2012年2月アーカイブ

ルーブル美術館から小春日和のような日差しの中、テュイルリー公園を散歩
今年のフランスは暖冬だそうで、陽気に誘われたのか公園はカップルやら家族で賑わっており
いかにもフランスって空気を醸し出していました

ちなみにそんなカップルに写真を撮ってもらおうと声をかけたら、なんとイタリアからの観光客でした
 

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公園の端にはクリスマス名物の観覧車が回っています
この先はコンコルド広場
あのマリー・アントワネットがギロチンにかけられた血なまぐさいところです
今はギロチン台とはかわって、1836年にエジプトから贈られたオベリスクが建っていました
 

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目的地はこのオランジュリー美術館
ここにはクロード・モネの大作「睡蓮」があります
早速入場し睡蓮の間へ
そこは絵の巨大さゆえか、中央にある椅子に腰かけゆったり見渡すような部屋の作りになっていました
 

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私がこの睡蓮を見たときは、これは日本画ではないかと・・・
狩野派の作品と言われても信じたかと思います

モネは奥さんに着物を着せモデルにしたり
日本式の庭園を作り、自宅には浮世絵や日本の陶磁器を侍らせるなど、ジャポニズムに傾倒したようです
私のような日本人に親しみやすいのも判るような気がします
 

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(パリ情報.frより拝借)

フランスに親日家が多いのも、こうした日本文化に造詣の深い著名な方がいたからかもしれません
そのおかげか、この美術館もスタッフにも日本語で話しかけられました

さて、次はいよいよオルセー美術館です

オルセー美術館

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パリの美術館巡りの最後を締めくくるのは
「オルセー美術館」朝から歩きまくっているのでさすがに足に来ています

けれどこのオルセー美術館には、あのルノワール、ドガ、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、シスレーなど
印象派の作品が目白押し
効率的に回ることにします
 

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ということで先ずは5階へ
そこにはオルセー美術館名物のちょっと変わった椅子がありましたが
すごい人気があり結局座ることができませんでした
 

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オルセー美術館はルーブル美術館とは違い撮影禁止
撮れなかった写真のかわりに、一昨年前「上海万博」の際フランス館で撮ってきた
写真をアップしておきます

このときはこのオルセー美術館から出張展示された名画がフランス館に飾られていました
今回そんな名画とも今回再会できました
 

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駆け足ですが1時間余り見て堪能してきました
2階(3階?)にあったゴッホ、ゴーギャン、シスレーのコーナーも素晴らしかった


そんなオルセー美術館
パリとオルレアンを結ぶ長距離列車のターミナル駅の駅舎だった建物に印象派絵画の美術館として
20年前に誕生したそうですが、このレストラン「カフェ・デ・オートゥール」の時計にその名残りがあるようです
 

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この他にも時計があり
そこからはモンマルトルの丘を望むことができました
 

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残念ながら我が家のパリ観光はこれでほぼ終了
このあと夜はフレンチレストランを予約していますし
明日からはTGVで郊外を観光
食事の後となるとかなり遅くなりそうなので、治安が悪そうなモンマルトルの丘は次回の渡仏までお預けです

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(ル・プティ・ヴェルドHP:ただしフランス語です)
 

折角パリに来たのだから、フレンチレストランで食事がしたい
けれどフランス語であれこれ聞かれても答えられないし
そんな不安を抱えて食事しても美味しくは無いだろうしと思っていたところ
とある方に助け船を出していただき(感謝)
パリ6区でビストロを経営している日本人オーナーのお店を予約してもらいました
お店名はビストロ「ル・プティ・ヴェルド」
サンジェルマン・デ・プレ界隈のシェルシュミディ通りは数軒ビストロが軒を構えていましたが、そんな通りにある、見逃してしまいそうな店構えの小さなビストロです
 

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オーナーである石塚秀哉氏は「シャトー・コルディアン・バージュ」や「ひらまつ」でソムリエを務められたそうで
かなり著名なソムリエとのことですが、来店するお客様がワインをお土産に持ってくるような
特に現地のワイン愛好家の方が足蹴く通う人気のお店のようです
キャビンアテンダントの方々も訪れるようで、棚にはJAL御用達の「森伊蔵」それに「山崎」なんてお酒もありました
 

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お店はそんなに広くはなく
1階は2人がけのテーブルが少々あるくらいでした
2階もあるようですが、オーナーである石塚氏が自らサービスをしているようですから
きっとこのくらいが丁度良いのでしょう

おかげでいつも予約で満席のようです
 

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そんな著名なソムリエに対し頼んだのが、まずはビール
石塚氏はそんな私に「当レストランにビールはありませんが、出口ならあちらにございます」などとは言わず、写真のビールを注いでくれました
アルザスビールの代表的銘柄「クロネンブルグ1664」
名前になっている1664はビール醸造マイスターの証明を得た年を指しているようですから350年の歴史あるビールのようです
味はと言うと、ちょっと甘めというか軽めのビールでした
 

