今回の旅は東北の酒蔵巡り
まず最初に訪れたのは福島県喜多方
わざわざ宮城県仙台市から朝一でレンタカーを借り、高速道路をひた走りやってきました
その喜多方、ラーメンの町として有名ですが、実は酒蔵の町としても有名
最盛期には30もの酒蔵が有ったそうですが、現在でも9軒の酒蔵が日本酒を醸しており
今回伺ったのが、そんな喜多方の酒蔵の一つ「喜多の華酒造」
大正八年に創業と100年の歴史ある酒蔵
けれど、酒蔵としてはここ喜多方市では一番若い蔵なんだそうです
そんなわけもあるのでしょう街中ではなく鄙びた街並みにその酒蔵は有りました
予め酒蔵見学を予約の上、伺いましたが
当日は3代目蔵元・星敬志社長自ら酒蔵を解説
暖簾に酒塾を掲げ、長年、酒造りの体験や酒蔵見学を積極的に受け入れており、「酒造りをより深く知ってもらいたい」「来たときよりも、酒を語りたくなるように」という思いがあることから、なかなか興味深い話を聞かせていただきました
ちなみに写真は蔵の屋根に付いた蔵つきの麹菌です
蔵の歴史を垣間見ることが出来ますね
最近こうした酒蔵でよく見るようになったウッドソンの洗米機
現在、こうしたこだわりの強い酒蔵にあっても
洗米作業の機械化は進化しており、手洗いの時代から洗米機を使って洗う時代へと移行しているようです
酒蔵で米を蒸すのに使用しているのは伝統的な和釜でした
隣に大きな金属製の甑が見て取れますが、結構な量の酒米をここで蒸すようです
蒸し終わった酒米を、甑から取り出し冷やすのに使われるのが、この放冷機
酒蔵で良く見るアサヒ製作所の横型洗濯機も見ることが出来ました
タンクは琺瑯製
ここでは福島県産の酒米を中心に福島県産酵母を使い
飯豊山系の地下岩盤水脈から湧き出る清水を使って醸しているそうです
伺ったのは8月で造りはしてませんでしたが、蔵全体に良い香りが漂っていました
蔵見学の後は店に舞い戻ります
という事でお楽しみの試飲
ただドライバーである私は飲めません
出来あがった日本酒はこうして冷蔵庫で大切に保管されています
試飲したのは私ではなく我が家の奥さんですが
「純米辛口 蔵太鼓」
「純米吟醸 明日の日本を語る酒」
「純米吟醸 中汲み 蔵太郎」
「純米吟醸 喜多の華」
「特別純米 無濾過原酒 星自慢」
の5種
星自慢が美味しいとのことだったので土産といたしました
今回の酒蔵見学では3代目蔵元・星敬志社長自ら楽しい日本酒造りのお話が聞け光栄でした