冬の富良野・美瑛2017の最近の記事

富良野駅前通りにあってちょうっと異質な空間
それが「唯我独尊」
駅前通りということで銀行などが立ち並ぶ中、駐車場には木々が生い茂り緑豊かな環境が広がっていたりします
このお店の創業は1974年、歴史のあるカレー屋さんで40年以上にわたり地元食材に拘り抜いたカレーを作っているお店です
そういや今から25年前に亡き父が上富良野勤務だったころに一度伺ったことが有りました
 

yuigadokuson01.jpg
 

どちらかというと「北の国から」のイメージがこの店にはありますが
実は北の国からのTV放送の前から、こんな洒落た木造建築そしてエントランスで営業されています
時間少し前に伺い開店とともに入店いたしました
 

yuigadokuson02.jpg
 

店内には思いのほか若いスタッフが多く、てきぱき動くスタッフとまだ慣れないスタッフの両方に目が行きます
この人達って、ここ富良野に憧れてやってきた方々なのかな~
求人難に悩む私どもにはただただうらやましい限りの光景でした
席の壁には来た思い出を刻むためか、名刺が貼られていました
わざわざこの店を目当てにやってくるのでしょう、結構遠方からやって来られる方の名刺が多かった
 

yuigadokuson03.jpg yuigadokuson04.jpg
 

テーブルには年季の入った手書きのメニューが置かれていました
25年前もこんな感じだったかとちょっと考え深げです
 

yuigadokuson05.jpg
 

実はここに来る前に頼むのものはすでに決めていました
そう唯我独尊で手作りされるソーセージが乗ったソーセージカレー
25年前も確か頼んだはずです
そのカレーの味の記憶は全くありませんが、ここにきたらまた頼もうと決めていたのですが・・・・・

メニューの上に乗った、気になるダンボールに書かれたメニューが・・・・
「数量限定(1日限定20個) 特大メンチカツカレー 
富良野産ネギ・キャベツ使用とあります」
限定物に弱い私、しかもこれを食べるのなら、開店と同時に飛び込んだ今日でしょう
ということで頼んでしまいました

さて出てきたのが、こいつです
たっぷりのカレーに大きくやわらかなメンチカツ
なかなか迫力ありました
添えられたきっと富良野産なのでしょう揚げられたジャガイモも美味しかった
そうコトコト長い時間煮込むカレールーにジャガイモは溶けてしまうので入れられません
ジャガイモと一緒に食べるのならこうしてトッピングされるのがベストかと私も思います
 

yuigadokuson07.jpg
 

さて富良野といえばオムカレー
数年前から盛んに行われているご当地グルメの一環です
なぜかその富良野オムカレーのホームページにはこの唯我独尊の店名はありません
富良野オムカレーを名乗るなら牛乳の消費拡大を狙って「ふらの牛乳」を添付するとか、値段も税抜き千円以内なんて制約があるので、きっとこのあたりがネックなのでしょうネ
どちらかというと富良野オムカレー発祥のお店かと思いますが、わからないものです

ちなみに私の記憶では寿都の新ご当地グルメ「寿都ホッケめし」も
寿都ではホッケの水揚げが減る中、ホッケの価格が上昇し制約の価格維持が難しくなっているようですしこの新ご当地グルメまだまだ前途多難のようです

我が家の奥さんが頼んだのはもちろん人気の『オムカレー』

お米は中富良野の中井農園のきらら397
小麦粉や玉ねぎなどの野菜も富良野産
オリジナルのブレンドのチーズがはいったトロフワのオムレツ
その上にとろとろに煮込まれ黒みがかった濃厚なカレールウが乗るといったこだわりのカレーです
 

yuigadokuson06.jpg
 

この濃厚なカレールーついつい食べ過ぎるのが難点ですが
大丈夫なんです
そう唯我独尊では「ルールルルー♪」の合言葉は魔法のパスワード
カレーのお皿をカウンターに差し出し、合言葉を言うとルーをたっぷり補充してくれました
大人が「ルールルルー♪」と言って頼むのはちょっと恥ずかしのですが、そのやりとりがなんとも良いですね

