知床2024の最近の記事

今年の9月はシンガポールにF1を観戦に行ったり、利尻島に渡ったりとあちこち遊び歩いていたこともあり
キノコの季節だというのに、なかなか山に入ることはかないませんでした
そんななか本来なら休日出勤で仕事と思っていた土曜日、たまたまそんな仕事がなくなった事から一発奮起し日帰りで知床の山まで偵察に伺いました

知床までは車を走らせ4時間くらい、山に入り30分もたたずに目的のものは有りました
てな訳で、今年も舞いました
そう目的のものとは知床の自然の恵みから生まれた山の幸「天然舞茸」です
 

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天然の舞茸が多数生えていましたが、舞茸はこうしてミズナラの大木の根元に生えます
ただどちらかと言うと元気もりもりといった木よりは、こうして苔むして老木になった木に生えるようで
舞茸を見つける際もある程度、目安となっています
 

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ちなみにここ数年、スマホのアプリ「YAMAP」の活動日記に写真ともども記録しているので
ここ数年採った舞茸は大体の場所が登録されていて
再訪した際の目安にもなっていて大変便利なアプリです
 

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採取した天然舞茸は大小合わせて6個
全部で2kgほどで、虫食いも少なく良い物でした
 

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ということで赴任先のマンションに持ち帰った天然舞茸は天ぷらにしたのと
神内和牛の赤牛が冷凍庫に眠っていたのを思い出し、天然舞茸のすき焼きとなりました
合わせるのは佐渡島土産の天領盃酒造「貴醸酒ウラボロス」
なんだか贅沢な晩餐となりました
 

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舞茸と発生時期が同じなのか「ヤマブシタケ(山伏茸)」も多数見かけました
味噌汁に入れたり天ぷらにしたら美味しいそうなので来年はこいつも採ってこようかな

 

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ということで、今年も知床の自然の恵みをいただき感謝です
 

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知床から帰る際にいつも気になっていたお店、遠軽町安国の「食事の店 のぶりん」
なかなか時間が合わず通り過ぎることが多かったのですが、今回一大決心をし立ち寄ることに
なにもそんな決心しなくてもと思われるかもしれませんが、こののぶりん超人気のラーメン屋のようで、休日は1時間待ちが当然といったお店なんです
今回伺った際も1時間半ほど待ちましたが、店で名前と車のナンバーを告げて駐車場の車中で待つことが出来るのでさほど苦にはなりませんでした


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そんな食事の店 のぶりんのメニューがこちら
今時ラーメンの超人気店でこのコスパは驚愕です
 

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頼んだのはクロちゃんラーメン
八丁味噌をブレンドした味噌ラーメンです
 

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一緒に頼んだ、鮭おにぎりがでかい
食べずらいのですが、たくさん食べてほしいと言った愛情を感じます
 

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肝心のラーメンは黄色い縮れ麺である西山製麺の麺との相性も良く
濃厚なスープとからみ絶妙な味でした
 

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そんな濃厚なスープを飲み干すと丼の底には「ありがとうございます!」の擦れた文字が見て取れました
美味しかった、ご馳走様
スタッフの対応も良く居心地の良いお店なのですっかりファンになりました
また1時間以上の待ち時間覚悟で寄らせていただきます
 

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私が好きな風景の一つ、知床の海岸で羅臼岳から昇る日の出まえの「かわたれ時」の景色です
 

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今年の知床行第2弾
そんな知床の海岸に来た理由はこの時期がシーズンとなる秋鮭釣りです
私が秋鮭を釣る海岸近くには「斜里海岸サケ・マス釣りルール」なる真新しい看板が立っていました
 

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パンフレットが添えられていたので持ち帰って読んでみると
なにやら今年から「斜里海浜サケ・マス釣りルール」なるものが決定
定められた禁止事項、守るべき事項
ちょっと長いのですがこれは私の覚書も兼ねて綴らせていただきますので、興味のない方はさっと読み飛ばしてください

