先週の日曜日、旧江部乙中学校で行われた、宇宙スタートアップ企業LETARA(レタラ)のオープニングセレモニーに顔を出しました
まぁ仕事の関係もあったのですが、元々私が宇宙に関連するものが大好きで
10年前にはスミソニアン国立航空宇宙博物館を訪ねたり
NASAのケネディ宇宙センターや
JAXAの内之浦宇宙空間観測所
JAXAの角田宇宙センターを訪ねたりしていたくらいで
宇宙開発に関する研究開発を進める企業が身近にあると言う事で、仕事のみならず、これは行かねばならないと思っていた施設そしてイベントでした
youtubeにそんなletaraを紹介する
完全に安全なロケット推進技術 [ Letara株式会社 ] 北海道大学認定スタートアップ [ Long ver. ]と題した動画があったのでここに貼っておきます
さてその「Letara(レタラ)」は人工衛星などのエンジンを開発する企業で
プラスチックでできている固体燃料と液体の亜酸化窒素の燃焼を利用した小型ハイブリッドエンジンの製造・販売に向けて研究開発を行っているそうです
ちなみにそのレタラの名はアイヌ語の「真っ白」から来ているそうで、真っ白な雪原に新たに踏み入れるといったフロンティア精神を示しているそうです
もともと研究は北海道大学でやっていたようですが
今回大学を離れ、滝川市の旧江部乙中学校の校舎等を新たな研究開発の拠点として利用することとなったようです
滝川市もそうしたバックアップを行っているようで、オープニングセレモニーのテープカットでは前田滝川市長も駆けつけました
テープカットでは古くからこの事業にかかわってきた植松電機の植松社長も来賓として参加
子供向けにロケット教室なども行っていましたが、終始笑顔で対応していました
この日は旧校舎に設置された機器類を自由に見学できるとのことでした
(実は以前、仕事として視察の際に見学させていただいてましたが)
まず目に弾いたのが宇宙環境を模擬的に再現し耐性試験を行う熱真空試験機
そして製品に機械的振動を与えて信頼性・耐久性を試す、振動試験システム
プラスチック燃料を作る3Dプリンタ「CREALITYの3Dプリンタ」
部品の制作・修正を行う製造・加工室には
高度な施削・高精度加工ができるCNC/普通旋盤が置かれていました
これは滝澤鉄工所のTAC-360でしょうか
こうして最新の機器類が並んでいました
オープニングセレモニーではこのレタラの施設名を「ポラリス」に決定したとのことでした
ポラリスは北極星の事で、北極星は別名「北辰」ともいうそうで、ここ旧江部乙中学校のルーツが北辰中学校であったこともその理由の一つだったそうです
北極星は天測航行を行う際に正確な測定をするための固定点
是非とも今後、北海道での宇宙開発の指針となってほしいものです
コメントする