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先月最後の週末は金曜日に1日お休みをいただき
沖縄は読谷村に行ってきました
そう今年3回目の沖縄です
宿泊したのは読谷村にある「ロイヤルホテル沖縄残波岬」
ホテルのバルコニーから見える夕陽としては、日本一との評判の夕陽が拝めるホテルです
 

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コロナも少し落ち着いてきたことから
観光客もずいぶんと動き出してきたようで
新千歳~羽田、羽田~沖縄那覇は双方ともにANAのトリプルセブン(777-200)
双方ともに満席と、ようやく航空業界も元の活況を取り戻してきたようです
沖縄那覇空港に近づき高度を下げていくと、天候は芳しくありませんでしたが
浮原島(うきばるじま)を眼下に見る事が出来ました
あとでよく写真を見たら偶然、米軍訓練施設である浮原島訓練場が確認できました
そうそうエンジンも映っていますが、プラット&ホイットニーのロゴである白頭鷲も映っていました
 

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ちなみに新千歳~羽田までの機材は777-200
エコノミーでしたがパーソナルモニターが備えられており
機内エンターテイメントで映画ブラックアダムを鑑賞、ただ124分の映画と言う事もあり最後まで見る事はかないませんでした
かと言って、JALのようなレジュームコードもないので、次の便で続きを見ようと経過時間を写真に納める、次回搭乗した時にでも続きを見ようかと思います
 

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レンタカーを借り読谷村を目指しますが、すこし小腹が減ったことから
沖縄でのちょっと遅めの昼飯ということで「A&W牧港店」に立ち寄ります

 

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ここは古き良き時代のアメリカを彷彿させるドライブイン形式のお店
このドライブイン、日本でいうところのドライブスルーとは違い
それぞれの駐車場の枠の横にメニュー表とマイクが付いていて、車に乗ったままマイクに向かってオーダーすると、でき上がった商品をスタッフが車まで届けに来てくれる「ドライブインスタイル」のお店

さてドライブインと言えば、私が真っ先に思い起こすのが、映画「アメリカングラフティ」に登場する「メルズ・ドライブイン」
ローラースケートを履いたグラマナスなウェィトレスが、オーダーしたハンバーガーなどの料理を駐車場所まで運ぶ姿に若い頃はずいぶん憧れたものです
 

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そう料理は店内でも食べられますが、車の中でももちろんOK
まさに車社会アメリカを象徴するレストランでした
そんなアメリカンなお店を継承するA&W牧港では、いまだ駐車場所からインターホンで料理をオーダー(機材か古く上手く伝わらない事も有るのだとか)、ウェイトレスが駐車場所まで料理を運ぶと行った行為を続けており観光客に人気なのだとか
 

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駐車場に供えられたメニューを見ると
ボリューミーなメニューやセットメニューにどうしても目が行きます
(もちろんそういった趣旨で作られているのでしょう)
 

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ちなみに頼んだのは、ビッガーチーズバーガーとルートビア
ビッガーチーズバーガーは、100%ビーフのビッガーパティに加えレタス、トマト、オニオンのたっぷり野菜とコクのあるチーズをサンドした逸品
ルートビアはビアと言ってもアルコールは入ってはいなく、
14種類のハーブを使った炭酸飲料です

ここでボリューミーなセットメニューを食べてしまうと晩飯が食べられなくなりそうなので少し軽めのメニューにしました
そうそうウエィトレスがバンバーガーを駐車している場所まで持ってきてくれますが
あすがはアメリカンなお店
クレジットカードでの支払いも可能でした
  

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ということで「エンダー」の愛称で親しまれている
A&Wのハンバーガーをいただくことに
いや~このハンバーガーを食べるだけで、沖縄に来た気になるのはA&Wが沖縄にしか展開しないファストフード店ならではの事なのでしょう
 

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今回の旅のテーマは、来週からの単身赴任に備え食事用の食器を揃える事
どうせならと大好きな読谷山焼きの丼などの器がが欲しいと、読谷村のやむちんの里を尋ねました
伺ったのは金曜日の午後、結構な数のお客さんが読谷村のやむちんの里でお気に入りの器を求めて歩いていました
それに加え何故か野良猫が多く、駐車場で車を停めようとしても
ここは俺の場所だと言わんばかりの態度です
ということで岩合光明の「世界ネコ歩き」のような写真から
 