『テント常設』海岸にテントやトイレを設置したままにする行為は禁止されています。設営は24時間以内としてください。
『指定区域、期間のサケ・マス採捕』指定の区域と期間においてサケ・マスを採捕する行為は禁止されています。
『場所取り行為』杭や縄、物品で海岸や公共施設を占有する行為は禁止されています。
『指定区域、期間の立入』関係者以外立入禁止と指定された場所、了解の無い私有地への立ち入りは禁止されています。
『ゴミ、残滓の投棄』ゴミや魚の残滓(=残りかす)を海岸や河川に投棄する行為は禁止されています。
『植生への車両乗入やテント設営』砂丘植生への車両乗入やテント設営は禁止されています。
『国定公園の砂浜への車両乗入』斜里川から西側の網走国定公園では、砂浜への車両乗入が禁止されています。
『砂丘の破壊禁止』砂丘の掘削、切土は禁止されています。

これらに加えて
守るKEEP事項として
『釣竿の数は3本まで』使用する釣竿、竿立ての数は3本以内としてください。
『知床ではヒグマに特段の注意を』荷物・釣果は身に着けるか手元に置き、常に周囲を警戒し、ヒグマ出没時は荷物を残さず退避してください。
『釣る尾数は3尾まで』1日に釣るサケ・マスの尾数は3尾以内としてください。なおリリースした場合は、釣った数に含めません。
『リリースは素早く丁寧に』リリースは魚を弱らせないように素早く丁寧に行ってください。
『ウトロ漁港東港のサケ・マス釣りはご遠慮を』ウトロ漁港の東港の水域内でのサケ・マス釣りはご遠慮ください。
『焚火はご遠慮を』火災と紛らわしい煙を出す焚火は、消防署への届出が必要です。ごみの焼却は禁止されています。
『キャンプ的行為はキャンプ場で』漁港や駐車場、道路上では椅子やテーブルを設置する等のキャンプ的行為はご遠慮ください。
『迷惑駐車はご遠慮を』通行の支障となる駐車や、観光施設利用の支障となる長時間駐車はご遠慮ください
というもの
  

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そんな新ルールで挑み、4回ヒットしたものの釣果にはつながりません
キタキツネが遊びに来てくれたりもして和みましたが、それまででした
 

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秋鮭釣りに使っている釣り道具は10年ほど前に義理の父から引き継いだもの
もともとかなり使い込まれたものだったこともあり
こちらはそろそろ入れ替え時期のように感じました
もっとも釣れなかったのは私の持つ情報と腕なんですが
 

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そのほか知床に来た理由が天然の舞茸採り
伺ったのは10月初旬でしたが、季節の移り変わりは思いの外早く
舞茸の時期は終わりを告げていたようで、山では朽ち果てていたものしか見かけませんでした
ここ数年こうして朽ち果てた舞茸を見かける機会が増えましたが、もともと天然舞茸の生える場所は親から子に「一子相伝」伝わるのが、これまでの習わしのようでしたが、それが途絶え始めているのかもしれません
また来年、山に入り挑みます


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そうそう今回、写真に写っているように知床の山ではドングリを数多く見かけました
従来の数倍はドングリが林の中に落ちていたかと思われます
ちなみにドングリは数年おきに豊作になるそうですが、ドングリの豊作、凶作の周期性はクマの行動に影響をあたえるそうなので、今後の動向が気になるところです

ということでこの週の知床行で収穫は有りませんでしたが、今回の訪問でも秋の知床の自然堪能しました
 

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年に一度だけ訪れる「そば処らいうん」
ここは畑のなかにポツーンとある蕎麦屋さんです
今年も新そばの時期に訪れることが出来ました

  
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さてそんなそば処らいうん、もともとは趣味で独学で打ちはじめたそばを仲間に振る舞っていたら
是非とも店を出して提供したほうが良いと発破をかけられ始めたそば屋のようです
確かに百名山斜里岳の湧水、名水「来運の水」としれとこ斜里産蕎麦粉を使い、農家の親父が打つこだわりの蕎麦は絶品で
もうかれこれ11年にわたり毎年のように訪れるようになりました
 

