落書きだらけのローマの地下鉄

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1955年に開業したローマの地下鉄
イタリアの首都ローマ市の重要な交通機関のはずですが、まだA線とB線の2路線しか開業しておりません
(ちなみに私の住む札幌市の地下鉄が冬季オリンピンクに合わせ1971年に開業していますが、すでに3本の路線が開通しています)
これはいったい何故か・・・・・
答えは簡単、地下鉄の工事の際、掘れば掘るほど何らかの遺跡が発見されてしまうからです
当然のごとく遺跡の発掘のために工事は中止され路線計画さえも変更を余儀なくされてしまうのがその理由なんだそうです
「ローマを歩けば遺跡にあたる」と言わしめるほどの遺跡は、何も地上の話だけではなかったのです
 

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とはいえ現在開通しているA線・B線と2つの路線のある地下鉄はローマ観光で足として重要で今回の旅でも大変お世話になりました
路線がわかり易いうえ、5分も待てばたいてい次の地下鉄はやってくること
それに乗車賃は一律なのでパスやキップで改札をくぐるだけで
A線・B線のどこにでも乗って行けます
しかも先般ご紹介したローマパスは地下鉄などの公共交通機関が3日間有効でしたので、その間はパスさえ持っていればどこにでも行けました
 

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ローマパスは3日で切れましたがその後も1日券やら1回券を使い分け存分に乗らせていただきました
ただしキップを買うのに難儀させられることがシバシバありました
キップの自動販売機がラテン系なのか、なかなか思うどおり使いこなせなかったからです
別の自販機で買ってみたり、コインを変えてみたりと色々試しつつ何とか買えたといったところです
 

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ホテル近くのバルベリーニ駅やテルミニ駅からの乗車が多かったのですが
さすがは1955年開業のこの地下鉄、ホームなどはその歴史を感じさせていました
 

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さてようやくここでタイトルのお話
写真の派手なペイントの車両はローマの地下鉄のものです
ずいぶん変わったデザイン・・・とも思いましたが、これは単なる落書きでした

テルミニ駅ではこんなのが 
 

rome145.jpg
 

日本でもおなじみのデザインですが、ここイタリアがそのデザインの本場なのでしょうか
地下鉄のみならずトレニタリアなどの鉄道や路線の塀などもこういった落書きが溢れていました
塗装しなおしても、きっとイタチごっこなのでしょうね

 
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さらにピラーミデ駅ではこんな車両もありました
単なる愉快犯なのか、それともイタリアの失業率などの経済状況に対する不満なのかはわかりませんが
まったくもって迷惑な話です、テツの一人として悲しい限りです
 

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さてそんなローマの地下鉄で身近な話題がひとつ
それは地下鉄車内に設置されたモニターに見出すことができました
そのモニターにはローマの飲食店などのCMが流れていましたが、その中に「HOKKAIDO」というレストランの名前が飛び込んできたからです
 

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どうやら日本食レストランの宣伝のようでしたが、私の住む北海道は日本食のブランドでもあるようです
こんな地球の裏側まで来て、地元の話題が出てくるのってなんだか嬉しいものですね

コメント(2)

Hokkaidoは日本の地名として認知されているんですね。
北海道の産物だけじゃなくても異国の地で聞くとうれしくなりますよね。

いこう斎さん こんんちは
まさかイタリアで北海道の名前が出てきたときには感動いたしました

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この記事について

このページは、r-ohtaniが2013年2月 6日 07:34に書いた記事です。

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