飄々とした身のこなしでお宝を盗み出す「ルパン三世」
原作者である故モンキー・パンチ氏は北海道浜中町出身のマンガ家です
そんな浜中町には「モンキー・パンチ・コレクション」なる施設があるとの事なので
根室からの帰り道に立ち寄ろうと浜中町総合文化センターにやってきました
ところがその文化センターの駐車場には警備員が立ち自家用車の交通誘導をやっています
なにかイベントをやっているようなので覗いてみるとそれが「浜中町 きりたっぷ岬まつり」
浜中町の海の幸、山の幸が集合する秋を代表するイベントととのこと 
 

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ということでモンキー・パンチ・コレクションに行く前に少し覗いてきました
会場ではキンチンカーでの販売意に加え海産物などが販売されており
タラバガニがなんと1ハイ2,000円で販売
他の商品も比較的手頃な価格で販売されていましたが
残念ながら今日は釧路にもう一泊しますので購入しても持って帰れませんでした
 

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浜中町総合文化センターに入館してみるとそこは完全にルパンⅢの世界でした
まずはこの年代物のFIAT500とルパンⅢのレギュラーキャラクターたちが迎えてくれます
ちなみにこのFIAT500
アニメ主人公ルパン三世(故大塚康生作画監督時代)の愛車としてたびたび登場しますが
特に宮崎アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」においても登場し、スクリーンの中を縦横無尽に駆け回る黄色いFIAT500(チンクェチェント)が、華奢なのに機敏に追手を軽やかに振り切る様子が映し出されていました

このFIAT500、実際にはイタリアにおいて終戦後に安価で実用的な国民車として街を埋め尽くしたベストセラーで
8年前に北イタリアのトリノ自動車博物館「MAUTO」を訪れフィアットの名車を眺めてきた記憶があります

ルパンⅢのイメージそのままにこのFIAT500を購入された方もいらっしゃると思いますし
現にアニメ「ルパン三世」がモチーフのアクセサリーを装備した特別仕様車も販売されたようです
 

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いかにもといったモンキー・パンチ氏の独特な画風による『ルパン三世』のイラストレーションが階段の壁や
 

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通路にずらりと並んでいます
私のようなスマホでの撮影ではなく、高そうな機材で撮影する方もいらっしゃいました
 

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そしていよいよ目的の「モンキー・パンチ・コレクション」へ
なんと入場は無料、しかも撮影可でした
 

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等身大のルパンや次元、魅力的な峰不二子のアートワーク
特に「ルパンⅢ」シリーズで登場するキャラクター「峰不二子」
世界中の大泥棒ルパン三世をも惑わせる、神秘的で魅力的な女性
アニメを最初に見たのはまだ私が小学生の時で、当時私にとって刺激の強すぎる女性像だったのを覚えています
 

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まずは故モンキー・パンチさん(本名・加藤一彦さん)の年表
周りのコレクションの中にはペンネーム「ムタ永二」時代の作品や
「幕末ヤンキー」などの初期の作品の貴重な原画に印刷物では見られない作者の筆跡や試行錯誤の跡が見て取れます
こういったものはやはり現場に来ないとわからないものですね
 

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週刊漫画アクション連載時の表紙原画


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仕事部屋を模した展示「AGITO」
デスクにパソコンが見て取れますが、モンキー・パンチ氏はパソコンなどのデジタル技術をいち早く取り入れたことでも有名なマンガ家です
 

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東京・青山葬儀所にて行われた「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」(2019年)にて
式場前に飾られた「ルパン三世」のイラスト
 

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ルパンⅢの相棒次元大介はタバコが似合うキャラクターでしたが
モンキー・パンチ氏も愛煙家だったのでしょう
ZIPPOとのコラボライターが展示されていました
 

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五右衛門舎弟の子孫から提供された「初代石川五右衛門のキセル」と
トンボをモチーフにしたような装飾品
 