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お品書きは極めてシンプル
そばは冷たいそばのみで
「もり」780円
「大もり」880円
「斜里岳もり」1,700円
ぶっかけが
「みぞれ」980円
「とろろ」980円
「なっとう」980円
といったメニューになっていて
温かいそばはなく、天ぷら類もありません
  

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ということで今回はお腹が空いていることもあり名物の斜里岳もりをいただきました
斜里岳もり(1,700円)は単純に大もり×2人前ですが
もともとその大もり自体も量が多いので、その2倍となるとかなりの盛りとなります


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我が家の奥さんの頼んだ「みぞれ」980円の普通盛りがこれですから
その盛りが想像できるかと思います
  

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ちなみに手打ちの美味しい蕎麦をお腹いっぱいいただけるのは私が知る限りここだけ
食べても食べてもなかなか減りませんが
美味しいんでするする食べられます
 

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なんとか完食、ご馳走さまでした
また来年、お邪魔いたします


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知床斜里での夜は知床斜里の串丸さんで一杯やろうと予約の上やってきました
店の玄関には「本日ご予約にて、満席となっております、よろしくお願いいたします」と書かれた貼り紙がなされておりました
 

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そうこのお店はミシュランガイド北海道2012・2017年版でビブグルマンに選出された超人気店
当日伺っても1人とかでなければなかなか入れないそんなお店のようです
 
【2012版】
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【2017版】
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店内は厨房に沿ったカウンター席と4人掛けテーブル席2卓
さほどキャパシティはないようです
そんなテーブル席の壁に毎年7月に行われる「しれとこねぶた」のポスターが貼られていますが
このしれとこねぶた、斜里町の友好都市、青森県弘前市との文化交流の中から始まった知床最大級の祭りで北海道三大行燈祭りの一つなんだそうです
今年同様の「沼田あんどんまつり」を鑑賞したこともあり、来年あたり伺ってみようかな
 

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さてまずいただくのが、酎ハイ「こだわり酒場 レモンサワー」
デカ盛りでいただくことに


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頼んだのはお任せの焼き鳥を全てタレでオーダー
まずは知床鶏 「ササミ」
 

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続いて「砂肝」
カウンターでやきとりを焼く姿を眺めつつ
焼きあがるたびに1本、1本いただくというやきとり
厨房前のカウンターのみが可能な贅沢な食事となりました
 

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「うずらのたまご」
 

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「鶏精肉」
斜里町の地鶏知床鶏もも肉は絶品でした
 

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「こにく(せせり)」
 

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続いて目の前にある本日のおすすめメニューから
斜里産秋鮭カマ、ハラス焼き(限定4個)680円
美味しかったのでこれはオス?と聞くと、なんとメスとのこと
ここで秋鮭釣りに来ていることを告げると、漁師関係の方がやっているらしく有用な情報がポツリポツリ
ついでに毎年知床に天然の舞茸を採りに来ているんだと話をすると、やはり舞茸採りにはまっている常連の方々の話だと
今年は季節のめぐりが早くもう終わったようだとの情報もいただきました
飲み屋ってこうした地域ならではの情報が手に入るのも嬉しいですね
  

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合わせるのが斜里で福司にオーダーして醸した「特別純米酒 北奏夢」
 

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最後に
「知床鶏の白レバーパテ麦香房さんのバゲット付き」1,500円
丁寧な調理で白レバーに臭みはなくまさに絶品
というかみな美味しかったご馳走様
また来週伺うことにします(言葉だけではなく本当に伺いました)
 


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10月のスポーツの日を交えた連休
昨年の実績からまだ天然の舞茸が採れるとふんで、半年ほど前からホテルを予約してありましたが
先週伺った知床斜里の焼き鳥屋 串丸さんでの情報によると、もうこの知床斜里辺りで天然の舞茸が採れることはほとんど無いとのこと
とはいえせっかく知床斜里のホテルを予約していることですし、他の観光地のホテルは連休と言う事もあり取れないでしょうから
今回は舞茸採りはあきらめ、秋の知床を観光をしようと言う事で今年3回目の知床訪問となりました

