ニセコ・小樽2025の最近の記事

ウイスキーやジンの製造を手がけるニセコ蒸溜所にやってきました
ここは2021年にオープンしたばかりのウイスキーとジンの蒸溜所で大きな三角屋根が印象的です
こういうのを見ると北広島のエスコンの三角屋根と比べてしまいますね

 
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内部は広々としておりますが、道産カラマツの集成材を中心として木材をふんだんに使用したてられたんだそうです
カラマツはその昔、炭鉱などの坑道において地盤の支持材として使用されたことから、炭鉱の多かった道内にはカラマツ林がたくさんありますが
残念な事に若いカラマツ材にはねじれが見られることから、板材に不向きで建築資材としては魅力がなかったことから放置されたカラマツ林を多く見かけます
秋には「落葉キノコ」がたくさん生えることもあり、その道の通にはよく知られた樹木だったりします
最近では加工技術の向上でカラマツの集成材として使われているようです

巨大なポットスチルが2基見て取れますが
今回はここで仕込む水に良質なニセコアンヌプリの伏流水である「軟水」を用いて醸される
ウィスキーやジンの製造工程と貯蔵される蔵を見学します
 

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見学時間まで少し時間が有ったのでショップを散策
販売されているのはここニセコの地で生まれたジン「ohoro GIN(スタンダード)」
ニセコ町産のヤチヤナギ、ニホンハッカ等、厳選した13種類のボタニカルを使用したジンで
イギリスの国際的なコンペティション「World Gin Award 2024」で部門別世界一位を獲得したそうです
名前となる「ohoro」はアイヌ語で「続く」という意味だそうです
  

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ナショナルリーグ優勝した事に対する記念ラベルも販売されていましたが
なんでそんな日本酒がここで売られていたので聞いてみると、この蒸溜所、銘酒「八海山」で有名な新潟の八海醸造のグループ会社で
八海醸造はロサンゼルスドジャースとパートナーシップ契約を締結しているのだとか
 
 
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そんあわけで棚には八海醸造の日本酒に加えて南部美人(岩手県)の日本酒も並んでいましたが
そういや南部美人もクラフトジンを製造していましたね
何か関係があるかもしれません


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八海醸造の地ビール「八海山泉ビール」と酒器などが数多く並べられていました
なかには300万円もするウイスキーなども並べられており、触って壊しでもしたら大変と思うものまでありました
ただここニセコは海外に人気の観光地
セレブも時折訪れるそうで、先般は100万円はするウイスキーが売れたのだとか
 

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蒸溜所スタッフが、ウイスキー・ジンの製造工程を丁寧に紹介してくれますが
まず説明いただいたのがこのジンの蒸溜機
ドイツのアーノルド・ホルスタイン社製だそうで
手前にある「単式蒸溜機」と
奥にある煙突状の「連続式蒸溜機」からなる「ハイブリッド式蒸溜機」
現在は単式蒸溜機のみの稼働との事
  

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ジンの製造に欠かせないボタニカルの見本
・リコリスルート
・オリスルート
・アンジェリカルート
・ジュニバーベリー
・コリアンダー
・カモミール

ちなみに「ohoro GIN(スタンダード)」は
ニセコ町産のヤチヤナギ、ニホンハッカ等、厳選した13種類のボタニカルを使用しているそうです
 

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大量の麦芽が保管されていますが、これらはウイスキーの本場イギリスから輸入されたものだそうで
一袋が約1トン、そこから醸すウイスキーは500ℓにしかならないんだとか
奥に粉砕機が見て取れますが
 

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こちらが粉砕前後の麦芽の見本
・フラワー(細)
・グリッツ(中)
・ハスク(粗)
の3種の粉砕したものをブレンドして使うのだとか
 

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ポットスチルは初留x1基、再留x1基の計2基
初留に使われるポットスチルは「ストレート型」で再留は球状の膨らみがある「バルジ型」
2回蒸溜を繰り返すことでアルコール度数が65~70%ほどになるそうです
ちなみにこれはスコットランドのウイスキー製造設備メーカー・フォーサイス社の蒸溜機(ポットスチル)が使われているのだそうです
 

