今回の宿泊先である四条烏丸から四条通り小路の路地裏に隠れ家「居酒屋割烹瓢亭 MARU」があります
伝統の京料理と「まる」と呼ばれるすっぽん鍋が楽しめるお店というこで予め予約してありました
ところでここ京都で瓢亭と言えば7年ほど前に伺った南禅寺の有名店「瓢亭本店」がまず頭に浮かびます
そうあの「朝粥」が何と六千円もするあのミシュラン3つ星の瓢亭でのことです
ところが京都には二軒の"瓢亭"という料亭が存在
そのもう一つの瓢亭の名を引き継ぐのがこの居酒屋割烹瓢亭 MARUなんだそです
お店はと言うと瓢亭本店とは違い、カジョアルな雰囲気のお店で
カウンター席が6席、テーブル3席それに宴会用の小上がりの半個室が有り
今回案内されたカウンター上にはおばんざいの盛り合わせの大皿が並んでいました
まずはビールで乾杯
出てきたのは京都と言えばどこに行っても出てくるサントリーではなくキリンの一番搾り
今回は予めコース料理「新町」(4000円)を予約
おまかせで出てくる平井利昭氏の料理を楽しむことに
まずは【突出】
「菜っ葉の炊いたん」と「タコきゅうり酢の物」
続いて■お造り
鯛とひらまさのお造り
この辺でビールから日本酒にチェンジ
頼んだ日本酒は京都洛中に酒蔵のある佐々木酒造の季節限定『古都しぼりたて』
昨晩これまた立ち飲みの松川酒店で初めて呑んだ酒ですが、まろやかで何にでも合いそうな日本酒です
なにやら俳優の佐々木蔵之介氏の実家の酒蔵だとか
■吸物(すっぽん)
続いてこれがメインなのでしょう
メニューにこんな解説がありました
『すっぽんは甲羅が丸いので通称「まる」と言います・・・中略
瓢亭MARUは世の中すべてうまくいくという「〇」とすっぽんの「まる」、烏丸の「丸」を合わせて店名にしました』とのことです
カウンターから見えた調理場でこれでもかとガスレンジで熱せられた
熱々のお鍋「まる鍋」
が出てきましたが、店主から気を付けて蓋を開けて下さいと言われその通りに蓋を開けると、しょうがの香りが漂ってきます
具は「お豆腐」「長ネギ」「すっぽん」と極めてシンプル
すっぽんの味もさることながら出汁の効いたそのスープは京ならではのものでした
■煮物
これぞ割烹ならではの味『煮合わせ』
京料理に欠かせないゆばやひろすう、生麩に南瓜、真子などの野菜を別々に調理し、盛り付けると言った手間暇かけた料理
カウンターの上にあった大皿はこの煮合わせに使われるようです
■焼肴
鰆の幽庵焼
■天ぷら
海老にレンコン、しし唐、椎茸などを揚げたてのさっくさくで頂きます
■蒸物
ここの名物「まるまんじゅう」はすった山芋にまるが入ったものを湯葉で巻いたしんじょう仕立て
これが美味かった
■飯物
炊き込みご飯
■デザート
それに抹茶でコースは終了
ごちそうさまでした
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