といっても「北の国から」を見たことのない私には何のとかさっぱりわからないんですが・・・
 

yuigadokuson08.jpg yuigadokuson09.jpg
 

そうそうテーブルに置かれた
「うま辛調味料 独尊サンバル」
カレーに加えて食べるとこれが辛味が増して美味しい
ついつい帰りにお土産としましたが、赴任先でレトルトカレーなど食べるときにでも
こいつを加えて唯我独尊風カレーにすることとします
 

yuigadokuson10.jpg

春から秋にかけて美瑛の景色はTVや雑誌で紹介され見る機会も多いのですが、寒さの厳しい冬にこそ、この季節にしか見られない絶景があります
富良野の唯我独尊でカレーを食べた後は、そんな雪景色の風景を求めて美瑛は白金温泉までやってきました
温泉街を流れる美瑛川はブルーリバーとも呼ばれる美しい川ですが、そのブルーリバーの厳寒の様子は今朝の北海道新聞に「雪に浮かぶ青き美瑛川」というタイトルで記事が掲載されていました

記事のようなプロがドローンを使って撮影した引き立つコバルトブルーに染まる美瑛川の写真は撮れませんでしたが、私も数枚ばかり厳寒の美瑛川を撮影してきました
 

blueriver01.JPG
 

しかもこの季節、温泉街にかかる遊歩道の橋からは十勝岳の伏流水が岩壁の割れ目から流れ落ちる、しらひげの滝そして流れ落ちる滝が凍った氷柱が見て取れます
 

blueriver02.JPG
 

そう今回ここに来たわけは冬季間は流れ落ちる滝に出来る氷柱が見たいがため
川に沿って垂れさがる氷柱の様子はまるでカーテンのようでした
もう少しお日様がさしてくれるとコバルトブルーの美瑛川にかかるカーテンのような景色が見れたのですが残念
写真は光と影の芸術とはよく言ったものです
 

blueriver03.JPG
 

さてもう一つの美瑛の名所「青い池」にも立ち寄りました
ただ残念ながら池はいまだ雪原の中、コバルトブルーの池を見ることはかないませんでした
駐車場がオープンしていたのでもしやと思って入ってきましたが、やはり春を待たねば青い池は見れないようです
まぁこんなこともあるわな
 

blueriver04.jpg

美瑛パッチワークの路の雪景色

| コメント(0)

その昔、2人のカップルが日産スカイラインで日本各地を旅するという、シリーズもののCMがありました
その2人の名はケンとメリー
のちにその2人の名から「ケンメリ」と呼ばれるようになる1972年に発売された4代目スカイラインのCMです



 
 
そのシリーズもののスカイラインのCMは、日本各地を旅するというコンセプトから北海道でも撮影が行われ、美瑛の丘陵にあるポプラの木がその対象となったようです
それが下の写真の「ケンとメリーの木」

これは風景写真家である前田真三氏の撮った写真が全国区となり、関係者の目にも入ったのがきっかけだったのではと思っています

そんな美瑛の景色を使ったこのケンとメリーの木をきっかけとして、CMなどが次々と撮られます
1976年:「ケンとメリーの木」(日産スカイラインのCM)
1976年:「セブンスターの木」(JTセブンスターパッケージ)
1978年:「マイルドセブンの丘」(JTマイルドセブンCM)
1997年:「パフィーの木」(ドラマ「ワイルドで行こう」)
今ではそんなCMが撮影された木などが点在する場所を美瑛では「パッチワークの路」と名付け
観光名所として発展させているようです
 

biei01.jpg

 

ケンとメリーの木の次に訪れたのは「セブンスターの木」
丘の上に一本だけ存在するかしわの木です
昭和51年に、たばこ「セブンスター」のパッケージとなった事が名前の由来だそうですが
ほんとこうして見るとたんなる柏の木
もっともこれは冬の景色、柏は落葉樹で葉もないことですから仕方ありませんね
それにまわりに広がる丘陵の畑も、夏なら色彩豊かなんでしょうが
今は雪をかぶっていてモノトーンな景色、ちょっと寂しかったかもしれません
 

biei02.jpg

 

続いて「マイルドセブン」の丘
カラマツの木が防風林として一列に植えられています
このカラマツ、今のように足場が金属製ではない時代、建築の際の足場によく使われました
炭礦の坑道を支える資材としても使われたことから、産炭地である北海道ではよく見られる木でもあります
私からすると防風林としては少なく、貧弱に見えるのですがそれがかえって周りの丘陵とマッチしているのでしょうね
 

biei06.jpg

 

ここでなんと外国人観光客(当然アジア系)の団体の観光客と遭遇
アウトドアウエアにちょっとこじゃれたかっこ
観光バスの内部にはハングルで書かれた表記が有ったことから、これは間違いなく韓国からの観光客でしょう
う~ん、日本人ならマイルセブンのCMになじみがありその風景を求めてやって来るのでしょうが、韓国人にマイルドセブンって判るのかな~
 

biei04.jpg

 

