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2024年1月の成人の日を交えた連休
 

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新千歳~大阪(関空・伊丹)が往復@15,600円というのJALの格安チケットを購入してありました
格安チケットと言う事で、帰りは朝8:55分出発と言った、きわめて使いがっての悪い便でしたので
伊丹空港からほど近い大阪梅田あたりにホテルを予約、道頓堀界隈をうろうろしようと目論んでいました
ところが出発の2日前になって、JAL事故の影響かチケットは変更可能とのメールが入りました
帰りの便を午後便に変更したら、もう少し遠くまで行けるじゃんと旅の目的地を変更
航空券を午後便に変更したうえ、ホテル、レストラン、ついでにレンタカーの予約を前日に変更し急遽「奈良」に伺う事としました
ということで連休はレンタカーを借りて古墳を中心に見て回ることとしました
 

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そして奈良と言えば
清酒発祥の地(もちろん伊丹など他の発祥となる諸説はありますが)ということで酒蔵も巡ることに
 

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ということで前日の夜、赴任先の滝川で飲んでいましたが、翌朝札幌の自宅に戻り
昼近くの便で関西空港へ向かう事としました
JALダイヤモンド・プレミアラウンジで盛んに飛び立つ航空機やエプロンに駐機するJALの機材を眺めつつおにぎりとみそ汁で朝飯兼昼飯となりました
 

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ということでラウンジのサーバーから「キリン 一番搾りプレミアム」「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」「アサヒ 熟撰」「サッポロ クラシック」と言ったプレミアムビール4種を注ぎ
飲み比べを終えたら搭乗です
 

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新千歳からの羽田便はまだ遅れが出ていましたが
今回私どもの乗る新千歳~関西空港JL2504便は定刻で出発
新千歳空港を眺めつつの離陸となりました
 

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関西空港には定刻で到着
着陸前には雲にしっかりと影を落とすブロッケン現象が見て取れました
これで到着後にすぐに出発となる奈良行きのリムジンバスにも乗れることとなりました
 

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JR奈良駅へのリムジンバスも予定よりもはやく到着
ホテルで一息ついたら
さっそく奈良の街に飲みに出かけます
 

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久しぶりの奈良
清酒発祥の地ということで美味しい日本酒を飲もうと
奈良の繁華街、東向商店街を歩いて向かったのが
 

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『蔵元豊祝 近鉄奈良駅店』
明治元年創業豊澤酒造の蔵元が直営するエキナカ店
自社の日本酒をより多くの人に飲んでもらい、日本酒の良さを知ってもらうためにオープンしたのだそうで、連日多くの客でにぎわっているお店です
昨年のGWに伺って以来、2回目の訪問となります
 

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豊祝を醸す豊澤酒造の直営店と言うこともあり
日本酒の小瓶(300ml)やワンカップの販売もしているようです
 

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カウンターには、大皿に盛られたおばんざいがズラリ
内容は日によって替わり、手作りのものをはじめとした10種類以上が並ぶのだそうです
 

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頼んだのはお得なサービスセット
『豊祝セット』をお酒とおつまみ3点盛り(550円)のセットで
飲み物は
・300円以下の日本酒
・熱燗(純米酒豊祝or貴仙寿辛口)
・生ビール
・ハイボール
から一杯
今回は生酒タンクで管理してます!という「蔵出し 純米原酒」をいただきました

おつまみ三種盛りは
・鶏の炭火焼き(宮崎県産地鶏)
・豚タンスモーク
・枝豆
 

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もう一つは
『無上盃セット』純米吟醸無上盃とおつまみ3点盛り(650円)
無上盃セットは
・純米吟醸 無上盃 
おつまみは
・青唐味噌
・生ホタテのわさび和え
・ゆず入り笹かまぼこ


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折角蔵元の店に来ていることもあり日本酒をもう少し飲もうと『利き酒セット』(550円)を頼みます
『純米吟醸無上盃』
『純米酒豊祝』
『本醸造貴仙寿』
店主らしき方が気を利かせて日本酒の瓶を並べて撮らせてくださいました
  

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合わせる肴は『自家製牛すじ煮込み』
支払いはキャッオンデリバリー、先払いです
支払いには現金の他、PayPayが使えるので、現金をじゃらじゃらさせながら財布の中を探したり、お釣りをもらったりすることなく使え便利でした
ちなみにこれだけ頼んで2,160円
近鉄奈良駅は東大寺など神社仏閣にもほど近い観光地ではありますが、この店は観光地価格ではありませんでした
ということでまだまだ長居したいのは山々ですが、次の予約の時間になったのでそちらに向かいます


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奈良呑んだくれの旅、2軒目は近鉄奈良駅からほど近い「酒房 阿耶」
海なし県、奈良にあって舞鶴の漁師さん直送の魚介料理をアテとして日本酒を楽しめる居酒屋で
2016・17年にはミシュランガイドで「ビブグルマン」(手ごろな価格で上質な料理が堪能できる店)にも選ばれた名店
人気があり満席なんてこともあるようなので、予約したうえで伺いました
 

