奄美大島2015の最近の記事

羽田空港第一ターミナルの搭乗ゲート前になる制限エリアには
飲食エリア「CAPTAINS’ TABLE(キャプテンズテーブル)」という名のレストランがあります
搭乗手続きを済ませセキュリティを潜ったあと、ちょっと小腹が減ったなんてときに重宝するお店です
どちらかというとJRでいうところのホームの立ち食いソバといったところかな〜
もちろん(座って食べることもできる)立ち食いソバ「SANGOAN HANEDA」もあり
店に来たら、さっと頼んで、さっと食べて去っていく粋な江戸っ子を気取れるような店が並んでいます
 

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そんな立ち食いのお店のうち、今回訪れたのは立ち食いソバではなく
立ち食いのお寿司屋さん「まぐろ寿司 築地 又こい家」
築地の名が示している通りマグロが美味しいお寿司屋さんです
特に自慢の流氷南鮪がおすすめなんだとか
 

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ただこの築地 又こい家
そこそこのお値段ですが、いつも混んでいます
L字型のカウンターにはいつも6〜7名の方が江戸前寿司を楽しんでいます
そこで今回テイクアウトしてJALのラウンジで頂くことにしました
頼んだのは「おまかせ5貫にぎり」と「あなご寿司半箱」です

頼んだ時にラウンジで食べられるのですか?
と聞かれたところを見るとこうしてテイクアウトしラウンジで食べている方が多いという証拠なのでしょう
 

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10分も待たずに頼んだ寿司をテイクアウトし
JALダイヤモンド・プレミアラウンジに入室
遠くに国際線ターミナルをと航空機を望むラウンジで食べることにしました
 

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D&Pラウンジにまでテイクアウトしたお寿司を持ってきたわけは
ここで自慢のプレミアムビールをたっぷり飲みつつお寿司を摘みたかったからです
まずはアサヒのプレミアム生ビール熟選で頂くことに
 

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寿司は本来
日本古来からある馴れ鮨にあるように数日から数ヶ月乳酸発酵させて作るのが基本ですが
それを「早や寿司」として生のネタを乗せて作る江戸っ子のファストフードとして発達し
いまやこちらが寿司の代名詞になっています
ということはこの立ち食いのお寿司は本来の江戸前を再現させているとも言えなくもありません


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もちろん流氷南鮪らしきマグロを含め美味しかったです
そういえば私の勤務する小樽の駅構内にも伊勢鮨という立ち食いの寿司屋があるので
今度何か良いことがあった日にでも会社帰りに立ちよることにします

羽田のDPラウンジでテイクアウトした寿司をつまみにビールを数杯やったのですが
1人前を2人でシェアしたため、昼食にはちょっと物足りませんでした
ということで機内で空弁にしようと、またまたキャプテンズテーブルにやってきました
 

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お目当ては「銀座木村屋總本店」
あのアンパンの元祖としてで有名な木村屋さんです
 

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パン酵母であるイースト菌の替りに日本酒酵母を使った日本人になじみの深い酒種生地
十勝産の小豆で作ったアン、梅酢で漬け込んだ桜の花びらと
日本人のために作られたようなパンがここ木村屋のアンパンです
今回そのアンパンはお土産にいたしました
 

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羽田空港から奄美大島空港までは2時間近い空の旅
ということで機内に持ち込んで空弁にしたのは
「全粒粉のキッシュ(ほうれん草&ベーコン)」
「銀座手作りビーフカレーのパン」
「かつサンド」
ラウンジでさんざん生ビールを飲んだ後だったので飲み物は酎ハイにハイボールにいたします
 

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そんな空弁を食べていると今回の目的地である
東洋のガラパゴス「奄美大島」が見えてきました(ちなみに写真は帰路飛び立った後の奄美大島)
ということで先週の体育の日を交えた3連休は
この奄美大島の自然に戯れ、島料理と黒糖焼酎に酔いしれることとなりました
 

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東洋のガラパゴス「奄美大島」

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沖縄と鹿児島の中間に位置する「奄美大島」
自然が色濃く森は豊かな緑が映え
エメラルドグリーンに輝く透明な海がどこまでも広がります
そんな奄美大島ですが、昨年7月にLCCのバニラエアーが成田~奄美の便を就航するまでは観光地としては忘れ去られたような秘境的な島でした
今回私が島を訪れた時の感想も、さすがに体育の日を絡めた連休だったこと、それと前述のLCCバニラエアが就航していることなどから
そこそこ観光客は来ていましたが、それでもこんなものかと言った程度
特に最近どこに行っても見かける中国人や韓国人観光客を見かけることはありませんでした
 

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奄美大島は、沖縄や佐渡ケ島に次ぐ大きな島なのですが
極めて古い時代に大陸から離れて孤島化し、一度も海没しなかった歴史をもっています
そのため、動植物たちは独自に進化を遂げ、固有種の豊かな極めて貴重な地域となりました
ゆえに「東洋のガラパゴス」とも言われています
アマミノクロウサギやルリカケスなどが有名ですね

そんな奄美大島に行く機会が先々週の体育の日を絡めた連休にやってきました
 

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航空券はいつもの「おともdeマイル」
一人が1区間1万マイルで飛べるだけではなく、もう一人も26,500円ほどで往復できる格安チケットでこれを使えばマイルは消費しますが、LCCと大差ない運賃で奄美まで行くことができます
千歳空港から羽田空港、羽田空港から奄美大島空港と2区間ですので2万マイルと53,000円ほどと実際にお金を使うのは千歳空港から奄美大島空港まで一人当たり26,500円と言ったところです
3連休にこの価格の航空券は激安かと
それにこのおともdeマイルは空いていれば前便に変更できるのも嬉しい
今回千歳空港から羽田空港の行きと帰りで前便変更をかけました
荷物の制限もほとんどないうえ、ラウンジで生ビールを飲みつつ旅をする我が家にLCCという選択はありませんでした
 

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ということで羽田空港のDPラウンジで生ビールを堪能した後は12時30分発
JL659便に乗って奄美へ向かいます

羽田空港から奄美大島へ向かう機内では、相撲の力士さんとご一緒しました
丁髷を結い浴衣姿のなりでしたが、鬢づけ油の檳榔の香りが独特です
こうした浴衣姿で移動するのをテレビなどで観ますが、これは相撲界のルールなのでしょう


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さてその力士さん、豪栄道と名前の入った浴衣を着ていて、一瞬豪栄道豪太郎関かとも思いましたが、私よりも身長がなく付き人も居ないことからどうやら違う力士のようです
帰ってから調べたところ、同じ境川部屋で奄美大島出身の勝誠さんのようでした
ちなみに辿り着いた奄美大島、相撲が大変盛んで子供は男であれば必ずまわしを締めた経験があるほどの相撲が盛んな島でした
そう言われてみれば奄美でも相撲の土俵をあちこちで見ました

