2022年10月アーカイブ

北陸金沢のまわる寿司「もりもり寿司」
夕刻の開店と共に伺ったため、ごご6時には店を出ることに
さて、このままホテルに帰るのももったいないので
腹ごなしに少し散策することに
てなわけで北陸随一の繁華街片町を抜け、国登録有形文化財の長寿橋「犀川大橋」を渡り
かつて「石坂遊郭」のあった、にし茶屋街へ
 

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金沢には「ひがし茶屋街」なる観光名所があり、和菓子、伝統工芸品、雑貨などを扱うお店やカフェが軒を並べていますが
片町から犀川を超えた、ここ「にし茶屋街」にも約100mの目抜き取りに出格子の茶屋建築が連なり、江戸時代の面影を色濃く残しています
 

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「にし茶屋町」という観光地化した芸者街ですが、少し脇道に入ると旧赤線地帯として知られる「石坂遊郭」の跡地に迷い込む
そんな花街の雰囲気が色濃くなっている、にし茶屋街を黄昏時に散策してみました
 

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このにし茶屋街は料亭などが多いのですが、甘味処として知られ金沢土産の筆頭に数えられる「甘納豆かわむら」を見つけましたが
残念ながら、祝日という事もあり、すでに閉まってました
まぁ場所も把握したしまた次の機会に伺うこととします
 

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金沢市民のソウルフード「金沢カレー」

黄昏時のにし茶屋街を散策した後はそんな金沢カレーを食べようと
昭和46年に創業した金沢カレーの代表的な老舗の一つ「ターバンカレー本店」へやってきました
ちなみにここは元祖金沢カレーともいわれているお店です
 

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店内にメニューの看板にはカレーの量に加えてトッピングがずらり
カレーの辛さが選べないのは、この店の拘りでしょうか
 

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ちなみに写真はこのターバンカレーの看板メニュー「ロースカツカレー」
いわゆるカツカレーなのですが、器としてステンレス製の舟形皿に盛りつけられ
カレールーの上にカツを載せ、さらにその上にはソースがかかっているのが特徴です
ちなみにその昔、カツ定食に客の要望でカレーをかけたのが最初とか
なるほどだから千切りキャベツが載っているんですね
 

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ついついメニューに後押しされ頼んでしまったLカツカレー
ロースカツは7切れ、ウインナーは2本、肉厚のハンバーグも入っていました
 

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千里浜なぎさドライブウェイ

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さて今回の金沢の旅は航空機の便の関係で富山きときと空港を利用したのですが
実はそこから金沢への交通アクセスが貧弱
空港から金沢までのシャトルバスはなく、富山駅から北陸新幹線で金沢へ向かうといったものしかないうえ、新幹線ですから料金はどうしてもお高めとなります
そんなわけで今回レンタカーを借り、空港と宿泊する金沢を往復したのですが
せっかく借りたのですから使わないのはもったいない
ということで金沢2日目は能登半島を巡ることに
まずは石川県羽咋市にある「千里浜なぎさドライブウェイ」を走ることに
 


 

のと里山海道から海岸線に能登半島の付け根あたりの宝達志水町今浜から入りましたが
ここから羽咋市千里浜町に至る砂浜の延長約8キロメートルの観光道路
 

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さてその千里浜なぎさドライブウェイの砂浜ですが
砂の粒子が細かく、適度に湿っており、締め固まっていて
靴で踏んづけたくらいでは足跡もつかないくらい硬い
ということで打ち寄せる波のすぐ横を颯爽とドライブできる道路として名高く
世界でも珍しい「クルマで走れる砂浜」なんです
そうそう同様に砂浜を車で走られる道路としては、アメリカのフロリダにあるデイトナビーチが有名ですね


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てなわけで10分ほど、まるでターマックのように固められたグラベルを
レンタカーで激走してまいりました
 

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日本三大朝市と呼ばれる朝市が有ります、それが
・石川県輪島『輪島朝市』
・岐阜県飛騨高山『宮川朝市』
・千葉県勝浦『勝浦朝市』
・佐賀県唐津『呼子朝市』
このうち飛騨高山の飛騨高山「宮川朝市」には今年の1月に伺いましたが、他は全て未踏の地
今回能登半島を巡るという事で千里浜なぎさドライブウェイを走ったあとは能登半島の先端、輪島「輪島朝市」に伺いました
 

