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余市防備隊のある余市港に入港している海上自衛隊の艦艇「わかたか」
この船ははやぶさ型ミサイル艇の2番艇
1万6千馬力のガスタービンエンジンでウォータージェット推進器を駆動、最大44ノット(約80km/h)の高速航行で目標に迫る高速戦闘艇で
軍用航空機の世界でいう「迎撃機」の存在と似ていることから、海の迎撃機と呼ばれている艦艇です
まぁ1999年に能登半島沖不審船事件が発生、日本の近海で北朝鮮による工作船が暗躍されたことから高速艇の必要性がでて造られた船と言っても過言ではないかもしれません
 

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このコンパクトな船体の艇尾にはに大火力90式艦対艦誘導弾の連装発射機が2基搭載、艦対艦ミサイル(SSM)を積んでいますが、
この小さな艦のなかには6畳間ほどの広さのCIC(Combat Information Center=戦闘指揮所)まであり、少数精鋭の海上自衛隊員により運用されているそうです
ただこのわかたかも起工が2000年と古く、今後は退役し代替として「もがみ型護衛艦(FFM)」に代わる予定だそうです
もがみ型護衛艦は2022年に行われた2022年 海上自衛隊 国際観艦式にて実際に乗艦してきましたので、その艦艇のサイズもある程度想像できます
ということで今回この余市港で北の守り人として配備され、やがて対艦する「わかたか」をまじかに見ることが出来ました
 

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さてこの余市港ではマメイカ釣りやホッケ、ニシンなどが釣れる漁港としても有名ですが
この日は大量のイワシの群れが港に入港していました
写真ではわかりづらいのですが、イワシが背の青い魚「青魚」だというのがよくわかる風景です
 

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そんな青々としたイワシたち
後日、新聞でも報道されたのでご存じの方も多いかもしれません
 

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余市港で海上自衛隊の艦艇わかたかとイワシの群れを見た後は
余市港近くの港町に工房と店舗を構え
港町ならではの新鮮な魚介を中心とした様々な食材の燻製を製造販売している
「南保留太郎商店」に伺いました
ここに来るのは小樽勤務時代以来ですから8年ぶりでしょうか


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ディスプレーされた「鮭冬葉」などの燻製
ちなみにお店の方に撮影許可は取っています
  

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他にも「ほっけ」や「甘えび」
「くるみ」「ミックスナッツ」など常温で売られているものや
 


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冷蔵ショーケスには
「さんま」や「鯖」「蛸」「鮭カマ」「タマゴ」など
いかにも酒の肴にピッタリの燻製が販売されていました
ということで今宵の晩酌用に胡桃、豆腐そして枝豆の燻製買って帰ります
 


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帰ってから沼田町クラフトビールを飲みつつ
美味しく頂きました
ちなみに私も屋外で燻製器を使ったり
自宅のキッチンでパナソニックのスモーク&ロースター「けむらん亭」を使い燻製づくりしますが
なかなかこう美味く燻せません
また余市に行ったら伺わせてもらい、研究させていただきます
 

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ここに来る前日、急遽思い付き訪れた「ニッカウヰスキー余市蒸留所」
酒蔵の見学ツアーに参加したくて朝早くに伺ったのですが
蒸留所の玄関にあるこの看板をみて初めて、製造エリアの見学ガイドツアーがネットや電話での完全事前予約制だという事に気づかされました
少し早めにやってきて受付でお願いすれば見学ガイドツアーに参加できるだろうと目論んでいたですが、あまりにも甘々でした
昨今は日本で醸造されたウイスキーが大人気で年代物は入手困難になっているほどの人気だという事を忘れていました
前回の訪問の際には直前に予約してすぐに入れただけに、時代の変化を感じました
  

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もっともそんな看板を見て諦めたりするほど、私の往生際は良くは有りません
先ずはコーヒーとともに朝飯を食べつつ余市蒸留所の営業時間開始を待つことに
コンビニかどこかで、それまで時間つぶしをしようと思いましたが
Webをググると丁度よさそうなお店を見つけました
それが自家焙煎のコーヒーショップ「スリーバード」
経営する藤井さんご夫婦は、ここに来る前は黒松内で移動販売のコーヒーショップをやっていたそうですが
もしかしたら以前、道の駅黒松内で飲んだ美味しいコーヒーがそうだったのかもしれません
 

