2013年2月アーカイブ

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スペイン広場です
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン扮する王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所なのですが、この場所でジェラートを食べる人はいませんでした
本当に誰一人居ないんです
12月で寒いからジェラートなんてってわけではありません
正解はここスペイン広場での飲食は法律で禁じられており、ローマの休日のシーンのようにジェラートを食べる事はできないんです


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けれど折角ここまで来て、ジェラートを食べないって手は有りませんので
ちょうどスペイン広場の上にある駐車場に食べ物を売るワゴンがありましたので
ここでピスタチオとバニラのジェラートを頂くことに
 

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さてこのスペイン広場
クリスマスは過ぎておりましたが、大きなクリスマスツリーは撤去されずに残っていました
ここで年末に向け毎晩のようにコンサートなどが行われていました

おかげでいつ行っても人・・・・人の山
 

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ローマが人気の観光地だということを知らしめてくれます

スペイン広場をあとにし、さほど行くあてもなく「コンドッティ通り」を歩くことにします
このコンドッティ通り、世界的に有名な ファッションブランド店が並ぶローマきっての高級ショッピング街です
 

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けれどクリスマスプレゼントの季節が終わったのか、通りを歩く人々の手にブランド物の紙袋を抱えている人は見かけませんでした
このあたりがPIGS諸国ともいわれるほど悪化しているイタリアの経済を反映しているのかもしれません
クリスマスツリーに飾られた「スリーポインテッド・スター」もどこか悲しげです
 

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私どももこのコンドッティ通りからコルソ通りあたりをぶらついたわけですが、残念ながらブランド物あさりではありませんでした
今回のイタリア旅行の目的の一つに「食材」の買い出しがあり、今日はその下見をしにきたというわけです
一軒目は店名は忘れましたが、惣菜(チーズ・ハムなど)売り場に「GASTRONOMIA」と書かれた看板が掲げられたお店
 

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ちょっとしたスーパーマーケットのようなお店ですが、食に対する考え方とコスト意識の違いかこの売り場だけで3名の男性が食品の販売に関わっておりました
美味しそうなサーモンのサラダがあったので今晩の晩飯用に購入
写真もお願いして撮らせていただきました

今回訪れた小さなスーパーマーケットですらこの品揃えです
まるでパリの老舗デパート「ギャラリー・ラファイエット」を髣髴させるほどです
 

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そうここイタリアは食文化運動である「スローフード運動」発祥の地であります

そのスローフードができたきっかけは、ここスペイン広場にマクドナルドが開店したことによるものなんだそうで
イタリアの食文化を守るとの視点で、ファーストフードに対置した文言として「スローフード運動」という言葉が生まれ現在もその食文化が守られているんだそうだ
そんなまさにスローフード発祥の地であるスペイン広場周辺でイタリアの食材に触れて、買って食べてみました
ハムや野菜、果物はもちろん量り売りでした
 

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2件目はパンテオン手前にある食材店
「SALUMERIA」
 

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このハム買って持って帰りたい
そしてキャンプでこうした器具でそぎ落としつつ食べてみたいものです
 

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けどきっと検疫とかで引っかかるんだろうな  
 

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「ローマを歩けば遺跡にあたる」と言わしめるほどのローマには観光名所が点在します
私もさして目的もなくスペイン広場からコンドッティ通り・コルソ通りのスーパーを廻って歩いているだけで、このパンテオンにたどり着きました
 

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2000年の悠久の時を超え現存する世界最大の石造り建築とも称されるパンテオン
あの天才ミケランジェロをしてさえも「天使の設計」と言わしめた建築物です

当初は初代ローマ皇帝アウグストゥスの霊廟として建てられたとのことだが、ローマ市民の反発を恐れそれはならずに済んだ
そうこの皇帝アウグスツスは自分の誕生月である8月(英語でオーガスト)が30日しか無いというのが面白くないという理由でユリウス暦を変えさせたほどの人物、いまだカレンダーの2月が少ないのはこの方のわがままのおかげです
こんな素晴らしいところに祭りたくはなかったというのが本音でしょう
 

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現在も教会として使われているそうで、ここを訪れた翌日の日曜にはミサが挙げられるだろうな~明日はモデナに行くのでこれないな
などと思いつつもこの神聖なる建物をちょっと見学させてもらいます 


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ここで一番人気が高かったのが「ラファエロの墓」
皇帝アウグスツスとは違い、本人の望み通り今はここに眠っているのだとか
参拝する人もどこか真摯な面持ちで参拝されていきます
 

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この「パンテオン」話の通り意図してきたわけではありません
スローフードを探して歩いたおかげで愚者にならずに済みました

