利尻島2024の最近の記事

ちょっと前の話にはなりますが、昨年9月の敬老の日を交えた連休
利尻島まで渡りトレッキングを楽しんでまいりました
 

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まずは滝川から古い軽自動車(16年乗り続けている愛車です)を駆って北へ
定番の「稚内港北防波堤ドーム」や
 

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それから最近話題の「宗谷丘陵白い道」
これは稚内の名産である「ホタテ」の貝殻を砕いて敷き詰めてできた道のことで
紺碧の海に向かってまっすぐに伸びる白い一本の道に加えて
遠くにこれから向かう利尻山を望むダイナミックな景色や
  

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宗谷丘陵のなだらかな斜面に並ぶ57基もの白い大風車群も見ることが出来ました
 

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そして定番観光地の日本最北端宗谷岬に来たところ・・・・
 

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いつになくバイクの姿を多く見かます
そのわけが日本列島をバイクで縦断するイベント『POLE to POLE 2024』のスタートが、この日の正午に宗谷岬からだったからのようです
日本列島最北端である宗谷岬から日本列島最南端の鹿児島大隅半島佐多岬まで10日かけて走るのだとか
今日明日で函館大沼公園まで走るそうですが、みなさんが無事安全に走破できるのをご祈念しましたが
ちなみに北海道だけの部分参加もOKとの事なので来年参加しても良いかもしれません
 

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まぁそうこうしている間にフェリーに出発時間
ハートランドフェリーの出港する稚内フェリーターミナルからこのアマポーラ宗谷に乗船いたします
 

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ほどなく稚内港を出発しますが
私は人一倍船酔いしやすい体質
稚内港から利尻島鷲泊港までの1時間40分はひたすら長く感じました
 

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ただこのアマポーラ宗谷
本来なら2等指定席だった座席が、当面の間2等自由席として利用でき
波が小さかったこともあり割合ゆったりとした船旅となり一安心
 

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そうそうフェリーのキッズルームはポケモンの「北海道だいすき発見隊」
ロコンとアローラロコン仕様の部屋となっていました
これは現在、砂川ハイウェイオアシス館&砂川市で行われている
「ポケモン」のスタンプラリーイベント「アローラロコン&ロコン 砂川だいすき発見スイートウォーク」で同様の物をみることとなりました
 

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稚内港を出港したアマポーラ宗谷は定刻通りに利尻島鷲泊港に到着
港には今回の旅の宿となるアイランドリシリの送迎車が待っていてくれました
どうやら送迎者は私どもみ、おかげでスタッフにいろいろ尋ねながらの楽しいドライブとなり
ついでにホテル到着後にらーめん味楽にいく旨伝えると、スーツケースはホテルで預かるからと直接そちらに行っていただきました
いつも行列ができるラーメン店のうえ閉店時間が迫っているのでこれは大変助かりました
そう「らーめん味楽」は日本一入り辛いと言われるラーメン店
なにせ離島のうえ営業時間は11:30〜14:00と短く、しかもミシュランガイドにも選出されるほどの人気店と言う事で物凄く並ぶんです
ところがそんな利尻のビブグルマン『らーめん味楽』に車を店前に着けてもらうと誰一人並んでいません
そうこの送迎のおかげですんなり入店しかもすぐに座れました
ちなみにその後、続々と来店し並んでいました


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テーブル席をあてがわれ店内を見渡すと
カウンターテーブルの前の棚に並ぶ「らーめん味楽」関連商品の下に
ひっそりと「Miraku Boston 9/20 OPEN」と書かれたチラシを発見
らーめん味楽はここ利尻島のほかに横浜のラーメン博物館にも出店してますが
今回ボストンにも店をだしたようです
 

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オーダーはこのタブレット端末からするようで
メニューには焼き醤油らーめん、塩らーめん、味噌らーめん、辛味噌らーめん、めぎ坦々麺、つけ麺が並びますが
今回は迷うことなく「焼きしょうゆらーめん」をオーダー


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5分ほどで着丼
 

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非常識なほどと言われるほど大量の利尻昆布をじっくりと煮込んだ出汁が効いたラーメンはやはり絶品でした
なるほどミシュランガイド北海道 特別版でも2度ビブグルマンに選ばれたことだけはあります
 

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そんなことでスープもすべて飲み干し完食
いや~美味しかった、2024年はこのラーメンが一番でした
 

