京都2018の最近の記事

年末年始はいつものように海外へ弾丸旅行
メルボルンを3泊4日で巡りましたが、さすがに疲れはピーク
正月早々これではいけないとばかりに「りらくる」でリフレッシュしてまいりました
いや~全身かなりこっていたようで痛かった・・けど
おかげで身体が軽くなりました


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と言うことでこんな感じで先々週の3連休を迎えましたが、せっかくの連休ということで
ひとっ飛びすることといたしました
目的は京都伏見でちょっくら一杯ひっかけて歩こうというもの
大阪伊丹か関空行きということになりますが、チケットはいつものように「JALのおともdeマイル割り」
新千歳~伊丹(関空)のチケットが1人分10,000マイルあれば、もう一人分は26,000円で手に入る為、実質26,000円あれば2人が往復できる大変お得なチケット
我が家の国内旅行の定番チケットとなっています
 

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ただしこれは極力空席を出さないように設定されるため、今回のような3連休など繁忙期の美味しい時間帯のチケットはなかなか放出されません
以前なら当日なら前便変更が可能だったため遅い便をとっていても、当日早めに空港に行ってステータスをちらつかせつつ前便変更をお願いできたのですが
昨年暮れから制度変更があり、変更不可となってしまいました
ということで今回おともdeマイル割りで取れたチケットは新千歳空港を午後5時10分にたつJL3918便とう大変不便な便となりました
 

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大阪伊丹空港には午後7時10分着
おそらくは京都についたら午後9時にはなるでしょうから
新千歳空港のラウンジで晩飯とすることにします
といってもおにぎりやパン程度しかないので、千歳空港の「旬鮮問屋・北食往来 ごちそうDELI」にあらかじめ立ち寄っておきました
 

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ここごちそうDELIは空弁などのテイクアウトのお店
購入したのは「王様コロッケ(毛蟹)」と「白老牛メンチカツ」「数量限定カットザンギ」
の3点
 

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いつものようにJALダヤモンド・プレミアラウンジのカウンターに陣取り
エプロンに駐機するJALの機材を眺めつつ、まずは駆け付け一杯
 

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さてダイニングに立ち寄り
まずは最近私のお気に入りの美味しい味噌汁
 

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そして何が無くても生ビール
ここダイヤモンド・プレミアラウンジには
「サッポロ クラシック」
「アサヒ ドライプレミアム 豊潤」
「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」
「キリン 一番搾りプレミアム」
日本の4大ビールメーカーのプレミアムビールのビールサーバーが並んでいるんです
そう大手4社のビールがサーバーで飲み放題てなことでラウンジの平日夜などは”居酒屋”と化しまたりもします
つまみはJAL特製焼きカレーパンとおにぎり
 

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それに先ほどごちそうDELIからテイクアウトした
「王様コロッケ(毛蟹)」と「白老牛メンチカツ」「数量限定カットザンギ」を肴にプレミアムビールが飲み放題とラウンジがまるで居酒屋状態になってしまいました
 

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特に王様コロッケに入っている毛蟹の量が半端なく
しかも美味い、さすがに1個460円もするだけのことは有ります
JAL特製の焼きカレーパンも中身がぎっしり詰まっていて
これが生ビールによく合うんです
 

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そうこうしている間に搭乗時間となり搭乗口へ
ちょっと先の16:45分に同じ伊丹空港行きが出ているにかかわらず
その25分後に同じ伊丹行きが出ているのでなんだか不思議な感じです
そういや便名も割合大きな数字ですね
 

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機材はB737-800ということで
機内は狭く乗客数も165席と少なく
Jクラスだと横3席+2席のレイアウトでした
 

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そんな機材はまるでレシプロ機のように身軽に飛行
そのうえ大阪伊丹空港が近づいたところ雲もなかったことからまるで遊覧飛行状態
大阪市内で機体を傾けると2年前に昇った「あべのハルカス」(写真右上)が望めたうえ


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さらに10年ほどご無沙汰の大阪城(写真中央)のライトアップまで望めました
やはり夜間、都市部に近い空港に下りる際は窓際が良いですね
おともdeマイル割といった格安チケットだったため、こんな夜遅くに着く便しか取れませんでしたが、こんな素晴らしい夜景はこの便ならではのものでした
 

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ということで多少遅れはしたものの
無事大阪伊丹空港に到着
荷物を受け取ったらほぼ予定通りのシャトルバスで京都へ向かいます
 

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今回の京都散策、ホテルはいつもの定宿東横インの四条烏丸
どこの東横インに泊まってもほぼ同じ仕様なので、何処に泊まってもいつものように泊まれるホテルです
さてホテルに着いたものの一杯やりたくなり夜の京都の街に出かけつ事にしました
向かうのは隣接する大丸京都店の裏にある錦小路を少し超えたところにある高倉通
なんだか怪しさが漂う小道です
 

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そこに渋い外観の酒屋がありました
それが老舗立ち呑み「角打ち飲み屋 松川酒店」さん
看板には『秋鹿 一貫造りの蔵から』とあります
なぜか京都にありながら大阪最北部の能勢にある秋鹿酒造で醸された日本酒の看板があるお店でした
 

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店に入り店内を見渡すと昭和の匂いがプンプンする堪らない雰囲気のお店で
まさにディープなお店
いかにも常連と思わしきサラリーマンやら昔サラリーマンだった方々が所狭しとばかりに立って談笑しつつも呑んでおります
(写真は客が帰った後に写したものです)

 
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店の棚にはサントリー・オールドや角サンに混じって
三岳酒造 三岳や四ツ谷酒造の麦焼酎 兼八 さらにはかねつぼ焼酎 村尾までありました
 

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さてここは初訪問の為、ルールが全くわかわず困っていると常連さんらしき方が救いの手を差し伸べてくれました
先ずは場所の確保
無造作に並べられたビールケースのテーブルにアルミやステンレスのお盆が載せられていますが
このお盆がここの基本
ビールや冷酒は冷蔵庫にあるものを勝手に開け取り出します
お酒も一升瓶で置いてあるものを勝手に注ぐというもの
角打ちの基本はキャッシュオンデリバリーですがこちらは後清算
退店時にお店の方がお盆の上に呑み食べした物を見てそろばんで清算するというものでした
 

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ここ京都の伏見に酒蔵のある、黄桜 京都麦酒 蔵のかほりと京都麦酒アルト
特にアルトが鮮烈で濾過をしないで酵母をあえて残したその味はまさにロンドンでいただいたエールそのもの
さすがは醸造はお手の物
老舗の日本酒の酒蔵が醸した手練の技をみた感じがしました
ちなみにこれが機会となって翌日京都伏見にビールを飲みに行くことになってしまうほどでした
冷蔵庫にあった6Pチーズを一切れ取ってそれをツマミにいただきます
 

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当然日本酒もいただきます
銘柄は佐々木酒造の『古都』
京都洛中に酒蔵のある酒蔵で、実にまろやかで何にでも合いそうな日本酒です
なにやら俳優の佐々木蔵之介氏の実家の酒蔵なんだとか
これまたこの味が忘れられず、翌日のすっぽん屋でもこの日本酒で通してしまいました
 

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日本酒の後はまたも黄桜のビール
その名も「ラッキードック」
写真には写しませんでしたが「ラッキーキャット」もいただきました
ちなみにそのラッキービール
『京都の名水で造られるラッキー、素晴らしい原材料で造られるラッキー、腕利きのブルワーに造られるラッキー、いろんなラッキーとの出会いから生まれた、今までになかった新しいビール』(黄桜HPより抜粋)なんだそうです
こうした新しいものに出会えるのも旅の醍醐味ですね

酒のツマミは缶詰(さんまの蒲焼、鯖の煮付、赤貝の煮付け等)
6Pチーズにチーズ入り焼きちくわ、魚肉ソーセージ等が駄菓子屋のように置いてあるので好きに取って食べるのがここのルール
ただしツマミのゴミはそのまま残しておかないと帰りに精算が出来ません
ということでツマミにしたチーズソーセージの包み紙はそのままで
 