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沖縄の伝統的な焼物「やちむん」
青い海と空、南国の植物、豊かな大地を思わせる鮮やかな色合いの器で素朴な風合いや、ぽってりと厚みのある手ざわりが特徴です
 

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器探しの前に、まずはやちむんの里のシンボルでもある赤瓦の読谷山焼窯を見学
 

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窯は傾斜を利用し階段状に焼成室を築いた13連房の登り窯
最前部で火を焚き、下から順に焼き上げていくのだそうです
 

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ちなみにこの「北窯」には年に5回火が入り
昼夜問わず職人たちが交代で見守る中、4日間火を焚き続けるそうです
というか年に5回しか焼かないの・・・と思ってしまいます
 

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ということで宮城正享、松田共司、松田米司、與那原正守の4名の作品が並ぶ
この北窯でやちむんを物色しましたが、皿一枚が3千円から〇万円と結構なお値段
今回は残念ながら、あきらめることに
まぁ結構な頻度で沖縄には来ているので、次回アウトレットなんかやっているときにまた物色しようと思います
 

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今回の沖縄での宿はちょっと贅沢して読谷村にあるロイヤルホテル沖縄残波岬にいたしました
天気が良い日には那覇空港から北向きに飛び立った時に残波岬を望むことができますが
その岬に近い場所にあるので、これがロイヤルホテル沖縄残波岬かぁ~と
いつも次回泊まってみたいと思っていたホテルでもあります


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そいうことで沖縄きっての景勝地「残波岬」に位置し
ホテルのバルコニーから見える夕陽としては、日本一との評判の夕陽が拝めるホテルです
ちなみに「日本夕陽の宿百選」に選ばれたホテルでもあります
ただ残念ながら滞在中は雨か曇り
次回のまた来た時のお楽しみとなりました
 

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入って早々に広々としたロビーに度肝を抜かれます
そうビジネスホテルを使慣れた私には、かなり豪華なエントランスに思えました
さすが沖縄のリゾートホテルの先駆けといったところです
 

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今回宿泊する部屋はスタンダード・ツインルーム
35平米ありますので、かなり広々としています
ソファーといいうか、子供用らしきベットもありました
 

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設備は鏡台兼のデスクにテレビ、冷蔵庫それにけっこう大型の金庫
デスクと一体になった衣服を収納する引き出しがあるのがうれしい
 

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トイレは風呂とセットになったユニットバスですが
 

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このロイヤルホテル沖縄残波岬には大浴場があるので風呂を使うことはありません
そんな大浴場は内湯・露天風呂・展望風呂と3つのお風呂があり
毎朝楽しませてもらいました
  


 

ただ昭和63年にオープンした老舗リゾートホテルとあって
こうした洗面台などは多少古さは感じさせたりもしました
 

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そしてすべてがオーシャンビューという部屋にはベランダがあり
まだ寒い時期ではありますがベランダで一杯と洒落込みますが
ここで飲むなら残波岬に打ち寄せる波をイメージをラベルにした
読谷村の酒蔵、比嘉酒造の残波
この泡盛一択です
無論、一杯目はオリオンビールですけどね 


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沖縄読谷村での晩飯はスーパーディナー
(スーパーマーケットで購入した弁当や惣菜それにお酒をホテルの部屋でいただくのを我が家でそう呼んでます)
コロナ禍にあって、我が家の旅行での定番となっています
まぁ今回宿泊したホテル近くに、コスパのよさそうな居酒屋がなかったというのもその理由だったりします
そんなわけで、今宵の我が家がの晩餐となる弁当を求めてやってきたのが、JA読谷ファーマーズマーケット「ゆんた市場」


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もともとは第二次世界大戦後は米軍読谷補助飛行場として使われていた場所に建てられたこの市場
生産者とお客様がゆんたく(おしゃべり)して、様々な交流の場として広く親しみを持ってほしいという願いを込めた「ゆんたく」という意味と
読谷村の農産物に誇りを持ち、特産品としてアピールできるように読谷の呼称である「ゆんたんざ」の二つの意味を込めて「ゆんた市場」と名付けられています
 