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と言うことで奄美大島空港に到着
これから3日あまり自然と戯れ、島料理に舌鼓をうちつつ黒糖焼酎に酔いしれることにします

今回奄美大島での宿は名瀬中心部にある
ホテルウエストコースト奄美にいたしました
玄関先のハイビスカスが南国を演出しているこのホテルがそうです
 

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宿をこのホテルウエストコースト奄美にしたわけは、なんといってもまずは利便性
奄美空港から出る名瀬行きの乗合バスの終着がここウエストコースト前ということで
ドア・ツー・ドアで空港からホテルにチェックインができるほど便利
千歳空港や経由地の羽田空港のラウンジでたらふく生ビールを飲んできても
乗合バスであれば飲酒しても大丈夫ですね
そのくらい奄美空港ではレンタカーを借りる方が多かった
そのうえ島一番の繁華街も歩いて数分の立地の良さが魅力のホテルでした

しかもこのホテル、そんな繁華街近くのビジネスホテル
リゾートホテルもないわけじゃなかったのですが、ここ奄美大島は昨年7月にバニラエアが就航して観光客がのきなみ増えてきているようですが、まだまだ観光地としては未開拓の部分も多く
リゾートホテルにしても沖縄や石垣あたりと比べると見劣りがしてしまいます

それに今回の奄美観光はアクテビティや夜の飲食で予定がビッチリ詰まっていてホテルは寝るだけといった感じなので、あえて高級ホテルは避けてコストパフォーマンスの良いビジネス系のホテルにしました
 

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今回のこのホテルウエストコースト奄美は島料理がふんだんな朝食が付いて2人1部屋で8千円(一人4千円くらい)たいへんコストパフォーマンスが良くて
浮いたお金は晩ご飯に回すことになります

そんなビジネスホテルでしたので部屋はそれなりの広さ
セミダブルのベットはシングルで泊まっても使うような部屋でした
 

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デスクはビジネスホテルなので小さいながらも充実
コンセントに有線LANの取り出し口(無料)
それとTV(日本製)と空気清浄器が設置されていました
 

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トイレと風呂はいかにもビジネスホテルらしくユニットバス
ただ風呂の浴槽はマンションサイズで少しだけ広めでした
 

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さてこの辺からは次回来た時のメモ替りとなりますが・・・・
付属されているのは
電気ポットとコーヒーカップ
浴衣というか薄手のガウンも常備されているようです
 

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冷蔵庫も空の状態でありましたが、節電のためか電源が入っていなかったため、部屋に入った時にすぐにスイッチON
近くのお店で買ってきたオリオンビール6種を買ってきて晩酌用に冷やしておくことにします
 

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さてホテルで一息ついたら
さっそく目の前の繁華街「屋仁川通り」にでも繰り出すとしますか
 

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奄美大島名瀬の「郷土料理_春」

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奄美大島最初の夜は奄美大島の郷土料理を提供しているお店
「郷土料理 春」に伺いました
奄美市名瀬にある屋仁川通りの裏側の通りのちょっと奥まった場所にひっそりとたたずむ
そんなお店でした


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店の中にはいるとまずはカウンター席が並びます
このカウンターでも良かったのですが、奥にある座敷に案内されます
店の構えからは想像できなかったのですが、お店は結構広く
この座敷には20~30名ほどの人数の宴会もできるお店のようでした
 

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今回このお店はあらかじめ予約してあったのですが
予約通り郷土料理コース(3,500円/飲物込)といったお任せで頼むことにしました
コースは飲み物込となっていますが、オリオンビールが2杯に加え奄美大島の黒糖焼酎 開運酒造の「れんと」が飲み放題というコストパフォーマンスの良いコースになっています
ちなみにこうしたお任せ料理に黒糖焼酎やビールが飲み放題と言うのが、ここ奄美大島では標準的なプランのようです

ということでまずはオリオンビール
生でいただきます
お通しはモズク酢
モズクは地元奄美のものなんだとか
 

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お造りは3点
「キハダマグロ」
「千年ダイ」
「ミズイカ?」
このミズイカ(アオリイカ)と思われるイカが甘くて美味かった
そうそう甘いといえば醤油
奄美の特産だそうですが「あたりや甘露(醤油)」という少し甘めの醤油がここではデフォルトのようでした

 

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次に出てきたのが
豚骨の味噌煮込
箸で簡単にちぎれるほどじっくり煮込まれていました
 

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オリオンビールは喉を潤す程度にして
この辺で地元特産の黒糖焼酎にチェンジです
最初に出てきたのが、写真の「れんと」でした
なにやら音響熟成とラベルに書かれていましたが、どうやら焼酎にクラシックを聴かせて熟成させるお酒のようです
ちなみにこの「れんと」が気にって明後日、レンタカーを借りて宇検村にある開運酒造を訪ねることになります
 

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黒糖焼酎れんとを味わう酒の肴は
まずはグルクンの唐揚げ
 

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そして
ヘチマとゴーヤの味噌卵とじ
なんだか沖縄料理のようですが、そういえば鹿児島県と沖縄県と県は違えど奄美は方言も含め沖縄県と同様に琉球文化圏の位置づけとなっています
 

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れんとは鹿児島の芋焼酎のような臭みがまるでなく
まるで甲類焼酎のようで、ぐいぐい進んでしまいます

アオサと鶏肉の茶碗蒸し
アオサはこちらではなんにでも使われるようで
翌朝食べた納豆もアオサを混ぜていただきました
 

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〆は
鹿児島県奄美の郷土料理「鶏飯」
ちなみに所謂「とりめし」ではありません
鶏の出汁の効いたスープを鶏の身を乗せたご飯にかけていただく
奄美のお茶漬けといったところでしょうか
漬物と言えば添えられているのは、なんとパパイヤの漬物です

焼酎はれんとの他に
これまた開運酒造の「紅珊瑚」(ちょっとお酒に琥珀色がついたやつです)
龍郷町にある山田酒造「長雲」をいただき味比べさせてもらいました
 

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ちなみになぜかここ郷土料理 春
「au」の電波がかなり悪かったのが気がかりでした

