小樽の食事処のんのんで朝飯をたべたあと
向かったのが余市町にある柿崎商店
近くのスーパーマーケット・イオン余市店の鮮魚売り場には魚がほとんど並んでいませんが、その理由は、余市町の地元の方はスーパで魚はあまり買わないようで、こうした鮮魚店で手に入れるからにほかなりません
もっとも最近柿崎商店は観光客ずれしているという話ですが、価格は近隣のお店より少し高めかもしれませんが、やはり品ぞろえはぴか一
9時の開店に合わせ伺いました
柿崎商店で昆布森漁協の仙鳳趾の殻付き生牡蠣とホタテを購入
ついでにと言っては何ですが前述に書いた近隣の鮮魚店の一つである郵便局向かいの新岡鮮魚店で寿都の牡蠣たる「寿(ことぶき)牡蠣」も購入しました
おかげで今回のキャンプは生牡蠣三昧となりそうです
余市から1時間ほどでニセコアンヌプリ国際スキー場の駐車場に到着
ここはキャンプ場ではないのですが、あらかじめ話を通してあった管理事務所で挨拶を済ませたら、まずはテントを広げてキャンプサイトらしく仕上げます
さてここからが本番
キャンピングカーで林道は走れませんが、昨年同様に今回もご一緒してくれた方が山の登坂用に車を用意してくれました
しかもなんとその車、ベンツのGクラス
俗にいうところの「ゲレンデバーゲン」
その名のとおりスキー場のゲレンデを駆け上りました
スマホのアプリ「Geographica」で確認したところ
標高は751m(これはこれを読んでくれる方で近々タケノコ採りをする方に対する参考です)
さすがにこれだけ標高を稼ぐと、平地では伸び切ってるウドですら、こんな初々しいものもありました
タケノコはこんな感じで太くて繊細なものが多数見つけられます
私どもは竹やぶにちなんで「かぐや姫」のよう・・・との比喩を使ってます
ということで今年も豊作
11時ころにキャンプ地を出発、13時には帰ってきましたのでその間2時間余り
これだけ採れましたので満足満足
普段のストレスがここでずいぶん解消されました
しかも品質は太いものだけ選んで採ったので粒よりにして充分
高度の高いところで採っているからか虫食いも少なく、これまた私どもが言うところの「築地物」といった品質のものばかりでした
これ道の駅あたりで買ったらいくらくらいになるかな~
なんてついつい顔がほころびます
ちなみにこれだけ採った後、山を下りるのは一苦労
車で上り下りしましたし、採取する場所近くに車を停めたのでいくらでも採れますね
山から下りたところで
すぐ近くにあるニセコ温泉郷「いこいの湯宿 いろは」で一っ風呂
「美肌の湯」として知られる露天風呂でまったりします
とここで天候は急転、雨が降り出しました
いや~危なかったというよりは雨にあたらずタケノコ採りが出来てラッキーでした
キャンプ地に戻り
炭を焚いてタケノコを皮のまま焼きます
皮に切れ目を入れて焼くのがコツで焼き上がりの熱々したものを皮をむいて
マヨネーズなどかけていただきます
樽生のビールがこれによく合うんです
いや~至福の瞬間
これがしたくてニセコまで来ているんです
甘海老の刺身も頂いていたので、ついでに新鮮なタケノコをお造りにしてみました
これはまさにここでしか食べられない逸品でした
そしてこのオフのもう一つの主役の牡蠣
左から余市の柿崎商店で買ってきた「昆布森漁協の仙鳳趾の殻付き生牡蠣」
右が同じく余市の新岡鮮魚店で購入した寿都町の牡蠣たる「寿(ことぶき)牡蠣」
ちなみに余市の新岡鮮魚店は寿牡蠣の販売先の一つのようです
まずは少し鮮度の落ちるだろう「昆布森漁協の仙鳳趾の殻付き生牡蠣」から
炭火で炙ることに
なかなかいい感じで焼けました
寿都町の寿(ことぶき)牡蠣は生でもいただきました
初々しかったのですが、しっかり採ってきたウドは天ぷらになります
ここで贅沢にも水代わりに樽生ビールで天ぷら粉を溶き揚げることに
思い通りパリッパリに揚がりました
ただ湿度が高いので揚げたてを食べなければ何にもなりませんが
ビールの合わせ技かこれまた樽生ビールとの相性抜群です
ウドの他、細いタケノコも天ぷらにしてみました
まさに地産地消+海の幸の共演です
大分県津久見の太田商店の元祖ぎょろっけも差し入れいただきました
ジャガイモではなく魚のすり身をコロッケのように揚げた九州の銘品ぎょろっけ
「魚ろっけ」と書く様です
福岡の柳橋連合市場で食べ損ねたこの魚ロッけですが、こんな山の中で食べることが出来ました
これ大分が発祥なんですね今度私も取り寄せようと思います
さて私のキャンプの定番
「カリーヴリスト」
ドイツで食べて以来ビールのお供として虜になっていました
今回はドイツ直輸入のクノール社カリーヴルストの素でソースを作り
赴任先近くにある新十津川のよしだヴルストでミュンヘナーヴルストを購入
この合わせ技の逸品がビールに合わないはずが有りませんね
余市の柿崎商店で購入したホタテ
これまた炭火で炙っても良かったのですが、新鮮なので同伴したセミプロの方に
刺身にしてもらいました
サッと殻から外していましたが、私もその殻はずしこれからの時期使うかもしれないので欲しものです
そうそう現地で調達したフキは一度煮たものを豆板醤炒めに
キャンプ地であればフキはどこでも採れるので
これまた春のキャンプの定番となってきました
そんなこんなで食べ過ぎたためか早めに就寝
翌朝このバルーンのバーナーの音で目覚めました
ニセコバルーンは、地上30mまで上ってそこから見渡すニセコ連峰エリアのパノラマや雲海が眺められるそうですが
あいにくこの日は雨模様
予約していた方には気の毒でした
このバルーン毎年見るので今度乗ってみたいのですが、一人2,700円とけっこうお高かった
さてそんな朝は結構気温も下がり4月中旬の気温となりました
身体を温めるためうどんを煮て、昨晩揚げた魚ロッケとウドの天ぷらをトッピングした贅沢なうどん
朝からしっかりといただきますが、この魚ロッケ冷めてもうどんにぴったりでした
さて今年で11年目となるニセコアンヌプリでのタケノコキャンプ
参加していただいた皆さんありがとうございました
また来年ここでタケノコ採りに精をだしましょう