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読谷村の農産物は無論
近海で獲れたいかにも南国風の魚も棚に並んでいました


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ここゆんた市場は地元の農畜産物を使用したてんぷらや野菜そばなどの手作り加工品が自慢ということで伺ったのですが、残念ながら弁当の類はすでに売りきれ
付近の地元スーパーの総菜を求め彷徨うことに
 

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向かった先は沖縄県に10店舗構えるローカルスーパー「丸大 読谷波平店」
ちなみにハムで有名な丸大食品とは全く関係がありません
 

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鮮魚コーナーがかなり充実しているようで
お刺身・お寿司のコーナーは地元の魚で溢れていました
しかも激安でした
 

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そんなわけでスーパー丸大でお刺身・お寿司、総菜
もちろん泡盛やビールを買い込み
ホテルに戻って残波岬を眺めつつ晩餐となります
 

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買い込んできた刺身は沖縄近海て獲れるイラブチャーとシチューマチ
そして日本有数のマグロ捕獲量を誇る沖縄の本マグロにぎり寿司とネギトロ巻き
そのほか沖縄のゆし豆腐とツナチャンプルなど
 

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総菜はホテルの売店にある電子レンジを借用
スタッフに断って使うのは無論、ここでアイスクリームなどの買い物もさせていただきます
 

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ということで読谷村最初の晩は
オリオンビールや残波白(いわゆるザンシロ)をいただきつつ豪勢にいただきました
 

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今回の宿、ロイヤルホテル沖縄残波岬ではちょっと贅沢に朝食付きプランといたしました
朝食会場は1階にある大宴会場プレシャスホール
本来なら13階にある「スカイレストラン ラ・ファール」あたりで海を眺めながらの朝食となるのでしょうが
伺ったのが3月末ということで、卒業旅行や全国旅行支援の特典目当てでかなりの方が宿泊しているようで
朝食会場を増やしたのだと思われます
いかにも大宴会用のテーブルや椅子が並んでいて、まるで結婚式会場
ちょっと異様な風景でした
朝食はビュッフェスタイル
広々とした会場に沖縄料理や沖縄の食材を使ったおかずが多数並んでいて朝からハイテンションになります
 

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セルフで作るタイプのビュッフェもありましたが
この沖縄そばのコーナーでは麵を温めなおし、沖縄そばだしをよそいいただきます
 

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刻みネギや紅しょうがの他に
もちろん辛みを求める人用にコーレグースもありました
 

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面白かったのが「ポー玉おにぎり」のコーナー
今、沖縄で話題のファストフード
なんとこれも自分で作って食べるというもの
 

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なかなか面白い企画と思えましたが
これは作るのに手間がかかりすぎのようで
翌日には、エックグステーションで出来上がったものを皿に並べていました
 

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私の好きな沖縄料理の車麩(くるまぶ)ふーちゃんぷるーは無論
 

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沖縄で「煮つけ」といえば
このソーキの三枚肉を大根、人参、昆布、エンドウ豆とともに煮つけた沖縄料理の定番
 

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にんじんしりしり
人参の甘さが美味しい、沖縄の郷土料理!
 

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そしてもずく酢は
「ミネラル」「ビタミン」が豊富
朝飯のメニューにはぴったりなのかもしれません
こうした料理を普段から食べている、沖縄県民が長寿だというのもうなづけます
ちなみにもずくの事を沖縄の方言で、「スヌイ」というのだそうです


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デザートはシークワーサーゼリー
 

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残念ながら滞在中は雨でしたが、毎朝この窓際の席で朝食をいただくことに
 

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こうした沖縄料理を
朝からいっぱい食べて、今日も歩き回ることとなりますが
ついつい食べてしまった残波カレーが、果物の酸味が効いていてものすごく美味しかった
 

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今回の沖縄旅行の目的は伊江島へ渡ること
その伊江島といえば沖縄本部半島から北西9kmの場所に位置する周囲22.4kmの島で
人口は5千人弱のいまだ橋がかからずフェリーでしか渡れないまさに離島
那覇を飛び立つ航空機から東シナ海に浮かぶサンゴ礁に囲まれたその美しい島の姿を何度か見たことがあり、一度行ってみたと思っていました
 

