ワイリングウォークフェスNIKI2025の最近の記事

JR北海道から発売されているフリーきっぷの一つに「一日散歩きっぷ」というものがあります
札幌を中心に道央エリアの普通列車が1日乗り放題になるフリータイプのきっぷで料金は2,540円、行こうと思えば美瑛や室蘭まで行けてしまうきっぷです
今回は私の自宅の最寄り駅である厚別駅から仁木駅(通常のJRきっぷだと3,180円)も対象範囲に含まれているため購入いたしました
特に函館本線は小樽駅から先はキタカなどの交通系ICカードは使えず、ICカードを使うと小樽駅で一度開札を潜り外に出て切符を買い、また開札を通らねばならないので面倒というのもありました
 

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そんな一日散歩きっぷを使い仁木に向かうのですが
目的はそんな仁木町で行われる「ワイリングウォークフェスNIKI2025」に参加するため
そのワイリングウォークフェスNIKI2025、昨年のワイリングウォークフェスNIKI2024にも参加いたしましたが
仁木町のワイン生産者11社が旭台地区に集結してワインを提供
旭台地区を徒歩(ウオーク)で巡りながら⾵景と共にワインやペアリングされたフードを愉しもうというもの
内閣府の構造改革特別区域「ワイン特区」である仁木町ならではのイベントです
 

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ワイリングウォークフェスは
「ドメーヌアルビオーズ」もしくは「ニキヒルズワイナリー」
といった2か所をスタート会場とし仁木町民センターからは専用バスで送ってくれるというもの
私は昨年ドメーヌアルビオーズへ送迎してくれるツアーを申し込みましたが
それだとニキヒルズワイナリーへは丘の上に向かって歩いて行かねばならなかったため
今回はニキヒルズワイナリーをスタート地点とし丘を降りてくるコースを選択いたしました
  

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専用バスでやってきたニキヒルズワイナリー
昨年の初め「はじめての仁木町~ワイン旅in仁木」なるツアーでニキヒルズワイナリーの醸造所見学&試飲をさせていただいたのを覚えていますが
そんなニキヒルズワイナリーでは大勢の方がワインを買い求めるため列をなしておりました
  

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ニキヒルズワイナリーでの目玉が仁木産業振興社の余市町産・仁木町産ブドウを使った2024 4種の泡
「ナイヤガラ(白)2024」
「キャンベルアーリー(ロゼ)2024」
「旅路(白)2024」
「レッドナイヤガラ(白)2024」
野生酵母利用・瓶内二次発酵・無濾過・亜硫酸無酸化(※キャンベルアーリーを除く)というもの
 

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もう朝から晴天のビール日和
いやもといワイン日和のこの日ということもあり
もちろんそんなが2024 4種の泡をオーダー
皆さん4杯づつ頼んでいたので時間がかかり並ばれていたようです
 

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てなわけでまずはニキヒルズワイナリーのヴィンヤードに泡で乾杯
 

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そんな泡に合わせたのが
白ワインに合うチーズセット
「北海道興農社 あまえっこトマト」
「井原水産 カズチー(数の子チーズ)」
「美瑛ファーム ラクレツト・ド・美瑛」
「白糖酪恵舎 リコラッタ・サラータ」
「富田ファーム ジャパンブルー」
「あしょろチーズ工房 結(チェダー)」
「アンジュ・ド・フロマージュ リヴィエール・プラン(白カビタイプ)」
といった豪華道産チーズでしたが
リコラッタ・サラータが無茶苦茶泡に合いました

てなわけでまた次のワイナリーを目指します
 

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今回ワイリングウォークフェスNIKI2025が行われた
仁木町は名実ともに北海道一のさくらんぼの産地
ニキヒルズワイナリーからの道筋にも多くの樹にさくらんぼがたわわに実っておりました
 

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ワイリングウォークフェスNIKI2025では
そんなさくらんぼの樹が連なる山道を歩きつつワイナリーを巡ります
 