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そうそうおあいそは京都麦酒2本、ラッキードックにラッキーキャット、佐々木酒造の『古都』1合と地ビール(クラフトビール)や京都の地酒
それにツマミに6Pチーズ1個にチーズちくわ、魚肉ソーセージ1本と2人でなんと合計2,060円と酒屋さんの通常の小売価格に限りなく近い値段での精算となりました

翌晩も伺いましたが残念ながらお休み
この日は気づきませんでしたが店の引き戸に貼ってあるポスターには
小鹿酒造株式会社の本格いも焼酎「ブルーインパルス賛歌」が
なにやらこの晩の話では店主はこのポスターに関連された方なんだとか
 

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こうして地元の常連の方と2時間半楽しい時間を過ごさせていただきました
話の中に出た色々な地元の美味しい情報があり翌日の京都伏見の散策に随分役立ちました
ちなみにこの店の角うちはもう20年以上続いているのだとか
もっとも京都で20年くらいというはつい先日くらいの感覚なんでしょうが

祇園四条駅から東に10分ほど歩くと、大きな朱色の門である「西楼門」に遮られます
この門自体本殿同様に重要文化財建造物に指定される由緒ある門です
 

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が、その先には祇園の街のシンボル「祇園さん」こと
『京都八坂神社』
全国の八坂神社の総本社がここにあります
 

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八坂神社のご祭神は「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」
出雲で「八岐大蛇」を退治して、櫛稲田姫命と結婚
と言うこともあるのでしょう神社の本殿の下には、大きな池があって龍が棲むと言われています
もっともここ八坂神社は方角を司る「四神」の一つ
東(青龍)として京都を守護するお社です

さて実をいうと年末年始はメルボルンに行っており
これが初詣
家内安全、無病息災そして今年も楽しく旅行やキャンプを楽しめるよう祈願いたします
 

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さてこれは「祇園えべっさん」
ここを訪れた翌日には商売繁昌の神様をお祀りする蛭子社の縁日が開かれるということでした
 

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京都八坂神社で初詣を済ませたら
次は京都高島屋で行われている「浅田真央展」詣で
そう私はこのblogで書いている通りの浅田真央ファン
今回京都にきたのも、このイベントが有るからこそ訪れたようなものなんです

その「浅田真央展」ですが、初日は本人が登場し出迎えるサプライズがあったためか
朝早くからとてつもない長蛇の列(それってサプライズじゃないだろうって突っ込みたくなりますが)
開場前だというのに何と千人以上並んだのだとか
 


 

そういや5年前にも同じような催し物として日本橋高島屋で開催された「Smile浅田真央23年の軌跡展」に伺いましたが、その時はあまりもの行列に恐れをなしたのか、老舗百貨店である高島屋が何と開店30分前にそのイベントの催事場のみ開場したのを今でも覚えております
まぁ引退してもまだまだ人気は衰えないようです
それにしても今回も高島屋では全店舗で展示会、高島屋の愛情も感じます
 

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さすがに今回は30分前に開場とはなりませんでしたが、開店とともに入場
本人のサプライズは有りませんでしたが
ソチフリーでのフィニッシュの真央ちゃんの等身大パネルが迎えてくれました
 

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さっそく7階のグランドホールで行われている「美しき氷上の妖精 浅田真央展」へ
こちらは可愛いメリーポピンズの衣装の真央ちゃん
この展示会場は当然のように撮影不可
展示会場には年少期からこれまでの軌跡を衣装やスケート靴、写真パネルなど約100点が紹介されていました
 

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撮影禁止と思いきやアイスショーなどで使われた衣装の一部は撮影可能
やはりオリンピックの衣装とかはIOCなどの団体が版権持っているのかな?
 

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ということで数枚パチリ
混んできたのでそそくさと会場を後にします
 

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今回のこの催しは
4月に引退した真央ちゃんのブルーレイ・DVD「美しき氷上の妖精 浅田真央展」の発売記念のイベント
近いうちに買うこととしよう 


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『加茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの』
白河天皇が嘆きつつ謳ったのは今は昔
 

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それから千年近くたった今では鴨川(加茂河)に濁流が流れ氾濫することはほとんどなくなりました
 

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そんな京都鴨川の治水のため築かれた鴨川沿いの堤防を散策していると
穏やかな鴨川の流れに数羽の水鳥に混じり何やら見慣れない動物が岩の上で日向ぼっこしていました
 

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最初にこの動物を見たときは大きなネズミかと思いましたが、スマホでググって調べた結果すぐさま判明
この動物は南米原産のヌートリアというのだそうです
毛皮を取る目的のため西日本を中心に飼育されていましたが、戦後毛皮の需要がなくなったため、放置された個体が野生化したのですが、カビパラに似たぼうっとした顔が「癒や される」と評判で餌をやる方も多く
ずいぶんと繁殖してしまったのだとか
現在では西日本だけでも十万匹は生息するのはと言われています
 

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ここまで多くなると自然体系も乱れることから現在では特定外来生物に指定され
鴨川を管理する京都府と京都市は、タッグ を組んでこのヌートリアを捕獲しているのだとか 

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奄美大島でも外来生物マングースの駆除に苦慮していますが、一度生態系を崩すと元に戻すのは不可能微近くなるのだとこのヌートリアをみて思いました

京都八坂神社を南楼門から出て下河原通りを南に歩くと
通りに面して細い路地があり京都らしい小路があります
なにげに見てみると路地の入口の外灯に「石塀小路」の文字が見て取れました
大正時代にはお茶屋もあったようで、その町屋の石垣がまるで石塀のように見えることから「石塀小路」と名付けられたんだそうです
 

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石垣に加え石畳に風情を感じますが、この石畳なにやら京都を走っていた市電が廃止されるのに伴い、市電に使われていた石畳をここに敷いたことのこと
せっかくなので私もこの石堀小路を歩いて高台寺方面へ
 

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その高台寺参道を示す石柱の脇に気になる看板が並んでいます
それがこの「龍馬祭」の看板
そうここにはあの坂本龍馬と中岡慎太郎の墓?と霊山護国神社があり
幕末に活躍した勤王の志士たちが眠っている場所
 

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でもここに来たわけは黒船・龍馬・新選組から明治維新まで 
日本で唯一の幕末維新総合博物館である「京都東山幕末維新ミュージアム 霊山(りょうぜん)歴史館」に立ち寄りたかったから
ちなみにこのミュージアムは昭和47年に明治100年を記念して開館したんだそうです
霊山歴史館の創設者はパナソニックの創業者、松下幸之助氏
『日本の伝統精神を発揮し、明日の日本を創る』この歴史館にはそんな幸之助氏の思いを込めて建てられたようです

さてこの霊山歴史観、ここには幕末の史料がかなり充実
坂本龍馬を斬った刀や龍馬が高杉晋作にもらった短銃など多くの史料が展示されていていますが
幕末フェチの私にとってはかなり見どころあるミュージアムでした

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さて今回この霊山歴史観には、訪れた日から初まるNHK大河ドラマ『西郷どん』を記念してか、大西郷展やってました
2018年通年特別展 「大西郷展」第1期「西郷隆盛と薩摩藩」
そういやNHKの大河ドラマしばらく見てないな~
久しぶりに見てみようかな
 

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日本有数の酒どころ京都伏見
その歴史は大変古く酒造りの伝統が花開いた時はなんと安土桃山時代にまで遡るのだとか
当時の権力者、豊臣秀吉が伏見城を築いたのち城下町として伏見は大きく栄え、酒の需要も高まったようです
現在もこの伏見には24軒もの酒蔵が酒造りをやっている酒蔵の街だったりします
ということで今回の京都観光は伏見の酒蔵やビール蔵を訪ねる旅となりましたが、一軒目に訪れたのはここ京都伏見が発祥の大手酒造メーカーの「月桂冠」

