アニメーター安彦良和氏の展示会「描く人、安彦良和」
『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとしての知名度のほか
最近では漫画家やイラストレーターとしても活躍する安彦良和氏の創作活動の全貌に迫る大規模な回顧展
 

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そんな「描く人、安彦良和」展は、2024年6月の兵庫県立美術館を皮切りに、島根県立石見美術館、青森県立美術館
その後、北海道に渡り苫小牧市美術博物館と釧路市立美術館
現在(2025年12月)はというと東京の渋谷区立松濤美術館
その後は新潟県立近代美術館で行われている予定との事
今回、たまたま訪れた10月に釧路にて開催されていたことから伺うことに
ちなみに安彦良和氏は北海道遠軽町出身
やはり道東での開催はデフォルトですね
 

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この展示会ではアニメ制作時の貴重な資料、美麗なカラーイラスト、漫画原稿など800点以上の作品資料を展示し、安彦良和氏の約50年にわたる創作活動の数々を紹介するといったもので
都市部で開催したら大勢の来場者で見たい作品もなかなかゆったり見ることは難しいのでしょうが
なんと今回訪れた釧路市立美術館は
来場者も連休中日だというのに私どもの他は2~3人程度でじっくりと間近に展示物を快適に鑑賞することが出来ました
 

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ちなみにその時いただいたパンフレットがこちら
安彦良和氏が描く立ち姿はS字型に立つポーズが特徴的で、「S字腰」などと言われていますが、これは虫プロ時代に培われたもののようです
そんな原画などを見て懐かしさに浸りました
 

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原画を見ていると、そこには私の知らない「乾と巽 ―ザバイカル戦記―」「天の血脈」などといったロシアの戦場を描がいたマンガもありました
「ヤマトタケル」「ナムジ 大國主」など日本の神話を題材とした作品もあるようなので今度探して読んでみようと思います
 

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残念ながら展示会は撮影禁止でした
兵庫県立美術館での展示の内容が神戸新聞社のYoutubeにあり
展示内容はほぼ同じなことから参考のためここに貼っておきます
 

飄々とした身のこなしでお宝を盗み出す「ルパン三世」
原作者である故モンキー・パンチ氏は北海道浜中町出身のマンガ家です
そんな浜中町には「モンキー・パンチ・コレクション」なる施設があるとの事なので
根室からの帰り道に立ち寄ろうと浜中町総合文化センターにやってきました
ところがその文化センターの駐車場には警備員が立ち自家用車の交通誘導をやっています
なにかイベントをやっているようなので覗いてみるとそれが「浜中町 きりたっぷ岬まつり」
浜中町の海の幸、山の幸が集合する秋を代表するイベントととのこと 
 

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ということでモンキー・パンチ・コレクションに行く前に少し覗いてきました
会場ではキンチンカーでの販売意に加え海産物などが販売されており
タラバガニがなんと1ハイ2,000円で販売
他の商品も比較的手頃な価格で販売されていましたが
残念ながら今日は釧路にもう一泊しますので購入しても持って帰れませんでした
 

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浜中町総合文化センターに入館してみるとそこは完全にルパンⅢの世界でした
まずはこの年代物のFIAT500とルパンⅢのレギュラーキャラクターたちが迎えてくれます
ちなみにこのFIAT500
アニメ主人公ルパン三世(故大塚康生作画監督時代)の愛車としてたびたび登場しますが
特に宮崎アニメ映画「ルパン三世 カリオストロの城」においても登場し、スクリーンの中を縦横無尽に駆け回る黄色いFIAT500(チンクェチェント)が、華奢なのに機敏に追手を軽やかに振り切る様子が映し出されていました

このFIAT500、実際にはイタリアにおいて終戦後に安価で実用的な国民車として街を埋め尽くしたベストセラーで
8年前に北イタリアのトリノ自動車博物館「MAUTO」を訪れフィアットの名車を眺めてきた記憶があります

