山紫水明の地で原酒をはぐくむ酒の杜「いいちこ日田蒸留所」工場見学

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「下町のナポレオン」のキャッチフレーズで有名な、麦焼酎「いいちこ」
遠く離れた私の住む札幌でも麦焼酎の代表でもあるかのように酒屋の棚や居酒屋のドリンクメニューで見られる焼酎です
そういいちこは2003年から7年連続で日本国内での焼酎売上高では首位
その後、霧島酒造にその座を譲りましたが、今なお2位の座を死守している焼酎メーカーの一大ブランドです
そんないいちこ日田醸造所の工場見学が再開したと聞いてやってきました
工場に着くと、仮設の検問のようなところがあり守衛さんが駐車場の場所を案内してくれます
まずはここで受付しますが電話で予約をしていたので受付も丁寧でスムーズにすみました
 

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ガイドさんなしでの工場の見学ですが、案内ルートもしっかりしており分かりやすく設定されていました
そんな見学ルート冒頭には「玄麦」と「精麦」の現物が置かれ、大麦麹の説明書きがありました
芋焼酎に比べると、クセが少なくてすっきりと飲みやすい麦焼酎の原点がここにあるようです
 

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二次仕込み、大麦麹のみを使って醸す「全麹造り」
一次仕込みで完成した醪に蒸した大麦麹と水を加えてさらに発酵を促すのがこの部屋
 

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2次仕込みでできた醪を大きな蒸留機(ポットスチル)で蒸留しますが
ここでは「減圧法」と「常圧法」の二種類の蒸留方法で蒸留すのだとか
 


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ゆったりとした時間が流れる貯蔵庫
まずは樽貯蔵
 

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続いてホーロータンクによる貯蔵
3万7千リットルものホーロータンクがずらりと並んでいますが、ここで徹底的に管理され熟成された「長期貯蔵酒」も造られています
ちなみにこの貯蔵庫の床をはじめとした工場の清潔さ、セミプロの私から見ても流石といった感じです
このあたりの清潔さを保つ精神も、三和酒類さんの醸すいいちこの美味しさにつながっているのでしょうね
 

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そんな熟成酒もここで試飲できるようですが
新型コロナの影響でここはやっていませんでした
ちなみにここいいちこ日田蒸留所の工場見学で一番気になったのが、職業柄この工場の清潔さ
床のワックスのかかり具合などは惚れ惚れするほどでした
 

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工場建設時に発掘された葛原遺跡の復元された竪穴式住居が何故か展示
 

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さて工場見学が終わったら
お楽しみの試飲
 

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されど車で来ているので私は試飲できませんでした


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けれど気になったのはこの一本
「iichiko 40」
ラグビーボール型ボトル
 

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実際に買ったのは日田蒸留所で造られ限定販売されている
全麹常圧蒸留原酒 (44度)
全麹減圧蒸留原酒(44度)
長期熟成貯蔵酒(40度)
の3本セット
どこかのキャンプ場で試したいと思います
 

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ちなみにこのいいちこ日田蒸留所
ニッカウヰスキーの工場だった跡地に建てられたのだとか

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このページは、r-ohtaniが2020年10月 7日 20:43に書いた記事です。

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