 
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とはいえ今回訪れたのは酒蔵ではなく「月桂冠大倉記念館」という伏見の酒造りの歴史を紹介する記念館でした
とはいえもとは月桂冠発祥地に建つ酒蔵を改装した記念館、100年以上の歴史がありどことなく風格が伝わる建物(酒蔵)です
 

玄関の格子戸をぬけると、すぐ左側の部屋に酒屋の帳場があり
その先で入館料300円を払い入館
 

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エントランスにある酒造りにも使われた「伏水」を一杯いただくことに
そう伏見は「伏水」と書かれたほどの良質な伏流水がわく地域
美味しい水で喉を潤します
 

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まずは明治から昭和にかけ酒造りの現場で実際に使われた伝統的な酒造用具類を見て回ります
その中でも一際目だったのは、もろみ仕込みに使う大桶
昭和初期まで酒を醸す桶は木桶でした
「夏子の酒」で有名な漫画家 尾瀬あきら氏の書かれた「奈津の蔵」で読んだそのものがここにありました
ちなみにその奈津の蔵では木桶からホーローでコーティングされた桶に差し替えられていくそんな時代の変革も出てきました
いまではほとんどの蔵ではステンレスの桶で酒造りが行われていますが、当時実際に使われもろみを浸み込んだその木桶はそれだけで芸術品のように思えました
この大桶には梯子がかかっていましたがこれが「蛙」と呼ばれていた昇降用の足踏み台
この足踏み台に足をかけ桶の上から櫂を引き上げながら、もろみをかき混ぜるシーン
そんなものをイメージしつつ眺めてきました
 

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米洗い・水漬けに使う桶
釜の上に置く「甑」
酒母づくりに使う用具類「もと半切桶」も展示されています
 

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麹をつくるための部屋「麹室」もかなり精巧に再現されています


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「かさ」「よだれかけ」と表示のある用具も置かれていますが
これって何なんでしょうか?
 

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伝統的な酒搾りに使われる「酒槽」
いわゆる「ふね」
ハネ棒の先に石を少しずつ吊るし、テコの原理を利用してゆっくり搾ったんだそうです
 

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酒槽を使って搾った酒を一番はじめに受けて溜める「垂れ壷」
貴重なお酒が漏れないよう漆喰をはさんだ二重構造になっていました
 

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続いて月桂冠の歴史資料へ
大リーグ、ベーブルースが来た時代の広告看板が迎えてくれます
 

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今では珍しくなった四斗樽の薦樽も並んでいます
容器として発達した木の樽である薦樽
ホーローやステンレスの桶になった事からお酒に木の香りがすることは無くなりましたが
木の桶に入れることで木桶で醸されたお酒を懐かしんで飲めるのだとか
ちなみにこの四斗樽には72リットルも日本酒が入っていますが、最近ではこの薦樽を鏡割りするのもあまり見られなくなりましたが、鏡割りは日本の文化であることからまだまだ見続けたいものです
ちなみに四斗樽は無理としても、キャンプで二斗樽くらいの薦樽を鏡割りもしてみたいものです
「獺祭」あたりでやったら面白ろそうですね
そうそう最近話題の上川大雪酒造は薦樽は売ってくれないかな~正月にステンレスの樽で鏡開きしたみたいですし
 

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レトロな広告ポスターの原画も展示
 

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昭和初期といった時代にかかわらず、結構なまめかしいポスター
日本画家・松田富喬氏の描かれたこの絵を見て何か昔見たなと思ったら
松田氏は雑誌『主婦之友』の表紙も担当していたんだそうです
なほどといったところでしょうか


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どこでも飲めるコップ付き小びんも展示されていました
これがなかなかのアイディア商品
当初は関西を中心に「駅売酒」として売られていたそうですが、これが関東さらには東北へと販路を延ばし
鉄道網の広がりと共に、月桂冠の名を全国に知らせることにもなったそうです
 

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日本酒の10升分が丸々入る一斗びん
シャンパンやワインなどでよくみられる大瓶ですが、これはディスプレイ用なんだそうです
 

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「野弁当」「花見弁当」とも呼ばれる手提げの重箱
実はひそかにキャンプ用に一つ欲しいなと思っています
後ろに掛けられた絵はそんな重箱が使われた花見の鳥瞰図
ドローンかなにかで撮った写真のようです 
 

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なぜかここに坂本龍馬のフィギュアがありますが、ここ京都伏見にはとゆかりの深い寺田屋などがあることから竜馬通りと名付けられた道があるなど、坂本龍馬人気にあやかろうとしているようです
 

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記念館の最後は試飲
「月桂冠レトロボトル 吟醸酒」
「玉の泉 大吟醸」
「プラムワイン」
3つのアイテムをきき酒
このあとも京都伏見を試飲して歩きますのでほどほどに

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お土産はこの記念館の名前の入った純米吟醸酒一合
300円の入場料はこれでペイしそうですが、これってしょっちゅう無料の試飲に通う人対策なんだろうな
 

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こんな感じで酒好きにはお宝ものが一杯、見どころ満載の月桂冠大倉記念館でした
次はそろそろお腹がすいてきたので神聖でお馴染みの酒蔵 山本本家が経営する居酒屋「鳥せい本店」へ

フロア中央にあるステンレスのタンク
たびたびスタッフがコップに注ぎ提供しているので、この隣に湧き出る伏見の名水「白菊水」を入れた水のサーバーかと思いきや
この大きなタンクには、何とできたばかりの蔵出し生原酒が貯蔵されていました
 

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ということで呑んべい御用達のこのお店で呑まないわけにはいきません
昼から蔵出し一口生原酒 210円をいただきます
 

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さて蔵出し生原酒の話から書き始めたお店は
大正時代から続く京都伏見「神聖」の蔵元 山本本家の一棟を改装した居酒屋「鳥せい本店」
 

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休日の昼時とあってかなりの方が(中でも30名ほど)並んでいました
 

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とりあえずお隣にある神聖酒造の売店を物色、時間をつぶします
 

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この鳥せい本店、酒蔵ならではのお酒に合う美味しい鶏料理がいただけるお店です
ということで今回のエントリーはここにランチを食べに行った時のお話しです


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1時間ちょい待っていよいよ席に案内されます
すぐにオーダー、我が家の奥さんが頼んだのは宮崎県から毎日直送されるフレッシュな「日南鶏」のモモ肉を使用した親子丼
ちょっといただきましたが親子丼発祥の玉ひでで、出てくるような溶き卵をレアな加減でとじたのではありません
自慢の鶏肉が大ぶりでごろごろ入っていて噛み応えが有り好みの親子丼でした


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で、私はと言うと「お昼の特別コース」というのを頼みます
コースは先ほどの一口原酒とともに運ばれたお通し
そして次に運ばれてきたのは
【鴨ロース】
 

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【焼き鳥】
とりねぎ、もも、きも、限定品のつなぎ、砂ずりの盛り合わせ


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【揚げ物】
手羽先、もも身唐揚げに立田揚げ
ご飯、みそ汁、漬物付きです
 

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焼き鳥には創業明暦年間。三百六十年の老舗 京都・清水「七味家本舗」の山椒をかけて食べるのが
ここ京都流

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と言う事で美味しくいただきました
これが晩飯ならば、飲み放題にして生原酒をこれでもかと飲んだのですが
まだまだ酒蔵巡りは続きますのでこの辺で鳥せいを後にいたします
ちなみにここ鳥せいには坂本龍馬にゆかりの深い「軍鶏鍋」も出しているのだとか
う~ん、これはまた次回の楽しみということで

鳥せいでお腹を満たしたら
京都伏見の酒蔵巡り再開
次に目指したのは百年以上の歴史を持つ老舗酒蔵がひしめく京都伏見の酒蔵にあって割と最近できたばかりの大手酒造メーカーである黄桜へ
といっても設立は昭和26年、戦後すぐにできた酒蔵というイメージですが
ここ京都では戦後は「応仁の乱」のあとのことを言います
ということでこの黄桜は京都伏見では新人さんということに
さてそんな新人酒蔵の黄桜を一躍大手酒造メーカーに押し上げたのは「河童」
黄桜にも「河童」に対する思いが強いのか、黄桜に隣接するように「キザクラカッパカントリー」がありました