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輪島朝市横丁は朝早くから元気なお母さんたちが、販売に精を出していました
 

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能登の輪島漁港のお膝元にあるのが朝市通り
屋台には輪島産のベニズワイガニや
 

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北陸・輪島の名物「天然ぶり」
釣り人曰く「ジグを落とせば鰤の頭に当たる」というほどの漁獲量なんだそうです
もちろん白身のトロとも言われる「ノドグロ」も無論売られています
 

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その他
米の収穫が終わったこの時期に唐辛子を縄で編んだ「唐辛子の魔除け」も有りました
 

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でここでのお目当ては輪島名物の「いしる」
その「いしる」能登半島で古くから造られている伝統的な調味料ですが
石川県能登半島の「いしる」、秋田県の「しょっつる」、香川県の「いかなご醤油」は日本の3大魚醤として知られています
屋台ごとに特徴あるいしるが売られていました
 

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今回購入したのは「アジいしる」と「サバいしる」の2本
帰宅てからチャーハンにして、いただきましたが
思っていたよりもマイルドで使い勝手が良さそうな調味料ってことで、我が家の定番調味料になりそうです
 

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普段使いといえば、日々使い続けているワッパの弁当箱がもう5年ほど使い続け傷んできたので、良いものが無いかちょっと物色
輪島塗の弁当箱とまではいきませんが、こちらのお店で白木をクリ抜いた弁当箱を購入


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戻った翌日から使わせていただきましたが
量的にちょうど良く、重宝しそうです
 

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そうそうこの朝市で珍しいものを見つけました
それが南天九猿(なんてんくざる)と言う置物
これは「難を転じて苦難去る」 南天の枝に乗った9匹のさるぼぼが、難を持ち去るという縁起物の飾りなんだそうです
 

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さて次は何故かここにある永井豪記念館へ

TVアニメ『マジンガーZ』
子供のころ毎週楽しみにして見ていた記憶が有りますが、おもちゃの超合金が人気で友達とロケットパンチを飛び交わして遊んだ記憶が有ります
そんなこともあってか、アニメの人気と比例して売れるおもちゃに目を付けた玩具メーカーとコラボしたアニメが次々と登場しました
そうロボットアニメのジャンルに大きな影響を与えたのがこのマジンガーZだったんでしょうね
ちなみに写真は1/9スケールのマジンガーZ
これが展示されていたのが・・・・・
 

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「永井豪記念館」
日本三大朝市と呼ばれる輪島朝市横丁の中央にありました
 

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入館してすぐのところには、ダイナミック企画が寄贈した「UFOロボ グレンダイダー」の精巧な模型
ちなみに同作品は今でもフランスで大人気「ゴールドラック」の名で放映されて45年たった今もパリで続々とイベントが企画されているほど人気なんだそうです
 

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永井豪氏は、ここ輪島出身
石ノ森章太郎さんのアシスタントを経て、1967年にマンガ家デビューしたのだそうです
 

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記念館には「永井豪ヒストリー」として
なかなか面白そうな学生時代の写真も赤裸々に展示されていました


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ところで永井豪といえば、スラップスティック、エロ・グロ・ナンセンスを多分に織り込んだ
「ハレンチ学園」「デビルマン」「キューティーハニー」など数々のヒット作を飛ばしますが
私にとっての永井豪といえばマジガーZ
「空に聳える鉄(くろがね)の城♪」
水木一郎氏の歌声が頭の中を鳴り響きます

 

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輪島は朝市で有名ですが他にも名所が有り
特に日本海に面して小さな田が重なり海岸まで続く絶景は、白米千枚田と名付けられ
「能登の里山里海」が世界農業遺産に指定されたさいのシンボルとして知られています
 

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そんな白米千枚田は私が伺ったちょうどその時が、稲刈りの最中
ラッキーな景色を拝むことが出来ました
 

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そんな「白米千枚田」は、日本の古来からの農法の一つである「苗代田」を復活させた場所としてよく知られていて、今でも田植えから稲刈りまで、昔ながらの手法で稲作が行われていてます
輪島の棚田「白米千枚田」で日本の原風景ともいえる圧巻の美しさを望んでまいりました