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(ワインで有名なこのお店の紹介でこんなことを書いているのは私だけかもしれません)
 

メニューは日替わりのようで
ボードに書き込まれた中からチョイスします
 

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頼んだ前菜はナヴェ(蕪)と牡蠣の料理
それとフランスに来ら必ず食べると心に決めていたフォアグラです
 

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メインはフランス産の牛と黒豚
牛肉は日本の牛肉のように霜降りの脂身というわけではなく、赤みのしっかりとした肉でした
さすがにこれはワインによく合います
 

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「フランスは神に愛された国」とフランス人自ら言う方がいらっしゃいますが、確かに重厚な文化・芸術・歴史があるうえ、日本のように地震や津波で怯えることもなく
食べ物でいえばフランスは農業国ですから、毎日新鮮な肉や野菜がマルシェにならび
魚介類も北には北海、そして南は地中海と牡蠣やムール貝のように豊富な水産資源があります
そして極めつけがワインと食に関しては確かに神に愛された国なのかもしれません
 
なんだかんだで3時間半
そんな石塚氏の話を聴きつつフレンチと美味しいお酒を楽しんできました
ちなみに石塚氏の出身は私の住む札幌から車で1時間半ほどの距離にある夕張とのことでした
 

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ちなみに店に飾られていたエドガー・ドガの絵
複製でしょうが私もこんな絵ほしくなりました

いや〜シャルル・ドゴール空港に降り立ったのが朝の6時少し前
そしてこのル・プティ・ヴェルドを出たのが夜の11時
パリでの長い長い一日がおわりました

パリの観光は1日で終了、2日目はSNCFフランス国鉄を利用しシャンパーニュへ向かいます
やってきたのはパリ東駅、真っ暗でしたがもうすでに朝7時
この時期のパリはほんと日照時間が短いですね
 

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まず駅の窓口で前日に予約しておいたパリ8時36分発エペルネ行きの切符を発券してもらいます
帰路ランスからパリ東駅までのTGVのチケットは自宅でプリントして持ってきたのですが、行きは通常の列車でしたので予約番号を告げて駅の窓口で発券せねばなりませんでした
そうエペルネは小さい駅なのでTGVが止まらないんです
 


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発車までまだ時間がありますので構内をぶらぶら見学することにします
 
歴史と風格ある駅舎ですが、開業は1849年なんだとか
天井の高いドーム型の屋根が歴史の重さを感じさせますが、現代風の改札や液晶の掲示板などもマッチしていました


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さてここに早めに来たわけはこのTGVを見るためです
テツの本領発揮といったところです
ちなみにTGVの東ヨーロッパ線が開業するにあたりこのパリ東駅も大改修されたんだそうです
 

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第二・第三世代とたくさんのTGVが停車しておりました
そんな1台の客席を覗かせてもらいました

TGVは「フランスの新幹線」と紹介されることが多いのですが
違うな〜と思わせるのは、TGVの座席は回転しないということでしょう
中央のテーブル席を挟んで前後が逆転した配置になっています
そう半分の乗客が進行方向に背を向けることになります

これは回転させる技術がないのではなく、軽量化のためとも言われています

 

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写真の1等は席が2人掛+1人掛の横3列、2等にいたっても2人掛+2人掛の横4列と乗客数を稼げません
輸送料を稼ぐためか、どうしても列車の車両数が多くなってしまうようです
結果、動力集中方式のTGVでは加速性能がどうしても弱くなってしまうようです

丁度パリ東駅を発車するTGVがあったので動画で撮ってみました
日本の新幹線を見慣れている方のは一目瞭然ですね
 


 

さて今回ラッキーなことにパリ東駅で旅心を擽る極めつけの列車に出会いました
露仏首都間の直行運行の長距離列車
パリ発・ベルリン経由・モスクワ行きです
ロシア鉄道が昨年12月から運行を始めたようですが、欧州を貫く路線としては2番目に長く
ベラルーシ、ポーランド、ドイツを含む5カ国にまたがる計3,177キロを38時間前後で走るんだそうです
テツはどこの国にもいるようで、この列車のチケットはなかなか取れないんだとか

乗車口には恰幅のよさそうなロシア風の客室乗務員らしき女性の姿も見かけました
 

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パリから東欧を眺めつつロシアへ・・・
乗ってみたいものです

パリ東駅構内には日本でも人気のあるフランスの老舗パン屋さん
PAUL(ポール)がありました


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フランスに来たら食べたいと思っていたバターの風味たっぷりのクロワッサン
ラッキーと思いつつも、そんなクロワッサンとコーヒーをテイクアウトします
 