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余市では珍しく朝8時からやっているうえ
サンドイッチなどパンが美味しいと評判のようで
棚にはボリューミーで美味しそうなサンドイッチが並びます
 

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とう言うことで、お店のイートインで自家焙煎のモーニングコーヒーをオリジナルのマグカップでいただき
サラミチーズクロワッサンと海老かつサンドイッチといった優雅な朝食を頂きつつ
余市蒸留所の営業時間まで待つことに
ちなみにサンドイッチはかなり美味しく、なるほど次から次へとお客さんが来られたのも納得がいきました
 

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美味しいと感じたのは我が家の奥さんも同様で
帰りにはオリジナルチーズケーキ・クロワッサンサンドをいつの間にか土産にしていたくらいです
 

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ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学ガイドツアー
まぁ窓口で頼めば入れてくれるだろうと軽く考えていたたのですが
入口の看板を見て「完全事前予約制」と知り、この日は見学は無理かと思えましたが
営業時間とともに電話連絡をし、何とか2回目(9:30~)のガイドツアーに空きがあり参加できる運びとなりました
いや~今回はニッカウヰスキーさんありがとうございました
次回伺うときは必ず2日前までに事前予約の上で伺わせていだきます


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ビジターセンターでまず余市蒸溜所の紹介ムービーや今回の見学ガイドツアーについての説明を受けたのち、ガイドさんに導かれツアースタート
まずは重要文化財「乾燥塔(キルン塔)」から
この建物は発芽した大麦をピートでいぶしながら乾燥させ、麦芽をつくる施設だったのですが、国産の大麦麦芽はどうしても値段が高く輸入品の3倍くらいという理由から
現在では大麦麦芽は基本的に海外から輸入したものを使っているそうです
とのことでこの乾燥塔は残念ながら使われていないとのことでした
   

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単身スコットランドへ渡り、ウイスキー造りを学んだ竹鶴政孝ですが
最愛の妻・リタの故郷であるスコットランドに似たここ余市町の気候や風土を愛し、この地を選んだそうですが
ウイスキー造りに欠かせない麦芽造りに必要な「ピート」
(これなニッカミュージアムに展示されていたものです)
ここ余市では泥炭が豊富に採れることも、余市が竹鶴政孝の眼鏡にかなった理由のようだと
何かの本で読んだ記憶があります
 

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ガイドさんの説明を聞きながら製造や貯蔵の様子を見学しますが
1回のツアーには参加者約25名に対しガイドさん1名がついて解説いただきました
次に向かったのが「粉砕・糖化棟」(写真右)
大麦麦芽を粉砕して、約60℃の温水で撹拌・糖化させ
次の工程である「醗酵棟」(写真左)に送られます
それと大麦麦芽を粉砕したときの破砕ごみや、次の工程で麦汁を作った際の残留物「麦芽カス」は、集められ肥料や飼料として出荷されるのだとか
なかなかサスティナブルな設備ですね


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「醗酵棟」は中に入り、タンクなどを見ながらガイドさんからの説明を受けました
ここで糖化液を醗酵させて麦汁(もろみ)が作られます
と・・・ここまでの工程はビールとそっくりです
次にできあがった麦汁は、地下のパイプを通って「蒸溜棟」へ
そう屋外にパイプを通すと厳冬期は氷っちゃいますからね
  

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蒸溜所見学ガイドツアー最大の見せ場がこの
「蒸溜棟」
いかにも蒸溜所らしい景色ですね
ちなみにポットスチルの上部には、しめ縄が一つひとつ丁寧に巻かれていますが
これは竹鶴政孝が江戸時代中期から続く老舗蔵「竹鶴酒造」で三男として生まれているのがその理由のようです
ここで麦芽をポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で2回蒸溜して
原酒(ニューポット)が出来上がります
  

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そしてここ余市蒸溜所の一番の特徴である伝統的な石炭直火蒸溜
ラッキーなことに目の前で炉に石炭を入れる様子を見ることが出来ましたが、この石炭直火蒸溜により力強く重厚なモルトウイスキーがつくられるのだそうです
  

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次に案内されたのが「旧事務所」これも重要文化財だそう
竹鶴政孝の執務室として1934年7月に建てらたものです
 