朝早くまだ薄暗い中、赴任先の滝川を発って知床五湖にやって来たはずが
タイミング悪く、受付後の事前レクチャー中に知床五湖の遊歩道に熊が出没、知床五湖は立ち入り禁止になってしまいました
 

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まぁ様子を見てまた立ち入りが出来るようになるでしょうから
熊が知床五湖から居なくなるのを確認出来るまでの間、知床をドライブすることに
まず向かったのが、神さまの贈り物「神の湖池」
ここは何度か訪れていますが、池が綺麗に見えるのは水面が波立たないよう風のない日
できれば午前中の時間帯が映えが良いように感じていたため
ちょうどそんな午前中しかも風もない小春日和といった天候で、いかにもドライブ日和だったこともあり向かいました
 

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摩周湖の伏流水でできた小さな池がこの「神の子池」ですが
深い森に囲まれながら、エメラルドブルーの冷たい水がこんこんと湧き続けています
おかげで倒木が腐らずに横たわっていて、その樹幹をオショロコマが泳いでいるのも観察できました
  

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ついでに近くにある「裏摩周展望台」を観光
摩周湖を裏側から眺める展望台
こちらのほうが標高が低く湖が良く見えるとのお触れでしたが、私が伺った時は展望台周辺の樹木がじゃましていて眺望は今一つ
前回伺った摩周湖第三展望台のほうが良かったように感じました
まぁ眺望が悪くとも、国立公園内ですからかってに伐採するわけにもいかないでしょうからね
なにわともあれ小春日和に誘われ気持ち良いドライブとなりました
 

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2022年の知床沖の観光船「KAZU Ⅰ」沈没事故以降、1年あまり運休していた知床観光船おーろら号
知床を観光するならやはりこいつは外せないと、予約の上ウトロにあるおーろら号の受付事務所に伺ったのですが
残念ながら連休中は時化のため船は運休、たとえやっていたとしてもショートカットコースのみの運行とのことでした
船酔い体質の私ですから時化での観光船は無理、あきらめることに
ということでせっかくウロロ漁港まで来ていたので「ウトロ漁協夫人部」で昼飯を食べることに
いつも並んでいる店頭に人影もなく、すんなり席に着けるというラッキーなタイミングでの入店です
 

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このウトロ漁協夫人部、その名の通りの地元漁師さん達の奥様方が漁業関係者のために運営する食堂
もっとも最近ではウニやイクラの海鮮丼が人気で観光客がこぞって訪れるそんなお店になりました
そんなこともあり人気の海鮮丼の他、定食をはじめかつ丼・ラーメン・チャーハン・カレーなどがメニューに並びます
 

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観光客に人気なのは
「三種丼」2,200円
「鮭親子丼」2,000円
「ホッケ定食」1,500円
「メンメ定食」時価
の4個のメニュー
 

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頼んだのはもちろん、一番人気の「三種丼」
これは漬けサーモンにイクラ、鮭のほぐし身の三種の鮭が具材となった贅沢な丼
しかも鮭はまさに今が旬
イクラなどは一粒ひとつぶがプリップリで大きく口の中ではじけていました
ということで美味しかったご馳走様
また来年伺います
 

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約500頭の熊が生息していると言われている知床半島
この知床半島の面積に対する熊の数は世界でもまれに見るほど多いのだそうです
知床五湖フィールドハウスにもかわいらしい熊のはく製が展示されていますが、ヒグマは国内で最大の陸上生物であり、大きなオスになると体重は400㎏を超える個体もあるほどです
そう知床半島では常に熊に対しての留意が必要となります
熊のはく製の奥に「近すぎませんか?」というポスターが貼られていますが、そこには
『2022.4.1から 国立公園・国定公園の特別地域では、ヒグマへの接近・つきまとい・餌やりは違法行為になりました。』と記載されていました
熊を見ると写真を撮りたくなる気持ちもわからないではありませんが、やはり自分の命が一番大切ですからね


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さて午前中に熊が出没し閉鎖された知床五湖でしたが、午後には再開されたと聞いて舞い戻ってきました
再度、知床五湖立入認定申請(一人250円)をしたうえでレクチャーを受けてからのスタート
 