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なぜ黄桜といえば「河童」なのか
それは黄桜が河童を長期にわたりマスコットとしていてCM等に多用しており
私の世代が最後かもしれませんが、多少エロチックなお色気アニメのCMに「♪かっぱっぱー るんぱっぱー♪」の陽気なCMソングが相まって黄桜が人気を博していたからにほかなりません
 


 

キザクラカッパカントリーにはお酒と河童(カッパ)のことなら何でもわかる黄桜記念館があり河童にまつわる清水崑・小島功両氏の河童の原画が展示されていますが
著作権の関係か撮影不可ということで残念ながら写真は有りません
 

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さて黄桜でのお目当ては日本酒ではなく
クラフトビール
黄桜では「京都麦酒」というブランドと「ラッキードッグ」「ラッキーキャット」という名のビールを醸造しておりました
もっともこれに気づいたのは京都四条烏丸_角うち「松川酒店」という立ち飲みのお店で飲んだからです
こうした新たなお酒との出会いがあるのが旅の面白いところ
京都伏見で日本酒ではなくクラフトビールというのが、なんとなく良いですね
店頭で生樽サーバーから「蔵のかおり」と昨晩飲んで美味しかった「アルト」を注いでもらいました
 

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これを中庭にあるフードコートならぬドリンクコートとでもいう場所で椅子の腰かけいただきます
ちなみにここの中庭では屋台のような店舗で燗酒や甘酒も売っておりました
 

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さて続いて日本酒のコーナー
 

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まずは黄桜製品ラインナップの展示


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昔の酒づくり道具や
 

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ジオラマ劇場「昔の酒づくり」の展示と
どちらかというとショールーム的な展示に終始していました
というのも実はここには「黄桜 伏見蔵」という工場見学ができる施設が有ったのですが
知らないで素通りしてしまったというわけです
まぁ急に決まった京都伏見の旅ですから下調べが不十分だったというわけです
残念ですがまた次の機会に
 

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工場見学はしませんでしたが、蔵の中は覗けました
お酒の移し替えは桶を担いでやるのでは無く、今やこういったホースを使うのが主流
あちこちにつながっているようです
 


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そして最後は日本酒搾り
いわゆる「ふね」ですが、黄桜の酒蔵にあったのは「ヤブタの自動圧搾ろ過機」があります
通称「ヤブタ式」とも呼ばれるこの搾り
もはや「ヤブタ」がなければ日本酒の醸造は考えられないようですね
 

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そのYABUTAの自動圧搾ろ過機で搾ったのでしょう
外には酒袋が干されていて酒蔵の風情を漂わせていました
 

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ということで黄桜記念館散策は終了
次はここからすぐ近く
坂本龍馬や新選組とゆかりのある「旅籠 寺田屋」へ

昨年11月に没後150年を迎えた坂本龍馬
同じく昨年11月にち「エッ」と思えるニュースを目にいたしました
それが高校の歴史教科書から「坂本龍馬」が消えるかもしれないといったニュースでした
「歴史上の役割や意味が大きくない」との判断からとの事ですが、薩長同盟、大政奉還、五箇条の御誓文など、裏方として近代国家の誕生に果たした影響はあまりにも大きい
是非とも今の日本の歴史の基礎を作ったと思える人物なのでしっかりと語り継いでいってもらいたいものです

さてその坂本龍馬が京都で逗留していた旅籠
幕末の『寺田屋事件』で有名な京都にある観光名所『寺田屋』は黄桜からすぐ近くということで、歩いて伺うことに
 

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坂本龍馬をはじめとした志士たちが定宿とした旅籠 寺田屋は残念ながら鳥羽伏見の戦(1868年)の際に罹災し焼失、今回伺った寺田屋は後に「寺田屋が建っていた跡」に再建されたものなんだとか
 

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とはいえ幕末・維新などの歴史ファンには聖域ともいえる場所
格子戸を開け中に入り入館料400円を支払い見学させてもらいます
玄関では坂本龍馬や中岡慎太郎の写真が迎えてくれます
 

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坂本龍馬が愛用した梅の間には
遭難直前に描かせたかけ塾の絵などが展示されています
 

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そうそう高杉晋作から上海みやげに貰った拳銃
スミス&ウェッソンもありましたが、もちはこれはレプリカでしょう
でないと銃刀法違反ですしね
 

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柱などに刀痕や弾痕が付いていて生々しいのですが
前述の話から憶測するに、これはきっと後の時代に作られたものなんでしょうね
 

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この宿には京都の町屋らしく
坪庭がありました
夏の暑さ対策ではこれがあるのとないのでは全く違うのだとか
 

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さて旅籠寺田屋といえばこの風呂桶
「坂本龍馬襲撃事件」では、その後結婚することとなる楢崎龍こと「お龍」が入浴中、捕方に気付いて裸のまま階段を駆け上がったと司馬遼太郎氏は「竜馬が行く」で謳っています
その時、実際にお龍が入浴していた風呂が現存してい・・・・・るわけはないでしょうから
これもおそらく単なるそれらしき物なのでしょう
 

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ただたとえ明治時代に再建されたものとしても
ここを拠点に東奔西走した坂本龍馬を思い起こすには充分な建物であることに変わり有りません
 

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さてこの旅籠寺田屋、なんと今でも泊まることができる維新の旅籠なんだそうです
こうして見学できることから察しても結構制約があるようですが、6500円で宿泊できるのだとか
そんな事が入館時にいただいたこのチラシやパンフレットに記載されていました
まぁここに泊まるのはちょっと遠慮しますが
 

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さて冒頭の話にどりますが、高校の歴史教科書から消し去られようとする坂本龍馬
船中八策などは本当に坂本龍馬の考案なのかなどと揶揄される考察なども見られますが
京都東山幕末維新ミュージアム「霊山歴史館」で先ほど確認したばかりの『薩長同盟盟約覚書』には坂本龍馬本人が裏書していたりもしました
なんだかその後飛躍的に発展を遂げることとなった日本の礎を築いた
明治維新の志士たちの思いを無きものとしたい
そんな人々がいる様に感じずにはいられません
 

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旅籠寺田屋から竜馬通り商店街から納屋町商店街へ
実は昨晩伺った京都四条烏丸 角うち「松川酒店」で地元の常連客から聞いた情報をたどってとあるところへ
 

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途中で竜馬通り商店街シャッターアートプロジェクトなるものに出会いました
それが「鳥羽伏見之戦空想図」
戊辰戦争において伏見街道を封鎖している薩摩・長州藩兵に対し旧幕府軍であった会津藩兵に加わった土方歳三率いる新選組が斬り込みをかけるシーン
封鎖しているといえど暇だったのか薩摩・長州藩兵ともに伏見のお酒を飲んでいる姿が描かれていました
きっと薩摩・長州の藩兵が田舎者でここ京都伏見のお酒が美味しく珍しかったため酒におぼれていた
私にはそうなふうに書かれているように思えました
 

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さてやって来たのは京都伏見ならではの日本酒のテーマパーク「伏見酒蔵小路」
 

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外観は一軒町家風の外観ですが、さすがにそこは京の町屋
中に入ると屋台風の店が軒を連ねる小路のような空間となっていました
 

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「うまいもん専門店」と銘打った屋台は和食店やラーメン店など、お酒と一緒に楽しんだり
飲んだ後に食べたい料理が揃う店が7軒が連なっています
まずは今回出前した炭火焼が味わえる「伏水89丁目食堂」
 

