肉鍋を食べに伺ったお店です
昼時はいつも満席ですがこの日は12時半以降に伺ったため、暖簾をくぐったときには満席でしたが、次第に客が減っていき1時前には殆どいなくなっていました
おそらくこれは地元のリーマンご用達といった証拠なのかもしれません
 

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肉鍋は無論かつ丼も美味いこの乃ざ喜
美味しいうえに税込800円と激安なんです
 

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出てきたかつ丼がこちら
これはカツとじ定食ではありません
しつこいようですがこれはかつ丼です

 
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かつの量は通常のかつ丼の2倍
いやもとい3倍は有るでしょう
 

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大食いを自称する私ですが、何とか完食
掛け値なしにお腹一杯
晩飯食えるかな〜


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ここ乃ざ喜には裏メニューにカツカレーもあるようなので
来年も伺わなくてはならないようです

『2020年度函館市グルメクーポン』
函館市内の登録ホテル・旅館などに宿泊されるかたを対象に、指定の飲食店で使える「函館市グルメクーポン」2000円分を、1人1セットプレゼントといった大盤振る舞いなキャンペーン
たまたま出張で伺ったビジネスホテル東横イン函館朝市前
宿泊費はGoToトラベルで35%引きとなり3,644円でしたが、それでも2,000円分の函館市グルメクーポンがもらえました
この函館市グルメクーポン、函館市内のほとんどの飲食店で利用が可能なんだとか
 

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という事で函館市グルメクーポンを携え夜な夜な出かけて行ったのが
ホテル近くの浜焼居酒屋北海道魚萬 函館駅南口
 

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新型コロナの影響なのでしょう繁華街を歩く人の姿はまばらでしたが、伺った9月上旬(平日)の居酒屋の店内は結構にぎわっていました
まぁそのための函館市グルメクーポンなのでしょうね
効果は絶大のようです
 

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さてここに伺った時の相方があまり飲まない方なので飲み放題はパス
一番人気の一杯99円の角ハイボールを数杯、ほんのりあったか枝豆をつまみにいただきます
 

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海鮮のお店という事でまずは刺身
「刺身豪快男盛り」
タコやエビが新鮮で美味しい
 

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そして焼き物は
「特大!北海縞ほっけ炙り焼」
北海道の居酒屋の定番でしたが昨今このほっけが不漁で、じわじわと値上げ傾向にあるんです
 

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最後に
いかの一夜干し
 

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こいつを卓上コンロでBBQ風に楽しむのが、浜焼居酒屋北海道魚萬流
これって斬新ですし、屋台の焼きたての焼きいかを彷彿させなかなか良い趣向です


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締めに寿司を2貫づついただいて(慌てていたので写真撮り忘れました)総額2人で5,737円
クーポンが4,000円分あったので、会計は2人でなんと1,737円という安価な函館の夜となりました

夏から秋にかけて、津軽海峡で真イカ漁が行われるとき、夜の海に煌々と灯るのが「漁火(いさりび)」函館の風物詩の一つです
晩飯を食べたら、この日はさして予定も無いのでそんな漁火を拝みに行きます

と言っても函館山に上るのではなく
列車の車窓として漁火を見ようと訪れたのは函館駅
ここからいさりび鉄道に乗り今がまさに旬な、漁火を鑑賞しようというもの
乗る列車はいさりび鉄道 ながまれ号
その名となる「ながれま」とは
道南地域の方言「ゆっくりして」「のんびりして」の意味
とのことですから、しつつ木古内までの1時間の旅
ゆっくり・のんびり「乗りテツ」を愉しむことにします
 

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乗車したのは「いさりび鉄道 ながまれ号」
JR北海道より譲り受けるキハ40気動車を改造した車両です
いかにも撮り鉄に受けそうな車両ですね
途中、平日という事もあり上磯までは通勤通学などの乗客も多く乗っていました
そういかにも市民の足として現役の路線のようです
 


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さて肝心の函館山をバックにした漁火がこれ
天候もまずまずで、なかなかな車窓でした
 

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途中に清川口駅という無人駅がありましたが駅舎は
平成30年に「ながまれ号」カラーにリニューアルされた鮮やかな駅舎となっていました
 

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執着木古内では隣りのホームにあった函館行きに飛び乗り
帰路も遠くに函館山をのぞみつつ漁火鑑賞
あ〜なんだか贅沢な時間を過ごしました
 

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今回の出張の際のホテルは東横イン函館朝市前
例年の出張や観光でも利用する立地とコスパに優れた宿です
ただ今回は「コロナ禍」の中での出張
ホテルでも様々なコロナ対策がなされていますが、朝食も例外ではありませんでした
そういつものビュッフェスタイルの朝食はできないですからね
そんなわけで東横イン函館朝市前でのソーシャルディスタンスな朝食がこれ
ご飯もワンプレートに載せられみそ汁は紙コップといった具合です
残念なことにお目当ての「いかの塩辛」はありませんでした
 

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朝食は質素でしたが、昼は函館出張最後ということで
ラッキーピエロ森町赤井川店でたっぷりいただくことに
 

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そんなラッキーピエロ森町赤井川店
道路沿いではありますが、人里離れた場所にあり
しかも平日という事もあり、それほど混雑はしていないだろうと高を括っていたのですが
注文カウンター前には結構な客の姿が・・・・
やはり人気店なんですね


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頼むのは
チャイニーズチキンカレー
大盛りにしなくても満足のボリューム
辛さも程よいうえ、トッピングのチャイニーズチキンがジューシーなうえ熱々で美味しい
 

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それと折角なので晩飯用にチャイニーズチキンバーガーを2個
土産に買ってかえることにします


