今回、大阪・関西万博行きを決めたのはこのガンダム・パビリオン(ガンダム・ネクストフューチャーミュージアム)を訪れたいと言う思いからでした
ちなみにアニメのファースト・ガンダムは私が高校生だったころ
1979年に放送が開始されていてSF好きな私は毎週欠かさず見ておりました
もっとも2作目以降は全く知りませんが
そんなファースト・ガンダム後を題材にしたこのパビリオン
訪れたいと思っていたところ、運よくJALの「FLY JAL X GUNDAMキャンペーン」に当選
おかげでこのガンダム・パビリオンを訪れることとなりました
まずはこのパビリオンの目玉ととなる実物大ガンダム像が迎えてくれました
 

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このガンダム・パビリオンはバンダイナムコグループやサンライズ(ガンダム原作)は当然として
技術協力に東芝、エネルギー提供に大阪ガスなどが参画して運営されており
USJやディズニーランドのアトラクション的な要素が楽しめる施設となっていました
そんなアトラクションは地球側拠点である大阪夢州ターミナルから軌道エレベーターに乗り静止軌道に建設された巨大宇宙ステーション「スタージャブロー」の宇宙駅へ旅立つという設定
ちなみにその軌道エレベーターは地上と宇宙をエレベーターでつなぐ画期的な輸送機関
そうロケットを打ち上げずとも宇宙に行けるという夢のような乗り物です
まるで現代版、いやもとい未来のジャックと豆の木といったところでしょうか
これはアーサー・C・クラークのSF小説「楽園の泉」やチャールズ・シェフィールドの「星ぼしに架ける橋」から始まり、多くのSFやファンタジーにてこの輸送手段が描かれてきました
けれどこれは決して夢物語ではなく、理論的には十分実現可能なものであり、近年の技術発展によって、手の届く域に到達しつつあります
現に日本の建設会社である大林組が建設構想を発表しており、2050年までの完成を目標としているくらいです
完成するまでに生きていたら是非とも乗ってみたいものです
 

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まずはこのガンダム・パビリオンにてその予行演習
順番が来て軌道エレベーターの夢州ターミナルへと向かいます
 

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さて軌道エレベーターに乗る前に搭乗ロビーにて
「機動戦士ガンダム」の物語に登場する人型ロボット「モビルスーツ」が戦争のためではなく平和のために活用
夢洲ターミナルで稼働しているモビルワーカーの映像を見てその世界観に触れます
 

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映像を観終わったところでいよいよ軌道エレベーターに搭乗いたします
搭乗するスペースキャビンはこの「03」でした
 

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動画で撮影しましたが、軌道エレベータで上空36000kmにある巨大宇宙ステーションスタージャブローに上がる(スペースノイドにとっては還る)アトラクションはなかなかのもの
搭乗したスペースキャビンにはハロ型ロボットであるイークスとポーそして「WA-97F06 ザクⅡF型」が同行いたしました
いや〜わざわざ北海道から来た甲斐がありました
 


 

ほんの4分ほどで静止軌道に建設された巨大宇宙ステーション宇宙駅に到着
いよいよ「スタージャブロー」にて宇宙空間を体感いたします
ちなみにどうやって重力を発生させているかはわかりませんが、無重力ではありませんでした
 

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スタージャブローの窓から見える宇宙空間には
宇宙桟橋の近くでペガサス級強襲揚陸艦やGOIC社(GUNDAM OPEN INNOVETION CONSORTIUMの略だそうですが、これはジオン公国の軍需企業だったZEONIC社が一年戦争後にモビルスース製作技術を踏襲するため社名変更したと勝手に解釈)のシャトルが行き来している様子が見て取れます
  

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そんなタイミングで警報が鳴り
スペースデブリが映し出されますが、そのデブリに隠れていたのが
 