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このお店を知ったきっかけは昨年奈良天理の稲田酒造を訪ね酒蔵見学をした際に黒瀬杜氏から勧められたお店だったからで
ちなみにその黒瀬杜氏は百年の孤独を作った方としてよく知られていますが、その後日本酒造りに移行され、増田酒造では入手困難な神韻を醸していた事でも有名な杜氏です
その時は創業61年の老舗居酒屋「酒処蔵」にどうしても行きたくて、その際は伺えませんでしたが、今回後ろ髪を引かれる思いで伺いました
 

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杜氏が勧めるだけあり、日本酒のラインナップは素晴らしく
冷蔵庫には日本酒の一升瓶がずらりと並びます
そう日本酒にもこだわりがあり、奈良はもちろん、全国から美酒を仕入れているようです
 

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壁にあるボードには日本酒のメニューが有りましたが
やはり奈良のお酒が特化しています
 

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最初に頂いたのはやはり奈良天理の酒蔵「稲田酒造」が、2020年に黒瀬杜氏を招き入れ、新たな限定流通ブランドとしてスタートした「稲乃花 深緋(こきひ)」
その無濾過生原酒をいただきましたが、奥の深い味にちょっとびっくり
 

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黒瀬杜氏もよく訪れるそうなので、稲田酒造についてはいいものを置かざるを得ないのでしょうね
 
合わせる肴ですが、まず突出し
ブリの燻製、舞茸の玉子とじ、野菜入りソーセージ
最初から手の込んだ料理が出てきました
  

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メニューもこんな感じで手書きのもの
種類も豊富で迷いますが
 

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まずは一番人気の「燻製ポテサラ」
日本酒のお供にぴったり
 
 
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二杯目は倉本酒造、KURAMOTO(奈良)2022BY SAKE-LAYER 生酒
(倉本酒造株式会社 奈良市都祁吐山町)

 
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これは山田錦で通常通り仕込み、その後発酵中に10年以上の純米古酒を2種類x年度違い=6種類を少しづつ加えていき、『LAYER』(層の意)=味わいと年代を重ね複雑味を楽しめるようにした日本酒なのだとか
 

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合わせるのは
「海のフォアグラ」との別名もある『あん肝ポン酢』
まさに今が旬の日本酒のアテです
 

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県外の日本酒にはなんと秋田の銘酒『新政』があり
 

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お好きな3種が飲み比べできるとのことで
『NO6 Stype』
『NO6Rtype』
『亜麻猫 白麹仕込』
といったスペシャル新政セットをいただきました
 

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おでん おまかせ5品盛りは
 

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大根、玉子、ちくわ、トーフ、タコ
 

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どれも職人技が見え隠れする料理ばかり
これが日本酒に合わない訳がなく、美味しい料理と美酒に酔いしれました

朝からレンタカーを駆り『花巴』を醸す美吉野醸造へ
蔵は千本桜で全国的にも名が知られる吉野山の麓
吉野川を臨む吉野町の山里にありました
 

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奈良県の米農家との契約栽培で丹精込めて作っている山田錦を
万葉集に詠われた「ゆずるはの井戸」ではないかと伝えられてい大峰山系の伏流水の井戸水を使って醸している酒蔵です
 

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そして私が興味を持ったのが、今では希少な木桶を復活させようとしている美吉野醸造の酒造り
蔵の横を流れる吉野川(紀ノ川)上流にある川上村は、室町時代から500年の植林の歴史を持ち、林業がしっかり根付いた地域
「百年杉」を使った吉野杉桶復活「百年杉 木桶仕込み」が行われていました
 

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そんな吉野杉の木樽に貯蔵し仕上げる
「樽丸(たるまる)」シリーズ
ラベルも超特別で手漉き和紙ラベルのモチーフは"龍"
なんと日本を代表する漫画家・画家・イラストレーターの寺田克也氏が描いたもの
 

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最初に寺田克也氏のイラストを見た際にはアキラで有名な大友克洋氏のイメージが強くありましたが
実際大友氏に影響を受け交流もあるのだそう
アニメ、ゲームの分野での活動のためか、海外にもファンが多いのだそうです
 

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さて試飲ですが
残念ながら私は車の運転があるので、我が家の奥さんが代わりにたっぷりいただきました
「花巴 水酛生酒」
室町時代の僧侶が創醸した、生米を水に漬け乳酸菌を生み出す製法を基に醸したお酒
そう日本清酒発祥之地 奈良・正暦寺で創醸された酛「菩提酛」を使った生酒です
「花巴 四段生酒」
「花巴 速醸生酒」
「花巴 しぼりたて生原酒」
四段仕込みをおこない、約30日間かけてじっくりと仕上げた醪を、槽を利用してゆっくりと時間をかけて搾ったもの
「自然淘汰」
こんな感じで5種試飲させていただきました
 
 