さてこの郷土料理 春で黒糖焼酎に目覚めてしまったこともあり
もう一軒ばかり黒糖焼酎を飲みに行くことにします

小銭を支払いその場で立ったまま酒を飲む行為
「立ち飲み」
おもな立ち飲みは酒屋の片隅に立ち飲みのスペースがあり
酒屋で買った酒をその場であけて飲むことら発達したようです
酒の肴は同じく店で買った缶詰(サバ缶等)
同類の人々が夕暮れごとに酒屋に集まり、日々の話題を口にして立ち飲みに興じていたそうです
まぁ立って飲むわけですから、足腰が立たなくなるくらいまで飲むことがないってのが一番の魅力なんでしょうね

ちなみにこれは日本独自の文化かと思いきや
イギリスのパブにもカウンターまで客が自らおもむいて直接バーテンダーに注文し、飲み物を受け取ったらその場で清算するそんな粋な飲み方があるようです
今度ロンドンあたりで、そんな粋な飲み方に挑戦してみたいものです
 

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奄美大島に着いた早々に行った郷土料理 春
ここで黒糖焼酎の美味しさに目覚めてしまい
次に向かうのはそんな黒糖焼酎が飲める立ち飲みのお店
「奄美時代屋たっとかんばぁ」でした

店内はいると椅子をすすめられましたが、ここは立ち飲みにこだわります
 

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お店は奄美の台所を支え続けている?末広市場の入り口付近にありました
店の前や店内にはなにやら昭和を髣髴させるポスターが貼られていてなにやら昭和のレトロ感を演出しています
けれど店内のお客さんは平成生まれと思われる若い方で盛り上がっていました
 

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さて今はそんなレトロなポスターよりも
今は黒糖焼酎の瓶が並んでいる棚に目が行ってしまいます
こうして棚をみてもこの奄美大島には結構な酒蔵があるようです
 

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さて今回この「たっとかんばぁ」で飲んだのは
お好きな3銘柄を選んでいただく「黒糖焼酎めぐり」700円というやつ
立ち飲みの伝統に従い、頼む都度この現金入れと書かれた缶にお金を入れて頼む飲み屋さんです
まぁ現代風ですからイギリスのパブ風に代金を商品と交換にその場で支払うキャッシュ・オン・デリバリーの形態をとっています
 

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選んで飲むといってもまだ銘柄がわかるほど黒糖焼酎に精通しているわけもなく
お店の主人にお任せいたします
選んでくれたのが
町田酒造の「里の曙」
奄美大島の最も小さな酒蔵富田酒造場の「龍宮」
西平酒造の「加那」
の3種
ちなみに明後日この加名の製造元である西平酒蔵を訪ねて
西平社長自ら酒蔵を案内していただき黒糖焼酎の作り方や西平酒造の歴史について教えていただくことになったきっかけの一杯がコレでした
 

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さて今回「奄美時代屋たっとかんばぁ」で立ち飲みを経験させていただきましたが
考えてみれば2人でちょこっと飲んで700円
随分安く飲めるお店でした


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いつの日か黒糖焼酎に精通して、この
チキチキ黒糖焼酎利酒選手権!!一回五百円に挑戦したいものですね

奄美の一番の賑やかだったであろう奄美市名瀬の「中央通りアーケード街」
3連休初日の土曜日の夕方5時ころに訪れたのですが、訪れる人もまばらで閑散としていました
ここ奄美は近隣に沖縄や石垣を控え日本人観光客の目にもあまりとまらないうえ
私の勤める小樽のように、大挙してやって来る中国人や韓国人からは目のつけられていない秘境的な観光地のようです
でもここも中国人やアウトドアウェアに身を包んだ韓国人が自然やアウトドアを楽しみににやって来るようになったら、こうしたアーケード街も変わってしまうんだろな〜

 

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そんな中央通りアーケード街から宿泊しているウエストコースト奄美に向かう途中
派手な黄色い看板に目が留まりました
それが「ゴーゴーカレー奄美スタジアム」

ちなみに私はカレーが大好き
北海道のご当地カレーは無論、シンガポール、台湾などでもカレーを食べ歩いています
そんな私が今一番食べたかったのが、金沢の「ゴーゴーカレー」
名前の通り5時間かけて煮込み、55時間寝かせている黒く濃厚なルーが特徴のカレーで石川県に本拠を置くフランチャイズ店で全国に48店舗展開しているのだが、なぜか私の住む北海道には1店舗もない
いつか金沢を訪れた時にでも食べに行こうと思っていたところ、なぜか奄美大島の名瀬にそのチェーン店はあったんです
 

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奄美の島料理ばかりではあきがきそうなのでここはテイクアウトして夜食にオリオンビールとともにいただくことにします
「すべてはお客様の元気のために」とポリシーが書かれた看板が見て取れますが
このゴリラのモデルは石川県出身のプロ野球選手松井秀樹なのだとか
 

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このタッチパネル式の券売機で支払ってから券を見せてオーダーします
 

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ちなみに頼んだのはゴーゴーカレーと
 

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ロースカツカレーの目玉焼きトッピング
どちらもキャベツがたんまりついてきます
この黒みがかったカレールー甘さが引き立っているうえ濃厚で美味しかった
ホテルのレストランの味です
 

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さてこのゴーゴーカレー店内ではこんなものが放映されていました
【ゴーゴーカレー】ピンキー劇場 〜メジャーカレーワールドチャンピオンクラスに挑戦の巻〜
 


 

さすがにカレー好き、大食いの私でもこれは到底無理そうだ

今回の奄美大島の旅
ホテルが奄美の名瀬港に近かったことから、港で釣りをしようと
サビキ釣りのセットをスーツケースに詰めやってきました
ということで、奄美2日目の朝にさっそく港で釣りに挑みます
 

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港の中には如何にも南国らしく、熱帯魚が優雅に泳いでいます
コマセにはそんな魚たちが寄ってきたりもしましたが、私の仕掛けたサビキに関心すらないようでアタリは有りませんでした
やはり北海道から持参したサビキの仕掛けが悪かったのかもしれませんね
 

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まぁ釣れなくてもボーと海を眺めているだけで良いかな~などと思って釣竿を持参しての釣りでしたが、そんな奄美港港内に思わぬ珍客がやってきました
それがこの動画に映されている「アカウミガメ」です
釣りをしている足元の下、数十センチのところを優雅に泳いでいきます
港内を回遊しているのか、幾度となく私が釣り竿をだしているまえを嘲るかのように通り過ぎて行きました

考えてみると、ここ奄美はあちこちの海岸に毎年ウミガメたちが産卵に訪れるほどウミカメがたくさん生息する地域です
野生のウミガメを見たのはハワイノオワフ島以来これで2回目と感動していたら
なにやら地元に方に聞いたところウミガメを見ること自体はそれほど珍しいことでもないのだとか
さすがにここ奄美は自然が濃い秘境のようですね
 


 