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ちょっと興味があったのは
「肉吸い・もつ鍋 むかし屋」
 

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日本酒のみならずグラスワインも置く「BAR BANA」
 

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「鮨大立喰い部 大ちゃん」
 

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「酒処 京町茶屋 伏見桃山店」
 

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「らーめん 門扇 伏水酒蔵店」
 

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けれど私の目的の店は壁に蔵元別の酒が並ぶ
酒蔵よりの100種を嗜(たしな)む酒蔵カウンター「酒蔵」
 

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カウンターには正月飾りに加え(伺ったのはまだ正月の開けない1月7日)酒器が飾られています
そうそうここには立ち飲みのカウンターもありました
 

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さてここに来たからには「十七蔵の利き酒セット粋酔(KISSUI)」は外せません
グラスに入った17種の全て京都伏見の酒蔵の酒
1杯約20cc入っていて、全て合わせても2合くらいなんだとか
 

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17種のお酒はこのラミネートされたメニューにある通り
酒の香りの開き方により飲む順番も考えて並べられているのだとか
【増田徳兵衛商店】 抱腹絶倒
【月桂冠】     月桂冠 にごり酒
【京姫酒造】    匠 純米吟醸
【キンシ正宗】   純米吟醸 金鵄正宗
【齊藤酒造】    英勲 純米吟醸 古都千年 京都産祝米100%使用
【東山酒造】    特別純米原酒 魯山人
【松本酒造】    純米吟醸酒 桃の滴
【豊澤本店】    豊祝 生原酒 1年熟成
【山本本家】    純米大吟醸限定品 松の翠
【宝酒造】     松竹梅特選 山田錦 特別純米辛口
【城陽酒造】    純米酒65 五百万石100%使用
【都鶴酒造】    都鶴 山田錦純米極辛
【北川本家】    富翁 本醸造上撰 寒造り辛口
【山本勘蔵商店】  特撰本醸造 鷹取
【招徳酒造】    生酛造り純米酒 花洛
【玉乃光酒造】   伝承山廃仕込 純米吟醸 玉乃光
【黄桜】      吟醸秘蔵酒12年貯蔵
 

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特に最後に飲んだ黄桜の吟醸秘蔵酒12年貯蔵は見事
日本酒の古酒も素晴らしいですね
グラスの裏に白い紙を置いて撮ってみましたが、淡く色ずいているのが見て取れるかと

さてこの十七蔵の利き酒セット粋酔
人気メニューのようで、周りの方々も同様にこれを頼んでいました
私の見る限り17種の酒を一升瓶からそれぞれ注ぐのはかなり大変なようでした
 

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肴は酒蔵カウンターで卓上コンロで炙ったエイヒレ
「伏水89丁目食堂」からの出前です
熱々のエイヒレをかじりつつ、ちびりちびり17種の伏見の酒をいただきます
 

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ちなみにこのお店を教えてくれた松川酒店の常連さん
実はここに来たことは無いんだとか
 

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京都伏見に来たらまた寄らせていただきます
その時まで十七蔵の利き酒セット粋酔続けてくださいね

今ビール好きの間で密かに注目されている「クラフトビール」
もともと地ビールは一度ブームが有ったのでよく知っていますが、クラフトビールはまたそれとは違うもの
小規模な醸造所で職人が丹精込めて造る個性的なビールは美味しいんだと知ったのはサンディエゴのペトコパークを訪れ飲んだ時のことでした
たまたま球場の外野席を開放しクラフトビールフェスティバルをやっていたのですが
ここで飲んだクラフトビールが実に味があり美味かった
 

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ということでクラフトビールを求め向かった先は
京都地下鉄の十条駅から五重塔である東寺を眺めつつ歩いて15分
ちょっと不便な場所にそれは有りました
 

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そんな不便な場所まで歩いて行ったのは「京都醸造所」というクラフトビールのブルワリー
ここは国籍もさまざまな3人の外国人であるエールズ人のベン、アメリカ人のクリス、カナダ人のポールが立ち上げたブリュワリーです
 

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2年ほど前に札幌の盤渓スキー場で行われたサッポロクラフトビアフォレスト2016
で飲んだ京都醸造の「一期一会」
複雑な香りとドライな口当たりと言うことでしたが、しっかりとした苦さが特徴のビールで忘れられない味となりました
 

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タイトルにある
京都生まれのクラフトビール販売中「京都醸造所」
実は工場前のスペースを開放し土日限定でタップルームを開催
樽生のクラフトビールが楽しめるとここまでやって来たわけです
営業時間は土曜日・日曜日のみ13:00~18:00(LO 17:30)
京都伏見の酒蔵を飲み歩いていたので夕方ギリギリの時間の訪問となりました
 

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ビールを醸造している小屋の前にはキッチンカーとビール箱をひっくり返した椅子とテーブルが並んでいて、ここにクラフトビール好きが集っているようで
まだ寒い中だというのに外でビールを楽しんでいました
 

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タップルームの試飲は樽から注がれる限定醸造クラフトビールが一杯600円
この日の樽は
「カカオの彩り」
「ええとこどり」
「週休6日」
の3種
ちなみにこのタップルームでも立ち飲みが出来るようテーブルが置かれていました
そうそう気になったのがこのグラスの洗浄機
キャンプで樽生ビールを飲むとき一つ欲しいかも
 

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私はその名前が気になり「週休6日」をオーダー
我が家の奥さんは「ええとこどり」
 

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タップルームはビール好きで満席(イスはありませんが)
外で京都醸造所を眺めつつ乾杯
ちなみにここ京都には京都醸造所のほかにも
カッパで有名な黄桜の酒蔵仕込 京都麦酒
キンシ正宗の醸造する「京都町家麦酒」のクラフトビールが有るのだとか
先ほど黄桜で京都麦酒を味わってきましたが、ここ京都は日本酒のみならずクラフトビールもかなり楽しめる街なんですね
 

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軽食のキッチンカーはタコス屋台Taqueria El calaveraエルカラベラ
このタップルーム開催日に合わせやってくるようです
まぁこのあと四条に戻りすっぽん料理を予約しているのでここは我慢
 

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1月下旬から2月中は醸造所の工事のためこのタップルームは開催していないほか
醸造も制限しているようでお土産の瓶ビールは買えませんでした
ということでまた盤渓でお逢いしましょうと約束し近くの京都南区役所前から京都バスで京都駅へ
 

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ちょっと低くない?京都タワー

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京都醸造所のタップルームでクラフトビールを愉しんだあとはバスで京都駅まで来ましたが
日もたっぷりと暮れ天気も良いことから、お東さん(東本願寺)のローソクとも言われる
「京都タワー」に昇り夜景を楽しむことにします
 

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ちなみに京都は世界有数の観光地、神社仏閣等々見どころはいっぱいあり
わざわざ京都タワーに昇らなくてもとも思いますが、入場料大人770円を払いエレベーターに乗ることに
そうそうこのエレベーター、観光用のタワーと言うこともありエレベーターガールがちゃんとおりました
 

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漫画『弱虫ペダル』に登場する架空の高等学校が「京都伏見高校」といこともあるのでしょう
2018年1月スタートのテレビアニメ「弱虫ペダル GLORY LINE」の放送に合わせて、作中に登場をする京都伏見高校の地元・京都から、弱虫ペダルを盛り上げるタイアップイベントを開催していて
アニメの原画などを展示していました
 

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京都タワーの高さは131m、今回昇ったこの展望室は地上100mの高さに、東京スカイツリーの634mは論外としても地上60階のあべのハルカスが300m有ることからのその低い?と感じるかもしれません
 

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車のヘッドランプが碁盤の目に区画された整然とした京の街を意識させますし
ライトアップされた八坂の塔や先ほど行った五重塔である東寺などの世界遺産を空の上から確認できました
まぁ低いと言ったらそれまでですが、高層建築物が規制されている京都の街並みを一望するには十分
この京都タワーは京都市内で最も高い建物ですから、展望台から京都の街を360度見渡すことができました

 