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私が見たかったのは、その脇に立てられたこの標識柱
「余市町指定文化財 大日本果汁株式会社(ニッカウヰスキー)」と書かれていますが
ニッカの社名はこのリンゴ果汁を売っていた大日本果汁から始まったようで
NHK連続テレビ小説「マッサン」でも、主人公の亀山政春がリンゴジュースを「リンゴ汁」として病院などを取引相手に売っていたのを思い起こしました
  

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旧事務所はガラスで仕切られていましたが
内部も見学可能で中には応接セットや金庫が展示され当時の様子を再現していました
 

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1984年までの約50年間、ニッカウヰスキーの研究室として使用した建物は
現在「リタハウス」として残されていました
一時期、喫茶室として利用されていたこともあったそうです
ブレンダーの設備なんかディスプレーして
リタの故郷の紅茶など飲めたらいいな~なんて思わせる建物ですね
 

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さて、ウイスキー製造で特徴的な製造過程「貯蔵」で必要なウイスキーを樽詰めしたものを貯蔵する貯蔵庫群が見て取れますが
余市蒸溜所の貯蔵庫は本場スコットランドと同様の外見で、外壁は石づくりで夏でも冷気が保てるように設計されているそうです
さて蒸留された原酒は無色透明でアルコールの刺激が強く残り荒々しくて飲みづらいものですが、そんな荒々しさを抑え込むために樽を活用した「熟成(マチュレーション)」という製造工程が必要となり、樽に詰められた原酒はこれらの貯蔵庫に長期間貯蔵されます
  

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見学ガイドツアーではガイドさんに見学用の「一号貯蔵庫」に案内され内部が見学できました
一号の名の通り創業時に建てられた貯蔵庫ですが
「樽が呼吸をする」過程で原酒が熟成され円熟感が増して美味しいウイスキーに変化するようです
ここでガイドさんから樽の中がどこかに消える「天使の分け前(エンジェルズシェア)」についての
お決まりの説明が写真右にある中の見える樽で説明していました
 

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ニッカウヰスキーの名のある樽が見て取れますが、昨今こうした樽を造る職人が激減しているそうですが
ニッカウヰスキーには高校卒業後入社した、生粋の職人たちがいて将来のウイスキー造りを支えているそうです
なんだか頼もしい話ですね
 

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蒸溜所見学ガイドツアーを終えたら
次に向かうのはテイスティングホールへ
ここで見学者さんの足取りは一段と軽やかになりました
 

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テイスティングホールは大型観光バスが複数台来ても対応できるよう
席もスタッフも用意されているが、こうした対応は数十年前から行われているのが素晴らしいですね
 

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ここで試飲(無料)出来るのは
「余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の3種類のセット
 

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ということで先ほどまで見学して歩いた貯蔵庫や製造施設を眺めつついただきますが
残念ながら私は車の運転が有るので飲めません
 

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試飲がすんだら次はニッカミュージアムへ
貯蔵庫を改装したウイスキーのミュージアム
  

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ここのメインは何といっれも
有料テイスティングバー
普段なかなか手に入らない希少なウイスキーがここなら飲むことが可能
やはりここは車で来るところではないと
この時悟りました
 

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「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝が創業したニッカウヰスキー
竹鶴政孝の生い立ちやスコットランド留学、ニッカ創業のストーリーを紹介するこのコーナーは「竹鶴イズム」と呼ばれ
スコットランドでの蒸溜所実習記録が展示されていますが
これは竹鶴政孝が「万年筆一本でスコットランドの秘宝を盗んだ」とまで比喩される展示でもありました
今から約100年前に使われていた、歴史的な竹鶴政孝のパスポートも展示
当時を鑑みると旅心をくすぐる展示です
  

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最後に最愛の妻リタを失った竹鶴政孝
リタを亡くしてショックを受けていた竹鶴政孝を再び立ち上がらせてくれた原動力でもあったというスーパーニッカ
その昔、日本にはウイスキーブームというものが有り、その時の私の憧れがそんなスーパーニッカでした
いまではブラックニッカをハイボールで晩酌に頂いている私ですがたまにスーパーニッカを見かけるとその時を思い起こしました
 

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こんな感じでニッカウヰスキー余市蒸留所のい製造工程見学ガイドツアーは終了
なかなかためになるお話が聞け楽しませてもらいました
ただここは有料試飲が素晴らしく、次回は泊まるかJRで来ることにします