そんな奄美大島
ウミガメに関する施設もあります
奄美大島最北端には「用崎灯台」と呼ばれる灯台があり、その麓には「夢をかなえるカメさん」という像が設置されています
そうですウミガメと言えば「浦島太郎」がまず頭に浮かびますが
その浦島太郎のの伝説にまつわる像が写真の「夢をかなえるカメさん」なんだそうです
 

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(奄美大島観光物産公式サイトより拝借)
 

ちなみに奄美大島は浦島太郎の伝説の舞台一つとして数えられていて
奄美には、海のはるか向こうに神の国・龍宮があり、その神が人々に幸せをもたらすという『ニライカナイ伝説』が今をなお伝承されているとのことです
もっともそんな伝承がこの奄美に残るのもこうしてウミガメがたくさん生息しているからなんだでしょう
それにしても珍しくないとの地元の方の話ではありますが
こうしてウミの使者に出会た事ですし何かご利益があるかもしれませんね

さて奄美2日目となる日曜日
近くの名瀬港で釣りを楽しんだ?後はホテルで朝食です
ちなみにこのホテルの料金は2人で1泊9千円弱、3連休のハイシーズンでの料金でしたから
サービス程度の朝食なんだろうとあまり期待はしていませんでした
そんな朝食は2階の「さくらダイニング」でビュッフェスタイルで提供されていました
 

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通常のハムや卵焼きサラダなどの一般的な朝食メニューの他に
地元特産品を生かした料理が並びます
まずは沖縄でも有名な奄美特産の「奄美もずく酢」
かけられた酢はこれまた特産のきび酢でしょうか?
それと「にがうり味噌」
粒味噌と炒めてあるようでこいつが絶品でした
こういったモズクやにがうりなどの食材はここ奄美が琉球文化圏であることを知らしめてくれます
 

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続いて「アオサのかき揚げ」「もずく入りつきあげ」
ここ奄美ではアオサの需要が多いようで昨晩の郷土料理屋のお任せ料理や、ビュッフェに並べられていた納豆もアオサを入れて食べていましたが、磯の香りも楽しめ結構いけました
島豆腐は沖縄同様に重くずっしりとしたタイプ、それを冷奴と麻婆豆腐でいただきます
 

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とこんな感じで2日にわたり朝食の島料理楽しませてもらいました


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さぁ朝からしっかり食べてスタミナをつけたことですし
今日一日奄美のアウトドアアクティビティ楽しみたいと思います
まずはお決まりの「金作原原生林」の探索へ

奄美の森「金作原原生林」を探検

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奄美大島は知名度はさほどないにせよ佐渡島に次ぐ日本では5番目に大きな島です
しかもその総土地面積の84%は森林に覆われた「森の島」あり、日本でこれほどの自然が残された場所はそれほどないであろう貴重な島でもあります
そんなことから沖縄のヤンバルや石垣と合わせこの奄美大島の自然を「奄美・琉球の世界自然遺産」として登録しようと活動されているのだとか
 

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特に奄美の原生林には写真の高さ20mになるヒカゲヘゴのような亜熱帯性植物が茂り、国指定天然記念物のルリカケスやアマミノクロウサギなど、稀少な生物も生息しています
そんな森を探索しようと
「金作原探検コース」というエコツアーに参加いたしました
 

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エコツアーはガイド付き
そうここ金作原原生林はガイドが説明してくれないと単なる森にすぎません
動植物などに詳しいガイドさんがいなければすべて見落としてしまいそうでした
ちなみに今回このエコツアーを催行してくれたのは「アイランドサービス」さんでした
 

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写真のように花だか何だかわからないようなものを指さし解説してくれていますが
実は指さしているのは「琉 球 鷺 草(リ ュ ウ キ ュ ウ サ ギ ソ ウ」
絶滅危惧IB類に分類される希少な蘭です
 

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もう一つが「籠 目 蘭(カ ゴ メ ラ ン)」
だったりもします
花もそうかもしれませんが葉の網目模様の美しさでは他に類をみない蘭です
 

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メインイベントはこの「オキナワウラジオガシ」の巨木
こうした樹齢の長い樹は見ているだけで神聖な気分になります
 

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ちなみに樹齢は
解説の看板には150年と書かれていますが
この看板が立てられたのは数年前との事でした(こうした看板は建てるときにその辺も考えないと・・・・とポンヌフ状態になりそうですね)
もっとも本当の樹齢はもっと長いとも言われています
もっとも確かめるためには切ってみなけりゃわかりませんね
 

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昆虫類もあちこちで見かけました
たとえばこの空飛ぶ宝石と言われる「アマミルリモントンボ」
 

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マダラコオロギも葉っぱの上で一休みしています
でもこれ実はコオロギではなくマツムシなんだとか
 

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こんな昆虫を捕食する鳥たちが森にはたくさんいるようで
私どもを監視するかのように「ルリカケス」がさえずっていました
このルリカケス、国指定天然記念物で奄美諸島にしかいない希少種らしいのですが、この後のマングローブツアーでたっぷり見ることに
ちなみに今回は見られませんでしたが、この森には絶滅危惧II類に指定される「アカヒゲ」もいるそうです
まさに野鳥の楽園と言ったところでしょうか
そんな鳥たちの姿をユーチューブで見かけたので紹介します
 


 

さてそんな動植物の天敵となっているのが、ハブやクマネズミを減らすことを目的として奄美大島に持ち込こまれたマングース
ハブを退治することもなく奄美の希少種「アマミノクロウサギ」などを捕食してしまったそうです
今ではそのマングース退治のため「マングースバスターズ」なるものが組織され
こうして森のあちこちに罠が仕掛けられているのだとか
 

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ちなみに奄美では多くの命を奪ったであろう憎っき「ハブ」
マングースの力を借りてでも退治したかったのかもしれません
けれど奄美の人々はそのハブの棲む山(森林)を恐れ、いたずらに野山に入ることが容易にできなかったことから
この自然豊かな森が今をなお残されているかもしれません
ある意味、森の護り神ともいえる存在

もちろんこんな森でハブには出会いたくはありませんが・・・

「奄美鶏飯」
ちなみに鶏飯は「とりめし」ではなく「けいはん」と呼びます
鶏肉やシイタケ、パパイヤ、錦糸卵などをご飯の上にのせ、熱々の鶏ガラスープをかけていただく奄美大島の代表的な郷土料理です
その歴史は古く江戸時代の頃、薩摩の役人をもてなすために考えられたおもてなし料理とのことでした
 

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昨晩行った「郷土料理 春」でも〆にいただきましたが
やはり専門店で食べたい
ということで奄美名瀬にある「奄美鶏飯と島料理の鳥しん」にやってきました
 