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発酵の過程となる発酵槽のコーナー
手前にあるステンレス製の「糖化槽(マッシュタン)」粉砕した大麦麦芽とお湯を入れ甘い「麦汁(ウォート)」が出来上がります

このあとの発酵工程では日本酒メーカー八海醸造らしいこだわりが見てとれました
それが奥にある木樽
木製の発酵槽でもろみを醸すことにより複雑で深みのある味わいのウイスキーができるのだそうです
 

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酒税の申告のため木樽の容量を測定し、税務署に申告されているとのことで樽には容量が表示されていました
ちなみにこの木樽は味噌の発酵樽を手がける会社が、カナダの米松を使って作り上げた日本製の樽なんだとか
 

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熟成中のウイスキーたちが眠る貯蔵庫も見せていただきました
12年後、18年後・・・・と楽しみな樽がぎっしり並んでいます
まだ銘柄は決められていないようですが「狩太」なんかがよさそうですが、いかがでしょう
そんな話を説明いただいているスタッフに投げかけたりもしました
  

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最後の試飲では、このバーカウンターでグラスに注いでいただきますが
 

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その前に「原酒(ニューポット)」に軽く水を垂らしいただいてみました
 

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試飲のメニューがこちら
 

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いただくのは無論、アイヌ語で続くという意味を持つ「ohoro GIN」
ロンドンで行われた「ワールド・ジン・アワード2024」において日本で初めて世界最高賞を受賞した逸品をまずはストレートで試飲です
 

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2人で来ていたのでもう一杯は
八海醸造の地ビール「八海山泉ビール」のライディンビールのレッドエールをいただきました
1,000円の見学料で一杯いただけたので、何だかラッキーな気がします
ちなみに自家用車でニセコに来ているのになぜ飲めるのか
その話はまた次のエントリーで
 

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自家用車でニセコに来ていたのにかかわらず、ニセコ蒸溜所でジンやライデンビールを飲めたのは、そこから歩いて5分の、温泉宿に宿泊するからでした
そんな温泉宿がニセコアンヌプリ南麓にひっそりと佇む「いこいの湯宿いろは」
もともと「ホテルニセコいこいの村」として営業していて宿泊のみならず、山菜取りの時期などは日帰り温泉を何度か利用させていただいていましたが
今から10年ほど前にリニューアルオープン
今回はリニューアル後、初訪問となります
 

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まずはこの木のぬくもりを感じるロビーでチェックイン
ここで「ニセコ蒸溜所」へ行きたい旨尋ねたところ、散策路を進んだところにあると丁寧に説明を受け伺うことが出来ました
GoogleMapで検索すると、道路を遠回りして20分近くかかると表示されていたので
5分で伺えるこの散策路の紹介はたいへんありがたかったです
ちなみにこの散策路は「水源の森 多目的保安林」という広い森を歩く散策路のようです
  

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部屋は琉球畳を思わせる碧い縁なし畳が真新しさを感じます和室
に加えツインのローベット仕様
和室は日本の伝統的な生活様式ですから海外からのお客さんに人気なんでしょうね
  

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「ゆかた」にもこだわりがあるようで
サイズのみならず色も紺色・紫色・赤色と3種用意されていました
これまた海外からの女性客には受けそうです
いや~ひさしぶりに泊まりましたが、このあたりずいぶん変わったようです
 

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予約した夕食の時間までまだ少し時間が有るので
ニセコの道の駅で購入してきた
「シャルキュトリーアカイシ(ニセコ町)」のパテ ド カンパーニュと
私が好きでニセコに来ると必ず買って帰る「ニセコチーズ工房」のデザートチーズ 二世古 雪花 【sekka】パパイヤ&パイナップルを肴に
キャセイパシフィック航空の機内で飲むように開発されたクラフトビール「Betsy(ベッツィー)」とサッポロビールの「ホワイトベルグ」で0次会
 