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直売店に飾られている色紙の中に
元サッカー日本代表の中田英寿氏の物も有りました
そういや中田英寿氏は、日本酒の魅力をあじわい尽くせる、"SAKE"の一大プロジェクト「CRAFT SAKE WEEK (クラフト サケ ウィーク) 」なんてプロデュースするほどの日本酒好きでしたね
  

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最後に土産に冬季限定 花巴しぼりたて生原酒、一升瓶を買って帰ることに
ということでいつものお店に持参させていただきます
 

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今から38年前となる1985年の夏
一度奈良に伺った事がありますが、その時は運悪くちょうど
「古都税(古都保存協力税)」紛争の真っ最中
京都市と市内寺社は激しく対立し、有名寺院等による拝観停止が行われていました
お陰で神社仏閣はおろか、古墳なども見る事は叶いませんでした
ということで今回のその時のリベンジ
時空を越えた、いにしえの日本をめぐる旅
最初は奈良明日香に赴きキトラ古墳から見て歩くことに
さてそのキトラ古墳
近くには高松塚古墳があるのですが、高松塚古墳壁画発見の直後、付近の住民から「近くに似たような古墳がある」と知らされ、これがキトラ古墳の発掘調査に繋がる糸口となりました
そなキトラ古墳は直径14メートルほどの丸い形をした古墳で、西暦700年前後、飛鳥時代の終わりごろに築かれたと考えられています
昭和58年の調査で石室内に描かれた極彩色壁画が発見され、高松塚古墳に次ぐ我が国2例目の壁画古墳であることが確認され平成12年に特別史跡に指定されています
 

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もっとも復元された古墳を外から見ても単なる丸い丘陵を見るだけ
壁画古墳の概要はわかりませんので
特別史跡キトラ古墳を見た後は隣接する「キトラ古墳壁画体験館四神の館」へ
 

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ということで壁画体験館 四神の館でキトラ古墳の概要を勉強します
 

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原寸大石室模型の展示がなされていますが
残念ながら立ち入り禁止のようで、ベルトパーテーションで内部への侵入を阻んでいました
 

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レプリカであろうが、何とか内部を見てみたいと思い
展示物前の案内を読むと「スタッフ・館内ガイドボランティアにお声をかけて頂ければ、『石室レプリカ内を見学』することが出来ます。」旨の表記があり下記に注意事項が記されていました。
ちなみに私どもの後、空いていたパティーションを勝手にくぐり中に入っていた方はずいぶん怒られているようでした
 

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ということで館内ガイドボランティアに声をかけ、内部に侵入
直近から石碑内部の壁画レプリカである
四神(青龍・朱雀、白虎・玄武)を鑑賞させていただきました
 

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印象的だったのが、亀に蛇が絡まった
『玄武』
 

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鮮やかに描かれた
『白虎』
 

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これらの壁画もそうですが私の印象としては石室の天井に描かれた中国式の円形星図「天文図」がかなり見応えありました
天井に描かれた天文図は、現存する世界最古の科学的な天文図だそうで
上下に太陽と月、360個ほどの星を朱線で結んだ74座の星座が確認できるそうです


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ということでキトラ古墳を勉強した後はすぐ近くの「高松塚古墳」へ

時空を越えた、いにしえの日本をめぐる旅
第二弾は「高松塚古墳」
私がまだ小学生低学年だったころこの古墳の壁画が発見されニュースになったのをかすかに覚えています
高松塚古墳が発見されたあと、記念切手が発行されましたが、世が切手ブームの真っ最中ということもあり郵便局には長蛇の列そんなこともありました
切手の題材となったのは極彩色の古墳壁画 "飛鳥美人"
残念ながら壁画は入り口を開けたため空気が入りそんな飛鳥美人に黒カビを発生させてしまった苦い過去があるようです


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高松塚古墳壁画は1972年に発見されてから半世紀
壁画は「飛鳥美人」と呼ばれる女子群像をはじめ四神像や星宿図など
国が非公開で管理したが微生物などによる劣化が止められず、2007年に石室を掘り出して壁石ごと搬出、古墳近くの仮設施設で修復していたが2年前にようやく修理が完了したそうです


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隣接する高松塚壁画館にも足を運びます
こちらには発見当時の古墳壁画を精密に模写した模写壁画や古墳石室の副葬品の精巧な模型を展示しているとのこと
 

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立て看板をみると明日香村オリジナル御朱印「明日香の余韻2023」も賜ることが出来るようですが、なんだが御朱印の定義から外れているようなのでこれはパス
  

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高松塚壁画館ではカメラでの撮影はOKとのこと(フラッシュは不可)
そんな表示の上には両陛下が来館した際の写真が展示されていました
そういやこの高松塚古墳の被葬者が誰かが謎とされています
大陸から渡ってきた方なのか、もしくは国内の有力者
すると天皇家の先祖様というのも考えられるのかもしれません
 