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お店の中にはカウンター席とテーブル席
それに加え座敷も用意されております
奄美名物の鶏飯の他に夜は奄美黒糖焼酎を飲みつつ島料理で宴会なんてできるお店のようです
 

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頼んだのは「鶏飯セット」
まず運ばれてきたのは、奄美産のもずくとにがうりの味噌和え
このあとマングローブカヌーが控えていますが、車で送り迎えしてくれることから生ビールも頼んでしまいました
それと鶏飯に使う具材も皿に盛られ運ばれてきました
 

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初めてですか?と店員さんに聞かれそうですと答えると
店員さんが食べ方を教えてくれます

おひつに盛られたご飯をどんぶりによそい
鶏のダシがたっぷり入った黄金スープをかけた後、お好みで具材を乗せていくといった具合です
ちなみにこの鶏飯のキモはスープのようで味わい深い鶏出汁の効いたスープでした
ご飯とスープはお代わり自由ですと言われましたが、さすがにそこまでは無理
けれど奄美の条例通り?しっかりと具材を3杯に分けしっかりといただいてきました
 

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この鶏飯、結構いけたのでお土産にフリーズドライのものを買ってきました
今度会社で弁当にご飯だけ持って行ってお湯をかけていただこうかと思っています
 

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奄美市・住用町に広がるマングローブの森にやってきました
ここは日本第二位を誇るマングローブ原生林
奄美群島国定公園特別保護地区に指定されており動力船の運航は原則禁止
カヌーなどの手漕ぎの船だけが立ち寄れる場所となっています
 

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ということで午前中に続きアイランドサービスさんのガイドでカヌーツーリングとなりました
 


(アイランドサービスHPより拝借)
 


今回もエコツアーガイドは午前中同様の城泰夫さんのガイドです
午前中の金作原原生林のエコツアーが押してしまい
遅れてきてしまったためか私ども専任のガイドになってくれました
 

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住用川と役勝川が合流するあたりはかなりの水量があり
この日風もなく穏やかだったことから快適なカヌーイング
 

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川の沿岸には国の天然記念物に指定されるルリカケスや藍色が鮮やかなアオセミも見られますが
iPhoneで撮影するのにはちょうっと無理がありました
(どうみてもただのカラスにしか見えません)
カヌーをしている上空を飛ぶ尾羽に白い線のある姿や樹に留っていて瑠璃色のおなかを見せているルリカケスも居ましたが残念
カヌーも波もなく快適で、こんなにたくさん見られるならデジイチ持ってくるんだった
 

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午後からの出発ということで、干潮から満潮にかけ
満ちていく潮に合わせマングローブの森の奥へ奥へと入っていきます
 

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少し長めの120分のツアーなので
ゆったり見て回れます
マングローブの森の中を泳ぐボラの群れや
ムツゴロウのような地面を飛び跳ねる魚や沢蟹見られます
 

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細かく入り組んだ支流に入ると見えてきたのは
岸にある土でできたアリ塚のようなもの
オキナワアナジャコが巣穴の土を運び出し作った塚なのだとか
ためしに中を覗いてみたいそうだがここは国定公園特別保護地区
手は触れられないんだそうだ
 

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ということで「奄美マングローブカヌーツーリングツアー」は終了
アイランドサービスの城さん
大変お世話になりました
また奄美を訪れるときは声をかけさせていただきます
 

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さて120分もの間カヌーを漕いでおなかも空いてきたことですし
ホテルまで送迎してもらった後は美味しい島料理でも食べに行くことにします

奄美大島_島料理「喜多八」

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奄美のマングローブカヌーツリーングツアーを堪能した後は
ホテルに舞い戻り一っ風呂浴びて街に繰り出します
伺ったのは宿泊する奄美ウエストコーストホテルから歩いて5分ほどのところにある
島料理「喜多八」というお店


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人気店のようで3週間ほど前に予約した時はすでに予約で満席
開店時の18時くらいに来たら空いているかもと言われたお店でした
17時半にはお店に到着、19時くらいまでであればOKとのことで何とかカウンター席を確保させてもらいました
 

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まずは金作原原生林の探索とマングローブの森のカヌーツーリングが無事終了したことを祝って乾杯
キリンビール一番搾りの生をいただきます
ちなみにここ奄美はお任せで料理を頼むのが一般的、それに加えここ奄美の条例?なのか慣例なのか
お酒は生ビールに加え黒糖焼酎が飲み放題と言うところが多く
我が家のようにその土地の地酒を楽しみに来ているものにとっては天国のようなところです
ちなみにそれで一人4千円と言うのも嬉しいですね
黒糖焼酎もメニューの通り豊富に用意されていました
 

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今回生ビールの他に黒糖焼酎は
「やんご」
「じょうご」
「高倉」
「浜千鳥の詩」
と今まで飲んだことのない銘柄を頂きました
 

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料理はと言うと
まずはつきだし
「島ラッキョ」と「つらんこの味噌漬け 豚の顔」
つらんこは沖縄やここ奄美ではおなじみの食材
そう「豚の顔面の肉」です
これがコリコリしていて美味い

奥に見えるのが「シマウリの酢の物かつお」です
 

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お造りは
「マグロ、タイ、コンニャク、タコ酢味噌」
タコは一度さっとゆでた程度のもののようで柔らかくてめちゃくちゃ美味かった
この辺で飲み物も生ビールから黒糖焼酎にチェンンジです
 

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「厚揚げの煮物ニラ」
厚揚げに使われる島豆腐は歯ごたえがあるうえ味が濃厚で美味しい
黒糖焼酎によく合います
 

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「冬瓜と鶏肉の煮物」
さて冬の瓜と書いて「冬瓜」
夏に収穫した冬瓜は、常温でも冬まで持つといわれているところからその名がついたそうです
ちなみにその冬瓜はここ奄美では「しぶり」というそうです
 

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奄美群島の郷土料理
「油ぞうめん」もいただきました
これは奄美では祝い事、屋根の葺き替え、田植え、稲刈りなど人が集まる時には欠かせない
奄美の人々の語らいとにぎわいがある場所に寄り添う料理なんだそうです
 

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メインディシュは
塩豚、里芋、大根、人参、塩豚の煮物
この塩豚の煮物はお正月など年越しに食べるハレの日の料理です
 

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こ塩豚が絶品でした
奥で店の主なのかお客さんに挨拶をしていたお母さんが絶えず鍋の番をしていましたが
そうした伝統の味なのでしょうね
 

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ということで約束通り1時間少々島料理を満喫
ついでに結構黒糖焼酎に酔わせていただきました
 

