2026年2月アーカイブ

カッパドキア観光の要所「ウチヒサール」はカッパドキアの最高所にあり
ギョレメ国立公園を一望できる場所で
眺望抜群な高台にあることからカッパドキア観光ツアーも立ち寄ることに


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傾斜地には、凝灰岩をくり抜いて造られた洞窟住居が見て取れますが
紀元前3000年頃から人びとはこうした洞窟住宅で暮らしてきたわけです
ただ最近では西洋化・近代化を目指すトルコ政府が、1970年代のはじめころから洞窟の家の住民にヨーロッパ風の家に移り住むようにすすめました
それに加えカッパドキアは1985年にユネスコの世界文化遺産に登録され、多くの観光客が訪れるようになり
カッパドキアの洞窟ホテルの人気が急上昇
かなりの高値でこうした洞窟住宅で売れることとなったそうです
どのくらい高値なのかガイドさんから説明いただきましたが
洞窟住宅を売ると一般的な戸建住宅が2戸建てられる程だとか
 

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そしてそんな洞窟住居の奥に一段と目立つ洞窟住宅がありますが、それが巨大な岩山を掘って造られたウチヒサール城塞
頂上にはトルコの国旗がはためいていました
ちなみにウチヒサール城塞は城というよりは集合住宅のような場所で、今で言うところのマンションのようなものですが
実はその歴史は古く、ヒッタイトの時代から要塞として使われていたそうです
 

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ガイドさんが同行していたことから
ここでウチヒサール城塞をバックに記念撮影
 

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ギョレメ国立公園の絶景を見た後
その反対側を望むとトルコ原産の犬で国宝に指定されている「カンガール・ドッグ」が佇んでいて注目してしまいましたが
その向こうにじは浸食が始まった凝灰岩の岩山が見えていて
何千年か何万年か分かりませんが将来の奇岩群となりそうな風景がそこに有りました


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ウチヒサール城塞のビュースポットには
エジプトから連れてこられたラクダが待機しています
ラクダと言えば砂漠ですが、こうした雪景色のラクダはなかなかレアの映像ですね
これはラクダに乗って歴史的なキャラバンルートを再現するといった観光用なんでしょうが
いま日本の厚生労働省はここ中東地域を中心に、中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)の感染者の発生が報告されていることから
ラクダと接触した場合は入国の際に必ず検疫官に申し出るよう注意喚起されているのでラクダに触ることもできませんでした
 

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トルコを代表するトルコ絨毯
世界でもトップクラスの品質と長い歴史を持つ伝統工芸品で、大阪万博のトルコパビリオンでも実演や販促が行われていました
カッパドキア観光ツアーではツアーによくある観光の途中に立ち寄る土産物屋に高級なトルコ絨毯を見て触れ購入を促す行程も組み込まれておりしばし絨毯について学んできました
そんな土産屋エントランスにはユネスコから「生きる人間国宝」に選ばれたヌライ・クヴァンチさんとエルドアン大統領が並んで写された写真が展示されていました
 

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その後やって来たのがピジョン・バレー(鳩の谷)
ウチヒサールからギョレメまでの約4キロメートルにわたる渓谷で
カッパドキア屈指の絶景が望めるビューポイントです
立ち入り禁止のためのチェーンが張り巡らされていますがそんなチェーンには南京錠がこれでもかと掛けられていました
まるでこれはパリのセーヌ川にかかる橋「ポンデザール」で恋人たちが愛を誓うための南京錠をつけているのと同様の行為のようです
 

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ピジョン・バレー(鳩の谷)はその名のとおり鳩が住まう谷で
この日もたくさんの鳩がピジョン・バレーを我が物顔で飛び回っていますが
これには観光地としての役割いがいにも訳があるそう


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写真はピジョン・バレーではありませんが、カッパドキアの岩山でよく見かける窪みをくり抜き造った無数のハト小屋
カッパドキアでは古くからブドウ栽培が広く行われていて、9世紀ごろから岩山を削って造ったハト小屋で鳩の飼育を始め、そのフンをブドウ畑の肥料として利用していたのだそうです
 

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もう一つピジョン・バレーにはトルコの伝統的なお守りである「ナザール・ボンジュウ」が吊るされた木があります
そのナザール・ボンジュウは、中東地域一帯でつくられている邪な視線から身を守ってくれる御守りなんだそうです
こんな感じで鳩を見て本日のカッパドキア観光ツアーは終了、夢のような一日でした
ただこの現地ツアー、まだまだ信じられない日程であと二日続きます


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カッパドキア(ユルギップ)での宿は
カッパドキアを象徴する岩山をくり抜いて造った洞窟ホテル
「ホテル アジア マイナー」
ユルギップの繁華街から歩いて10分程度の閑静な場所にありました
  

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ホテルの裏側というか背面は凝灰岩の岩山
いや~こういった洞窟ホテル、以前から一度泊まってみたいと思っていたんですよね
 

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もっとも今回宿泊したのは洞窟住宅だったものを改造してホテルにしたものではなく
凝灰岩の岩山を背面にし造営したホテルでした
まぁ今回カッパドキア観光ツアーの中に組み込まれていたホテルなんで贅沢は言えません
それでも屋上に出るとこのホテルが岩山を削って造られたのが見て取れました
 

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岩山が背面なだけに建物の一番奥にある階段の壁などを見るとそれがまさに凝灰岩
 

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2階に上がるとそこには共用の応接間
ひかれているのはもちろんトルコ絨毯です
 

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洞窟は一部分のみで建物のほとんどが凝灰岩のブロックを積み上げた造りでした
日本の建材メーカーである吉野石膏のタイガーボードのみで建物を造ったらこうなるんだろうなといったホテルです
タイガーボード同様に凝灰岩は防音性が高いようでしたし、きっと保温や保湿にも役立っているんでしょうね
長年現地の方が住んできた洞窟住宅は思いのほか快適だったのかもしれません
ちなみに部屋はダブルベッドと子供用なのか小さなベットがある
コンフォート ルーム ガーデンビュー
部屋にもトルコ絨毯は敷かれていました
 

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もっともガーデンビューと言えど
庭は単に木に雪が積もった雪景色でした
 

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洞窟ホテルと言えど
シャワールーム・トイレ付き
しかもそこも凝灰岩をくりぬき造られたもので
ここが一番洞窟ホテルを感じさせました


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そのほか設備の空調は暖房用のラジエターくらいで、冷蔵庫もないホテルなのでしたが
上記のおかげなのでしょう、静かで(早朝に街中に響くアザーンで目覚めましたが)思いのほか居心地がよくぐっすり眠れた宿でした
 

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カッパドキア観光ツアー初日、思いのほか寒い中を歩き回り疲労困憊
晩飯はホテルの部屋でいただこうと食材を求め街を散策
「HATAI ATESI」というシシカバブのお店を見つけ立ち寄りました
店の看板には「LEZZETIN TEK ADRESI(美味しさのアドレス)」と謳われていて自信ありげです
 

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ここでトルコの定番屋台グルメ「ドゥルム(シシカバブのラップ)」をテイクアウトすることに
 

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ラップするのはトルティーヤのような薄焼きのフラットブレッド「ラヴァシュ(Lavaş)」
ラヴァシュは、トルコの食卓に欠かせない伝統的なパンだそうですが
トルコはパンの原料でもある小麦の名産地で、ここカッパドキアのあるアナトリアの広大な大地で収穫される上質な小麦が、トルコのパン文化を支えていて
2000年には「世界一パンを食べる国」としてギネス記録を樹立しているほどの一大パン王国
  

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そんなパン王国トルコには、ラヴァシュと似たフラットブレッドがいくつか存在します
一つがトルコ風ピザの「ピデ(Pide)」
そうしてもう一つが「ユフカ(Yufka)」
トプカプ宮殿近くのレストランではガラス越しに女性の職人が生地を伸ばしているところが実演されていました
 