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そんなことで今回の沖縄滞在中に渡ろうと、朝食を食べるや否や
朝イチで本部港フェリーターミナルにやってきました
乗船するのはこのカーフェリー「いえしま」
乗船定員が626名
本部港と伊江島を30分で結ぶフェリーです
 

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朝9時発のフェリーに乗りますが
車両の積載についてはあらかじめ予約してありました
 

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ということで本部港からレンタカーをフェリーに乗せ、伊江島へ向かう事とします
料金は軽自動車(3mから4m)で往復5,990円
これには運転手1人分が料金に含まれます
 

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座席はいろいろありますが
今回先端側のシアター型シートをチョイスしました
 

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出港してすぐに瀬底大橋の下をくぐります
 

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30分の航海で伊江島に到着
到着が近づくにつれ伊江島のシンボル
「タッチュー」も大きく見えてきました


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帰りは伊江港ターミナルから乗船
 

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帰りのカーフェリーも「いえしま」
 

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帰りも瀬底大橋の下を潜りましたが
後ほど瀬底大橋を渡り瀬底島にも行こうと画策してます
 

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伊江島と言えば城山(タッチュー)
美ら海水族館からも伊江島の真ん中に聳え立つこの山を望むことが出来ます
この城山(タッチュー)は、島より7千万年も古く、世界でも珍しいオフスクレープ現象(古い岩盤が新しい岩盤に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象)によって形づくられていますが
烏帽子を思わせる独特な形をしていることから古くから近海を航行する船が目印とした山とされています
 

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登山道は整備されていて、舗装された小道と結構急な階段
 

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半分くらい登ると、周りが開けてきて見晴らしがよくなります
  

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15分ほどかけ登るとタッチューの頂上
伊江島唯一の山ということもあり、頂上からの景色はたしかに絶景
360度、伊江島全体を見下ろすことができます
 

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東方向を望むと沖縄本土の美ら海水族館がかすかに見て取れました
 

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伊江島を占領しようと攻めてきた兵隊達を、グスクの頂上から大きな岩を崩しては投げて追い払った後、島の救い主として崇め称えられている「力玉那覇(力タンナーバ」
詩を投げた際に何度も踏ん張って出来たとされる足跡が頂上にありました
マンガ「進撃の巨人」にも似たような話があったような
 

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最後に城山(タッチュー)の麓にある「城山御嶽」を参拝
ご利益は航海の安全と健康、あるいは豊作ということで旅の安全を祈願いたします
 

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城山(タッチュー)登山の後は
麓の土産屋で冷えっ冷えのイエソーダを購入
ちなみにイエソーダには
・伊江島の黒糖で作った「ブラックコーラ」
・村花テッポウユリをイメージした「ホワイトソーダ」
・恋愛専用コクリングスペシャル「ピンクドラゴン」
・新商品体育会系イエソーダ、塩入り「グリーンマース」
の4種が有り
今回「ピンクドラゴン」と「グリーンマース」を購入
 

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そのイエソーダを携えやって来たのが
伊江島の大自然の息吹を感じる絶景「湧出(ワジー)展望台」
 

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ここは60メートルを超える断崖絶壁の景勝地


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しかもこの断崖絶壁の下の波打ち際から、なんと真水が湧き出ているとのこと
伊江村史によると、湧出はその昔、漂流してきた人が発見した場所だと言われています
漂流者と一緒に流れついた馬が、海の水をゴクゴク飲んでいたので、不思議に思い飲んでみると、真水が湧き出ていることがわかったそうです
 

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そんな伊江島の断崖絶壁の波打ち際「湧出(わじー)」に湧き出る湧き水を使用したその炭酸飲料イエソーダ
絶景を見ながらいただいてきましたが
このイエソーダ、その名でもわかるように『告白飲料』というコンセプトでつくられており、これを飲んだら「彼女に好きといえそうだ。」「奥さんに有難うといえそうだ。」など普段なかなか口にできない事を『いえそうだ』という事から付けたそうです
 