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地上遊歩道を散策するルートは「大ループコース」が全周3.0km、「小ループコース」が全周1.6kmとなっており
今回は大ループコースにチャレンジします
とはいえ今朝がたこの大ループコースに熊が出て、コースを歩いていた方を威嚇し一度閉鎖になっただけあってちょっと心配です
 

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知床が世界遺産に指定されたかされる前に設置されたのでしょう、大ループならびに小ループコースはこうした地上遊歩道が整備されました
同じ大ループコースを2008年に回っていますが、その時はこれほど立派な地上遊歩道は有りませんでした
 

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原始の森に点在する5つの湖
まず大ループコースにて最初にたどり着いた四湖では湖に映る知床連山と色好き始めた紅葉が望めました
 

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続く三湖では羅臼岳を望みます
 

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二湖からは硫黄山が望めますが、中腹にある白い部分は「溶融硫黄」を噴出した後かと思われます
 

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一湖ではガイドと共に来られている方々がいて、私どももそのガイドの話に聞き耳を立てますが
1965年まではここ知床五湖は食用でしょうフナが放流されていて、それが今でも元気で泳ぎ回ってリるとのこと
 

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そこから先はヒグマが上らないよう造られた高架木道(ボートウォーク)が全長約800mに渡り伸びていて
ここはレクチャーを受けたりしなくとも自由に見学可能です
遠くにオホーツク海を眺められますが、ここでもよく熊が目撃されているのだとか
 

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高架木道からも羅臼岳を初めてとした知床連山が望めました
こんな感じで知床五湖大ループコースを1時間かけて散策し世界遺産知床観光を堪能しました
 

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昨年も同様に散策しましたが、明らかに季節が移ろいが早く感じ、特にキノコの季節はすでに終わっていたようでした
群生するナラタケを見つけたりもしましたが、「とって良いのは写真だけ、残して良いのは足跡だけ」といったアメリカの自然保護のスローガンのとおりここ知床五湖のルールも同様なので、ここは写真だけ撮り帰ることに
 

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知床斜里での夜は先週に引き続き知床斜里の焼き鳥屋さん「串丸」
先週末にもお邪魔しましたが、料理は美味しいうえご主人との会話なども楽しく居心地も良かったことから
この日も伺うことに
ちなみにこの日も玄関前には「本日、ご予約にて満席となっております宜しくお願い致します」との掲示がなされていました
そうこの串丸はミシュランガイド北海道2017特別版ビブグルマンに選ばれるような人気店なんです
 

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本日のメニューには焼鳥屋さんらしからぬメニューが並んでいます
特に先週来た時に頼みめちゃくちゃ美味しかった「斜里産秋鮭カマ、ハラス焼き(限定4個)」が
残念ながら「斜里産 秋鮭のフライと自家製野菜のサラダ」に代わっていました
まあ仕入れの関係でしょうからこれは仕方ありません、それに「斜里産 自家製 秋鮭の切り込み」も加わっていますのでこれは即座にオーダーします
 

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今晩はじっくり飲みたいこともあり
近くの清里に蒸留所のある「清里じゃがいも焼酎」をボトルでいれ飲むことに
ちなみに私は炭酸で、我が家の奥さんは水割りでとわがままな頼みかたをしましたが、双方いやな顔することなく用意してくれました
 

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そんなじゃがいも焼酎に合わせるのは
「斜里産 自家製 秋鮭の切り込み」 680円


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続いて人気の「清里産長芋の唐揚げ」500円
ここの女将さんの自慢の逸品らしいです
 

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焼き鳥はまず「ささみチーズ」から
 

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「とまとベーコン」と「もちベーコン」
先週伺った時に焼いているのを見てボリューム感が半端なかったのを思い出し頼んでみました
  

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「知床鶏 ささみ」
前回はオールタレで頼みましたが、今回は塩でのオーダー
 