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そんなラヴァシュはいい色で焼き目がついてましたが
巻いてあるのはシシカバブは無論、唐辛子系のピクルスや葉物野菜、フライドポテトなど盛りだくさん
食べてみて思わぬボリュームにびっくりいました
しかも大きな鍋で煮込んでいた謎のソースが効いていて美味しい
 

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これを街の酒屋で購入した3種のトルコを代表するビラ(ビール)
エフェス、トゥボルグ、ボモンティとともに洞窟ホテルの部屋でいただき
夢にまで見たカッパドキアの夜に乾杯です
 

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ちなみにもうひとつあるパンは
イスタンブールからカイセリ空港へ来る途中の機内食
ラウンジで朝飯を食べすぎてとても食べられないことから土産にしてしまったやつとともにいただきましたが
このモッツアレラチーズ?とトマトを挟んだだけのサンドイッチも美味かった
いや~トルコのパン恐るべしと言ったところでしょうか


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カッパドキア(ユルギュップ)の洞窟ホテル「ホテル アジア マイナー」では前日歩き回ったせいもあり夜はぐっすりと眠れ
近くのモスクから聞こえる礼拝(サラート)を知らせる呼びかけ「アザーン」によって気持ちよく目覚めることが出来ました
いつものように熱いシャワーを浴びたら朝食へ
朝食会場はベランダから見て向かいにある別棟にありました
 

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朝食会場の前では猫が出迎えてくれました
いや~トルコって本当にどこに行っても猫だらけの猫の国ですね
 

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ホテル アジア マイナーの朝食会場は朝8時半からと少し遅めの開始
少し待ちわびて開始とともに伺わせてもらいましたが、落ち着いた感じの内装と調度品がなんだか心地よい
 

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朝食はビュッフェ形式
 

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野菜(トマト・キュウリ)にハム、ゆで卵、オリーブ、そして6種類のチーズが並びます
ちなみにトルコには、130種類以上のチーズがあると言われているほどのチーズ大国
トルコの朝はチーズとともに始まることから当然のように朝食のビュッフェには自慢のチーズが並びます
あったのは白チーズ「ベヤズ・ペイニール」に黄色いチーズの「カシャル・ペイニリ」、日本の裂けるチーズを思い起こす裂きイカのようなチーズ「ディル・ペイニリ」と「ジビルチーズ」
山羊っぽいチーズもありました
いや~これだと朝から白ワインを開けたくなりますね
 

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チーズとともにトルコは蜂蜜好きでも有名で
その生産量は中国に続いて世界で二位なんだそうで
これまたビュッフェには蜂蜜が並んでいて、ハニーディッパーで絡めて掬ってみました
ちなみにトルコではパンに白チーズ(ベヤズ・ペイニール)と蜂蜜を垂らして食べるのが定番なんだとか
  

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そのほか卵料理をオーダー出来るとのことで、上記の理由からチーズオムレツをオーダー
こんな感じで質素な感もある朝食でしたが、朝から世界三大料理らしい奥深い食材を堪能
蜂蜜たっぷりのチャイも美味しかった
 

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カッパドキアツアー2日目
まず朝一で伺ったのは、「デリンクユ地下都市」
そう地下都市見学は狭い通路を往復するため、通路の順番待ちを避けるためにも
なるべく早い時間帯が良いとの事で前倒しとなりました
  

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黄泉の国へと続くとも思える階段を下り降りていく
地下85メートル、8階層にも及ぶ(専門家には16層という説をとなえる方もいるとか)空間が造られているカッパドキアでも最大規模の古代地下都市内部を見学
  

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ここは私がどうしても来たかった場所で、内部の広さは約4㎢で2万人もの人々が家畜や食料とともに避難できたほどの規模を持つデリンクユ地下都市は近隣にある同様の規模のカイマルクト地下都市とも繋がる長さ5㎞のトンネルがあった事が確認されており
オカルト界では古代核戦争があったとしたら、ここがその際に地下シェルターだったのではと噂される施設です
そうここアナトリア高原はあのヒッタイト帝国の存在した場所
ヒッタイトは鉄を最初に生み出した民族として知られ、その鉄で武器を作り強力な軍事力で広げたその勢力範囲は黒海の沿岸近くから、メソポタミアや地中海まで及んでいたはずが、突然姿を消して忘れられた謎多き古代帝国を築いた民族でもあります
 

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デリンクユ地下都市の断面図があったのでここに貼っておきます
 

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(SometimesのHPより拝借)
 

内部の通路は狭いうえに迷路のように複雑に作られ、万が一敵が侵入した際に防御の役割を果たし
 

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防御を固めるために入口や各階層の連絡口をふさぐための円形扉が設置されていました
 

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十字の形をした教会がありましたが
こうした地下都市は信仰するキリスト教をイスラム国家など侵略者から人々を守る目的で作り始めたという説が有力です
 

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それなりに長い期間暮らすることができるように家としての機能を備えていたようで
こうした食料の貯蔵庫もあったようです
 

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換気シャフトとなる長さ55mの竪穴は、井戸として使われていたようで
ちなみにこの地下都市のあるデリンクユというのは「深い井戸」という意味とのこと
1960年代に再発見されるまでこの地下都市は忘れ去られてはいましたが、その名に名残りはあったようです
 

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そんな竪穴の地上部分にはこうした開口部があり
なんと今ではなんと雪捨て場として機能されていました


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写真はトルコの富士山
カッパドキアにある富士ってことで「カッパ富士」と呼ばれるエルジェス山
標高は3,916mあり富士山より140m高い山を車窓に見ながら次の目的地に向かいます
 

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そんな目的地は火山の影響でできた湖「ナルルギョル・クレーター湖」
円形のクレーターで以前はザクロの形だったことから、トルコ語でザクロを意味しているナルルの名がつけられたそうですが
最近では水位が下がってハート型になり、逆にインスタグラムでも話題になり人気が出て来たようです
   

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そしてやはりここでもネコと子犬が愛想を振り撒いていました
 

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火山湖ということもありこのクレーター湖ではマグマの冷却や地殻変動によって形成された柱状節理が見ることが出来ました
ちなみに周辺からは温泉が湧出していているそうです
 

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さてまた次の目的地へ車で移動しますが、途中のセリメ村ではこんなカッパドキア特有の奇岩を車窓に見ることが出来ました
ちなみにセリメ村は映画スター・ウォーズの舞台となる惑星タトゥイーンのロケ地候補地になっていたようでした
トルコ政府の撮影許可が降りなかったため,この雰囲気に近いチュニジアで撮影は行われたらしく
「スター・ウォーズ」と書かれた看板の観光施設も目にすることとなりました


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カッパドキアツアー
続いてやって来たのはセリメ村・セリメ大聖堂
8世紀から9世紀のビザンチン帝国時代に建てられたカッパドキア最大の宗教建築物です
 

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巨大な岩山をくり抜いて作られた岩窟修道院は、まるで映画の舞台に迷い込んだような迫力
そうこの風景がスターウォーズにインスピレーションを与え、ロケ地候補にもなっていたのですが
トルコ政府の撮影許可が降りなかったため、実際にはこの雰囲気に近いチュニジアで撮影は行われたのだとか
たしかにこの風景はスターウォーズにたびたび登場するタトゥーインを彷彿させ
ジェダイが住んでいそうな佇まいですね
 

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駐車場から頑張って山を登ると妖精の煙突の形成に囲まれた絶景が望めました
ここはシルクロード最盛期にはキャラバンが立ち寄る宿場の役割を果たした場所で
安全面を考慮し、キャラバン隊はここにキャラバンを留め置いたそうです
 