『愚者は食べ物の話をし、 賢者は旅の話 をする。』
話の内容はさかさまですが、開高健が紹介し有名になった「蒙古古諺」を思いだしました

開高健はこう結んでいます
「で、あるならば、 私は愚かな旅人であろうか。 」
私の旅のポリシーでもあります

気がつけばパンテオンまで歩いてきてしまったわけですが、ついでといってはなんですがその先にある「ナヴォーナ広場広場」も覗いていくことにします
 

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パンテオンから狭い路地を抜け歩いて、5分くらいのところナヴォーナ広場はあります
多少歩き疲れてはいましたが「ネプチューンの噴水」が私どもを向かいいれてくれました
ローマを代表する伝統的なクリスマスマーケットといえばやはり100年もの歴史を持つ、ここナヴォーナ広場
広場一面にクリスマスの屋台が軒を並べる風景はなかなかのものでした

 

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広いナヴォーナ広場にはメリーゴーランドが設置され
中には全身ゴールドで静止してるパフォーマーまでおります
 

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ヘリウムの詰められた風船の売り場を覗くと
日本でいうところの戦隊もののようなビニール人形も売られています
持って歩く子供も多く見かけました、もしかしてイタリアで流行っているのでしょうか
忍者の格好をしてましたから、もしかしたら日本の戦隊ものだったのかも
これが噂の「侍戦隊シンケンジャー」?
 

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真実の口もここにありました
もちろん本物ではありません
コインを入れるところがありましたので、おみくじか何かなのでしょう
 

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食べ物の屋台には美味しそうな、色鮮やかなリンゴ飴などのお菓子や
そして美味しそうなパニーニが並べられています
ちなみにこの店のマスコットはレモンを咥えた焼豚の頭です
 

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ワインなどは樽に蛇口から注がれるほど大量に売られていました
ただしここで酔っぱらうてしまうわけにはいきません
まだまだ回らなければならないところがいっぱいあるからです
 

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すでにクリスマスは過ぎ去っていたナヴォーナ広場のクリスマスマーケットでしたが、1月6日のエピファニア(御光現の祝日)に向け「ベファーナ市」も賑わっておりました
 

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そうそう「ベファーナ市」といえば、ほうきに乗った魔女のおばあちゃん
これ一つお土産に買ってくればよかった
後悔先に立たずといったところでしょう

落書きだらけのローマの地下鉄

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1955年に開業したローマの地下鉄
イタリアの首都ローマ市の重要な交通機関のはずですが、まだA線とB線の2路線しか開業しておりません
(ちなみに私の住む札幌市の地下鉄が冬季オリンピンクに合わせ1971年に開業していますが、すでに3本の路線が開通しています)
これはいったい何故か・・・・・
答えは簡単、地下鉄の工事の際、掘れば掘るほど何らかの遺跡が発見されてしまうからです
当然のごとく遺跡の発掘のために工事は中止され路線計画さえも変更を余儀なくされてしまうのがその理由なんだそうです
「ローマを歩けば遺跡にあたる」と言わしめるほどの遺跡は、何も地上の話だけではなかったのです
 

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とはいえ現在開通しているA線・B線と2つの路線のある地下鉄はローマ観光で足として重要で今回の旅でも大変お世話になりました
路線がわかり易いうえ、5分も待てばたいてい次の地下鉄はやってくること
それに乗車賃は一律なのでパスやキップで改札をくぐるだけで
A線・B線のどこにでも乗って行けます
しかも先般ご紹介したローマパスは地下鉄などの公共交通機関が3日間有効でしたので、その間はパスさえ持っていればどこにでも行けました
 

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ローマパスは3日で切れましたがその後も1日券やら1回券を使い分け存分に乗らせていただきました
ただしキップを買うのに難儀させられることがシバシバありました
キップの自動販売機がラテン系なのか、なかなか思うどおり使いこなせなかったからです
別の自販機で買ってみたり、コインを変えてみたりと色々試しつつ何とか買えたといったところです
 

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ホテル近くのバルベリーニ駅やテルミニ駅からの乗車が多かったのですが
さすがは1955年開業のこの地下鉄、ホームなどはその歴史を感じさせていました
 

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さてようやくここでタイトルのお話
写真の派手なペイントの車両はローマの地下鉄のものです
ずいぶん変わったデザイン・・・とも思いましたが、これは単なる落書きでした

テルミニ駅ではこんなのが 
 

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日本でもおなじみのデザインですが、ここイタリアがそのデザインの本場なのでしょうか
地下鉄のみならずトレニタリアなどの鉄道や路線の塀などもこういった落書きが溢れていました
塗装しなおしても、きっとイタチごっこなのでしょうね