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湧出展望台のすぐ横に「塩の駅」なるものが有りました
 

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ここでは先ほど見てきた「湧出(わじぃ)」と呼ばれる激しい波打ち際で海水を汲み、
濾過して不純物を除いた海水を太陽の力だけで、じっくりつと結晶化
完全天日干しで約1か月かけ塩を精製しているのだとの事
 

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そんな時間をかけ作られた塩は力強い塩辛さとコクがあり料理に深みを与えるのだとか
ということで塩の駅で、伊江島の天然塩「湧出の塩 完全天日干し」を購入
滝川で今これからが旬の山菜を採れたら、天ぷらを揚げそのさいに使って見る事にします
 

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ちなみに店主である千葉さんに私の住む北海道の滝川で村上さんと言う方が伊江島という名のラーメン屋をやっていて、伊江島の天然塩を使った塩ラーメンが美味かったと、話をしたところ
その村上さん2年ほど前に伊江島に移住したのだそうで、しかもこの島でもラーメン屋をやっているのだとか
 

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(写真は7年前に行った滝川市「4丁目ラーメン屋 伊江島」)

湧出展望台のすぐ横にある「塩の駅」で天然塩を買った後やってきたのは
「伊江島空港ターミナル」
1975年(昭和50年)7月に開催された沖縄国際海洋博覧会の関連事業として米軍から返還され新たに伊江島空港として建設し開港したそうですが
米軍訓練空域内にあることから制限も多く利用者も少ないため1977年からは定期便の運用はされず、現在ターミナルは閉鎖されているとのことでした
ちなみに第二次世界大戦中に日本軍はミッドウェー海戦で惨敗し多くの航空母艦や航空機を喪失し、以後の戦況を立て直すことができなくなりました
そこで地上から航空作戦を展開するという「不沈空母」構想をうちたて計画されたのが
当時「東洋一の規模の飛行場」と称さた日本陸軍「伊江島飛行場」だったそうです
そんな日本陸軍によって作られた「伊江島東飛行場」がベースに作られたのが、今は使われなくなった伊江島空港だったりします


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それでも今現在、自家用小型飛行機の訓練受け入れや、救急患者を移送する必要性から職員を配置し稼動しているとのことです
空港の片隅には赤さびた消防車が置かれていましたが、ナンバーが付けられているところを見ると現役でしょうか
消防車の奥に先ほど登ってきた標高172.2メートルの城山(タッチュー)を見ることが出来ます
もしかするとタッチューからもこの滑走路が見えたかもしれません


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今は使われていない伊江島空港に立ち寄ったあと
アメリカ海兵隊キャンプ・バトラー管轄の基地にも行ってみました


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もっとも目的は基地ではなく隣接し今は使われなくなった「伊江島補助飛行場跡」
その滑走路をレンタカーで激走しようとやってきたわけです
気分よく滑走路を駆け抜けましたが、途中牧草のロールなどの農業をやっている方々の痕跡を見ることになりました
これが噂の「黙認耕作地」
村面積のおよそ35.3%の区域面積を占有している米軍基地ですが
同区域内に300戸近くの住宅が存在し、実際に生活しているという状況なんだそうで
地料を得ながら営農や居住もできる「黙認耕作地」や「黙認住宅地」が今も行われているそうです
 

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米軍補助飛行場跡の滑走路をレンタカーで激走したあとやって来たのが
「GIビーチ」
かつては米軍将校の専用ビーチで、ほとんど手つかずの自然な景観と静かで柔らかな砂浜が特徴なんだそうです
遊泳は不可ですが、景色を眺めながらゆっくりと過ごすにはよいところ
しばし打ち寄せる波を見ながら風景に癒されます
 

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訪れる人もそれほど多くないとのことでしたが、この日は我が家以外見かけたのはこのカニくらい
 

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あとパジョロでやって来た方が、砂浜に嵌ってしまっていて出すのに苦労されているようでした
まぁそのくらい砂はきめ細かいようです
ただ残念なことにここにも小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」から流れついた軽石はやって来たようで砂浜に黒い筋を残していました
あと奇麗な砂浜に自分の足跡だけって気分良いですね
 

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GIビーチ近く
ニヤティヤ洞窟にも足を延ばしました
大きな駐車場から階段を下りて洞窟に向かうのですが、そこから望む海の景色はとても美しく、曇り空でありながらもエメラルドグリーンの海が広がっていました
 

