鳥せいでお腹を満たしたら
京都伏見の酒蔵巡り再開
次に目指したのは百年以上の歴史を持つ老舗酒蔵がひしめく京都伏見の酒蔵にあって割と最近できたばかりの大手酒造メーカーである黄桜へ
といっても設立は昭和26年、戦後すぐにできた酒蔵というイメージですが
ここ京都では戦後は「応仁の乱」のあとのことを言います
ということでこの黄桜は京都伏見では新人さんということに
さてそんな新人酒蔵の黄桜を一躍大手酒造メーカーに押し上げたのは「河童」
黄桜にも「河童」に対する思いが強いのか、黄桜に隣接するように「キザクラカッパカントリー」がありました
なぜ黄桜といえば「河童」なのか
それは黄桜が河童を長期にわたりマスコットとしていてCM等に多用しており
私の世代が最後かもしれませんが、多少エロチックなお色気アニメのCMに「♪かっぱっぱー るんぱっぱー♪」の陽気なCMソングが相まって黄桜が人気を博していたからにほかなりません
キザクラカッパカントリーにはお酒と河童(カッパ)のことなら何でもわかる黄桜記念館があり河童にまつわる清水崑・小島功両氏の河童の原画が展示されていますが
著作権の関係か撮影不可ということで残念ながら写真は有りません
さて黄桜でのお目当ては日本酒ではなく
クラフトビール
黄桜では「京都麦酒」というブランドと「ラッキードッグ」「ラッキーキャット」という名のビールを醸造しておりました
もっともこれに気づいたのは京都四条烏丸_角うち「松川酒店」という立ち飲みのお店で飲んだからです
こうした新たなお酒との出会いがあるのが旅の面白いところ
京都伏見で日本酒ではなくクラフトビールというのが、なんとなく良いですね
店頭で生樽サーバーから「蔵のかおり」と昨晩飲んで美味しかった「アルト」を注いでもらいました
これを中庭にあるフードコートならぬドリンクコートとでもいう場所で椅子の腰かけいただきます
ちなみにここの中庭では屋台のような店舗で燗酒や甘酒も売っておりました
さて続いて日本酒のコーナー
まずは黄桜製品ラインナップの展示
昔の酒づくり道具や
ジオラマ劇場「昔の酒づくり」の展示と
どちらかというとショールーム的な展示に終始していました
というのも実はここには「黄桜 伏見蔵」という工場見学ができる施設が有ったのですが
知らないで素通りしてしまったというわけです
まぁ急に決まった京都伏見の旅ですから下調べが不十分だったというわけです
残念ですがまた次の機会に
工場見学はしませんでしたが、蔵の中は覗けました
お酒の移し替えは桶を担いでやるのでは無く、今やこういったホースを使うのが主流
あちこちにつながっているようです
そして最後は日本酒搾り
いわゆる「ふね」ですが、黄桜の酒蔵にあったのは「ヤブタの自動圧搾ろ過機」があります
通称「ヤブタ式」とも呼ばれるこの搾り
もはや「ヤブタ」がなければ日本酒の醸造は考えられないようですね
そのYABUTAの自動圧搾ろ過機で搾ったのでしょう
外には酒袋が干されていて酒蔵の風情を漂わせていました
ということで黄桜記念館散策は終了
次はここからすぐ近く
坂本龍馬や新選組とゆかりのある「旅籠 寺田屋」へ
コメントする