でもそんな韓国人のお目当てはCMによるものよりは「大雪原の新雪」のようです
雪が珍しいのか、新雪に身をゆだねているのか、ふかふかの雪に倒れこみ記念撮影するのが、あたりまえのようで、マイルドセブンの丘に通じる小道にはそんな跡があちこちに点在していました
そういや韓国って冬は寒いけど雪はあまり降らないってよく聞きますからね
でも確か来年はそんな韓国で冬季オリンピックが開かれるはずです
雪は降ってくれるでしょうか
 

biei05.jpg

 

さてこのパッチワークの路の観光名所は韓国人のみならず、中国やマレーシアあたりから来たかと思わる方とも遭遇いたしました
そんな観光客の中にはマナーの悪い方も多いようで
こうした「立小便禁止」「立入禁止」と中国語・ハングル・英語で書かれた看板を多く見かけました
パッチワークの路など推進した美瑛の観光の担当者も、まさかこれほどアジアからの観光客が来るとは思ってなかったんでしょうね

ちなみに「立入禁止」などの看板は本当に切実で、麦畑に入り込み麦の穂が踏み倒され小道が出来ている画像なども見た記憶が有ります(これは日本人のカメラマンも同様にマナーの悪い方がいるようです)
昨年には、そうした悪質な観光客が来ないよう畑の持ち主が「哲学の木」を切り倒すなんて事態も発生していました
さようなら哲学の木」(北海道美瑛の写真家・中西敏貴のブログサイト)より
 

biei03.jpg
 

札幌や小樽、知床などなら私もまだ想像の範囲内ですが、こうしたアジア系の観光客はここ美瑛や富良野にも大挙してやって来ているようです
さて今晩は富良野に宿泊の予定ですが、大丈夫でしょうか

今回富良野にやって来たわけは
結婚28年を記念して、ちょっと贅沢な週末を過ごそうというもの
実は昨年もそんな話で」あの「ウインザーホテル洞爺」に宿泊、アウトオブアフリカで鉄板焼きを堪能いたしました
今回のターゲットは「フラノ寶亭留」
知る人ぞ知る富良野のオーベルジュです
この富良野牛乳の空瓶で作ったシャンデリアが私ども夫婦を迎えてくれました
 

furanohoteru06.jpg
 

さて「フラノ寶亭留」
今回が2回目の訪問となります
1回目は「サッポロビールのルーツを探る大人の社会科見学2016 」に参加した時
昼に立ち寄ったのが、ここフラノ寶亭留のフラノフレンチでのランチでした
いつかは泊まって食事を愉しみたいと思っていましたが、今回ようやくここに泊まることが出来ます
というのも大人の社会科見学のツアーに参加した時点では私の勤務先は小樽
富良野はちょっと遠すぎましたが、10月に職場の異動があり、現在は滝川で単身赴任となっています
そうこんな時にでもなければと思い立ちフラノ寶亭留を予約し伺いました
 

furanohoteru01.jpg furanohoteru02.jpg
 

車のカギをスタッフに渡し館内へ
ホテルの庭が眺められるラウンジの長い長いテーブルに案内されました
 

furanohoteru05.jpg
 

このラウンジでウェルカムドリンクと富良野プリンをいただきつつ
チェックイン
 

furanohoteru17.jpg
 

振り返るとそこには
ロビーには暖炉が有りました
なかなかユニークなデザインですね
夜は暖炉を丸く囲むベンチに座わり、マシュマロを焼いたりもできるのだとか
 

furanohoteru03.jpg furanohoteru04.jpg
 
このラウンジには
売店と噂のグラスバーがありますが、お客さんが少ないので館内は閑散としています
 

furanohoteru09.jpg furanohoteru07.jpg
 

3万5000坪の広大な敷地に客室数わずか25室という贅沢なリゾートライフが満喫できる「フラノ寶亭留」
客室が25室しかありませんので宿泊客は限られます
ということで今北海道のあちらこちらで見かけるアジア系の団体客は皆無でした
この日、フラノ寶亭留はインバウンドの団体客が居ない贅沢な空間となっていました

唯一、宿泊しに来ていた外国人は聞き取りやすい英語を話す白人の方でした
話の内容からどうやら富良野にスキーに来られているようです
その外国人を除き日本人ばかりが泊まる宿は久しぶりのような気がします