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山を登り最も高い場所にかつて修道士たちが祈りを捧げた大聖堂がありました
  

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大聖堂にある凝灰岩を削り作った二列の岩柱には
壁にはキリストの昇天、受胎告知、聖母マリアなどが描かれた、ビザンチン時代のフレスコ画の跡がかすかに残っています
ただ調理などで炊いた煤で覆われ残念ながらほとんど見えない状態です


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ポツンと立っているこの妖精の煙突はワイナリーで
 

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そんなワイナリー内部の壁には羊が凝灰岩に彫り込まれていましたが
そういやイエス・キリストのことを神の子羊とも言われていましたね


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2階建てとなる大規模な洞窟教会
 

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礼拝堂、僧院、食堂、住居跡などが複雑に入り組み作られています
人々が勝手にハト小屋を作ったりもされているようですが
ここはどうやら厨房だった洞窟のようで
 

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そんな厨房洞窟の窓からは
「カッパ富士」と呼ばれるエルジェス山が望めました
 

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セリメ村の妖精の煙突が望める窓をバックに記念撮影
やはりガイドさんがいると心強い
 

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岩に彫り込まれた古代の岩窟住居跡も有りましたが
なんだか今にも崩れそうな感じがしました
 

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カッパドキアツアーの昼食はアナトリア・パノラマ・レストラン
食材としても使われるのであろうガチョウとアヒルが迎えてくれました
ちなみに手前に停まっているメルセデスのバンは今回のツアーに使われているもので
このサイズのツアーで使われるバンはほとんどがメルセデスでした
 

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店内の窓は開放的でカッパドキアの絶景が眺められるパノラマ・レストンの名に恥じないレストランでした
 

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ここはカバブのお店でツアー用のメニューは
・トラウト
・ミートボール
・チキン
・ミート
・ベジタリアンの5種類
 

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やわらかなパンに
ヨーグルトベースのディップソース「ハイダリ」
スパイシーなペースト「アジュル・エズメ」がまず
テーブルに提供されます
 

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その後、トルコ料理の定番レンズ豆のスープと
オリーブオイルが掛けられた野菜サラダが出てきました
  

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食事と共にいただくのはEFESビール
古代エフェソスがその名の由来のトルコの国民的ビールです
このEFESビール、日本人好みのスッキリした味わいで飲みやすい


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私がオーダーしたのは昨日我が家の奥さんが頼んだのを分けていただいて思いのほか美味しかった「キョフテ」(ミートボール)
いわゆる羊肉のハンバーグ
付け合わせのピラウとの相性抜群ですが
実はこのピラウ、「ピラフ」の元祖で、実はトルコ料理だったんですね
 

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我が家の奥さんはミートたる牛肉のカバブを頼みます
 

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レストランを温めるストーブの上には
チャイのポッドが載せられておりここがお茶の国なんだと納得させます
 

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カッパドキアツアー最後を飾るのはウフララ渓谷ハイキングツアー
そのウフララ渓谷ですが、カッパドキア南方のアクサライにあり
ハサン火山の火山活動とそのハサン山から流れ込んでいたメレンディス川の浸食によって削り取られて形成された渓谷で
全長約14km、深さ約100mという世界第二位の雄大な谷となっています
行った事はありませんがアメリカのグランドキャニオンを彷彿させる渓谷です
ここをのんびりトレッキングいたします
 

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渓谷の入り口になるゲートを潜り
下まで382段の階段を降りていきますが、ところどころ凍っていて
慎重に歩くこととなり降りるまで景観を楽しむ余裕はありませんでした


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そして階段を降りたところにはここにもといった感のある
アーチュ・アルトゥ・キリセ「木の下の教会」がありますが
この渓谷はかつては5,000もの住居と100以上の礼拝所(岩窟教会)が点在しており、初期キリスト教徒の隠れ家でもあったそうです
 

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その天井ドームには天使に囲まれ昇天するキリストを描いたフレスコ画が残されていました
 

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渓谷には自然の生み出した芸術に加えて、切り立った高い崖の岩を掘って作られた5000もの住居と105の教会群
そして小さなハト小屋が散見されます
 

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今回は南のウフララ地区から、北のセリメ地区まで
川辺に沿って小道を行く全長13kmのハイキングコース
 

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ハイキングコースを流れる小川には魚影が確認できたりクレソンが実っていたりと自然豊かなコースでした
 

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このハイキングコースを管理するスタッフが造ったのでしょうか
流木で造られたアートが目を楽しませてくれます
 

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ハイキングコース途中にあるホロホロチョウに占拠された水辺の茶屋で一休み
椅子の座布団替わりにされている平織りの織物「キリム」が良い感じです


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茶屋でチャイを入れてもらい、冷えた体を温めます
これでカッパドキアのツアー2日目は終了
この後なんと夜行パスに乗り9時間半かけ眠りながら次の目的地、エーゲ海側のデニズリバスターミナルを目指します
 

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作家 沢木耕太郎による紀行小説「深夜特急」
インドのデリーからイギリスのロンドンまで航空機ではなく、路線バスなどの乗り合いバスだけを乗り継いで行くバックパッカー旅の小説
道中様々な人々と事件に出会いながら続ける旅に感銘を受け何度読み返したかわからないほどの本で
今でも私の旅のバイブルとなっています
 

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そんな深夜特急ばりの長距離夜行バスに乗り
ネヴシェヒルバスターミナルから夜通し走りデニズニバスターミナルへ向かい事となります
今回のトルコへの旅は4泊8日、足りない2泊は行きかえりの航空機の中で2泊
そしてこの長距離深夜バスでの1泊とまさに弾丸旅行の強行軍となりました
カッパドキアの最寄り空港であるカイセリやネヴシェヒルからデニズリへは直行便がなく
唯一あるイスタンブール経由便も数が少なく、どうしてもバスに頼らざるを得ないんです
 

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てなわけでカッパドキアの玄関口、ネヴシェヒルバスターミナルにやってきました
ここでカッパドキアのツアーバスとは別れます
2日間お世話になったガイドさんと運転手さんにチップを渡し、次の目的地パムッカレを目指します
今回やってきたネヴシェヒルバスターミナルはイスタンブールは無論、首都アンカラ、エーゲ海の真珠イズミールなどさまざまな都市を結んでいる交通の要所でしかもお手頃な料金で移動が可能というという事なのでしょう、夜だというのに大勢の方が乗車待ちをしていました
そうトルコはバス大国、日本の2倍もの国土面積を誇る都市を渡り歩くためには、昔から鉄道よりバスが有利なんだそうで
これにはまだトルコの高速鉄道が開発途上にあることもその理由のようです

  
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さてそんなバス大国のバス事情ですが、日本のような遅延の少ないタイムスケジュールではないようで
乗るはずのバスは40分以上遅れてバスターミナルに到着
しかも案内もなく掲示板にも遅れが表示されないため不安いっぱいでバスを待つこととなりました
スタッフに聞いても遅れているんじゃない、今にくるよと言った感じです
ちなみに乗車するのはKAMILKOC社が運航する20時15分発のイズミール行でした
  

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乗車したら目的地まで寝ていこうと思いきや
なんと乗車して早々に車内でドリンクやお菓子のサービスがありました
お菓子はトルコの有名な菓子メーカーエティ社のトプケクフルーツケーキ
ドライフルーツが入っていてこれが結構おいしかった
 

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トイレ休憩&喫煙のため定期的に停車し休憩を取りつつ
9時間半かけ(実際には1時間遅延で10時間半)パムッカレ観光の拠点であるデニズニバスターミナルに到着
 

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そとはまだ真っ暗
迎えに来ていたスタッフに導かれ送迎車に乗り
まずはホテルに向かいます
 

