クアラルンプールの中華街のペタリンストリートから
さらに怪しげな小路に迷い込んだところにあった「李霖泰菜市場」
地元の方しか入らなそうな市場なんですが、生鮮食料品の屋台のほかに
何やら美味しそうな匂いが漂うエリア
そう東南アジアでは必ずと言ってよいほど見かけるホーカーが有りました
そのホーカーいわゆるローカルフードの屋台なんですが
看板には「醸豆腐(YONG TAU FU)」と有ります
「自助(Self Service)」とありますので、セルフサービスのお店なのでしょう
さてその醸豆腐
2回ほど通りかかりましたが、並ぶ人々は絶えません
これは何かありそう
ということで、訳も分からず私も並ぶことに
さほど待つわけでもなく、列は核心に近づきます
セルフサービスの店らしく、客はプラ容器ラーメン丼を片手に
調理台に並ぶ大皿から好きな料理をトングで丼によそうといったビュッフェ
いわゆるバイキング方式なのだが、バイキングと違うのが一律料金の食べ放題ではなく
丼の中身を確認した店のスタッフがいくらだよと言って先に支払いを済ませるのが「醸豆腐」流といったところでしょうか
店の中心となる調理場では、火力の強いガスコンロに載せられた中華鍋で蒲鉾らしき具材が盛んに揚げられ、隣の中華鍋では中華スープがぐつぐつと煮込まれていました
ちなみに灼熱の国クアラルンプールでこうした火力のそばにいるだけで大変なのですが
その煮方もとい揚げ方たる調理人は、外国人たる私どもを気遣い
いかにも地元客に対し大声で、そこ少し開けてやれと私どもの席を作るようしてくれました
人気店でほぼ満席でしたが、その調理人(もしかしたら店主)のおかげで席に有り付くことが出来ましたが、こうした思いやりはやはり嬉しいものですね
これが後で知りましたがクアラルンプール名物の「醸豆腐(ヨンタオフー)」
魚のすり身の蒲鉾などが中国風スープに入った、日本で言うところのおでんと揚げ蒲鉾を食してきました
これがあっさりとしているうえ無茶苦茶旨くてびっくり
日本酒が欲しくなりました