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いよいよ夕食の予約時間となりレストラン「カラマツ」に伺いましたが
入り口には道産酒をはじめとした日本酒の酒瓶が迎えてくれました
 

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いただくのは「秋の膳」と名付けられた和食膳
前菜のお造りは、大きなボタン海老とトロが眼を引きます
秋味や生湯葉を鑑みると
先ほど見た光景が浮かびますが、これは日本酒を頼まざるを得ません


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メニューには
前菜:秋味熊笹巻き、長芋田楽、フォアグラ、林檎
御造り:お造り盛り合わせ
彩皿:蒸し留寿都豚 薬味たれ 彩野菜
鍋物:道産黒毛和牛の出汁しゃぶしゃぶ 胡麻 水菜 油揚げ 牛蒡 ポン酢
温物:生湯葉 牡蠣あんかけ 葱油
蒸し物:十五夜まんじゅう 鰻
揚げ物:ニセコ産きたあかり芋の素揚げ、穴子磯部揚げ 藻塩
御食事:きのこご飯
香の物:本日の香の物
汁物:蘭越しもあだち もみじ鯛潮汁
水菓子:本日の水菓子
となっています
 

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奥のお酒が入った冷蔵庫を見ると
いつの間にか、日本酒のラインナップが素晴らしい宿になってました
(一応スタッフに声をかけさせていただき撮影させていただいています)
 

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ということで地酒「飲み比べセット(事前予約していました)」は好きな銘柄が選べるとの事で
さきほど蔵見学させていただいたニセコ蒸溜所のオーナーである新潟八海山の純米大吟醸をはじめ
これまた酒蔵見学させていただいたことのある上川大雪酒造碧雲蔵十勝、福司純米吟醸をやりつつ、宿自慢の料理を堪能することに
 

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前菜の後は食事の進み具合に応じてコースで料理が提供されます
「十五夜まんじゅう 鰻」
 

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ニセコ産きたあかり芋の素揚げ、穴子磯部揚げ
芋の素揚げがシンプルだけど甘くて美味しい
 

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きのこご飯と鯛の潮汁と結構な食事の量で満足満足
 

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最後に牛皮に包まれたシャーベットのデザートで〆
 

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宿泊者ラウンジなるものがあるとのことで伺ってみました
 

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このラウンジには、マッサージチェア、雑誌がおかれているうえ
セルフのコーヒー・ジュース等が提供されていて
のんびり連泊などする際は重宝しそうですね
 

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もっとも酒好きの私としてはせっかくの立派なラウンジ
下記の写真のような有料の日本酒&ワインのサーバーがあると嬉しいな~とも思いました
というのもレストランからまつでは最近人気の北海道産の日本酒やワインが提供されているので、なんだかもったいないという気持ちです
ちなみに写真は山形にあるショウナイ・スイデンテラスホテルの「SAKE LOUNGE」に置かれている物です
こうしたサーバーは最近あちこちで見かけるようになり、北海道ではJR余市駅「エルラプラザ」や新千歳空港国際線の「そらくうはん」でも堪能しました

 

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ここの露天風呂から望む景色も素晴らしく、朝から久しぶりに温泉宿らしさを満喫
温泉にはさほどこだわりのない私ですが、いこいの湯宿いろはの露天風呂は大きいうえそこからの風景は素晴らしいですね
 

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(ニセコ温泉郷 いこいの湯宿 いろは HPより拝借)
 

朝食は昨晩同様にレストランからまつにて
終わりかけた紅葉を見ながらいただきます
  

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朝食はハーフビュッフェのようで
焼き魚、煮豚、だし巻き卵、焼売、茄子の和え物、イクラがちりばめられた豆腐の御膳が予めテーブルに供えられていて
あとはセルフでよそう道産きたあかりに味噌汁と言った具合
 

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そんなブッフェには、たっぷりの野菜サラダ(これは専属農家『牧野農園』さんが丹精込めて作った無農薬野菜でしょうか?)に加え
最近腸活を始めた我が家の奥さんにジャストフィットのヨーグルト&フルーツ
朝飯をたっぷりいただいたら仁木、余市のワイナリーを巡りに出発します
 