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館内には「飛鳥美人」として注目を集めた女子群像「西男女群像」がありますが
この「西女子群像」は色彩鮮やかで、私も小学か中学か忘れましたが、歴史の教科書で見た記憶がありました
 

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「西女子群像」の他
「玄武」や「西男子群像」「東男子群像」「青龍」などのレプリカも展示されておりましたが
私が見る限りではやはり中国風というのが見て取れました
 

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高松塚古墳は鎌倉時代(13世紀前半)に盗掘されたことがあるそうで
盗掘穴があるそうです
 

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そんな盗掘穴からは四神のうちの玄武が見て取れたようで
最初に見ただろう盗掘者はびっくりしたでしょうね
こんな感じでキトラ古墳と高松塚古墳双方を見て回りましたが
奈良県や明日香村では高松塚古墳をキトラ古墳など周辺の遺跡と共に、世界文化遺産への登録を目指す意向のようです
なんだか応援したくなりました
  

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ちなみに高松塚古墳のまわりでは休耕地活用のため
地元の地権者様から借用の上、日本古来の柑橘種で明日香村とも関連が深い「橘」の栽培を行っているそうです(障害者雇用の意味合いもあるようです)
そういや奈良には橘寺ってお寺もありましたね
 

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時空を越えた、いにしえの日本をめぐる旅
第三弾は「石舞台古墳」
まぁ奈良で古墳と言えばこいつを見ずに帰るわけにはいきません
巨石30個を積み上げた横穴式石室を持つ古墳(石の総重量は2300tと推定されています)で日本最大級の方墳です
石室を覆っていた盛土が失われ、露出したむき出しの天井石の上面が平らなことからその名がついております
 

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古墳の石室部分
石舞台と呼ばれる大きな天井石の下に、このような大きな石室が存在しています
まぁ千年以上大丈夫だったのはわかりますが、地震でも起きて岩が崩れて閉じ込められたらとちょっとだけ不安になります
 

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石室に入るときも、開口部の高さも3m近くあり、かがむことなく、普通に歩いては入れました
 

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花崗岩でできた玄室が露出されていますが
盗掘されており、埋葬物は、ほとんど残っていないため、この巨大古墳が誰の墓なのかは不明です
ただ『日本書紀』に「大臣(蘇我馬子のこと)薨(こう)せぬ。仍りて桃原墓に葬る」と記されること
そして付近に蘇我馬子の庭園があったことから蘇我馬子の墓と伝えられています
 

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この古墳はキトラ古墳や高松塚古墳と違い
入場料が徴収されます
チケットの売り場にJAF割引の看板があったことから
JAFの会員証を提示し団体料金適用(300円→250円)が適用されました
JAF入っていて良かった
 

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謎多き酒船石遺跡

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時空を越えた、いにしえの日本をめぐる旅
第四弾は「酒船石遺跡」
幅は2.3メートル、長さは5.5メートル、厚さ1メートルといった細長い花崗岩


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説明文には
「この石造物は、現状では長さ5.5m、幅2.3m、厚さ約1mで花崗岩で出来ている。北側及び南側の一部は欠損しており、近世にどこかへ運びだされたものと考えられ、石割りの工具跡がのこっている。石の上面に、円や楕円の浅いくぼみを造って、これを細い溝で結んでいる。酒をしぼる槽とも、あるいは油や薬を作るための道具といもいわれている。しかし、この石の東40mのやや高いところで、ここへ水を引くための土管や石樋がみつかっていることから庭園の施設だという説もある。」と書かれていました
 

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岩には不思議な幾何学的な模様が刻まれています
名前の由来となった、酒の醸造のための器、天体観測の道具、砂鉄を選別するための石、単なる飾りの彫刻を施しただけの石、はたまた生贄の血を流して占った台と様々な説がありますが
まぁどの説が正しいのか今も謎の遺跡です
 

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マンガ『三つ目がとおる』手塚治虫著のなかにこの酒船石遺跡が登場するシーンがありますが
主人公の写楽保介くんの推理では、この酒船石は薬を調合する調理台に使われたというものでした
他にも映画『里見八犬伝』にも登場
薬師丸ひろ子と真田広之が主演し、さらに千葉真一や京本政樹、寺田農などが脇を固めるといったカドカワの超大作でした


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日本最古の仏教寺院「飛鳥寺」

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下の写真は日本最古の仏像とも言われて「飛鳥大仏」
日本書紀によると606年に完成したとされています
ということはこの仏像には1400年もの歴史があるんですね
 

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そんな飛鳥大仏が鎮座するのは日本最古の仏教寺院「飛鳥寺」
588年に造営を開始し、606年に金堂に大仏が安置され完成されるなど
日本初の仏教文化を花開かせた仏教寺院です
もちろん御朱印も賜ってきました
 

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飛鳥大仏の向かって右側に坐しているのが阿弥陀如来坐像
 

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阿弥陀如来坐像の脇には「飛鳥寺胎蔵界曼荼羅」が掲げられていますが
この曼荼羅は大日如来の慈悲を表現しているのだとか
  