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ちなみにこの京都タワー、盆地である京都の土地柄電波の中継地としては生駒山や比叡山があるので電波塔ととしての役割はなくあくまでこれは観光用のタワーなんだとか
さてそろそろ晩飯を予約していることもあり、こうしたタワーは昇るより降りのほうが並ぶことが多いのでさっさと帰り順路の階段を下ります
 

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今回の宿泊先である四条烏丸から四条通り小路の路地裏に隠れ家「居酒屋割烹瓢亭 MARU」があります
伝統の京料理と「まる」と呼ばれるすっぽん鍋が楽しめるお店というこで予め予約してありました
ところでここ京都で瓢亭と言えば7年ほど前に伺った南禅寺の有名店「瓢亭本店」がまず頭に浮かびます
そうあの「朝粥」が何と六千円もするあのミシュラン3つ星の瓢亭でのことです
ところが京都には二軒の"瓢亭"という料亭が存在
そのもう一つの瓢亭の名を引き継ぐのがこの居酒屋割烹瓢亭 MARUなんだそです
 

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お店はと言うと瓢亭本店とは違い、カジョアルな雰囲気のお店で
カウンター席が6席、テーブル3席それに宴会用の小上がりの半個室が有り
今回案内されたカウンター上にはおばんざいの盛り合わせの大皿が並んでいました
 

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まずはビールで乾杯
出てきたのは京都と言えばどこに行っても出てくるサントリーではなくキリンの一番搾り
 

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今回は予めコース料理「新町」(4000円)を予約
おまかせで出てくる平井利昭氏の料理を楽しむことに
まずは【突出】
「菜っ葉の炊いたん」と「タコきゅうり酢の物」
 

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続いて■お造り
鯛とひらまさのお造り
 

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この辺でビールから日本酒にチェンジ
頼んだ日本酒は京都洛中に酒蔵のある佐々木酒造の季節限定『古都しぼりたて』
昨晩これまた立ち飲みの松川酒店で初めて呑んだ酒ですが、まろやかで何にでも合いそうな日本酒です
なにやら俳優の佐々木蔵之介氏の実家の酒蔵だとか
 

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■吸物(すっぽん)
続いてこれがメインなのでしょう
メニューにこんな解説がありました
『すっぽんは甲羅が丸いので通称「まる」と言います・・・中略
瓢亭MARUは世の中すべてうまくいくという「〇」とすっぽんの「まる」、烏丸の「丸」を合わせて店名にしました』とのことです
 

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カウンターから見えた調理場でこれでもかとガスレンジで熱せられた
熱々のお鍋「まる鍋」
が出てきましたが、店主から気を付けて蓋を開けて下さいと言われその通りに蓋を開けると、しょうがの香りが漂ってきます
具は「お豆腐」「長ネギ」「すっぽん」と極めてシンプル
すっぽんの味もさることながら出汁の効いたそのスープは京ならではのものでした
 

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■煮物
これぞ割烹ならではの味『煮合わせ』
京料理に欠かせないゆばやひろすう、生麩に南瓜、真子などの野菜を別々に調理し、盛り付けると言った手間暇かけた料理
 

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カウンターの上にあった大皿はこの煮合わせに使われるようです
 

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■焼肴
鰆の幽庵焼
 

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■天ぷら
海老にレンコン、しし唐、椎茸などを揚げたてのさっくさくで頂きます
  

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■蒸物
ここの名物「まるまんじゅう」はすった山芋にまるが入ったものを湯葉で巻いたしんじょう仕立て
これが美味かった
 

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■飯物
炊き込みご飯
 

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■デザート
それに抹茶でコースは終了
ごちそうさまでした
 

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我が家の宗派は浄土宗なんですが、恥ずかしながらそれを知ったのは亡き父の葬儀を迎えた時でした
その後何度か法要を繰り返しお坊さんと話す機会も増え、その話の中でたまたま京都の話となり八坂神社へ行った話をしたときに、そのお坊さんは八坂神社の隣にある知恩院には行きましたかと尋ねられました
確かその時はそちらに足を運ぶ方も多く何があるの気になったのですが、あまり時間もないこともありその時は伺いませんでしたと答えたところ
それは残念な事をした、実はそのお寺こそ私ども浄土宗の総本山となる「知恩院」なんですよと教えていただきました
宗教においては無知な私ですが、我が家の宗派の総本山しかも国宝とあっては伺わないわけには行きません
京都3日目の朝はツアーを予約してありましたが、その前に見て回ろうと早朝に伺いました
 

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入ったのは国宝にも指定された三門から
悟りの境地に達するために3つの段階
「空門」「無相門」「無願門」といった三つの解脱門という意味で三門なんだそうです
 

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話は変わりますが解脱といえば航空会社の修行僧がまず頭に浮かぶ私ですが
今から6年前、JALのグローバル会員を家族会員から切り替え単独の会員になったとき、先般大変悲惨なな震災が起きた花蓮から少し行ったところにある太魯閣で解脱門をくぐったのを今でも覚えています
太魯閣の天祥「祥徳寺」でマイル修行解脱を祈念」が私にとっての解脱の時でした
 


 

さてつづいて五十一段の階段がある「男坂」を上りこれまた国宝の「御影堂」へ
そこは法然上人の御影をおまつりしてきたお堂なんですが、普段の不信心さが祟りなんとお堂は改装中でした
およそ8年をかけて行われるこの大修理工事、その真っただ中に来てしまったというわけです
 

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朝はやくから工事車両が来ており
そそくさと拝観を済ませ帰ることに
 

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案内図を観てみるととても短時間で回り切れないことがわかりす
こんどじっくり紅葉の季節にでも来て「不信心」さを少しばかり解消していこうかとも思っています
 

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ちなみに知恩院前から円山公園までの徒歩ルートである東山円山公園という絶好の立地に聞きなれた名前のお店がりました
それが「本格ちゃんこ祇園相撲茶屋 いころ」というちゃんこ屋さん
う~んやはり冬は鍋ですね
 

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そうそう気になったのが八坂神社前の『八代目儀兵衛』
まだ朝の9時だというのにこの行列
名物は親子丼懐石らしいのですが
ランチは確か11時から2時間以上並んで食べるのでしょうか?

 

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ちなみにこの知恩院総本山
詳名は華頂山知恩教院大谷寺というのだとか
何か因縁めいたものを感じずにいられません

祇園宮川町で出会った祇園の象徴「舞妓さん」
京都最終日である3日目はアソビーユというツアー会社が催行する『あなたの知らない昼の花街!祇園のひる遊び』といったガイドツアーに参加しました
そのツアーの内容をホームページから抜粋すると
『「夜の町」というイメージが強い祇園。ですが、昼間の祇園にもたくさんの魅力があるんです!
専門のガイドが、祇園の表から裏まで歴史から文化までお話いたします。隠れた名店でお買い物や試食を楽しめば、新しい祇園の魅力に気づけるはず。ブラブラと路地裏を歩く感覚でお楽しみください。』と謳われていて興味があったのであらかじめ予約してありました
 

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さて京都には花街といわれる場所は5つ
祇園甲部・宮川町・先斗町・上七軒・祇園東
この5つの花街を総称して「五花街」といいますが、今回のツアーはそのうち上七軒を除く
4つの花街をガイドさんに導かれ祇園花街の裏側を散策することに
ガイドさんと京阪本線祇園四条駅で待ち合わせましたが、どうやらツアー客は私どものみ、ラッキーなことにマンツーマンでのガイドとなり、まずは四条駅近くの宮川町から巡ります
歩いてほどなくガイドさんが立ち止まりました、どうやらこの古い木造家屋が何かの裏の祇園を象徴する建物のようです
現在は個人宅といったこの風情の家屋ですがよく見ると三階建てです、何故三階建てなのか?それはここ京都に限らず遊郭には妓楼と呼ばれることもあるように三階建てが多かったことに起因します
建物が三階建てなのは遊女が外に逃げられないよう三階に住ませていたからなんだそうです
ちょっと古い家屋にしか見えないこういった建物からも、その昔遊女が前借金に縛られ隔離されていた境遇が見ることが出来ますね
 

