2026年2月アーカイブ

カッパドキア観光の要所「ウチヒサール」はカッパドキアの最高所にあり
ギョレメ国立公園を一望できる場所で
眺望抜群な高台にあることからカッパドキア観光ツアーも立ち寄ることに


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傾斜地には、凝灰岩をくり抜いて造られた洞窟住居が見て取れますが
紀元前3000年頃から人びとはこうした洞窟住宅で暮らしてきたわけです
ただ最近では西洋化・近代化を目指すトルコ政府が、1970年代のはじめころから洞窟の家の住民にヨーロッパ風の家に移り住むようにすすめました
それに加えカッパドキアは1985年にユネスコの世界文化遺産に登録され、多くの観光客が訪れるようになり
カッパドキアの洞窟ホテルの人気が急上昇
かなりの高値でこうした洞窟住宅で売れることとなったそうです
どのくらい高値なのかガイドさんから説明いただきましたが
洞窟住宅を売ると一般的な戸建住宅が2戸建てられる程だとか
 

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そしてそんな洞窟住居の奥に一段と目立つ洞窟住宅がありますが、それが巨大な岩山を掘って造られたウチヒサール城塞
頂上にはトルコの国旗がはためいていました
ちなみにウチヒサール城塞は城というよりは集合住宅のような場所で、今で言うところのマンションのようなものですが
実はその歴史は古く、ヒッタイトの時代から要塞として使われていたそうです
 

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ガイドさんが同行していたことから
ここでウチヒサール城塞をバックに記念撮影
 

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ギョレメ国立公園の絶景を見た後
その反対側を望むとトルコ原産の犬で国宝に指定されている「カンガール・ドッグ」が佇んでいて注目してしまいましたが
その向こうにじは浸食が始まった凝灰岩の岩山が見えていて
何千年か何万年か分かりませんが将来の奇岩群となりそうな風景がそこに有りました


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ウチヒサール城塞のビュースポットには
エジプトから連れてこられたラクダが待機しています
ラクダと言えば砂漠ですが、こうした雪景色のラクダはなかなかレアの映像ですね
これはラクダに乗って歴史的なキャラバンルートを再現するといった観光用なんでしょうが
いま日本の厚生労働省はここ中東地域を中心に、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発生が報告されていることから
ラクダと接触した場合は入国の際に必ず検疫官に申し出るよう注意喚起されているのでラクダに触ることもできませんでした
 

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トルコを代表するトルコ絨毯
世界でもトップクラスの品質と長い歴史を持つ伝統工芸品で、大阪万博のトルコパビリオンでも実演や販促が行われていました
カッパドキア観光ツアーではツアーによくある観光の途中に立ち寄る土産物屋に高級なトルコ絨毯を見て触れ購入を促す行程も組み込まれておりしばし絨毯について学んできました
そんな土産屋エントランスにはユネスコから「生きる人間国宝」に選ばれたヌライ・クヴァンチさんとエルドアン大統領が並んで写された写真が展示されていました
 

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その後やって来たのがピジョン・バレー(鳩の谷)
ウチヒサールからギョレメまでの約4キロメートルにわたる渓谷で
カッパドキア屈指の絶景が望めるビューポイントです
立ち入り禁止のためのチェーンが張り巡らされていますがそんなチェーンには南京錠がこれでもかと掛けられていました
まるでこれはパリのセーヌ川にかかる橋「ポンデザール」で恋人たちが愛を誓うための南京錠をつけているのと同様の行為のようです
 

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ピジョン・バレー(鳩の谷)はその名のとおり鳩が住まう谷で
この日もたくさんの鳩がピジョン・バレーを我が物顔で飛び回っていますが
これには観光地としての役割いがいにも訳があるそう


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写真はピジョン・バレーではありませんが、カッパドキアの岩山でよく見かける窪みをくり抜き造った無数のハト小屋
カッパドキアでは古くからブドウ栽培が広く行われていて、9世紀ごろから岩山を削って造ったハト小屋で鳩の飼育を始め、そのフンをブドウ畑の肥料として利用していたのだそうです
 

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もう一つピジョン・バレーにはトルコの伝統的なお守りである「ナザール・ボンジュウ」が吊るされた木があります
そのナザール・ボンジュウは、中東地域一帯でつくられている邪な視線から身を守ってくれる御守りなんだそうです
こんな感じで鳩を見て本日のカッパドキア観光ツアーは終了、夢のような一日でした
ただこの現地ツアー、まだまだ信じられない日程であと二日続きます