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奄美大島最終日
奄美から羽田へ向かう便が午後3時半ということもあり、あと半日は奄美観光できます
ということで宿泊するウエストコースト奄美から歩いて3分の奄美レンタカーでレンタカーを借り
今日は一日ドライブとなりました
ちなみに走行距離は200km超、しかも立ち寄る場所は満載
結構な距離を分刻みで回ることになりますが、最後名瀬の奄美ではなく
奄美空港にある奄美レンタカー事務所に乗り捨てできるのもレンタカーのメリットが大きかったです

写真はFacebookのチェックイン機能を利用したMAP
こうしてみると一日チェックインしながら回った場所が一目瞭然ですね
 

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まず最初に向かったのが、大浜海岸
「日本の渚百選」「快水浴場百選」に選ばれるなど評価の高い海水浴場です
10月上旬まで海水浴が可能だそうですが、この前の週に斜里の浜で凍えそうになりながら鮭釣りしていたはずなのに日本列島って南北にいかに長く日本を取り巻く海がいかに広いかを実感しました
 

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ホテルをチェックアウトし名瀬から15分くらいで到着です
ここ大浜海岸にはウミガメの産卵地でもあるらしくこんな看板がありました

着いたそうそうなんですが、このあと予定が詰まっているのですぐに出発
おっとその前に人気の撮影スポットで一枚写真を撮ったらすぐに次の目的地
名瀬の西平酒造を目指します
 

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そう奄美最終日は駆け足で回ります

事のきっかけは名瀬の立ち飲み屋さん「奄美時代屋たっとかんばぁ」で黒糖焼酎3銘柄を選んでいただく「黒糖焼酎めぐり」を飲んだことにはじまりました
そのさい店の主人にお任せして選んでもらったのが、「里の曙」「龍宮」「加那」の3種でした
特に西平酒造の加那が美味しかった
焼酎らしくなく淡く美しい琥珀色をしていましたが、熟成された芳醇な香と味わいがありました
ラベルを見るとこの焼酎を造っている酒蔵は割と近くに有るようです
飲んだ勢いもあり、ここは是非とも行ってみなければと思いが強くなってしまいました
ということでその加名の製造元である西平酒蔵を訪ねて行ったのが、このエントリーでのお話となります
 

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Webで調べると土曜・日曜・祝日は酒蔵自体が休みで見学はできないとのことでしたが
もしかしてと電話を掛け懇願したところ祝日の午前中であれば、仕込みの最中であり蔵も稼働しているので、よろしいですよとの返答を受けました
奄美最終日の午前9時でアポイントをとりレンタカーで伺いました
 

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ちなみにその西平酒造
『1927年(昭和2年)創業以来、奄美の豊富な地下水と良質な黒糖と米を原料 に伝統的なかめ仕込み常圧蒸留の製法を守り、こだわりの本格焼酎を製造しています。
代表銘柄は「加那(かな)」と「珊瑚(さんご)」、25年以上貯蔵の古酒「加那伝説」』があるとのこと
 

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さて酒蔵見学の予約は電話でしてあったのですが、伺ってみるとその話が通っていなかったようです
黒糖焼酎もちょうど仕込みの最中、忙しいのなら結構ですよと断ろうとしたのですが
せっかく来ていただいたのですからと、事務所にいらした方が対応してくれました
その対応してくれた方はこの西平酒造の社長さん西平功さんでした
 

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ということでかなりラッキーなことに蔵の社長さん自ら説明頂く酒蔵見学がはじまります

まずは醪の原料となるお米にはタイ米が使われているとのこと
これは戦後の食糧難の際お米が使えなかったこともあるかと思いますが、この西平酒造が造る黒糖焼酎が沖縄の泡盛に源流があるからのようです
 

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そんな醪を育てるのはこの地中に埋められた甕壺です
全部で12壺
この甕壺のなかには白麹菌の米麹と溶解した黒糖が入れられ醪が造られるというわけです
 

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この醪を常圧で蒸留した昔ながらの製法で造った原酒をタンクで落ち着かせ
更に樫樽にて静かに熟成させて「加那」は出来上がるのだとか
おかげで加那はなめらかな喉越しでやさしい飲み口、とまろやかなコクが特徴の黒糖焼酎になるのだそうです

ちなみに樫樽はウイスキーのように12年以上樽で寝かせるわけではなく、1~2年の樽熟成のため樽は使いまわしとなります
とはいえ空にしておくと樫樽は使い物にならなくなるため、樽から出すとすぐ次の原酒を入れねばならないのでその入れ替え時期が難しいのだとか
 

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工場の脇には一升瓶の洗浄用の設備がありました
透明な瓶ばかりですが、加那に使われるような黒い瓶は傷み具合が判らないので再利用はしないのですが、珊瑚に使う瓶は透明で傷み具合が一目瞭然なのでこうして洗浄しリサイクルされるのだとか
 

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ちなみに「珊瑚」の一升瓶を裏から覗くと、澄んだ水色のガラス瓶の中に奄美のサンゴ礁が揺らめいているのだそうです
 

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(西平酒造HPより拝借)
 

続いて案内されたのは「蔵ふと村」
元 は奄美伝統工芸の大島紬を紡いでいたところ
 

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現在はというと「くらふと村酒造ホール」という70名程度が収容できるコンサートホールになっていました
ここは元々奄美伝統工芸の大島紬の工場だった建物を改装し貯蔵庫兼音楽ホールとして活用
ということでここの両脇には加那が貯蔵された樫樽がずらりと並びます
ここで年に数回島唄やクラシックのコンサートを開いて、『音楽を聞かせながら』加那を熟成させているのだそうです
 

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ここでコンサートを聴いたら、そのあとは当然のように黒糖焼酎を楽しめるように
2階には「創作キッチンbarくらふと」がありました
こんなところで島料理をつまみつつ珊瑚や加那をやってみたいものですね
 

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この創作キッチンbarくらふとには
歴史に名を遺した数々の展示物があり
西平酒造の歴史的もここで教えてもらいました
 

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お忙しい中、丁寧に蔵を案内くださり本当にありがとうございました
惜しむらくはここ西平酒造の黒糖焼酎が県外にあまり出回っていないとの事
私の住む札幌で手に入れるのは通販以外はちょっと難しそうです
けれどこの加那、ちょっとクセになる味なのでまたどこかで見つけて楽しもうかと思っています

さて次は初日郷土料理春で頂いた「レント」の故郷
開運酒造を訪ねます

西平酒造を出て次に向かったのが、宇検村にある「開運酒造」
レンタカーで海岸線や山道を走りに走り1時間近くかかりようやくたどり着きました

そんな山道の途中にはこんな標識もありました
これは「アマミノクロウサギ注意」の看板
宇検村へと続く県道85号線は奄美群島最高峰の湯湾岳を抜ける峠道
昼にはおそらく見ることなないかと思いますが、飛び出して来たら大変なことになりますのでここは安全運転で
 

