奥尻島2008の最近の記事

離島シリーズ

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(画像はハートランドフェリー・ホームページより拝借)


我が家ではひそかに離島がブーム
これはもしかすると椎名誠の「あやしい探検隊」シリーズが影響しているかもしれない

まあ離島といっても我が家はやはり食がメイン
一昨年は焼尻島に渡り、島っ子食堂で幻のジンギスカン(サフォーク羊)を食べてきた

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昨年は八丈島でクサヤを炙るなど、例年離島に渡っている

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そこで今年は奥尻島を目指すことにした
この連休は青森を数台のキャンピングカーで廻るという美味しい話もあったのだが、ここ数年の奥尻への思いが今回の離島観光となった

キャンピングカーを使うことも考えたが、なにやら知人のHPをみると島には海産物は販売しておらず、民宿がお勧めのようなことが書いてある
燃料も高騰しているとのことなので、キャンピングカーは置いていき
民宿+レンタカーで楽しむことにした
釣りもしたいと民宿に相談したら釣竿を貸してくれるとのこと
港でカレイやホッケ釣りでもすることにしよう
 

奥尻航路

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近くて遠い島、奥尻にはそんなイメージがある
札幌から島へ行くルートとして、まず飛行機があげられるが千歳からの直行便はなくHACの運行する函館経由の便のみ、これだと時間のロスそのうえ割高となってしまう
そこで陸路を自家用車で瀬棚まで行きそこからフェリーで向かうことにした
ただ札幌から瀬棚までは200km超と結構な距離、しかもフェリーの出港が午前9時20分ということもあり
札幌を夜も明けやまぬ4時半に出発した
 
 
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少し早めにフェリーターミナルに到着、2Fの食堂で朝食をとっているとこれから乗船する「ニューひやま」が入港してきました
船体側面には奥尻島の海岸線を美しく彩るエゾカンゾウが描かれております

ちなみに「ニューひやま」は北海道南西沖地震の際、間一髪で津波の被害を回避し、その後の復興に向けて不眠不休で人や物資を運んだそうです
 
 
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今回の渡航は海の日を絡めた連休にあたりフェリーも混雑してるだろうと
2ヶ月前に一等ラウンジを予約しておきました(割引が利いたと言うのもありますが)
ただ行きは連休中日の朝、割と不便な時間ということでしょうかそれほど混雑しておりません
これなら二等席の座敷でごろ寝も悪くないななどと思ってましたが
帰りの便は大変でした、数社のツアーが大挙して加わり乗船、40分前には乗り始めそして席取り合戦です
ちょっとした階段まで席として利用され、フェリーで貸し出しているのかゴザをひいて甲板で過ごす方までおりました
帰りは指定席である一等席の価値が倍増といったところでしょうか
 

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この一等席の席自体は飛行機でいうところのビジネス席よりは少し広めで、目一杯席を倒せばゆったりと寝ることが出来ます
ここで昨晩の睡眠不足を補います
一時間半たっぷり寝てきました、おかげで船上からの風景の記憶はありません 
 

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帰りもそうでしたが、波も無くいわゆる凪ぎ状態
昔々バイクを載せて新潟や水戸に渡ったとき、それに一昨年焼尻に行ったときや流氷観光(あたりまえか)もそうでしたが、今のところ揺れるフェリーの経験がありません
う~ん、「晴れ男」ならぬ「凪ぎ男」の称号も悪くないな
 

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室津祭り

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「うにまる君」に迎えられ奥尻港に到着
早速レンタカーを借り青苗港を目指します
 
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今回キャンピングカーは置いてきました
というのも奥尻を往復するフェリーの料金が割高なのと、奥尻にキャンピングカーで泊まるに適した魅力あるキャンプ場が有るように思えないからです
たとえキャンプしても地元らしい食材が手に入りづらいなどがあげられますが
何よりも復興された奥尻にお金を落としていくというのか、同じ道民として頑張っていただきたいという思いもあります

これが正解でした復興された奥尻の道路でしたが思ったよりも狭く
軽自動車同士でもすれ違えないような所があり、ところどころで片側に避難しすれ違うほどです
まあ観光バスも走ってますので走れないことはないのでしょうが、かなり辛いところです
この辺は島民の方はよく心得ているのかマナーは驚くほど良く、そんな場所では避けて待っていてくれます
 