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さて遊郭の話から始めてしまいましたが、今回のエントリーは花街(かがい)のお話でした
話を舞妓さんの話に戻しますが、ここ宮川町には数多くのお茶屋・置屋があります
そんな舞妓さんが所属する事務所兼住宅であるお茶屋・置屋の玄関には、所属する芸妓さんや舞妓さんの名前の表札がかかっていました
よく見るとここの舞妓さんの名前は皆さん「菊」の一文字が入っていますが、これは置屋の女将さんたるお母さんに由来するのだとか
玄関先にかかっている提灯の紋様は宮川町独特のもの
祇園五花街にはそれぞれの紋様の提灯があるのだとか
ちなみにここ宮川町の紋様は「みやがみわになり」
三つの輪が重なったデザインなんだそうです
 

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そんな舞妓さんや芸子さんも贔屓にする「そば処 二葉」
ガイドさんもお勧めで、にしんそばの看板がかかっていますが、京都らしくうどんも美味しいのだとか
開店前ですが昼が近いこともあり、出汁の香りが店の外にまで解き放っていて
看板が無くてもここを通れば、あぁ二葉だとわかるくらいでした
次回は是非とも昼時ここに立ち寄りたいものです
 

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ガイドさんに勧められ立ち寄った店もあります
それがこの「京菓子處 名月堂
創業昭和25年の老舗の菓子屋でTVや雑誌で紹介されることも多いんだとか
 

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名物はニッキ餅(1個100円)
帰りのバスの中で食べましたが、八ツ橋でも使われるニッキを活かしたシンプルなお餅
あのパナソニックの創業者松下幸之助も愛したお菓子なんだそうだ
けれどそのニッキ香りがすごい、バスの中で食べるにはちょっと失敗したかなと反省もしましたが、もちもちとした弾力のあるお餅はまさに京の名物なんだと感じさせました
そうそうこのお店ガイドさんも贔屓にしているためか、お店の方にニッキ餅を買ったときオマケにこの幸せを呼ぶ蛙『福蛙』(木村桜士堂)を頂きました
昔から蛙は「無事帰る、お金が帰る、若返る」と言われており、縁起物として親しまれているようで、お財布の中に入れてお守りとして持ち歩いて下さいとのことでした
 

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ここ祇園にはこうした昔ながらの細い路地が毛細血管のように張り巡らされています
中には袋小路になっている小路もありますが、夏場は日陰となるうえ風も通り歩くには最適なんだとか
 

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そんな小路の一つ「あじき路地」
若手工芸家たちがここに住みながら創作活動を行う「職住一体」を実践している場なのだとか
若手が集まっているのは、ここの大家である「おかあさん」こと熊倉弘子さんが私費を投じて、ものづくりに励む若手作家たちを応援する町家長屋をやっているからのようです
そうそう小路の名前の由来もその熊倉さんの旧姓の「安食」からきているのだとか
 

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このあじき通り入り口には「大黒屋」なる銭湯がありますが、これまた舞妓さん芸子さんがよく利用するお風呂なんだとか
 

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ちなみにその大黒屋の煙突を入れたこの風景は京都祇園の風情を表す写真によく使われるそうです
私もご相伴にあずかりパチリと一枚
 

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少しばかり大きな通り(といっても道幅は5mくらい)には、折り畳み式のテーブルのある住宅があります
昔はここに商品を置きなにかしょうばいをしていたようですね
窓の格子が多いのは泥棒除けというよりは日よけ?
着物か何かを扱っていたのかもしれません
 

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こんな細い道路にも関わらず鉄筋造りの建物が建築中でした
もとは町家だった様で奥に長い土地
行った全体、重機をここにどうやってもって来るのか
建築資材をどうやって運ぶのか、こういった場所で建物を建てるのはかなり大変そうです
さてこの建築中の建物を見てガイドさんが珍しいと言っていましたが、それはずいぶん地面を掘っているから
というのもここ京都では建築物の基礎はあまり深くは掘らないそうです
わけは千年の都だけあって深く掘ると何かかにか出てくるからなんだとか
何か遺物が見つかると2年は手が付けらくなるのがその理由のようです

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さて話が長くなってきたので、その2に続きます

『あなたの知らない昼の花街!祇園のひる遊び』といったガイドツアー続編です
そのツアーの当日はちょうど京都の冬の風物詩である「十日ゑびす大祭」が行われる京都ゑびす神社がコースにありました
ただしおいべっさんと呼ばれる商売繁盛を祈願するこのお祭り
京都で商いを行っている方々が吉兆笹を授かろうと朝から詰めかけているようです
興味はありますが今回のツアーの目的はあくまで花街、混雑が予想される京都ゑびす神社のある大和大路通り近くは避け八坂通りを歩いて禅居庵 摩利支尊天堂へ
 

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この禅居庵 摩利支尊天堂の本尊たる摩利支天は猪を眷族として従えているという逸話から境内には狛犬ならぬ『狛犬イノシシ』が奉られています
写真の社の中には黒い大きなイノシシと素焼きのウリ坊が沢山並んでました
ちなみこのウリ坊たちはここ禅居庵の亥みくじなんだそうです
これあとで気づきましたが今日土産に亥みくじ一つ欲しいかった
 

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さてここの本殿は京都最古の禅寺「建仁寺」
京都五山の第3位に列せられ、日本に禅宗を伝えた「栄西」ゆかりのお寺です
禅宗のみならず日本にお茶を伝えたとも言われています
お寺には天井画「双龍図」や風神雷神図屏風(オリジナルは京都国立博物館にあります)などの展示物も豊富なこともあり観光名所のようで白人の観光客も多く見かけました
ガイドさん曰く建仁寺の修行は大変厳しいのでも有名
ついでに節分には何故か僧侶?が、普段の修行のストレスを発散させるのか住民を鬼に見立て至近距離で強烈な豆まきが行われるので、当日は近づかないようにしているのだとか
 

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続いて舞台公演『都をどり』の会場となる「祇園甲部歌舞練場」

 
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次回は是非ともこの優雅な舞を見たいものです
 


 

さて祇園甲部歌舞練場のある、このあたりの小路には赤地に白の「つなぎ団子」の提灯がかけられていますが、いつも間にか宮川町エリアを通り過ぎ
京都五花街の一つ「祇園 甲部」エリアに入ったようでした

 

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祇園 甲部のこの周辺は由緒ある茶屋や料理屋が立ち並ぶんでおり「花見小路」と言われていますが、おそらくは景観条例などがあるのでしょう
カラーコーンは木造建築物に合わせ茶色に塗られていたり、非常ベルも目立たないよう木でできたカバーで覆われていました
でもそれらは基本目立たねばならないもの、なんとなくこれでいいのかと思ってしまいます
 

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「キヌ美粧院」
舞妓さん・芸子さん御用達の美粧院ですが
テレビ朝日の人気ドラマ「科捜研の女」 のロケ地なんだそうで
「祇園日本髪殺人事件」(2014年10月30日放送)の中で 舞妓さんの髪を結う美容院ということで 聞き込み対象として登場 しているそうです
ちなみに舞妓さん芸子さん御用達といっても、「一般の女性客おことわり」ではないようです
 

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祇園甲部の代名詞「お茶屋 一力亭」
あの大石蔵之助がお茶屋遊びをした茶屋です
老舗の人気店らしく犬矢来(いぬやらい)が大きく張り出しています
本来は、外壁を泥やはねによる汚れ、傷から守るために設けられたものですが、お店の格も示しているようです
玄関には容易に入れぬよう竹が行く手を遮っていますが、これは「一言さんお断り」の標
花街にある多くのお茶屋さんでは、既存客の紹介がない限り利用できない「一見さんお断り」の花街独特の伝統的な風習が今もなお残っています
 