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「知床鶏 鶏精肉」
「豚(サチク麦王)」
特にブランド豚「サチク麦王」(佐々木畜産)はその名の通り麦を飼料に
知床斜里の広い肥育豚舎の豚房といった飼育環境で手塩にかけ育てられた豚
ジューシーな肉汁がしたたる柔らかな肉が楽しめました

いや~相変わらず美味しかったごちそうさま
また来年、天然舞茸&秋鮭釣りの際にお邪魔します
  

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今シーズンの天舞茸採り&秋鮭釣りのベースとなる宿は
知床での定宿「ルートイングランディア知床斜里」
昨シーズンも同様にこのホテルを利用していますが、今シーズンも3泊させていただくなど、完全に定宿化しております
チェックインの際、公式ホームページからの予約だと自販機の飲料を一人1本サービスいただきましたが、それに加え
2泊した際などはルームクリーニングをしないで良いですか?と聞かれたときは大抵はルームクリーニングを断ります
というのも私もこうしたホテルのルームクリーニングにかかわったこともあり、連泊の際にルームクリーニングをしないでいただけると繁忙期などは大変助かるのを身に染みているからです
ちなみにルートイングランディアではルームクリーニングをしない場合、飲み物(ビール・チュウハイなど)を一人1本いただいたのも嬉しい配慮でした
 

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ゆったりとしたスペースのあるロビー
新聞が置かれていたり、コーヒーサーバーがあって自由に飲めるもの
朝の早い私には嬉しいサービスです


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部屋はツインルーム
ホテル側からは、いつも利用している事を心得てくれているようで、予約した半年前には喫煙室しか空いていなかったはずが、いつの間にか禁煙室に変更してくれていました(感謝です)
小さなテーブルと椅子が備えられていて簡単な食事などはここでもできます


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ここでオホーツクの海を眺めながら波の高さなどを確認、明日は釣れるだろうかと考えながら
飲む風呂上がりの缶ビールが最高です
そうそう1階には製氷機もあり、ハイボールや酎ハイも楽しみました
 

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後、部屋の設備はカウンター形式のデスクとテレビ
コンセントも設置されています
 

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冷蔵庫は中はカラにしてあったのですが、電源は入れられておりません
冷蔵庫の外に専用のスイッチが有りそれを入れて稼働させるようです
使われていない部屋の冷蔵庫が稼働していたりと無駄な電力を消費したりもするのでしょうから
ホテル側が考慮する節電というのは判りますが、使う側からすると冷えるまで結構な時間がかかり、これは不便極まりありません
何のために予約時にチェックインする時間を聞いてくるのかと思うことが有ります
そのほか湯沸かしポットにマグカップ・グラス、ヘアドライヤーが設置されていました
 

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風呂とトイレは一緒になった狭いユニットバスですが・・・・
 

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1階に「知床天然温泉」なる大浴場及び露天風呂があるのでこれで充分
ゆったりと手足を伸ばして入浴ができるのもこのホテルの良いところ
しかも源泉100%掛け流しのとろとろの天然の植物性モール泉です
知床に来ると山に入り虫に刺されることが多いのですが、この温泉に入るとかゆみが無くなり重宝してます
 

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(ルートイングランディア公式HPより拝借)
 

自慢の朝食は1階の花茶屋でバイキング形式
ルートインということなのでしょう、料理の品数が多いうえ
内容もよく、定番のスクランブルエッグにハム、野菜サラダ、焼魚、ソーセージ、揚げ物、焼売
最近はやりのご飯サーバーから盛られるご飯や焼き立てパンといったところ
こうした朝食が公式サイトから予約すると無料になったりします
ちなみに手前にあるのは地域限定メニューのジンギスカン鍋です
 

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タレントのコロッケさんが展開するコロッケ専門店「コロッケのころっ家」のコロッケがあったりしました
 

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さらにこうした朝食バイキングには珍しい「湯豆腐」があります
もしかして自家製(ホテルメイド)でしょうか?
 