ちなみに私は特段、排他主義者ってわけではありません
アジアの国々もよく遊びに行きますしね
中華街などでワイワイ・ガヤガヤやりながら食べる中華も格別だと思っています
ただこうしたゆったりとした時間を愉しむホテルで所かまわずそれをやられるとやはり幻滅してしまいますからね

 

furanohoteru10.jpg
 

部屋に案内され窓から外を望むとそこにはベランダが
広大な庭が見て取れますが、天気が良ければここから十勝岳連峰も望めるようです
 

furanohoteru15.jpg
 

今回予約したのは「デラックスツインルーム」
まぁ一番ポピュラーなお部屋です
40㎡のゆったりとした部屋にツインベッド
 

furanohoteru13.jpg furanohoteru14.jpg
 

デスクと椅子
横幅が広めの椅子の向こうにはガラス越しにバスタブが見えます
 

furanohoteru16.jpg furanohoteru18.jpg
 

温泉があるので部屋のふろに入ることはありませんが
バスタブはジェットバスが付いていました
洗面台もゆったり
アメニティも豊富でした
 

furanohoteru19.jpg furanohoteru12.jpg
 

そうそう冷蔵庫
今回のプランでは部屋の冷蔵庫はフリードリンク
ビール、ミネラルウオーター、人参ジュース、トマトジュースなどが飲め
しかも足りなければ補充してくれるのだとか
 

furanohoteru20.jpg furano11.jpg
 

さて部屋の調査も終わったことですし
フラノ寶亭留温泉で一っ風呂と行きますか

フラノ寶亭留温泉

| コメント(0)

今回訪れた富良野
十勝岳連峰の裾野に位置するこの地域は天然温泉が豊富に湧き出る場所でもあります
当然このフラノ寶亭留にも天然温泉「フラノ寶亭留温泉」があり、インバウンドのない中ゆったり温泉が楽しめました


furanohoteru22.JPG
 

フラノ寶亭留温泉は館内に2か所
1階と3階にありますが、朝晩で男湯・女湯をチェンジ
着いたその夕方は1階が男性用ということで、1階のお風呂にやってきました
 

furanohoteru21.JPG
 

ゆったりとした脱衣所
この時間は皆さんどこぞに行ったのか、温泉は私一人の貸し切り状態でした
 

furanohoteru25.JPG
 

洗面台にはアメニティがずらり
冷えた水も置かれていますが、風呂上がりにグラスバーで生ビールをグビリとやりたいのでここは我慢
 

furanohoteru29.JPG furanohoteru28.JPG
 

源泉名, 富良野温泉
泉質はミネラルたっぷりのナトリウム・カルシウムといった塩化物泉
しかも1階は木の香漂う檜風呂で身も心もリフレッシュ、ポカポカで湯冷め感もなくいいお温泉でした
露天風呂は残念ながら冬季閉鎖中でしたが、御影石を用いた展望浴場があるようです
満天の星を眺めつつの露天風呂ってのも洒落てますね


furanohoteru23.JPG
 

サウナもありました
洗面台もここの入浴する人の数からいうとやや多めかもしれません
 

furanohoteru24.JPG furanohoteru26.JPG
 

ということで、ミネラルがたっぷり含まれた体がよく温まる塩化物泉の湯に入浴
おっと失礼しました
 

furanohoteru27.JPG
 

翌朝は3階の温泉にまた入りに行きますが
一っ風呂あびたら、次はグラスバーで生ビールと洒落こみます

フラノ寶亭留温泉でまったりした後は同じ1階にあるギャラリーを見学
ここには富良野近郊の木造作家さんの作品が展示されていました
そういや富良野のお隣の旭川は家具のまち
この辺りは林業も発達してますし数多くの家具職人もいることで知られていましたね


furanohoteru33.JPG
 

ちょっと値の張りそうな椅子やテーブルですが、やはり木のぬくもりっていいな~
最近は安価な合板の家具に慣れ親しんでいますが、こうした一生物の家具はやはり違いますね
家具の他にもサラダなど盛ったら美味しそうな木の皿なども並んでいました
 

furanohoteru31.jpg furanohoteru32.jpg
 

さてフラノ寶亭留の夕暮れ
レストランの明かりが見て取れますが、予約した夕食までまだ時間があります
まったりと時間を楽しみますが、このあたりはホテルも心得たもの
そうした時間を楽しむ術を用意してくれていました
それがフラノフィーカなるものでした
 

