ケネディ宇宙センター「アップクロース・エクスプロアー・ツアー」まずはビジターコンプレックスへ

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今から60年近く前の1961年、当時のアメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが「1960年代の間に月への有人飛行を実現する」と述べ、その宣言通り1969年にアポロ宇宙船が月に降り立ちます
ケネディスペースセンター (John F. Kennedy Space Center; KSC) の入り口には、そんなケネディの肖像画に加え、その宣言が刻まれていました
 

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さて昨晩、というか今朝がたと言ってもよいくらいお時間に
オーランドのホテルにチェックインしたのですが、さして練る間もなく
翌朝は朝早くにツアーバスの出向いが有りました
そのツアーとはケネディ宇宙センター・アップクロース・エクスプロアー・ツアー
オーランドからは50マイルほどの距離にあるこの施設
子供のころから恋焦がれていた「NASA」の本家、ケネディースペースセンターに
ようやくこの年で訪れることが出来たというわけです
ちなみに日本人ガイドが同行するので、英語ツアーよりも詳しく内容を把握できそうです
 

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スペースシャトルを運ぶ台車を模したゲートを潜るとそこはケープカナベラル
オーランドからは1時間のバス旅で
ここにはアポロそしてスペースシャトルを打ち上げたケネディスペースセンター(KSC)があります
ここは実写版「宇宙兄弟」のロケ地にもなったことでも有名な施設です
 

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今回はツアーなので、入場券の購入を含めすべてガイドさんにお任せ
入場ゲートを潜るとそこでロケットガーデンが出迎え
これらのロケットは実際に使用されなかったものですが、スペアとして作られたもの
そう使用可能なものとして作られた物なんだそうです
そのガイドさん曰く、前回フロリダを襲ったハリケーンでこのロケットの一部も崩壊したのだとか
 

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ゲートを潜るとすぐに
アメリカの宇宙飛行士の殿堂「U.S.ASTRONAUT HALL OF FAME」が有りましたが、残念ながらこの日はやっていませんでした
マーキュリー計画から始まるアメリカの有人宇宙飛行の歴史に関する展示物が有りますが
NASAといえば映画「ザ・ライトスタッフ」が私としては一番印象があるので、これはちょっと残念

それにこのケネディ宇宙センターからはスペースシャトルに乗って国際宇宙ステーション「ISS」のモジュールも打ち上げられたことから、ここにはそんなISSの展示もあります
ちなみにその下には参加した15カ国
アメリカ、ロシア、カナダ、日本、ESA加盟の各国(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス)の国旗も有りました
 

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ビジターコンプレックスには国際宇宙ステーションのユニットも模型もありました
 

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アメリカは再び月を目指すようでケネディスペースセンターには
月面有人探査に使用する宇宙船である次世代有人宇宙船オリオン
円錐形の司令船も展示されていました
この宇宙船が再び月に向かって、飛び立つことを祈りたいものです
 

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さていよいよここの目玉「ビジターコンプレックス」へ
入り口でアトランティスの赤茶色の外部燃料タンクの両側に装着された固体燃料補助ロケットを再現した高さ56mの実物大模型が迎えてくれました
 

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さてこのビジターコンプレックス
先ずは映像にてスペースシャトルの計画を立ててから、それを実現するためのスペースシャトルの苦悩と挑戦の歴史のドラマを鑑賞
その後、アトランティス号とドラマティックな演出で対面!できました
(このあたりはネタバレになるので実際に見て感動してください)
 

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33回の宇宙ミッションをこなしたNASAのスペースシャトル アトランティス号
カーゴからのアーム「カナダアーム」が展開されている様子が見て取れました
 

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スペースシャトルメインエンジンも展示
ロケットダイン社製の液体燃料ロケットエンジン
NASAはこれらのエンジン、次の計画で使用することを考えているようです
 

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このエンジンがオービタ後部に3基装備されていますが
推力は555トン、馬力には換算するのは妥当ではありませんが約48万馬力くらい
残念ながら鉄腕アトムの100万馬力にはかなわぬようです
もっとも補助ロケットを合わせると174万馬力にはなるようですが
 

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スペースシャトルといえば背面に貼られた耐熱タイル
大気圏に再突入する際、機首先端で1600℃になりそれにに耐えられるシャトルのお腹部分がよく見てとれました
 

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アトランティス号はケネディ宇宙センターのビジターコンプレックスの目玉
ちょっくら動画に撮ってみました
 


 

エアストリーム社製のキャンピングトレーラーを気密室に改造した移動式隔離施設
アストロバンのエアストリーム・エクセラ
 

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アポロ時代から使われる、このエアストリーム
エアストファンの殆どはこうした理由からキャンパーにエアストリームのトレーラーを選んでいるのではと思わせます
 

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これはNASAの施設を見て回った後、再度ビジターコンプレックスに戻ってきた話ですが
スペースシャトル体験アトラクション『シャトル発射体験』も体験

 
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スペースシャトルの垂直発射をシャトル風の乗り物の中で離陸する時の衝撃や轟音を、宇宙飛行士と同じように実感できるアトラクションでした
 

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こちらのはスペースシャトルのコックピットも再現
まるで航空機のグラスコクピットのようです
 

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ここには宇宙飛行士がシャトルのマニュピュレーターを操作するジョイステックもありました
 

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さて次は実際にアポロやスペースシャトルなどの有人飛行船がの打ち上げられた
バナナリバーへ

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このページは、r-ohtaniが2019年12月22日 20:43に書いた記事です。

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