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ちなみに1回のエントリーで一日の食事のすべてを収めたのは初めてかも

それまで家族会員だった、ANAマイレージクラブの「スーパーフライヤーズ会員」
実は春先に裏修行を行っており今年私単独で「プラチナメンバー」になっておりました
これでJALの紅組に加え、ANAの青組も制覇
はれて紫組になりました
 

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ということで9月の秋分の日、敬老の日を交えた連休
旅にでることにしました
これがANAのマイレージ会員解脱後、初となるフライトとなります
何度も通ったプレミアムチェックイン&専用の保安検査場を潜り抜け
 

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やってきたのは新千歳空港国内線ANAラウンジ
裏修行時にはソーシャルディスタンス真っ最中で氷を置かないなどかなり不便していましたが、かなり通常に戻ったようです
このあと2回乗り継ぎますので、頼もしく思えます


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さてラウンジといえば樽生ビール
新千歳空港のANAラウンジには
「サッポロクラシック」「アサヒスーパードライ」「キリン一番搾り」
それに「サントリー角ハイボール」のサーバーが置かれていました
 

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そのほかアルコールは
宮崎県霧島酒造の本格芋焼酎「黒霧島EX」
長崎県壱岐 猿川伊豆酒造の麦焼酎「猿川 角デラックス」
ケンタッキー州のバーボン「メーカーズマーク(レッドトップ)」
それとわが北海道が誇るウヰスキーメーカー「ニッカ」の「スーパーニッカ」
 

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このラウンジには珍しいものが有りました
それが「東京レモン・エイト・クランチチョコレート」
 

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朝食にとコンビニで買ったサンドイッチとともに
朝から樽生ビールやらせてもらいます
そう今日レンタカーの運転はなしということで、たっぷり飲んでいくことにします
 
 

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そうこうしている間に搭乗じかん
ANA050便に乗って羽田空港を目指します
ちなみに搭乗の斎はソーシャルディスタンスを意識して、後ろの席からカテゴリー毎に呼び出される搭乗方式に替わっておりステータスの優先搭乗は有りませんでした
 

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搭乗する機材はボーイング777-200
ボーイング社が開発した長距離用ジェット旅客機で、機内には通路が2本ありより多くの乗客が搭乗できるように開発された機材です
残念なことに先般の報道によると
ANAは今年度5,100億円規模の最終赤字を見込んでおり
事業構造改革の一環として機材の一部を早期退役させますが、ボーイング777型機については大量の22機が早期退役の対象になっているようです
まぁ長距離向けの大型機と言うこともあり、燃費が悪かったり整備にお金が掛かったりとするのでしょうね

 

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1時間40分のフライトで羽田空港へ到着
トランスファーを経由して制限区画からは出ないようにしたのですがこれが正解
この連休、久しぶりに飛行機に乗る客が激増したのですが
それまでの減便体制のままスタッフの数を減らしていたことが裏目に出て
この日は羽田空港はかなり混乱が有ったようでした
(この話は現地についてから聞きましたが、保安検査を通過できないなどの問題から羽田発の便にかなり遅れが出たようです、おかげで私の乗った便も30分ほど遅れました)
いや~制限区画から外に出て何か食べようと考えなくて正解でした
 

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ということで本日2回目のラウンジ訪問
羽田空港ANAラウンジでまったりすることに
 

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ここ羽田空港のANAラウンジ
ドリンクを提供するカウンターにエスプレッソメーカーやソフトドリンクのサーバーが並んでいますが・・・・
 

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お目当てはやはり生ビールのサーバー
まだ午前中ですが「サッポロ黒ラベル」を頂くことに
サッポロビールの他のメーカーのビールもありますが
実は新千歳空港では「黒ラベル」ではなく「サッポロクラシック」がデフォルト
もしかるするとラウンジで初の「黒ラベル」だったかも知れません
 

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そして宮崎の誇る霧島酒造の黒霧島
こいつは炭酸割りでいただきます
 

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ふと見ると日本酒も並んでいました
埼玉の日本酒「石井酒造 豊明純米吟醸」
山梨の日本酒「甲斐男山 純米酒」
茨木の日本酒「霧筑波 特別本醸造 辛口」
昨今ビールやワインだけだったラウンジも日本酒がこうして並ぶようになりました
 

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ANAの航空機が並ぶ羽田空港第二ターミナルのエプロンを眺めつつ
ビールや日本酒、焼酎を頂きましたが
目的地に着くまでヘロヘロになりそう
 


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続いてANA469便に乗り沖縄那覇空港へ
機材はなんとB777-300
エコノミークラスは3-4-3となるワイドボディ
羽田~那覇は通常ならドル箱路線なんでしょうね
 

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さて3時間のフライトの後は
またまたラウンジ梯子
3つ目は那覇空港ANAラウンジとなります
 

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いつものようにオリオンビールをいただきますが
 

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ここで昼食
制限区画内の売店で買ったスパムおにぎりをつまみにいただくことに
ただし羽田から便が遅れたことから、大急ぎでいただくこととなりました
 

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さて本日最後のフライトは
ボーイング 737-800で
トリプルセブンに2回乗った後なので、ちょっと物足りなさを感じますが
まぁ1時間のフライトですので問題ありません

ちなみに何故、新千歳〜那覇〜石垣や新千歳〜名古屋〜石垣などのもう少し楽なフライトにしなかったかと言うと、今回のチケットがマイルを使った特典航空券だったからに他ありません
と言うよりこうした連休に特典航空券で石垣まで取れてしまう事自体が通常ではなかったのですが
 

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たどり着いた「南ぬ島 石垣空港」
ただし旅はまだまだ続きます
 

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