 
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さらにピラーミデ駅ではこんな車両もありました
単なる愉快犯なのか、それともイタリアの失業率などの経済状況に対する不満なのかはわかりませんが
まったくもって迷惑な話です、テツの一人として悲しい限りです
 

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さてそんなローマの地下鉄で身近な話題がひとつ
それは地下鉄車内に設置されたモニターに見出すことができました
そのモニターにはローマの飲食店などのCMが流れていましたが、その中に「HOKKAIDO」というレストランの名前が飛び込んできたからです
 

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どうやら日本食レストランの宣伝のようでしたが、私の住む北海道は日本食のブランドでもあるようです
こんな地球の裏側まで来て、地元の話題が出てくるのってなんだか嬉しいものですね

イタリアへ旅立つ少し前、近年まれにみるあわただしい年末を迎えていました
特に出発の前々日などは40時間連続勤務といった徹夜仕事でなんとか片づけ(正確には片付いたことにして)
翌日迎えた出発の朝、わたわたとスーツケースに荷物を詰め込んだあと御用納めの会社に向かい
夕方、仕事を少し早めに切り上げ搭乗時間ギリギリで新千歳空港にたどり着くそんな旅の始まりでした
ということで今回のイタリア旅行は飛行機のチケットとホテルを予約した以外は何の準備もなく
当日飛行機にまさに飛び乗ってしまったんです
しかもその飛行機のチケットが取れたのは旅の1週間前、施設やレストランを調べたり予約のできる状況ではありませんでした

そんなわけで4日間のローマ滞在もどこで何しようか、飛行機の中で考えつつの
あまりにも無計画な・・・いえ無計画というよりあまりにも無謀なローマ観光がはじまりました

滞在するホテルからは、わりあい近くの「スペイン広場」近くでジェラートを食べた後は「コンドッティ通り」をぶらり歩いていると「パンテオン」に出くわしたり、そのすぐそばの「ナヴォーナ広場」に行ったりと順調に旅は始まりましたが、その後は散々でした
 

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まだ午後の3時くらいだったので、コロシアムを見に行こうと地下鉄で向かいましたが
この日は3時半で終了、タッチの差で間に合いませんでした
日が暮れるまではやっているとのことですが、それがまさかの午後3時半の閉館に出くわしました
写真の通りまだまだ日が沈むような時間でないのにかかわらずの閉館でした
有名なストもそうですが、イタリア人の労働に対するラテン気質は情報はあっても直に触れてみなければわからないものですね
 

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その後、テルミニ駅から苦労してバスでボルゲーゼ美術館に向かい、たどり着くことは出来ましたが
ここは予約でいっぱいで入館することはできませんでした
まあ予約が必要なのはわかっていましたが、空きがあれば入れてくれるということなので、まあ入れてくれるんやないと楽観してしまったわけです

そうですここローマはヨーロッパで随一ともいえる観光都市
ローマは年末を控えここだけではなくどこの施設も観光客で溢れていました

それに苦労してたどり着いたボルゲーゼ美術館でしたが、帰りのバス乗り場の場所も分からずとぼとぼと歩いてホテルに帰ることになってしまいました
そんなローマ初日となりました
 

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私どもの旅はガイドさんの付いたツアーではありません
全て自分たちで考え予約し、交通機関などを利用して観光するのですが
その分余計に事前調査が重要となります

仕事の忙しさにかまけて、そんな調査を怠っておりました
まあローマを舐めていたのかもしれません

もっともそんな無謀な旅は明日からが本番、連日列車でローマから旅に出ることになります

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ヴォルゲーゼ美術館に入れなかったうえ、帰りのバスもわからずとぼとぼ歩いて帰ってきたわけですが、多少歩き疲れたかな~と思った「スペイン広場」手前の一角にとある屋台を見つけました
それがローマの晩秋から冬にかけて見られる「焼き栗の屋台」
ここローマの風物詩のようです
なんとなく私の住む札幌は大通公園のトウキビの屋台を髣髴させます

ちなみにこういった焼き栗の屋台は、ここだけではなくコンドッティ通りなどの観光名所で同様の屋台を見かけました
これってきっとイタリアにもこういった的屋の元締めみたいな人たちがいるんだろうな


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さて私は甘いものは好きというよりは苦手なほうで、好き好んで食べることは稀なのですが、何故か「焼き栗」だけは大好きです
この筒状の紙に入れられた焼き栗が€5と決して安くはありませんが、まあ札幌のトウキビ同様にローマの風物詩を味わうことに
甘さは控えめで天津甘栗とはまた違ったヨーロッパの栗は歩き疲れていた私には優しい味でした
 