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のとじま水族館で魚に癒される

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能登半島が囲む七尾湾に、ぽっかり浮かぶ「能登島」
ここには能登半島近海に生息・回遊してくる魚を中心に飼育・展示している
「のとじま水族館」があります
当初は時間的に余裕がなく寄れないと思っていましたが、思いのほかスムーズに「千里浜なぎさドライブウェイ」と「輪島朝市」「白米千枚田」を回れましたので、短時間ですが寄っていくことに
  

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ということで足早にのとじま水族館を巡ります
まずはのとじま水族館の目玉、水量1,600トンの日本海側最大級の水槽「ジンベエザメ館・青の世界」
ジンベエザメを、かなり近い距離で泳ぐ姿を見ることができます
実際にはジンベザメにとって水槽が小さいとも言えます
そのためか「のとじま水族館」では6m近くまで成長すると自然に戻す方針が取られていて
私が見たこのジンベイザメは先々週海に放流されていました
 

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続いて「のと海遊回廊」
水族館周辺の能登島がある七尾湾は入り口が狭くなっていることもあり、ここにはブリにカンパチにヒラマサ・マダイなどの魚が日本海から入っては居つき、「天然のでっかい定置網状態」となっているのだとか
ちなみに能登半島を代表する冬の味覚は「寒ぶり」
冬の味覚の王者ともいわれるのがここを回遊する能登のぶりだったりします
 

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ちなみに先ほど伺った、輪島朝市に隣接する輪島港は天然ふぐ類の水揚げ量が日本一だったりして
ここのとじま水族館にも誇らしげに展示されていました
 

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そして水族館に人気物、ウツボ
ここにはトラウツボやウツボの迫力ある光景
実際には海に潜っている際に出会いたくない光景を見ることが出来ました


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イルカが見られるトンネル水槽ではカマイルカが優雅に泳ぐ様子も見て取れます
 

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続いて「海の自然生態館」
大水槽ではマイワシの群れが動き回る「ビッグウェーブ」
 

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アザラシ万華鏡では様々な角度でゴマフアザラシが泳ぐ姿を見ることが出来ます
 

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そして南の海の魚たちコーナーで見かけた「チンアナゴ」
 


 

ついでに水族館の変わりものコーナーのアオリイカにも癒されます
 


マゼランペンギンを見て水族館鑑賞終了
駆け足30分ほどでのとじま水族館を堪能してまいりました


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のとじま水族館で魚に癒された後は昼飯を食べに七尾フィッシャーマンズ・ワーフ七尾食祭市場へやってきました
  

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ここ七尾食祭市場は能登最大の漁港・七尾港に隣接していますが
七尾周辺の海は日本最大級の大型定置網がある日本海側でも有数の魚介の産地
当然のようにこの市場には新鮮な海産物が数多く並びます
 

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特に人気の市場の浜焼きコーナーでは
市場で購入した海産物などを、海鮮BBQとして焼いて食べることも可能なんだとか
 

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まぁ浜焼きコーナーで自ら焼かなくとも
『竹一焼魚店』でこんな美味しそうなイカ焼きを売っているのでこいつをテークアウトし熱々をいただくと言う手もありますが・・・・・
 

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今回私がここで昼食を食べようと思ったのが
youtubeで見た「お魚屋さんのお寿司」
寿司ネタは日替わり!1パックがなんとどれでも500円(税込み)
 

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大輔押しの「のど黒」「富山からやってきた金目鯛」「天然ブリシャブの握り寿司」
といかにも豪華なお寿司が3パックで1,500円 
 

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これに市場前で煮ていた
アツアツの蟹汁(これまた300円)を添えて豪華な献立となりました
 

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市場内にはフードコートも有りましたが
ここは七尾の海沿いのベンチでいただきましたが
流石にどれも旨かった
 

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千里浜なぎさドライブウェイの出入り口となる羽咋
実は『UFOのまち』として知られています
江戸時代の頃「そうはちぼん」と呼ばれる飛行物体が頻繁に目撃されていたと伝えられていることを利用し、「UFO」を町おこしの材料としているようです
そんなUFOの町、羽咋にはUFOの宇宙つながりで「宇宙博物館コスモアイル羽咋」があります
田舎の博物館では有りますが、ここは宇宙ファンからは「穴場中の穴場」と評される施設
能登を巡るにあたって私がどうしても行きたかった施設でもあります
 