furanohoteru30.jpg
 

さてそのフラノフィーカ
フラノ寶亭留のホームページには

『それは、日に何度となく甘いお菓子とお茶を用意し、
家族や恋人とひとときのブレイクをする、北欧の「ティータイム」のこと。
ゆとりを大切にしたこの素敵な習慣を旅先でも取り入れたいと生まれたのが「フラノフィーカ」です。
旅を、人生を、ちょっと豊かに。それが「フラノフィーカ」のコンセプトです。』
と謳われていました


furanohoteru34.jpg
 

ようは夕飯時までロービーにおいてある自家製のスイーツ
窓の外の風景をお茶とともに楽しむといったところは、アフタヌーンティといったところでしょうか
いやもとい日本でいうところの「おやつ」と言ったほうが適切かもしれません
ということで、この日のおやつはチョコレート・フォンデュに
 

furanohoteru35.jpg
 

フランスの伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」
切り分けたケーキの中に小さな人形「フェーヴ」が入っていたら王様
幸運が1年間継続するといわれているお菓子です

 

furanohoteru37.JPG
 

残念ながら今回フェーヴには当たりませんでしたが、まったりとしたおやつの時間を愉しませてもらいました
 

furanohoteru36.JPG
 

さてそうこうしている間に「グラスバー」に空き席が出来たので
風呂上がりのビールを飲みにバーに移動します

さてフラノフィーカでおやつを食べた後は
ここに来たお目当ての一つである「グラスバー」で一杯やることにします
そのグラスバー(Glass Bar)は、ラウンジに設けられた宿泊者専用のバー
宿泊プランにもよりますが、メニューのほとんどがフリードリンクといった
至福のひと時が過ごせる場所なんです
 

furanohoteru38.jpg
 

窓の外は雪景色
室内に目を向けると目の前にはオーディオセット
マッキントッシュアンプ(McIntosh MC500)
JBL model 4344 のスピーカーからジャズが緩やかに奏でられていました
 

furanohoteru39.jpg
 

さてまず頼んだのは風呂上がりということもあり生ビール
 

furanohoteru40.jpg
 

次はバーテンダーがいらっしゃるということでカクテルを頼みます
カクテル自体普段あまり頼むことはないので、バーテンダーさんにお任せで
辛口のカクテルを頼んだら「カミカゼ」なるウオッカベースのカクテルを勧めてくれました
このカミカゼ、アメリカ発祥のカクテルで鋭い口当たりが名前の由来だそうです
たしかに飲み口は爽快そのものクセになりそうです

・・・・とこの辺で時間となり
レストラン フラノフレンチへ
 

furanohoteru41.jpg


フレンチを堪能した後はまたグラスバーへお邪魔して
今度もウォッカベースのカクテル「ソルティ・ドッグ」など数杯ほどいただくことに
 

furanohoteru42.jpg
 

こうしてホテルのバーに気楽に入れるのもフラノ寶亭留ならではのサービスですね
生ビールにカクテル三昧
いや~堪能いたしました

フラノ寶亭留は俗に言うところのオーベルジュ
館内にあるレストラン「フラノフレンチ」で味わう小松シェフの料理を目当てに皆さん泊まりに来ています
今回私どもが選んだプランは
【11~4月限定・夕食4,500円少量コース】富良野の美しき季節~メインが魚料理のお試しフラノフレンチプラン
少なめのコースにした訳は昼に唯我独尊でたっぷりカレーも食べたいし
その後はどうせバーで飲んだくれるのも解ってます
しかもちょっとした夜食も出ますので、食べたくとも食べれそうにないと踏んだからでした

写真は翌朝のレストランの厨房前のワインセラー
当然ですが富良野ワインがずらり並べられていました
 

furanohoteru43.jpg
 

まずは前菜
中華のまな板のような丸い木皿と四角い木皿に載せられた2皿
双方ともに焦がされています
 

furanohoteru44.jpg
 

中華のまな板のような皿は白樺の木なんだとか
レーズンパンに載せられた「ワインチェダー・チーズ」
「チョリソー」
「ヨーグルト 鮭マリネ」
 

furanohoteru46.jpg
 

「野菜のキッシュ」
「パテ・ド・カンパーニュ」
「自家製らしきピクルス」
 

furanohoteru45.jpg

「ワインチェダー・チーズ」は富良野チーズ工房のもの
帰りに寄ったフラノマルシェにも置いてありました
富良野市と酪農学園大学で開発した、 日本で唯一のワイン入りチーズだそうです