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それがスペースデブリに偽装し、接近する船舶・MSを感知して自律制御にて攻撃する重モビルスーツ・ジオング
MSN-X17 ジオング タイプMA
もちろん足なんかはついていません
ここで案内に従ってスタージャブローから地球へ帰還する避難ポッドに乗り移ります
轟音響き渡るなかソニーの触覚提示技術(ハプティクス)による振動により床は揺れっぱなし
そして奥行18m、高さ8m超の映像で窓の外は宇宙空間といった臨場感ある設定を再現されており迫力満点でした
 

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ここで登場するのはもちろん我らがガンダム「RX-78F00/E ガンダム」
搭乗するパイロットは居ず、アムロの記憶を受け継ぐAIが操縦します


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圧巻のバトルの末
もちろんアムロのAIが操縦するガンダムの勝利
 

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おかげで無事、危機を回避することができました
手を帰投するガンダムに
「ありがとうガンダム!」
てなストーリーのアトラクションでした
 

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そして宇宙から往還
夢州ターミナルへと戻ってきました
このアトラクションは50分ほどでしたが、まさにあっという間に過ぎ去りました
そして十代のころ見たファースト・ガンダムの感動がよみがえり
素晴らしい時間を過ごさせていただきました

ターミナルから外に出ると大屋根リングと実物大ガンダムが見て取れます
 

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最後に高さ約17メートルの実物大ガンダム像「RX‑78F00/Eタイプ」を
レアな背面からの角度で撮影(入館したものしか写せない特権ですね)
ガンダム・ネクストフューチャーミュージアムを後にします
ちなみに残念ながら版権の関係もあるのでしょう、ここに散在をもくろんでいた土産売り場はありませんでした


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大阪・関西万博2日目も昼からの入場
この日9月14日(日)の来場者は一般が20万7千人、関係者1万9千人、合計で22万6千人が訪れ
大勢の来場者で通路もまともに歩けないほどごった返しておりました
  

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ということで2日目さいしぃ訪れたのは
フランス・パリを拠点とする世界最大級の多業種複合企業体(コングロマリット)である、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)がメインスポンサーを務めるフランスパビリオン
テーマは「愛の讃歌」と記されていました」
意味合い的に違うと思いますが、フランスを訪れた際に現地に根を押す日本の方から
フランス人は自国をたたえる意味を込めて「神に愛された国」という事がるそうです
まぁ確かに日本のような地震や火山、台風といった大災害はほとんどなく
温暖な地中海気候のおかげでオリーブやブドウ、小麦がたわわに実るうえ
北は北海・大西洋、南は地中海の海の幸と恵まれているうえ
文化・芸術が花咲く素晴らしい国であることは間違いありません

そんなフランスのパビリオンにてルイヴィトンやらアルザスワイン
ディオールや蜂蜜について学んで来ました
 

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フランスパビリオンに入館してすぐにあるのは
ジブリ映画もののけ姫の一場面「森にたたずむヤックルとアシタカ」の織物タピスリー
そうフランス人は大の日本アニメ好きとして知られ、世界最大級のアニメフェス「ジャパンエキスポ」が毎年パリで開催されるほどです
マンガやアニメは「8つ目の芸術」とまで呼ぶフランス人ですから
日本よりも日本アニメを芸術として捉えてくれるからだそうです
手前にはノートルダム大聖堂 キマイラ像
2019年の大規模火災でも被災を免れ生き延びています
 

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続いてメインの展示となるのでしょう
ルイ・ヴィトンの技を伝える空間
壁一面にある85個のトランクを用い、開かれたトランク中にものづくりの過程を紹介しています
なんだか日本の職人気質を意識している展示に思えました

というのも日本のことわざに「井の中の蛙大海を知らず されど空の青さを知る」というのがあります
もともとは中国の古典である壮子に由来するらしいのですが
後半の「・・・・されど空の青さを知る」というのは日本で創作されたものようで
狭い世界にいるからこそ、深い知識や知見を得られるといった日本人気質の現れが表現されており
職人技は極めれば同じ、日本人のみならずフランス人にも通じるところがあると言っているように感じました
 


 