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続いてやって来た「仁木集会所」
ここにはドメーヌ・イチのブースがあり
貴腐ワインであるブランド・ノワールが提供されておりましたが
 

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ものすごい行列のため断念、かわりに「One Tune Wines」のロゼスパークリング
「DF/C#(ディーエフオンシー)2024ぴんどん」をいただくことに
確かに今回参加者を増やしたようですが、きっちり計量してグラスにワインを注いだり
都度都度現金で集金したと、ワインの提供に時間がかかっているようで
暑い中こうした行列に並ぶのが辛かった
 

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続いてやって来た高台の一軒家は「蕎麦と日本ワインの店naritaya (ナリタヤ) 」
石臼挽きの道産蕎麦にこだわり、香りとのど越しを大切にした細切りの田舎蕎麦のお店で
蕎麦を待ちつつワインや日本酒が愉しめる、隠れ家的な蕎麦屋さんです


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naritaya (ナリタヤ)に並ぶワインは
「アサヒダイ245ブラン 2024 エピソード 3」
エゾシカ、キタキツネ、ウサギ、アライグマ、ヒグマは無論北海道に住む動物たちがエチケットに描かれています
「アサヒダイ245シャルドネ」
「アサヒダイ245リースリング」
のエチケットにはぶどうの新梢が大好物のエゾシカ
これらは札幌在住のイラストレーターでおばけのマール」の絵を描いているなかいれい(中井令)氏の作品なんだとか
 

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ここには昨年秋に酒造免許を取得した鈴木正光さんのワイナリー「ノース・クリーク・ファーム」も同居しており
「for Alice - Camp+Nia 2024」
「ゲヴェルツトラミネール2024」
「フィールドブレンド サン・スフル 2024」
「ソーヴィニヨンブラン 2024」が提供されていました
エチケットにはイチョウがあしらわれておいりますが、これはファーム敷地内や畑にイチョウの樹があり、秋にはまばゆく色付くことからイチョウがデザインされているんだとか
ちなみにノース・クリーク・ファームのワインはこの後、とあるお店でまた出会うことに
 

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てなわけでnaritayaの
アサヒダイ245リースリング 2023 エピソード 1で蒼い空と仁木町のワインに乾杯
 

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そうそうこのブースには何故か
「水まんじゅう」「ハスカップのドラ焼き」「スパイスクッキー」などの甘味も並んでいました
 

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続いてやって来たのはドメーヌ・ブレスのブース
なんだかカルフォルニア・ナパのワイナリーを彷彿させる庭が印象的でした
 

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そんなドメーヌ・ブレスからは広大なブドウ畑が見渡せますが
元は耕作放棄地だった畑に農園整備を行いブドウ栽培に適した畑に造成
3.5haのブドウ畑に全15種類のぶどうを栽培しているのだとか
 

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20代の頃から世界中のワイナリーを訪れたという、創業者であり代表取締役の本間裕康氏が古くから果樹で栄えている仁木町にワイン造りの可能性を感じ移住を決意
アルザスの混醸ワインを中心に、自然酵母醸造にこだわったワインを醸しているのだそうです
 

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樽の上に並んだドメーヌ・ブレスのワインボトルは
「MUSUBI 2023」
「MUSUBI 2024」
「CHARDONNAY 2024」
「MUSUBI ~十二単2024~」
「EMI ~咲~ 2023」
「ITO ~糸~ 2023」
 

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仁木町ドメーヌ・ピュール(pur.)
ワイナリーの設立を計画している丹山東吉さんが委託醸造でワイン造りを行っています
 

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ただ残念な事にドメーヌ・ブレスの列には長蛇の列ができており
ドメーヌ・ブレスはあきらめることに


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という事でアコーディオン奏者が奏でるジブリアニメを聞きつつ
pur.楽しんでます
 