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そんな宇宙博物館コスモアイル羽咋
まず屋外に展示されているのは全高約25mの巨大な『マーキュリー・レッドストーン・ロケット』(アメリカ)
映画「ライトスタッフ」でワクワクしながら見たロケットです
マーキュリー計画で使われましたが、地球を周回させるほどの性能は無く、打ち上げでは15分程度の弾道飛行のみを行うのに使われました
しかもこのロケット、アメリカ航空宇宙局(NASA)から入手した本物の機体
胴体部分にはマグネシウム合金が使われており、屋外に長期間に設置してあるにも関わらず、ほとんど錆びがないのだそうです
 

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続いて建物内の『宇宙科学展示室』へ
宇宙開発は第二次世界大戦後、アメリカ合衆国とソビエト連邦が競い合う「宇宙開発競争」によって、人類は宇宙に向けて大きく歩を進めることとなりました
旧ソビエト連邦による人類初の宇宙飛行から、それを追うようにして打ち上げられたアメリカのマーキュリー宇宙船、月を舞台にしたルナ計画とアポロ計画、そして火星探査、それらの歴史に一端である本物の宇宙機材がここに展示されています
まずは『マーキュリー』アメリカ初の有人宇宙船です
 

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内部も見る子が出来ましたが、かなり窮屈で1名がやっと乗り込める広さ
そういや何かの本で読みましたが、当時の宇宙飛行士曰く、宇宙船は乗るものではなく「着るもの」
そんな比喩もわかるような展示品でした
 

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『RL-10 ロケットエンジン』(アメリカ)
アメリカが開発した初の液体水素型ロケットエンジンが、この「RL-10」
アトラスロケットや、タイタンロケットの2段目に使用され、様々な宇宙機を宇宙空間に打ち上げるのに使用されました
ここに展示されているのは、NASAが実験用に使用していた本物の機材なんだそうです
 

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人類初の有人月着陸ミッション「アポロ計画」の展示物も有りました
まずは『アポロ司令船』(アメリカ)
 

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司令船は、外壁やスイッチ類など、実際に使用されたものと同一の部品・素材を用いて組み上げたモックアップなんだそうです
 

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ちなみに大気圏を突入した本物は9年ほど前にアメリカのスミソニアン博物館で見たことが有ります
 

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そしてこれは宇宙博物館入口にtん辞されていた『月面車』(アメリカ)
アポロ計画で月面を広範囲で調査するため、アポロ15号以降使われています

奥に見えるのは『宇宙人サンダーくん』
宇宙船が壊れてしまい、母星に帰られなくなってしまった不運な宇宙人。
宇宙船を修理するお金をためるため、コスモアイル羽咋でアルバイトをしながら生活しているのだとか
 

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『ルナ・マーズローバー』(アメリカ)
NASAが火星や月面の走行を想定してグラマン社に製作させた実験用プロトタイプ車で、実用段階に至るまで何度も実験がなされた本物の機体です
NASAの特別協力によってジョンソン宇宙センターより羽咋市に恒久貸与(なんと100年間の長期貸与を受けております)
 

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『ボイジャー惑星探査機』(アメリカ)
木星、土星、天王星、海王星を探査し、現在は太陽系のさらに外に向かって飛び続けています
ボイジャーの上部側面部分には、地球外知的生命体に向けたメッセージレコードが収納されています
 

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『アポロ月面着陸船』(アメリカ)
着陸船は、アポロ17号をモデルに組み上げられた実物大模型
表面の赤、金、銀のシート(サーマルブランケット)は本物と同じ素材を使用しています
 

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アポロ計画の際に、月面で使用された宇宙服のレプリカも展示されています
素材は、本物と同じものを使って再現
これは実際に宇宙でも着れるのかな?
 

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『ヴォストーク宇宙船』(旧ソビエト)
ヴォストークは、実際に飛行し、宇宙から帰還した本物の機体です。大気圏への再突入の際の熱によって焼け焦げた跡が残っています
このカプセルは、大気圏に再突入したあと高度6000mで、カプセルから飛行士を座席ごと射出します。射出された飛行士はパラシュート降下によって地上に帰還するのです
なかなかスリリングな帰還方法だったんですね
 

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『モルニア通信衛星』(旧ソビエト)
展示してあるのは旧ソ連がバックアップ機として製作した本物の機体
 

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『ルナ24号』(旧ソビエト)
旧ソビエトのルナ計画では24機の探査機が月に向けて打ち上げられ、月の石を地球に持ち帰ることにも成功しています
ここに展示されているルナ24号は本物のバックアップ機です
完全な形で地球に残っている「ルナ」は、これが最後の1機と言われているそうです
 

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ちなみにここは宇宙博物館コスモアイル羽咋UFOプロデューサーの矢追純一が名誉館長を務めていて
ここは矢追氏の執務室でしょうか?
 