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そんならーめん味楽の利尻昆布だし焼きしょうゆらーめんの袋めんをホテルの売店で見かけ土産に購入
 

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自宅で利尻での旅を思い出しつついただいちゃいました
 

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利尻での宿はホテル・アイランドインリシリ
利尻島の西海岸、礼文島へと渡る際に利用される沓形港近くにあり、利尻山と日本海の双方が望める宿です
 

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チェックインしたところ飲んでいってと言われ勧められたのが
ウエルカムドリンク「昆布水×フルーツビネガー」でした


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部屋は3階のスタンダードツインルーム
今回はいつものビジネスホテルとは違い今回は少し贅沢に
【JTBスペシャルプラン】2食付き2人で27,000円というものを2泊で予約してありました
 

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とはいえ海が臨めるシーサイドビューではなく、マウンテンビュー
とはいえ蝦夷富士と呼ばれる利尻山を望むこの窓からの景色もなかなかのものです
 

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部屋の設備は空の冷蔵庫と
 

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コーヒーメーカー「ネスプレッソ」


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風呂とトイレはビジネスホテルっぽいユニットタイプですが
 

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ここホテル・アイランドインリシリの1階には
利尻ふれあい温泉 秀峰の湧などがあり、ここでゆったり温泉に浸かることに
 

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ちなみにこの「露天風呂 雪解の夕」からは礼文島が望めたり
 

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「地下海水昆布風呂 海の癒」の地下35メートルからくみ上げた海水に
利尻昆布をたっぷりと加えたお風呂を堪能
 

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一つ風呂浴びた後は屋上に出て
秀峰利尻富士を肴にセコマのビールで乾杯


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逆側となるホテル・アイランドインリシリ屋上から眺める夕陽
これは楽天トラベル主催「絶景のサンセット!美しい夕日が見られる人気宿」全国第5位に選出された
水平線に沈む美しい夕陽を眺めたら、次はここに宿泊した目的の晩餐の会場に向かう事に
 

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今回利尻島での宿としたホテル・アイランドインリシはセンチュリーホテル系列(あのセンチュリーマリーナ函館と同グループ)のホテル
料理が自慢のホテルということもあり、いつもなら食事抜きのプランにして近隣の居酒屋に出かけることの多い私どもですが、今回はどんと腰を構えホテルのレストランでビッフェ付きの晩餐といたしました
 

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そんな宴の会場は1階 ザ・ブッフェ マリンクルーズ
どことなく温泉ホテルの宴会会場を思わせるセッティングがなされておりました
ちなみに会場は2部制、お腹を空かせていた私どもは午後6時からの早番といたしました
 

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さてこうしたホテルのレストランはアルコール類が高いのが世の中の常
メニューを覗くとなんと生ジョッキが1杯950円
これじゃ酔うほど飲んだら、いったいいくらかかるのと言った料金体系です
なんて考えていたら、テーブルの上に飲み放題メニューがありました
呑んべいいな我が家としてはこちら一択となりました
  

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生ビールサーバーからセルフで直接サーバーから注ぎます
スタッフを介するより断然こちらが気楽にお替り可能
 

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飲み放題メニューもかなり豊富で日本酒などは
国稀などに加え、利尻の名水を使いニ世古酒造に醸造を依頼し醸した『麗峰の雫』も飲み放題
 

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国士無双の「利尻昆布梅酒」や北海道産昆布を使用した「本格焼酎りしり」なんてものもありました
 

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料理のほうはと言うとまずは突き出しとして個人盛り料理「海鮮玉手箱」
そしていかにも温泉旅館っぽい個人用卓上コンロ料理である地中海料理風利尻陶板
 

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海鮮玉手箱は雲丹小鉢と刺身三種
 

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雲丹と刺身三種は海鮮丼にしていただきました
 

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飲茶のワゴンサービスもありました
この日は台湾の定番揚げ物料理「蝦捲(シアチュエン)」
もちろん美味しく頂きました
  

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さて続いてビュッフェのコーナーに行ってみると
 

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まずは利尻ってことで雲丹入り焼きおにぎり茶漬け
 

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丸ごとローストチキン
 

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札幌名物スープカレー
 

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生ビールに合いそうな串揚げ2種
タルタルソースも添えられています
 

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真鱈のアクアパッツア 利尻昆布添え
 

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他のホットミールは
海鮮塩あんかけ&やきそば
ジンギスカンとキャバツ塩昆布の煮込み
海鮮チーズリゾット
茄子のオランダ煮
利尻産わかめと蛸の柔らか煮
 