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これから向かう先はシャンパーニュ地方にあるエペルネ
TERという普通列車(乗った感じでは快速くらいでしょうか?)に乗って向かいます
このTERは高速鉄道TGVや中距離列車コライルで網羅しきれない駅を結ぶ日本の普通列車のようなもの?といったところでしょうか
最近は魅力あるデザインの車両が増えてきたようですが・・・・
ホームにはちょっと古めの車両が停っていました
 

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改札機に自分で切符を通し車両に乗り込みます
席は自由席だったので、中央にテーブルの有る貴重な席にいたしました

ちなみにコンパートメントもあったのですが、チンタラしているうちに満室になっていました
 

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まあこの席にはテーブルがあるということで
先ほど買ったクロワッサンとコーヒー
それに昨日偶然パリで出会った知人が持参してくれたパンとチーズを広げます
そう実はシャンパーニュを尋ねるとの話に乗ってくれ、一緒に行ってくれることになったんです
語学の堪能な人なだけに頼れる旅仲間として、ご一緒してもらえるのは嬉しい

田園にどこまでも続くぶどう畑、フランスらしい車窓を楽しみながら、ちょっと贅沢な朝食となりました
 

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パリ東駅からTERで1時間20分
エペルネ駅に到着いたしました
私たちの他に降りる人の数も僅かな小さな駅でした
 

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駅をでてすぐにノートルダム教会が見えてきます
女優の大地真央さんが、この教会で挙式を挙げられたのを新聞か何かで読んだ記憶があります
たしか旦那さんが大のシャンパン好きだったとか

教会の前のロータリーにはシャンパーニュ通りは → と書かれた看板がありました
 

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本来駅からモエ・エ・シャンドンなどのメゾンあるシャンパーニュ通りまでは歩いて5分くらいなのですが、ここで迷ってしまいました
もっとも迷ったおかげでエペルネの街を一回りいろいろと見て歩くことが出来ました
そしてなんとか辿り着いたシャンパーニュ通りです
 

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ここの通りには「モエ・シャンドン」「ペリエ・ジュエ」などの有名なシャンパン・メゾンが軒を並べます
ランス同様のシャンパンの聖地です
 


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残念ながらシーズンオフということで、上記のメゾンは閉まっていましたが
「モエ・シャンドン」にあったドン・ペリニヨンの銅像に参拝です
 

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エペルネの街はこうしたメゾンのおかげか
ここに住む人々の収入はフランスでもかなり高い部類のようで
市庁舎などもこのように立派な建物が立っていました
 

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エペルネ駅周辺で見かけた建物に残ったなにかの痕跡
銃弾の跡のようにも見えます
そう言えば第二次世界大戦中、ナチスとシャンパンにはいろいろと逸話があるようですが、この銃弾の跡もそうしたものの一つなのかもしれません
 

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昨年の夏訪れたカリフォルニア州のナバ周辺ワイナリー
そこでは「ワインツーリズム」と名付けられた観光で年間470万人もの観光客を集め、大きな産業として定着しておりました
フランスでも規模こそ違いますが昔からワインを目当てに訪れる観光客に手厚くもてなしています
 

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今回エペルノにあるシャパンハウス「アシル・プランシェ」を訪れカーブ見学や試飲を楽しんできました
受付を済ませ、このシャンパンハウスの紹介DVDを見ます
多くの日本人が訪れるのか、日本語で紹介されていました
10分のDVDを見たあとは、カーブを見学
18世紀から使われてきた歴史あるカーブです
 

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地下深くのカーブはひんやりというよりは湿気が強く、そこには最近は珍しくなった樽に入れられ醗酵・貯蔵するシャンパンやそして瓶詰めされたシャンパンがこれでもかと寝かされていました
 

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この瓶の数イコール人件費プラスアルファでしょうから、これって資金繰りが大変だな〜と、余計なことを考えてしまうほどです
 

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最初に見せられたDVDにはこの瓶詰めされたシャンパンを回す「ルミアージュ」と呼ばれた工程が映し出されていました
二次発酵を終えた酵母の沈殿物を取り除くためとのことですが、大変な作業だということが見てわかります
下に向けられたシャンパンのビンを見て回したい衝動にも駆られてしまいました
 

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カーブの見学のあとは、お楽しみの試飲
といっても日本のように無料って訳ではありません
カーブ見学と合せ1杯のコースが€6、2杯が€8.5でした
 

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「Achille Princier Brut 」と「Cuvée Grand Art」を試飲です
双方ともフランス国内のみ流通し日本には輸出されていないとか
 

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ということでお土産に一本購入
ついでにこのワインクーラーも買って帰りました
 

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今年の夏はキャンプ場でシャンパン
そんなシチュエーションで使おうかなと思っています

