「高松塚古墳」で極彩色の古墳壁画 "飛鳥美人" を眺め古代歴史ロマンに浸る

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時空を越えた、いにしえの日本をめぐる旅
第二弾は「高松塚古墳」
私がまだ小学生低学年だったころこの古墳の壁画が発見されニュースになったのをかすかに覚えています
高松塚古墳が発見されたあと、記念切手が発行されましたが、世が切手ブームの真っ最中ということもあり郵便局には長蛇の列そんなこともありました
切手の題材となったのは極彩色の古墳壁画 "飛鳥美人"
残念ながら壁画は入り口を開けたため空気が入りそんな飛鳥美人に黒カビを発生させてしまった苦い過去があるようです


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高松塚古墳壁画は1972年に発見されてから半世紀
壁画は「飛鳥美人」と呼ばれる女子群像をはじめ四神像や星宿図など
国が非公開で管理したが微生物などによる劣化が止められず、2007年に石室を掘り出して壁石ごと搬出、古墳近くの仮設施設で修復していたが2年前にようやく修理が完了したそうです


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隣接する高松塚壁画館にも足を運びます
こちらには発見当時の古墳壁画を精密に模写した模写壁画や古墳石室の副葬品の精巧な模型を展示しているとのこと
 

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立て看板をみると明日香村オリジナル御朱印「明日香の余韻2023」も賜ることが出来るようですが、なんだが御朱印の定義から外れているようなのでこれはパス
  

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高松塚壁画館ではカメラでの撮影はOKとのこと(フラッシュは不可)
そんな表示の上には両陛下が来館した際の写真が展示されていました
そういやこの高松塚古墳の被葬者が誰かが謎とされています
大陸から渡ってきた方なのか、もしくは国内の有力者
すると天皇家の先祖様というのも考えられるのかもしれません
 

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館内には「飛鳥美人」として注目を集めた女子群像「西男女群像」がありますが
この「西女子群像」は色彩鮮やかで、私も小学か中学か忘れましたが、歴史の教科書で見た記憶がありました
 

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「西女子群像」の他
「玄武」や「西男子群像」「東男子群像」「青龍」などのレプリカも展示されておりましたが
私が見る限りではやはり中国風というのが見て取れました
 

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高松塚古墳は鎌倉時代(13世紀前半)に盗掘されたことがあるそうで
盗掘穴があるそうです
 

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そんな盗掘穴からは四神のうちの玄武が見て取れたようで
最初に見ただろう盗掘者はびっくりしたでしょうね
こんな感じでキトラ古墳と高松塚古墳双方を見て回りましたが
奈良県や明日香村では高松塚古墳をキトラ古墳など周辺の遺跡と共に、世界文化遺産への登録を目指す意向のようです
なんだか応援したくなりました
  

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ちなみに高松塚古墳のまわりでは休耕地活用のため
地元の地権者様から借用の上、日本古来の柑橘種で明日香村とも関連が深い「橘」の栽培を行っているそうです(障害者雇用の意味合いもあるようです)
そういや奈良には橘寺ってお寺もありましたね
 

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2024年1月16日 18:19に書いた記事です。

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