ちなみにイタリアはヨーロッパでも有数の栗生産国なんだそうです
しかもトリノオリンピックの行われたピエモンテ州では栗の中でも「マロン」と呼ぶことのできる、 大粒の最高品質クラスの栗が栽培されていることです
 

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これもお土産に買ってくれば良かったな

「髭を蓄えた老紳士」
1859年創業のイタリアのビール会社「モレッティ」の全てのビールに採用されている特徴あるラベルです
 

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このモレッティ
イタリア人に愛されるビールのようでレストランでイタリアのビールと言って頼むと、たいていどこのレスランもこのビールを出してくれます
当然のことながらピザやパスタとよく合います

そう私は海外ではいつも地酒ならぬ地ビールというかその国に愛されるビールを飲むのを旅のノルマにしているんです
 

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一日中市内を歩き回り疲れ果ててしまったローマ初日の夜
とてもレストランに出向いて、しかも慣れない言葉で注文しつつ食事をする元気は残っていません

そこでふとホテルの最寄駅である地下鉄のバルベニー駅近くにあるレストランのことを思い出しました
それが「Pepy's Bar」
朝早くから夜遅くまで、しかも夜はいつも混雑している地元の人気店でしたが
ここの入り口にテイクアウトの看板とショーケースに並べられた美味しそうなサンドイッチが並べられています

歩き疲れてはいましたが、最後の力をふりしぼりこの店でサンドイッチとパニニーニを購入します
当初店ではイタリア語しか通じないようで困惑しましたが、中国系のスタッフが英語で応対してくれ、無事に購入することができました
 

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イタリア最初の晩飯はホテルの部屋で
テイクアウトのサンドイッチとパニーニのサンド、スーパーの惣菜売り場で買ったスモークサーモンのサラダ
それにイタリアのビール「モレッティ」という、そんな晩飯となりました


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ティブルティーナ(ローマ)駅から発車する車両は
昨年4月に開業したイタリアの民間高速鉄道会社、NTV社が運行する特急「.italo(イタロ)」です
 


 

エアロダイナミクスで覆われイタリアンレッドをイメージしたのでしょう濃紅の車両は最高速300kmを誇り
イタリアのスーパーカーメーカー「フェラーリ」が経営に参画していることから、「フェラーリ特急」とも言われています
 

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イタリア2日目はこのフェラーリ特急「.italo(イタロ)」に乗ってティブルティーナ(ローマ)駅からボローニャ経由で「モデナ」と「マラネッロ」を目指すことにしました
車好き特にティフォシ (フェラリーファン) にとっては知る人ぞ知る地名、これぞ聖地巡礼といったところでしょうか

ローマからですと往復するだけで8時間ほどかかりますので朝7時半のイタロに乗ろろうと、朝食も食べずにホテルを出て地下鉄でティブルティーナ駅へ
15分ほど歩いたでしょうか、地下鉄の駅からイタロの発着するホームまでは結構な距離がありました
時間が差し迫っていたので足早に向かいます

そしてここでも切符の自動販売機に苦しめられます
とくに予定していた乗車時間が近かづいていましたので、かなり焦ってしまいました
 

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イタリア語表記から英語に切り替えるところまではいいのですが、カードの認証がうまくいきません
自販機にはJCBカードも使えるとありましたが、このあとも終始使えませんでしたから、おそらくJCBは使えないのでしょう
結局は現金で購入することにしました
ちなみにトレニタリアではアメックスが使えたんですけどね
 

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なんとか無事切符を買うことができ
いざ乗車、席はほぼ満席でした

車内のデザインはイタルデザイン(ジウジアーロ)
いかにもイタリアンといった雰囲気です
設備もコンセントが付属されていたり、Wi-Fiが使えたりと便利この上なく
 

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飲み物の自販機はイリィのエスプレッソマシン
このへんもさすがイタリアといったところでしょうか


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車両の電光掲示を見るとフェラーリ特急の速度は250kmをマーク
その割に揺れも少なく2時間あまりの快適な鉄道の旅となりました
 

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イタリアの鉄道の分岐点「ボローニャ」
ローマからボローニャまでイタロに乗ってきたわけですが、ここで少しばかり待ち時間がありました
ボーローニャといえば本場のミートソーススパゲティである「ボロネーゼ」
食べてみたいのも山々ですが、この時はまだ朝の9時半くらい、街に繰り出してもレストランは開いていないでしょう
残念ですがボロネーゼはあきらめることにします