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カッパドキア(ユルギップ)での宿は
カッパドキアを象徴する岩山をくり抜いて造った洞窟ホテル
「ホテル アジア マイナー」
ユルギップの繁華街から歩いて10分程度の閑静な場所にありました
  

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ホテルの裏側というか背面は凝灰岩の岩山
いや~こういった洞窟ホテル、以前から一度泊まってみたいと思っていたんですよね
 

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もっとも今回宿泊したのは洞窟住宅だったものを改造してホテルにしたものではなく
凝灰岩の岩山を背面にし造営したホテルでした
まぁ今回カッパドキア観光ツアーの中に組み込まれていたホテルなんで贅沢は言えません
それでも屋上に出るとこのホテルが岩山を削って造られたのが見て取れました
 

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岩山が背面なだけに建物の一番奥にある階段の壁などを見るとそれがまさに凝灰岩
 

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2階に上がるとそこには共用の応接間
ひかれているのはもちろんトルコ絨毯です
 

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洞窟は一部分のみで建物のほとんどが凝灰岩のブロックを積み上げた造りでした
日本の建材メーカーである吉野石膏のタイガーボードのみで建物を造ったらこうなるんだろうなといったホテルです
タイガーボード同様に凝灰岩は防音性が高いようでしたし、きっと保温や保湿にも役立っているんでしょうね
長年現地の方が住んできた洞窟住宅は思いのほか快適だったのかもしれません
ちなみに部屋はダブルベッドと子供用なのか小さなベットがある
コンフォート ルーム ガーデンビュー
部屋にもトルコ絨毯は敷かれていました
 

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もっともガーデンビューと言えど
庭は単に木に雪が積もった雪景色でした
 

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洞窟ホテルと言えど
シャワールーム・トイレ付き
しかもそこも凝灰岩をくりぬき造られたもので
ここが一番洞窟ホテルを感じさせました


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そのほか設備の空調は暖房用のラジエターくらいで、冷蔵庫もないホテルなのでしたが
上記のおかげなのでしょう、静かで(早朝に街中に響くアザーンで目覚めましたが)思いのほか居心地がよくぐっすり眠れた宿でした
 

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カッパドキア観光ツアー初日、思いのほか寒い中を歩き回り疲労困憊
晩飯はホテルの部屋でいただこうと食材を求め街を散策
「HATAI ATESI」というシシカバブのお店を見つけ立ち寄りました
店の看板には「LEZZETIN TEK ADRESI(美味しさのアドレス)」と謳われていて自信ありげです
 

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ここでトルコの定番屋台グルメ「ドゥルム(シシカバブのラップ)」をテイクアウトすることに
 

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ラップするのはトルティーヤのような薄焼きのフラットブレッド「ラヴァシュ(Lavaş)」
ラヴァシュは、トルコの食卓に欠かせない伝統的なパンだそうですが
トルコはパンの原料でもある小麦の名産地で、ここカッパドキアのあるアナトリアの広大な大地で収穫される上質な小麦が、トルコのパン文化を支えていて
2000年には「世界一パンを食べる国」としてギネス記録を樹立しているほどの一大パン王国
  

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そんなパン王国トルコには、ラヴァシュと似たフラットブレッドがいくつか存在します
一つがトルコ風ピザの「ピデ(Pide)」
そうしてもう一つが「ユフカ(Yufka)」
トプカプ宮殿近くのレストランではガラス越しに女性の職人が生地を伸ばしているところが実演されていました
 

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そんなラヴァシュはいい色で焼き目がついてましたが
巻いてあるのはシシカバブは無論、唐辛子系のピクルスや葉物野菜、フライドポテトなど盛りだくさん
食べてみて思わぬボリュームにびっくりいました
しかも大きな鍋で煮込んでいた謎のソースが効いていて美味しい
 

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これを街の酒屋で購入した3種のトルコを代表するビラ(ビール)
エフェス、トゥボルグ、ボモンティとともに洞窟ホテルの部屋でいただき
夢にまで見たカッパドキアの夜に乾杯です
 

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ちなみにもうひとつあるパンは
イスタンブールからカイセリ空港へ来る途中の機内食
ラウンジで朝飯を食べすぎてとても食べられないことから土産にしてしまったやつとともにいただきましたが
このモッツアレラチーズ?とトマトを挟んだだけのサンドイッチも美味かった
いや~トルコのパン恐るべしと言ったところでしょうか