今から50年程前、フランスにおいて、牡蠣に病気が蔓延し絶滅寸前の危機が訪れたそうだ
そんな危機を救ったのが、宮城県のマガキ(稚貝)でした
病気に強い日本のマガキと交配し改良を加えることで、フランスの牡蠣は復活することが出来たんだとか
 

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『1960年代の終わりから70年代にかけて、フランスの牡蠣が病気になり、全滅しかけたことがあった。この危機は日本のマガキの稚貝の輸入によって奇跡的に救われたのであるが、当時のフランス人関係者は、皆、日本に深く感謝しており、助けてもらった時の心境を新鮮に語ってくれた。聞いていたわれわれにもその感動がストレートに伝わってきた。「フランスを救った日本の牡蠣」というタイトルはこうして生まれた。この誇るべき日仏友好の美談を1人でも多くの人に知らせたい、という想いがこの本を書くきっかけの一つになった。』 (アマゾンより)

そんな日本との関わりの強い牡蠣を食べてみたい
今回のフランス旅行のテーマのひとつでした
 

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エペルネを訪れシャンパンロードを探していたところ、道に迷い込み街を散策
商店街には美味しそうな惣菜を売る店やレストランが並んでいました
そんな一角に生牡蠣の屋台がありました
どうやら向かいにあるブラッセリーの出店のようです
美味しそうな牡蠣が氷の上に並べられていました
 


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シャンパンのカーブを見学しているときも、この牡蠣のことが頭から離れず
ちょうど昼時だったこともあり、ここで昼食にすることにします

伺ったのがバー・ブラッセリー「LE KHEDIVE」
日本でいうところの食事もできる大衆酒場といったところでしょうか
 

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「フランスでは生牡蠣を一年中食べる。いや生牡蠣しか食べない」
ということで早速、生牡蠣を頼むことに
フランスで牡蠣といえば、このブロン種を思い浮かべますが、実際には日本でもおなじみの細長い牡蠣もあります
どちらかというとこちらの方が多く消費されているんだとか
 

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もちろんシャンパンも頼みます
流石エペルネはシャンパンの街、ごくごく普通にシャンパンがグラス売りされていました
しかもマグナム瓶のコルクがなんの躊躇もなく抜かれています
 

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いや〜丁度季節だったらしく
たっぷりと身の詰まった牡蠣は絶品でした

ふと周りを見回すと皆さん同様に牡蠣とシャンパンでやっいます
ただ昼食としてはいまいちお腹に残らないのでもう一品
隣の方が食べていたガーデンサラダが美味しそうだったので、こいつも頼みます
ついでにテーブルに置かれた生ビールの宣材にもつられました

初めて訪れた街でふらり立ち寄ったお店でしたが、雰囲気も良く安くて美味しい
いかにもフランスのブラッセリーらしいお店で食事を取ることができました
 


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さて「フランスを救った日本の牡蠣」ですが後日談があります

昨年の震災により壊滅的な被害を受けた宮城県三陸の牡蠣
そんな牡蠣業者の窮地を救おうとフランスから手が差し伸べられています

その名も「France o-kaeshi(フランスお返し)」作戦
フランスのカキ養殖業者は今度は自分たちが恩返しをする番だと援助を惜しまないんだそうです

私もちょっとフランスが好きになってしまいそうです

エペルネを一回りしたあとは、もうひとつのシャンパンの故郷ランスに向かいます
タクシーでもそんなにかからないでしょうが、折角なのでTER(列車)にしました
そう最近は海外で鉄道に乗ってどこかに出掛けるというのがマイブームなんです
 

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エペルネからランスに向けてのTERはそんなに数は出ていないので、発車時刻を調べ駅へ
ちょっと早め駅につきましたが、乗りこむTERはエペルネ駅が始発だったらしく列車はすでにホームにありました
さっそく駅で切符を買い、自動改札機でスタンプを押したらホームへ
料金はエペルネ~ランスが€6.4とちょっと高めでした
 

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乗りこむTER(列車)は割合新しいモデルでした
日本同様モータリゼーションの発達でフランス国鉄は一時期ローカル線の廃止を検討したそうですが、ローカル線の廃止は地方経済の衰退につながると地域圏が地方交通政策を主導するようになり
地域の列車としてこうしたTER(列車)が導入されたようです
 

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車両に乗り込む人もいないので、ここでちょっと撮テツです 

座席はかなりゆったりとしたタイプ
テーブルの着いた座席もありました
まあ普段さほど混みあうことはないという事なのかもしれませんが
 

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キャンピングカーオーナーの私としてはこうした列車の設備で一番気になるのがトイレですが、TGVとなんら遜色のないトイレ設備が設置されていました
これきっと高いんだろうな~
 

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楽しみにしていた車窓ですが、これが私の住む北海道となんら変わり映えのしない景色
ちょこちょこ見かけた「ヤドリギ」すら道東の車窓そのものでした