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ルパンⅢアニメ第1話でルパンや次元大介がスコーピオン主催のGPレースで使用したレーシングヘルメットのレプリカ
 

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直筆色紙「ルパン三世」峰不二子
ヤフオクやメルカリではとんでもない価格で取引される逸品です
 

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てなわけで浜中町にある『モンキー・パンチコレクション』にて、こんな感じでルパンⅢの著者である漫画家モンキーパンチ氏の作品に触れてきました
最後に「浜中町ルパン三世宝島プラン」公式チャンネルの動画があったのでここに貼っておきます
 

根室から釧路へ帰る道すがら、国道44号線沿いにある
根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターに立ち寄りました
その春国岱ですが根室湾と風蓮湖を隔てるように位置する長さ8km 最大幅1.3kmの細長い砂州で国内有数の野鳥の楽園として知られています
春国岱で観測できる野鳥は、日本で見ることのできる野鳥の半分以上、なんと約340種の野鳥が記録されているそうです
そんなこともあり春国岱・風蓮湖は、2005年にラムサール条約登録湿地に登録されれました
 
 
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砂嘴にある保護区域を渡る遊歩道付近には、オジロワシやタンチョウヅルが生息しているそうで
 

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しかもネイチャーセンターには遊歩道を歩くための長靴の貸し出しもされているとのこと


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こんなオオワシ(若鳥)やシマフクロウに出会いたいのはやまやまですが
 

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センターの横の森を歩く小鳥の小道コースの入口には
お決まりの「クマ出没注意」の貼り紙があることに加え
この日は他に予定があることから、今回は諦めることに
次回の道東旅行ではここを目的地にして野鳥観察トレッキングをしようと画策しております
熊鈴と熊スプレー抱えてですが
 

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根室のご当地グルメと言えば、なんといっても『エスカロップ』
バターライスの上にデミグラスソースのかかったカツが乗ったワンプレート料理で
漁業関連のような身体を使う仕事の多い根室にあって、手早く満腹感を満たすことができるメニューとして考案されたようです
なんだか小難しい名前ですがフランス語で薄切り肉を意味するエスカロープが語源とのこと
根室市の洋食店である「モンブラン」が発祥と言われていますが、
今回訪れたのはそのモンブランから独立して開店した梅田勝利氏により味を引き継いだ「ニューモンブラン」
引き継ぐといってもすでに創業40年を数える老舗喫茶店だったりもします
  

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開店とともに入店
外見からは想像できないほど中は広く、創業時はジャズ喫茶だったそうで、ライブ演奏も行われていたのだとか
年代物のいかにも老舗の純喫茶を思わせる格式高い店内には
ソファーとテーブルがかなりの数並んでいます
 

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厨房の向かいにはカウンター席も用意されておりました
  

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ニューモンブランのメニューがこちら
思いのほか多種にわたり豊富なメニューでした
 

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頼んだのは無論エスカロップ
創業当時からの伝統らしいレトロなステンレスの皿に盛られ提供されましたが
カツは薄く、ドイツの伝統料理シュニッツエルを彷彿させます
そんなカツにはデミグラスソースがかけられていますが、これがいい味を出しています
ちなみに手間ひまかけて作るフォンドヴォーがベースのデミグラスソースだそうで
初代からのソースに継ぎ足しながら三代目店主である佐野暢哉氏が引き継いで現在まで使っているそうです
 

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カレーピラフの上に牛サガリの焼肉を乗せ、デミグラスソースがかかった
『オリエンタルライス』もモンブラン発祥のご当地グルメってことでこれもオーダーしてみました
双方シェアして食べましたが、どちらかと言えば私自身はこちらのほうが好みの味でした
いや~両方ともに美味しかったごちそうさま
 

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そうそう近くに普段愛飲する北の勝を醸す「碓氷勝三郎商店 北の勝酒造場」があり
入店は出来ませんが外観だけでも見ておこうと足を運びました
 

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