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11月初旬ニセコいこいの湯宿いろはをチェックアウトした後は
生憎の天気でではありましたが仁木と余市のワイナリー巡りに向かいますが
まず伺ったのが余市町にあるワイン産地登地区
あの余市ワインの祭典「ラフェット」が行われるあたりになります
ただ困ったことにここにも「熊出没注意」の看板が・・・・
登地区の皆さんはこんな危険なところでワイン用の葡萄を育てているのですね
 

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ここ登地区で曽我貴彦さんが2010年に「ドメーヌ・タカヒコ」を創業
以来、ワイナリーは増え続けこの登の谷には13社が集中しているとのこと
そんなドメーヌタカヒコのワイン畑を望むナナツモリ展望台
いつでも出入り自由な展望台ですが
おそらくこれは無断で農園に立ち入らないように配慮されたものなんでしょうね
  

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撮影用に置いてあるのでしょう
「ドメーヌ タカヒコ ナナツモリ ピノ・ノワール」の空き瓶片手に記念撮影
にしても葡萄畑が何となく寂しい
次回来るのは葡萄がたわわに実ったころに伺うとしよう
 

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続いて余市ワイナリーへ
ここは千歳鶴などの日本酒で有名な日本清酒が手がけるワイナリー
   

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ここではガラス越しに葡萄の仕込みから醸造までの工程が予約なしで自由に見学でき
めずらしい木樽熟成されているワインの様子も見て取れましたが
カリフォルニアワインの父「ロバート・モンダヴィ」のワイナリーで見たフレンチ・オーク樽での樽熟成の様子を思い出しました


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ホーローの大きな貯蔵タンクに梯子で登っているスタッフがいましたが
どうやら糖度を測る見本を採取しているようでした
 

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見学コースではありませんでしたが
ブドウの選果・圧搾・破砕に使われる機械が何気に置かれています


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ワイナリー内のワインディスペンサーには
余市ナイアガラ・ドライとロゼ·ド·セニエがあり
自由に試飲できるようでした
 

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続いて約33万㎡におよぶ敷地に広がるワイン畑を要するニキヒルズワイナリーへ
 

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大広間のようなテイスティングスペース&レストランではまだ11月初旬だというのに
暖炉に火が入れられクリスマスデコレーションが施されています
 

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ここでも試飲タイム
一面ガラス窓の向こうにはぶどう畑や紅葉が見て取れます
 

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その後、また余市町に舞い戻り
オチガビワイナリーへ
伺ったときには醸造蔵見学&食事のツアーが行われているようで
次回参加してみたいと思わせました
 

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天井の高い開放的なショップでは
暖炉に火が入っていてポカポカ
 

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ワインテイスティングは好きなワイン3種類で550円と激安
これは好きなワインを探して購入するための価格なんでしょうね
 

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帰り際に見た赤紫に染まったオチガビワイナリーの葡萄畑が見事でした
 

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その後、余市駅に隣接する
余市町観光物産センター「エルラプラザ」へ


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ここにもおなじみの有料試飲サーバーがありますが
ここではプラカップではなくワイングラスでいただけるようです
量もそこそこ注がれますが、残念ながらドライバーの私は飲めませんでした
 

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ちなみにこの余市のエルラプラザ
結構な品ぞろえでビックリ致しました
てなわけで仁木と余市のワイナリー巡りを終え
次の目的地小樽に向かいます
 

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「鮭は飲み物」byおたる水族館

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仁木と余市のワイナリー巡りを終えた後は
「おたる水族館」へ
 

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北と南にすむ魚たちの水槽に展示される
日本最大の淡水魚「イトウ」
こいつを見るとどうしてもマンガ「釣りキチ三平」(矢口高雄著)の話にある釧路湿原で「幻の魚」イトウ釣りに挑戦する話と
開高健のドキュメンタリーでまだルアーフィッシング黎明期だった時代にそんなルアーでイトウを釣りにモンゴルへ行く話を思い起こしてしまいます

  