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カッパドキア観光を終えた後、長距離バスを使い移動し
世界遺産ヒエラポリス・パムッカレ観光の拠点であるデニズニにやってきました
デニズニバスターミナルには早朝に到着しましたが、ツアーのスタッフが待ち構えており
車に乗って近くのラオディキャ・ホテル(LAODIKYA HOTEL)にチェックイン
 

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これは今回のカッパドキア&パムッカレツアーにおけるツアー会社の配慮でしょう
長距離深夜バスでネヴシェヒルバスターミナルから夜通し走りデニズニバスターミナルまで
10時間半かけやってきたのですが、さすがに身体的に疲れたのでここで一休みして目的地に向かわせてくれるようです
デニズニバスターミナルが目の前にあるラオディキャ・ホテルですが、エントランスホールもそれなりでなんだかよさげでした


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クリスマスはとうに過ぎていましたが(12/31)チェックインカウンターにはトナカイのヌイグルミが飾られていました
奥の掲示物を見ると、ラオディキャ・ホテルの料金はダブルルームで€85(15,470円)と明記があります
外国人観光客が多いのか、あいかわらずここでも自国通貨であるトルコリラを信用していないようです
「B/B」というのはベッド&ブレックファストシステムでサービスを提供ですが
ここで問題発生、到着したその日の朝食は提供しないとのこと
我が家のこのホテルの滞在は3時間にも満たないのでそれは困ると交渉し朝食はいただけることに
当初朝食は明日の朝だといわれたので今回ディユースでの使用ですが、おそらくツアー会社は1泊分の料金を払っているのでしょうね


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部屋はツインルーム
シティホテルらしいたたずまいの部屋でした
 

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一休みと言えどあまり時間がないことから
まずは熱いシャワーを浴びて
 

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朝食会場となるメインレストラン(150人収容)へ
ここでオープンビュッフェの朝食をいただきます
 

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ビュッフェに並んでいるのは「モルラハナ トゥルシュス(紫キャベツの即席ピクルス)」に
「キャロットラペ(にんじんのサラダ)」でしょうか
細切り野菜と肉の炒め物にブロッコリーとニンジンの蒸し煮
豆またはレンズ豆のサラダ、トマトソースで煮込まれた肉料理
などかなり多彩です
 

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チーズ大国トルコらしくチーズは種類が多く
「ベヤズ・ペイニール」「カシャル・ペイニリ」など多種類が並んでいます


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オリーブもチーズ同様に多種のものが並んでいます
実はトルコは世界で3番目に大きなオリーブ生産国で
特にエーゲ海沿岸地域で高品質なオリーブオイルが生産されているんです
そうここデニズニはトルコでもエーゲ海地方にある都市で、きっと地元産なんでしょうね
そういやカッカドキア観光の際にガイドさんはオリーブオイルはトルコが発祥と自慢していたのを思い出しました


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パン大好きなトルコですから
そのパンのお供であるジャムや蜂蜜ももちろんありました
そんなジャムは皿に小さなコーンカップによそうのがここトルコでは一般的
たしかにそれだと使い終わった後、ジャムが付いたまま食べてしまえば
粘りついたジャムの皿を洗わずに済みますね


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そんな蜂蜜をたっぷり入れたチャイは無論
トルコは世界三大料理と言われるだけあって
ちょっとした野菜料理や定番のレンズ豆のスープ、多種のチーズ、そしてジャムやパンが美味しく
食べ過ぎないよう注意が必要でした
朝食のあとは一休みしてデーユースのホテルライフはアッという間に終了
ツアーの続き、温泉保養地から発展した聖なる都市パムッカレに向かいます
 

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カッパドキア観光を一通り終えたあとはエーゲ海地方にある世界遺産ヒエラポリス・パムッカレを観光
イスタンブールにカッパドキアそしてパムッカレと年末年始は8日間の休みを駆使しての弾丸旅行となりました
ちなみにその「パムッカレ」は真っ白な石灰棚や温泉で有名な観光地です
ただパムッカレは石灰棚のみならずローマ帝国の温泉保養地として栄えたヒエラポリス遺跡など盛りだくさんの見所があります
 

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そんな世界遺産ヒエラポリス・パムッカレを見学する前に
まずは「赤色の癒しの源」と呼ばれるカラハユット温泉の「レッドウォータースプリング」と呼ばれる公園に立ち寄りました
  

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源泉は鉄酸化物を多く含むため独特の赤い色をしており
他にもカルシウム、鉄、炭酸塩、硫酸塩などミネラル成分が豊富に含まれているとのことで
皮膚疾患、リウマチ、筋骨格系の障害、消化器・呼吸器系の疾患などに効果があるそうです
下水を見ると湯の花も赤く染まっていました


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温泉は成分が堆積しやすい泉質で析出物の巨大な岩が目を引きます
 

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もちろんトルコの観光地につきもののネコの姿もここで見ることが出来ました
 

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温泉公園には屋台もあり
黒桑の実のジュース「カラドゥット・スユ」が売られています
 

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大きなプラスチックボトルに入れて売られているのはブドウの葉の塩漬け
ガイドさんの話だと「ヤプラク・サルマス」という、味付けした米や肉をブドウの葉で巻いた
トルコの伝統料理に利用されるそうです
 

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ヤプラク・サルマスはトルコにいる間に食べたくて探しましたが、見つからず諦めかけていたところ
最後トルコから帰国の際にイスタンブール空港のトルコ航空のビジネスラウンジで見つけてギリギリのところで食べることが出来ました
 

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さていよいよ世界遺産ヒエラポリス・パムッカレ観光の本番
ツアーバスを駐車場に入れガイドさんとともに北ゲートから入場
ガイドさんとともに歩いてヒエラポリス・パムッカレを回りますが、今回のツアー参加者は私どものみとラッキーなプライベートツアーとなりました
ちなみに北ゲートを入るとベルガモン王国時代からローマ帝国時代と続いた遺跡ヒエラポリスのネクロポリス(共同墓地)から遺跡群が始まります
 

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ちなみにネクロポリス(共同墓地)というのはギリシア語で「死者の町」という意味を持で
巨大な墓地や埋葬場所のことを指すそうです
ヒエラポリスのネクロポリスは、1kmの長さに1,200もの墓があり、世界最大のネクロポリスといわれているそうです
 

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それなりの家柄の墓なのかこんな立派な家型墳墓もありました
 

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石棺の断片表面をよく見ると古代ギリシャ語の碑文が刻まれていました
 

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ヒエラポリスのネクロポリスを抜けたところには「北の大浴場」がありました
ローマ式の大浴場でかつてヒエラポリスにやってきた人はまずここで風呂を浴びて旅の汚れを落としてから門をくぐったそうです
これには外からの疫病の蔓延を食い止めるためでもあったようです
 

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連続アーチをもつ石積みの典型的なローマ建築で
ここが東西文明の十字路トルコというのを感じさせます
 

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ヒエラポリスにやってきた人が温泉で禊を済ませた後、くぐるのは街の南北を貫く
大通りの北門たるローマ門とも呼ばれる「フロンティヌス門」
またの名を「ドミティアン門」
この門はアジア属州総督のフロンティヌスによって建設され、ローマ帝国の第11代皇帝ドミティアヌス帝をたたえて造られたそうです
 

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門をくぐるとコロネード通り
奥に北ビザンツ門が見えていますがガイドさんの話だとこの両脇はマーケットだったそうです
なんとなくイスタンブールの「グランバザール」を思い浮かべてしまいました
 

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中間まで歩いて先ほど潜り抜けたドミティアン門を見返してみました
ここがヒエラポリスのメインストリート
きっと最盛期には数多くの店が並び、さぞ人通りが絶えなかったのでしょう
ガイドさんの話だと写真右の建物跡は公衆トイレであった「ラトリナ」で、なんとなんと水洗トイレだったそうで
吹き出る温泉水を利用して排泄物を流す仕組みで、石畳の下に設けられた下水で外に流すといった、衛生面にも配慮された街だったそうです


