釧路のローカルフード「スパカツ」
熱した鉄板皿にミートソーススパゲッティとポークカツレツが乗った料理で
釧路市の洋食屋「レストラン泉屋」で1960年ころから提供されていて
正式名称は「スパゲティミートソースカツレツ」で、略して「スパカツ」と呼ばれています
釧路と言えばレストラン泉屋総本店の元祖スパカツってことで釧路市立美術館にて「描く人、安彦良和」を鑑賞した後やってきました
 

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有名店の為行列必死のお店ですが、私どもが4時ころ伺った際は店の前には誰も並んでいなくラッキーと思えたのですが、玄関をくぐると残念ながら2階までの階段には30名ほどが並んでいました
結局のところ40分待ち
待っている間、店頭ショーウインドウを飾る食品サンプルを眺めることとなりましたが
札幌のホテルで修行していた創業者の小泉俊一氏が故郷の釧路に戻り、ここ泉屋にて洋食文化を伝えてきた証がここにありました
  

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レストラン泉屋総本店は1950年代から続く歴史ある老舗レストラン
店内の内装には古き良きレストランの雰囲気がぷんぷんと漂っていました
 

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そんなレストラン泉屋総本店のスパゲティ(パスタ)のメニューがこちら
「スパカツ(トンカツのせ)」昭和35年総本店考案・・・・1,320円(税込み)
「泉屋風」(泉屋総本店考案 炒り卵・塩味)・・・・1,150円(税込み)
(2025年10月現在)
大盛は300円プラス
となっています
  

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いただくのは無論スパカツ
提供されたものを動画に撮ってみましたが、最後まで熱々で食べられるように鉄板に盛られてきましたが
ジュージューという音と立ちのぼる香りが食欲をかき立てます
 


 

ミートソースは約280gとかなりの大盛り
たっぷりの玉ねぎが使われているソースそのものに、独特のコクと奥深さが感じられ
それに揚げたてのカツが乗っていますが、結構な分厚さでボリューム満点
 

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それと店名を冠した「泉屋風」もオーダー
キャベツ、にんじん、ピーマン、玉ねぎなどの彩り豊かな野菜とハム、そして炒り卵が入り
素朴な塩味のスパゲティは、実は隠れた名品
スパカツ同様に美味しかった、ごちそうさま
釧路に来たらまた並んでいただくこととします
 

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そうそう根室から釧路へ向かう途中、道の駅 厚岸グルメパーク コンキリエにも立ち寄りましたが
さすがは道の駅満足度ランキングで11年連続1位に輝いている人気スポット
連休中日という事もあり駐車場は空車待ちとなるほど
私はGoogleMapに導かれるまま、真下にある階段で登らねばならぬ駐車場に入れたので空車待ちとはなりませんでした
 

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イタリア語で貝の形をした食べ物を意味するコンキリエ
その貝殻をイメージした外観の厚岸グルメパークは、北の海のまち「厚岸」でなければ食べられない牡蠣を中心としたメニューが盛りだくさん
ということでここコンキリエでの目的はオイスターバール ピトレスクで食する牡蠣
ここでも空席待ちポケベルを持たされ入店を待ちます
 

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20分ほどの待ち時間で入店
店の入り口では厚岸産の「マルえもん」が迎えてくれました
そのマルえもん、三陸で生まれた牡蠣の稚貝を、漁師の手間と工夫、愛情をかけ、厚岸の海でじっくりと育て上げられた逸品です
 

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メニューには新鮮な生牡蠣マルえもんは無論
厚岸ウイスキーが見て取れます
そんな厚岸ウイスキー
ジャパニーズアイラとも呼ばれ、歴史が浅いながらウイスキー業界において際立つ存在になった厚岸蒸留所が醸すウイスキーで
いまやなかなか入手困難なウイスキーの一つです
  

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頼んだのは「生牡蠣三点厚岸ウイスキーセット」
生牡蠣とともにいただくのは町内限定厚岸ウイスキー『牡蠣の子守唄』
なんと厚岸町内の飲食店様でのみ提供されるという貴重なウイスキーです
ちなみにドライバーである私は無論飲めません


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蒸し牡蠣もいただきました
厚岸産のマルえもんは生は無論、蒸しても焼いても美味しいオールマイティな牡蠣なんです
 

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帰りに駐車場へ向かう階段わきの厚岸グルメパーク コンキリエ周辺の草地は
鹿のサファリパークとなっておりました
いや~道東はやはり自然が濃いですね
 

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アニメーター安彦良和氏の展示会「描く人、安彦良和」
『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとしての知名度のほか
最近では漫画家やイラストレーターとしても活躍する安彦良和氏の創作活動の全貌に迫る大規模な回顧展
 

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そんな「描く人、安彦良和」展は、2024年6月の兵庫県立美術館を皮切りに、島根県立石見美術館、青森県立美術館
その後、北海道に渡り苫小牧市美術博物館と釧路市立美術館
現在(2025年12月)はというと東京の渋谷区立松濤美術館
その後は新潟県立近代美術館で行われている予定との事
今回、たまたま訪れた10月に釧路にて開催されていたことから伺うことに
ちなみに安彦良和氏は北海道遠軽町出身
やはり道東での開催はデフォルトですね
 

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この展示会ではアニメ制作時の貴重な資料、美麗なカラーイラスト、漫画原稿など800点以上の作品資料を展示し、安彦良和氏の約50年にわたる創作活動の数々を紹介するといったもので
都市部で開催したら大勢の来場者で見たい作品もなかなかゆったり見ることは難しいのでしょうが
なんと今回訪れた釧路市立美術館は
来場者も連休中日だというのに私どもの他は2~3人程度でじっくりと間近に展示物を快適に鑑賞することが出来ました
 

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ちなみにその時いただいたパンフレットがこちら
安彦良和氏が描く立ち姿はS字型に立つポーズが特徴的で、「S字腰」などと言われていますが、これは虫プロ時代に培われたもののようです
そんな原画などを見て懐かしさに浸りました
 

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原画を見ていると、そこには私の知らない「乾と巽 ―ザバイカル戦記―」「天の血脈」などといったロシアの戦場を描がいたマンガもありました
「ヤマトタケル」「ナムジ 大國主」など日本の神話を題材とした作品もあるようなので今度探して読んでみようと思います
 

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残念ながら展示会は撮影禁止でした
兵庫県立美術館での展示の内容が神戸新聞社のYoutubeにあり
展示内容はほぼ同じなことから参考のためここに貼っておきます
 

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