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本館のチョウザメ水槽で泳ぐチョウザメ
カルーガ(ダウリアチョウザメ)でしょうか
これまた開高健のドキュメントでカナダに行き生きた化石とも呼ばれているチョウザメを釣る話もありましたが
かつてチョウザメは北海道の石狩川や十勝川などの河川にも生息していたんだそうです
  

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世界最大級の淡水魚であるピラルク
開高健のアマゾン河水系の釣り紀行『オーパ!』で知った巨大魚です
 

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オホーツク海・ベーリング海水槽の「オヒョウ」
中には150歳を超える寿命をもつものもいるそうで、そんなオヒョウのサイズは「ドアサイズ」といった比喩が当てはまるほど
これまた開高健の小説「オーパ、オーパ!!」
アラスカのセント・ジョージ島でそんなドアサイズの巨大オヒョウ釣りに挑んだ話が印象的でした
 

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南の魚たち水槽にいるサビウツボ
塩ビ管の中に隠れていますが
どうやらウツボたちは狭い方が落ち着くようです
 

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そして水族館の人気者
チンアナゴ&ニシキアナゴ
何かが近づくとすぐに砂の中に隠れるのですが
いなくなるとすぐ砂底から体を出してくる臆病もの
所作を見ているとなんだか癒されます
ただ実際チンアナゴの実は全長は長く、身体のほとんどが砂の中にあるのだそうです
 

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オオカミのような鋭い犬歯状の歯が特徴的な「オオカミウオ」
その鋭い歯で、ウニやカニを噛み砕くグルメでもあります
   

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羽を伸ばすジェンツーペンギン
冬季営業では「ペンギンの雪中さんぽ」も見られるんだとか
 

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アザラシのショーで癒されたあとは
 

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今回おたる水族館に来た目的の海獣公園 トドイベントプールへ
 

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元野生のトド「キタロー」が迎えてくれますが
 

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この日行われていた秋の恒例行事「鮭は飲み物 2025」
怪獣公園のイベント「とどのじかん」の最後に重さ約3㎏のサケを丸ごと1本まるごとトドに給餌
それを豪快に丸呑みする姿をこの目に焼き付けてきました
 

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動画に撮ってみましたが
まさに「鮭は飲み物」でした
 

「あんかけ焼きそば」
実は小樽の隠れた名物で小樽のソウルフードとして広く知られています
ブームの火付け役となったのは小樽駅近くで営業していた「中華料理 梅月」
昭和30年代にその味が評判となり、市内のホテルや喫茶店でも次々にあんかけ焼そばがメニューに並ぶようになっていったそうです
現在そんな梅月は営業していませんが、その流れを汲むように小樽都通り商店街にある「中華食堂 桂苑」や梁川通りにある「中華食堂 龍鳳」が人気のあんかけ焼そばを提供しており
12年程前の小樽勤務時代に良く食べに伺いました
さて今回小樽に宿泊することとなり、そんなあんかけ焼きそばのことを思い出し
あんかけ焼きそばつまみに一杯呑まなきゃととある店に向かいます


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やってきたのは小樽運河前にある
小樽中国料理レストラン好(ハオ)
昭和モダンを現代に醸し出す昭和8年に建てられた小樽の歴史的建造物を利用した中華レストランです
えっ小樽に来て中華かぁと思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、1988年(昭和63年)にオープンといった
小樽に観光客が押し寄せる前からある老舗中華料理屋で、観光地のど真ん中にありながらもとてもリーズナブルなお店だったりします
 

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レトロな空間で落ち着いた雰囲気の店内
1階だけでもこうした部屋が2つあるうえ
2階や3階にも個室があるのだとか


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さてまず頼んだのが日本酒
冷でいただくのいが京都伏見にある山本本家の「京伝来 生貯蔵酒」
山本本家といえば日本酒神聖の製造元で酒蔵のそばで営む焼き鳥屋『鳥せい』が有名で、あまりの人気で焼き鳥屋の経営のついでに、日本酒を造っているとも比喩されるほどの人気店だったりします
そんな鳥せいでは蔵直送の「蔵だし原酒」が飲め、その味を思い起こしつついただくことに
それと我が家の奥さんは白ワインのチリソーヴィニヨンブランをオーダー
 