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もっとも潜入とはいえ地元の人にとっては大切な聖地
敬意を払って訪れることに
 

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このニヤティヤ洞窟、戦争中は住民の防空壕として利用され、多くの人を収容した事から「千人洞(ガマ)」とも呼ばれているのだそうです
入り口は狭いのですが、中に入ると広い空間が有り
洞窟の中には祈りを捧げるスペースがありました
 

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ニヤティヤ洞窟で有名なのがこれ
子授けの神として崇められている「ヒジル石」
子宝に恵まれる以外にも、妊婦さんが、ビルジ石を持ち上げた際、重いと感じたら男の子、軽いと感じたら女の子が生まれるという言い伝えもあるそうです
 


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洞窟の奥ににある大きな穴から外を覗くと
青い海とつながっていて、ここも透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がっていました
前の戦争では激戦地となった伊江島
住民の一部はここで海を見ながら、米軍の侵略におびえてたのでしょうね
次はそんな戦争の爪痕を見に行くことにします


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いまからちょうど78年前となる1945年4月
米軍は日本本土爆撃のための航空基地確保を目的に「東洋一」と誇る伊江島飛行場がある伊江島に上陸しました
上陸前には第5艦隊の戦艦2隻、巡洋艦2隻、駆逐艦7隻から伊江島めがけて猛烈な艦砲射撃が行われるとともに、航空機による爆撃が行われ、数のナパーム弾が海岸やその後方に落とされました
米軍の上陸後、日本軍も伊江島全域で6日間に及ぶ白兵戦・肉弾戦法で抵抗します
夜闇に乗じ箱型爆雷を背負い敵陣地へ侵入し、爆雷もろとも体当たりする陸上特攻が繰り返されたりと悲惨な戦闘が行われました
 


 

いわゆる、「沖縄戦の縮図」と言われている伊江島戦
伊江島の戦闘による日本側の死者は、軍人約2,000名、村民約1,500名
一家全滅家族が90戸という惨状でした
村内の建物のほとんどが戦闘により破壊され、廃墟と化しました
そんな家ひとつ残らないような苛烈な戦闘が繰り広げられた伊江島にあって
唯一残った「公益質屋」を戦争の恐ろしさを後世に伝える存在として村の史跡に指定
公開しているとのことでしたので伺ってきました
 

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公益質屋は、1929年に政府の融資を受けて設立された村営の金融機関
当時、世界大恐慌期で村財政や村民の生活も苦しかった時代であったため、高利貸の暴利に泣く貧民を救うために作られた福祉施設だったそうです


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鉄筋コンクリートで作られていたため、かろうじて原形をとどめていたという建物ですが
まさに崩壊寸前、2階の床もこんな大きな穴が開いていました

 

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建物は穴だらけということもあり崩壊せぬよう補強されていました
戦争の悲惨さを後世に伝えるため残されたとのことですが
悲惨な歴史を現代に残す唯一の建物「公益質屋跡」を私もこの目に焼き付けてきました


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まだ海開き前ですが、伊江島の東
伊江ビーチにも行ってみました
 

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白浜が1kmも続く美しい伊江ビーチ
WELCOMEと書かれたサインと伊江島マスコットのタッちゅんくんが迎えてくれました
ビーチは美しい海は透き通り、遠くまでエメラルドグリーンの海が広がっています
 

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私がビーチそのものより気になったのがキャンプ場
ビーチ前の浜辺に沿ってモクマオウの林の中に伊江村青少年旅行村があり
広々としたキャンプサイトでキャンプを楽しむ姿を目にしたんです
キャンプサイトには車が乗り入れできるのでかなり便利そうです
こんなキャンプも良いな〜と
キャンプ熱が再発しそうな予感
飛行機で移動しキャンプ
ということで航空機に積めるキャンプアイテムを考えている私がいます

ちなみにキャンプ場料金はなんと大人一人400円(伊江ビーチ入場料100円+キャンプ場使用料300円)となってました
 

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さて伊江島探求はそろそろ終了
伊江島ターミナルに戻りますが、ターミナルの近くには
巨大なカメの展望台があり、登ってみました
 