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カッパドキア(ユルギュップ)の洞窟ホテル「ホテル アジア マイナー」では前日歩き回ったせいもあり夜はぐっすりと眠れ
近くのモスクから聞こえる礼拝(サラート)を知らせる呼びかけ「アザーン」によって気持ちよく目覚めることが出来ました
いつものように熱いシャワーを浴びたら朝食へ
朝食会場はベランダから見て向かいにある別棟にありました
 

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朝食会場の前では猫が出迎えてくれました
いや~トルコって本当にどこに行っても猫だらけの猫の国ですね
 

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ホテル アジア マイナーの朝食会場は朝8時半からと少し遅めの開始
少し待ちわびて開始とともに伺わせてもらいましたが、落ち着いた感じの内装と調度品がなんだか心地よい
 

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朝食はビュッフェ形式
 

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野菜(トマト・キュウリ)にハム、ゆで卵、オリーブ、そして6種類のチーズが並びます
ちなみにトルコには、130種類以上のチーズがあると言われているほどのチーズ大国
トルコの朝はチーズとともに始まることから当然のように朝食のビュッフェには自慢のチーズが並びます
あったのは白チーズ「ベヤズ・ペイニール」に黄色いチーズの「カシャル・ペイニリ」、日本の裂けるチーズを思い起こす裂きイカのようなチーズ「ディル・ペイニリ」と「ジビルチーズ」
山羊っぽいチーズもありました
いや~これだと朝から白ワインを開けたくなりますね
 

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チーズとともにトルコは蜂蜜好きでも有名で
その生産量は中国に続いて世界で二位なんだそうで
これまたビュッフェには蜂蜜が並んでいて、ハニーディッパーで絡めて掬ってみました
ちなみにトルコではパンに白チーズ(ベヤズ・ペイニール)と蜂蜜を垂らして食べるのが定番なんだとか
  

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そのほか卵料理をオーダー出来るとのことで、上記の理由からチーズオムレツをオーダー
こんな感じで質素な感もある朝食でしたが、朝から世界三大料理らしい奥深い食材を堪能
蜂蜜たっぷりのチャイも美味しかった
 

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カッパドキアツアー2日目
まず朝一で伺ったのは、「デリンクユ地下都市」
そう地下都市見学は狭い通路を往復するため、通路の順番待ちを避けるためにも
なるべく早い時間帯が良いとの事で前倒しとなりました
  

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黄泉の国へと続くとも思える階段を下り降りていく
地下85メートル、8階層にも及ぶ(専門家には16層という説をとなえる方もいるとか)空間が造られているカッパドキアでも最大規模の古代地下都市内部を見学
  

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ここは私がどうしても来たかった場所で、内部の広さは約4㎢で2万人もの人々が家畜や食料とともに避難できたほどの規模を持つデリンクユ地下都市は近隣にある同様の規模のカイマルクト地下都市とも繋がる長さ5㎞のトンネルがあった事が確認されており
オカルト界では古代核戦争があったとしたら、ここがその際に地下シェルターだったのではと噂される施設です
そうここアナトリア高原はあのヒッタイト帝国の存在した場所
ヒッタイトは鉄を最初に生み出した民族として知られ、その鉄で武器を作り強力な軍事力で広げたその勢力範囲は黒海の沿岸近くから、メソポタミアや地中海まで及んでいたはずが、突然姿を消して忘れられた謎多き古代帝国を築いた民族でもあります
 

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デリンクユ地下都市の断面図があったのでここに貼っておきます
 

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(SometimesのHPより拝借)
 

内部の通路は狭いうえに迷路のように複雑に作られ、万が一敵が侵入した際に防御の役割を果たし
 

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防御を固めるために入口や各階層の連絡口をふさぐための円形扉が設置されていました
 

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十字の形をした教会がありましたが
こうした地下都市は信仰するキリスト教をイスラム国家など侵略者から人々を守る目的で作り始めたという説が有力です
 

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それなりに長い期間暮らすることができるように家としての機能を備えていたようで
こうした食料の貯蔵庫もあったようです
 

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換気シャフトとなる長さ55mの竪穴は、井戸として使われていたようで
ちなみにこの地下都市のあるデリンクユというのは「深い井戸」という意味とのこと
1960年代に再発見されるまでこの地下都市は忘れ去られてはいましたが、その名に名残りはあったようです
 

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そんな竪穴の地上部分にはこうした開口部があり
なんと今ではなんと雪捨て場として機能されていました


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