球状のルイ・ヴィトンのトランクの展示「トランクのスフィア」
「L」と「V」の字だけで、デザインされたそのルイ・ビトン柄のロゴ「モノグラム・キャンバス」は誰もが一度は目にしたことがあるのではないかと思えるデザインですね
そんなルイビトンにはモノグラム・キャンバスより古い「ダミエ・パターン」と呼ばれる、デザインがあります
それが人気アニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の羽織に描かれた市松模様と似ていると訴訟を起こされたこともありましたね
もっともそんな日本の伝統模様である「市松模様」は、江戸時代から使用されてきた文化的遺産であり、その起源をさらに遡ると平安時代にも見られることから取り下げられたようですが
  

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ポンピドゥー・センター屋上からパリを捉えた360度ビュー映像
 

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天井からぶら下がる
ぶどうのオブジェ
 

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オーギュスト・ロダンの作品に着想を得て
ディオールが制作した彫刻作品「ザ・カテドラル」
 

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ディオールの「バー」ジャケット展示
フランス国旗を思わせるブルー・ホワイト・レッドの3色
 

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色や柄を省くことでディオールの繊細な仕立てを表す
約400体もの白いトワルのコーナー
隣には高木由利子がモデルを撮影した写真が映し出されています


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「光の箱」とも呼ばれる
約10万本の光ファイバーが吊り下げられた空間
 

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フランスのモン・サン・ミシェル
そして日本の厳島神社の鳥居
双方一度訪れたことがありますが、そんな海に浮かぶ二つの世界遺産がしめ縄で結ばれていました
  

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フランスの人々はかなりのはちみつ好きで、その消費量は年間4万トンとヨーロッパでも最多ランク
国民一人あたりのハチミツ年間消費量は、欧州トップの600グラムと言われているそうです
てなわけでフランスパビリオン最後の展示は
ハニカム(蜂の巣)をモチーフにした展示「ショーメ、自然美への賛歌」でした
 

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大阪城に隣接するミライザ大阪城にも立ち寄りました
 

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理由はそんなミライザ大阪城で開催しれている
「海洋堂フィギュアミュージアム ミライザ大阪城」
 

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3,000点を超える海洋堂フィギュアが大阪城に集結!
フィギュア造形集団 海洋堂が魅せる想像の世界
 

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海洋堂フィギュアは高知の山奥にある「フィギュアの聖地「海洋堂ホビー館四万十」」にも行ってますが
1964年、大阪府守口市に1坪半のプラモ屋として開業した海洋堂
1981年からは「ガレージキット」と呼ばれる少量生産の組立模型の製造販売を開始し、フィギュアメーカーとしての道を歩き始めました
このミュージアムでは海洋堂が40年以上に渡り制作した3,000点を超える作品を、そのモチーフごとに10のいエリアに分けて展示しています
特撮やアニメのキャラクター、生物や文化芸術などの様々なフィギュアや、海洋堂フィギュアミュージアム制作のボックスジオラマなど、海洋堂の造形の世界を存分にお楽しみください
とのことした 
 

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ミュージアムには入館料1,000円支払い入館
その際いただいたコインで缶バッチかフィギュアがプレゼントされます
そういや高知のミュージアムも同様でした


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まずはこの等身大の人型決戦兵器ヱヴァンゲリヲン初号機が迎えてくれましたが
海洋堂ホビー館四万十を訪れた際にやっていたのも「シン・海洋堂ヱヴァンゲリヲンフィギュア展」でした

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当たり前と言っては何ですが
1970年の大阪万博のシンボルである岡本太郎の「太陽の塔」を1/200スケールで再現したモデルキット
「ARTPLA 太陽の塔 1/200スケール」展示されていました
塔の内部にある「生命の樹」や、両腕内部のトラス構造まで精密に再現されているのがわかります
 

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あさひやま動物園のガチャポン用の動物のフィギュアがありましたが
海洋堂の名を不動としたのもこのカプセルトイだった記憶があります
 