それに是非とも試したいものがありました
 

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さてイタリア人は無類のコーヒー好きのようで
「道で知り合いにあったらバール」
「仕事の前にちょっとバールへ」
「仕事が一段落したらまたバール」
「食事の後にバール」
と、何度もバールへ通い、一日で何杯ものコーヒーを飲むのが日課のようです
当然のようにイタリアの街角にはコーヒーショップたるバールがあちらこちらにあります

私も普段から朝はグラインダーを使った挽きたてのコーヒー、休みの日もエスプレッソがかかせないといったくらいコーヒーにはちょっとだけこだわりがあります
当然のごとく今回のイタリア旅行では美味しいコーヒーが飲みたいと思っていました


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ここはぜひとも本場?のエスプレッソコーヒーを飲みに行かねばならないと考えていたところ
ボローニャ中央駅ホームに「A Café 」というバールを発見
さっそく店内に入ってみます

なかはコーヒーのいい薫りが充満していましたが、ついでにお客も満杯です
人気店なのでしょうか
 

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ショーケースには美味しそうなクロワッサン
そしてイタリアのバールの定番「パニーニ」のサンドイッチがありました
 

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まず会計を先に済ませ
そしてレシートを見せ、スタッフにエスプレッソを淹れてもらいます
そのさまはまさに職人芸
4個もの口のあるエスプレッソマシンを駆使し、手慣れた手際でその名の通りエスプレッソ(急行)で淹れてくれました
 

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私はもちろんエスプレッソ
奥さんはいっつものようにカフェラテ

クロワッサンとともにいただきますが、このエスプレッソ
本当に旨いです
やはりイタリアに来たのならエスプレッソは外せませんね
 

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鉄道を使った移動は日本では割とポピュラーな旅の形態です
航空機を使った旅行と一味違い、車窓が楽しめたり
地元の方の生活の一端が覗けたりと旅情たっぷりの旅が味わえます

海外でも最近では高速鉄道が増え、都市間移動が楽になってきたこと
そしてそんな国では特徴ある列車が数多くつかわれていることから
私もここ数年、海外に行くとそういった鉄道で旅すること自体が旅の目的になったりもしています
いわゆる「海外テツ」ってやつですね

今回ボローニャからモデナへと向かうのは、従来路線を高速列車で運用するESイタリアの車両
白い矢という名をつけられた「フレッチャ・ビアンカ」です
フレッチャロッサを筆頭に、このフレッチャシリーズはフェラーリのデザインを担当するピニンファリーナやジウジアーロのデザインによる車体です
う~ん、カッコ良いですね
 

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ボローニャ中央駅はイタリアの重要なハブ駅とあって電光掲示板にはローマ・ヴェネツィア・ミラノ・アンコーナと旅ごころを掻き立てる地名が溢れています
大きな駅ということもあり当然のように大勢の乗客で混雑していました
 

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そんな駅の一角に例の切符の自動販売機を発見しました
例のというのはどうも私はこの切符の自動販売機との相性が悪かったからです
今回も画面にはJCBカードが使えるとありましたが、結局のところJCBカードは使えませんでした
それでも四苦八苦して目的地であるモデナ行きの切符を無事に買うことができました

画面でホームが何番か探しましたが、行き先の最終到着地がわからないと探せないところが辛いところです
 

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そんなホームでは列車に乗り込む前に一つ儀式をすませねばなりません
それが自動検札機での刻印(ティンブラーレ)
これを忘れ刻印のない切符を車掌さんの検札で見つかった場合は罰金をとられます
その罰金は€20~と結構高額のようです
もちろん外国人だからといって許されるわけではないようです

ちょっと忘れた・知らなかったが許されるのは日本だけなんですね
特にヨーロッパはこういったことに厳しいようです
やはり「無知は罪」ということです
 

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さてそんな刻印を無事すませ、さっそくフレッチェ・ビアンカの車内へ
今回30分足らずの列車の旅ですが、奮発して一等車を予約いたしました
横に2列+1列の配置の車内はさすがに余裕があります
 

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それとボックス席となった席の真ん中にはテーブルがありました
このテーブル使用するとき以外はたためるようになっています
そうフランスで乗ったTGVと同じ仕様です
シートのデザインも良いですね
 

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ACのコンセントもありました
ただしソケットの形状は各国バラバラで、グローバルなソケットを持ってこなかったので使えませんでした
特に最近はiPhoneの充電が旅の盲点
こういった時に充電できるよう、旅先でその国のコンセント形状に合わせたiPhoneの充電器を買うのが日課となり、私の海外土産のコレクションとなっています

トイレと洗面所のデザインも良いですね
イタリアを感じさせるデザインです
 

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とそうこうしている間に目的地のひとつモデナに到着です
 

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そうモデナはあのフェラーリ社の創始者「エンツォ・フェラーリ」の生まれ故郷
フェラーリには「モデナ」という名の車種もあります
車好きにとっては聖地の一つとなっている場所なんです