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やって来たのは「奄美大島開運酒造」
ここ奄美大島に来て最初に伺った名瀬の郷土料理 春でいただいた黒糖焼酎「れんと」の蔵元です
 

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工場は奄美大島の南部「宇検村」の人里離れた場所にどんと大きく工場とイベント館を構える酒蔵です
先ほど西平酒造でいかにも昔ながらの伝統と格式に満ち、少人数の蔵で職人の手による焼酎造りを見てきたばかりですが、今度の開運酒造は最近できた酒蔵で近代的で大掛かりな設備の焼酎工場といった趣でした
偶然にせよ続けて両極とも思える2軒の酒蔵を見学できることとなりました
 

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ここも要予約で、前々日に電話にて予約を済ませていましたがなぜか伝わっていなかった模様
けれどここもスタッフのOさんのが機転を利かせてくれなんとか黒糖焼酎製造工程の見学コースに加えてもらいました
まずは原料である黒糖を溶かすところと麹米を蒸しているところから
 

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続いて保温材が巻かれたステンレスタンクで白麹酵母を加えて仕込みます
仕込みに使われる水は先ほど通ってきた県道85号線近くに有る湯湾岳の伏流水を蔵まで独自のパイプラインでひいて使われているのだとか
うる覚えですが、このタンク1本で1升瓶で4千本ほどのレントができるそうです
 

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続いて案内されたのが蒸留釜
ここ開運酒造では常圧蒸留に加え減圧蒸留も取り入れています
その減圧蒸留による低温での蒸留によってすっきりとした風味の焼酎が出来上がるのだとか
先日飲んだレントも常圧蒸留と減圧蒸留のブレンド酒
ブレンドにより常圧蒸留のフルーティさと、すっきりとした風味の両面を持つ焼酎となり
女性にも人気があるのだとか
 

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そんな蒸留窯で蒸留された原酒を貯蔵しているのがこちら
大きなステンレスタンクと小さなタンクがありますが、小さいほうは仕込まれた醪を蒸留窯で最初に蒸留された、いわゆる一番搾り(一番蒸留)と言うべき貴重な物
よってタンクも分けられていますが、この原酒はブレンドされるほか、これのみで特別な焼酎も作られるのだとか
 

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工場見学の講師をしていただいたO氏から、香りを嗅いでみないかと言われ迷わずタンクに近づいて香りを嗅いでみました
ウイスキーのニューポッドとはまた違ったふくよかな香りがします
 

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ここでここ開運酒造が開運酒造たるそこがミソとなる部分
それがこのステンレススタンクと工場内に響く音にあります
 

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それが音響熟成
タンクに心地良い振動を与える音響システムにより自然と音楽のゆりかごの中でじっくりと熟成されることにより、水分クラスターを細かくしたまろやかで飲みやすい焼酎ができるのだとか
講師のO氏に導かれてタンクに触ってみましたが、確かに音楽に合わせタンクが鼓動していました
その際かかっていたのはホルストのジュピターが奏でられていました
残念ながら島唄では音階に幅が無いためクラシック音楽が使われているのだとか
どうやら酵母はクラシックがお気に入りのようです
 


 

以上音響熟成 黒糖焼酎レントの工程は見せていただきましたが、さらにこちら開運酒造では樽で長期熟成させた、「紅さんご」も造られています
この紅さんごも郷土料理 春で最後にデザートワインのように頂いていて興味のあった焼酎でした
色は淡い琥珀色でしたがその琥珀色が問題なんだそうです
 

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酒税法上、焼酎を樽で寝かせると「ダークラム」のように色が着き過ぎると「リキュール」の類になり
本格焼酎と認められなくなります、もちろん酒税法上スピリッツ扱いとなってしまいます
そこで杜氏さんは色を薄くする方法でこの点をクリアしたそうです

ちなみにここで話に出るその杜氏さんはその際聞いたところによると、ここ開運酒造の杜氏 渡悦美さんではないのだとか
ここで耳をそばだてて聞いていましたが、その杜氏は信じられないことに
九州の銘酒〇〇の〇〇を造る酒造メーカーの杜氏とこと

ということは〇〇杜氏、宮城からここ奄美に移籍したってことなのでしょうか
そのせいか噂では皇太子様がご愛飲なさる焼酎〇〇の〇〇最近では味が落ちたとか?
でもそんな話題Webでも見たことないですし、あまり話題にされたくない話なのでしょうか
今回は名前は伏せておくおことします

ちなみにそこまで言われるとこれは帰りにその紅さんご
買って帰らざるを得なくなってしまいました
レンタカーで来ているので残念ながら試飲はできませんが、たんまり諭吉分買って帰ることにします
 

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後日ここ開運酒造を訪ねた際、撮っていただいた写真が届きました
こうした粋な計らいもファンを増やしますね

 

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さて今回は貴重な体験や面白い酒蔵の話を聞かせていただきたいへんありがとうございました

先日我が家の近くの良く樽生ビールを買う酒屋さんで「レント」を見かけました
この焼酎飲みやすは私が普段飲んでいる甲類に匹敵しそのうえフルーティな味わいも楽しめます
さほど高くいないところも嬉しいのでたまに奄美大島を思い出して飲んでみたいと思っています
 

さて2軒続けて黒糖焼酎の蔵を訪ねることになりますが、その黒糖焼酎
黒砂糖と米麹を原料に作られる蒸留酒なのだが、酒税法によって大島税務署の所管する奄美群島でのみしか作れない焼酎ということだ
もっとも黒糖やそれに近いものとしてサトウキビなどを原料とした酒もあるが、それはスピリッツ(ラム酒)に分類され酒税法上、焼酎の価格が割高になるようだ

だったら「奄美焼酎」のほうが名が通りやすいと思うのは私だけであろうか
「黒糖」の文言が使われる分、甘い焼酎と勘違いされるような気がします
(蒸留しているのだから糖分はほとんどないはずですよね)

開運酒造のある宇検村から一路レンタカーを走らせ向かったのは奄美大島の南の端っこ瀬戸内町
ここへ来た目的は昼飯にマグロ丼を食べることでした
瀬戸内町は「クロマグロ養殖で日本一のまち」ということで美味しいマグロが食べられると聞いてやって来たわけです
 