「ヨーグルト 鮭マリネ」は中華のレンゲのような皿に盛られていました
まさにレンゲで掬った状態なので一口で行けてしまいます
こうしたスプーンに盛られて出されたのは「ミシェル・ブラス・トーヤジャポン」でちょっと贅沢なランチを食べた際出された、スプーンのような皿に盛られたアミューズ以来
そういや小松シェフってミシェル・ブラスにもいらしたことがあるそうです
 

furanohoteru48.jpg furanohoteru47.jpg


帆立貝・カリフラワーのヴルーテ」は前回の夏に来た際、昼食で出されたものに続いてこれが2皿目
小松シェフの自信作なのかと思いますが、シブレットソースに大ぶりのホタテに入っていてこれが絶品でした
 

furanohoteru50.jpg
 

そうそう飲み物は生ビール
ここはサッポロクラシックの生を出してくれますが、ここ富良野はサッポロビールのほとんどのホップを栽培している地域でもあります

自家製のパンも美味しいし
富良野産だろうバターももちろんパンによく合います


furanohoteru54.jpg furanohoteru49.jpg
 

メインは「鰤の焼き物」
鰤の出汁ソースが効いていますが、添えられているのは
かぼちゃ・キャベツ・ブロッコリー
 

furanohoteru51.jpg
 

デザートは「和栗のモンブラン」
アイスクリームがベースのモンブランですが、上にホワイトチョコレート載っていて
しかも温めた富良野牛乳をその上からかけて目でも楽しませてくれます
しかも温くて冷たいデザートもなかなかのものでした
 


 

コーヒーともに運ばれてきた茶菓子はなんだかお洒落
ここのショップでも販売されていました
 

furanohoteru52.jpg furanohoteru53.jpg
 

ということで思った通り少なめのメニューでお腹いっぱい
食後はちょっくらきつめのお酒を飲みにグラスバーへ舞い戻ります

この立派な木箱に入っているのはフラノ寶亭留でだされる「夜食」です
夜の8時過ぎに部屋に配膳してもらいました
そういや1階のアトリエやディナーの皿もそうですが、ここでは木製品があちらこちらで見ることが多いですね、何か拘りを感じます
夜食はお稲荷さんと黄金寿司(薄焼きたまご巻き寿司)、漬物
フリードリンクだった冷蔵庫のサッポロ黒ラベルとともにいただきました
 

furanohoteru55.jpg furanohoteru56.jpg
 

お腹を満たし、ぐっすり眠った翌朝
朝湯でさっぱりした後、フラノフレンチでの朝食です
皆さん浴衣姿だったところを見ると、行動は同じなのかもしれません
 

furanohoteru57.jpg
 

富良野牛乳と富良野特産の完熟トマトのジュース
 

furanohoteru58.jpg
 

朝食は配膳されます
和食と洋食のミックスといった感じ
小さなグラスに盛られているのは「かぼちゃのスープ」なんだそうです
コクがあって美味かった
 

furanohoteru59.jpg
 

お皿にはこれまた富良野特産のトマトを使ったトマトソース仕立てのココット 
自家菜園サラダはフラノ寶亭留の菜園のものなんだとか
自家製ソーセージ
上富良野ポークノハムに
富良野チーズ
と富良野特産のものばかりがずらり並びます
 

furanohoteru60.jpg
 

これはホタルイカの醬油漬けでしょうか
朝食のおかずというよりは、まさに酒肴といった一品
日本酒がいただきたくなりますが、このあと車で帰らねばなりませんので
お粥とともにいただきます
 

furanohoteru61.jpg
 

そのほか鮭の焼き物、イクラ、梅干しといった
正しい日本の朝食メニューといったものが並んでいますが、ここはご飯をよそってもらい海鮮丼に


furanohoteru62.jpg
 

ということでテーブルに出された自家製パンはほとんど手つかずになりました
「プルーン」「洋梨」「ミルクジャム」といったジャムも並んでいたのでちょっと残念
食べきらない方が多いのか、袋をもらってお土産となりました
 

furanohoteru63.jpg furanohoteru64.jpg
 

いや~それにしても飲んだ、食べた
満足のオーベルジュ「フラノ寶亭留」宿泊でした
帰り道「フラノマルシェ2」に立ち寄り、赴任先の滝川に戻ります
さて来年はどこに行くことになるでしょうか
 

furanohoteru65.jpg

カテゴリ

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 7.7.1

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれた記事のうち冬の富良野・美瑛2017カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは富良野ラベンダー2017です。

次のカテゴリはサッポロビールのルーツを探る大人の社会科見学2016です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。