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映画『2001年宇宙の旅』に登場する木製探査宇宙船「ディスカバリー号」の模型
現在2025年ですが、時代はこの映画には追い付けなかったようです


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そして目を見張る海洋堂のジオラマの数々
海洋堂が展開する可動フィギュアのブランド「リボルテック」
これは鉄人28号 対 ブラックオックス


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これは海洋堂への門を守護する金剛力士像をモチーフにしたフィギュア
特撮やアニメだけではなくこうした日本文化なども題材とし、さまざまなジャンルのフィギュアを制作する海洋堂らしいジオラマ


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新設定と新ストーリーで再構成された映画シリーズ『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の一場面
赤い地球を衛星軌道から見下ろすヱヴァンゲリヲン8号機
ボックスジオラマならではの照明効果がありますね
 

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特撮ものフィギュアもまた海洋堂の天下
1954年の映画『ゴジラ』の初代ゴジラや
1962年の映画『キングコング対ゴジラ』に登場する「キンゴジ」
2016年の映画『シン・ゴジラ』のゴジラ
とゴジラの歴史が一目でわかる展示
 

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手前が1967年から放送された円谷プロダクション制作の特撮「ウルトラ・セブン」
奥が1966年放送当時のウルトラマンのスーツ(Cタイプ)を忠実に再現したフィギュア
 

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仮面ライダー1号(本郷猛)と仮面ライダー2号(一文字隼人)の等身大フィギュア
私自身はこうした特撮ブームの先駆けを小学生時代にリアルタイムで経験できたのが良かったと感じています
 

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映画『スター・ウォーズ』エピソードⅣに登場する
C-3PO、R2-D2、レイア姫、ハンソロ、およびダースベーダーとストームトルーパー
忘れちゃいけない主人公のルーク・スカイウオーカーですが、海洋堂にしてはなんか雑な造りの感じがいたします


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映画『アイアンマン』シリーズに登場するアイアンマン マーク42などの様々なアイアンマンのスーツ
右下のアイアンマン マーク1が欲しかったりします
 

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スパイダーマン、ヴェノム、カーネイジ、グウェン・ステイシーなどのスパイダーマンシリーズのフィギュア
 

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ヤシマ作戦でポジトロンライフルを構える
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』に登場するヱヴァンゲリヲン初号機
知る人ぞ知る「海洋堂 EVANGELION Movie Scene STATUE 新劇場版:序(初号機) EMSS0101」といった逸品


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フィギュアには私の好きなSFロボットアニメ「トップをねらえⅠ・Ⅱ」に登場するガンバスターやバスターマシンなどもありました
 

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1963年にテレビアニメ化された「鉄人28号」
今思えばあんな程度のリモコンでなんであんな人間ポイ動きができるか不思議でしたが
現代のAIが進化すれば可能なのかもしれません
 

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今でも熱烈なファンが多い
アニメ『ゲッターロボ』のフィギュア
そして『マジンガーZ』もありますが、この作品をリアルタイムで見てきた私にはマジンガーZとえばフィギュアではなく超合金モデルですね


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海洋堂が制作したハウディインターナショナルの食玩フィギュア
サイボーグ009 ヴィネット
そう海洋堂といえばこうしたお菓子のおまけ(いわゆる「食玩」)として発信
その造形の質の高さから食玩ブームを起こし名を知らしめました
 

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高橋留美子氏の漫画『うる星やつら』と『めぞん一刻』『犬夜叉』のキャラクターのフィギュア
特にめぞん一刻は当時美味しんぼやYAWARAなども同時に連載されており
ビックコミックスピリッツを毎週買って読んだ記憶があります
 

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大友克洋氏による日本のSF漫画の金字塔『AKIRA』のフィギュア
特に金田のバイクは購入したいと思える逸品ですね
 

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最後に漫画『ああっ女神さまっ』藤島康介著の登場人物である「ベルダンディー」「ウルド」「スクルド」の等身大フィギュア
こんな感じで限られた時間の中、20分ほどかけオタクの殿堂を見て歩きましたがなかなか満足な展示物でした
 

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