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走り始めてすぐに奥尻島のシンボル「なべつる岩」が見えてきました
この岩も震災の際、被害にあったとか
ちなみに岩を取巻く海は奥尻ブルーと言うのか、見事な藍色です
ハワイの海の色に例える方もおりますが、その通りかもしれません
 
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そうこの連休には奥尻三大祭りに数えられる「室津祭り」が開催されます
会場では漁船を中心にイベントが行われていましたが、お目当ては
奥尻らしく「海の幸味三昧」という美味しそうなイベントです
  

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いや実際美味しかった、会場で売られていた
海の幸のBBQ(1,000円)とウニ汁(300円)です
 

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ウニ・アワビ・ホタテなど炭火で地元の方に焼いていただき、いやもとい
ホタテの焼き方なぞ「平たい面から焼き開いたところでひっくり返し番を外してふたのように載せるなどなど・・」
海産物の焼き方を伝授していただきました
 
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餅まきです
まいたお餅に群がるところを写真に撮ろうと横から構えていたところに
目の前にお餅が・・・・・正面で構えていた方より簡単にGET
やはりコレは縁起物ということで頂いてきました
 

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奥尻島津波館

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昨晩も地震がありました、被害に合われた方にお見舞申し上げます

さて海辺で暮らす方にとって地震は即、津波を想像させるようです
今回宿泊した民宿にも目立つ場所に「防災行政無線」がありました
昨晩などは津波に関する放送が有ったのでは・・・と思わせます
 
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平成5年7月12日奥尻島を襲った津波は尊い犠牲や甚大な被害をもたらしましたが
その事実を後世に残すため「奥尻島津波館」が作られたとか
折角なので見学に行くこととしました

内容はというと、いかにも箱物というのでしょうか
写真や模型、そしてイメージのオブジェの数々
しかも困ったことに解説付です
 
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津波のあったのは12日午後10時とまだ宵の口でしたが、翌日はウニ漁解禁日ということで皆さん、早めに就寝していたそうです
この辺も犠牲者の数に影響しているかもしれません
 
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どちらかというと強制的に映像ホールでドキュメント作品を2本みてきましたが、そのうちの「災害の記録」は見ている場所が場所だけに臨場感がありました
これを見ながら、そういえば当事ニュースで家ごと海に流され漂流した家の屋根の上で救助を求めていた方もいたがどうなったんだろうか、など思い起こします

もう一つ思い出しました
水中写真家の中村征夫さんが雑誌かなにかに書いていたのですが
津波のあったちょうどその日、奥尻島の青苗に取材訪れていた中村さんは昼間、宿の犬を散歩させていたそうですが
そのときたまたま避難路を歩いていたため、夜間避難する際、迷わず避難路を高台まで駆け上がることができ九死に一生を得たと・・・
犬に命を救われたと確かそんなことが書かれていました

今では奥尻の語り部としてそのときの様子を語っているそうですが、今回この奥尻島津波館を訪れたことにより、中村氏の講演を聴いてみたくなりました

神威脇温泉

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奥尻津波館を後にし奥尻西海岸をドライブ、温泉を目指します
青苗を出たあたりでアオサギ?に迎えられましたが、その優雅に飛んでいる下には田んぼがありました、そうここ奥尻は離島であるのにもかかわらず、稲作が行われております、これって結構珍しいとか
 
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途中の海岸には奇岩が転々とありますが、そのうちの一つの岩の脇で海キャンを見かけました
なんだか「怪しい探検隊」そのものに見え羨ましく思えます
 
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観光なので北追岬くらいは覗いて、その後は島で唯一の温泉「神威脇温泉」で一っ風呂
ちなみに近くにある緑館はここから温泉を引いているとか
 
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この温泉には露天風呂はありませんが、2Fの湯船からは港と日本海が眺望できます
ただしゆったりと湯に浸かって眺めたくてもそれには無理があります
なぜならとにかくこの温泉の熱いのなんのって、噂以上でした
なにやら源泉は66度
42度に薄めていると書いてありますが・・・・
島の皆さんは熱いお風呂が好みのようで、あまり水で冷ませません
ただ慣れると癖になるようで翌日も入りに来てしまいました
 