イタリアで自動車産業といえば、まず思いつくのは「トリノ」でしょう
フィアットの城下町として海外にも知れ渡った工業都市です
けれどイタリア人にとってはこちらが「自動車のまち(citta` del motore)」といってはばからない聖地とも言える場所があります
それが今回訪れた街「モデナ」です
何故か・・・・そのわけは簡単
「マセラティ」(モデナ市内)
「デ・トマソ」(モデナ市内にあったが現在は解散)
「フェラーリ」(モデナから南へ10km程の所にあるマラネッロ)
「ランボルギーニ」(モデナから東に10kmほどのところにあるサンターガタ・ボロネーゼ)
など、錚々たるメーカーがこのモデナもしくは近郊に集積しているからなんです
 

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私がまだ中学生くらいのころでしょうか
そのころ「スーパーカーブーム」というものがあり、そのころ見聞きしたスーパーカー(高級スポーツカー)のほとんどが、何故かこの地で作られていることを知り、あこがれのようなようなものを感じておりました
そうここモデナは一度訪れたいと思っていた、私にとっての聖地なんです

私の住む札幌から飛行機を乗り継ぎ24時間、そしてローマからも列車を乗り継ぎさらに3時間余り
とうとうそのモデナ駅までやってきました
途中の列車からの車窓はブドウ畑や豊饒な農地がどこまでも続く田舎の田園地帯
そういえばバルサミコ酢の産地として有名でしたね

こんなところからあの高級スポーツカーが生まれてくるなど、なんだか信じがたい風景でした
 

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駅から降りてまず向かったのが観光案内所
ここでモデナの地図をいただきます
このあとマラネッロまでバスで向かいますので、バスターミナルの場所もここで聞いておきました
 

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さっそくバスの乗車券を買いにバスターミナルへ
途中大きなサッカースタジアムに出くわしました
 

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それが「スタディオ・アルベルト・ブラーリア」
マラネッロからの帰りはこの通りも封鎖され、警察の方々も配置されていて
日本でいうところの機動隊の車両のようなものまで出動してました

どうやらこの日、ちょうどここモデナを本拠地とするモデナFCのサッカーの試合が行われていたようですが、サッカーの試合ってここまでしないといけないの
そんな雰囲気でした
 

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あまりにも物々しい警備、そして怒涛のような歓声がスタジアムから聞こえてくるなど
尋常じゃない雰囲気にのまれスタジアムに入ることは有りませんでしたが
本場のセリエBの試合を観る絶好の機会でした
いや~返す返すも残念

そういえばこのあと訪れる「エンッオ・フェラーリ・ミュージアム」
そのエンッオの生まれ故郷はここモデナですが、彼は若い時スポーツ記者になりたかったと語っていました
彼もカルチョの国たるイタリア人、しかもモデナFCは1912年創設のモデナを本拠地とする地元のチーム
スポーツを愛した彼はモデナFCの試合もきっと見に行ってたんだろうな~
ほんとうにこのときに躊躇して観に行かなかったこと後悔しています
 

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そんなスタジアムを素通りし
向かったバスターミナルでフェラーリミュージアムのあるマラネッロまでのバスのチケットを購入
残念ながらバスは出たばかりで、このあと2時間後くらいまでマナレッロ行きのバスはないとのことでした
しかたありません先にモデナ駅近くにある
「エンッオ・フェラーリ・ミュージアム」を覗いていくことにします

モータースポーツ史における偉人として不滅の業績を残したエンツォ・フェラーリ
その功績を後世に残したいのでしょう
昨年彼の生まれ故郷モデナの街に「エンツォ・フェラーリ ミュージアム」がオープンいたしました
 

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ウィキペディアにはこう謳われています
『2012年3月10日、イタリア・モデナで実父が板金工を営んでいた工場兼住居を改装し、エンツォ・フェラーリ生家博物館 (Museo Casa Enzo Ferrari) が開館した。
(中略)
館内にはフェラーリやアルファ・ロメオの初期の市販車・レースカーの他に、エンツォのトレードマークであるサングラスなどの愛用品も展示されている。』

昨年3月に出来たばかりの博物館
blogなどを見渡してもまだあまり紹介されていません
折角イタリアくんだりまできたのですから、これは実際に行って見てこなければなりませんね
 

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場所はモデナ駅から歩いて10分ほどの距離にあります
地元の方でしょうか、看板を見ながらどこだろうと探しているとこっちだよ・・・と言ったように思えた・・・と声をかけてくれました
おかげで迷うことなくこの門に到着
 