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ワイリングウォークフェスNIKI2025
最後に訪れたのは「ドメーヌ・アルビオーズ」
熊本から移住した服部さん親子2人でやっておられるワイナリーで


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旭台の耕作放棄地だった荒れ果てた農地を造成することから始まったドメーヌ アルビオーズ
2019年に苗を植え始めたという、ピノ・ノワールとケルナーを栽培しているブドウ畑を眺めながらいただく
冷えたケルナーが美味い
 

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ちなみにワイリングウォークフェスNIKI2025
各会場ではワイン購入のため長い列に並ばねばならぬことに多少飽き飽きしていましたが
ドメーヌ・アルビオーズではもう一つのスタート地点という事もあり
ここでは並ばずにワインが購入でき逆に長居させていただきました


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てなわけでケルナーで造った「雪洞(Bonbori)」
ピノノワール「TAMAYUKI」などをたっぷりいただくことに


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適度にワインを愉しんだ後
専用バスで仁木町民センターに舞い戻り
そこで道端で熟れているのを見た「サクランボ」を購入
またJRのお得なきっぷ「一日散歩きっぷ」で次の目的地へ
 

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イベントのあった仁木までは一日散歩きっぷで来ている事から
帰りは余市で途中下車し余市番屋でお寿司三昧とすることに
そんな余市番屋は毎朝、余市や小樽周辺の沿岸で水揚げされた新鮮な魚を仕入れネタにするというお店で
観光客のみならず地元の方にも人気の回転寿司屋だったりします
 

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そんなお店でいつも満席なことから今回はスマホで予約の上伺いました
てなわけで予約済みだったためすぐに着席できましたが、店の中にはなかりの方々(44組)が並んでいました
飛び込みで来たら危なく90分は待たされるところでした
 

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カウンターでもテーブル席でも良いからとスタッフに伝えると
すぐにテーブル席に案内されます
 

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テーブル席からも中の厨房が覗けますが
手前にある水槽には活アワビなどの貝類が出番を待っていました
 

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今日のお勧めがこちら
季節の地のものが並んでいますので、こちらを中心に頼みたいと思います
 

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余市番屋は「生」にこだわった本マグロのみを握っているとのことでしたので
まずは「本まぐろ3貫盛り」から
赤身・すき身軍艦・中トロ
 

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続いて「地物四貫盛り」
南蛮海老、真ホッケ、活つぶ貝(アワビだったかと思います)、地物白身は不明
 

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「青魚食べ比べ 4貫盛り」
生にしん、さんま、生あじ、いわし
 

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「余市近海産真ほっけ」
ほっけの刺身自体が珍しいので、なかなかお目にかかることのできないお寿司です
そういやその昔、麻生太郎元首相が居酒屋懇談を話題にした際、「(料理は)ホッケの煮付けとか、そんなもんでしたよ」といった発言をしてしまったときに、青森出身の大島理森元国対委員長が「ホッケに煮付けはありません。ホッケは焼くしかないんです」突っ込みを入れるといった一幕を思い出しました
大島さん、当時とは違いほっけも最近では高級魚と化し、こうして焼くだけではないメジュアーな鮮魚となりましたよ
   

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「えんがわ」
とありますが、何の縁側なのかはわかりません
そう次から次へと注文が押し寄せ職人さんに聞くどころではありませんでした
 

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「余市近海産 活〆平目」
 

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「サーモン親子」
 

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変わり種で
「えびマヨ」
 

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「やりイカ」
このイカが柔らかくて美味しかった
 

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そして「三平汁」
かなり食べましたが、会計は2人で3,700円(LINE会員10%OFF使用)くらい
どうりで並ぶはずです
美味しかったので余市に来たらまた寄らせていただきます


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お腹一杯にしてまた余市駅に戻ってまいりましたが
駅に隣接するエルプラザにはワインの試飲用サーバーが設置されておりました
時間がなく試せませんでしたが、次回はぜひこのワイン試飲サーバー
  

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