納沙布岬を訪問
まずやってきたのは日本の本土(北方領土などを除く)の最東端に位置する岬にある
「納沙布岬灯台」
思いのほかシンプルで小さな灯台でしたが、北海道初の洋式灯台なんだそうで見た目実用感満載の灯台でした
 

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灯台のある望郷の岬公園からは根室海峡を隔ててわずか約16〜25km沖合に位置する
歯舞群島の国後島と思われる島影が見えています
いや~噂には聞いてましたが、本当に近いですね
 

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ロシアの支配下にある北方領土を自身の目でとらえた後は
同じ望郷の岬公園内にある根室市北方領土資料館へ
この施設は、北方領土問題に関する歴史や、北方四島で暮らしていた人々の生活に関する資料が展示されており、北方領土が日本固有の領土であることを広く伝えるための啓発施設です
ここでしばし北方領土問題について勉強していくこととします


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まず出迎えてくれたのが、トドの「トット君」
羅臼近海で捕獲されたトドの大きな剥製です
奥にはシロナガスクジラの骨で作られた色丹神社の鳥居の1/4のレプリカが展示されています


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千島海流対馬海流が出合う北方領土付近の水域は豊富な水産資源に恵まれており
ここにはニシン、サンマ、ハナサキガニ、タラバガニ、タラ、カレイ、カニ、サケ、カラフトマスといった
北方領土周辺で獲れる魚などの剥製が展示されています

そんな海域で操業する日本の漁船を戦後、旧ソ連が領海侵犯などの理由で拿捕されたりといった事件がありましたが
わりと身近な方で知床に住む昔漁師だった方が、かなり昔にやはりこの付近の日本領海内で漁をしていたところ旧ソ連に拿捕されたそうです
親子で漁をされていて父親とともに連行され拘束されたそうで、その後残念なことにその父親は連行先で亡くなってしまったそうです
やがて釈放されたのですが、地元で荼毘に服そうとその父親の亡骸を塩漬けにして一緒に戻ったといったという非常に重たく壮絶な話を聞いたのを思い出しました
 

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2階に上がると戦前の北方領土における島民の「衣・食・住」を中心とした生活関連資料が展示されています
 

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奥には北方領土問題に関するメッセージボード
「北方領土返せ」といったメッセージや、元島民などの切実な思いなどが日本語やロシア語で書き込まれておりました

 
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展示ホールには北方四島の詳細な地図模型や
北方領土(国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島)における戦前にかつて島で暮らしていた様子
そして北方領土問題の発生の状況や歴史的経緯がパネルで説明されておりました


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北方領土資料館にはシアタールームがあり
『いのち 生命の冠』(1936年)を上映していました
この映画、戦前に撮られていたこともあり
1930年代の北方領土が舞台で撮影地は国後島東岸古釜市だったんだそうです
興味もありましたが、さすがに上映時間:51分を見ていく時間もないことから諦めました
 

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戦中・戦後の色丹島を舞台にしたアニメ映画『ジョバンニの島』(2014年公開)
についてはパネルで紹介
これは今度DVDでも借りて見てみようかと思います
 

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最後に返還実現への固い決意を込めて造られたモニュメント「四島(しま)のかけ橋」にも立ち寄り
祈りの火と遠くの北方領土を眺めつつ私も四島返還を祈ってきました


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釧路かど屋のまえの歩道地面に埋め込まれた鮭のレリーフ
釧路市街にはこうした鮭のほかカワセミやクシロハナシノブのレリーフが埋まっているそうです
  

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そんな釧路かど屋でつぶ焼きとラーメンを堪能した後は
締めにクラフトビールを呑もうとDaniel2にやってきました
ここは釧路栄楽街の一角、路地裏にひっそりとたたずむ
隠れ家的なビアバー
昨年伺ったのに続き2回目の訪問です
  

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店内はカウンター席とテーブル席が有り
 

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店の奥には樽生クラフトビールが9タップ並びます
 

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壁にもメニューが掲げられていますが、最近目が悪くなったのか
メガネの度数が合わなくなったのかよく読めません


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そこでカウンターにあった紙のメニューを見ると本日のタップは
「DOTO」ブラッスリーノット(鶴居)
「FRESH HOP ALE」ノースアイランドビール(江別)
「STRIKE PILSNER」しまなみブリューワリー(広島)
「酒落」京都醸造(京都)
「DDHSSR」ウエストコーストブリューワリー(静岡)
「シシリアンルージュトマト」鬼伝説(登別)
「和梨のヴァイツェン」サンクトガーレン(神奈川)
「バナイタラウト」REPUBREW(静岡)
の8種類
 

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まずは3種飲み比べのビアフライトは
「シシリアンルージュトマト」
「バナイタラウト」
「STRIKE PILSNER」をチョイス
 

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続いてグラスで
サンクトガーレン「和梨のヴァイツェン」
先ほど訪れた鶴居のブラッスリーノット道東限定の「DOTO」
 

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帰り際に玄関に入荷したてのビールの樽が10本ほど並んでいたところを見ると
ここ釧路にあって珍しいだろうクラフトビール専門店はそこそこ流行っているようです
釧路に来たらどうしても訪れたいそんなお店なので長く繁盛してもらいたいものです
 

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釧路フィッシャーマンズワーフMOOにある「岸壁炉ばた」で海鮮炉端を堪能したあとは
昭和41年創業の老舗居酒屋「つぶ焼かど屋」へ足を運びます
さすがに釧路で一二を争う人気店
店の前にはこれでもかと行列ができていました
 

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30分ほど待ったでしょうか
いよいよ私どもの晩となり入店
カウンター席に案内されます


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カウンターでは特製昆布だしの甘ダレを垂らしつつ焼く
職人技を眺めつついただけます
 

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メニューはつぶ貝を焼いた「名物つぶ焼」と「名代ラーメン」にドリンク「アルコール」と「ジュース」のシンプル
 

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北海道で貝類と言うとホタテやホッキ、カキ、アワビなどを思い浮かべますが
実は「つぶ貝」は知る人ぞ知る北海道を代表する巻貝で道内どこででも手に入るポピュラーな食材
釧路かど屋では厚岸産の青つぶを夏の漁期に大量に仕入れ保管し、こうして毎日数百個づつ提供しているのだとか
そんなつぶ焼きの一人前は5個
紙ナプキンで貝を押さえながら、長い楊枝で回しながら取り出しますが
 

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上手く取り出して食べるのもまた快感だったりします
それに加えつぶ焼きの食べ方をお店の方がレクチャーしてくれ
巻貝の下部を載せてある板に数回軽く叩きつけると身が出てくるとのことで試したところ
その通り身が落ちてきて貝に身を残すことなく完食出来ました
 

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ここでの名物には名代ラーメンなるものがあるとの事だったので頼みますが
出てきたラーメンは真っ黒なスープにチャーシューにメンマ、ネギと言った具材が載ったシンプルなもの
 

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そんな名代ラーメンは顧客から「つゆ物が欲しい」と言われだしたのがきっかけで
それならラーメンでもと作られるようになったそうですが
名代ラーメンを〆に頂きつつ、そういやまだ鶴居ブラッスリーノットのクラフトビールを呑んでいないことに気づき
釧路のビアバーDaniel2へ向かうことに
  

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