ニッカウヰスキー余市蒸留所のある余市町は日本屈指のワイン用ブドウの産地でもあります
ワイナリーも数多くあり、余市蒸留所見学ガイドツアーを終えた後は
8万平方メートルのブドウ畑の丘の上に位置する、同じ余市町にある「オチガビワイナリー」へ
山道を登った先にあるワイナリー手前には傾斜地に広がる雪景色のブドウ畑が見て取れました
 

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ここは「日本一のワイナリー」を目指す落希一郎さんが、2012年に設立され
自社畑などで収穫した余市産ブドウだけを自社醸造をする、本格的なワイン造りを信念としているワイナリーです
元は新潟のワイナリー「カーブドッチ」を経営されていたそうですが、地球温暖化を考慮し余市にワイン造りの場を移したそうです
そういえばこの温暖化の影響は深刻でワインの産地として有名なフランス南西部のボルドーでは、あと10〜20年で土地固有のぶどうは作れなくなるだろうと言われているそうです
ここ余市でもその昔はケルナー、バッカス、ツヴァイゲルトレーベといった寒冷なワイン産地での栽培可能なドイツ系品種が多かったそうですが、最近ではフランス系品種のピノ・ノアール、シャルドネ、ゲヴュルツトラミナーがよく成熟するんだそうです
 

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木のぬくもりを生かした上品で落ち着きあるショップには暖炉が見て取れ
店内には自社ワインがずらりと並んでいました
そして奥には眺めの良いレストランがありました
 

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ショップのカウンターでは周囲の斜面に広がるぶどう畑を眺めつつ
試飲カウンターにて好きなワインを3種類を、なんと550円で試飲することができます
 

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メニューはこちら
【赤ワイン】
「ヴァン・ルージュ」ウイスキーのようなブレンドされた赤ワイン
「ツヴァイゲルトレーベ」
「ドルンフェルダー」
「キュベ・カベルネ」
「ピノ・ノワール」ブルゴーニュ地方の代表品種
そしてあまり馴染みのない名の「アコロン」
 

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続いて
【スパークリングワイン】
「シャルドネスパークリング」定番中の定番ですね
「バッカス・スパークリング」
「ルージュ・スパークリング」その名の通り真っ赤なスパークリングワイン

【白ワイン】
「ヴァン・ブラン」これまたウイスキーのようにブレンドされた白ワイン
「ケルナー」北海道の白ワインの代表格
「シャルドネ 黒ラベル・白ラベル」
  スタッフから聞いたところ、黒ラベルはフレンチ・オーク樽で熟成させた樽香の効いたものだそうです、これは飲まないわけにはいかなそう
「ゲヴェルツトラミナー」アルザスの代表品種
「ピノ・グリ」高級白ワイン品種ですね
 


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我が家の奥さんが試飲したのは
「シャルドネ黒ラベル2022」スタッフから樽香を楽しんでと言われたやつ
「ピノグリ2022」
「アコロン2021」ワイナリーから見える南向き斜面にこのぶどうが1300本植わっているそうで将来の優良株です
 

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にしても運転手は辛い、ワイナリーは車で来るところではないようです
といいうことで次回はJRの一日散歩切符で来ることにしよう
その時は玄関先で見たこの
庭のテーブルでオススメ4種のワイン+おつまみを1,620円で試せる「ガーデンテイスティング」をもう少し夏らしくなったら伺い試したいものです
 

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余市まで来たことから、寿司か海鮮丼でランチにしようとやってきたのが
いかにも田舎の寿司屋の風貌ですが、かえって普段使いが出来る雰囲気のお寿司屋さんで
実は余市の隠れた名店の誉れ高い「浜善」
小樽勤務時代にこの店の前を通りかかった際に、いかにも地元らしき方が訪れているのを見かけ気になっていて、いつか寄ろうと考えていたお店でした
 

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予約の上、伺いましたがテーブルには持ち帰り用につくられた寿司がずらり並びます
そう以前この店の前を通りかかった際にいかにも地元の方が多く来ていたというのは、どうやら持ち帰り寿司が人気で取りに来ていた方々だったようです
しかも店の厨房前の壁には「白うおの天ぷら」「たこすみそ」「しらすおろし」などいかにも港町らしい居酒屋メニューが並んでいます
やはり今度来た際は泊まりで来なければならないようです
 