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さてマグロの養殖と言って思いつくのが、近畿大学のマグロの養殖
卵から人工孵化させて孵化の段階から成魚になり出荷するまでをすべて養殖場で行う完全養殖に成功し、今では「近大マグロ」として一般市場に出回っています
ところでその近大マグロ
和歌山県串本町で養殖されているのですが、その串本町の海はマグロの北限
もう少し条件の良い暖かな海はないかと、探してやって来たのがここ奄美大島の瀬戸内、平成10年から近畿大学の研究施設が作られマグロが養殖されています
というのもここ奄美の海は冬の海水温の高いのが特徴で本州と比べマグロなどの養殖魚の成長の早さは約1.5倍
しかも奄美近海はクロマグロの産卵場所とあってマグロの養殖にはこれ以上ないような場所なんです
ですが、そんな養殖されたクロマグロのほとんどは関西を中心に出荷されあまり地元には出回らないんだそうです
そんななかここ「せとうち海の駅」の2階にあるシーフードレストランでは
養殖されたクロマグロが食べられるのだとか
前置きが長くなりましたが、そんな本マグロを食べにレンタカーでわざわざ奄美大島の南の果てまでやって来たわけです
 

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そんなせとうち海の駅シーフードレストランからは加計呂麻島あたりに向かうフェリーやその向こうに東シナ海が見て取れます
昼はかなり景観の良いレストランです
 

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で、肝心のマグロ丼
メニューからチョイスしたのは我が家の奥さんが
本マグロとろろ山かけ丼定食
中トロって感じの本マグロがたっぷりのマグロ丼に海ブドウにイクラ、大葉、海苔、錦糸卵が載っています
これに小鉢が2品にうどんかそばの麺類がセットになっています
これで1,300円はかなりコスパがよさそうでした
 

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私は本マグロ丼定食 1,000円
トロロの山掛け以外は同じものです
ちなみにめったに本マグロの中トロなんて食べたことが無いのでよくわかりませんが
これだけ美味しいと、たぶん私には天然ものと養殖の区別はつかないんじゃないかな
これにはクロマグロの養殖に適した奄美の風土に加え養殖技術が向上しているという両面の成果なのかもしれません
 

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ところでこうした養殖にかかわる産業は聞いた話では養殖場を増やす話は地元の漁師さんたちからの反対意見も多く、なかなか進まないとも聞いています

けれど大切な水産資源を守りながら日本食文化を次世代へと受け継ぐためにも、こうした養殖をなんとか産業として育てていってもらいたいものです
何といっても世界に流通するクロマグロの8割が日本で消費されるとのことです
マグロがクジラのようにならないよう、ある程度は養殖のウエィトを増やしていくのが水産資源に頼る日本のあるべき姿のように感じます
 

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さて食事を終えお腹も満腹
一路奄美空港を目指しますがその前に1階にある漁業協同組合直営店に寄っていくことに
その直売所の水槽には色鮮やかな魚や錦エビ
それとありました本マグロ
買って帰りたいのはやまやまですが、このあと9時間ほどかけ札幌に戻るわけですからこれは無理そう
残念ながら自宅にお土産とはなりませんでした
 

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ところが・・・・・なんと、札幌に舞い戻り
晩飯を買って帰ろうと新札幌駅に隣接するイオンに行ったところ
奄美産本マグロの中トロがあるではないですか
私同様はるばる奄美から札幌までやって来た本マグロ
何となく親しみを感じました
そいやいまイオンのトップバリュー商品に奄美大島産本鮪大トロ(養殖)ってあるんですものね
 

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しかも賞味期限ぎりぎりなのか、投げ売り価格
これは買って帰らざるは得ませんでした

秘境的観光地だった「奄美大島」

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さて半日借りて奄美をほぼ一周させていただいたレンターを空港の近くで返却
奄美空港へと戻ってきました
さすがに3連休最終日とあって空港は混雑しています
チェックインを済ませたらさっさとセキュリティをくぐり搭乗口へ
このあと羽田空港に着いたら、空席待ちカウンターで新千歳行の便を早めてもらい(おともdeマイル割だと最終便しか取れていませんでした)なるべく早く帰ることにします
 

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ということで奄美観光もこれで終了
当初はここ奄美大島ではなく石垣と西表島を考えていましたが、3連休にJALの格安チケット「おともdeマイル割り」での石垣便を取るのは難しく
ちょっとした思いつきでやって来た奄美大島でしたが、思っていたよりも魅力のある島でした
残された自然は色濃く動植物は豊富で看板通りまさに東洋のガラパゴス
現在奄美群島は沖縄のやんばるや石垣島と合わせ世界自然遺産登録に向けた取組がなされているくらいです
 

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しかも島料理は美味いし、なによりも地酒である「黒糖焼酎」これが美味かった
おそらく・・・いあや間違いなくまた訪れることになる場所になりました
 

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ところで今回この奄美大島を訪ねて一つ気になることがありました
それが最近どこの観光地に行っても見られるようになった外国人観光客
特に中国や韓国、台湾の観光客を見かけない観光地はないのではと思っていましたが、今回の旅でそうした外国人に会うことはありませんでした
そうですここ奄美は中国人や韓国人にはまだ知れ渡っていない秘境的な観光地なのかもしれません
 

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もっともこれは日本人にも言えるのかもしれません
本屋に行っても「鹿児島・奄美・徳之島」なんていったガイドブックはありますが、奄美単独のものはあまりありませんでした
JALも羽田からは一日1便が飛んではいますが、それでは限りがあります
最近成田からバニラエアーが就航したので、これから注目を浴びる観光地なのかもしれませんね
 

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けれど問題は近くに超人気の観光地「沖縄」があることでしょう
島もデカけりゃ、高級ホテルからコスパに優れたホテルまで目白押し
特に沖縄は東京あたりからのツアー料金が安いことから、ここ奄美に目が向くことが少ないのかもしれません
にしても沖縄旅行のツアーって妙に安いですよね
これには需要が多いうえそれに対応した体制が整っていて、ツアー会社の競争が激しいこともありますが、忘れてはいけないのが国からの補助
沖縄県は観光分野の取組としてかなり国から補助を受けているのもその理由の一つです
例えば、沖縄は航空着陸料や航行援助施設利用料そして航空機燃料税の各軽減措置が取られているということ
道路や箱ものなどのインフラも補助金漬け
こうした優遇された観光地が目の前にあることが、ここ奄美が観光客が少ない理由の一つなのかもしれません
もっとも前述のバニラエア就航を後押しいたのも補助金(奄美振興予算)なんですけどね

もっとも私には中国人や韓国人観光客やらにこの島の魅力が伝わらず、平穏だったほうが都合よかったりもするんですけど・・・
そんな奄美大島、折を見てまた訪れようかと思います
その時には「アマミノクロウサギ」に出会いたいものです
 
最後に奄美大島15秒CMから
本当にいいところでした
 

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