ただ丘陵に植えられたぶどう畑が、新鮮な景色でした
そしてその樹はあれっとおもえるほどの低木
収穫がしやすい面もありますが、畑からの反射熱おも利用した、シャンパーニュ独特のぶどう畑の景色のようです

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そんな車窓を眺めていると、あっという間にランス到着です

エペルネに続きシャンパン醸造の一大中心地ランスにやってきました
ここランスには「マム」「ポメリー」「ヴーヴ・クリコ」など
世界に名をはせたシャンパンハウスが集中するシャンパンの故郷として有名ですが、フランス歴代の王の戴冠式が行われたノートルダム大聖堂のある歴史ある街でもあります
ゆっくり見て回れれれば良いのですが、弾丸旅行が常の私どもにはそれは無理
効率的に回るため、まずは駅前の観光案内所にいき情報を仕入れることに
どうやら事前に調べておいたシャンパンハウスは近くにあるようで、歩いて向かうことにします
 

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今回向かったのはマムとかヴーヴクリコのような日本でもおなじみのシャンパンハウスではなく、ちょっとマイナーなところを狙ってみました
上記のようなシャンパンは過去に飲んだこともありますし、新しい発見もしてみたいそんな思いで選んだのが・・・・
 

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年間3百万本をも生産するフランス第2位の規模を誇るシャンパン・ハウス「シャルル・ド・カサノヴ」(Charles de Cazanove)
1811年創業とその歴史は古く
イギリス王のエドワード7世を初めとする数多の王妃や政治家から愛されたシャンパンで、かつてはエール・フランス航空でも利用されたれたこともあったんだとか

けれどここに来るまでそんなシャンパンハウスがあるなど露知らずでした
 

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ぶどう畑や醸造所などは別の場所にあるようで、ここは倉庫と配送のための場所のようです
事務所にはシャンパンの瓶がタワーのように高く積まれていました
 

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ビジター用のワインツアーコースは時間の関係で残念ながら参加できませんでした
(このへんは下調べが不足していました)
 

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が、もちろんここで試飲していきます
前述のように歴史と実績のあるシャンパンハウス
スタッフの方も自信ありげの表情で注いでくれました
 

 
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このシャルル・ド・カサノヴ
日本には輸出していないと思いきや、先日コストコに並んでいるのを見つけました
早速ロゼを2本購入
確か2,800円くらいだったかと思います
直売価格が€23ですから、コストコは上手に仕入れていますね
 

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今度ランスのこのシャンパンハウスを思い起こしながら開けることにします
いや〜ランスではいいものに出会いました

昨年4月、ランス市内を南東に縦断する 路面電車(トラム)が開通しました
御覧の通りトラムのデザインも洒落ていて、しかも路面電車特有の架線もありません
そのおかげかレトロな石造りの街並みにもうまくマッチしていました

架線が無いのは、なにやら地表集電システムとやらで給電されている為らしい
 

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ランス駅の観光案内所でもこのトラムで回りなさいと勧められましたし
海外テツとして、ここはトラムに乗らぬわけにはいきません

けれど乗り方が判らない
そこで道行く他の乗客に聞いてみると
先に自動券売機でカードを買っておき、それを機械にかざして乗り込むのだとか
 

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トラムの停留所を見渡すとありました
自動券売機です
1回限りの乗車券ではなく1時間内乗り放題で幾らというシステムでした

1時間内・€1.2を選択し、乗車人数を入力
コインを入れると、これで良いか?と聞いてくるので
OKすると出てきたのがこのカードです


そうこうしている間にトラムがやってきました
かなり頻繁に運行されているようです
 

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さっそくさっき購入したカードを機械にかざし乗り込みます

ゆっくり運行されるランスのトラム
古い街並みもよく見ることが出来ましたし、乗り心地も含めなかなかなものでした 
 

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現在このランスにはルーヴル美術館の別館
「ルーヴル・ランス」が建築中で今年12月には開館だとか
日本人の設計とということもありますし、また訪れてみたいものです

その際はこのトラムをもう少し上手に使いこなしたいですね

ランスのノートルダム大聖堂

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長く続いた英仏百年戦争が終わりかけた頃
イングランドに半分近く占領されてしまったフランスでしたが
そこに英雄?ジャンヌ・ダルクが現れ
フランス王太子だったシャルルに謁見し「私に兵を。オルレアンを解放し、一緒にランスへ」とのたまったんだとか
そしてその言葉通りににオルレアンを開放、さらに勝利を重ね、本当にシャルルをランスでフランス王シャルル7世として戴冠させました

そしてその戴冠式が行われたのが、このランスのノートルダム大聖堂だそうです
入口近くにジャンヌ・ダルクの銅像がありました
 

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さてそんなランスのノートルダム大聖堂に潜入です
中では蝋燭に火が灯され祈りが捧げられています
そんな大聖堂の一番奥には有名なシャガールの制作したステンドグラスがありました