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フレンチトースト
 

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面白いところでは
山ごぼう
山うど
夕張メロン漬け
 

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利尻こぶがありましたが
これはご当地ならではの酒の肴でしょうか
 

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デザートもこんな感じととても食べきらない料理が並び
飲み放題のビールや日本酒・ワインを堪能
豪華な晩餐となりましたが、翌晩も含め我が家の奥さんの誕生祝いを2日間繰り広げることに
 

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利尻島2日目、この日はレンタカーを借りて一日利尻島を巡ることに
まず向かったのは龍神の岩と呼ばれている場所に祀られる「北のいつくしま弁天宮」へ
ここは大正時代初期、通りかかった修行僧がこの岩に祠を建てて信仰するように宣して立ち去った言い伝えがあり
昭和54年に北のいつくしま弁天宮の標識を建立し広く世間に知られるようになったそうです
 

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そして北のいつくしま弁天宮のすぐ北にある奇岩「人面岩」と
 

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「寝熊の岩」
そう利尻には熊がいないと聞いていましたが、こんなところで寝ていました
 

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そして2022年秋に利尻島で誕生した、日本最北のウイスキー蒸留所「カムイウイスキー」
残念ながら売店も含め閉まっていました


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次に神居尻海岸パーク
ここではウニ剥き体験をやっているとのことで伺いました
 

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朝一で来たのでウニは選び放題
 

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大きなやつを選んで剥きますが
専用の漁具を使用し、ウニの下側の中央にある口を取り除いてさらに2つに分けます
  

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その後、丁寧に殻と身の間にスプーンを差し入れて、ウニの可食部を殻からはずすなど
ウニ剥きの手順を体験
私自身はウニを剥くのに10分近くかかりましたが、プロの手にかかると1分かからないんだとか
ウニの可食部は生殖巣(卵巣、精巣)で、1つのウニには必ず5つの生殖巣が入っているとのことでしたが
それがこれ
ちなみに私自身はウニといえば卵巣という固定観念がありましたが
よく見る市販のウニは卵巣のみならず精巣も含まれるんですね
 

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ただ1個の大きなウニでも食べられる量はこのくらいです
なるほど夏の風物詩のウニ丼が高いのが納得できます
 

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日本一新鮮な状態でいただきますが、身はしっかりしていますが甘くて美味しい
日本酒と共にやりたいが、レンタカーの運転があり断念します
 

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利尻島の伝説の飲み物
「利尻手作り乳酸飲料ミルピス」
1967年から半世紀以上売られている地元密着の飲料です
売っているのは道道105号線沿いに佇むごく普通の民家
 

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テレビなどでも紹介されたそうですが、その名を知らしめたのが
「北海道大学獣医学部」を舞台に、獣医師を目指す学生の日常をコメディタッチで描いたマンガ「動物のお医者さん」佐々木 倫子著に登場していて一部マニアの間で噂になっていたからでした
 

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店舗ではおばちゃんが接客してくれましたが
無人で営業していることもあるのだとか
ミルピスは店舗で飲む場合、一本350円ですが
テイクアウトや駐車中の自家用車で飲む場合は別途100円いただきますと表記されていました
 

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てなわけで絶滅危惧グルメ利尻手作り乳酸飲料ミルピスをいただいてきました
カルピスよりはさっぱりとした飲み心地で、程よく酸味がありました
 

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続いてもう一つの利尻島必食となるプリンを食べに長生堂寺嶋菓子舗へ
ミルピスの販売店のちょうど反対側となる鬼脇地区のファンタスティックロード沿いにありました
 

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利尻島で130年以上続く老舗菓子店
店内の菓子ショーケースには
「メープルプリン」
「ゴマプリン」
「くまざさプリン」が並びます
どれも280円(プリンの瓶を返却すると20円返金されます)
 

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この日は天候も良いことから店先のベンチでメープルプリンをいただいたりして
ミルピスと寺嶋菓子舗のプリンといった利尻島必食(必飲)のグルメを制覇いたしました
 

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ペシ岬展望台から眺める景色

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利尻島では天候に恵まれたことから、この日はペシ岬に伺いました
そのペシ岬は鴛泊港近くにある標高93mの岬
入り口から山頂までは20分ほどの登山
頂上への道は思いのほか傾斜がきつかった