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Youtubeで見つけた
【トルコ パムッカレ】デ二ズリ 世界遺産
「Beautiful Earth sky 美しい地球 空」さんの動画
カッパドキ同様にトルコのもう一つの人気観光地「パムッカレ」
こんな素晴らしい景色を期待してわざわざカッパドキアから10時間半バスに揺られやってきたというわけです
 


 

当日は残念ながら小雨模様の天候で今一つでしたが
街を見下ろす丘の斜面に広がる真っ白な石灰棚を鑑賞することが出来ました
 

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観光地らしくここ「ヒエラポリス」の案内図が有り
いままで歩いてきたヒエラポリスとここパムッカレの石灰棚が表示されていますが
まぁ世界遺産ヒエラポリス・パムッカレの敷地がとてつもなく広いのが見て取れます
 

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エーゲ海に近いパムッカレの地でその街を見下ろす丘の斜面に広がる真っ白な世界「石灰棚」で足湯


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炭酸カルシウムを含んだ温泉が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて沈積してできた100以上もの石灰棚は
丘陵地帯一面に広がり幅3㎞、高さ100m、厚さ300mといった規模となっていました
 

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ガイドさんの話によれば、段々源泉の水量は減っているそうです
なんと温泉水資源の総湧出量は、1993年には毎秒450リットルあったものが、2023年の時点では毎秒150リットルに減少、30年前に比べて温泉の流量が1/3にまで減ってしまっているそうです
調整しながら温泉を流し入れてはいるものの、石灰棚はそのほとんどが渇いておりました
近年では、乾いてしまった石灰棚は黒く変色し、いまでは「世界三大がっかり観光地」とまで言われています
 

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まぁ私が訪れたときの感想はそこまでひどい現状ではありません
ただ石灰華の白い輝きを取り戻すことを目的に温泉水を流す場所や流量を調整するための「ウォータリングスケジュール」が導入され、なんとか維持されているのが現状で
今後さらに源泉が枯れてしまうと、さらにがっかりな景色に変貌するやしれません
もしかしたら見るのなら今のうちかもしれませんね
 

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石灰棚を下から見上げるとその大きさが判ります
ちなみにここはツアーの予定には組まれていませんでしたが
わりと早めにツアーが終わったためガイドさんが、とっておきの場所として連れてきてくれた
石灰棚の下にある池に住むガチョウやバリケンたち
私たちに寄って来るのはガイドさんが買ってきてくれたパンを分け与えているからです
今回も良いガイドさんと楽しい観光が出来ました、ありがとうございました
 

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世界遺産ヒエラポリス・パムッカレ観光も終盤
紀元2世紀に建造され実際に使用されていた南大浴場(ローマ浴場)入り口のアーチの跡
この地域がかつて温泉保養地として繁栄していた歴史を物語っています
 

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元々の源泉のひとつ
まるでプールのよう
 

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ヒエラポリス考古学博物館
古代ローマの大浴場跡を利用した博物館で


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ここには古代都市ヒエラポリスや近隣の遺跡から発掘された貴重な遺物が展示されています
 

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ヒエラポリスのネクロポリス(墓地遺跡)から出土した、精巧な装飾が施された巨大な石棺
メドゥーサの首が彫り込まれていました


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古代ギリシャ・ローマ時代の神々や人物の彫刻
写真右は古代ローマ時代の「イシスの巫女」の像
 

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日常生活や宗教儀式に使用された遺物も展示されており
 

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展示物には古代ローマ時代の硬貨もありました
 

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最後に倒れた円柱の大理石軍の向こうに見える
東ローマ帝国時代のヒエラポリスの野外劇場へ
 

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紀元60年に建てられたこの劇場の収容人数は15,000人だったそうで
地震で崩壊後、復元された今では年に1回ここでコンサートが開かれるそうです

こんな感じでパムッカレの石灰棚とヒエラポリス遺跡を鑑賞
その壮大なローマ帝国の名残りを確認して参りました
 

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パムッカレ観光ツアーのバンは最後の目的地
デリズリのイルルガンリ通りにある「タメールレストラン・パムッカレ」に立ち寄りました
 

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もっとも目的と言っても観光ではなく昼食の為
伺ったタメールレストランはパムッカレ観光などのツアーバスなどに対応しているようで
店内には百人単位の来店客にも対応できるよう席が用意されていました
 

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さて今回の旅のテーマの一つであるトルコ料理は世界三大料理の一つであり、非常に多様で豊かな食文化を持っています
今回伺ったタメールレストランでは大衆食堂「ロカンタ」で提供されるような料理がビュッフェスタイルで並んでおります
 

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もちろんトルコの定番スープであるレンズ豆のスープ「メルジメッキ・チョルバス」もありました
 

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ビュッフェの一角で、大きな肉の塊が回転していますが
これはトルコの国民食ドネルケバブ
脇にバリカンのような器具が置かれていますがこれで焼かれた肉の表面を削りとります
 

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削り取られたドネルケバブはこうしてビュッフェに並びますが
時折先ほどの器具で削り取る様子も見られました
 

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デザートのコーナーには果物、ペストリー、チーズが並んでいました
 

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トマトやレタスなどの新鮮な野菜を使ったチョバン・サラタス(羊飼いのサラダ)とレンズ豆のスープ
トルコのチーズ揚げ春巻きで、たばこパイという名の「シガラ ボレイ」
もちろんドネルケバブも
そして白いんげんのトマト煮「クル・ファストリエ」が良い味出していました

てな感じでいかにも団体観光客相手のレストランでしたが美味しく頂かせてもらいました
この辺りはさすが世界三大料理といったところでしょうか
 

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さて弾丸だった1泊3日のカッパドキア・パムッカレ観光ツアーも終了
パムッカレなどのエーゲ海地域を訪れる際アクセスのよい
デニズニ・カルダック空港にやってきました


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トルコ国内・海外5都市のみの運用といった小規模な空港なのでラウンジはありません
もっともカフェは2軒ありましたので
「Yıldırım Hazar Cafe & Bistro」なるお店で搭乗時間までまったりいたします
 

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いただくのはチャイ
トルコに来てもう何杯目のチャイだろうと思えるほど杯を重ねました
 

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さて搭乗するのはトルコ航空TK2579便でデニズニ・カルダック空港発イスタンブール空港行き
搭乗にはトルコ航空なんでビジネスクラスに加えスタアライアンス・ゴールドの優先搭乗が適用されますが
小さな地方空港という事もあるでしょう、どう考えてもステータスではない搭乗客が優先搭乗に列をなしていて、そんなの関係ないでしょうといった様子
私も早めに並びましたが、搭乗口にはあまり見慣れない看板がありました
というのはシートナンバー「1-17」と「18-36」を分けて搭乗させるというもの
てっきり機材の奥の席である「18-36」を先に登場させるかとおもいきや、そうではではないようで、双方ともにゲートをくぐっていきました
 

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さてデニズニ・カルダック空港にボ一デングブリッジの設備はなく
直接タラップを登り飛行機の搭乗するスタイル
 

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ここで搭乗が2つに分かれていたわけが判明
前方の入口のみならず、後方の入口も開けられ
後方の席の方はこちらのタラップを上がって搭乗するという事だったんですね
機材はエアバスのA320
私の指定された座席は後ろでしたが、後方から乗りこむのは台湾で搭乗した復興航空ターボプロポATR 72-500以来となります
(ちなみにATR 72-500は後方から乗り込むスタイルの航空機です)