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本尊の向かって左手に祀られているのは、室町時代の聖徳太子孝養像
聖徳太子の活躍しただろう推古朝の飛鳥文化を彩ります
 

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銅製で国の重要文化財に指定されている
御本尊の「釈迦如来坐像」
高さは約3メートルで銅は15トン、黄金30キロを用いて
百済の仏師が渡来して造られました
東大寺のふくよかな大日如来とはまた一味違いますね

ちなみに私が仏像を撮るためにいた場所には、その昔聖徳太子が立たれて、国のために「十七条憲法」を示すことを、誓った場所と言われています
まぁ私自身、聖徳太子は実在しなかった説に賛同しているんで
あまり感動はなかったんですけどね
 

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奈良明日香村で古墳を見て回り歴史ロマンに浸った後は
清酒発祥の地、奈良県ということで再び酒蔵見学
今回、奈良県橿原市で出世男を醸す河合酒造にやってきました
このあたりは古代史のロマンあふれる史跡があるうえ、江戸時代の町並みを今に残す「今井町」
そんな街並みはでは『るろうに剣心』や『あさが来た』などの映画やドラマのロケ地になったことがあるそうです
河合酒造も建物自体は18世紀中頃に建てられた二階建ての町屋、創業は江戸中期、280余年の歴史があり

 

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そんな母屋は河合家住宅として国の重要文化財に指定されています
土間にかまどと時代を感じさせますね
 

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肝心の酒蔵ですが
店内の菰樽にあるように
河合酒造の代表銘柄は『出世男』
縁起の良い名前のお酒です
 

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他には
『上品寺屋』『うねび』『香具山』『宗久』などがあり
昔ながらの伝統を守り、丁寧な酒造りで、さらに「うまし酒」を醸す酒蔵です
 

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試飲は有料
内容は3杯飲めますが
A.大吟醸出世男
B.奈良うるはし純米出世男
この2杯は決まりのようで、
C.は3種類あってその中から好きな酒を1種選びます
・純米吟醸上品寺屋
・純米酒うねび
・純米吟醸上品寺屋
 

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ということで『出世男きき酒セット』をいただきます
A.大吟醸出世男
山田錦と五百万石を使用したフリーティなお酒
B.奈良うるはし純米出世男
これは奈良県産ヒノヒカリを奈良県の清酒酵母「奈良うるはし酵母」(正歴寺の菩提元)を使って醸したお酒
C.の3種類からは純米吟醸上品寺屋をチョイス
これは 屋号である「上品寺屋」を冠したお酒なんだそうです


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こういった時はドライバーは辛い
代わりに我が家の奥さんが試飲
こうした酒蔵を巡るツアーなんかがあれば是非とも参加したいものです

 

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てなわけで有料試飲の土産に「出世男」の文字が刻印された1合升をいただき蔵を後にしました
 

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奈良での昼飯は特産の三輪ソーメンを食べようと、三輪山本にやってきましたが
やはり人気店、受付を済ませましたがポケベルを持たされ40分~50分待ちとのこと
まぁ仕方ないので、待ち時間はすぐ近くにある「箸塚古墳」見物で時間をつぶすことに
 

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さてその箸墓古墳
作られたのは3世紀の後半と言われており、日本でも最古の部類の前方後円墳となります


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看板には埋葬者は「倭迹迹日百襲姫(やまとととひももそひめ)大市墓」と記されています
現在は宮内庁により陵墓として管理されており、国民はおろか研究者すら墳丘への立ち入りは禁止されています
何か見せたくないものでもここにはあるのでしょうか?
特殊器台や特殊壺などの出土から三世紀後期以降の古墳時代初頭に築造された古墳であると考えられることなどから
この古墳を、『魏志』倭人伝が伝える倭国の女王、「卑弥呼」の墓とする(一部の邪馬台国畿内説)説もあります
 

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さらにはその卑弥呼、実は「天照大神」と同一人物ではと言った説もあるくらいです
最初にこの説を知ったのは、北海道出身の漫画家 星野之宣氏が日本の伝奇・歴史を基礎としたSF漫画と「ヤマトの火」と「ヤマタイカ」でした
一見突拍子もない論とも思いましたが、実は天照大御神と卑弥呼には共通点が多くあり
昔から多くの方が論じていた説だったりもします
もしそうなら日本人は昔から神棚に向かって卑弥呼を拝んでいたことになります
まぁ私は見れなくても構いませんが、是非とも学術調査いただき真実を知りたいものです


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そうそうそんなヤマタイカ
実は話の終盤に地震によって起きる福島の原発事故も描いていますが(1991年)
震災が起きる20年近くも前に東日本大震災、さらには東電との対立を予言していました
(実際私も原発事故の時に思い出し読み返した記憶があります)
星野之宣氏の本出を見抜く洞察力のすごさを知るマンガでもあったわけです
まぁそんなことを考えながら箸塚古墳を遠巻きに見てまいりました