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日曜日ですが、なんとらんちメニューが有り(11:30~13:30)
ランチは9種ありました。
・すし定食、6貫1200円
・生ちらし定食、1300円
・さしみ定食 1500円
・豚カツ定食 1,200円
・エビフライ定食 1,200円
・天丼定食 1,200円
・えび天丼定食 1,200円
・天ぷら定食 1,200円
・えび天ぷら定食 1,200円
どれでも、お味噌汁か温かいお蕎麦が付きます
 

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我が家の奥さんの頼んだすし定食は寿司6貫のはずが、よく見ると7貫
白身が2貫にサーモン、えび、まぐろ、ホッキ、いか
 

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私はと言うと(海鮮)生ちらし定食
小鉢・サラダに小ぶりな蕎麦(別盛りの天かす付き)が添えられなんと1,300円
2人合わせても2,500円と大変リーズナブルな料金で海鮮が楽しめます
 

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海鮮生チラシはカレー皿に入れられていて、おさしみは盛りが良いうえ
特にタコは港町ならではの新鮮なタコ
海老もたっぷりの味噌入りで美味しかった
ごちそうさまでした
  

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余市湾で水揚げされる「余市あんこう」
あんこうは知る人ぞ知る余市の名物で、東京の店では指名して取引されるほどのブランド品
知る人ぞ知る余市の「一鱗 新岡鮮魚店」の店先に今が旬なのかズラリと並んでいました
まぁ買って帰っても捌けないんですけどね
  

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もっとも余市の鮮魚店と言って真っ先に思い出すのが、この「柿崎商店」
いまや観光名所かしている感のあるお店ですが・・・・
  

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箱買いの「ポンタラ(真鱈)」
10匹は間違いなく入っていたのですが、ひと箱800円だったり
 

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丸々と太ったホッケが300円で売られていたりと
地元の方も立ち寄る魚介類を中心としたお店です
おかげで近くにあるスーパー(まぁイオンなんですけどね)の魚売り場のさみしさと言ったらびっくりするほどでした
  

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そんな柿崎商店で一番気になったのが
この「アンコウの肝」
豊洲あたりでも人気の余市アンコウの肝で、触手は伸びるのでが
なにぶん料理できない(作ったことがない)のが、悩みぬいて購入を躊躇させました
 

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余市の3BIRDさんを再訪し朝飯

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朝早くに余市まで来たことからJR余市駅から歩いて余市川近くにある3BIRDにやってきました
ここは今年の3月に訪れ、コーヒーが美味しかったことから、余市での朝飯はココと決めていました
 

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天井から吊り下げられたメニューには黒松内銘水ハンドドリップコーヒーとありますが
オーナーの藤田夫婦は、もともとスープカレーとピザとビールの店を札幌で8年間やったあと
弁当やコーヒーの移動販売を黒松内で7年間やっていたそうです
 

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店名の『3Bird』には、鳥のように自由に開放的な場所でありたい、鳥の止まり木のように安らげる場所でありたいという願いからつけられたのだとか
そんなこともあり店内と店の外のテラスにイートインスペースがあります
 

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さて人気の自家製パンのサンドイッチは午前中には売り切れたりもするようですが
まだ朝の9時、棚に並べられたばかりのようで選び放題でした
 

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ということで照り焼きチキンサンドと厚焼きたまごチェダーチーズをオーダー
自家焙煎で淹れたてのモーニングコーヒー(開店時間の朝7時から9時まで)はなんと200円
イートインで共に美味しくいただきました
そういや今やたまごサンドは日本を代表するグルメ
特にコンビニで普通に売られているたまごサンドは東京オリンピックで訪れた記者さんたちも絶賛している人が
多く、SNS経由でかなり海外に知れ渡りました
ここ3BIRDさんのたまごサンドは玉子焼きに加えパンもふわふわで絶品でした


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店には無農薬の野菜やお菓子、調味料、アンティーク雑貨や小物も売られていて
なんでもありな空間でした
相変わらずサンドイッチとコーヒーが美味しんでまた寄らせていただきます
 

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今年の3月、ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学ガイドツアーに参加したばかりでしたが
またまた先月11月に再訪いたしました
そんなニッカウヰスキー余市蒸留所は、日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝がウイスキーづくりの理想の地を求めてスコットランドに似た気候風土を持つ余市に建設した蒸留所
敷地内にある10棟が国の重要文化財に指定されているんだそうです
 