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ミステリー誌「ムー」のコーナーが有りましたが
驚いたのは
 

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『ロズウェル事件における解剖された宇宙人』の模型がここに展示されていた事
1947年、アメリカの「ロズウェル」に空飛ぶ円盤が墜落した事件があったと言われています。この模型は、その時に撮影されたとされる宇宙人の映像をもとに、テレビ局が作成したものです
宇宙人には指が6本あることや、脳が人間よりも大きいことが分かります
 

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ここコスモアイル羽咋のトイレにおける男女の振り分けもエイリアン風だったりしました
 

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コスモアイル羽咋の駐車場入り口では、こんな見事なサンドアートを見ることが出来ました
これは宇宙人の織姫と彦星でしょうか?
 

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こんな感じで30分ほど宇宙博物館コスモアイル羽咋を見て回りましたが
当初このポスターにあるように「どうせレプリカでしょ」とか思っていましたが、この博物館
宇宙から大気圏に突入し帰還した宇宙カプセルをはじめ、宇宙開発のために実際に制作された実物が多数展示されており
見どころ満載の博物館で、いやぁ~来てよかった
  

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能登半島のドライブを早めに切り上げ帰ってきたわけは、予約したやちゃ酒蔵見学に間に合わせるため
けれど思いのほか早く金沢に戻れたことから、酒蔵見学の前に観光名所の近江町市場を見て回る事にします
 

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さてその近江町市場
昨年、開場300年の大節目を迎えたこの市場は
約2.8haの敷地に約170店の商店・飲食店が軒を連ねる「金沢市民の台所」
実際には北陸新幹線開業後は地元向けでなく観光名所となってしまったという声も聞くようになってしまったのだとか
まぁ私も食べ歩きを目的に伺ったその観光客なんですけどね

 

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市場を見て回ったところ特に目立ったのが海鮮物
ここを伺った際は残念ながらまだ香箱蟹の季節ではありませんでしたが、活カニや茹カニが数多く売られていました
 

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食べ歩きを目的に来ている観光客も多く
そうした海産物を焼いたりして販売しています
 

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ここを伺ったのは午後2時過ぎでしたが、海産物のレストランなど多くの観光客の並ぶ姿が見られましたが
昨晩片町店で賞味した北陸金沢のまわる寿司「もりもり寿司」はやはり人気店、30人ほどが並んでいました


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けれど私の目的は、そんな海鮮ではなく牛肉
それも生産量は極めて少ない貴重な能登牛を食べようと市場内を探して伺ったのが
「能登牛 串焼き・炙り寿司 たくみ」
店先には本日は「プレミアムA5」ですと手書きで紙に書かれて掲示されていました
 

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跳んだのは「能登牛の炙り寿司」
炙りたてをその場でさくっと食べましたが
牛肉が口の中でとろけ、旨みと甘みが口の中でほとばしってました
  

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もう一軒と伺ったのが「百萬商店」
クラフトビール立ち飲みのお店です
 

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ここでJOHANABEERの4種飲み比べ
「麦やエール」「はかまエール」「ブラッドオレンジ」「ラ・フランス」
タップから注がれた美味しいビールを頂きました
 

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そうこうしている間に予約したやちゃ酒蔵見学の時間が迫ってきたので
近江町市場前にあるバス停へ

旧北国街道に面した築250年の建物が「老舗酒蔵・やちや酒造」
加賀藩祖前田利家公と共に尾張から移住し、藩主前田家専用の酒造りから始まり400年以上の歴史を誇り金沢で最も古い酒蔵として、伝統の地酒を今もなお造り続けています


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江戸時代中期に建てられた母屋は築250年の建物で、文化庁登録有形文化財に指定されるほど
建物内の柱や梁が見事です
そんなやちや酒造では酒蔵見学を受け付けていることから予め予約し伺いました