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佐藤義則野球展示室

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「佐藤義則」といえば野球ファンなら山田投手などと共に阪急ブレーブスの一時代を築き上げた投手としての印象が強く残っているでしょう
がしかし、そこは同じ「どさんこ」として北海道日本ハムファイターズの投手コーチの手腕を思い起こさずにいられません
 
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記憶に新しい2007年のパリーグ優勝、そして何よりも2006年の日本一と道民の夢を実現してくれましたが、特に日本ハムは超がつくほどの貧打線
ピッチャーが重要なのは勿論それを支える投手コーチの功績はきっと大きいものがあったかと思われます

現在は解説者をされているようだが、いつの日か監督として帰ってきてもらいたいものです
ところでその佐藤義則はここ奥尻島出身

奥尻港ちかくのうにまる公園には「佐藤義則野球展示室」と名づけられた施設がある
宿に入る前ちょっと時間がるので中を覗いてみた
 
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ユニホームなどの展示が主だが、その中に「シアトル・マリナーズ」のものがあった
あれっメジャーリーグに挑戦したっけ、と記憶をたどったが・・・・
良く見ると指導者として勉強に行った際のものとの表記があった
 

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ここでもビデオ映像を鑑賞
阪急・オリックス時代の映像だった、そういえばイチローとチームメイトとしてグランドにたってたっけ~と話していると
ひょろひょろとしたイチローがセンターの守備についてました
 
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そうそう「うにまる公園」にはうにまるモニュメントがあり、夜ライトアップされるそうですが、今回は昼のみ見学です
 

御宿(おんじゅく)きくち

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今回お世話になった宿は「御宿(おんじゅく)きくち 」奥尻港近くの民宿でした
普段旅行にはビジホを利用することが多いのですが、流石にここ奥尻にはビジホはありませんし
どうせなら美味しいものを食べたいということで、今回この宿といたしました
 

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この時期はウニ・アワビの季節
特にアワビはここ奥尻でも減少傾向にあるようで、最近では「あわび種苗育成センター」で育てられたアワビ稚貝を放流し資源回復が図られているようです
そんなアワビの地獄焼き、そして鮮度抜群のアワビのお刺身
 

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ウニは生でも頂きましたが、このウニ鍋が絶品でした
 

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そういえば奥尻へ渡るフェリーはほとんど揺れませんでした、温泉でご一緒した地元の方も言ってましたが、海はめったに無い凪ぎだそうです
覗き眼鏡を口にくわえ、足で櫂を操りながらウニを採るそんな作業ですから、凪ぎにこしたことはなさそうです
ウニ漁日和といったところでしょうか
 

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たまたま漁港で釣りをしているとエンジン音高らかに戻ってくるウニ漁の漁船とも遭遇
漁船には箱一杯のウニが積まれていました
 
豊漁だったのか、宿でもおすそ分け
 

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満腹になりましたので、外を散歩
目の前の砂浜はキャンプ場
遠くにはイカ釣船が煌々と日本海を照らします
 

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ああ、コリコリした新鮮なイカ食べたいな~と思っていたら
出てきました、朝食には
透き通ったイカ刺しが・・・・・
 

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白く味の凝縮したイカも美味しいのですが、この歯ごたえのあるやつはこういったとこでなければ味わえないようです
ここのご主人、元ホテルの和食懐石料理人ということですが、いや~旨かった

奥尻島・防波堤釣り

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釣りのメッカ「奥尻島」に来たならば釣りをせねばなりません
釣りの季節は先月くらいまでとのことでしたが、そこはいたし方ありません
1泊2日の短い日程ですが、時間をやりくりし夕方と早朝に漁港で釣り糸をたらしました
 

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まずは民宿から車で5分ほどの宮津漁港へ
ここは散々でした
釣り糸を防波堤内にたらすとすぐに地球が釣れます
そうです根掛が頻発します、その都度、仕掛けとエサ付け
周辺にはボルトなど捨てオモリに使われただろうものが散乱してますので、ここは魚釣りではなく地球釣りのメッカだったかもしれません

ただ程よい気温で風も無い夕暮れ、こんなシュチュエーションで必ず訪れるはずの「蚊」の姿が見当たりません
ぼーずでしたが気持ちの良い時間を過ごしました
ちなみに夕方食事の後、民宿の周りをぶらつきましたがやはり蚊や蛾が見当たりません
何よりも水銀灯に群がる姿すらありませんのでここはそういったところなのでしょう
 