 
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清酒のみならず奈良(大和)が発祥と言われている食品は数多くあります
饅頭しかり、蘇(古代のチーズ)という乳製品の一種が作られたのも奈良がはじめてなんだそうです
そしてもう一つあるのが今回のテーマであるソーメン
今から約1200年前、桜井市三輪に鎮座する大神神社のお膝元・三輪でソーメンは誕生しました
三輪はソーメン発祥の地であり故郷と言うことになります
昼飯はそんなソーメン発祥の地、大和の国の三輪(奈良県桜井市)でソーメンを食べようと三輪山本にやって来ました

 

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今回伺った三輪山本の直売店ではソーメンやニューメンが売られていますが
その商品名に「三輪素麺」の名はなく、あくまで「三輪山本」の商品名が記されているだけでした
そう「三輪素麺」はブランド
厳格な基準が存在しているからです
ちなみになぜ三輪山本が三輪ソーメンを名乗れないのか?
そのわけは奈良県三輪でも確かにソーメンは作っていますが、かなりの部分を長崎県島原で生産している事から三輪ソーメンを名乗れないのだとか 
 

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連休中日の日曜日と言うこともあり三輪山本のお食事処を訪ねたところ
ポケベルを渡され40分ほど待つことに
ようやく呼ばれてあてがわれたのは窓際のテーブル席
写真は光の芸術と言われていますが
この西日はブロガーにはちょっと迷惑ですが、さすがに席を替えてとは言えません
 

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それと昼の営業は終わりかけた時間だったため
冬季限定メニューなどはすでに売り切れでした
 

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ということで我が家の奥さんが頼んだのは
温かい『ゆば山菜にゅーめん』
「糸依プレミアム 2年熟成」を使用とありますが、これは奈良県・三輪地区で製麺された希少な麺です

 

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私も温かい
『雲丹・帆立にゅうめん』これも「糸依プレミアム 2年熟成」
北海道から来ておいて雲丹・帆立はないだろうとも思いましたが
他に頼むものもなくこいつを頼むことに
麺は一流素麺師が継承する匠の技により作られ
超極細なのにコシがあるソーメンを味わいました
 

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この山本特製の七味とうがらしが実によくにゅーめんに合うので
スタッフに頼んで追加で1袋頼んでしまいました
 

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さて、現在三輪山本の生産拠点はここ三輪に加えて長崎県島原市で生産されていますが
島原は手延そうめんにおけるシェア率30%を誇る地域
と言う事で次回は島原にソーメンでも食べに行こうかと思います

奈良市内の居酒屋さんに行くと大体置いてある日本酒
春鹿を醸す今西清兵衛商店にやってきました
この蔵は奈良県の昔の佇まいを残す「奈良町」で明治時代に酒造業を創業したという歴史ある蔵
酒名となる「春鹿」は、春日大社とその神獣である鹿から春鹿と名付られたのだとか
 

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酒蔵SHOPの天井を飾る
「全国新酒鑑評会 金賞受賞」をはじめ
「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 金賞受賞」などの賞状に数々
そう蔵は僧坊で確立された諸白造りの技術を受け継いだ奈良流の清酒は南都諸白と呼ばれる伝統ある酒造りを今に伝える酒蔵です
 

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酒蔵SHOP、奥にある冷蔵シューケースの中には
なにやらナンバーの付けられた日本酒のボトルがありますが
 

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今西清兵衛商店の有料試飲「きき酒」で使われるもので
その試飲が素晴らしく大変人気を博しており
私が伺った際もレジの前に大勢の方が列を作っていました
ちなみに欧米らしき白人の姿はもとより、アジア系の外国人も見かけました
この今西清兵衛商店も海外10か国に輸出しているとのことですが
どうやら日本酒の海外での人気は本物のようです
  

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その「きき酒」
スタッフの解説を交え蔵自慢の春鹿を5杯いただけますが、それが500円と言うもの
ちなみに私はいつも通り車の運転があるので飲めません
かわりに我が家の奥さんがいただくことに
 

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てなわけでこの日の、きき酒は
①純米吟醸生酒しぼりばな 新酒 季節限定酒!!
 しぼりたてが奏でる清涼感あふれる香りと軽やかな旨みをお楽しみください。
(残念ながら飲んでいないのでメニューに書かれた記述を記載します)
 

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②酒蔵見学限定酒2024 純米吟醸生原酒 これまた新酒 季節限定酒!!
 兵庫県産山田錦と使用2年目の吟醸酵母で醸した無圧搾りの生原酒
 青りんご、若いマスカットのような軽快な香り、柔らかな酸、優しい甘みを感じ、後味はふわっと淡雪のように消えていきます。
 

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③本醸造生原酒 新走り一番 これまた新酒 季節限定酒!!
 搾りたての新鮮な香りと凛とした辛さの中に、ほのかな甘さが華を添える生原酒。
 

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④吟醸超辛口 
 優しく上品な香りとまろやかな米の旨味。
 スッキリと後味に残らぬキレの良さは、まさに超辛口の新定番。
 