  

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さて200年以上の歴史ある母屋でまずはやちや酒造の歴史を学びます
囲炉裏の鍋をかけられるところは趣のある自在鉤が2つ
通常は煮炊き用の一つしかありませんが、さすがは酒蔵!お燗にするためにもう一つあり囲炉裏では旅人がお弁当とお酒を温めたそうです
そんな囲炉裏の奥には花嫁のれんも見ることが出来ました
 

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さて肝心の酒造りですが、まずは酒米やちや酒造では通常、地元石川産の酒造好適米「五百万石」を中心に使用しているそうですが
大吟醸酒には兵庫県産の「山田錦」を使うのだとか
  

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そしていよいよ酒蔵見学
まずは蒸米に使われる米を蒸す大きな蒸し釜
 

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壁や天井の梁には
米をつくる際に使われる道具が置かれています
「タメシオケ」や仕込みタンクをかき回す「櫂棒」など
 

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麹室は残念ながら中を覗くことはかないませんでした
 

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吟醸酒を醸すのは温度管理が可能なサーマルタンク
 

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そのほかの仕込みタンクは琺瑯製のものでした
 

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醪を搾るのは「薮田式自動醪搾機」ですが
 

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倉庫には昔使っていたのでしょう
「槽搾り」木製の舟と佐瀬式吟醸搾り機がありました
 

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こんな感じで酒蔵を見たあとは蔵に併設した店舗に舞い戻り、おたのしみの試飲
 

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店には歴代総理が書いた「國酒」の色紙が有ります
新しいところでは岸田内閣総理大臣のものも有りました
 

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酒蔵見学後に頂いたのは
「加賀鶴 純米大吟醸 百万石乃白68号」(使用米:百万石乃白 精米歩合:60%)
「加賀鶴 前田利家公」特別純米(使用米:五百万石、精米歩合:60%)
「利家とまつ 吟醸純米」(使用米:五百万石  精米歩合:55%)
といったところ
ちなみにお酒とお水を交互に飲む " 和らぎ水 " のスタイルはこの「やちや酒造」で確立したスタイルとの話でした
 

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そうそう加賀鶴 加賀紅茶のお酒
少し甘みを付けたほろ酔い、日本酒というよりはスイーツ
特にミルク割が美味しいのだそうです
 

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見学は一人500円ですが、支払い時に頂いた酒蔵見学券は、売店でのお買い上げの際に500円の割引券として使用できるとのこと、もちろん2人分2本購入し使わせていただきま 
した
購入したのは
「加賀鶴 特別純米酒前田利家公」
「加賀鶴 特別純米 ひやおろし」
自宅に帰ってからいただかせてもらいます
 

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老舗酒蔵・やちや酒造で酒蔵見学を済ませた後はバスで金沢駅へ
といっても鼓門を拝みにやって来たわけではありません
 

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目的は金沢駅構内にある商業施設アントの地酒専門店「金沢地酒蔵」
地酒蔵の名の通り金沢を中心に加賀・能登35の酒蔵の地酒を取り揃える日本酒専門店に立ち寄るため
ここは地酒の販売もやっていますが、飲み比べが出来る唎酒セットが好評の地酒バーも人気
と言っても中々席も空きません
 

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それに加え先ほどやちや酒造で散々試飲したのに加え、この後おでん屋さんでたっぷり呑む予定なので地酒バーはパス
代わりといってはなんですが、地酒の有料自動試飲機「日本酒サーバー」で地酒の試飲することに
 

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「金沢限定御所泉吟醸原酒」と酒屋おすすめの「中村酒造 純米大吟醸」をいただきました
 

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にしても日本酒サーバーに貼られた格言
「未練と酒は残さない」(笑)
心に刻んでおきます

金沢駅構内にある地酒専門店「金沢地酒蔵」で試飲を楽しんだ後は
駅から宿泊する東横インホテルのまでは送迎バスで戻ります
思いのほか早く戻れ、まだ予約した晩飯の時間まで時間が有る事から
ホテル近くにある尾山神社で御朱印を賜わることとします
GoogleMapに導かれ向かったのですが、なぜか観光スポットとなる正面の神門ではなく
裏側にある尾山神社東神門から入ることに
 