別段キリスト教徒ってわけではありませんが、こういった場所に居るとなんとなくではありますが厳粛な気持ちになります
 

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朝から歩き続けていましたので、この辺でちょっと休憩
ノートルダム大聖堂を出たところにある、ランス美術館の向かいにあるカフェ
「Le Café du Palais」 で一息入れます
 

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店内は絵画が所狭しと並べられ
レトロな雰囲気漂うカフェでした
 

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予約したTGVの時間が近づいてきたのでトラムでランス駅へ
そんなランス駅前には、お祭りの屋台がたくさん並んでいます
 

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射的などのゲームが中心のようですが、その景品には見覚えのあるものが・・・
そうサンリオキャラクター「ハロー・キティ」のヌイグルミでした
アジア各国でキティのグッズを見かけますが、ここフランスでも人気のようです
他にもカリメロのヌイグルミもありましたが、これも日本とイタリアの合作アニメのキャラクターですね
 

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さて次はいよいよTGV乗車
フランス版新幹線でパリに帰ります

TGVに乗車・ランス~パリ東駅

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ランス駅に停車している「TGV Réseau(レゾ)」
アルストム・トランスポール社製の第三世代のTGVです
そうランスからパリへの帰路は楽しみにしていたTGV乗車となりました
 

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チケットは渡仏の2日前、ギリギリになってから日本から「TGV-Europe」のWebサイトを通じて予約しておきプリントアウトしたチケットを持参してきました
それにしてもこのTGV-Europeってサイト使いづらいようです

実は今回のパリ行きはいろいろあって最終的に行こう決めたのは渡仏の3日前
1週間前ならもう少し簡単に使える日本語サイトから予約できたんですけど仕方ありませんね
もちろん早割もききませんでした
 

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(TGV-EuropeのHPより、クリックするとサイトにジャンプします)
 

第三世代とはいえTGV Réseauも運用開始から10年以上が経過したことから
古びた内装の改修が行われたそうです
改修にはレカロ社、クリスチャン・ラクロワ、ケンゾー名だたるデザイナーがコンペを行い、その中からラクロワデザインが選ばれたそうです
(レカロデザインのTGVって乗ってみたい気もしますが)

さて写真はそのラクロワデザインによる二等車内
おしゃれですね
 

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一等車のシックなデザイン、これもラクロワの手によるものです
ちなみにTGVに乗車するのは今回が初めて
折角の機会でもありますし、一等車を予約しておきました
進行方向に背を向けて乗るのはいやなので、もちろん進行方向向きの席での予約です
そうTGVのシートは中央のテーブル席を挟んで向きが逆になります
しかもシートの方向は固定されていて、日本の列車のようにシートの方向を変えれないんです

 
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このTGV運行まではパリ~ランス(シャンパーニュ地域)間は以前1時間35分かかっていました
TGV東線の開通によりわずか45分で行けてしまうことになったんですが、45分程度ではフランス人は食事が出来ないようでビッフェ車はやっておりませんでした
けれどビッフェ車の壁には美味しそうな料理のメニューが掛っていました
 

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一等の座席です
二等と違い一列が2+2ではなく2+1シートのため左右に広く
ついでにフットレストとテーブルが付いていました(二等がどうだか判りませんが)
ところでフランスはバスの車内では原則飲食禁止だそうですが、TGVはOKのようです
次回はブッフェで食事か駅弁?持って乗ってみたいものです
 

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さて列車に乗ったらお約束のトイレレポート
このTGV Réseauはちょっと古い列車ということで、一昔前って感じのトイレでした
 

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そうこうしている間にTGVはパリ東駅に向けて出発
この日は朝から歩き続け疲れたせいか、すぐに眠りにつきました
気がついたらパリ東駅のホーム
車窓を楽しむもなにもありませんでした

ま、プッシュ・プルの動力集中方式であるTGVの客車の乗り心地が良かったということにしておきましょう

夜の「凱旋門」屋上からの眺め

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エッフェル塔から望むエトワール凱旋門です
パリの道がこの凱旋門を中心に伸びているのが判ります
 

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こうして遠くから眺めるのも良いのですが、どうせなら近くから見たくなるのが世の常

ところがこの日は朝早くからエペルネ・ランスとシャンパーニュ地方を駆けずり回ったせいか、ホテルに着いた途端、疲れがどっと出て外出したくない気分に襲われました
ただここは是非とも見てみたい夜の凱旋門
まだクリスマス・イルミネーションが残っている時期(1月7日)だったのできっと綺麗なことでしょう
重い腰を上げ地下鉄で向かうことにします