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けれどそんな苦労もペシ岬展望台からの景色にすぐに吹っ飛びます
360度見渡せるこの展望台からは
利尻富士は無論、礼文島そして宗谷岬が望め、まさに絶景でした


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まずは何といっても島のどこからでも見れる利尻山
きっとこの日もこの山に大勢の方が昇っているんでしょうね
今頃山頂にいらっしゃる方は雲もないことからきっと絶景かと思われます
 

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ただこちらペシ岬展望台から眺める景色も素晴らしく
眼下に見える利尻ブルー
その奥には鴛泊の町が望めます
 

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遠くに礼文島とその港から出港したハートランドフェリーも望めました
 

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往路の急斜面を経験したこともあり帰り道はなだらかなルートで帰ろうと
「②遠回り・緩坂コース(恋する灯台経由)にて下りることに
行きも帰りもこちらでも良かったかも
ついつい見えるとそっちに行ってしまうんですよね
 

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9月上旬に伺った利尻島
たまたま天候も良いことからこの日は森林浴の日と決め
まずは利尻富士温泉付近の歴史の森をトレッキング
 

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利尻富士温泉からの入り口付近に「歴史の森ルート案内」があったことから
これを見て大回りで散策いたします
 

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伺ったのは初秋でしたが、野草が花を咲かせておりました
この可憐な花は「ビッグリーブアスター」でしょうか
 

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「イブキトラノオ(伊吹虎の尾)」は残念ながらそろそろ終わりかけ
 

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逆にパンパンに膨らんだオオバユリはあちこちで見かけました
 

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30分くらいのトレックキングののち、ペシ岬展望台での眺望を楽しんだのち
姫沼を目指しますが
途中の展望台から、そのペシ岬が見て取れました
 

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ということで
次に、うっそうとした原生林に囲まれた周囲約800mの神秘的な人工沼「姫沼」でもトレッキング
 

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姫沼には一周1kmほどの遊歩道が整備されておりました
 

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姫沼の名前の由来はヒメマスを放流していたことから付けられたんだとか


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トレッキングの途中で「利尻島の動物」と書かれた掲示物を見ましたが
利尻島にはヒグマやヘビなどのは生息していません。
島内で見られる動物はイタチやシマリス、ネズミ、コウモリなどの小動物です。
海域ではトドやアザラシが姿を見せることがありますが、厳冬期のごく限られた期間しか現れません。こうした島の特性から、利尻島は野鳥にとって格好の繁殖地であり、休憩所となっています。
国の天然記念物に指定される大型のキツツキ・クマゲラをはじめ、高山帯に生息するギンザンマシコやホシガラスなどの留鳥、渡り鳥も四季に数多く見ることが出来ます。
とありました、このあとも森のトレッキングは続きますがどんな野鳥に出会えるか楽しみです
 

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利尻島郷土資料館にやってきました
ここは旧鬼脇村役場庁舎を活用した洋風歴史的建造物
 

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利尻町のトド太郎が迎えてくれました
 

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かつて北海道で盛んだったニシン漁、ここ利尻島も同様だったようで
史料館ではそんなニシン漁場の雰囲気を再現した展示がなされていました
 

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明治、大正時代には若い出稼ぎ漁師たちが大勢やってきて、島の親方の家に住み込みで働いていたそうです
春のニシンにとどまらず、夏は利尻昆布、冬はタラ漁を主とし、合間にテングサ、アワビ、ナマコなどを取るなど海を生業の場としたようです
 

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資料館にはそんな時代の利尻昆布を獲る箱眼鏡などの道具や
 

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トコロテンを造る「てん突き」なる道具も展示
いまではあまり見られなくなった道具ですが
そういや私もこの道具を子供のころに見た記憶があります


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そうそう館内にはヒグマと、まわりに群がる大勢の人が写った写真が展示されていますが
あれっ利尻島にクマはいないんじゃなかったんじゃないのと思いましたが
記事には明治45年対岸から50km泳いで来た「海を泳ぎ渡ったヒグマ」との紹介がありました
このヒグマは海岸に向かって泳いでいたところを赤坂漁場の若い衆に発見され、大捕物のすえに斧で撲殺されたのだそうです


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ちなみにこのヒグマが捕らえられた106年後
ヒグマは再びここ利尻島に上陸を果たしたようで、ヒグマの痕跡が見つかったといった新聞記事も展示されておりました