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蒸篭で蒸された焼売が柔らかくて美味しい
 

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メニューにはいかの塩辛やいかの沖漬が日替わりで提供されていたのが私にとって非常にうれしかった
北海道限定乳酸飲料カツゲンがありましたが、こちらも毎朝頂きました
こんな感じでルートインの朝食を毎朝堪能
これで海に山へ一日元気に観光出来そうです
 

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予約していた知床観光船が残念ながら時化の為に欠航
まぁ前日に欠航は決まっていたこともあり、予定を前夜に練り上げることに
てなわけで代わりに訪れたのがこの標津サーモン科学館でした
そう標津町は日本有数の水揚げを誇るサケの町
そこにその鮭などについて学べる科学館があるとWebで調べ
今回北海道では釣りの対象魚として超人気の鮭について学ぶこととします
 

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まずは標津サーモン科学館に入ってすぐのところにある一番大きな海水の水槽「海水大水槽」
サケだけではなく、カレイ類やクロソイなど、美味しそうな標津の海の魚たちが泳いでいます
 

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メインはやはり標津川に回帰したシロザケの遡上が見られる「魚道水槽」
ペアを組んだシロザケが泳ぐ姿をガラス越しで間近に観察できますが
体の側面には、婚姻色がくっきりと浮き出ています、このペア夫婦でしょうか?
 

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続いて「イトウ コーナー」
そうイトウもサケの仲間
道東と言えば、幻の巨大魚イトウ
最大で2.1mに達した個体もいるというイトウは
その希少さと大きさから釣り人から人気が高く「幻の魚」とも呼ばれている魚です
釣りでイトウと言うとどうしても昨年朱鞠内湖にイトウ釣りに来ていた男性がヒグマ襲われて死亡した事件を思い出してしまいます
 

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ここには大小さまざまなイトウがサイズ別で水槽に展示されています
こんあサイズでも釣れたら嬉しいだろな
 

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人気のチョウザメ指パク体験
そうチョウザメに歯は有りません
 

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特別展「鮭ちょうちん 和紙がつむぐ物語」では
標津町産ノリウツギを原料にし、町民が作ったイクラをイメージしたちょうちんが並んでいました
文化財修復に使われる伝統和紙である宇陀紙に使われるノリウツギはここ標津でも再び生産されるようになったとこのとでした
 

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この科学館の外観からあるだろうと想像できた展望台
地上30mの高さから、知床連山、国後島、標津川など標津周辺の雄大な景色が望めました
ただ国後島はよく見えないこともあり、羅臼国後展望塔から望むためそちらに向かいます


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羅臼町の市街地から狭い道を登り切った海抜167mの高台にある「望郷の森」
ここに羅臼国後展望塔がありました
 

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屋上の展望デッキからは国後島の姿を一望することが出来ます
設置された双眼鏡は無料
運が良ければ根室海峡を優雅に泳ぎ回る巨大なクジラの姿を拝むこともできるのだとか
  

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ここからは現在、ロシアに実行支配されている北方領土の国後島がよく見えます
国後島までの直線距離はわずか25kmほど
そんなこともあり羅臼町には国後島など北方領土からの引き揚げ者も多いのだそうです

「羅臼国後展望塔」は、返還運動により、一日も早い北方領土の返還を目指すために開設された施設
施設内には、北方領土問題を解説した展示コーナーもあり
私も北方四島(歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島)の1日も早い返還を願って返還要求に署名してきました
 

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羅臼国後展望塔で北方領土返還要求署名したあと、国道335号線のくねくねした山道を抜け反対側のウトロを目指しますが
途中山頂の知床峠で一休み
デンと聳えていた知床連山の主峰「羅臼岳(チャチャ・ヌプリ)」が望めましたが、風がものすごく強く早々に立ち去りました
 

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スポーツの日となった10月14日は知床ネイチャーガイドによる
「絶景!原始の森けもの道ガイドウォーク」シンラ(知床自然ガイドツアー)催行に参加
知床の絶景を堪能しつつ、自然(特に熊)について学んでまいりました


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いつヒグマが出るかもしれない知床の原生林
時々クマとも遭遇すると話すガイドさんに連れられ森の中へと分け入っていきます
途中説明を受けたのが下の写真の窪んだ部分
ここは冬の間ヒグマが冬眠のために掘って使っていた穴の空洞が崩れた跡との事でした
  