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デニズニからイスタンブールまで1時間半のフライトですが、なんとサンドイッチの機内食が出ました
まぁお腹一杯なんで土産にしたんですけどね 
 

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さて搭乗したトルコ航空でもうひとつ初めてだったのがこの非常口灯の点灯
旅客機が着陸態勢に入ったさいに非常口灯(非常用通路照明)が灯され少々不安な気持ちとなりました
ちなみに他の席と比べ座席間隔の広い非常口席を指定する際はトルコ航空では有料となり
しかも現地の言語であるトルコ語もしくは英語が堪能でなければなりません
 

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長くなりますがイスタンブールに到着した際の話を一つ
それはタイトルにも入れたチップの話です
今回のカッカドキアとパムッカレ観光ツアーは日本の予約サイトから日本語現地ツアーを申し込みましたが
現地ツアーを運営するスタッフの方は物価高に賃金が追いつかずチップで生計をたてているのが現状のようで、その予約サイトからチップを半強要と思えるメールが届いてました
これにはガイドはある程度わかるのですが、ドライバーにまで及びます
まぁ実際にはそのドライバーが現実にはかなり厳しい生活を強いられているとの事でしたが
金額的にも私自身がイスタンブールの街中で両替した2万円がほぼそのままチップに消えるような金額
ガイドさんに特別なにかしていただいたとか、ツアーに関係ない有用な情報をいただいたとかでしたら、チップを弾むのはやぶさかでは有りませんが、幾らくらい払ってくれと言うくらいなら、はじめからサービス料として組み込んでおけよと言うのが率直なところです
 

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そんな話と裏腹にここから本題です
親日トルコの一面を見る良い話もありました
それがツアーでパムッカレからイスタンブール空港へ戻って来た時の事、待ち合わせ場所である空港出口付近に私の名を示したプラカードを抱えたスタッフがいるからとの事でそこに向かましたが、私の名を掲げたスタッフはおりません
他の名前を掲げたかたもいましたが、どうやら違うよう
そんな話を日本語でかみさんとしていると、一人のスタッフがジャパニーズと満面の笑みをひっさげ声を掛けて来ました、なんだか不味い展開と不安になりましたが、話をするとどうやらそうした送迎を生業とする方で、しかも私どもが依頼した現地ツアー会社のスタッフとも交流があるそうです
すぐにスマホで連絡を取ってくれました、この時点でまだまだ信用はしていませんでしたが
会話に出てくる話だと私どもが宿泊しているホテルの名を知っているらしくどうやら騙しているわけでは無さそう
なにやらこの日が大晦日でカウントダウン花火があり交通規制の影響で空港に戻って来れないよう
まぁメトロで帰っても良いと言おうとしたところ、そのスタッフが空港で待機していた別の送迎車を手配し乗せてくれました
スマホでは本来の送迎者に対し「これは貸したぜ!」なんて言っているように聞こえます
まさに「テシェッキュレデリム(感謝)」な出来事で、最後にそのスタッフと握手して別れましたが、親日なトルコ人の親切に触れる事が出来イスタンブールに来て良かったと思える素晴らしい出来事となりました

本来ならチップを渡すこれ以上ない最高な場面
ところがチップ文化の根付かない国に育った私には、用意も無くさっと渡す術は持ち合わせていなくチップは渡せず仕舞いとなりました
そしてこれが今回の旅の一番の心残りとなりました
 

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1泊3日のカッパドキア・パムッカレ観光ツアーも終了
また定宿であるインターコンチネンタルホテル・セイラン・イスタンブールに戻ってきました
 

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さすがに大晦日とあって部屋は満室のようで
前回のような17階のボスポラス海峡景色を望むシービューにアップグレードという事はありませんでした
それでも会員特典で広々とした部屋
いつもながらインターコンチネンタルホテルには感謝です
 

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さて前回チェックアウトの際に預けていたスーツケースを受け取り晩飯
そうイスタンブールでの年越しですが、持参した年越しそばとかまぼこセットで質素な年越しを行いました
 

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贅沢なのは、たまたまホテルの部屋からはボスポラス橋(殉教者の橋)周辺で
新年を祝うカウントダウン花火が行われていてそれを見ながらの年越だった事くらいでしょうか
部屋食にしたわけはホテルに戻ったのが夜の10時過ぎたったことに加え
宿泊したインターコンチネンタルホテルではガラディナーが行われていましたが、参加費は一人最低€300と高額で諦めてました
 

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翌朝もやはり持参したお雑煮(おもちすうぷ)と、某所で手に入れたゆで卵とパンを使い持参したマヨネーズ&醤油で玉子サンドを作成し簡単な朝食
それに加え
「上川大雪酒造 十勝 純米吟醸 京極貯蔵」
「農口尚彦研究所 本醸造 無濾過生」を御神酒代わりにいただき新年を祝ってます
にしても京極貯蔵は北電が所有する京極発電所のトンネルで1年熟成させた碧雲蔵の日本酒
正に「のまさる酒」ですぐに空いてしまいました
 

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今朝は朝一で旧市街に向かおうと思いましたが
ホテルから旧市街に行く手段として一番頼りのトラムが運休、トラムの駅は封鎖されていました
近くのバス停でバス待ちしていたら今度は地元の方が今日はお休みと親切に教えてくれました
まぁ元旦ですからしかたありません
遠回りですがメトロで旧市街のイスタンブール大学駅まで行ってそこからグランバザールまで歩きます
途中見かけたベヤズット地区にあるバヤズィト・モスク
別名「鳩のモスク」
参拝者に餌をもらうために多くの鳥が集まっていたことからつけられたそうですが、残念ながら当日はそんな鳥たちには出会えませんでした
   

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さて目的地である「グランド・バザール」
世界で最古かつ最大のバザール(市場)
合計30,700㎡の広さに縦横に走る66もの通りには、約4,000軒ものお店が立ち並んでおり
異国情緒が感じられ、トルコ・イスタンブール観光では外せないスポットの一つです
イスタンブール初日にも伺おうと思いましたが、残念ながらその日は日曜日で休日
再度伺う事となりました
 

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そんなグランド・バザール、約15,000人の人々が働いていますが
女性店員の姿はなく男性のみの接客
はやはりイスラム圏に来たんだと感じさせます
 

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売られているのは日常的なものというよりは観光客目当てのものが多く
チャイの用の茶葉にスパイス、トルコ菓子、トルコ特産のオリーブオイルなどいかにもトルコ土産と言ったものが並んでいますが
 

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店頭で目を引いたのがトルココーヒー用の小鍋(ジェズヴェ)
このジェズヴェを使い熱した砂の上でコーヒーが「湧き出る」様子はトルココーヒーの魅惑的な光景です
 

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他にも伝統的なデザインのトルコ・ティーポット
伝統工芸品であるトルコ製のチェス盤が結構並んでいましたが
そういやその昔、チェスをする機械である「トルコ人」なんてのがありましたね
 

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そんなトルコ製のチェス盤は無論
トルココーヒー用カップやトルコで愛されるチャイのグラス
トルコの陶器など土産物がずらりと並ぶお店もあります


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特に色鮮やかな陶器を眺めると
カッパドキア観光でもヒッタイト帝国時代からの陶器の街「キュタフヤ」の話をガイドさんから自慢げにしっかりと聞かされたのを思い起こしました


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ちょっと高級そうな店舗には丁寧に織られたのでしょうトルコ絨毯が並べられていました
 

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もちろんトルコの伝統的なお菓子「バクラヴァ」もあったりとしましたが
先般伺ったエジプシャンバザールと比べるとあちらかに高級そうでいかにも観光客目当てのお店に感じ
てなわけでなにも買わずにバザールを後にしました
 

