『鎮守社から神様をお迎えし、夜を徹して三十三番を奉納する、高千穂の夜神楽』
国の重要無形民俗文化財に指定されています
ただその夜神楽を見たくても開催される期間は限られますし、夜を徹し舞う夜神楽を観光のついでに見るのは少し無理があります
そんな観光客用に夜神楽の一部を抜粋した「高千穂神楽」を高千穂神社の神楽殿では365日毎晩、奉納しているとのことでした
ただしいつもとは違い、今年は新型コロナウイルスが猛威をふるっていたため
ソーシャルディスタンスを保つ意味で新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、入場者は普段より抑えた80名
しかも先着順とのことでしたので早めに高千穂神社の神楽殿に伺っていました
おかげでなんと一番に入場でき
舞台正面の目の前の席で神楽の奉納を楽しむことに
まず始まったのが
「手力雄の舞」
天の岩戸伝説の中に登場する怪力の手力雄命が、天照大神が身を隠して引きこもった天の岩屋の場所を見つけ出すために、耳を澄ませて手掛かりになる音に耳を傾けたり、思案しながら、鈴と御幣を手にして天岩屋を探し当てる姿を表した舞
続いて
「鈿女の舞」
鈿女命が天の岩戸に身を隠して引きこもった天照大神を外へ誘い出そうとする姿を表した舞
そしてメインイベントとも思える
「戸取の舞」
天の岩戸伝説で、天照大神が神々の誘いに乗ってついに岩戸を少し開けて身を乗り出してきた隙に、怪力の手力雄命が渾身の力を込めて岩戸を取り外す、力強く豪快な舞
こいつは動画でも撮ってみました
最後に
「御神体の舞」
イザナギノミコトとイザナミノミコトの夫婦神が、その年に穫れた穀物を使って仲睦まじくお酒を作って神前に奉納する姿を表した舞
を見て終了
終わって外に出るときには、2回目の夜神楽を見るための客が大勢並んでおり
早めに来てよかったと胸をなでおろすことに
ただ2回目の夜神楽は夜の9時過ぎに始まり、終わるのは夜の10時過ぎ
高千穂に宿泊する観光客は良いとしても、私のような宮崎県の隣である大分県湯布院に舞い戻る方は多分まれでしょう
もっともそのために早めに高千穂神社に来ていたのですが・・・・
高千穂からの帰り道、ナビとこの手力雄とウズメに騙され、迷い込んだ祖母山を超える県道8号線
車一台がやっとの九十九折の道路
しかも木や草が道路に覆い被さるうえ、所々舗装が切れる悪路をやっとの思いで抜けてきました
ただし悪いことばかりではなく、あちらこちらで祖母山の野生動物たちとも出会いました
もしかしてこれはナビのお導き?
たどり着いた湯布院らんぷの宿に着いたのは、深夜の11時
露天風呂につかり今日の疲れを癒し
コンビニ飯と姫泉酒造「無濾過御幣」ワンカップで湯布院の2日目を締めくくります
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