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お腹がすいてきましたので、キリのいいところで納竿
ついでなので「宮津弁天宮」へ
ここは海に突き出た岬の高台にあるお社です
社からは釣りには絶好の岩場が見えました
こっちでも良かったかな
 

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翌朝は5時に起きて再度漁港へ向かいます
ただ昨日の宮津漁港は根掛かりばかりだったので、場所を稲穂漁港へ移しました
まあ坊主でも帰りには「賽の河原」にでも寄って帰ろう(ちなみにその「賽の河原」帰路に寄って行きました、キャンプ場にもなっているようでキャンカーで来られている方が1組とテントキャンパーが数組、風が強いときにはちょっと厳しそうなキャンプ場でした)
 

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さてそう思ってウニ漁から帰ってくる漁船を眺めていると、来ました
ひきが・・・・・
 

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釣れたのは「ウミタナゴ」
とりあえずこれで2日連続の坊主からは逃れられることが出来ました
結局釣れたのはこれ1匹
魚の名前は帰ってから民宿の方に教えていただき、その上捌いて頂きました
(流石に料理人綺麗に開いて頂きました)
自宅に帰ったら即、酒の肴となります
 

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今度は秋か春先にでもリベンジしたいものです
 

奥尻島2日目、朝飯を済ませ宿を出たらフェリーの時間まで島内観光
まずは奥尻島で2番目に高い「球島山」(標高369m)へ
 

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360度のパノラマを期待してましたが、残念ながらガスってて遠くまでは見渡せません
それでも奥尻港近くの鍋釣岩でしょうか、なんとなく見えます
 

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続いて「復興の森」
樹齢100年を超える北限のブナやミズナラの木々に覆われた森
特にブナの樹のその下には絨毯のように落葉が広がっている
歩くとそれは絨毯というよりもクッションの上を歩いているように厚く積もっていた
なるほどブナの森がダムと同じ役割をしているのがよく判る

それにこの森の生んだ腐葉菌が溜められた雨水とともに徐々に川から海へと運ばれ、近海のプランクトンが活性化され豊かな奥尻の海が形成されていく
森と海との密接な関係
この復興の森と名づけられた森にも伐採されつつあったこのブナの森に脚光を浴びせつつあるようだ


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最後に「おくしりフットパス」
2時間ほどのトレッキングコースですが、今回時間が無いので終点から程近い竹林のみの散策
そうここ奥尻島には北海道では珍しい孟宗竹の竹林があります
(付近にはオオウバユリの群落もありました)

これも松前藩が植えたものなのだろうか?

奥尻ブイヤベース

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「奥尻ブイヤベース」
タラ・エビ・ムール貝等、奥尻の魚介を使ったブイヤベースです
季節だからでしょうか、その上にウニまで乗っていました
 

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ブイヤベースは南フランスの名物料理
本場マルセイユでは「ブヤベース憲章」があり、ことこまかにレシピが決められている
小魚など海産物で採ったスープに脂ののった白身魚を、ムール貝、ハマグリ、オマール海老とあるが
ここ奥尻のそれは随分異色のようだ

でも濃厚なスープと新鮮な魚介類
とても一皿1,000円とは思えませんでした
これは是非とも奥尻の名物となっていただきたいものです

さてパンと白ワインが欲しいが
このあとフェリーで瀬棚に戻ったら車の運転が待ってます
飲めません(^^ゞ

ちなみに奥尻では3軒ほどで出されていますが、どこも要予約だそうです

G8 サミットパン

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奥尻からの帰路寄ったのが、先月サミットのあったザ・ウィンザーホテル洞爺
そこのパン屋「オテル・ド・カイザー」数年ぶりの訪問です
 

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サミットで写真撮影に遅れたサルコジ大統領
遅れたわけはこのパン屋に寄っていたとのことでしたが
新妻のカーラ・ブルーニさんへのお土産探しに時間がかかったのでしょうか
と、話題になるほど美味しいパンです
午後4時頃訪れた頃にはほぼ売り切れ
ただし頼んだら奥から出してくれました
北海道洞爺湖サミットを記念して出された
「G8 サミットパン」セットです

 

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