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ここを訪れたのは日曜日でしたが、館内は思ったよりも閑散としていました
フェラーリというよりはアルファロメオやマセラッティのレーシングカーが多かったという印象が残りました
「おさわり禁止」とは書かれていませんが、直接触るのは厳禁でしょう
けれど写真を撮るのはOKのようでした
 

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たっぷり写真を撮ってきたので、こちらにUPしておきますね
 

エンツォ・フェラーリ ミュージアムのアルバム(7ページ75枚あります)
 

このエンツォ・フェラーリ ミュージアムの開設に当たりネックになったのが、この生家に他の持ち主がいた事だったようで
ウィキペディアにはこうも書かれていました
『生家はエンツォによって売却されていたため取得が難航し、現在の所有者から賃貸というかたちで開設された。』
エンツォ・フェラーリがが若かりし頃に、レース用のクルマを購入する資金を得るために、母親を 説得してこの家を売却してしまっていたんですね
やはりレースにはお金がかかるようです
このミュージアムにはそんな話の足跡も潜んでいたようにも思えました

ちなみにエンツォ・フェラーリのお金に関する話ではこんな話も残ってます
1969年世界を襲ったオイルショックの波はフェラーリの屋台骨をくじき、経営難となってしまいました
F1の資金もままならない、そんなときエンツォ・フェラーリはFIAT本社に出かけて、社主ジャンニ・アリエリをはじめとした面々こう言ったそうです
オレの死後フェラーリはあんたらにくれてやる
だから当面のF1資金を出してほしい
こうしてFIATから資金を援助してもらったんですね
これを好条件とみるか、それとも商売だったのか知る由もありませんが

エンツォ亡き今、フェラーリはフィアット社の傘下にあります
F1マシンにあるFIATの文字が物語っていますね
「金は出しても口は出さない」
そう社主ジャンニ・アリエリはこのときの約束を守ったというわけです

モデナのエンツォ・フェラーリ ミュージアムの入場券とマラレッロにあるフェラーリ・ミュージアムの入場券は当然のようにセットで売られていました
入場料は合わせて€22です
 

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そんなチケットを買おうと並んでいると
目の前にいる上海から来た青年が、とある質問をミュージアムのチケット売り場のスタッフに投げかけていました
上海から来た青年と断言しているのはこのあと少しばかりその青年と話をして
どこから来たのか聞いていたからです
その青年はこの入場券売り場のスタッフにこう質問いたしました
「そのマラレッロまでどうやって行けばよいの?」
鉄道のないマナレッロまではバスかタクシーでしか行く手段はなく、コストを考えると当然のごとくバスが一番の選択肢となります

ちなみに私どもはこのエンツオ・フェラーリ ミュージアムに来る前にバスターミナルでマラネッロ行のバスのチケットを買ったばかりでした
そんなことも知らないのか・・・ばかりにそんなやり取りを聞いていました
 

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ここでスタッフはバスターミナルからのマラネッロ行のバスのことを話すと思っていたら
スタッフは考えても見なかった事を話し始めました
なんとこのエンツオ・フェラーリ ミュージアムからマラレッロのフェラーリミュージアムまで専用のシャトルバスが運行されているとのことでした

えっそんなものがあるの・・・・知らなかった(>_<)
「どや顔」が一気に萎縮します
もっとも€25と結構高そうな金額が提示されていましたが、交通の便の悪いこの地域では一番の選択肢だったかもしれません
 

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そんな上海から来た若者はさっさと専用のシャトルバスでマナレッロのフェラーリミュージアムへと旅立っていきましたが、私どもはこのあと20分くらい歩いてモデナのバスターミナルへ
そこにはマラレッロ行である800番のバスが待っていてくれました
 

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あらかじめ買っておいたチケットを読み取り機に通しバスに乗り込みます
イタリア語はチンプンカンプンですが、降りるところがわからないので英語でバスの運転手にフェラーリミュージアムで降りることを伝えておくと
捲かしておけとばかりに相槌をうってくれました

30分くらい走ったところで運転手がここだとばかりに止まってくれた場所
それがあのフェラーリの本社でした
 

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帰路ももちろんバス
この日は日曜日とあってバスの便も半減です

こういった場所は帰りの便のほうが、データもなく大変だったりもしますので
バス停にあった時刻表を載せておきますね
(2012年12月現在のものです) 


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でもモデナのエンツォ・フェラーリ ミュージアムからマラレッロまではやはり専用のシャトルバスのほうが便利かと
ペアでチケットが売られているくらいですから、みなさん順序は違えど双方のミュージアムに顔を出します、当然のように何らかの交通手段があってしかるべき
こんな一番単純な考え方がこの時にはできませんでした