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但し今回は春とは違い公共交通機関であるJRを利用しての訪問
朝早くに「一日散歩きっぷ」を使いやって来ました
この一日散歩きっぷ
札幌近郊(道央圏)のJR線に1日乗り放題となるJR北海道の定番フリーきっぷですが
札幌近郊とはいえ、富良野や美瑛、小樽、余市、ニセコなどがフリーエリアに入っているお得な切符です
単純に私の家の最寄り駅である厚別駅から今回伺った余市駅までは片道1,490円、往復だと2,980円となりますが
この一日散歩きっぷだと2,540円とわずかですが、お得感があります
それに行こうと思えばニセコあたりまで乗車可能です
それと小樽駅から余市方面は交通系ICカードである、kitacaが使えませんので小樽駅で一度開札を潜らなくてはならないと言った面倒くささがあり今回利用いたしました
  

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なぜ自家用車ではなく公共交通機関なのかと言うと、ニッカ余市蒸溜所見学ガイドツアーでの無料試飲&有料試飲がしたかったがため
余市蒸溜所の重厚な石造りの正門を潜ったところで見学ガイドツアーの受付を行います
 

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ただそんな蒸溜所見学ガイドツアーは現在完全予約制となっています
数年前までは当日、受付をすませば参加できたのですが最近では予約の上伺わなければ参加できないようです
今回もWebの予約表とにらめっこしていましたが、土日はほとんど埋まっていました
そういやサントリー山崎の見学ツアーなどは、そんな予約も先着ではなく抽選になったようですね
最近のジャパニーズウイスキーの人気は絶大のようです
ニッカウヰスキー余市蒸溜所見学ガイドツアーの
所要時間は約70分、9:00~15:00まで30分ごとに開催されているとのことで
9:30開催がたまたま2名分空いていたので、2週間ほど前に予約してありました
 

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てなわけで見学ガイドツアーが開始され
まずスタッフに導かれ麦芽をつくる乾燥棟(キルン塔)からみてまわることに
ここではウイスキーの原料となる大麦を乾燥させピートの香りを着ける施設ですが、現在ではピート香が着いた大麦を輸入しており使われてはいないんだとか
ただ先日たまたまとある行事で稼働させたようで、中を覗くとピートの香りが充満しておりました
  

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次に麦芽を粉砕し麦汁をつくる「粉砕・糖化棟」
麦芽は粉砕棟で粉砕され糖化槽で甘い麦汁になるのですが残念ながら見学不可でした
かわりに見えているタンク等についても説明がありましたが
これは粉砕棟で粉砕された時に出る麦芽のカスを集める設備
なんと麦芽6トンに対して5トンもの麦芽カスができてしまうそうです
麦芽のカスとはいえ栄養はあるようで、ここで集められた廃棄物は近郊の養豚業者などが引き取られ飼料として再利用されるのだとか
そうニッカウヰスキーもSDGSな活動に取り組んでいるのですね


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もろみを醸す「醗酵棟」
ここでは麦汁に酵母を加えて醗酵させ、アルコール分8%程度のもろみを造ります
出来たもろみは地下のパイプを通って蒸溜棟に送られるのだとか
そうここは北海道、外部のパイプだと冬は凍ってしまいますからね


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そしてニッカウヰスキー余市蒸溜所で一番のインスタ映えスポット「蒸溜棟」
醗酵棟で造られたもろみを、ポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で2度蒸溜します
余市蒸溜所では現在伝統的で世界で唯一とされる「石炭直火蒸留」を行っておりますが、今回も目の前で炉に石炭を入れる様子を見学できました
ちなみにポットスチルの上部には、それぞれしめ縄が一つひとつ丁寧に巻かれていますが、これはウイスキー造りの伝統ではなく竹鶴政孝が広島県竹原市にある400年の歴史と伝統的手法を持つ竹鶴酒造の出身だからなんだそうです


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そんな余市蒸溜所ですが、創業者・竹鶴政孝によって1934年に創設されたときの事務所が今も残されています
 

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事務所の脇には余市町指定文化財と書かれた標識杭看板があり
「大日本果汁株式会社(ニッカウヰスキー㈱)工場創立当時の事務所」と記されていました
そうニッカウヰスキーは創業当時余市で栽培されたリンゴなどの果実をジュースやジャムに加工していて販売したのがはじまり
その日本果汁から『ニッカ』の名はつけられたのですね
 

