パリ東駅とTGVそして露仏首都間直行の長距離列車

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パリの観光は1日で終了、2日目はSNCFフランス国鉄を利用しシャンパーニュへ向かいます
やってきたのはパリ東駅、真っ暗でしたがもうすでに朝7時
この時期のパリはほんと日照時間が短いですね
 

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まず駅の窓口で前日に予約しておいたパリ8時36分発エペルネ行きの切符を発券してもらいます
帰路ランスからパリ東駅までのTGVのチケットは自宅でプリントして持ってきたのですが、行きは通常の列車でしたので予約番号を告げて駅の窓口で発券せねばなりませんでした
そうエペルネは小さい駅なのでTGVが止まらないんです
 


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発車までまだ時間がありますので構内をぶらぶら見学することにします
 
歴史と風格ある駅舎ですが、開業は1849年なんだとか
天井の高いドーム型の屋根が歴史の重さを感じさせますが、現代風の改札や液晶の掲示板などもマッチしていました


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さてここに早めに来たわけはこのTGVを見るためです
テツの本領発揮といったところです
ちなみにTGVの東ヨーロッパ線が開業するにあたりこのパリ東駅も大改修されたんだそうです
 

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第二・第三世代とたくさんのTGVが停車しておりました
そんな1台の客席を覗かせてもらいました

TGVは「フランスの新幹線」と紹介されることが多いのですが
違うな〜と思わせるのは、TGVの座席は回転しないということでしょう
中央のテーブル席を挟んで前後が逆転した配置になっています
そう半分の乗客が進行方向に背を向けることになります

これは回転させる技術がないのではなく、軽量化のためとも言われています

 

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写真の1等は席が2人掛+1人掛の横3列、2等にいたっても2人掛+2人掛の横4列と乗客数を稼げません
輸送料を稼ぐためか、どうしても列車の車両数が多くなってしまうようです
結果、動力集中方式のTGVでは加速性能がどうしても弱くなってしまうようです

丁度パリ東駅を発車するTGVがあったので動画で撮ってみました
日本の新幹線を見慣れている方のは一目瞭然ですね
 


 

さて今回ラッキーなことにパリ東駅で旅心を擽る極めつけの列車に出会いました
露仏首都間の直行運行の長距離列車
パリ発・ベルリン経由・モスクワ行きです
ロシア鉄道が昨年12月から運行を始めたようですが、欧州を貫く路線としては2番目に長く
ベラルーシ、ポーランド、ドイツを含む5カ国にまたがる計3,177キロを38時間前後で走るんだそうです
テツはどこの国にもいるようで、この列車のチケットはなかなか取れないんだとか

乗車口には恰幅のよさそうなロシア風の客室乗務員らしき女性の姿も見かけました
 

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パリから東欧を眺めつつロシアへ・・・
乗ってみたいものです

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2012年2月 5日 13:01に書いた記事です。

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