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この展望台からはコバルトブルーの具志漁港と


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伊江島の象徴
城山(タッチュー)が望めました
 

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伊江島での滞在時間はわずか3時間
割とスムーズに回れたことから、最後に伊江島フェリーターミナルにある人気の食堂で昼飯をいただきます
 

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伺ったのは伊江島フェリーターミナル2階にある
「海人食堂」
伊江島漁港直営のレストランです
そんなこともあるのでしょう、店内のディスプレーには大漁旗が使われていました


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12時少し過ぎの入店で多少混んではいましたが
このあと20分くらいでフェリーに車を乗せる時間が来ることもあり
急いで昼飯を済ませ、席を立つ方ばかり
席はすぐに確保できました
もっとも私もこの後すぐにフェリーに車を乗せるんですけどね
 

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さてメニューはこちら
伊江島漁港直営ということで海鮮料理がほとんど
なかでも「アイザメ唐揚定食」に心が少し動きましたが
先般、宮古島でサメのフライこと、「ジョーズフライ」を食べてきたので
今回はすなおに海鮮丼を食べることに


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ただ食堂の窓からフェリーに載せる順番待ちの自身の車の様子を眺めつつ、はらはらドキドキの昼飯
 

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料理は思いのほか、早く提供されました
急いで食べる必要はさほどなさそうです
頼んだのは我が家の奥さんはまぐろユッケ丼(小)サラダ・もずく酢・みそ汁付き 
これでよく700円で提供しているものだなと思います


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私が頼んだのは海鮮丼(大)海鮮4種・サラダ・もずく酢・みそ汁付きでも1,100円
これも場所柄、観光地価格なんだと思いますが
まぐろユッケ丼・海鮮丼ともにコスパ良い上、美味しい
リタイアしたらやはり沖縄周辺の離島に長期で逗留したいものです
 

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そんな昼飯を堪能したあと、フェリーに車を乗せ沖縄本土に戻ります

伊江島からは、またカーフェリー「いえしま」にのり沖縄本部港へ
車両積載スペースにはトラックなどの貨物車が多く、このフェリーが観光用と言うより島民の足と言うのがわかります
 

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伊江島から帰ったあとは
フェリーで先ほど潜った瀬底大橋を渡り瀬底島へ



(動画は瀬底島から本部方面へ渡った時の映像です)
 

立ち寄ったのは瀬底大橋の袂にある「アンチ浜」
インスタ映えポイントとして有名なアンチ浜ですが、私が伺った3月は海開き前
まだ休業状態でした
  

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ここの砂浜にも真っ白い砂浜に灰色の軽石が散乱しています
これでも何度か軽石除去作業をしているのだそうですが、アンチ浜は北からの影響も受けやすいビーチで、多くの軽石が再漂流を繰り返しているとの事
沖縄の観光にとってこの軽石、なかなか厄介なもののようです


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アンチ浜を覗いてきた後はロイヤルホテル沖縄残波岬に戻りますが
その前に読谷村にある「gala 青い海」に立ち寄ります
 

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コバルトブルーの海が眼前に広がる
読谷村の西海岸沿いに建つ「gala 青い海」ですが
ここは体験スペースのあるテーマパークで、ダイビングやシュノーケリングの体験施設は無論
琉球ガラスややちむん焼きのコーナーがあったり
レストランや土産物が買えたりする施設で
宿泊するホテルから近いことから今回立ち寄ることに
もっとも目的は単身赴任に向けて「Okinawa Art Shop ゆんたん」で売られている、やちむん焼きを買おうと思ったのですが
人気のやちむんおあり、やはり結構なお値段
次回の楽しみに取っておくことにします
 

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沖縄と言えばステーキ
なんと言っても飲んだ後のシメはステーキというのが沖縄
もおもおはアメリカ兵を相手にやっていたステーキ屋でしたが、しだいに一般市民にも肉食文化が広く浸透したのが理由のようです
今では人口当たりのステーキ屋の数は日本一なのだとか