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事務所は竹鶴政孝が亡くなる3年前の1979(昭和54)年まで会長室として使われたそうです
ガラス越しに内部を見学することができますが、白いカバーがかかった応接セットや執務用の机、金庫などが置かれていました


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次に訪れたのがリタハウス(旧研究棟)
研究室(ブレンダー室)としてブラックニッカシリーズやスーパーニッカなど、数々の名ブレンドがここから生まれました
以前は英国式のアフタヌーンティーが飲める喫茶室でもあったそうです
  

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最後に訪れたのは創業時に建てられた重厚な石造りの「一号貯蔵庫」
こうした倉庫でじっくりと寝かせ熟成が進み、おいしいウイスキーとなっていきますが
昨今のジャパニーズ・ウイスキーがブームとなるなかにあって増産ができないのは、こうしたウイスキーの寝かすという工程の長さがあるのかと思います
  

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ということで蒸留所見学終了後はお楽しみの試飲
試飲はニッカウヰスキー「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の3種類を飲み比べ
ストーレートでも良いのですが、ロックや水割り、ハイボールなど好みの試飲ができます
  

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ということで余市蒸溜所の倉庫群を眺めつつ
私も試飲させていただきます
そうこのためにわざわざ札幌から公共交通機関でやってきたというわけです
 

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試飲しているこのテイスティングホールには他のニッカウヰスキーも並べられていますが
ここでの無料試飲はこの3種のみ
ただこのあと伺うニッカミュージアムの有料テイスティングバーでは希少なニッカウヰスキーが飲めるとの事ですので
そちらに向かう事に
 

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ニッカウヰスキー余市蒸溜所の見学と無料試飲を済ませた後はニッカミュージアムへ
ここではニッカのウイスキーづくりや竹鶴政孝の生涯を紹介
写真はそんな竹鶴イズムのコナーで見かけた「リタの楽譜」
そして「政孝が飲みすぎを防ぐために移し替えていたものと同形状の小瓶」「政孝愛用のグラス」
こうした展示が有りました


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そして今回のお目当てだったのが余市蒸溜所内にあるテイスティング・バー NIKKA BARで
テーブルの真ん中に銅製の大きなポットスチル(蒸溜器)がディスプレイされていて雰囲気を醸し出しています
 

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余市蒸留所 試飲メニューがこちら
 

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頼むのは何はさておき、ここでしか飲めないニッカシングルカスウイスキー余市10年(2013)15ml 1,300円
蒸留所限定品
アメリカンホワイトオークの新樽を使用
原酒の味わいをお楽しみくださいとのこと
 

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もう一枚の試飲メニューにはセットメニューがあり
 

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せっかくなので
余市限定キーモルト3種セットいただいてます
「ウッディバニラ」
「シェリー&スウイート」
「ビューティ&ソルティ」
それぞれ15ml でセットで1,600円でした
 

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これらを使われなくなったポットスチル(蒸溜器)を前に愉しむことに
いや~公共交通機関で来て本当によかった
 

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昼飯は有名な寿司屋や海鮮丼の店が数多くある余市にあって
観光客のみならず地元の方にも人気で
いつも行列が出来ており気になっていた回転寿司 余市番屋に伺いました
 

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人気の回転寿司屋のようで伺った日も、来店時には20人くらい店内で空席待ち(1時間くらい待ち)していましたが
EPARKにて予約の上で来店したためすんなり席につけました
ここは予約が断然お勧めです
店内には天井から短冊メニューとして本日の地物お勧めメニューがズラッとぶら下がっています
 

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さてここ余市番屋は回転寿司でありながらどちらかというとオーダー制のお店
メニューを眺めつつ頼むことに
頼んだのは人気メニューあさりの味噌汁に
青魚食べ比べ4貫(生にしん、さんま、生あじ、いわし)
 

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地物四貫盛り(余市産生南蛮えび、小樽産真ほっけ、小樽産活つぶ、余市古平産地物白身)
特に小樽産活つぶなど活貝は切りたてで提供されるそうです
 

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豪華生本マグロ三貫盛り(中トロ、すき身軍艦、赤身)を全て2人前ずつ
ちなみに本まぐろはすべて生にて提供といったマグロこだわりの回転寿司屋です
 

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に加えイカゲソの唐揚げ(これがお土産にしたいくらいうまかった)で、お腹いっぱいです
これだけ頼んで会計は2人で5,005円
どうりで並ぶはずです
 

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