そう今回のフランス観光はこうして行き当たりばったりの旅だったんです

 
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地下鉄のシャルル・ド・ゴール・エトワール駅から地上に出るとそこはシャンゼリゼ大通り
そして目の前に見えるのがエトワール凱旋門です
こうしてみると結構大きいんですね
高さは50m近くあるんだそうです
地下道を渡って凱旋門の真下につきましたが、ここから眺めてもでかい

そしてここ凱旋門の下には祖国フランスのために命を捧げた大勢の兵士たちの内
身元不明の戦死者一人が代表として葬られています
この「無名戦士の墓」には 1923年以降絶えることない祈りの献火が灯っていました
 

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さてこの凱旋門、実は登れるんです
料金は€7でしたが、昨日買ったミュージアムパスがここでも使えました
いざ凱旋門に登頂開始です

登れると言っても、どこまでも続くこの螺旋階段なかなか終わりが見えてきません
284段とのことなので高層マンションでいうところの14〜15階に相当するんではないでしょうか
いや〜かなりしんどかった
 

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けれど凱旋門の屋上にはそんな疲れも不吹き飛ぶくらいの感動が待っていました
凱旋門はパリの中心、ここから放射線状に道路が伸びて街が広がったためか
パリの夜景が一望出来ました
 

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ライトアップされたエッフェル塔もなかなかなものです
 

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遠くにはモンマルトルの丘の頂にそびえるサクレ・クール寺院
眼下にはシャンゼリゼ大通り
そしてその先には昨日見たコンコルド広場の観覧車が望めました
 

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さてこの凱旋門を降りたら、さきほど見たシャンゼリゼを歩くことにします

凱旋門屋上から見えるシャンゼリゼ大通りの夜景です
このBlogちんたら更新しているので季節感がありませんが
ここに登ったのは実は今年1月7日
ラッキーなことにクリスマスイルミネーションの点灯がいまだ残っていました
 

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さてシャンゼリゼといって思い出すのが「オー・シャンゼリゼ」というシャンソン
翻訳され学校の教材になったりしていましたので私でも知っています

日本でも多くの歌手がカバー曲を歌っていました
下記の動画はそんなカバー
南沙織バージョン、YouTubeで見つけました
これ歌も良いのですが、背景の景色も素晴らしく
先般伺ったこのシャンゼリゼ大通りを思い起こしてくれます
 


 

冬の季節、しかも夜とあって寒い中でのシャンゼリゼでしたが、折角なのでちょっと散歩することにしました
歩いてみると歩道が広く歩行者天国ってな雰囲気です
このシャンゼリゼを歩けば、あのエリゼ宮まで行きつきますが、残念ながらこの日はそこまで歩く根性はありませんでした

道路の向こうにはヴィトンをはじめとしたブランドショップが立ち並びます
 

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そんなブランドショップ「LANCEL」の前に日本でもたまに見かけるキャンピングカーが信号待ちしていました
 

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「RAPIDE」というフランス生まれのキャンピングカー
シャンゼリゼのネオンにもひけを取らない洒落たデザインです

さてこのキャンピングカーを生産するRAPIDE社、フランス中西部ブルタニュー地方とノルマンディ地方に工場を持つ老舗のキャンピングカー&キャンピングトレーラーのビルダーです
ヨーロッパのキャンプ場のおよそ4割はフランスにあるというほど、キャンプ大好きな国民
夏はゆったりバカンスをとり、家族や友人と過ごすため
特にキャンピングトレーラーの所有が多く、その数は何と25万台と言われています
この翌日はノルマンディ地方に向かいましたが、あちらこちらでキャンピングカーを見かけることになりました

まあ、その話はまた後日ということで

シャンゼリゼから地下鉄でオペラ座まで帰ってきました
実はこのあとオペラ座近辺のレストランで今日一日シャンパーニュ巡りを付き合ってくれたマイミクさんと食事を約束しています
もっともその方はバレーを観劇してくるとのことなので少し遅れるとのこと
先に一杯やってることにします
 

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伺ったレストランは美味しいムール貝料理で有名なベルギー生まれのチェーン店
「レオン・ド・ブリュッセル」
ここパリ市内にも9店舗を構えているそうです

今回行ったのはオペラ座ガルニエ宮から歩いて数分の距離にあるお店です
チェーン店といっても創業1893年の老舗
本店はその名の通りベルギーのブリュッセルにあります
もっともベルギーでは「シェ・レオン」という名で営業しているそうです
 

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どちらかというと日本でいうところのファミレス
特段予約しなくても入れるという事なので予約しませんでしたが、お店はご覧のとおり満席でした
ちなみにこのときすでに夜の9時はゆうに回っていたのにかかわらずこの状態です
前日行ったプチ・ベルドーも午後7:30開店でしたが、フランス人の夕食は日本のそれとは違い少し遅いようです
もっともここはオペラ座などのある地域
オペラやコンサートに行った後、食事となるとどうしてもこんな時間になってしまいますね