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⑤純米吟醸活性にごり しろみき  これまた新酒 季節限定酒!!
 新鮮でシャープな飲み口と心地よい酸味、爽やかな喉ごしの活性にごり生酒。
 冬季限定品!きめ細やかな泡が特徴です。


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お口直しに、この蔵で作っている奈良漬をつまんにで
 

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さらに1杯サービスの計6杯いただきます
春鹿 発泡清酒 ときめき
 自然発酵の、キメ細やかで柔らかい炭酸ガスの口当たりが印象的な味わいに仕上がりました。
 ぷちぷちスウィートなお酒のしゃんぱん。

きき酒はこれで終了、やはり酒蔵に来るまで来てはいけません
ということで次回は交通機関を使いやってくることにします
ちなみにこの夜、思わぬところで春鹿をいただくことに
 

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『飲酒のためのお客様や、呑んでおられるお客様のご来店はお断りします』と、入店前から呑兵衛に対し高い敷居を敷いている食遊 鬼無里(きなさ)
珍しい店名ですが長野県にある鬼が築いた一夜山の話と鬼女紅葉伝説が残る谷の都「伝説の谷 鬼無里」から来ているようです
 

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居酒屋評論家として知られる太田和彦氏が
一人で旅し気楽に美味しい地酒と地元の名物料理を楽しむTV番組
「太田和彦ふらり旅 いい酒 いい肴」
2017年9月29日に放送された「第41回奈良 古の都とまほろばの居酒屋」の中で紹介されるよなお店です
当然、呑兵衛のあいだでは日本酒に合う料理てんこ盛りのこのお店として知られていて
今回も予約の上、覚悟して伺いました
 

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大将である吉岡正倫さんが、一人で取り仕切っているこの鬼無里
お品書きはなく、カウンターの上に並ぶ17種類の大皿料理をみて注文するスタイル


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まぁ料理にはかなりの自信があるのでしょうが
普通居酒屋というと、お酒を頼まないと客単価が低くなることから歓迎されないってイメージがありますが
ここは店の御主人のポリシーが、営利にまさるようです
 

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頼んだ料理はじゃがいもの食感をそのままの大きなポテトグラタン
私の後に来た方もメニューがなく拍子抜けしていて何を頼もうか困っていて
グラタン美味しそうでないなんて会話が聞こえ、ついつい絶品でしたよと答えたところ
ご主人曰く「他人をそんなに簡単に信用するもんじゃない!」と正論を論じていました
 

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生姜醤油で煮込んだイワシ
これなんかは自宅で作れそうなのに、絶対作れない仕上がりです
 

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絶品のたまご焼き(おそらく隠し味は鰻でしょう)
それにひき肉を効かせた万願寺とうがらしの煮物を日本酒のアテに頼みました

 

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もちろんどれも頼んだ日本酒にピッタリの逸品でした
ご主人も料理そのものを楽しんで貰いたいからこその張り紙をしているのでしょう
別段酒飲みが嫌いと言うわけではなく
お銚子を頼んだら表面張力を効かせるくらいにお銚子に注いでくれ
(これは奈良のお酒ですか?と聞いたら日本のお酒だと返答されました)
そんな仏頂面のご主人、私どもの会話を聞いていたようで、遠いところからありがとうと帰りは笑顔で見送ってくれました
また次回きたら是非寄らせていただきます
そう私はあの『お客様は神様です』扱いが嫌いで、こうした店のポリシーが気に入らなきゃ来なくて良い、頑固爺さんがやっている店が大好きだったりします
 

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今回の奈良での宿は、コロナ禍にあって常宿と言っても良いほど利用した
スーパーホテルのJR奈良駅前三条通り店
このホテルを選んだ理由が、ホテルで毎夜夕刻に行われるウェルカム・ドリンク・バー
 

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夕刻に朝食会場を開放した上、スピリッツなどを並べてカクテルなどを自前で楽しむと言うもの
ビジネスホテルならではの自販機料金でビールが楽しめるほか、テーブルに並べられた酒は無料
コロナが第五類に移行される前はさすがに私も旅行先で夜な夜な繁華街に繰り出すわけにもいかず
地元の名物料理をテイクアウトし、ここでカクテル(モヒート等)を飲みつつ晩飯といたしました
 

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奈良と言う事もあり、奈良の地酒である今西清兵衛や長龍酒造などの日本酒も並んでいます
ということで今日は先ほど飲み損ねた今西清兵衛の春鹿 超辛口 純米酒や長龍酒造の吉野杉の樽酒(本場吉野産杉樽ねかせ)が飲み放題
 

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もちろんハイボールや焼酎もいただけます(氷や炭酸水もサーバーから自分で注ぎます)
 

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合わせる肴も持ち込み自由
昨晩は餃子の王将をテイクアウトしラーメンと麻婆豆腐
 

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餃子の王将はホテルの目の前にあるので
ラーメンものびずに食べることが可能
 