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「白い恋人の丘(沼浦展望台)」にやってきました
伺った頃、山頂に雲がかかっていましたが、ほどなく雲が流れていき綺麗な利尻富士が拝めました
登山していた方たちもさぞ雄大な景色が眺められたのでしょうね
ちなみにここはあの北海道銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれている利尻山の雪山のモデルとなっているのだとか
ここでプロポーズをしてその写真を撮影し、利尻富士町観光協会へ持参すると、石屋製菓公認の「プロポーズ証明書」が進呈されると看板に記載がありました
  

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その後、展望台からすぐのところにあるオタトマリ沼を訪れました
 

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花の季節はすでに終わりかけていましたが
かろうじて「赤いツリバナマユミ」が可憐な実を実らせていました
 

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替わりと言ってはなんですが、沼周辺にトンボは活発に飛び回っており
 

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「エゾアオイトトンボ」もたくさんおりましたが
風が強かったためか、こうして羽を休めているのがほとんど
  

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かわりに元気よく飛び回るやつもおります
 

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続いてやってきた南浜湿原はさらにトンボの楽園
イトトンボあたりを追いかけて、遊歩道の上を我が物顔でオオルリボシヤンマが舞っていて
 

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挙げ句のはてには疲れたのか
私のシャツにしがみつき休んだりしてました
まさにトンボ好きにはたまらない聖地のようなところでした
 

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ただこの日は風が強かったこともあり
南浜湿原の池で逆さ富士を撮影しようとタイミングを計るも失敗
風がやみ、あっチャンスと思った瞬間に鴨に邪魔されたりもしました
 

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オタトマリ沼から望む利尻富士とソフトクリーム
 

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この日は朝から歴史の森や姫沼、ペシ岬展望台、オタトマリ沼、南浜湿原とトレッキング
少々疲れたことからオタトマリ沼湖畔の沼浦休憩舎で休憩といたします
休憩舎には2店の店舗があり、写真のソフトクリーム(熊笹&ハマナス)は「まっちゃんの店」で購入
 

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もう一件の「わかさんの店」には電動バイクで旅をするニッポンを縦断する出川哲朗の人情すがり旅「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」でも紹介されたようで、大きな写真が飾られていました
 

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「わかさんの店」のガス台の上には特産のホタテなど海産物が並びます
 

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朝飯があまりに美味しく食べ過ぎたので、昼飯は抜き
代わりにわかさんの店のホタテのバター焼き(2個入りコーン付き)を食べることに

 
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あっさりと焼かれたホタテは半生状態
けれど刺身でもいけるんでしょうから、このほうがホタテ自身の甘みを感じました
ごちそうさま美味しかった


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利尻島の最南端の仙法志にある「利尻町立博物館」にやってきました
ここは利尻町の豊かな自然や歴史、海と共に暮らしてきた人々の生活や文化を垣間見ることができる町立の博物館です
「自然・海、人間の調和」をテーマに、利尻島の歴史や自然などに関する資料の展示がなされているとのことでしばし見て回ることに
 

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玄関ホールにあったのは
川崎船という、明治から昭和までタラ漁に使用された木造船
これは2/3ほどの模型と当時を忍ばせる人形ですが、厳しくも豊かな最北の海にこぎだす島の漁師の心意気が、その表情から伝わってきます
 

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もうひとつトドやゴマフアザラシなどの動物の剥製
ここで館内の写真・映像等の撮影・公開について他の入館者について配慮を求められました
 

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ニシン番屋を復元したコーナーでは、昔鰊漁でにぎわった頃にはニシンの群来が見られるなど、
明治から昭和にかけて、この島を繁栄させたニシン漁の出稼ぎに来ていたリアルな「やん衆」の人形が展示とニシン番屋が再現
 

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「利尻島沿岸のさかなたち」と題し
17種類の魚の剝製が展示されています
中には「トクビレ」と名がつけられている魚がいますが
北海道では「ハッカク」の名で知られていて、刺身にすると美味しい魚でもあります
 

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ニシンが獲れていた頃、実際に鰊漁で使われた漁具なども展示
なかにアンバイ棒がありましたが、これはタモ網の先を押してニシンの中に入れたり、その名の通り塩梅よく船と船の間隔をあけるためにも使用したものですが
このアンバイ棒、船板を打って調子を取りつつ「ソーラン」「ソーラン」と囃したてる道具にも使われたようです
 

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トンボの標本もありました
先ほどまで姫沼やオタトマリ沼、南浜湿原で見たトンボもここで確認できました
 