いつものように旅は失敗ばかりです

とうとうここまでたどり着くことができました
私の住む札幌からは新千歳空港~成田空港~パリ・シャルル・ドゴール空港~ローマ・フィウミチーノ空港を経てローマ
ここまでが25時間の空の旅
ローマからは鉄道の旅
フェラーリ特急でボローニャ、そしてトレニタニアでモデナ
そしてモデナからマラネッロまではバスに揺られ3時間半ばかり
そんな長い時間をかけたどり着いたのがここマナレッロにあるフェラーリ・ミュージアム

跳ね馬が私を迎えてくれました
 

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レポートはまた後日として、当日撮ってきた写真をUPしておきますね

マラネッロのフェラーリ ミュージアムのアルバム(13ページ150枚あります)

2002FIFAワールドカップが札幌ドームを舞台として行われたさい
イタリア代表を受け入れたホテル
「シェラトンホテル札幌」です

ちなみにそのときのイタリア代表
このホテルや札幌の雰囲気が良かったのか、ふらっとホテルにあるスターズ・バーに飲みに来てしまい周りの客を驚かせたなんて話も聞いています
 

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昨年は不幸な出来事があり自粛していた結婚記念日
今年は2年越しとなりますがこの自宅近くのホテル
シェラトンホテル札幌に会社帰りに立ち寄ることにしました
 

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平日の夜なのでこの時すでに夜の8時近く
そんな時間に立ち寄るぴったりの
そう財布にも優しいまさに我が家にぴったりのプランが
シェラトン札幌1Fのカフェ・ドムというビュッフェレストランにありました
ここは2年前にやはりランチビュッフェに訪れたレストランです
 

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このカフェ・ドム
「ブラッセリータイム」として
19:45から21:15の1時間半限定のメニューが提供されます
限定と言っても、ビュッフェですからメニューは変わりません
しかも一杯だけですが、ビール・ワイン・カクテルが提供されます
ビュッフェに一杯のお酒がついて料金は税込1,500円
これってかなりお得ですね
というか食関連のデフレはとうとうこんなところにまで来ているのかといった感じです

前菜はいかにもホテルらしいビュッフェが並んでいて
こいつを肴にまずはビール
 

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時間帯からいってどちらかというと2次回コースのようにも感じますが
フードメニューは充実していました

まずはスパイシーな「スープカレー」
 

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残り少なくなった「山菜ドリア」をこすげ取っていると
新しいの持ってきますからそれ取らないで下さいと
持ってきてもらったアツアツをいただきます
料金は安くともさすがはホテルですね
 

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面白かったのが
「ジンギスカン唐揚げ」
斬新ですが、結構おいしかった
こんど自宅で作ってみたくもなりました
 

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こういったビュッフェにつきものとなった
ルクレーゼ鍋ものもあります
「白菜と豚バラのミルフィーユ鍋」
 

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これで終わらないのが我が家です
一杯のアルコールで済むはずもなく、ワインのテイスティングセットを追加
3杯のセットを試します
 
 
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シェラトン札幌セレクトの赤ワイン・白ワインそれぞれ3杯ずつ計6杯
これに追加でビールも頼みました
結局このブラッセリータイム・ビュッフェよりも酒代のほうだ高くついたという落ちとなります
 

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ほろ酔い気分で満足のビュッフェとなりました
そういや結婚記念日って私の誕生日でもあったんだよな
デザートのケーキもいろいろありましたが、お腹いっぱいで食べれずじまいとなりました

大山生煎店_南三条店の焼小龍包

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タイトルの「生煎」は、シェンジェンと読むそうです
少しばかり肉厚の皮におおわれた「小龍包」に焼き目をつけたものなんですが、これが実に美味い
水餃子よりも焼き餃子に慣れた日本人には、食べなれた感のある料理です
上海や台湾の屋台で味わい、病みつきになってしまいました
日本では焼小龍包と言われることが多いのですが、私の住む札幌には以前売っている店がありませんでした
昨年「大山生煎店」という店が南3条に出店し、これは是非とも行ってみなければと思っていたところ
ちょっとした飲み会があり、その帰りに立ち寄ることができました

家で夜食にしようとテイクアウトすることにします
 

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上海や台湾がそうであったように、この店も大きな「すき焼き鍋」のような鍋で小龍包を蒸しそして焼いていました
6個で600円とそこそこのお値段ですが、熱々のスープがタップリ入った焼小龍包は頬張ると思わず「好」と思わすつぶやいてしまいたいほどのものでした
 

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またススキノに来る機会があれば、立ち寄りたいものです
 

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