さて伊江島から帰ってきたところですが
その伊江島の特産品の一つが「伊江牛」
潮風をたくさん浴びたミネラルの多い牧草を年中青草の状態で食べることができる、羊で言うところのプレ・サレといった環境で育てられていますが
残念ながら年間を通してもほんの数頭しか出荷されず、とても貴重なため「幻の牛」とも呼ばれています
そういや島で飼われているのを覗いてきましたが、さほど多くは感じませんでした(ちなみに飼われている黒牛の頭数は伊江島の人口である2,300人と大差ないのだとか)
 

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と言う事で今宵の晩餐をテイクアウトしようとやって来たのは
読谷村に最近できた、伊江牛グループ「にくや読谷村」
 

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店内に入ると大きな冷凍庫が迎えてくれ
冷凍ショーケースの中に伊江牛などの精肉がたくさん並んでいて、販売されているようです
 

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店内にはコロナでしばらく休業していたのですが、最近再開したイートインスペースがありました
 

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にくや読谷村のテイクアウトメニューがこちら
頼んだのはステーキ丼(肉大盛り)1,300円と普通盛り
それにメンチカツを1個
 

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テイクアウトしたステーキ丼とテールスープをホテルの売店の電子レンジで温めなおします
(ちなみにその売店で買い物と、電子レンジ使用の許可は取ってあります)
沖縄のローカルスーパー「丸大 読谷波平店」で購入した
お刺身「セーイカ」「アマン」それに「ふーチャンプルー」を追加購入してきたので
 

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高級牛として知られる伊江牛をたっぷり載せたステーキ丼をホテルの部屋で泡盛残波と共にいただきます
ちなみにこの牛肉は軟らかくてジューシー
前述のプレ・サレ牛?たる伊江牛のサーロインを使っている
ステーキ丼、美味しいうえにボリューミー
泡盛残波とともに堪能いたしました
 

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読谷村の旅もあっという間に終了、沖縄那覇空港に帰ってきました
空港は全国旅行支援の効果か結構混雑しています
そんなこともあり搭乗する那覇~羽田便も20分遅れ
その後、羽田空港から新千歳空港へ乗り継ぎますが
もともと羽田空港での乗り継ぎ時間は35分しかありませんので、おそらくギリギリのタイムスケジュール
羽田空港ではグランドホステスの伴走でかけっこしなければならないかもしれませんし
もしかしたら乗り継ぎ出来ないかもしれません
 

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まぁじたばたしてもどうにもならないので、ここはANAラウンジでまったりすることに
ちなみに遅れる分、飲むオリオンビールの杯数もかさみます
酔っ払ってかけっこ出来ないかも・・・と不安もよぎりますが
 

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結局20分遅れで搭乗
那覇空港滑走路も混雑しているようで、30分くらいは遅延したかと思われます
出発に先立ちタクシーウェイで日本トランスオーシャン航空(JTA)の青ジンベイジェットとすれ違いました
  

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遅延の為、羽田では結局予約した便に乗り継ぎ出来ず
一時間程、後の便に乗る事になりました
まぁ仕方ありません
気をとりなおし、ここはANAラウンジでまったりすることに


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さてちょうど昼飯時ということで、羽田空港第2ターミナルのANAフェスタに赴き崎陽軒のシウマイ弁当を購入
ちなみに昭和29年に登場したこの崎陽軒のシウマイ弁当
いまでは売上は1日の売り上げが約1万9000個にものぼる人気の弁当です
ちなみに航空業界では修行僧を中心に人気のようで羽田空港では、SNSで一番よく見かける弁当だったりします
 

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もう車の運転もないのでじゃんじゃん飲めるということで
スーパーニッカかメーカーズマークのハイボール
もしくは芋焼酎かとも思いましたが


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ここは最近ANA・JAL双方のラウンジでよく見かけるパーフェクト・サントリービールがありましたので
樽生ビールと共に崎陽軒のシウマイ弁当をいただきます
まぁ遅延してくれたおかげでラウンジの滞在時間が増えたので、かえってこのほうが良かったかもしれません
 

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自宅に戻った後は
今回JAL修行ということで別行動(目的地は一緒)の我が家の奥さんが
伊丹空港JAL側保安検査後にある老舗のうどん屋さん「美々卯 空味」で太巻きそば寿司を購入していてくれ
我が家に帰ってから晩飯となり、空弁な一日となりました
 

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