ルパンⅢのイメージそのままにこのFIAT500を購入された方もいらっしゃると思いますし
現にアニメ「ルパン三世」がモチーフのアクセサリーを装備した特別仕様車も販売されたようです
 

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いかにもといったモンキー・パンチ氏の独特な画風による『ルパン三世』のイラストレーションが階段の壁や
 

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通路にずらりと並んでいます
私のようなスマホでの撮影ではなく、高そうな機材で撮影する方もいらっしゃいました
 

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そしていよいよ目的の「モンキー・パンチ・コレクション」へ
なんと入場は無料、しかも撮影可でした
 

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等身大のルパンや次元、魅力的な峰不二子のアートワーク
特に「ルパンⅢ」シリーズで登場するキャラクター「峰不二子」
世界中の大泥棒ルパン三世をも惑わせる、神秘的で魅力的な女性
アニメを最初に見たのはまだ私が小学生の時で、当時私にとって刺激の強すぎる女性像だったのを覚えています
 

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まずは故モンキー・パンチさん(本名・加藤一彦さん)の年表
周りのコレクションの中にはペンネーム「ムタ永二」時代の作品や
「幕末ヤンキー」などの初期の作品の貴重な原画に印刷物では見られない作者の筆跡や試行錯誤の跡が見て取れます
こういったものはやはり現場に来ないとわからないものですね
 

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週刊漫画アクション連載時の表紙原画


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仕事部屋を模した展示「AGITO」
デスクにパソコンが見て取れますが、モンキー・パンチ氏はパソコンなどのデジタル技術をいち早く取り入れたことでも有名なマンガ家です
 

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東京・青山葬儀所にて行われた「モンキー・パンチ先生を偲ぶ会」(2019年)にて
式場前に飾られた「ルパン三世」のイラスト
 

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ルパンⅢの相棒次元大介はタバコが似合うキャラクターでしたが
モンキー・パンチ氏も愛煙家だったのでしょう
ZIPPOとのコラボライターが展示されていました
 

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五右衛門舎弟の子孫から提供された「初代石川五右衛門のキセル」と
トンボをモチーフにしたような装飾品
 

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ルパンⅢアニメ第1話でルパンや次元大介がスコーピオン主催のGPレースで使用したレーシングヘルメットのレプリカ
 

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直筆色紙「ルパン三世」峰不二子
ヤフオクやメルカリではとんでもない価格で取引される逸品です
 

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てなわけで浜中町にある『モンキー・パンチコレクション』にて、こんな感じでルパンⅢの著者である漫画家モンキーパンチ氏の作品に触れてきました
最後に「浜中町ルパン三世宝島プラン」公式チャンネルの動画があったのでここに貼っておきます
 

根室から釧路へ帰る道すがら、国道44号線沿いにある
根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターに立ち寄りました
その春国岱ですが根室湾と風蓮湖を隔てるように位置する長さ8km 最大幅1.3kmの細長い砂州で国内有数の野鳥の楽園として知られています
春国岱で観測できる野鳥は、日本で見ることのできる野鳥の半分以上、なんと約340種の野鳥が記録されているそうです
そんなこともあり春国岱・風蓮湖は、2005年にラムサール条約登録湿地に登録されれました
 
 
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砂嘴にある保護区域を渡る遊歩道付近には、オジロワシやタンチョウヅルが生息しているそうで
 

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しかもネイチャーセンターには遊歩道を歩くための長靴の貸し出しもされているとのこと


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こんなオオワシ(若鳥)やシマフクロウに出会いたいのはやまやまですが
 

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センターの横の森を歩く小鳥の小道コースの入口には
お決まりの「クマ出没注意」の貼り紙があることに加え
この日は他に予定があることから、今回は諦めることに
次回の道東旅行ではここを目的地にして野鳥観察トレッキングをしようと画策しております
熊鈴と熊スプレー抱えてですが
 

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