予約もせずに満員のお店にいったのにもかかわらずスタッフの方は丁寧にテーブルに案内してくれました
席は全体的に狭いのですが、案内されたのはパリ街を歩く人通りの見える窓側の席でした
 

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さてオーダーです
メニューからシンプルなトラディショナル(セット料金は€16.3)を選び
前菜はコロッケをチョイス
これにパンとフライド・ポテトが付きます
 

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そしてここのメイン料理はなんといっても
このバケツのような鍋に入ったムール貝の白ワイン蒸し
味付けやトッピングに色々と種類があるようですが、今回はシンプルにただの白ワイン蒸しを頼みました
まずはその量に驚きます
当然のように頼むのは2人で一人前、これを2人でシェアしていただきます
とはいえ鍋の中のほとんどが、殻ですからさっと食べられました
ちなみにムール貝を食べ終えた鍋の底に残った出汁にパンにつけて頂きましたが、これが絶品でした


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もう少し食べたいな~と思っていたところ
隣の方が何だか美味しそうなものを頼んでいたのでそいつも頼みました
「ムール貝のグラタン、エスカルゴ風」というものだそうです

フランス語のメニューは読み込めませんでしたが、なにやら追加の€1でおかわりが可能なんだそうです


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このムール貝のグラタン
焼けたチーズの香りがたまらなく、ビールに良く合います
そんな訳かここではワインよりもビールのグラス片手に食事している方が多かったようです
やはりベルギーの料理にはベルギービールなんでしょうか

もっとも私はエペルネのブラッセリー「LE KHEDIVE」で飲んで気に入った「Pelforth」というフランスのビールがあったので、そいつをいただきます

フランスはワインと思いきやビールもいけるんですね

これだけ食べてワイン・ビールを数杯飲み2人で€40(4千円くらい)でした
堅苦しくなく、アットホームな雰囲気で帰る客が店のスタッフと握手して帰る様など人気のほどがうかがえます


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昨年はサンフランシスコでベルギービールに目覚め
今回はここレオンでベルギーの名物料理を賞味
なんだかベルギーにも行ってみたくなってきました


 
 

キリスト教文化圏では日曜は安息日にあたり
休息が義務付けられていてフランスもその例外ではない
神に愛された国なんだそうですからなおさらでしょう
最近では緩和が叫ばれていますが、実際にはほとんどのお店が休んでいました

そんな日曜日にパリで観光もないだろうと、この日はモンサンミッシェルへの観光を考えていました
休息日といえど観光地はある程度お店はやっているだろうと考えてのことです
 



 

当初TGVとバスで向かうつもりでいたが・・・・
昨日一昨日と地下鉄やTGV等で駆け回り少し疲れが溜まっていました

パリからモンサンミッシェルまでは西へ350kmほどあり
行きだけでも4時間と時間かかります、バスツアーなら楽して連れていっていけるだろうと急遽申し込んだEMI社の催行するバスツアー
「モンサンミッシェルとノルマンディーのいなか町」に参加いたしました
早朝ホテルから歩いてパレロワイヤル広場に集合バスに乗り込みます
向かうのは「ラブイユ村」という田舎町
ここでトイレタイムと朝食です
 


 

ラブイユ村はセーヌ川岸の可愛らしい小さな村
船渡し場があり渡し船が出航準備しています
ちなみにここはあの「家なき子」の作者エクトール・マロの出身地ということでマロの胸像がありました
 


 

村の中心にはゴシック様式のマドレーヌ教会があり
礼拝所を見学
もうツアーに馴染んでいます
日本語での会話で観光ができるのもいいものですね
 


 

そして朝食に訪れたクレープ屋さんでクレープとコーヒーのセット(€4.5)を頂きます
なんだかモーニングセットってな感じです
お店の入口には日の丸が掲げられていました
ツアー会社と契約しているようですが、日の丸は歓迎の意味が込められているようです
これが外国人を迎える本来の姿なのでしょう
日本人の日の丸へ対する意識の方がもしかしたら変なのかもしれません
 


 

そうそうクレープ屋さんの向かいにパン屋さんがあり
「ガレット・デ・ロワ」は切り売りされていました
そういえばここに来たのは1月初旬、ちょうどキリスト教の祭日公現祭の時期
昨日行ったエペルネのシャンパーニュ通りでこの王冠をかぶった子供連れを見かけました

私もこれフェーヴ目当てに食べてみても良かったかな
 


 

朝食を食べお腹がくちたら、後はバスでぐっすり眠りながらノルマンディ地方を目指します
気がつくとサン・マロ湾に浮かぶモンサンミッシェルが見えてきました

ちょっと手前でバスは停りここで撮影タイムとなります
まあこういったものはたいてい遠くで見るのが一番ですからね
 


 

とはいえEMIバスは世界遺産モンサンミッシェル入口へ向かいます

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