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旧市街の小高い丘にそびえ立つ壮大なモスク
「スレイマニエ・モスク」
そびえ立つ「4本のミナレット」が配されていますが
ブルーモスクやアヤソフィア、トプカプ宮殿などとともに「イスタンブール歴史地域」の一つとして、1985年にユネスコ世界文化遺産に登録されています


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装飾に頼らない自然な建築物は
オスマン帝国最高の建築と言われています
 

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そんなスレイマニエ・モスクの内部を見学
壮大な空間を作り出す「クッベ」と呼ばれる中央上部の壮大なドーム
高さはなんと53m、直径27.5m
見事としか言いようがありません
しかもこのドームは音響システムとして、空の土甕65個を、大ドームの周りの壁に逆さに設置しているそうで
モスク内全体に説教が聞こえるようになっているのだとか
もう一つ面白いのは天井から吊るされているランプには「クモの巣対策として数百個のダチョウの卵が一緒に吊るされている」ってこと
なにやらクモやサソリがダチョウの卵を嫌いなことからそうされているそうです
 

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そんなスレイマニエ・モスクの入口から入ってきた猫はモスクの中を我が物顔で歩いていますが
これが日常なのか拝礼者は見向きもしていないようでした
逆に言うとネコはムスリムにとっての「真のペット」とみなされている証拠のようです
 

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そうそうモスクの周辺が思ったよりも観光用に整備されショップを多数見かけましたが
そんななかショーウインドにあったトルコのファッションブランド「King Naked(裸の王)」のヌイグルミが目を引きました
  

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スレイマニエ・モスク内部を見学したあと坂を下りてエミノニュ広場にやってきました
広場にはチャイの屋台が出ていて、ちょうど飲みたいと思って並びましたが
なんとこの日は無料でした
どうりでたくさん並んでいるはずです
  

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続いてイスタンブール旧市街と新市街を繋ぐガラタ橋に来てみると
そこにはボスポラス海峡でアジを釣る太公望たちで溢れていました
実は先日も伺いガラタ橋でまるで漁師さんのように大量にアジを釣る人々のエントリーでも紹介しています
 

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今回私どもやってきたわけが、そんなガラタ橋(ボスポラス海峡)で魚釣りをしようというもの
そう日本からインスタンブールまでわざわざコンパクトな釣り道具を抱えてやってきたわけです
 

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ということで有名なフィッシングポイント「ガラタ橋」でアジ釣り
まぁガラタ橋2階がそのポイントのようですが、まるで職業で釣っている人々の中に割り込んで釣る勇気もなく
水面に近い橋のたもとの船着き場付近で釣り糸を垂れることに

実はサバサンドが有名なガラタ橋ってことで、サバ釣りの仕掛けを持ってきたわけですが
釣り針のサイズが少し大きかったようでしたが、魚影が濃いためかはたまた日本製のサビキ仕掛けの性能が良いのか
次々とスレでアジが釣れました
我が家の奥さんの竿にかかった小アジを釣り糸から外すのに忙しく
私が釣る時間がないくらいです
  

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結果、日本から持参したサビキ(赴任先の滝川にあるフィッシュランドで購入したもの)でなんなく
小一時間ほどで1ダースほど釣り上げ
開高健の釣り小説「オーパ」や「フィッシュオン」ばりの海外釣り行を堪能いたしました
 
ちなみに日本から持参した水汲みバケツの性能に地元の皆さんが興味を示されていました
特に付属しているロープで水面までバケツを降ろし水を汲んでいる姿にたいへん驚かれました
というのも地元の方が使う20ℓほどのプラスチックペール缶を持参してきているようですが
駐車場があるわけでもなく、皆さんメトロやトラムで来ているでしょうから
日本製のこうした釣り道具は便利だと言わざるを得ません
日本の商社の方々、今がチャンスです
 

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隣りで釣りをしている地元の仲良くなり、いろいろ教わったのも釣果に繋がった要因です
ちなみに釣った魚はその方にプレゼント
大変喜ばれましたが、まさか日本に持って帰るわけにはいきませんからね
 

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そんな釣り人は地元の方で元警察官だと話をしておりました
毛バリのような針がたくさん付いたちょっと変わった仕掛けでしたが、
汽水域なうえ干満潮の影響で潮の流れがそうさせるのでしょう次々釣れて楽しい
これは癖になりそうですが、雪が本格的に降って来たのでこの辺で納竿いたします
 

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スレイマニエ・モスクの見学後
エミノニュ広場に下りてきたときに見た行列
どうやらかなりの人気店のようです
看板には「バルック・エキメッキ(サバ・サンド」と書かれていますが
サバ・サンドは先ほどまで釣りをしていたガラタ橋周辺の漁師たちが船の上で焼いて売り始めたのがはじまりだそうで
今ではイスタンブールの名物屋台料理として定着しています
ガラタ橋周辺では発泡スチロールの箱の上で焼いているサバサンド(サバラップ)のお店も多く見かけましたが、こうした常設店も最近では数多くなったようです
 

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もっともパンでサバをサンドした「バルック・エキメッキ(サバサンド)」よりも
最近ではサバをトルティーヤで巻いた「バルック・デュルム(サバラップ)」の方が人気のようで
そんな「ザバラップ」を歩きながら食べている観光客を多く見かけます
 

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ちなみにバルック・デュルム(サバラップ)は
炭火で焼いたサバを、サニーレタスや玉ねぎ、パプリカ、にんじん、トマトさらにはザクロなどを
塩、スパイス、オイル、醤油ベースのソースなどで味付けして一緒にトルティーヤに包んだ料理
調理しているのを見ていると、鯖を丁寧に骨抜きするのは無論
日本時にはアレって思えますがサバの皮も剥いて包んだうえで
再度トルティーヤに焼き目をつけて香ばしく仕上げるのが特徴のようです
 

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受け取る際に店内で食べると伝えるとトレーの上に乗せて提供されました
屋台の隣にはサロンと書かれた屋内の施設が有り
吹雪いてきたこともありそちらでいただくことに
  

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テーブルに置かれたレモン汁をかけ頂きましたが
これぞ世界三大料理たるトルコ料理の逸品
ちなみにサバサンドは今回の旅では食しませんでしたが
食べるなら断然ラップタイプがおすすめ
まさに癖になる味でした
 

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雪が勢いを増してきたことからイスタンブール新市街の中心地タキシム広場に舞い戻ってきました
トルコ国内どこに行ってもはためいているトルコ国旗も見て取れますが
このトルコ国旗のデザインはトルコ革命の指導者、初代大統領ケマル・アタテュルクがトルコ革命での勝利の夜に戦場を歩いていて、サカルヤの岩山で流された血の海に、三日月と星が映って見えたとされるという説がもっとも強い説と言われています
トルコ建国の記念碑「タクシム共和国記念碑」にそんなアタテュルクの像がありましたが
さらに奥に見えるのが、雪が積もったタキシム・モスク
中東とは思えない風景です
   

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タキシム・モスクを尻目にホテルに戻る前に立ち寄ったのが
新市街の目ぬき通りであるイスティクラル通りの屋台街
 

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どのお店にも縦型のロティサリーで焼くドネルケバブが客を誘っていますが
今回この「キズルカヤラル・タキシム」という看板のお店に入店


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そのわけがこの蒸し器で蒸された
摩訶不思議なハンバーガー「イスラックハンバーガー(濡れバーガー)」
周りのお店も同様に濡れバーガーを扱っていましたが
実はこのキズルカヤラル・タキシムが濡れバーガー発祥のお店だったからです
  

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小ぶりのビーフパティを柔らかいバンズに挟み
ニンニクとパプリカのスパイスを効かせた絶妙なトマトソースで味付けされ
ショーケースの蒸し器で蒸されています