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さて伺ったそんな尾山神社は加賀藩祖・前田利家公の銅像が有りました
ちなみに利家公が背負っている大きな袋は「母衣」
軍団の連絡役、ガイド役が身に着けるものですが、利家公は、若い頃、織田軍団で赤い母衣を背負い、合計9人の赤母衣衆のリーダーを務めていたのだとか
どんな英雄にも下積み時代というものはあるものですね
 

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もう一人祀られているのが正室おまつの方
そう尾山神社は前田利家公とまつを祀る由緒ある神社です

さてそのまつはNHKの大河ドラマ『利家とまつ~加賀百万石物語』で毎回活躍しワクワクしながら見ていた記憶が有ります
(ちなみに私自身、普段TVをめったに見ることがないのにもかかわらずです)
特に今でもまつの放った「私にお任せくださりませ」というセリフはたまに頭をよぎることが有ります
  

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そんな前田利家公と正室まつを祀る尾山神社で御朱印を賜りました
 

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鉄のオブジェ「夏の夕刻」
身をひそめていたカエルが夏を迎えて「そろそろ出番だ」と姿を現した情景を表現しているのだそうです
カエルには金箔が貼られていて「黄金のカエル」と呼ばれているのだとか
 

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最後に正門となる「神門」
これは朝早くに撮った写真ですが、朝日に照らされ
ギヤマンが映えいるのが見てとれました
ちなみに屋根の上にある避雷針は、現存する日本最古のものとされているのだとか
 

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そろそろ晩飯の予約をした時間となりましたので
「旬味鮮菜・おでん・旨酒 あまつぼ 本店」へ向かいます

金沢と言えば鮮度抜群の海産物やお寿司を真っ先に思い浮かべるでしょうが
京風のような出汁が効いたおでんも金沢の名物
地元の方にも人気が有り日本有数の消費量を誇ります
特に北陸新幹線の開通に伴い、メディアで金沢おでんを取り上げ事もあり今や大人気
私が伺った時は連休という事もあるのでしょう、本格金沢おでんの名店「高砂」や金沢屈指の有名おでん屋「赤玉本店」の前には大勢の行列ができていました
  

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そんな私も同様におでんを食べようと予約の上、伺ったのが
「旬味鮮菜・おでん・旨酒 あまつぼ本店」
 

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まぁここは流石に並んではいなかったと思いきや
店先には「本日は満席です」の立て看板が出ていて、予約以外の方はお断りされてました
そう金沢におでんの名店数あれど、予約が出来る店が少なくこのお店になったと言うわけです
 

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さて私が予約したのは、板前さんの技が見て取れるカウンター席
  

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先ずは生ビールで乾杯
お通しは
奈良漬、きゅうり、あん肝和え
 

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続いて頼んだのは
「金時草酢の物」
ちなみにその金時草
金沢市の「加賀野菜」にも指定されているブランド野菜です
 

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「お造り3人前」
天然ぶり
甘えび
ひらめと縁側
ちなみに石川県はぶりの漁獲量全国4位を誇りますが、今回頂いたのは能登沖で大量の氷水につける「沖じめ」処理された天然ぶり、コリコリして美味かった

 

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料理は金沢の郷土料理である加賀料理にチェンジ
まずは治部煮(鴨・金沢特産の「すだれ麩」・さといも・椎茸・ほうれん草・紅葉麩)
このあたりでビールから日本酒、菊姫酒造の鶴乃里山廃純米にチェンジ
 

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続いて加賀蓮根饅頭
これは擂ったれんこんに葛などを加えたものを揚げ、上品な出汁餡を掛け山葵が添えられたもの
 

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合わせるお酒は天狗舞山廃純米ひやおろし
 

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さて冒頭で紹介させていただいた通り
この店でのお目当ては「おでん」
スタッフにお願いしておでん鍋の蓋を取った状態で写真を撮らせていただきましたが
昆布とカツオ、塩、酒のみで作られた、透き通るダシが見て取れます
シンプルゆえにごまかしのきかないダシはまさに職人の技ですね
 

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頼んだのは
金沢おでんの代表メンバーの赤巻をはじめ、車麩・大根・牛すじ串
 

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ちくわ・もち巾着・信田巻・厚揚げ・がんも
と、たらふくおでんを頂き
 

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こんな感じで金沢での最後の夜を満喫
ごちそうさまでした

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