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「仙法志御崎公園」では、四角くかこまれたなかでアザラシが泳いでいましたが
この施設はもともと袋澗といった、春先の岩礁地帯に来遊するニシンを漁獲するための施設だったものを流用したようで
その袋澗はニシンの漁獲のほか、袋網に入れたニシンの一時保存、船溜まり、避難港としてニシンがとれていた時代に重宝した施設だったようです
 

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そうそう仙法志御崎公園では利尻山が噴火した際の溶岩が海に流出した時にできた、奇岩が続く独特な海岸線
そしてその原因となった利尻富士が望めましたし・・・・ 
 

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利尻昆布を干しているところも見ることが出来ました
 

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天候に恵まれた利尻島では日がな一日、トレッキングなどをしてして身体を使い過ごしたこともあり
夕方にはかなりお腹を空かせておりました
ということで楽しみにしているホテル・アイランドインリシリのザ・ブッフェ マリンクルーズでのディナービュッフェは昨夜に続いて、2日目
 

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ホテルでは食べて飲んでそのまま寝られますのでがっつり飲みたい
けれどさすがはホテル、それなりの良い料金です
けれどホテルらしからぬ一人2,200円(90分)の飲み放題があり
呑んべいな我が家は迷わず飲み放題をチョイス
 

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ジョッキのビールは、航空会社のラウンジでおなじみのもの
こいつでおかわり自由なのが嬉しい
 

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白ワインはセイコーマートでも見かける「スラナ」 (スペインワイン)


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国士無双の「利尻昆布梅酒」や北海道産昆布を使用した「本格焼酎りしり」
 

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この日は提供される解散部に合わせ
利尻の名水を使いニ世古酒造に醸造を依頼し醸した『麗峰の雫』を中心に頂くことに
 

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季節の前菜盛り合わせをそんな日本酒麗峰の雫でいただきます


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個人鍋である利尻陶板として提供されたのこれは石狩鍋でしょうか
なんだか美しいですね
 

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海鮮玉手箱(雲丹小鉢・刺身三種)
 

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昨晩同様に海鮮丼にしていただきました
 

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蒸し物のワゴンサービスは飲茶3品
 

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さてディナービュッフェは連泊者の事を鑑み日替わりとなっていました


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もちろん地元利尻の特産品もならんでいます
まずは「利尻産 塩昆布のフラン」
 

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「ニジマスのアクアパッツア利尻昆布添え」
 

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「ジンギスカンとキャベツ 塩昆布の煮込み」
 

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札幌名物スープカレーは
「優しい味わいのチーズカレー」


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もちろんデザートもたんまり
こんな感じで90分無制限の晩餐を2日間楽しみました
 

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今回宿泊したアイランドインリシリはセンチュリーマリーナ函館と同じ、センチュリーロイヤルホテル系列って事で朝食がとても豪華
 

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毎朝、ザ・ブッフェ マリンクルーズにて
ブッフェ料理を存分に堪能いたしました
 

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そして何と朝からスパークリングワイン付き
この日はイタリアの「COLLE BACCO Gran Cuvee Brut」でした
ただ私は車の運転があるので飲めないのですが
 

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かわりにラッシーとアサイードリンクがあったので双方いただきました
 

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前述のとおりアイランドインリシリはセンチュリーロイヤルホテル系列のホテル
海鮮の朝食にかなり力を入れているのは、センチュリーマリーナ函館とどうようで
おなじみのイクラかけ放題に加えて、日替わりで甘エビ、イカ刺し、シラス、タラコ、松前漬けがなんと食べ放題でした


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イクラご飯にイカ刺し、甘エビ、シラス、タラコ
それに帆立稚貝とたもぎ茸の味噌汁でいかにも、港町と言った朝食になりました


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他にも、利尻島らしく
ウニ粥やウニご飯と今回の旅は贅沢なウニ三昧の旅


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こうしたビュッフェには珍しい、蒸とうもろこしなるものがありました
とうもろこしは今やまがいの無き北海道の特産物ですね
 

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蝦夷鹿肉のカレーに興味がありましたが、残念ながらお腹いっぱいでパス
 

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デザートも別腹にはなりませんでした
そんなわけで2日に渡り食べ過ぎてしまったので昼飯はパスすることに
 

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食後すぐに利尻島鷲泊港フェリーターミナルに送迎していただき
 

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利尻島の自然と名物料理を満喫し
島をあとにしました
 

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