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原生林に生えた樹木にはクマ付けられた爪痕もありました
これはアイゼンのような爪を持つクマの手足で付けられたものとガイドさんが解説していました
クマは木に登って、木の実を食べることが有りますが
この跡はそんあクマが木に登る際に付けられた樹皮が剥がれた爪痕が点々と残されていました
 

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もっとも爪痕が付けられたのは最近のことではなく
その後、樹木は成長し爪痕は徐々に広がっていったそうです
 

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残念ながら・・いやもとい、ラッキーなことにクマには出会えませんでしたが、運よく雄鹿には出くわしました
 

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断崖絶壁の入り江
ここに来るには船で来るか、こうしたガイドツアーで行くかしかありませんが
中にはフリーで来ていた方もいらっしゃいました
まぁ本人次第なんでしょうけど、ここはクマの巣のような場所なんで
やはりツアーで巡るのが一番のようです
 

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崖の壁面から流れ出し、海へと落ちる「男の涙」と呼ばれる湯の華の滝
滝の落差は80mくらいだそうです
 

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2年前の知床観光船事故の事故当日、自然ガイドが見た出航後のカズワンとみられる船の目撃地点がここだったそうです
 


 

森の中にはエゾシカが樹皮をはいで食べた樹木をいたるところで見ることになりました
ガイドさんの話ではエゾシカにも好みがあるらしく、オヒョウの木やハルニレが狙われやすいのだとか
ただ木は、根から吸い上げた栄養や水分を表面の皮を通して枝や葉に取り込んでいくことから
写真のように樹木の皮をはがされた木はやがて朽ちていくことになります
 

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鹿の恋の季節(発情期)にはオス鹿は泥に自分のおしっこを混ぜて前脚でかきまぜて、胸の毛や角、体全体に塗り付けてメス鹿にモテるように化粧をします
いわゆる「ぬた打ち」をします
そんなぬた打ちに使われた「沼田場」がこれなんだそうです
 

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「象の鼻の岬」と呼ばれていてる岩肌剥き出しの岬とその先に続く知床半島
まさに絶景でした
こうしたクマの生活エリアに分け入らせていただきガイドウォークを楽しませてもらえたのも
ただただクマスプレーを携えクマの動向に聞き耳を立てていたガイドさんあってこそ
今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました


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知床観光の後は知床斜里に新たにできた多国籍居酒屋いた吉で創作料理いただこうと
予約の上、伺うことに
 

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このお店、食事の最中にFacebookにUPしたところ
キャンピングカー仲間のSさんが、即座にコメントをいただきました
それによると「板さんによろしくお伝えくださいませ♪20年以上前からの知り合いですw」とのこと
 

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さて肝心の料理ですが、突き出しは
「数の子、クリームチーズ」
聞く処によるとBYO可能と言う事で
今回は農口尚彦研究科の純米無濾過生原酒五百万石持ち込みさせていただきそれと合わせました
 

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次は【当店の看板商品】人気NO.1
「鶏のからあげ」
タイ産スィートチリソース添え
 

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そして人気NO.2
【1人1本が定番】
「生春巻き」大葉・もやし・豚肉・蒸しえび・落花生が入ります


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人気メニューばかり頼んでいましたが、メニューをよく見るとそんな人気メニューを集めた
盛り合わせなるものを発見、多少ダブるかと思いましたがオーダーさせていただきます
それが
「牡蠣の燻製オイル漬け」
「ガーリックシュリンプ」
「自家製レバーペースト」
「いた吉のポテサラ」
「れんこん明太子」
「いた吉やっこ」
そして春巻きは本来なら先ほど食べた「生春巻き」なんですが、ダブらないように気を使っていただき「揚げ春巻き」に代わっていました
これはビールでしょうとばかりに生ビールもオーダー
サッポロクラシックという銘柄も私には嬉しい


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最後に特製おでん盛り7種で〆
こうして店主自慢の創作料理をいただきましたが、満足する料理のオンパレード
レベルの高さにただただ感嘆
また斜里にきたら伺わせていただきます
 

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