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そんな濡れバーガーの元祖たるキズルカヤラルで
まるで中華まんじゅうのように食べられるイスラックハンバーガー(濡れバーガー)を堪能いたしました
 

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イスタンブールの屋台B級グルメの代表格
焼きとうもろこし「キョズデムスル」と焼き栗「ケスターネ」の屋台
イスタンブールの観光地ではどこでも見かける屋台です
 

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鍋に湯を沸かせ茹でたとうもろこしを炭火で炙る焼きとうもろこしは食欲を呼び覚まします
価格は最近3年間では20トルコリラから70トルコリラに暴騰しているそうだが
別段それは焼きとうもろこしに限ったことではなく、トルコの物価上昇は桁違いのインフレとなっているそうです
 

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焼きトウモロコシに見られる小さな白いツブは塩で
まさに素朴な味付けでした
 

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ホテルの部屋に持ち帰り冷蔵庫でキンキンに冷やしたビールとともにいただきましたが
焼きとうもろこし「キョズデムスル」は最近の日本のとてつもなく甘いトウモロコシではありませんが
妙に懐かしくなる素朴な味わいでした
合わせるビールはグリム童話『ブレーメンの音楽隊』で知られる童話の街ドイツのブレーメンにあるベックス醸造所の
「ブレーメン1827」
ここトルコでは自国のビールのほかによくドイツのビールを見かけますが
これには第一次世界大戦で、オスマン帝国(現在のトルコ)はドイツやオーストリアの同盟国として戦った歴史があり
ドイツ移民をはじめ出稼ぎのトルコ人が多く、現在約300万人のトルコ系移民が住んでいるといった関係の深さがあるのでしょうね
そんな移民の為か逆にドイツの田舎ではよくドネルケバブのお店を見かけたりもします
  

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船の上から見るイスタンブールの夜景が絶景と聞いて
夜のとばりが降りる頃を狙ってガラタ橋のたもとヨーロッパ側のエミノニュ桟橋にやってきました
この桟橋付近には揺れる船上で販売しているサバサンドのお店が軒を並べています
ボスポラス海峡から少し入り込んだ金角湾を眺めながら食べるサバサンドが人気だそうですが
観光ずれしているのはしかたのないところなので、私自身はここには立ち寄ませんでした
 

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エミノニュからヴァプールと呼ばれるフェリーに乗り対岸のカラキョイ経由でアジア側のカドキョイに渡ります
料金は59,28トルコリラ(日本円で237円くらい)で乗船にはイスタンブールカードが使えました


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船内はクッションが付いたシート席
おそらくは観光客が大半でしょう
私同様にイスタンブールの夜景を237円という破格の価格で楽しもうと乗船されていました


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フェリーはエミノニュ桟橋を出航
まず飛び込んできたのが、ガラタ橋の背景に見える、オスマン帝国時代の美しいモスク「イェニ・モスク」
ライトアップされ2本のミナレットと複数のドームが暗闇に浮かび上がり幻想的な景色を醸し出していました


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フェリーはすぐに対岸のカラキョイに着岸
新市街の夜景がこれまた美しい
手前を横切る船は夜景を楽しめる人気の観光アクティビティ「ボスポラス海峡の観光クルーズ船」
当初はこちらを考えていましたが、1時間半のクルーズはちょいと長すぎますね


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クルーズ船はエミノニュ側に向かうようで
目指す旧市街の小高い丘にはライトアップされた
「スレイマニエ・モスク」が見て取れます
 

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1348年に建設された石造りの見張り塔である「ガラタ塔」もライトアップ
こんな感じで往復500円強の「優雅な航海」を楽しみました・・・
が、帰路のフェリーでは左右を間違えて座り絶景を見逃してしまいました
まぁ旅ではこんな失敗も、次回への糧にはなりますが
  

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イスタンブールの観光スポットは主にヨーロッパ側にありますが
ローカルな下町の雰囲気を楽しみたいのなら、アジア側の街「カドゥキョイ」が最適
そんなカドゥキョイのランドマークである「牛の像」
アジア側のシンボルと言われているのがこの闘牛の銅像です
「権力と勝利」の象徴とされる雄牛は、もともとはフランス領アルザスにあったのだそうですが、ドイツ統治下の1917年に同盟国だったオスマン帝国に贈与され
最終的には1987年にこの場所に辿り着いたのだそうです
私自身上記ののアルザスに関する領有権の問題は
アルフォンス・ドーデが書いた小説『最後の授業』を小学校だか中学校の国語の授業で習った世代なんでなるほどと実感いたしました
  

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アジアとヨーロッパの文化が交差するイスタンブール
そのアジア側にあるカドゥキョイは飲食店が多く活気にみちあふれておりました
写真の有名なベーカリー「ベヤズ フルン」は、クリスマスシーズンはとうに過ぎ去ったにもかかわらず華やかなライトアップが施されていました
 

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私どもも晩飯を食べようとアダリ・ココレチというお店を訪れることに
 

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ここにきたお目当てはトルコのスナック的な
「ミディエドルマ」
お店の外にレモンとともに並べられていました


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店は小さなテーブル席が数席あるだけの狭い店内
そんなスペースにも関わらず置かれた大きな冷蔵庫にはコカ・コーラやスプライト、ファンタなどの缶飲料とともに
トルコの伝統的な塩味のヨーグルト飲料「アイラン」がびっしりと詰められています


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メニューを見ると羊の腸を使ったトルコの伝統料理ココレチがメインで提供されているようで
トマト入り、イズミル風、アトムなど様々な種類のココレチがメニューに載せられています
他にはキョフテ(トルコ風ハンバーグ)とスクク(トルコ風ソーセージ)
そしてお目当てのミディエドルマがありました
この数年のインフレの為、価格の変動が激しいようで
メニューはそのままで価格をテープで修正し載せられています
そう今回訪れたイスタンブールは海外からの観光客をパリと毎年競うような超人気の観光都市ですが
経済のほうはというと自国通貨のトルコリラはここ数年大暴落、以前1リラ20円だったレートがなんと今回の渡航では4円を切っていました
とはいえそんなトルコリラ暴落を上回るような物価高にさいなまれているようで、今回の旅ではリラ安の恩恵には預かれませんでした
 

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肝心のミディエドルマの料金は1個15トルコリラで
今回は2人で20個堪能(計300トルコリラ:日本円で3,795円)させてもらいました
 

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そんなミディエドルマはムール貝に香辛料の効いた「ピラウ」というトルコのご飯料理を
ムール貝の殻に詰め込んだ料理
レモンをたっぷり搾っていただきましたが
米好きの日本人にはたまらない逸品でした
 

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食後にサービスでチャイが出てきたのもい嬉しいところ
こいつを飲んだらまたフェリーに乗ってヨーロッパ側のカラキョイに戻ります
 

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イスタンブール・アジア側のカドキョイで「ミディエドルマ」を堪能したあとは
フェリーでヨーロッパ側のエミノニュ桟橋まで舞い戻り
その後、メトロでインターコンチネンタルホテル・イスタンブールに帰ってまいりました
 

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そういやホテルではIHG One Rewardsの会員特典のウェルカムドリンクにありついていないと
最上階にあるシティライツ・バーに伺うことに
ここは前日のカウントダウンパーティたるガラディナーの際には€400だった席で快適に過ごさせていただきました
 

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シティライツ・バーは最近リニューアルされたらしく
お洒落な雰囲気一杯
 

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眺望の良いガラス張り、しかも最上階だけあって
ボスポラス海峡を行き来する船やライトアップされたモスクがよく見えます
 

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メニューはタブレット
カクテルは1杯950トルコリラ(日本円で3,800円くらい)とお高め
もっともウエルカムドリンクとしていただくので支払いは発生しません
 

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いつものようにここではモヒートをオーダー
優雅な時間を愉しみました
 

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