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今日はうなぎの川はらのうなぎご飯
商品にならない端っこを使ってたいるのでしょうがこれが絶品
 

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長龍酒造の吉野杉の樽酒とともにいただきましたが
かなりいけたので次回はお店でうな丼を食べたいと思います
 
 
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コロナの時期は感染防止の意味から、居酒屋に行かずテイクアウトで利用していましたが、今でもその虜になってスーパーホテル利用しています
と言う事で今宵もしばらくこで楽しませていただきます
ちなみに宿代は2人で一泊8千円(前回宿泊のキャッシュバックが▲1千円)ほど
そう我が家の旅はコスパ重視の貧乏旅だったりします

今回の奈良の旅の宿
スーパーホテルJR奈良駅前三条通り店
その名の通りJR奈良駅前といった非常に利便性の高い場所にあるホテルです
(ちなみにこのエントリーは私の覚書でもあります)
 

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部屋はツインルーム
宿泊費も1泊2人で8,200円と大変リーズナブル
公式サイトからの予約だと次回の宿泊時に1泊あたり500円のキャッシュバックがあったりもします
 

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たださすがにトイレや風呂は小さなユニットバス
まぁビジネスホテル料金ですししかたありません
 

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私の旅はこうしたビジネスホテルが中心ですが
他によく使うホテルとしては東横インもよくその候補に挙がります
そしてスーパーホテルと東横インの大きな違いは
私感ですが、「朝食」
東横インがおにぎりなどを中心に提供している、あくまで朝食サービスと比べ
スーパーホテルは朝食付き宿泊料金
こだわりの朝食として、朝からオーブンで焼き上げたサクサクのパンが提供されたり
 

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総菜もちょっと手の込んだものが並んでいたり
 

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「地産地消」メニューとして
今回のJR奈良駅前三条通り店では
奈良名物の「茶粥」が食べられたりもしました
 

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けれど一番うれしかったのが
このルーカレーだったりするんですけどね
こんな感じでコスパ旅にもこだわりがあったりします
 

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年末年始はベトナムのハノイで過ごし
旅の疲れが残るまま、2日勤務したら飛行機に乗りやってきた古都奈良
さすがに身体はそろそろ限界
そんな事もあり奈良市のマッサージ屋さん「りらくる」で60分のマッサージを受けました
たっぷり揉んでもらい、かなり楽になったところで帰路につきます
 

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奈良から伊丹空港までは1本で行けるリムジンバスが便利
先ほどのマッサージ屋さん「りらくる」近くの奈良コンベンションセンターから乗っていくことにしましたが
ちょうどこの日、奈良コンベンションセンターでは令和6年奈良市二十歳を祝う会をやっていて
晴れ着姿の若者が会場前で待つ姿を目にしました
 

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さて、連休なのに新千歳〜大阪を往復15,600円でセールしていたプロモーションチケット(変更不可)でやってきた奈良の旅も終了
伊丹空港のラウンジでまったりしたら、雪かきが待つ札幌に帰ります
ちなみに格安チケットと言う事で朝8:55分出発と言った使いがっての悪い便で帰るはずでした
そんなこともあり、今回の旅は朝早くの便で帰ることということで、もともと伊丹空港近くの大阪梅田に宿泊し、道頓堀あたりで呑んだくれしようと目論んでいましたが
先般の事故の影響かプロモーションチケット(変更不可)のチケットのはずが変更可能となり
午後便ならもう少し遠くまで行けるじゃんと旅の目的地を出発2日前にして急遽奈良に変更
航空券のみならず、宿泊するホテル、居酒屋、ついでにレンタカーの予約などスケジュールを急遽変更しやってきましたが、思のほか楽しめました
 

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旅の最後を飾るのは伊丹空港のJALダイヤモンド・プレミアラウンジ
これが思いのほか空いていました
まぁ年末年始に続き連ちゃんで旅に出るもの好きはそうそういないという事なのでしょうか
 

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さっそくダイニングエリアに行き
 

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ここのお目当てはビール
まだ昼ではありますが、樽生ビールをいただくことに
 

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伊丹空港JALダイヤモンド・プレミアラウンジにあるプレミアムビールは下記の4種
「サッポロ ヱビス」
「キリン 一番搾りプレミアム」
「アサヒ 熟撰」
「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」
 

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ビールの肴にするのは
「ウインナーコロネ」
「JAL特製焼きカレーパン」
 

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他には
「ミニミルクチョコ」
「モンブレッド」
と伊丹空港のラウンジはパンが充実しています
  

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おにぎりは
「かやくおむすび」
「こんぶ おにぎり」
 

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ということで、滑走路を望みつつ
JAL特製焼きカレーパン肴にプレミアムビール4種を飲み比べ
 

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新千歳空港までの帰りの便はボーイング737-800
いつもの15列目(Jクラスの後)の足元の広い席で眠りながらのフライト
奈良旅行を締めくくりました
 

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