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さてまた話が長くなってきたのでその3に続きます

花見小路を北へ四条通りを超えたところが、五花街の一つ「祇園東」
次のツアーの目的地です
ガイドさんに導かれるまま、建物の脇の細い道を歩いていると見えてきたのが120年もの歴史を持つ京都祇園の老舗和菓子店「甘泉堂」
ここの店は夏は水羊羹、秋から冬は栗蒸し羊羹が有名なお店で
看板娘?たる「おばあちゃん」の人を心底ビビらせる客対応も賛否両論の人気の秘密なんだとか
 

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次にやってきたのが、「京都花街国民健康保険組合」
目的は健保組合ではなく健保組合の看板の隣にある黒板
舞妓さんたちのお稽古のスケジュールが記入されています(大御所のお師匠さんの名前も並んでいます)
えっスケージュールくらい手帳に記入すればよいくらいに思えますし、今やスマホで管理でしょうと言いたくもなりますが
実は舞妓さん、「仕込さん」という修行期間は自前の持ち物は無く
スマホなどは持てないことになっているのだとか
なんだか厳しいですね、ということで自身のスケジュールはここに来ないとわからないということにあるわけです
 

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ツアーは楚々と流れる白川に架かるこの小さな橋「巽橋」を渡り辰巳大明神へ
この辺りは昔ながらの風景を湛える祇園白川地区
ここは伝統的建造物群保存地区に指定されており8年ほど前、京懐石を食べに「京料理 琢磨」へ伺ったこともありました
 

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ガイドさんもお勧めのお店を紹介してくれました
向かい合う2つのお店で一つは創業は天保元年(1830)といった老舗の仕出し料理のお店「京料理 菱岩」
出汁の香りが店の外にまで充満していました、これは間違いなく美味しいんだろうと容易に想像させるお店です
2軒目は向かいの「割烹 たん義」リーズナブルな価格で割烹料理が楽しめるのだとか
次回京都に来たのならどちらかに立ち寄ろうと思います
 

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祇園白川地区から三条大橋方面へ歩いてすぐに「元有済小学校」がありました
元というのは統廃合で廃校となったから、祇園のこのあたりには今や少子化の波が襲っているようです
木造の簡素な櫓が見えますがこれが「太鼓楼兼望楼」
火の見櫓の役目を果たし、太鼓を据えて市民に時を知らせたそうです
鐘の望楼はよく聞きますが、太鼓とは珍しいですね
明治9年に建てられたこの太鼓楼兼望楼、現在は国の登録有形文化財となっています
 

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こちらもガイドさんお勧めの老舗の蒲鉾屋さん「キク嘉老舗」
なにせ創業は天保元年(1830年)
京の料亭の多くの名店で出される蒲鉾やひろうすはここの物であることが多く
名物は鱧を使った「鬼かまぼこ」
チーズ入りかまぼこ発祥の店という方もいらっしゃいますが、丸善が元祖という方もいてこれはどちらかは判りませんでした
 

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ツアーも終盤、三条大橋へやってきました
おっとその前に「高山彦九郎像」を忘れてはいけません
土下座像と呼ばれているこの像、たしかにヒゲ面の男が座ってひれ伏しています
ヒゲ面の男の名は高山彦九郎、尊王運動の先駆者として幕末の志士たちに強い影響を与えた人物として有名ですが、その台座にはこう記されています
「京都に出入りする折には、この銅像の姿のように京都御所に向かって拝礼した」
そう土下座ではなく、拝礼なんですね
ちなみに京都では待ち合わせの場所として「土下座像」前で通じるそうです
せめて「拝礼像前」にしてもらいたいものですね
 

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拝礼像を拝んだ後は三条大橋へ
ここは東海道五十三次の終点であの弥次さん喜多さんの像もありました
この橋には「三条大橋の擬宝珠の刀傷跡」があります
橋の片側にはこんな看板がありました
「三条大橋西側から二つ目の南北擬宝珠に刀傷があります。これは池田屋騒動のときについたのではないかといわれており、現在でもはっきり見て取れる刀傷です。三条大橋を渡るときに目をやってみてはいかがでしょう。  三条小橋商店街振興組合」
とありました
 

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幕末の池田屋事件で、三条大橋の2か所の擬宝珠(ぎぼし)に刀傷がつけられたと噂の場所です
確かに傷がついてますけど真偽のほどは確かではありません
ただ皆さんこの刀傷を撫でていくので少しずつすり減り遠くない将来はこの刀傷は無くなりそうです

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そして五花街巡り最後に巡るのは「先斗町」
7年前にはここ先斗町で京都の夏の風物詩鴨川の納涼床を楽しみました
 

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ここに伺ったのはまだ正月明けきらぬ時期だったことから
小さな門松に加えこたつに入ったうさぎ
それに若松の根っこをそのまま引き抜いて用いる「根引き松」が飾られていました
 

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今回の『あなたの知らない昼の花街!祇園のひる遊び』ツアー
ガイドの丁寧な説明もあり、かなり奥深い花街や祇園の様子
ついでに美味しいお店を紹介いただきました
かなり意義のあったツアーでしたので次回もぜひ利用したいものです

「ケイ、ワイ、ケイ、う~ん!」-。大阪に住んでいる人なら誰でも知っているとんかつレストラン「KYK」のCMのフレーズ
いかにも関西ならではの楽しいご当地CMの「跳馬編」です
CMの制作主は神戸市三宮発祥のとんかつ屋さん『とんかつKYK』
関西ではとんかつではなくビフカツと言った常識を破ったお店ですが、バスに乗っている最中、大阪や京都の街中でその店舗をよく見かけました
まぁ関西方面では知らぬ人の居ないとんかつ屋のようです
 


 


京都観光を終えシャトルバスで関西国際空港へ戻ってきましたが、この時すでに午後2時を過ぎていました
かなりお腹もすいたので、このあたりでちょっと遅めの昼食
関西国際空港に上記のとんかつKYKのお店が出店しているとあらかじめ調べてありましたので立ち寄ることにしす
昼はとうに過ぎていましたが店内は満席、やはり人気店なんですね
半数以上が外人観光客、関西空港と言うこともあるのでしょう
中国系や韓国の方が多かったように感じます
 

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当初から考えていましたが、搭乗時間も迫ってきていることもあり店内では食べずにテイクアウトすることに
整理札を持たされ10分ほど待って出来立て熱々の弁当でいただきます
 

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お弁当を抱えセキュリティを潜りますが、ここ関西国際空港国内線にはラッキーなことに「大型手荷物受付・職員・乗務員用通路」というレーンがあり、連休中の混雑する空港のなか楽々セキュリティを通ることが出来ます
セキュリティを潜ったら、その先すぐ左側にあるJALサクララウンジへ
 

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ラウンジに入ったころは結構、人がいましたが羽田行きの14時50分の便が出るとあとは貸し切り状態となりました
 

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ということでまずは今回の旅の無事に感謝しつつ
JALのサクララウンジにでアサヒスーパードライを駆けつけ3杯
 

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先ほど買ったばかりの弁当をこのラウンジで頂きますが、頼んだのは「お昼のロースカツ弁当」780円
コスパも良いうえ、ご飯を大盛りにしていただきました
カツは人気店どおりサクサクで、とても美味しかった
生ビールともよく合います
 

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ちなみに貸し切り状態で閑古鳥のなくサクララウンジだったこともあり
ここではご法度とされるこれまた関西名物の「551蓬莱の饅頭」を開けて食べようか?悩みましたが、やはり自宅に持ち帰り食べることとなりました


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ということで1月の成人の日を交えた連休に行った2泊2日ばかりの京都の旅も終了
もともとは京都高島屋で行われた特別展示「浅田真央展」が主目的でしたが
そのほかにも京都伏見での酒蔵見学やクラフトビール巡り
そして幕末ゆかりの地の観光
最後は祇園のガイドツアーといつものように盛沢山の内容を弾丸旅行
けれどまだまだ行けないところだらけ
やはり京都は奥が深い

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