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合わせるのは「冷菜三種盛合わせ」
蒸し鶏とくらげの冷菜、白菜の甘酢唐辛子漬けのセットですが
白菜の甘酢唐辛子漬けといえば、本場中国や台湾ではラーパーツァイ(辣白菜)と言う中国四川料理の定番として知られており
そんなラーパーツァイが美味い
 

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大海老の柚子マヨネーズソース和え
これも海老が柔らかく美味しい


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そしてレストラン好 一押しの「土鍋入り陳麻婆豆富」
花椒が効いていて痺れる辛さのうえ
固形燃料で温められ熱々で提供される麻婆豆腐は絶品
そういや滝川の中国料理松野で提供される看板メニューの麻婆豆富も土鍋に入れられ提供されますが
オーナーシェフの松野光雄さんはここ小樽にあった小樽グランドホテルで修行されたとの事でしたが
なにか関係あるのかな


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レストラン好自慢の亀壺紹興酒に干し梅を入れていただきましまたが
やはり中華には紹興酒がよく合います
美味しかったごちそうさま
また小樽にきたら訪れます
 

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中国料理レストラン好で小樽名物の五目あんかけ焼きそばを食べた後は
小樽に来たのなら寄らずに帰るわけにはいかない駅前にある「銘酒角打ちセンターたかの」に足を運びます
 

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このお店のモットーが壁に貼られており
その内容はというと
『Don't Think! Drink!(考えるな!飲め!)』
あのブルースリーの名言のパクリでしょうか
それと
『NO SAKE NO LIFE (お酒なしの人生なんか考えられない!)』
もう酒好きでなければ暖簾は潜れないでしょうといった文言が貼り出されていました
 

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角打ちのお店なんですが、一応椅子も備えられており
一人飲みようのカウンター席に加え、テーブル席もあります
 

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それでいただくのは今宵はこれを飲むしか無いでしょうと思える「八海山特別本醸造」
なぜかというと角打ちセンターたかのに伺ったちょうどこの日(2025年11月2日)
海の向こうのアメリカではメジャーリーグ・ベースボールのワールドシリーズが行われ、ロサンゼルス・ドジャースが球団史上初のワールドシリーズ連覇を成し遂げた日だったんです

八海醸造(新潟県南魚沼市)はロサンゼルス・ドジャースと2年間のパートナーシップ契約を締結し
『八海山』はロサンゼルス・ドジャース公式日本酒となっていたのでした
ということで小樽の角打ちセンターたかのでそんな八海山を傾け野球談義
大谷、山本、佐々木選手をはじめとしたドジャースの選手は無論、トロントブルージェイズの選手達の活躍に乾杯です
 

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いや〜それにしても8月のお盆休みに渡米して自分の目でこのドジャースとブルージェイズの対戦を観て置いて良かった
 

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小樽のサンモール一番街に店を構える地酒専門店「酒商たかの」が営む、2017年創業人気角打ち店
酒商たかのは日本酒をメインに道内ワインや焼酎など全国各地から銘酒を取り揃えているお店だけあって
銘酒角打ちセンターたかのの品ぞろえも大したもの
 

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これなんかは阿部酒造が醸造する日本酒「あべ VEGA(ベガ)2024」
7,000円の値札が貼られていますが、まさにそのくらい価値のある日本酒で
ここ数年通っている新潟で開催されている日本酒の一大イベント「にいがた酒の陣」でも
試飲や購入に長蛇の列ができる地元新潟でも超が付くほどの人気の酒蔵の日本酒が置かれていました
もちろんこいつもいただくことに
 

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それにプラスしてたかの自慢のザンキと絶品のハムカツ&生ビール×2杯のちょい呑みセットで
 

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冷えっ冷えのサッポロクラシックと
 

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人気の熱々ザンギとハムカツで小樽の夜を締めくくりました
  

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