自家用車でニセコに来ていたのにかかわらず、ニセコ蒸溜所でジンやライデンビールを飲めたのは、そこから歩いて5分の、温泉宿に宿泊するからでした
そんな温泉宿がニセコアンヌプリ南麓にひっそりと佇む「いこいの湯宿いろは」
もともと「ホテルニセコいこいの村」として営業していて宿泊のみならず、山菜取りの時期などは日帰り温泉を何度か利用させていただいていましたが
今から10年ほど前にリニューアルオープン
今回はリニューアル後、初訪問となります
まずはこの木のぬくもりを感じるロビーでチェックイン
ここで「ニセコ蒸溜所」へ行きたい旨尋ねたところ、散策路を進んだところにあると丁寧に説明を受け伺うことが出来ました
GoogleMapで検索すると、道路を遠回りして20分近くかかると表示されていたので
5分で伺えるこの散策路の紹介はたいへんありがたかったです
ちなみにこの散策路は「水源の森 多目的保安林」という広い森を歩く散策路のようです
部屋は琉球畳を思わせる碧い縁なし畳が真新しさを感じます和室
に加えツインのローベット仕様
和室は日本の伝統的な生活様式ですから海外からのお客さんに人気なんでしょうね
「ゆかた」にもこだわりがあるようで
サイズのみならず色も紺色・紫色・赤色と3種用意されていました
これまた海外からの女性客には受けそうです
いや~ひさしぶりに泊まりましたが、このあたりずいぶん変わったようです
予約した夕食の時間までまだ少し時間が有るので
ニセコの道の駅で購入してきた
「シャルキュトリーアカイシ(ニセコ町)」のパテ ド カンパーニュと
私が好きでニセコに来ると必ず買って帰る「ニセコチーズ工房」のデザートチーズ 二世古 雪花 【sekka】パパイヤ&パイナップルを肴に
キャセイパシフィック航空の機内で飲むように開発されたクラフトビール「Betsy(ベッツィー)」とサッポロビールの「ホワイトベルグ」で0次会
いよいよ夕食の予約時間となりレストラン「カラマツ」に伺いましたが
入り口には道産酒をはじめとした日本酒の酒瓶が迎えてくれました
いただくのは「秋の膳」と名付けられた和食膳
前菜のお造りは、大きなボタン海老とトロが眼を引きます
秋味や生湯葉を鑑みると
先ほど見た光景が浮かびますが、これは日本酒を頼まざるを得ません
メニューには
前菜:秋味熊笹巻き、長芋田楽、フォアグラ、林檎
御造り:お造り盛り合わせ
彩皿:蒸し留寿都豚 薬味たれ 彩野菜
鍋物:道産黒毛和牛の出汁しゃぶしゃぶ 胡麻 水菜 油揚げ 牛蒡 ポン酢
温物:生湯葉 牡蠣あんかけ 葱油
蒸し物:十五夜まんじゅう 鰻
揚げ物:ニセコ産きたあかり芋の素揚げ、穴子磯部揚げ 藻塩
御食事:きのこご飯
香の物:本日の香の物
汁物:蘭越しもあだち もみじ鯛潮汁
水菓子:本日の水菓子
となっています
奥のお酒が入った冷蔵庫を見ると
いつの間にか、日本酒のラインナップが素晴らしい宿になってました
(一応スタッフに声をかけさせていただき撮影させていただいています)
ということで地酒「飲み比べセット(事前予約していました)」は好きな銘柄が選べるとの事で
さきほど蔵見学させていただいたニセコ蒸溜所のオーナーである新潟八海山の純米大吟醸をはじめ
これまた酒蔵見学させていただいたことのある上川大雪酒造碧雲蔵十勝、福司純米吟醸をやりつつ、宿自慢の料理を堪能することに
前菜の後は食事の進み具合に応じてコースで料理が提供されます
「十五夜まんじゅう 鰻」
ニセコ産きたあかり芋の素揚げ、穴子磯部揚げ
芋の素揚げがシンプルだけど甘くて美味しい
きのこご飯と鯛の潮汁と結構な食事の量で満足満足
最後に牛皮に包まれたシャーベットのデザートで〆
宿泊者ラウンジなるものがあるとのことで伺ってみました
このラウンジには、マッサージチェア、雑誌がおかれているうえ
セルフのコーヒー・ジュース等が提供されていて
のんびり連泊などする際は重宝しそうですね
もっとも酒好きの私としてはせっかくの立派なラウンジ
下記の写真のような有料の日本酒&ワインのサーバーがあると嬉しいな~とも思いました
というのもレストランからまつでは最近人気の北海道産の日本酒やワインが提供されているので、なんだかもったいないという気持ちです
ちなみに写真は山形にあるショウナイ・スイデンテラスホテルの「SAKE LOUNGE」に置かれている物です
こうしたサーバーは最近あちこちで見かけるようになり、北海道ではJR余市駅「エルラプラザ」や新千歳空港国際線の「そらくうはん」でも堪能しました
ここの露天風呂から望む景色も素晴らしく、朝から久しぶりに温泉宿らしさを満喫
温泉にはさほどこだわりのない私ですが、いこいの湯宿いろはの露天風呂は大きいうえそこからの風景は素晴らしいですね
朝食は昨晩同様にレストランからまつにて
終わりかけた紅葉を見ながらいただきます
朝食はハーフビュッフェのようで
焼き魚、煮豚、だし巻き卵、焼売、茄子の和え物、イクラがちりばめられた豆腐の御膳が予めテーブルに供えられていて
あとはセルフでよそう道産きたあかりに味噌汁と言った具合
そんなブッフェには、たっぷりの野菜サラダ(これは専属農家『牧野農園』さんが丹精込めて作った無農薬野菜でしょうか?)に加え
最近腸活を始めた我が家の奥さんにジャストフィットのヨーグルト&フルーツ
朝飯をたっぷりいただいたら仁木、余市のワイナリーを巡りに出発します

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